JP2013123165A - 撮像装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】適切に回転された画像を提示可能とすることを目的とする。
【解決手段】撮像手段と、重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、判定手段により重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、撮像手段で撮像された撮像データを回転させる回転手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図3
【解決手段】撮像手段と、重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、判定手段により重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、撮像手段で撮像された撮像データを回転させる回転手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、様々なシーンで監視カメラや監視システムが普及してきている。そこに、カメラ技術やネットワークカメラの技術が応用されてきている。
従来のネットワークカメラには、パン・チルト機構をもったものがあった。また更に、光軸を回転させるローテーション機構を有するネットワークカメラや、画像処理による切り出し・回転等を行う表示機構もあった。
また、一般の民間人が飛行機、気球、パラグライダー等を利用することや、宇宙船に搭乗して宇宙空間に滞在する等が可能になってきている。また、航空機の自由落下で無重力状態を体験させるようなことも行われてきている。
例えば、特許文献1では、移動体に備えられたカメラが傾斜角に応じて鉛直を保持するようにカメラ姿勢を保持するカメラが開示されている。
また、特許文献2では、電動によるパン、チルト駆動機構と同じく電動による光軸を回転するローテーション機構を有するネットワークカメラが開示されている。
また、特許文献3では、加速度センサで無重力状態を検出して、自由落下時等の無重力継続時間を報知するような装置が開示されている。
従来のネットワークカメラには、パン・チルト機構をもったものがあった。また更に、光軸を回転させるローテーション機構を有するネットワークカメラや、画像処理による切り出し・回転等を行う表示機構もあった。
また、一般の民間人が飛行機、気球、パラグライダー等を利用することや、宇宙船に搭乗して宇宙空間に滞在する等が可能になってきている。また、航空機の自由落下で無重力状態を体験させるようなことも行われてきている。
例えば、特許文献1では、移動体に備えられたカメラが傾斜角に応じて鉛直を保持するようにカメラ姿勢を保持するカメラが開示されている。
また、特許文献2では、電動によるパン、チルト駆動機構と同じく電動による光軸を回転するローテーション機構を有するネットワークカメラが開示されている。
また、特許文献3では、加速度センサで無重力状態を検出して、自由落下時等の無重力継続時間を報知するような装置が開示されている。
上述の特許文献1に開示された従来技術では、重さや、前後方向の平面上の加速度によって鉛直や向きを判断し、姿勢制御するようにしたものである。
しかしながら宇宙空間や自由落下等の状況下で、重さは利用できず、加速度も利用できない、無重力の場合がある。
また、特許文献2に示した従来技術では、パン・チルト・ローテーションを制御させるものである。しかしながら重力の方向が変わることを考慮して制御を変更させるものではなく、想定されている制御が適切ではない可能性があった。
また、特許文献3に示した従来技術では、無重力状態を検知することが可能である。しかし、無重力の期間を報知するだけに留まるものである。
しかしながら宇宙空間や自由落下等の状況下で、重さは利用できず、加速度も利用できない、無重力の場合がある。
また、特許文献2に示した従来技術では、パン・チルト・ローテーションを制御させるものである。しかしながら重力の方向が変わることを考慮して制御を変更させるものではなく、想定されている制御が適切ではない可能性があった。
また、特許文献3に示した従来技術では、無重力状態を検知することが可能である。しかし、無重力の期間を報知するだけに留まるものである。
本発明は、重力の変化に応じて、適切に回転された画像を提示可能とすることを目的とする。
そこで、本発明は、撮像手段と、重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像手段で撮像された撮像データを回転させる回転手段と、を有する。
本発明によれば、重力の変化に応じて、適切に回転された画像を提示可能とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1の監視カメラ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU110、1次記憶装置120、2次記憶装置130、ビデオキャプチャI/F 140、機器I/F160、監視カメラI/F190が内部バス180を介して相互に接続されている。
ここで1次記憶装置120は、RAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種プログラムの作業領域としても使用される。
2次記憶装置130は、FDDやHDD、フラッシュメモリ、CD−ROMドライブ等に代表される不揮発性を持った記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。
ビデオキャプチャI/F 140には撮像部145が接続され、撮像部145が撮影した画像データを所定のフォーマットに変換・圧縮して1次記憶装置120に転送する。
機器I/O 160にはI/O機器165が接続され、外部からの信号・割り込みを受け付けたり、外部への信号の出力等を行なったりする。
監視カメラI/F 190は、従来からあるCCTVカメラのように出力されてDVR等の録画機器に接続するためや、ネットワークカメラとしてのネットワーク等の通信媒体を介して各種クライアントとの通信を行うためのI/Fを担う。
図1は、実施形態1の監視カメラ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU110、1次記憶装置120、2次記憶装置130、ビデオキャプチャI/F 140、機器I/F160、監視カメラI/F190が内部バス180を介して相互に接続されている。
