JP2013122047A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】油脂汚れに対する洗浄性、泡切れ性及びすすぎ性に優れ、使用量を低減できる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(A)および一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(B)を含有してなる洗浄剤組成物である。
式(1)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AO及びAOは、それぞれ独立にオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基;EOはオキシエチレン基;POはオキシプロピレン基;a、b、c、d、e、f、g及びhは、a+b=0〜10、c+d=5〜50、e+f=1〜20、g+h=0〜40を満たす数;[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]は、EOとPOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。
−O−[(EO)/(AO)]−H (2)
{式(2)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AOはオキシプロピレン基及び/又はオキシブチレン基;mは1〜20の数、nは0〜10の数;[(EO)/(AO)]は、EOとAOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。}
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関する。更に詳しくは、編物又は織物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物に関する。
従来、家庭で使用される衣料用又は食器洗い用洗浄剤には、一般に高級アルコールのエチレンオキサイド付加物等の非イオン性界面活性剤が配合されている。しかしながら、高級アルコールのエチレンオキサイド付加物は、油脂汚れに対する洗浄性が十分とは言えず、泡切れ性も悪い。また流動性が悪いため、液体洗浄剤組成物に配合すると液体洗浄剤組成物の粘度が上昇し、ハンドリング性が低下するという課題があった。
そこで、高級アルコールのエチレンオキサイド付加物が有する課題を改善するために、高級アルコールのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物を洗浄剤組成物として使用することが提案されている(特許文献1)。
特開平10−130690公報
しかしながら、特許文献1に記載の高級アルコールのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物は、流動性が良好で、泡切れ性に優れているが、油脂汚れに対する洗浄性およびすすぎ性が十分ではない。本発明は、油脂汚れに対する洗浄性及びすすぎ性に優れ、使用量を低減できる洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(A)および下記一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(B)を含有してなる洗浄剤組成物である。
Figure 2013122047
式(1)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AO及びAOはそれぞれ独立にオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基;EOはオキシエチレン基;POはオキシプロピレン基;a、b、c、d、e、f、g及びhは、a+b=0〜10、c+d=5〜50、e+f=1〜20、g+h=0〜40を満たす数;[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]は、EOとPOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。
−O−[(EO)/(AO)]−H (2)
式(2)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AOはオキシプロピレン基及び/又はオキシブチレン基;mは1〜30の数、nは0〜10の数;[(EO)/(AO)]は、EOとAOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。
本発明の洗浄剤組成物は、油脂汚れに対する洗浄性及びすすぎ性が優れるといった効果を奏する。
本発明の洗浄剤組成物は、一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(A)および一般式(2)で表される非イオン界面活性剤(B)を含有してなる。
一般式(1)におけるRは、炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基を表す。炭素数8〜24のアルキル基としては、直鎖若しくは分岐のアルキル基又はシクロアルキル基が挙げられ、具体的には、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ドデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、テトラコシル基、オクチルシクロヘキシル基及びシクロヘキシルオクチル基等が挙げられる。
炭素数8〜24のアルケニル基としては、直鎖又は分岐のアルケニル基が挙げられ、具体的にはオクテニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、イソドデセニル基、テトラデセニル基、イソテトラデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基及びガドレイル基等が挙げられる。
