JP2013121211A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力源からの直流を交流に変換し、負荷系統に供給する電力供給システムであって、素子の劣化や破損を抑制し、長期にわたって安定して電力を供給することができる電力供給システムを提供する。
【解決手段】直流の直流電源PSに対し並列接続され、直流電源PSからの直流を交流に変換し負荷が接続された負荷系統LSに供給する複数個の非絶縁型のDC/AC変換手段1、2と、負荷系統LSから各DC/AC変換手段1、2に許容範囲を超える過電流が流れるのを制限する過電流制限手段Tr1とを備えている電力供給システムA。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力源から交流電力を供給する電力供給システムに関するものである。
近年、負荷が接続されている電力系統(負荷系統と称する)に電力を供給するシステムとして、商用電力系統とは別系統の電力源を備えた電力供給システムの導入が増加してきている。このような別系統の電力源を備えた電力供給システムでは、負荷が消費する使用電力の一部を前記電力源からの電力でまかない、前記商用電力系統からの電力の供給を減らすことができる。
上記電力源として、蓄電池や太陽光発電装置を挙げることができる。上述の電力供給システムにおいて、前記電力源は、通常、直流の電源である場合がほとんどである。そして、前記負荷系統が交流であることから、前記電力供給システムでは、前記電力源からの直流をDC/AC変換器(インバータ)で交流に変換して負荷に供給している。
また、前記電力源の能力はこの手の電力供給システムが登場した当初に比べて格段に向上しており、前記電力源からの出力電力も大幅に増加している。前記電力源からの電力が大きくなると、従来のインバータでは容量不足となる場合がある。そこで、前記電力源の出力電力に対応可能な容量のインバータを用いる方法が考えられる。しかしながら、インバータの容量を大きくすると、インバータに用いられている素子に大容量の電流に対応するものを用いなくてはならず、インバータのコストが増大する。また、大容量のインバータでは、スイッチング素子のアイドル電流が大きくなるため、低出力時の電力変換効率が低下する問題点もある。
そこで、従来の電力供給システムで使用していたインバータを並列に接続し、大容量の電力に対応させた電力供給システムが提案されている。図7は2個のインバータを並列に接続した従来の電力供給システムの電気的な接続を示す図である。図7に示す電力供給システムEは、電力源である直流電源PSと、直流電源PSに並列に接続された第1インバータ1(DC/AC変換手段)及び第2インバータ2(DC/AC変換手段)とを備えている。
電力供給システムEは、第1出力端子Out1、第2出力端子Out2で負荷(不図示)が接続されている負荷系統LSに接続されている。なお、この負荷系統LSには、商用電力系統が接続されていてもよい。そして、第1出力端子Out1又は第2出力端子Out2と接地端子とを利用することで、AC100Vを供給することができ、第1出力端子Out1と第2出力端子Out2とを利用することで、AC200Vを供給することができるようになっている(単相三線式)。
第1インバータ1は、低周波数(例えば60Hz)で駆動される低周波スイッチング素子SW11、SW12と、高周波数(例えば20kHz)で駆動される高周波スイッチング素子PW11、PW12とを備えており、これらのスイッチング素子が直流電源PSにフルブリッジ接続されている。図1に示すように、低周波スイッチング素子SW11と高周波スイッチング素子PW11とが直列に接続されており、低周波スイッチング素子SW12と高周波スイッチング素子PW12とが直列に接続されている。そして、低周波スイッチング素子SW11及び低周波スイッチング素子SW12が直流電源PSの正極側に接続され、高周波スイッチング素子PW11及び高周波スイッチング素子PW12が直流電源PSの負極側に接続されている。
そして、低周波スイッチング素子SW11と高周波スイッチング素子PW11との接続点に第1出力線O11が接続されており、低周波スイッチング素子SW12と高周波スイッチング素子PW12との接続点に第2出力線O12が接続されている。そして、第1出力線O11の途中にコイルL11が取り付けられ、第2出力線O12の途中にコイルL12が取り付けられている。さらに、第1出力線O11及び第2出力線O12を接続する配線にキャパシタC1が取り付けられている。そして、第1出力線O11は接続点P1を介して、第1出力端子Out1と接続され、第2出力線O12は接続点P2を介して第2出力端子Out2と接続されている。
そして、第1インバータ1は、低周波スイッチング素子SW11、SW12及び高周波スイッチング素子PW11、PW12を制御するドライバ回路Ct1を備えている。ドライバ回路Ct1は、スイッチング素子の構成によって制御に必要なパルス状の電流又は電圧を各スイッチング素子に供給し、スイッチング素子を駆動している。
第2インバータ2は第1インバータ1と同形状のDC/AC変換装置である。すなわち、低周波で駆動される低周波スイッチング素子SW21、SW22と、高周波で駆動される高周波スイッチング素子PW21、PW22とを備えている。なお、低周波スイッチング素子SW21、SW22は低周波スイッチング素子SW11、SW12と同じ構成のものである。同様に、高周波スイッチング素子PW21、PW22は高周波スイッチング素子PW11、PW12と同じ構成のものである。さらに、低周波スイッチング素子SW21、SW22、高周波スイッチング素子PW21、PW22は第1インバータ1の各スイッチング素子と同じように配線されており、ドライバ回路Ct2によって駆動されている。
そして、低周波スイッチング素子SW21と高周波スイッチング素子PW21との接続点に第1出力線O21が接続されており、低周波スイッチング素子SW22と高周波スイッチング素子PW22との接続点に第2出力線O22が接続されている。そして、第1出力線O21の途中にコイルL21が取り付けられ、第2出力線O22の途中にコイルL22が取り付けられている。さらに、第1出力線O21及び第2出力線O22を接続する配線にキャパシタC2が取り付けられている。そして、第1出力線O21は接続点P1を介して、第1出力端子Out1と接続され、第2出力線O22は接続点P2を介して第2出力端子Out2と接続されている。