ここで1次記憶装置120は、RAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種プログラムの作業領域としても使用される。
2次記憶装置130は、FDDやHDD、フラッシュメモリ、CD−ROMドライブ等に代表される不揮発性を持った記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。
ビデオキャプチャI/F 140には撮像部145が接続され、撮像部145が撮影した画像データを所定のフォーマットに変換・圧縮して1次記憶装置120に転送する。
機器I/O 160にはI/O機器165が接続され、外部からの信号・割り込みを受け付けたり、外部への信号の出力等を行なったりする。
監視カメラI/F 190は、従来からあるCCTVカメラのように出力されてDVR等の録画機器に接続するためや、ネットワークカメラとしてのネットワーク等の通信媒体を介して各種クライアントとの通信を行うためのI/Fを担う。
ここで監視カメラ100の1次記憶装置120上には、図2に示すように、撮像プログラム300、検知プログラム310、判定プログラム320、配送プログラム330、がロードされる。CPU110が各プログラムに基づき処理を実行することによって、撮像部、検知部、判定部、配送部等の各機能が実現される。
また監視カメラ100の2次記憶装置130上には、配送データ370、機器データ380、撮像データ390、設定データ395、等が保存される。
撮像部は、撮像部145からの映像をビデオキャプチャI/F140で処理し、2次記憶装置130に撮像データ390を保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
検知部は、I/O機器165からの重力センサの情報を受け機器I/F160で処理し、2次記憶装置130に方向や大きさ、或いは無重力状態という機器データ380を保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
配送部は、後述する配送データ370の更新を受け、ネットワークI/F190から配送データ370を所定の機器に出力するものである。
CPU110がプログラムに基づき処理を実行することによって、監視カメラ100の機能や監視カメラ100における情報処理を示す後述するフローチャートの各ステップの処理等が実現される。
また監視カメラ100の2次記憶装置130上には、配送データ370、機器データ380、撮像データ390、設定データ395、等が保存される。
撮像部は、撮像部145からの映像をビデオキャプチャI/F140で処理し、2次記憶装置130に撮像データ390を保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
検知部は、I/O機器165からの重力センサの情報を受け機器I/F160で処理し、2次記憶装置130に方向や大きさ、或いは無重力状態という機器データ380を保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
配送部は、後述する配送データ370の更新を受け、ネットワークI/F190から配送データ370を所定の機器に出力するものである。
CPU110がプログラムに基づき処理を実行することによって、監視カメラ100の機能や監視カメラ100における情報処理を示す後述するフローチャートの各ステップの処理等が実現される。
次に、判定部による判定処理の一例を図3に示す。
s401で、判定部は、設定データ395を読み込む。設定データ395では、例えば「90度」といった所定の第二の角度が示される。これは予め監視カメラ100として持たされる規定値でもよいし、一般的なUIを持った設定ダイアログによって設定されるものでもよい。UIを持った設定ダイアログは、実施形態2で後述する。
s402で、判定部は、イベントを待つ。
s410で、判定部は、撮像データ390が更新されたか否かを判定する。撮像データ390が更新された場合、判定部は、s411に進み、検知部より得られる機器データ380を取得する。これは従来からあるような重力をベクトルで表すようなデータであり、方向と大きさとが示されるものである。例えば、地上での重力は、鉛直方向を0度として、角度0の大きさ1Gで表わされる。
s401で、判定部は、設定データ395を読み込む。設定データ395では、例えば「90度」といった所定の第二の角度が示される。これは予め監視カメラ100として持たされる規定値でもよいし、一般的なUIを持った設定ダイアログによって設定されるものでもよい。UIを持った設定ダイアログは、実施形態2で後述する。
s402で、判定部は、イベントを待つ。
s410で、判定部は、撮像データ390が更新されたか否かを判定する。撮像データ390が更新された場合、判定部は、s411に進み、検知部より得られる機器データ380を取得する。これは従来からあるような重力をベクトルで表すようなデータであり、方向と大きさとが示されるものである。例えば、地上での重力は、鉛直方向を0度として、角度0の大きさ1Gで表わされる。
s412で、判定部は、機器データ380の重力ベクトルが、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えたか否かを判定する。機器データ380の重力ベクトルが、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えた場合、判定部は、s413に進み、撮像データ390を、予め設定データ395によって決められた角度に回転させる画像処理を行う。回転された画像データは配送データ370として2次記憶装置130上に置かれる。
より具体的には、例えば、判定部は、機器データ380の重力ベクトルが0.5Gを下回った場合、設定データ395で定められた「90度」といった所定値を用いて、画像を+90度(時計回りに90度)回転させる。
s412の判定で、機器データ380の重力ベクトルに所定の変化がなかった場合、判定部は、s414で撮像データ390をそのまま配送データ370として2次記憶装置130上に置く。
その後、s402で、判定部は、イベントを待つ。
s490で、判定部は、終了イベントを受け取ると、判定処理を終了する。
このようにすることで、監視カメラが通常の重力状態にある場合は当初の設定のまま撮像された映像が配信され、通常と重力ベクトルが閾値以上に相違するような場合には、所定の設定値に基づいて回転された映像が配送される。
例えば、駐機中・駐車中は機外・車外の水平を基準にし、重力変化のある場合は機内・車内の水平を基準にする、と言うようなことが可能になる。