のうち、洗浄性の観点から好ましいのは、炭素数12〜20のアルキル基及びアルケニル基であり、更に好ましいのは炭素数14〜20のアルキル基及びアルケニル基である。
一般式(1)におけるEOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表す。AO及びAOは、それぞれ独立にオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基を表し、洗浄性の観点から好ましくはオキシエチレン基単独である。一般式(1)におけるa、b、c、d、e、f、g及びhは、a+b=0〜10、c+d=5〜50、e+f=1〜20、g+h=0〜40を満たす数であり、洗浄性及びすすぎ性の観点から、好ましくはa+b=1〜10、更に好ましくはa+b=2〜10である。洗浄性の観点から、好ましくはc+d=10〜40、更に好ましくはc+d=15〜35である。洗浄性の観点から、好ましくはe+f=2〜18、更に好ましくはe+f=4〜16である。洗浄性及びすすぎ性の観点から、g+h=2〜30を満たす数であり、更に好ましくはg+h=5〜25を満たす数である。なお、a、b、c、d、e、f、g及びhは、オキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基の平均付加モル数を表しているため、a+b、c+d、e+f及びg+hは、整数であるとは限らず、小数の場合もある。
[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]は、EOとPOがランダム付加及び/又はブロック付加した基を表し、流動性の観点から好ましいのはランダム付加である。
一般式(1)の[(EO)/(PO)]及び[(EO)/(PO)]で表される基におけるEOの含有率は、[(EO)/(PO)]及び[(EO)/(PO)]の重量に基づいて、泡切れ性及び流動性の観点から、好ましくは50〜95重量%であり、更に好ましくは55〜90重量%、特に好ましくは60〜80重量%である。
一般式(2)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AOはオキシプロピレン基及び/又はオキシブチレン基;mは1〜30の数、nは0〜10の数;[(EO)/(AO)]は、EOとAOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。
一般式(2)におけるRは、炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基であり、一般式(1)におけるRと同様のものが挙げられる。
のうち、洗浄性の観点から好ましいのは、炭素数10〜20のアルキル基及びアルケニル基であり、更に好ましいのは炭素数12〜16のアルキル基及びアルケニル基である。
一般式(2)におけるAOは、オキシプロピレン基及び/又はオキシブチレン基であり、すすぎ性、流動性の観点から好ましいのは、オキシプロピレン基単独である。[(EO)/(AO)]は、EOとAOがランダム付加及び/又はブロック付加した基を表す。mは1〜20の数、nは0〜15の数であり、洗浄性及びすすぎ性の観点から、好ましくはmが3〜18の数かつnが0〜10の数であり、更に好ましくは、mが5〜15の数かつnが2〜10の数である。
一般式(2)で表される非イオン界面活性剤(B)としては、具体的には、アルコール(オクタノール、2−エチルヘキサノール、ノナオール、イソノナオール、デカノール、イソデカノール、ドデカノール、イソドデカノール、イソトリデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、エイコサノール及びテトラコサノール)に、オキシエチレン基及びオキシプロピレン基が付加された付加物等が挙げられる。一般式(2)で示される非イオン界面活性剤は、単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いても良い。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性向上の観点から有機溶剤(C)及び/または酵素(D)を含有することが好ましい。
本発明における有機溶媒(C)の溶解度パラメーター(以下、SP値と略記)は、洗浄性の観点から通常、7.5〜20、好ましくは7.8〜18、さらに好ましくは8〜16である。なお、本発明におけるSP値は、Fedors法[Poym.Eng.Sci.14(2)147−154,(1974)]における下記式(3)によって算出される値である。
一般式 δ=(ΔH/V)1/2 (3)
{式中、δは溶解度パラメーター[(cal/cm1/2)]、ΔHはモル蒸発熱(cal)、Vはモル体積(cm3)である。
(C)としては、上記のSP値の範囲に入るものであれば特に限定されないが、(C)の例としては、グリコール系溶媒、例えば、エチレングリコール、ジエチレングルコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、アルキレン基の炭素数2〜6、アルキレン基の重合度1〜10およびアルキル基の炭素数1〜18のグリコールエーテル系溶媒[(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルおよび(ポリ)アルキレングリコールジアルキルエーテル]、アルキレン基の炭素数2〜6、アルキレン基の重合度1〜10およびアシル基の総炭素数1〜4のグリコールエステル系溶媒[(ポリ)アルキレングリコールモノアセテートなど]、並びにアルキレン基の炭素数2〜6、アルキレン基の重合度1〜10およびアルキル基の炭素数1〜18のエーテル基と総炭素数1〜4のアシル基を有するグリコールエーテルエステル系溶媒[(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルモノアセテートなど]が挙げられ、その他には、炭素数9〜14のテルペン系溶媒(D−リモネンおよびターピネオールなど)、炭素数1〜10の脂肪族アルコール溶媒(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ヘキサノール、n−オクタノールおよび2−エチルヘキサノールなど)、および総炭素数5〜8のケトン系溶媒(メチルブチルケトン、エチルブチルケトンおよびシクロヘキサノンなど)等があげられる。これらのうち好ましいのは、洗浄性及び洗浄剤としての安定性の観点からグリコール系溶媒である。