次に、電力供給システムの動作について説明する。まず第1インバータのみが駆動する場合について説明し、その後、第1インバータ1及び第2インバータ2が同時に駆動する場合について説明する。図8は図7の構成の電力供給システムの第1インバータ1のスイッチング素子の動作状態を示すタイミングチャートである。図8は、第1出力端子Out1と第2出力端子Out2が負荷系統LSに接続されているものとして、直流電源PSからの直流電力を第1インバータ1で交流に変換し、負荷に供給するときのタイミングチャートを示している。
まず、低周波スイッチング素子SW11をオン、高周波スイッチング素子PW12をスイッチングする。このとき、高周波スイッチング素子PW12は、パルス幅制御(PWM制御)されており、パルス幅が徐々に変化するように調整されている。なお、図2では、理解を容易にするため、パルス幅を広く(半波長のパルス数9)で表示しているが、実際の高周波スイッチング素子PW12はもっと細かいパルス(20kHz駆動の場合、半波長のパルス数約167)となっている。
低周波スイッチング素子SW11をオンにして、高周波スイッチング素子PW12をスイッチングすることで、第1出力端子Out1は高電圧に第2出力端子Out2は低電圧になる。このとき、低周波スイッチング素子SW12と高周波スイッチング素子PW11はオフである。
同様に、低周波スイッチング素子SW12をオン、高周波スイッチング素子PW11をスイッチングすることで、第2出力端子Out2が高電圧に第1出力端子Out1が低電圧になる。このとき、低周波スイッチング素子SW11と高周波スイッチング素子PW12がオフである。なお、第1インバータ1は、第1出力端子Out1、第2出力端子Out2側(交流側)にはコイルL11、L12とキャパシタC1が備えられており、第1出力端子Out1及び第2出力端子Out2の電圧が正弦波となるように調整している。
以上に示しているように、低周波スイッチング素子SW11がオンのときと低周波スイッチング素子SW12がオンのときとで、第1出力端子Out1及び第2出力端子Out2の電圧の極性が変化する。低周波スイッチング素子SW11及び低周波スイッチング素子SW12は60Hzで駆動しているので、第1出力端子Out1の出力電圧Vout1及び第2出力端子Out2の出力電圧Vout2はともに周波数60Hzの正弦波の交流となる。また、図8に示しているように、出力電圧Vout1と出力電圧Vout2とは、半波長ずれた正弦波である。
また、第2インバータ2も第1インバータ1と同様の動作で、正弦波の交流電流を第1出力端子Out1、第2出力端子Out2に供給することが可能である。第1インバータ1から出力される電流を電流I1f、第2インバータ2から出力される電流を電流I2fとすると、2個のインバータ1、2を同時に駆動することで、電流I1fと電流I2fとを合成した電流が系統に供給されるので、1台のインバータを用いる場合よりも大きな電力を負荷系統LSに供給することができる(例えば、特開2003−70167号公報等参照)。
特開2003−70167号公報
図7に示すような構成で、高周波数で駆動する高周波スイッチング素子PW11、PW12、PW21、PW22のスイッチングのタイミングがずれると、第1インバータ1から出力される電流I1fと第1インバータ1に戻る電流I1rとが等しくならない場合がある。すなわち、第1インバータ1による出力電圧Vout1の正弦波の波形と、第2インバータ2による出力電圧Vout2の正弦波の波形とにずれが発生する。
例えば、電流I1fよりも電流I1rが小さい場合、その差分ΔIは、第2インバータ2に戻る電流I2rに加算される。つまり、第2インバータ2に電流I2r+ΔIが戻ることとなる。この戻り電流I2r+ΔIはごく短時間に発生するもの(高周波)であるが第2インバータ2の素子(例えば、PW21、PW22)の許容電流よりも大きくなる場合があり、素子の劣化又は破損の原因の一つとなる。
また、第1インバータ1及び第2インバータ2の動作タイミングのずれが大きくなると、短絡電流が流れる場合がある。例えば、第1インバータ1の低周波スイッチング素子SW11がオンのとき、第2高周波スイッチング素子PW21がスイッチングされる(オンになる)と、低周波スイッチング素子SW11、第1出力端子O11、接続点P1、第1接続端子O21及び高周波スイッチング素子PW21が接続されショートしてしまう。このようにショートすると、素子の劣化、破損の原因となる場合がある。
そこで本発明は、電力源からの直流を交流に変換し、負荷系統に供給する電力供給システムであって、素子の劣化や破損を抑制し、長期にわたって安定して電力を供給することができる電力供給システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、直流の電力源に対し並列接続され、前記電力源からの直流を交流に変換し負荷が接続された負荷系統に供給する複数個の非絶縁型のDC/AC変換手段と、前記負荷系統から前記各DC/AC変換手段に許容範囲を超える過電流が流れるのを制限する過電流制限手段とを備えている電力供給システムを提供する。
この構成によると、前記複数個のDC/AC変換手段が並列に配置されているので、前記負荷系統には、前記複数個のDC/AC変換手段からの電力を合わせた電力が供給される、これにより、前記負荷系統に大きな電力を供給することが可能である。
また、前記過電流制限手段が備えられていることから、前記負荷系統から前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流が前記DC/AC変換手段の内部の素子を劣化させるような過電流になるのを抑えている。これにより、前記電力源から前記負荷系統に供給される電力が大きくなっても、前記DC/AC変換手段に過電流が流れることによる素子の劣化、破損を抑制し、長期間にわたって安定した電力供給が可能である。
上記構成において、前記過電流制限手段が、前記各DC/AC変換手段からの供給電流及び前記各DC/AC変換手段への戻り電流が流れる回路をそれぞれ独立した回路とする。