より具体的には、例えば、判定部は、機器データ380の重力ベクトルが0.5Gを下回った場合、設定データ395で定められた「90度」といった所定値を用いて、画像を+90度(時計回りに90度)回転させる。
s412の判定で、機器データ380の重力ベクトルに所定の変化がなかった場合、判定部は、s414で撮像データ390をそのまま配送データ370として2次記憶装置130上に置く。
その後、s402で、判定部は、イベントを待つ。
s490で、判定部は、終了イベントを受け取ると、判定処理を終了する。
このようにすることで、監視カメラが通常の重力状態にある場合は当初の設定のまま撮像された映像が配信され、通常と重力ベクトルが閾値以上に相違するような場合には、所定の設定値に基づいて回転された映像が配送される。
例えば、駐機中・駐車中は機外・車外の水平を基準にし、重力変化のある場合は機内・車内の水平を基準にする、と言うようなことが可能になる。
また、s412での判定を、重力ベクトルが無くなった場合、つまり無重力に限定させるという本実施形態の変形もある。
この場合、特に宇宙船が宇宙空間に到達するまでは地上と同じ向きで撮影し、無重力になることをきっかけに、予め設定データ395で指定された、例えばベルクロやフック等の足を固定する足場のある方向を下にする角度に回転させることができる。こうすることで、より好適な映像の配送が可能になる(図4の配送先での表示例参照。)。
更に、s412と同様のステップの判定で、複数の状態の判定を行い、複数の設定角度を持つという本実施形態の変形もある。
本実施形態では、例えば上述の無重力の場合、1Gから0Gになった場合に所定の第二の角度に回転させたが、その後、微小重力であるところの、例えば0.3Gを上回った場合に、第三の角度に回転させてもよい。これは、例えば宇宙船が発射され、0Gの宇宙空間の飛行を経たのちに、宇宙ステーションにドッキングし、0.3Gの遠心力による微小重力を得るような場合が想定される。
また、s413と同様のステップで、回転させる角度から求められる下若しくは上方向、つまり天地を示すことができる画像データ(アイコン)を作成するような変形実施形態もある(図示せず。後述するビューワクライアント200上での表示例、図5参照。)。そして、撮像データ390を回転させず、画像データ(アイコン)が重畳された配送データ370を生成し、更新する様にしてもよい。
こうすることで、配送される映像に、回転処理をせずとも鉛直とみなすべき方向が分かる情報が重畳されるという好適な映像を配送できる。
この場合、特に宇宙船が宇宙空間に到達するまでは地上と同じ向きで撮影し、無重力になることをきっかけに、予め設定データ395で指定された、例えばベルクロやフック等の足を固定する足場のある方向を下にする角度に回転させることができる。こうすることで、より好適な映像の配送が可能になる(図4の配送先での表示例参照。)。
更に、s412と同様のステップの判定で、複数の状態の判定を行い、複数の設定角度を持つという本実施形態の変形もある。
本実施形態では、例えば上述の無重力の場合、1Gから0Gになった場合に所定の第二の角度に回転させたが、その後、微小重力であるところの、例えば0.3Gを上回った場合に、第三の角度に回転させてもよい。これは、例えば宇宙船が発射され、0Gの宇宙空間の飛行を経たのちに、宇宙ステーションにドッキングし、0.3Gの遠心力による微小重力を得るような場合が想定される。
また、s413と同様のステップで、回転させる角度から求められる下若しくは上方向、つまり天地を示すことができる画像データ(アイコン)を作成するような変形実施形態もある(図示せず。後述するビューワクライアント200上での表示例、図5参照。)。そして、撮像データ390を回転させず、画像データ(アイコン)が重畳された配送データ370を生成し、更新する様にしてもよい。
こうすることで、配送される映像に、回転処理をせずとも鉛直とみなすべき方向が分かる情報が重畳されるという好適な映像を配送できる。
<実施形態2>
実施形態1では、監視カメラの画像処理で回転させたが、カメラを設置する雲台を制御するようにしてもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、実施形態1の図1に、雲台155が制御I/F150を介して内部バス180に接続されているものである(図示せず/実施形態3の図10参考)。
制御I/F 150には雲台155が接続され、雲台155のパン機構、チルト機構、ローテーション機構、ズーム機構の状態を得たり、指示に従って雲台155を制御したりする。
また、図1と同様なシステム構成の1次記憶装置120上に制御プログラム340が追加され、判定プログラム320が、判定プログラム321に置き換わったものである(図示せず)。CPU110が各プログラムに基づき処理を実行することによって、制御部、本実施形態の判定部等の各機能が実現される。
制御部は、各部からの指示を受け、制御I/F150から雲台155を制御したり、雲台155から情報を受け機器I/F160で処理し、通知したり2次記憶装置130に保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
実施形態1では、監視カメラの画像処理で回転させたが、カメラを設置する雲台を制御するようにしてもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、実施形態1の図1に、雲台155が制御I/F150を介して内部バス180に接続されているものである(図示せず/実施形態3の図10参考)。
制御I/F 150には雲台155が接続され、雲台155のパン機構、チルト機構、ローテーション機構、ズーム機構の状態を得たり、指示に従って雲台155を制御したりする。
また、図1と同様なシステム構成の1次記憶装置120上に制御プログラム340が追加され、判定プログラム320が、判定プログラム321に置き換わったものである(図示せず)。CPU110が各プログラムに基づき処理を実行することによって、制御部、本実施形態の判定部等の各機能が実現される。
制御部は、各部からの指示を受け、制御I/F150から雲台155を制御したり、雲台155から情報を受け機器I/F160で処理し、通知したり2次記憶装置130に保持するものである。保持する先は2次記憶装置130だけでなく1次記憶装置120のような高速な記憶装置やバッファ等でもよい。
次に、本実施形態の判定部及び制御部の処理の流れを説明する(図示せず)。
本実施形態の判定部は、実施形態1の判定部とほぼ同等であり、s401とs413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