本発明における酵素(D)としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ及びセルラーゼ等が挙げられる。
有機溶剤(C)の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、洗浄性及び洗浄剤としての安定性の観点から好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは2〜15重量%である。
酵素(D)の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、洗浄性及び洗浄剤としての安定性の観点から好ましくは0.1〜5重量%、更に好ましくは0.5〜3重量%である。
本発明の洗浄剤組成物は、必要により(A)および(B)以外の非イオン性界面活性剤(E)、アニオン性界面活性剤(F)、カチオン性界面活性剤(G)及び両性界面活性剤(H)等の公知の界面活性剤を含有してもよい。
非イオン性界面活性剤(E)としては、アルキル(炭素数1〜12)フェノールのエチレンオキサイド付加物(付加モル数1〜30)、脂肪酸(炭素数8〜18)のエチレンオキサイド付加物(活性水素1個当たりの付加モル数1〜60)、ポリプロピレングリコール(数平均分子量200〜4,000)のエチレンオキサイド付加物(活性水素1個当たりの付加モル数1〜50)、ポリオキシエチレン(繰り返し単位数3〜30)アルキル(炭素数6〜20)アリルエーテル並びにソルビタンモノラウレートのエチレンオキサイド付加物(活性水素1個あたりの付加モル数1〜30)及びソルビタンモノオレートのエチレンオキサイド付加物(活性水素1個あたりの付加モル数1〜30)等の多価(2〜8価又はそれ以上)アルコール(炭素数2〜30)の脂肪酸(炭素数8〜24)エステルのエチレンオキサイド付加物(活性水素1個あたりの付加モル数1〜30)等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤(F)としては、炭素数8〜24の炭化水素基を有するエーテルカルボン酸(塩)[(ポリ)オキシエチレン(繰り返し単位数1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素基を有するエーテル硫酸エステル塩[(ポリ)オキシエチレン(繰り返し単位数1〜100)ラウリル硫酸ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素基を有するスルホコハク酸エステル塩[モノ又はジアルキルスルホコハク酸エステルジ又はモノナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(繰り返し単位数1〜100)モノ又はジアルキルスルホコハク酸エステルジ又はモノナトリウム等]、(ポリ)オキシエチレン(繰り返し単位数1〜100)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム、炭素数8〜24の炭化水素基を有するスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等)、炭素数8〜24の炭化水素基を有するリン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(繰り返し単位数1〜100)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム等]、脂肪酸塩(ラウリン酸ナトリウム及びラウリン酸トリエタノールアミン等)、アシル化アミノ酸塩(ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム及びラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等)等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤(G)としては、4級アンモニウム塩型又はアミン塩型のカチオン界面活性剤等が挙げられる。
4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、3級アミン類と4級化剤[ハロゲン化アルキル(メチルクロライド、メチルブロマイド、エチルクロライド及びベンジルクロライド等)、ジメチル硫酸、ジメチルカーボネート及びエチレンオキサイド等]との反応で得られる化合物等が使用でき、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロマイド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド(塩化ベンザルコニウム)、セチルピリジニウムクロライド、ポリオキシエチレントリメチルアンモニウムクロライド及びステアラミドエチルジエチルメチルアンモニウムメトサルフェート等が挙げられる。
アミン塩型カチオン界面活性剤としては、1〜3級アミン類を無機酸(塩酸、硝酸、硫酸及びヨウ化水素酸等)又は有機酸(酢酸、ギ酸、シュウ酸、乳酸、グルコン酸、アジピン酸及びアルキルリン酸等)で中和することにより得られる化合物が使用でき、例えば1級アミン塩型のものとしては、脂肪族高級アミン(ラウリルアミン、ステアリルアミン、セチルアミン、硬化牛脂アミン及びロジンアミン等)の無機酸塩又は有機酸塩、低級アミン類の高級脂肪酸(ステアリン酸及びオレイン酸等)塩等が挙げられる。2級アミン塩型のものとしては、例えば脂肪族アミンのエチレンオキサイド付加物等の無機酸塩又は有機酸塩が挙げられる。