この構成によると、前記各DC/AC変換手段を含む回路が独立した閉回路とすることで、前記各DC/AC変換手段から出力される供給電流と前記各DC/AC変換手段に戻る戻り電流を同じ電流あるいは略同じ電流とすることが可能である。これにより、前記SDC/AC変換手段に戻る戻り電流が過電流となるのを抑制でき、素子の劣化、破損を抑制し、長期間にわたって安定した電力供給が可能である。
上記構成において、前記過電流制限手段が、前記複数個のDC/AC変換手段のうち1個を除くそれぞれのDC/AC変換手段と前記負荷系統とを絶縁するようにしてもよい。このような過電流制限手段として、例えば、絶縁トランスを備えたものを挙げることができる。
この構成によると、前記複数個のDC/AC変換手段よりも少ない数の前記絶縁トランスを用いることで、過電流を抑制することができる。これにより、重量物である絶縁トランスを少なくし、設置場所の制限が少ない電力供給システムを提供することができる。また、1個を除く前記複数のDC/AC変換手段は、前記絶縁トランスで前記負荷系統との間を絶縁するので、絶縁された前記DC/AC変換手段は供給電流をそれぞれ接続された絶縁トランスに供給する。これにより、前記DC/AC変換手段から出力された供給電流と戻ってくる戻り電流とは同じかほぼ同じになり、前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流が過電流になるのを抑制することができる。
また、各絶縁トランスと前記負荷系統とをつなぐ回路すべて独立であり、それぞれの回路は前記絶縁トランスが取り付けられていない前記DC/AC変換手段を含む回路とも独立している。これにより、絶縁トランスが取り付けられていない前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流及び前記各絶縁トランスに戻る戻り電流は、前記絶縁トランスが取り付けられていない前記DC/AC変換手段からの供給電流及び前記各絶縁トランスからの供給電流のそれぞれと同じかほぼ同じになる。これにより、前記絶縁トランスが接続されていない前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流が過電流になるのを抑制することができる。以上のことより、前記各DC/AC変換手段に戻る戻り電流が、過電流になるのを抑制でき、素子の劣化、破損を抑制し、長期間にわたって安定した電力供給が可能である。
上記構成において、前記過電流制限手段が、前記複数個のDC/AC変換手段のうち1個を除くそれぞれのDC/AC変換手段と前記電力源とを絶縁するようにしてもよい。このような過電流制限手段として、例えば、絶縁型DC/DCコンバータを備えたものを挙げることができる。
この構成によると、各DC/AC変換手段には、絶縁型DC/DCコンバータを介して電流が供給されるので、電力源と各絶縁型DC/DCコンバータとは独立した回路を構成している。このことから、前記各DC/AC変換手段と前記負荷系統とをつなぐ回路は閉回路となるので、前記各DC/AC変換手段に前記負荷系統から戻る戻り電流は、前記DC/AC変換手段から前記負荷系統に供給された供給電流と同じあるいはほぼ同じとなる。これにより、前記各DC/AC変換手段に戻る戻り電流が過電流となるのを抑制することができ、素子の劣化、破損を抑制し、長期間にわたって安定した電力供給が可能である。
上記構成において、前記過電流がパルス状の電流であるとき、前記過電流制限手段として前記複数個のDC/AC変換手段のそれぞれと前記電力源の負極側とを接続する配線に配置され、前記パルス状の過電流の周波数の電流が流れるのを阻止するものを用いてもよい。このような、過電流制限手段として、コイルとキャパシタを用いたローパスフィルタを備えたものを挙げることができる。
この構成によると、前記DC/AC変換手段と前記電力源の負極とを接続する配線に、前記過電流と同じ周波数の電流が流れるのを阻止するローパスフィルタのような前記過電流制限手段を配置していることで、過電流の周波数の電流が流れようとすると抵抗が増大するので、過電流が流れるのを抑制することができる。これにより、戻り電流に偏りが発生した場合でも、前記DC/AC変換手段に含まれる素子に過電流が流れるのを抑制することができる。
上記構成において、前記複数個のDC/AC変換手段はPWM制御されるスイッチング素子を備えており、前記過電流制限手段は、前記各DC/AC変換手段のスイッチング素子を同期制御する同期制御手段としてもよい。なお、前記同期制御手段には、前記各DC/AC変換手段のスイッチング素子を駆動する制御手段に送信するパルス信号を生成する発振子を備えていてもよい。
複数台のDC/AC変換手段を並列に配置した場合、各DC/AC変換手段の動作タイミングのずれによって、前記負荷系統から前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流のバランスの崩れが発生する。この構成のように、前記DC/AC変換手段のスイッチング素子の駆動の基準になるパルス信号を、すべてのDC/AC変換手段で共通とすることで、前記複数のDC/AC変換手段を正確に同期して駆動することができる。これにより、前記負荷系統から前記DC/AC変換手段に戻る戻り電流のばらつきによる過電流化を抑制し、素子の劣化、破損を抑制し、長期間にわたって安定した電力供給が可能である。
上記構成において、前記負荷系統が商用電力系統と接続されているものであってもよい。このような構成として、例えば、前記電力源に太陽光発電装置、ガス発電装置等の直流で発電する発電装置や蓄電池、前記発電装置と前記蓄電池とを組み合わせたものを挙げることができる。
本発明によると、電力源からの直流を交流に変換し、負荷系統に供給する電力供給システムであって、負荷系統から各DC/AC変換手段に戻る戻り電流が内部に配置された素子の許容範囲を超える過電流となるのを制限することができる。これにより、素子の劣化や破損を抑制することができ、それだけ、長期にわたって安定して電力を供給することができる。