判定部のs401と同等のステップでは、設定データ395を読み込むが、その際に制御I/F150から現在の雲台155のパン・チルト・ローテーション角度やズーム画角も読み取る。現在の姿勢を読み取るのではなく、設定データ395に初期の角度情報が設定されていてもよい。所定の角度、及び初期の角度情報を設定するUIを持った設定ダイアログは、本実施形態で後述する。
s413と同等のステップでは、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えた場合の所定の角度に沿って、制御部でカメラのローテーション角度を制御する。
s414と同等のステップでは、s401と同様の初期設定で読み込まれた初期のカメラのパン・チルト・ローテーション・ズーム情報に基づいて、制御部でカメラのローテーション角度を制御する。つまり、もしもs413と同等のステップで、設定データ395によって決められた所定の角度に制御されていたとしても、当初の状態に戻される。
このようにすることで、監視カメラが通常の重力状態にある場合は当初の設定のまま撮像し、重力ベクトルが所定の閾値を超えるような場合には、所定の設定値に基づいて回転して撮像された映像を配送できる。
画像処理で回転した場合は矩形を回転させるので、所望の水平方向に対して撮像できない領域が存在するが、実際に撮像部145をローテーションすることで、より好適な映像を撮像できるようになる。
本実施形態の判定部は、実施形態1の判定部とほぼ同等であり、s401とs413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
判定部のs401と同等のステップでは、設定データ395を読み込むが、その際に制御I/F150から現在の雲台155のパン・チルト・ローテーション角度やズーム画角も読み取る。現在の姿勢を読み取るのではなく、設定データ395に初期の角度情報が設定されていてもよい。所定の角度、及び初期の角度情報を設定するUIを持った設定ダイアログは、本実施形態で後述する。
s413と同等のステップでは、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えた場合の所定の角度に沿って、制御部でカメラのローテーション角度を制御する。
s414と同等のステップでは、s401と同様の初期設定で読み込まれた初期のカメラのパン・チルト・ローテーション・ズーム情報に基づいて、制御部でカメラのローテーション角度を制御する。つまり、もしもs413と同等のステップで、設定データ395によって決められた所定の角度に制御されていたとしても、当初の状態に戻される。
このようにすることで、監視カメラが通常の重力状態にある場合は当初の設定のまま撮像し、重力ベクトルが所定の閾値を超えるような場合には、所定の設定値に基づいて回転して撮像された映像を配送できる。
画像処理で回転した場合は矩形を回転させるので、所望の水平方向に対して撮像できない領域が存在するが、実際に撮像部145をローテーションすることで、より好適な映像を撮像できるようになる。
ここで図6に、s401と同様のステップで読み出される、設定データ395を設定する設定ダイアログの例を示す。ローテーション可動範囲が示される円弧1201に、方向の角度が示される矢印1202を用いて、ビューワ901上にUI部品として実現される。
通常ローテーションが無制限に旋回可能であることはないので、円弧1201は円にはならない。円弧1201によって、弧が開いている部分にはローテーションだけでは到達できない。
また、パン駆動により、ローテーション可能な円弧が、必ずしも図6のように下(左下)に開いた円弧ではなく、開いた部分がパン駆動に従って回転させられる。図7の監視カメラ100の駆動機構の概略に図示するように、パン機構1401とローテーション機構1403とが、チルト機構1402の角度によって同一軸上で影響が出ることがあるためである。
つまり、図6のように、パン駆動によって制限された、ローテーション範囲の円弧1201を明示しておくことで、可動範囲を知らせることができる。こうすることで、図8のように、点線で示されるローテーションだけでは駆動できない方向1301に設定したい場合、パン駆動で円弧1201を回転してから設定することを促すことができる。
通常ローテーションが無制限に旋回可能であることはないので、円弧1201は円にはならない。円弧1201によって、弧が開いている部分にはローテーションだけでは到達できない。
また、パン駆動により、ローテーション可能な円弧が、必ずしも図6のように下(左下)に開いた円弧ではなく、開いた部分がパン駆動に従って回転させられる。図7の監視カメラ100の駆動機構の概略に図示するように、パン機構1401とローテーション機構1403とが、チルト機構1402の角度によって同一軸上で影響が出ることがあるためである。
つまり、図6のように、パン駆動によって制限された、ローテーション範囲の円弧1201を明示しておくことで、可動範囲を知らせることができる。こうすることで、図8のように、点線で示されるローテーションだけでは駆動できない方向1301に設定したい場合、パン駆動で円弧1201を回転してから設定することを促すことができる。
また、実施形態1と同じく、s412での判定を、重力ベクトルが無くなった場合、つまり無重力に限定させるという本実施形態の変形もある。
この場合、特に宇宙船が宇宙空間に到達するまでは地上と同じ向きで撮影し、無重力になることをきっかけに、予め設定データ395で指定された、例えばベルクロやフック等の足を固定する足場のある方向を下にする角度に回転させることができる。こうすることで、より好適な撮像が可能になる。
この場合、特に宇宙船が宇宙空間に到達するまでは地上と同じ向きで撮影し、無重力になることをきっかけに、予め設定データ395で指定された、例えばベルクロやフック等の足を固定する足場のある方向を下にする角度に回転させることができる。こうすることで、より好適な撮像が可能になる。
<実施形態3>
実施形態2まででは、配送までの監視カメラを扱ったが、表示を担うビューワを持たせた監視システムの構成で、好適な回転を行ってもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、図9である。実施形態1の図1の監視カメラI/F190がネットワークI/F191に替わっている。また、本実施形態の監視システムは、ネットワーク195に接続した監視カメラ100(図10)と、ネットワーク195に接続されたビューワクライアント200(図11)と、からなる。