両性界面活性剤(H)としては、ベタイン型両性界面活性剤(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム等)及びアミノ酸型両性界面活性剤(β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等)等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、必要により、水又は公知のその他の成分として、ビルダー、キレート剤、消泡剤、蛍光増白剤、漂白剤、柔軟剤、除菌剤、香料及び着色剤等を含有してもよい。
ビルダーとしては、ポリカルボン酸塩(アクリル酸塩ホモポリマー及びマレイン酸塩ホモポリマー等)、多価カルボン酸塩(クエン酸及びリンゴ酸等)、及びアルカリビルダー(苛性ソーダ、ソーダ灰、アンモニア、トリエタノールアミン、トリポリリン酸ソーダ及びケイ酸ソーダ等)等が挙げられる。キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸ナトリウム等が挙げられる。消泡剤としては、シリコーン系消泡剤、ポリオキシアルキレン系消泡剤及び鉱物油系消泡剤等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物における非イオン性界面活性剤(A)、非イオン性界面活性剤(B)、公知の界面活性剤、水及びその他の成分の含有率は以下の通りである。
非イオン性界面活性剤(A)の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、洗浄性の観点から好ましくは5〜98重量%であり、更に好ましくは7〜95重量%、特に好ましくは10〜90重量%である。
非イオン性界面活性剤(B)の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、洗浄性の観点から好ましくは1〜50重量%であり、更に好ましくは2〜40重量%、特に好ましくは2〜20重量%である。
公知の界面活性剤の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、洗浄性の観点から好ましくは0〜50重量%であり、更に好ましくは0〜40重量%、特に好ましくは0〜30重量%である。
水の含有率は、洗浄剤組成物及び水の全重量に基づいて、好ましくは0〜80重量%であり、更に好ましくは10〜60重量%である。
その他の成分のうち、ビルダー及びキレート剤の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、好ましくは10重量%以下であり、更に好ましくは5重量%以下である。蛍光増白剤、漂白剤、柔軟剤、除菌剤、香料、着色剤及び消泡剤の含有率は、洗浄剤組成物の重量に基づいて、好ましくは5重量%以下であり、更に好ましくは2重量%以下である。
本発明の洗浄剤組成物の性状は特に限定されないが、液体状、ペースト状、粉末状、フレーク状及びブロック状等が挙げられる。これらのうち、取り扱い易さの観点から好ましいのは液体状である。
本発明の洗浄剤組成物は、性状の違いにより、以下の方法を選択して製造することができる。
(1)洗浄剤組成物の性状が液体状又はペースト状の場合
撹拌機及び加熱冷却装置を備えた混合槽に、非イオン性界面活性剤(A)と非イオン性界面活性剤(B)、公知の界面活性剤、水及びその他の成分を投入順序に特に制限なく投入し、10〜50℃で均一になるまで撹拌して製造する方法。
(2)洗浄剤組成物の性状が粉末状の場合
撹拌機及び加熱冷却装置を備えた混合槽に、非イオン性界面活性剤(A)と非イオン性界面活性剤(B)、公知の界面活性剤、水及びその他の成分を投入順序に特に制限なく投入し、10〜50℃で均一になるまで撹拌した後、噴霧乾燥器(例えば圧力噴霧ノズル型噴霧乾燥機、2流体噴霧ノズル型噴霧乾燥機及び回転円盤式噴霧乾燥機等)で噴霧乾燥する方法。
(3)洗浄剤組成物の性状が粉末状、フレーク状及びブロック状の場合
撹拌機及び加熱冷却装置を備えた混合槽に、非イオン性界面活性剤(A)と非イオン性界面活性剤(B)、公知の界面活性剤及びその他の成分を投入順序に特に制限なく投入し、10〜50℃で均一になるまで撹拌した後、離型紙上に溶融物を取り出して室温まで冷却し、得られた固化物を粉砕機(例えばミルミキサー、ボールミル、ジェット粉砕機、コロイドミル及びホモジナイザー等)で適度な大きさ(粉状、フレーク状又はブロック状)に粉砕する方法。
本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤、食器洗い用洗浄剤及び工業用の洗浄剤(例えば繊維用精錬剤及び金属脱脂剤等の洗浄剤)等として使用できるが、特に衣料用洗浄剤として、セルロース繊維、合成繊維、羊毛、絹若しくはアセテート繊維を含む編物又は織物の洗浄に有用である。
本発明の洗浄剤組成物を衣料用洗浄剤として使用する場合の使用量は、洗浄する衣料の汚れの度合い等に従って任意に選択されるが、洗浄する衣料1kgあたり好ましくは1〜30gであり、更に好ましくは2〜25g、特に好ましくは5〜20gである。
本発明の洗浄剤組成物を用いて、衣料を洗浄(洗濯)するのに必要な水の使用量は、衣料1kgあたり1〜30L程度である。
洗浄の温度は、適用する繊維の種類によって任意に選択できるが、好ましくは5〜80℃であり、更に好ましくは15〜50℃である。
洗浄方法は特に制限はなく、家庭においては手洗い及び洗濯機等、産業界において(業務用として)は液流染色機によるバッチ処理及び連続精錬装置による連続処理等が適用できる。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されない。以下において、部及び%は、特記しない限りそれぞれ重量部及び重量%を示す。
<製造例1>