本発明にかかる電力供給システムの電気的な接続を示す図である。 本発明にかかる電力供給システムの他の例を示す図である。 発明にかかる電力供給システムの他の例の電気的な接続を示す図である。 本発明にかかる電力供給システムの他の例を示す図である。 本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例の電気的な接続を示す図である。 本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例の電気的な接続を示す図である。 2個のインバータを並列に接続した従来の電力供給システムの電気的な接続を示す図である。 図7の構成の電力供給システムの第1インバータ1のスイッチング素子の動作状態を示すタイミングチャートである。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明にかかる電力供給システムの電気的な接続を示す図である。図1に示す電力供給システムAは、直流電源PSと、直流電源PSに並列に接続された第1インバータ1(DC/AC変換手段)及び第2インバータ2(DC/AC変換手段)とを備えている。なお、この点は、従来の電力供給システムEと同じ構成であり、実質上同じ部分は同じ符号を付すとともに、実質上同じ部分の詳細な説明は省略する。
第1インバータ1は、ドライバ回路Ct1によって、低周波スイッチング素子SW11、SW12、高周波スイッチング素子PW11、PW12が駆動されることで、直流を交流に変換している。なお、低周波スイッチング素子SW11、SW12は例えば、60Hzで駆動される素子であり、ドライバ回路Ct1は低周波スイッチング素子SW11、SW12に駆動信号を送るためのアナログ発振回路を備えている。また、高周波スイッチング回路PW11及びPW12は例えば、20kHzで駆動される素子であり、ドライバ回路Ct1は、高周波スイッチング素子PW11、PW12を駆動する信号のパルス幅を変調するPWM回路を備えている。
同様に、第2インバータ2は、ドライバ回路Ct2によって、低周波スイッチング素子SW21、SW22、高周波スイッチング素子PW21、PW22が駆動されることで、直流を交流に変換している。なお、低周波スイッチング素子SW21、SW22は例えば、60Hzで駆動される素子であり、ドライバ回路Ct2は低周波スイッチング素子SW21、SW22に駆動信号を送るためのアナログ発振回路を備えている。また、高周波スイッチング回路PW21及びPW22は例えば、20kHzで駆動される素子であり、ドライバ回路Ct2は、高周波スイッチング素子PW21、PW22を駆動する信号のパルス幅を変調するPWM回路を備えている。
電力供給システムAは、第1インバータ1と第2インバータ2との両方あるいは一方を駆動し、負荷が接続された負荷系統LSに電力を供給するシステムである。なお、負荷系統LSには、別途、商用電力系統(不図示)から電力が供給される構成であってもよい。この場合、電力供給システムAからの電力と商用電力系統からの電力のいずれか一方あるいは両方を負荷系統LSに供給するための連系装置(不図示)が備えられている。
図1に示す電力供給システムAでは、第2インバータ2と負荷系統LSとの間に、絶縁トランスTr1(過電流制限手段)を配置している。詳しく説明すると、絶縁トランスTr1は、第2インバータ2側に配置される一次巻線Co21と、一次巻線Co21と並び負荷系統LS側に配置された二次巻線Co22とを備えている。なお、絶縁トランスTr1は、絶縁を目的とするものであるので、巻線比1:1としているが、これに限定されるものではない。
一次巻線Co21は、第2インバータ2の第1出力線O21と第2出力線O22とを接続するように配置されている。また、二次巻線Co22は一方が接続点P1に、他方が接続点P2と接続されている。つまり、直流電源PS、第2インバータ2及び一次巻線Co21は閉じた回路Cc21を構成している。一方、二次巻線Co22及び負荷系統LSも第2インバータ2を含む閉回路Cc21とは別の閉じた回路Cc22を構成している。
さらに、直流電源PS、第1インバータ1及び負荷系統LSで、閉回路Cc21、Cc22とは異なる閉回路Cc11を構成している。すなわち、電力供給システムAでは、3つの異なる閉回路Cc11、Cc21及びCc22を含む構成となっている。
ここで、各閉回路を参照しつつ電流の流れについて説明する。まず、直流電源PSは、正極から直流の出力電流Ieをシステム全体に供給しており、同様に戻り電流Ibが負極に戻っている。なお、出力電流Ieと戻り電流Ibとは等しい(実際には、回路の損失等があるのでわずかながら異なる場合がある)。閉回路Cc11及び閉回路Cc21は直流電源PSを共用する構成となっており、出力電流Ieは第1インバータ1に入力する入力電流I1eと第2インバータ2に入力する入力電流I2eとに分かれて流れる。すなわち、次の式を満たす。
[数1]
Ie=I1e+I2e
閉回路Cc11では、入力電流I1eに基づいて、第1インバータ1で交流の供給電流I1fが負荷系統LSに供給される。そして、第1インバータ1には負荷系統LSより戻り電流I1rが戻ってくる。そして、第1インバータ1から戻り電流I1bが、直流電源PSの負極に戻る。
閉回路Cc21では、入力電流I2eに基づいて、第2インバータ2で交流の供給電流I2fが一次巻線Co21に供給される。一次巻線Co21からの戻り電流I2rは第2インバータ2に戻る。そして、第2インバータ2から戻り電流I2bが、直流電源PSの負極に戻る。なお、直流電源PSの戻り電流Ibは、次の式を満たす。
[数2]
Ib=I1b+I2b
また、一次巻線Co21に供給される電流が交流であることから、二次巻線Co22は励磁され、二次巻線Co22には励磁電流I2tが生じる。このとき、絶縁トランスTr1の巻線比は1:1なので、二次巻線Co22には、一次巻線Co21を流れる電流(供給電流I2f)とほぼ同じ電流が発生する。なお、二次巻線Co22の両端は接続点P1及び接続点P2と接続しているので、二次巻線Co22で生じた励磁電流は負荷系統LSに供給される。そして、負荷系統LSから戻り電流としてI2sが二次巻線Co22に戻る。なお、閉回路Cc11と閉回路Cc22とは負荷系統LSに接続されているので、負荷系統LSに供給される電流Ifは、次の式を満たす。
[数3]
If=I1f+I2t