本実施形態では図1で示した1次記憶装置120上の判定プログラム320が、判定プログラム322に置き換わったものである(図示せず)。
また、図11は、監視システムを構成するビューワクライアント200の一例を示す図である。
CPU210、1次記憶装置220、2次記憶装置230、キーボード240、マウス250、ディスプレイ260、ネットワークI/F290が内部バス280を介して相互に接続されている。
1次記憶装置220は実施形態1の1次記憶装置120と同様のものである。
2次記憶装置230は実施形態1の1次記憶装置130と同様のものである。
キーボード240、及びマウス250には指示を与える一般的な入力装置が接続される。
ディスプレイ260には表示を行う一般的な出力装置が接続される。
ネットワークI/F 290はネットワーク195と接続するためのI/Fであり、図10のネットワークI/F191と同様のものである。
実施形態2まででは、配送までの監視カメラを扱ったが、表示を担うビューワを持たせた監視システムの構成で、好適な回転を行ってもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、図9である。実施形態1の図1の監視カメラI/F190がネットワークI/F191に替わっている。また、本実施形態の監視システムは、ネットワーク195に接続した監視カメラ100(図10)と、ネットワーク195に接続されたビューワクライアント200(図11)と、からなる。
本実施形態では図1で示した1次記憶装置120上の判定プログラム320が、判定プログラム322に置き換わったものである(図示せず)。
また、図11は、監視システムを構成するビューワクライアント200の一例を示す図である。
CPU210、1次記憶装置220、2次記憶装置230、キーボード240、マウス250、ディスプレイ260、ネットワークI/F290が内部バス280を介して相互に接続されている。
1次記憶装置220は実施形態1の1次記憶装置120と同様のものである。
2次記憶装置230は実施形態1の1次記憶装置130と同様のものである。
キーボード240、及びマウス250には指示を与える一般的な入力装置が接続される。
ディスプレイ260には表示を行う一般的な出力装置が接続される。
ネットワークI/F 290はネットワーク195と接続するためのI/Fであり、図10のネットワークI/F191と同様のものである。
ここでビューワクライアント200の1次記憶装置220上には図12に示すように、表示プログラム400がロードされる。
また、図12のビューワクライアント200の2次記憶装置230上には、クライアント設定データ480、映像データ490、等が保存される。
CPU210が、表示プログラム400や本実施形態の判定プログラム322に基づき処理を実行することによって、表示部や本実施形態の判定部の処理が実現される。
CPU210がプログラムに基づき処理を実行することによって、ビューワクライアント200の機能やビューワクライアント200における情報処理を示す後述するフローチャートの各ステップの処理等が実現される。
本実施形態の判定部の処理の流れを説明する(図示せず)。
本実施形態の判定部は、実施形態2の判定部とほぼ同等であり、s413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
s413と同等のステップでは、判定部は、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えた場合の角度が、配送データ370に含まれて(付加されて)更新される。
s414と同等のステップは、実施形態2のs401と同様のステップで、判定部は、初期設定で読み込まれたカメラのパン・チルト・ローテーション・ズーム情報に基づいた角度が、配送データ370に含まれて更新される。
ここで配送データ370は、例えば従来からあるようなJPEG形式の画像ファイルであり、情報はヘッダにメタデータを埋め込むことで実現される。
また、図12のビューワクライアント200の2次記憶装置230上には、クライアント設定データ480、映像データ490、等が保存される。
CPU210が、表示プログラム400や本実施形態の判定プログラム322に基づき処理を実行することによって、表示部や本実施形態の判定部の処理が実現される。
CPU210がプログラムに基づき処理を実行することによって、ビューワクライアント200の機能やビューワクライアント200における情報処理を示す後述するフローチャートの各ステップの処理等が実現される。
本実施形態の判定部の処理の流れを説明する(図示せず)。
本実施形態の判定部は、実施形態2の判定部とほぼ同等であり、s413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
s413と同等のステップでは、判定部は、予め設定データ395によって決められた所定の閾値を超えた場合の角度が、配送データ370に含まれて(付加されて)更新される。
s414と同等のステップは、実施形態2のs401と同様のステップで、判定部は、初期設定で読み込まれたカメラのパン・チルト・ローテーション・ズーム情報に基づいた角度が、配送データ370に含まれて更新される。
ここで配送データ370は、例えば従来からあるようなJPEG形式の画像ファイルであり、情報はヘッダにメタデータを埋め込むことで実現される。
次に、本実施形態の表示部の処理の流れのフローチャートを図13に示す。
s801で、表示部は、クライアント設定データ480を読み込む。
s802で、表示部は、イベントを待つ。
s810で、表示部は、配送データ370がネットワーク195を介してビューワクライアント200に送付されたか否かを判定する。配送データ370がネットワーク195を介してビューワクライアント200に送付された場合、s811で、表示部は、配送データ370のヘッダの解析を行う。
s812で、表示部は、配送データ370に角度のメタデータが含まれているか否かを判定する。配送データ370に角度のメタデータが含まれていた場合、s813で、表示部は、配送データ370を、前記角度に回転させる画像処理を行う。回転された配送データ370は映像データ490として2次記憶装置230上に置かれる。
s812で、配送データ370に角度のメタデータが含まれていなかった場合は、s814で、表示部は、配送データ370をそのまま映像データ490として2次記憶装置230上に置く。
その後、s802で、表示部は、イベントを待つ。