温度計、加熱冷却装置、撹拌機及び滴下ボンベを備えた耐圧反応容器に、n−ヘキサデシルアミン241部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながらエチレンオキサイド88部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、60℃まで冷却してn−ヘキサデシルアミンのエチレンオキサイド2モル付加物(x−1)を得た。次いで水酸化カリウム3部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド1320部とプロピレンオキサイド696部の混合物を5時間かけて滴下後、同温度で3時間熟成した。更に、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながらエチレンオキサイド440部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ヘキサデシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−1)を得た[(A−1)は、一般式(1)におけるRがn−ヘキサデシル基、AO及びAOがオキシエチレン基であり、a+b=2、c+d=30、e+f=12、g+h=10、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例2>
製造例1と同様の反応容器に、製造例1で得られた(x−1)329部及び水酸化カリウム3部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド660部とプロピレンオキサイド290部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成した。更に、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド440部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ヘキサデシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−2)を得た[(A−2)は、一般式(1)におけるRがn−ヘキサデシル基、AO及びAOがオキシエチレン基であり、a+b=2、c+d=15、e+f=5、g+h=10、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例3>
製造例1と同様の反応容器に、n−ドデシルアミン185部及び水酸化カリウム4部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド2,220部とプロピレンオキサイド1,160部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ドデシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−3)を得た[(A−3)は、一般式(1)におけるRがn−ドデシル基、AOがオキシエチレン基であり、a+b=0、c+d=50、e+f=20、g+h=0、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例4>
製造例1と同様の反応容器に、n−オクタデシルアミン269部及び水酸化カリウム4部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド440部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成した。更に、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド220部とプロピレンオキサイド58部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成した。更に、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド1,320部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成した。次いで、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、プロピレンオキサイド580部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−オクタデシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−4)を得た[(A−4)は、一般式(1)におけるRがn−オクタデシル基、AOがオキシエチレン基であり、AOはオキシエチレン基を付加後、オキシプロピレン基を付加した基であり、a+b=10、c+d=5、e+f=1、g+h=40(40のうち、オキシエチレン基が30、オキシプロピレン基が10)、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例5>
製造例1において、n−ヘキサデシルアミン241部を2−エチルヘキシルアミン129部に変更した以外は製造例1と同様にして、2−エチルヘキシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−5)を得た[(A−5)は、一般式(1)におけるRが2−エチルヘキシル基、AO及びAOがオキシエチレン基であり、a+b=2、c+d=30、e+f=12、g+h=10、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例6>
製造例1において、n−ヘキサデシルアミン241部をn−テトラコシルアミン353部に変更した以外は製造例1と同様にして、n−テトラコシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−6)を得た[(A−6)は、一般式(1)におけるRがn−テトラコシル基、AO及びAOがオキシエチレン基であり、a+b=2、c+d=30、e+f=12、g+h=10、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例7>