そして、負荷系統LSから戻る戻り電流Irは、次の式を見たす。
[数4]
Ir=I1r+I2s
そして、閉回路Cc22は閉回路であることから、配線や素子の損失を無視すると励磁電流I2tと戻り電流I2sは等しくなる。
[数5]
I2t=I2s
負荷系統LSへの供給電流Ifと負荷系統LSからの戻り電流Irとは同じとなるので、(数3)及び(数4)より、次の式を満たす。
[数6]
I1f+I2t=I1r+I2s
そして、(数6)と(数5)とから、
[数7]
I1f=I1r
となる。
また、閉回路Cc21は供給電流I2fは一次巻線Co21を通過し、戻り電流I2rとして第2インバータ2に戻るので、I2fとI2rとは等しくなる。すなわち、以下のとおりである。
[数8]
I2f=I2r
(数7)及び(数8)に示すように、第1インバータ1からの供給電流I1fと戻り電流I1rとは等しく、第2インバータ2からの供給電流I2fと戻り電流I2rとは等しい。このことから、直流電源PSから第1インバータ1又は第2インバータ2に供給する電流I1f、I2fを各インバータ1、2の内部に配置されたスイッチング素子等の許容電流以下となるように、各インバータ1、2を駆動することで、各インバータ1、2の素子に許容電流以上の電流(過電流)が流れるのを抑制することができる。
上述した通り、各インバータは出力電流(供給電流)と戻り電流とが等しくなることは、電力供給システムAの回路構成によるものである。そのため、第1インバータ1と第2インバータ2の動作にずれ(時間のずれ)があっても、第1インバータ1及び第2インバータ2の供給電流及び戻り電流は等しくなる。これにより、電力供給システムAでは、第1インバータ1及び第2インバータ2の動作がずれても、戻り電流のバランス(I1rとI2rとのバランス)と、供給電流のバランス(I1fとI2fとのバランス)とのずれを抑制することができ、第1インバータ1又は第2インバータ2に素子を劣化させるあるいは破損させる過電流が流れるのを抑制することができる。また、第1インバータ1と第2インバータ2とは、絶縁されているので、第1インバータ1と第2インバータ2の動作のずれによるショートの発生も防止できる。
これにより、従来用いられているインバータを複数備えることで、高価な(大電流に対応した)スイッチング素子を備えたインバータ用いなくても、直流電源PSから負荷系統LSに従来よりも大きな電力を安定して供給することが可能である。また、供給する電力によって、動作するインバータの数を調整することができ、大電流に対応したスイッチング素子よりも少ないアイドル電流で駆動することが可能であるので、小電力を供給するときの効率の低下を抑制することも可能である。
これにより、電力供給システムAは負荷系統LSに対して、長期間にわたって安定的に電力を供給できる。なお、本実施形態において、絶縁トランスTr1は第2インバータ2と負荷系統LSの間に配置されているが、第2インバータ2が絶縁トランスTr1を含む構成となっていてもよい。
なお、電力供給システムAにおいて、第1インバータ1及び第2インバータ2から負荷系統LSへの出力は交流であるので、実際には、図に示した矢印の方向と逆方向に電流が流れる場合もあるが、電流のバランスは上述した通り崩れない。
また、本実施形態において、2台のインバータを並列につないだ構成となっているが、それに限定されるものではない。図2は本発明にかかる電力供給システムの他の例を示す図である。なお、図2に示す電力供給システムでは、インバータ内部の素子の構成及び絶縁トランスの内部構成を省略しているが、素子の構成については図1に示す第1インバータ1、第2インバータ及び絶縁トランスと同じ構成である。
図2に示す、電力供給システムA2は、n台(nは3以上)のインバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)を備えており、すべてのインバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)が並列となるように接続されている。そして、電力供給システムA2には、n−1台(nは3以上)の絶縁トランス(Tr1、Tr2、・・・、Trn−1)を備えている。絶縁トランス(Tr1、Tr2、・・・、Trn−1)はインバータIv1以外のインバータ(Iv2、Iv3、・・・、Ivn)に取り付けられている。
このように、絶縁トランス(Tr1、Tr2、・・・、Trn−1)がインバータ(Iv2、Iv3、・・・、Ivn)に取り付けられているので、直流電源PSと各インバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)を含む回路はそれぞれ独立し、閉じた回路を構成している。このため、各インバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)からの供給電流と戻り電流とを略同じ電流とすることができる。これにより、インバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)の内部に含まれる素子(スイッチング素子)に過電流が流れ、素子が劣化したり、破損したりするのを抑制することができる。また、インバータに備えられるスイッチング素子の動作のずれによるショートを抑制することが可能である。
以上に示したように、電力供給システムが3台以上のインバータを備える構成の場合、1台のインバータだけ負荷系統LSと直結し、残りのインバータは絶縁トランスを介して負荷系統LSに接続するように構成すればよい。さらに、本実施形態で示す電力供給システムでは、インバータと負荷系統LSとの絶縁にトランスを利用しているが、これに限定されるものではなく、電気エネルギを伝達可能で電気的に絶縁できる部材を広く採用することができる。
(第2の実施形態)
本発明にかかる電力供給システムの他の例について図面を参照して説明する。図3は本発明にかかる電力供給システムの他の例の電気的な接続を示す図である。図3に示すように電力供給システムBは、第2インバータ2と負荷系統LSとの間の絶縁トランスが省略され、代わりに、直流電源PSと第2インバータ2との間に接続部として絶縁型DC/DCコンバータDr1(過電流制限手段)が配置されている。これ以外は、図1に示す電力供給システムAと同じ構成を有している。なお、電力供給システムBにおいて、電力供給システムAと実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