s820で、映像を表示するタイミングとなった際は、s821で、表示部は、ビューワクライアント200のディスプレイ260に図4の902のように映像データ490を表示させる。この場合のタイミングとして、表示部は、例えば30fpsの表示を行う際には33ms毎の割り込みを行う等で表示を行う。その後、s802に戻って、表示部は、イベントを待つ。
s890で、終了イベントを受け取ると、表示部は、処理を終了する。
s801で、表示部は、クライアント設定データ480を読み込む。
s802で、表示部は、イベントを待つ。
s810で、表示部は、配送データ370がネットワーク195を介してビューワクライアント200に送付されたか否かを判定する。配送データ370がネットワーク195を介してビューワクライアント200に送付された場合、s811で、表示部は、配送データ370のヘッダの解析を行う。
s812で、表示部は、配送データ370に角度のメタデータが含まれているか否かを判定する。配送データ370に角度のメタデータが含まれていた場合、s813で、表示部は、配送データ370を、前記角度に回転させる画像処理を行う。回転された配送データ370は映像データ490として2次記憶装置230上に置かれる。
s812で、配送データ370に角度のメタデータが含まれていなかった場合は、s814で、表示部は、配送データ370をそのまま映像データ490として2次記憶装置230上に置く。
その後、s802で、表示部は、イベントを待つ。
s820で、映像を表示するタイミングとなった際は、s821で、表示部は、ビューワクライアント200のディスプレイ260に図4の902のように映像データ490を表示させる。この場合のタイミングとして、表示部は、例えば30fpsの表示を行う際には33ms毎の割り込みを行う等で表示を行う。その後、s802に戻って、表示部は、イベントを待つ。
s890で、終了イベントを受け取ると、表示部は、処理を終了する。
ここで表示部が、角度の情報等扱わない場合、ビューワの表示は図4の901のような表示の例になる。これは重力の変化によってビューワ901のように、人物や対象の天地と映像の天地とが一致せず、必ずしも好適な天地の表示になっていない例になる。この映像が、本実施形態の角度の情報を用いて回転して表示されることで図4の902のような好適な映像を得ることができる。
また、s813で配送データ370を回転して映像データ490が得られているが、メタデータの情報から別途のGUI部品で表示するという本実施形態の変形もある。
s813と同様のステップで、表示部は、映像データ490をs814と同じく配送データ370のもので更新する。同時に、表示部は、図5に示すように、メタデータに含まれる回転させる角度(第二の角度)から求められる下若しくは上方向、つまり天地を示すことができるGUI部品1001をビューワ901上に表示させる。
こうすることで、ユーザが映像を見る際に、鉛直とみなすべき方向が分かるという好適な表示が可能になる。
また、実施形態1と同じく、s412と同等なステップでの判定を、重力ベクトルが無くなった場合、つまり無重力に限定させた場合に、メタデータ上に無重力の情報が含まれるという本実施形態の変形もある。この場合、s813の処理で、表示部は、上述のGUI部品1001の替わり又は追加して、『現在無重力』等のテロップを表示させることが可能になる(図示せず)。
こうすることで、ユーザが映像を見る際に、無重力時に鉛直とみなすべき方向が分かるという好適な表示が可能になる。
また、s813で配送データ370を回転して映像データ490が得られているが、メタデータの情報から別途のGUI部品で表示するという本実施形態の変形もある。
s813と同様のステップで、表示部は、映像データ490をs814と同じく配送データ370のもので更新する。同時に、表示部は、図5に示すように、メタデータに含まれる回転させる角度(第二の角度)から求められる下若しくは上方向、つまり天地を示すことができるGUI部品1001をビューワ901上に表示させる。
こうすることで、ユーザが映像を見る際に、鉛直とみなすべき方向が分かるという好適な表示が可能になる。
また、実施形態1と同じく、s412と同等なステップでの判定を、重力ベクトルが無くなった場合、つまり無重力に限定させた場合に、メタデータ上に無重力の情報が含まれるという本実施形態の変形もある。この場合、s813の処理で、表示部は、上述のGUI部品1001の替わり又は追加して、『現在無重力』等のテロップを表示させることが可能になる(図示せず)。
こうすることで、ユーザが映像を見る際に、無重力時に鉛直とみなすべき方向が分かるという好適な表示が可能になる。
<実施形態4>
実施形態2では、設定による角度で回転処理を行ったが、演算処理によって角度、又は角速度を決めてもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、実施形態3の図10に示した1次記憶装置120上の、判定プログラム322が、判定プログラム323に置き換わったものである(図示せず)。
本実施形態の判定部の処理の流れを説明する(図示せず)。
本実施形態の判定部は、実施形態3の判定部とほぼ同等であり、s413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
s413と同等の処理で、判定部は、回転角度を決める際に処理によって角度を決める。
本実施形態では、角度ではなく、予め設定データ395によって決められた角速度を用いて、回転させつづける画像処理を行う。特にs412と同等のステップで、無重力の判定を受けた場合にこうすることで、天地のない無重力である状態自体を、一定の角速度で回転する映像として表現し、好適な配送をすることができる。
また、s413と同等のステップで、判定部は、設定データ395によらず、画像を処理することで角度を決めてもよい。
実施形態2では、設定による角度で回転処理を行ったが、演算処理によって角度、又は角速度を決めてもよい。
本実施形態のシステムの構成図は、実施形態3の図10に示した1次記憶装置120上の、判定プログラム322が、判定プログラム323に置き換わったものである(図示せず)。
本実施形態の判定部の処理の流れを説明する(図示せず)。
本実施形態の判定部は、実施形態3の判定部とほぼ同等であり、s413とs414と同等のステップでの処理が異なるものである。
s413と同等の処理で、判定部は、回転角度を決める際に処理によって角度を決める。
本実施形態では、角度ではなく、予め設定データ395によって決められた角速度を用いて、回転させつづける画像処理を行う。特にs412と同等のステップで、無重力の判定を受けた場合にこうすることで、天地のない無重力である状態自体を、一定の角速度で回転する映像として表現し、好適な配送をすることができる。