製造例1と同様の反応容器に、製造例1で得られた(x−1)329部及び水酸化カリウム3部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPa以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド1320部を3時間かけて滴下後、同温度で3時間熟成した。次いで、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながらプロピレンオキサイド696部を2時間かけて滴下後、同温度で3時間熟成した。更に、撹拌下140℃で、圧力が0.5MPa以下になるように調整しながらエチレンオキサイド440部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ヘキサデシルアミンのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(A−7)を得た[(A−7)は、一般式(1)におけるRがn−ヘキサデシル基、AO及びAOがオキシエチレン基であり、a+b=2、c+d=30、e+f=12、g+h=10、[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがブロック付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例8>
製造例1と同様の反応容器に、n−ドデシルアルコール186部及び水酸化カリウム0.2部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド440部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ドデシルアルコールのエチレンオキサイド付加物(B−1)を得た[(B−1)は、一般式(2)におけるRがn−ドデシル基、m=10、n=0である非イオン性界面活性剤]。
<製造例9>
製造例1と同様の反応容器に、n−ドデシルアルコール186部及び水酸化カリウム0.2部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド660部とプロピレンオキサイド174部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ドデシルアルコールのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(B−2)を得た[(B−2)は、一般式に(2)におけるRがn−ドデシル基、m=15、n=3、[(EO)/(AO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例10>
製造例1と同様の反応容器に、n−ヘキサデシルアルコール242部と水酸化カリウム部を仕込み、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド880部とプロピレンオキサイド580部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ヘキサデシルアルコールのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(B−3)を得た[(B−3)は、一般式(2)におけるRがn−ヘキサデシル基、m=20、n=10、[(EO)/(AO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<製造例11>
製造例1と同様の反応容器に、n−オクタデシルアルコール270部及び水酸化カリウム1.3部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPa以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド2,220部とプロピレンオキサイド1,160部の混合物を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−オクタデシルアルコールのエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物(B−4)を得た[(B−4)は、一般式に(2)におけるRがn−オクタデシル基、m=50、n=20、[(EO)/(AO)]が、EOとPOがランダム付加した基である非イオン性界面活性剤]。
<比較製造例12>
製造例1と同様の反応容器に、n−ヘキサデシルアミン241部及び水酸化カリウム1部を投入し、窒素置換後密閉し140℃に昇温した。撹拌下140℃で、圧力が0.5MPaG以下になるように調整しながら、エチレンオキサイド880部を5時間かけて滴下後同温度で3時間熟成し、n−ヘキサデシルアミンのエチレンオキサイド付加物(A’−1)を得た。
<実施例1〜13、比較例1〜6>
表1に記載した部数の液体洗浄剤組成物の各原料を、撹拌機及び温度調節機能を備えた混合槽に投入し、20〜30℃で10分間撹拌して液体洗浄剤組成物(実施例1〜13、比較例1〜6)を作製した。なお、表1におけるプロテアーゼは、「アルカラーゼ2.5L」(ノボノルディスク社製)を使用した。
実施例1〜13、比較例1〜6の液体洗浄剤組成物について、以下の方法で洗浄性、泡切れ性及びすすぎ性を評価した。結果を表1に示す。
<洗浄性試験−1>
実施例1〜13、比較例1〜6の洗浄剤組成物それぞれ0.3gを水999.7gに溶解させた溶液に、表2に示した汚垢組成を有する財団法人洗濯科学協会製の湿式人工汚染布10枚を投入し、ターゴトメーター[(株)大栄科学精器製作所製]を用いて以下の条件で洗浄及びすすぎをした後、布を取り出し、ギヤーオーブン「GPS−222」[エスペック(株)製]を用いて70℃で60分間乾燥し、試験布を得た。次いで、分光式色差計「SpectroPhotometer SD5000」[日本電色工業(株)製]を使用して、この試験布の540nmの反射率を、試験布1枚ごとに表裏1個所ずつ計2個所(試験布10枚で合計20個所)測定し、平均値を求め、以下の式(3)で洗浄率(%)を算出した。洗浄率が高いほど、洗浄性に優れることを示す。