電力供給システムBでは、直流電源PSと第2インバータ2との間に絶縁型DC/DCコンバータDr1が配置されている。直流電源PSからの出力電流Ieは、第1インバータ1に入力する入力電流I1eと絶縁型DC/DCコンバータDr1に入力する入力電流I2eに分かれて流れる。第1インバータ1の動作は、電力供給システムAと同じであり、第1インバータ1から直流電源PSに戻り電流I1bが戻る。
そして、絶縁型DC/DCコンバータDr1は、直流電源PSからの電流を変換し、第2インバータ2に供給する。絶縁型DC/DCコンバータDr1は、入力側(直流電源PS側)と出力側(第2インバータ2側)に分かれており、それぞれ、独立した(電流が流れない)回路で構成されている。このことから、直流電源PSから絶縁型DC/DCコンバータDr1に流れる供給電流I2eと、絶縁型DC/DCコンバータDr1から直流電源PSに流れる戻り電流I2bは、損失を無視した場合、等しくなる。
そして、絶縁型DC/DCコンバータDr1と第2インバータ2及び負荷系統LSとで閉じた回路を形成しているので、絶縁型DC/DCコンバータDr1から第2インバータ2に入力する入力電流I2jと第2インバータ2から絶縁型DC/DCコンバータDr1に戻る戻り電流I2kとは等しくなる。また、この入力電流と出力電流の関係があることから、第2インバータ2から負荷系統LSに流れる供給電流I2fと、負荷系統LSから第2インバータ2に戻る戻り電流I2rとは等しくなる。
そして、負荷系統LSに供給される供給電流Ifが、第1インバータ1からの供給電流I1fと第2インバータ2からの供給電流I2fとの和であり、戻り電流Irが第1インバータ1に戻る戻り電流I1rと第2インバータ2に戻る戻り電流I2rとの和である。供給電流Ifと戻り電流Irとは等しく、第2インバータ2からの供給電流I2fと第2インバータ2への戻り電流I2rが等しいことから、第1インバータ1からの供給電流I1fと第1インバータ1への戻り電流I1rとが等しくなる。
以上のことより、電力供給システムBでは、回路構成上、第1インバータ1からの供給電流I1fと第1インバータ1への戻り電流I1r、第2インバータ2からの供給電流I2fと第2インバータ2への戻り電流I2rはそれぞれ等しくなる。これは、第1インバータ1を含む回路と第2インバータ2を含む回路がそれぞれ独立した回路となっているためであり、第1インバータ1と第2インバータ2の動作がずれても、それぞれのインバータの供給電流と戻り電流のバランスが崩れることはない。
これにより、第1インバータ1及び第2インバータ2を同時に駆動したとき、第1インバータ1と第2インバータ2の動作のずれにより、戻り電流が偏ってしまうことを防ぐことができる。これにより、第1インバータ1又は第2インバータ2を構成する素子(スイッチング素子)に許容範囲を超えた電流が流れるのを抑制し、素子の劣化や破損を抑制することが可能である。また、第1インバータ1と第2インバータ2とがそれぞれ独立した回路に組み込まれていることで、スイッチング素子の動作タイミングのずれにより発生するショートを防止することが可能である。
以上示したように、絶縁型DC/DCコンバータDr1を直流電源PSと第2インバータ2の間に配置することで、第1インバータ1又は第2インバータ2の劣化や破損を抑制することが可能である。なお、絶縁型DC/DCコンバータとして、例えば、絶縁フライバック方式、絶縁フォワード方式、プッシュプル方式、ハーフブリッジ方式、フルブリッジ方式等、従来よく知られた方式のものを採用することが可能である。また、以上の説明において、電力供給システムBの直流電源PSと第2インバータ2とをつなぐ接続部として 、絶縁型DC/DCコンバータDr1を用いているが、これに限定されるものではなく、直流電源PSと第2インバータ2とを電気的に絶縁できる回路構成の装置を広く用いることが可能である。
また、本実施形態において、2台のインバータを並列につないだ構成となっているが、それに限定されるものではない。図4は本発明にかかる電力供給システムの他の例を示す図である。なお、図4に示す電力供給システムB2では、インバータ内部の素子の構成及び絶縁型DC/DCコンバータの内部構成を省略しているが、素子の構成については図2に示す第1インバータ1、第2インバータ及び絶縁型DC/DCコンバータと同じ構成である。
図4に示す、電力供給システムB2は、n台(nは3以上)のインバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)を備えており、すべてのインバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)が並列となるように接続されている。そして、電力供給システムA2には、n−1台(nは3以上)の絶縁型DC/DCコンバータ(Dr1、Dr2、・・・、Drn−1)を備えている。絶縁型DC/DCコンバータ(Dr1、Dr2、・・・、Drn−1)はインバータIv1以外のインバータ(Iv2、Iv3、・・・、Ivn)に取り付けられている。
このように、絶縁型DC/DCコンバータ(Dr1、Dr2、・・・、Drn−1)がインバータ(Iv2、Iv3、・・・、Ivn)に取り付けられているので、直流電源PSと第1インバータIv1と、絶縁型DC/DCコンバータ(Dr1、Dr2、・・・、Drn−1)とを含む回路はそれぞれ独立し、閉じた回路を構成している。このため、各インバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)からの供給電流と戻り電流とを略同じ電流とすることができる。これにより、インバータ(Iv1、Iv2、Iv3、・・・、Ivn)の内部に含まれる素子(スイッチング素子)に過電流が流れ、素子が劣化したり、破損したりするのを抑制することができる。また、インバータに備えられるスイッチング素子の動作のずれによるショートを抑制することが可能である。