また、s413と同等のステップで、判定部は、設定データ395によらず、画像を処理することで角度を決めてもよい。
本実施形態の変形では、従来から有る人物検知を用いる。一般に人物検知は天地を定めてその角度の範囲でフィルタリングして人物を検知させるが、本実施形態ではフィルタリングしない。つまり、例えば垂直±30度の範囲で検知するようなフィルタリングを行わずに360度全周での検知を行い、検知された人物の角度から平均して天地を求め、配送データ370をその角度に回転させるものである。
このように処理することで、特に無重力状態で天地がない場合でも、平均的に人物の向きを揃えた、好適な映像を配送できる。
また、回転角度を決める際の処理はこれらに限らず、特に無重力時はランダムな角度で回転処理させたり、重力センサの鉛直方向の情報が有る場合はそれを用いて回転させたりすることを拒むものではない。
また、s413と同等なステップでの処理に、判定部は、制御I/F150からの雲台155の制御情報を用いてもよい。
このように処理することで、特に無重力状態で天地がない場合でも、平均的に人物の向きを揃えた、好適な映像を配送できる。
また、回転角度を決める際の処理はこれらに限らず、特に無重力時はランダムな角度で回転処理させたり、重力センサの鉛直方向の情報が有る場合はそれを用いて回転させたりすることを拒むものではない。
また、s413と同等なステップでの処理に、判定部は、制御I/F150からの雲台155の制御情報を用いてもよい。
本実施形態の更なる変形実施形態では、設定データ395に図14に示すような、座標情報及び画像処理情報を含んだ角度情報を持たせることで、特定の座標ごとに回転させる角度を変更することができる。
例えば、
パン10°/チルト20°の座標では、ローテーション角度を30°とし(プリセット1)、
パン‐100°/チルト50°の座標では、人物検知処理で角度を決め(プリセット2)、
パン90°/チルト0°の座標では、角度速度5°で回転を続け(プリセット3)、
パン0°/チルト‐30°の座標では、重力センサからの鉛直情報に従った角度に回転する(プリセット4)、
等というような処理をさせることができる。
こうすることで、特定の座標ごと、所謂プリセット位置ごとに天地の情報や、画像処理、検知の情報をもたせることで、撮像対象によって回転処理を変えることができる。これは、例えば円筒形で回転して微弱重力が有るような場合に、カメラを向ける向きごとに重力方向が異なるような場合を想定しており、そのような場合でも好適な映像を配送できる。
更に、上述のs413と同等のステップの処理、監視カメラ100上での実現方法になるが、同様にビューワクライアント200の表示プログラム400を表示プログラム401に変更することでも実現される。実施形態3のs813と同様なステップで、表示部が、本実施形態で上述のs413と同様な処理を行うようにすればよい。即ちメタデータに含まれる角速度を用いたり、画像処理で人物を検知させたりすることで、好適な表示ができる。
例えば、
パン10°/チルト20°の座標では、ローテーション角度を30°とし(プリセット1)、
パン‐100°/チルト50°の座標では、人物検知処理で角度を決め(プリセット2)、
パン90°/チルト0°の座標では、角度速度5°で回転を続け(プリセット3)、
パン0°/チルト‐30°の座標では、重力センサからの鉛直情報に従った角度に回転する(プリセット4)、
等というような処理をさせることができる。
こうすることで、特定の座標ごと、所謂プリセット位置ごとに天地の情報や、画像処理、検知の情報をもたせることで、撮像対象によって回転処理を変えることができる。これは、例えば円筒形で回転して微弱重力が有るような場合に、カメラを向ける向きごとに重力方向が異なるような場合を想定しており、そのような場合でも好適な映像を配送できる。
更に、上述のs413と同等のステップの処理、監視カメラ100上での実現方法になるが、同様にビューワクライアント200の表示プログラム400を表示プログラム401に変更することでも実現される。実施形態3のs813と同様なステップで、表示部が、本実施形態で上述のs413と同様な処理を行うようにすればよい。即ちメタデータに含まれる角速度を用いたり、画像処理で人物を検知させたりすることで、好適な表示ができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、重力の変化に応じて、適切に回転された画像を提示可能とすることができる。
特に、無重力状態等、従来のセンサでは天地を判別できないような場合にも、予め設定された所定の角度を用いたり、画像認識を用いたりして、適切に回転させることができる。
また、無重力になってから微小重力が発生した場合や、その後にまた重力が変化した場合等の、重力変化のパターンから所定の角度を変更して、より適切に回転させることができる。
また、例えば円筒状で遠心力による微小重力があるような場合に、プリセット位置ごとに、所定の天地の角度を設定させることで、各プリセットでの適切な微小重力時の角度に回転させることができる。
特に、無重力状態等、従来のセンサでは天地を判別できないような場合にも、予め設定された所定の角度を用いたり、画像認識を用いたりして、適切に回転させることができる。
また、無重力になってから微小重力が発生した場合や、その後にまた重力が変化した場合等の、重力変化のパターンから所定の角度を変更して、より適切に回転させることができる。
また、例えば円筒状で遠心力による微小重力があるような場合に、プリセット位置ごとに、所定の天地の角度を設定させることで、各プリセットでの適切な微小重力時の角度に回転させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 監視カメラ、110 CPU
Claims (17)
- 撮像手段と、
重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像手段で撮像された撮像データを回転させる回転手段と、
を有する撮像装置。 - 前記回転手段は、前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、予め定められた角度に前記撮像データを回転させる請求項1記載の撮像装置。
- 前記回転手段は、前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記重力の大きさ及び方向に応じた角度に前記撮像データを回転させる請求項1記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記重力の大きさ及び方向に応じた天地を示す画像データと前記撮像手段で撮像された撮像データとを重畳した画像データを生成する生成手段と、