[洗浄条件]
時間:10分、温度:25℃、回転速度:85rpm
[すすぎ条件]
時間:1分、温度:25℃、回転速度:85rpm
洗浄率(%)=[(RW−RS)/(RI−RS)]×100 (1)
数式(1)中、RIは清浄布の反射率、RWは洗浄布の反射率、RSは汚染布の反射率を示す。また、使用した人工汚染布は、表2の汚垢組成を有する財団法人洗濯科学協会製の湿式人工汚染布(540nmにおける反射率が40±5%)である。
<洗浄性試験−2>
実施例1〜13、比較例1〜6の洗浄剤組成物それぞれ0.3gを水999.7gに溶解させた溶液に、EMPA製標準汚染布「EMPA106」(汚垢の組成:鉱物油/カーボンブラック)10枚を投入し、洗浄試験−1と同条件で洗浄及びすすぎをした後、布を取り出し、洗浄試験−1と同条件で乾燥し、試験布を得た。次いで、洗浄試験と同様に試験布の反射率を測定し、洗浄率(%)を算出した。洗浄率が高いほど、洗浄性に優れることを示す。
<泡切れ性試験>
実施例1〜13、比較例1〜6の液体洗浄剤組成物それぞれ10gを用いて、未汚染の試験布(2kg)を洗濯機「NA−FD8005S」[パナソニック(株)製]によって中水位コースで洗浄し、すすぎ1回目と2回目の排水(すすぎ水)を採取した。すすぎ水20mlを100ml共栓付きメスシリンダーに入れ、手振りで20回振とうした直後の泡の高さを測定した。泡の高さが低いほど、泡切れ性に優れることを示す。
<すすぎ性試験>
実施例1〜13、比較例1〜6の液体洗浄剤組成物を用いて、泡切れ性試験等同様の方法で洗浄した。すすぎ1回目と2回目の試験布70gに付着した残存界面活性剤を1000mlのイオン交換水で抽出し、以下の数式(2)で界面活性剤残存率を算出した。界面活性剤残存率が低いほどすすぎ性が良好であることを示す。
界面活性剤残存率(%)=[(抽出液の界面活性剤濃度)/(洗浄液の界面活性剤濃度)]×100(2)
Figure 2013122047
Figure 2013122047
表1の結果から明らかなように、本発明の液体洗浄剤組成物は、比較例の液体洗浄剤組成物と比較して、泡切れ性並びにすすぎ性に優れており、洗浄性に関しても、有機物を主成分とした汚垢のみならず無機物を多く含む汚垢に対しても優れている。
本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤、食器洗い用洗浄剤及び工業用の洗浄剤(例えば繊維用精錬剤及び金属脱脂剤等の洗浄剤)等として使用できる。中でも衣料用洗浄剤として、セルロース繊維、合成繊維、羊毛、絹若しくはアセテート繊維を含む編物又は織物の洗浄に特に有用である。

Claims (8)

  1. 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(A)および一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(B)を含有してなる洗浄剤組成物。
    Figure 2013122047
    {式(1)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AO及びAOは、それぞれ独立にオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基;EOはオキシエチレン基;POはオキシプロピレン基;a、b、c、d、e、f、g及びhは、a+b=0〜10、c+d=5〜50、e+f=1〜20、g+h=0〜40を満たす数;[(EO)/(PO)] 及び[(EO)/(PO)]は、EOとPOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。}
    −O−[(EO)/(AO)]−H (2)
    {式(2)中、Rは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基;AOはオキシプロピレン基及び/又はオキシブチレン基;mは1〜20の数、nは0〜10の数;[(EO)/(AO)]は、EOとAOがランダム付加及び/又はブロック付加した基;を表す。}
  2. 一般式(1)の[(EO)/(PO)]及び[(EO)/(PO)]で表される基におけるEOの含有率が、[(EO)/(PO)]及び[(EO)/(PO)]の重量に基づいて50〜95重量%である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 一般式(1)の[(EO)/(PO)]、[(EO)/(PO)]、[(EO)/(PO)]及び[(EO)/(PO)]が、EOとPOがランダム付加した基である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 一般式(1)のAOがオキシエチレン基であり、a及びbがa+b=2〜10を満たす数である請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. 一般式(1)のAOがオキシエチレン基であり、g及びhがg+h=5〜25を満たす数である請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. さらに、有機溶剤(C)及び/又は酵素(D)を含有する請求項1〜5いずれかに記載の洗浄剤組成物。
  7. セルロース繊維、合成繊維、羊毛、絹若しくはアセテート繊維を含む編物又は織物の洗浄に用いられる請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  8. 性状が液体状である請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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