以上に示したように、電力供給システムが3台以上のインバータを備える構成の場合、1台のインバータだけ直流電源PSと直結し、残りのインバータは絶縁型DC/DCコンバータを介して直流電源PSと接続するように構成すればよい。
(第3の実施形態)
本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例の電気的な接続を示す図である。図5に示す電力供給システムCは、第2インバータ2と負荷系統LSとの間の絶縁トランスが省略され、代わりに、第1インバータ1及び第2インバータ2と直流電源PSの負極側とを接続する配線に接続部31(過電流制限手段)及び接続部32(過電流制限手段)が備えられている。それ以外の部分は、電力供給システムAと同じ構成を有している。なお、電力供給システムCにおいて、電力供給システムAと実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第1インバータ1と直流電源PSの負極とを接続する配線R1の途中に、接続部31が備えられている。また、第2インバータ2と直流電源PSの負極とを接続する配線R2の途中に、接続部32が備えられている。接続部31及び接続部32は同じ回路構成を有している。なお、以下の説明では、接続部31について主に説明するが、接続部32も同様の構成及び同様の効果を有している。
複数のインバータが並列に接続された電力供給システムにおいて、インバータの動作タイミングがずれると、各インバータから負荷系統LSに供給された供給電流のバランスと、負荷系統LSからインバータに戻る戻り電流のバランスが異なる場合がある。このように、供給電流のバランスと戻り電流のバランスが異なると、少なくとも1つのインバータには、インバータより供給された電流よりも大きな電流(過電流)が戻ってくる。
通常、複数のインバータを同時に動作させても各インバータの動作には数十μsのずれが発生する。そして、インバータの動作のずれが数十μsになると、上述したような過電流が発生することがわかっている。すなわち、過電流は数十μsのパルス状の電流であり、高周波の電流である。そこで、電力供給システムCでは、インバータ1の配線R1に接続部31を配置し、高周波のパルス状の電流が流れるのを阻止している。
図5に示すように、接続部31は、配線R1の途中に配置されたコイル311と、コイル311と直流電源PSとの間に接地する線を設け、その接地線にキャパシタ312を備えた、いわゆるローパスフィルタである。このような接続部31は、高周波の電流(パルス電流)に対して、インピーダンスが増大する。このことから、接続部31は高周波のパルス電流が流れるのを阻止する。このような接続部31が配線R1に配置されていることで、第1インバータ1に高周波の過電流が流れるのを抑制することができる。これにより、第1インバータ1に備えられるスイッチング素子(特に、戻り電流が流れる高周波スイッチング素子PW11、PW12)が劣化したり、破損したりするのを抑制することができる。
また、第2インバータ2と接続する配線R2に接続部31と同じ構成の接続部32(コイル321とキャパシタ322を備えた構成)を配置することで、第2インバータ2に備えられるスイッチング素子(特に、戻り電流が流れる高周波スイッチング素子PW21、PW22)に過電流が流れるのを抑制し、劣化や破損を抑制することができる。
なお、接続部31、32で阻止される高周波の周波数は、コイル311、321のリアクタンスとキャパシタ312、322のキャパシタンスによって決定される。つまり、予め2つのインバータの動作のずれ時間を想定し、そのずれ時間によって発生する電流の周波数に基づいて、コイルとキャパシタを選定することで効率よく過電流を阻止することができる。
なお、接続部31、32としてコイルとキャパシタを用いたローパスフィルタを例に説明しているがこれに限定されるものではなく、一定の高周波、換言すると、一定のパルス幅のパルス電流の流れを阻止できる回路を広く採用することが可能である。
(第4の実施形態)
本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例について図面を参照して説明する。図6は本発明にかかる電力供給システムのさらに他の例の電気的な接続を示す図である。図6に示す電力供給システムDは、第1インバータ1及び第2インバータ2を正確に同期させるための同期制御部4(過電流制限手段)を備えている。なお、図6に示す電力供給システムDにおいて、第1インバータ1及び第2インバータ2は電力供給システムAと同じであるので、詳細な表示を省略している。
複数台(図6では2台)のインバータを並列に備えた電力供給システムDにおいて、2台のインバータ1、2を同時に駆動する場合、2台のインバータ1、2ができる限り正確に同期して駆動されることが好ましい。上述したように、数十μsずれただけでも、負荷系統LSから各インバータに戻る戻り電流のバランスが崩れ、場合によっては、インバータ(内部に含まれる素子)の許容範囲を超える電流(過電流)が流れる場合がある。
そこで、図6に示すように電力供給システムDでは、第1インバータ1のドライバ回路Ct1及び第2インバータ2のドライバ回路Ct2の動作を正確に同期させる同期制御部4を備えている。
第1インバータ1では、上述しているように低周波スイッチング素子SW11がオンのときに高周波スイッチング素子PW12をスイッチングし、低周波スイッチング素子SW12がオンのときに高周波スイッチング素子PW11をスイッチングしている。
また、第2インバータ2では、上述しているように低周波スイッチング素子SW21がオンのときに高周波スイッチング素子PW22をスイッチングし、低周波スイッチング素子SW22がオンのときに高周波スイッチング素子PW21をスイッチングしている。
このような第1インバータ1及び第2インバータ2を正確に同期運転するためには、第1インバータ1及び第2インバータ2の低周波スイッチング素子SW11とSW21及び低周波スイッチング素子SW12とSW22とのオンタイミングを正確に同期させる必要がある。さらに、第1インバータ1及び第2インバータ2の高周波スイッチング素子PW12とPW22及び高周波スイッチング素子PW11とPW21のスイッチングのタイミングを正確に同期させる必要がある。