を有する撮像装置。 - 撮像手段と、
重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像手段で撮像された撮像データに回転の角度情報を付加する付加手段と、
を有する撮像装置。 - カメラを設置する雲台を有する撮像装置であって、
重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記雲台のローテーション角度を制御する制御手段と、
を有する撮像装置。 - カメラを設置する雲台を有する撮像装置であって、
撮像手段と、
座標情報と角度情報とを含む複数の設定データを保持するプリセット手段と、
前記プリセット手段により保持されている設定データを順に1つずつ読み込み、読み込んだ設定データの座標情報に基づいて前記雲台を制御する制御手段と、
重力の大きさ及び方向を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像手段で撮像された撮像データを前記角度情報に基づき回転させる回転手段と、
を有する撮像装置。 - 撮像装置が実行する情報処理方法であって、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データを回転させる回転ステップと、
を含む情報処理方法。 - 撮像装置が実行する情報処理方法であって、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記重力の大きさ及び方向に応じた天地を示す画像データと前記撮像ステップで撮像された撮像データとを重畳した画像データを生成する生成ステップと、
を含む情報処理方法。 - 撮像装置が実行する情報処理方法であって、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データに回転の角度情報を付加する付加ステップと、
を含む情報処理方法。 - カメラを設置する雲台を有する撮像装置が実行する情報処理方法であって、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記雲台のローテーション角度を制御する制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - カメラを設置する雲台を有する撮像装置が実行する情報処理方法であって、
撮像ステップと、
座標情報と角度情報とを含む複数の設定データを保持するプリセットステップと、
前記プリセットステップにより保持されている設定データを順に1つずつ読み込み、読み込んだ設定データの座標情報に基づいて前記雲台を制御する制御ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データを前記角度情報に基づき回転させる回転ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータに、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データを回転させる回転ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記重力の大きさ及び方向に応じた天地を示す画像データと前記撮像ステップで撮像された撮像データとを重畳した画像データを生成する生成ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
撮像ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データに回転の角度情報を付加する付加ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、雲台のローテーション角度を制御する制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
撮像ステップと、
座標情報と角度情報とを含む複数の設定データを保持するプリセットステップと、
前記プリセットステップにより保持されている設定データを順に1つずつ読み込み、読み込んだ設定データの座標情報に基づいて雲台を制御する制御ステップと、
重力の大きさ及び方向を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより検知された重力の大きさ及び方向が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記重力の大きさ及び方向が閾値を超えていると判定された場合、前記撮像ステップで撮像された撮像データを前記角度情報に基づき回転させる回転ステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011271187A JP2013123165A (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 撮像装置、情報処理方法及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011271187A JP2013123165A (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 撮像装置、情報処理方法及びプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=48774897
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013258538A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Canon Inc | 撮像制御装置、撮像制御方法及びプログラム |
-
2011
- 2011-12-12 JP JP2011271187A patent/JP2013123165A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013258538A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Canon Inc | 撮像制御装置、撮像制御方法及びプログラム |
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