上述したように、各インバータの高周波スイッチング素子は、ドライバ回路Ct1及びCt2のPWM回路からのPWM信号に基づいて駆動されている。そして、PWM回路は、PWM回路の外部から受信する基本クロック信号に基づいて、高周波スイッチング素子のスイッチングタイミング情報を含むPWM信号を生成している。すなわち、高周波スイッチング素子の駆動は、PWM信号の波形、タイミング、周波数によって決まるものであり、さらには、PWM信号のもとになる基本クロック信号によってきまる。つまり、ドライバ回路Ct1(のPWM回路)とドライバ回路Ct2(のPWM回路)とに同じ基本クロック信号が供給されることで、第1インバータ1の高周波スイッチング素子PW11、PW12、第2インバータ2の高周波スイッチング素子PW21、PW22を正確に同期させることができる。
そのため、電力供給システムDでは、同期制御部4からドライバ回路Ct1及びドライバ回路Ct2の両方に同じ基本クロック信号を供給する構成となっている。具体的には、同期制御部4が基本クロック信号を生成する発振子41を備えており、ドライバ回路Ct1に送信される基本クロック信号とドライバ回路Ct2に送信される基本クロック信号とがずれないように送信する構成を有している。
このように、同期制御部4からずれのない基本クロック信号を、各インバータのドライバ回路Ct1、Ct2に送信するので、高周波スイッチング素子PW11、PW12、PW21及びPW22を正確に同期することができる。これにより、第1インバータ1及び第2インバータ2の動作のずれ及びずれにより発生する戻り電流のバランスの崩れを抑制できる。さらにこのことから、インバータに許容範囲を超える電流が流れるのを抑制し、内部に配置された素子(特に、高周波スイッチング素子)の劣化、破損を抑制できる。
上記各実施形態の電力供給システムでは、第1インバータ及び第2インバータとして、フルブリッジ方式の非絶縁インバータを利用しているが、これに限定されるものではなく、高周波駆動のスイッチング素子を備えた非絶縁型のインバータを用いた場合でも同様の効果を得ることができる。
また、インバータに用いられる低周波スイッチング素子及び高周波スイッチング素子としてバイポーラ型トランジスタ、IGBT、FET、MOSFET等のトランジスタを利用することが可能である。また、上述の各実施形態では、電力源として、蓄電池を挙げることができるが、これに限定されるものではなく、太陽光発電装置、ガス発電装置、風力発電装置、その他直流の発電装置を用いることも可能である。さらに、これらのような発電装置と蓄電池とを組み合わせたものを電力源として利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明の電力供給システムは、太陽光発電システム、ガスコジェネシステム、蓄電池を備える停電バックアップシステム、交流モータで駆動される電気自動車等、直流の電力源から交流を供給する電力供給システムとして用いることが可能である。
A〜D 電力供給システム
1 第1インバータ
2 第2インバータ
31、32 接続部
311、321 コイル
312、322 キャパシタ
4 同期制御部
41 発振子
SW11、SW12、SW21、SW22 低周波スイッチング素子
PW11、PW22、PW21、PW22 高周波スイッチング素子
L11、L12、L21、L22 コイル
C1、C2 キャパシタ
Ct1、Ct2 ドライバ回路
Tr1〜Trn−1 絶縁トランス
Dr1〜Drn−1 絶縁型DC/DCコンバータ
PS 電力源

Claims (11)

  1. 直流の電力源に対し並列接続され、前記電力源からの直流を交流に変換し、負荷が接続された負荷系統に供給する複数個の非絶縁型のDC/AC変換手段と、
    前記負荷系統から前記各DC/AC変換手段に許容範囲を超える過電流が流れるのを制限する過電流制限手段とを備えていることを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記過電流制限手段が、前記各DC/AC変換手段から前記負荷系統に供給する供給電流及び前記負荷系統から前記各DC/AC変換手段への戻り電流が流れる回路を各DC/AC変換手段を含む独立した回路とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記過電流制限手段が、前記複数個のDC/AC変換手段のうち1個を除くそれぞれのDC/AC変換手段と前記負荷系統との間に配置され、前記それぞれのDC/AC変換手段と前記負荷系統とを絶縁する請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記過電流制限手段が、絶縁トランスを含む請求項3に記載の電力供給システム。
  5. 前記過電流制限手段が、前記複数個のDC/AC変換手段のうち1個を除くそれぞれのDC/AC変換手段と前記電力源との間に配置され、前記それぞれのDC/AC変換手段と前記電力源とを絶縁する請求項2に記載の電力供給システム。
  6. 前記過電流制限手段が、絶縁型DC/DCコンバータを含む請求項5に記載の電力供給システム。
  7. 前記過電流制限手段が、前記過電流がパルス状の電流であるときに用いられるものであり、
    前記複数個のDC/AC変換手段のそれぞれと前記電力源の負極側との間に配置され、前記パルス状の過電流の周波数の電流が流れるのを阻止する請求項1に記載の電力供給システム。
  8. 前記過電流制限手段が、コイルとキャパシタを用いたローパスフィルタを含む請求項7に記載の電力供給システム。
  9. 前記複数個のDC/AC変換手段がPWM制御されるスイッチング素子を備えており、
    前記過電流制限手段が、前記各DC/AC変換手段のスイッチング素子を同期制御する同期制御手段である請求項1に記載の電力供給システム。
  10. 前記過電流制限手段が、前記各DC/AC変換手段のスイッチング素子を駆動する制御手段に送信するパルス信号を生成する発振子を備えている請求項9に記載の電力供給システム。
  11. 前記負荷系統が商用電力系統と接続されている請求項1から請求項10のいずれかに記載の電力供給システム。
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