JP2013120525A - センサネットワーク端末、システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク端末の消費電力を低減するとともに、端末の電池寿命や故障等の異常を逸早く通信相手の装置が検知できることを目的としている。
【解決手段】センサネットワーク端末5は、センサ部1から最新のセンサ値を出力し、記憶されている前回のセンサ値と比較する。前回と異なり、閾値以上である場合、最新のセンサ値を管理装置9に通知し、1回目の比較で前回と一致又は閾値未満である場合、前回と一致したことを管理装置9に通知し、連続して前回と一致又は閾値未満である場合、管理装置9には通知しない。さらに、強制通知する比較回数を設定しておき、連続して一致又は閾値未満の比較回数が設定値に達した場合、最新のセンサ値を管理装置9に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサネットワーク端末が無線通信によってデータの送受信をする際、省電力となる通信方式に関する。
センサネットワークとは、複数又は1つのセンサが付いた無線端末(以降センサネットワーク端末と呼ぶ)が分散配置され、これらセンサネットワーク端末から物理量を収集することを可能とする無線ネットワークのことである。
センサネットワークは人工環境や自然環境のあらゆる箇所にセンサネットワーク端末を配置して、これ等のセンサから物理量の情報を収集することができ、きめ細かい情報の管理や制御が可能となる。
用途は多岐にわたるが、電力や温度、ガスのモニタ、赤外線や慣性センサによる行動モニタ、GPSや電波などによる追跡などが挙げられる。
また、センサネットワーク端末は1個以上のセンサ、無線チップ、マイクロプロセッサ、電源などより構成されている。電力供給が難しい場所に設置する場合、電池又は自己発電機能により電力を供給する。
電池で動作するセンサーネットワーク端末は、定周期でセンサが計測して得られたセンサ値を無線通信機能を使って管理装置に送信する。計測周期が数秒間隔の場合は数ヶ月で電池容量が無くなってしまい、分散された該当するセンサーネットワーク端末の電池交換を余儀なくされる。このため、電力を極力消費しない省電力のセンサネットワーク端末が求められている。
さらに、電池切れになると、無線通信ができなくなるため、情報の欠損が生じる。このため、電池切れ等の異常を逸早く検出し、対応する必要がある。
このような課題にたいしては、例えば、以下の特許文献1に開示された技術が知られている。
この特許文献1には、最新のセンサ値に所定値を超える変化が認められる場合、無線通信を行うことが記載されている。さらに、所定時間経過するまでの間に無線通信部にセンサ値が通知されない場合には、最初のセンサ値を無線通信部に通知するようにしている。
特開2008−59302号公報
しかしながら、上述の特許文献1の従来技術は、所定時間経過するまでの間、センサネットワーク端末に何らかの異常が生じて通知できないのか、又は、前回と同じセンサ値のために通知しないのかがセンサ値を収集して管理する管理装置側では、判断できない。
特に重要な計測データの情報をセンサネットワーク端末から収集して管理する場合、端末の電池寿命や故障等の異常による長時間の計測データの欠損は大きな問題となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、センサネットワーク端末の消費電力を低減するとともに、端末の電池寿命や故障等の異常を逸早く通信相手の装置が検知できることを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のセンサネットワーク端末は、センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末において、センサネットワーク端末に電力を供給する電源と、計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を備え、前記端末制御部は、前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記最新のセンサ値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新し、1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新し、2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新することを特徴とする。
また、本発明のセンサネットワーク端末は、センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末において、センサネットワーク端末に電力を供給する電源と、計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値と前回のセンサ値の差分の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を備え、前記端末制御部は、前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値の差分値を計算し、前記差分値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記差分値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新し、1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新し、2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新することを特徴とする。
また、本発明のセンサネットワーク端末は、前記一致回数が所定回数となった場合に強制的に通知情報を送信する送信閾値を記憶する端末記憶部を備え、前記端末制御部は、前記一致回数が前記送信閾値となった場合、通知情報として最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアすることを特徴とする。
また、本発明のセンサネットワーク端末は、前記電源において、1次電池、2次電池の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、本発明のセンサネットワーク端末は、前記端末無線通信部が、外部装置から計測周期情報又は送信閾値を受信し、前記端末制御部が、前記計測周期情報又は前記送信閾値を受け取ると、前記端末記憶部に記憶されている計測周期情報又は送信閾値を、受信した計測周期情報又は送信閾値に、更新することを特徴とする。
また、本発明のセンサネットワークシステムは、無線回線を介して外部装置とセンサネットワーク端末がデータ通信を行うセンサネットワークシステムであって、外部装置は、計測したセンサ値、各センサの計測周期情報をそれぞれ記憶しておく管理記憶部と、複数の前記センサネットワーク端末から送信される通知情報をそれぞれ受信する管理無線通信部と、前記管理無線通信部から転送された通知情報からセンサ値を前記管理記憶部に格納する管理制御部と、を備え、前記管理制御部は、前記受信した通知情報がセンサ値の場合、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部に前記センサ値を保存し、前記受信した通知情報が一致情報の場合、一致情報を前回のセンサ値に置き換え、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部の所定領域にセンサ値を保存し、前回の通知情報が一致情報であり、所定時間経過するまでの間に次の通知情報が転送されない場合、最新のセンサ値が前回のセンサ値と同一であると判断し、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部の所定領域に前回と同一センサ値を格納し、通知情報が転送されるまでさらに所定時間経過するごとに繰り返し同一センサ値を格納し、前記センサネッワーク端末が送信する通知情報の周期を変更したい場合、前記管理記憶部に記憶されている計測周期情報を変更し、変更した前記計測周期情報を前記管理無線通信部に転送し、前記管理無線通信部が、変更した前記計測周期情報を前記センサネットワーク端末に送信することを特徴とする。
また、ここでは、端末及びシステムとして表現されているが、方法により実現されるとしてもよい。
本発明によれば、センサネットワーク端末の制御部により最新のセンサ値と前回のセンサ値を比較し、センサ値が一致又は所定値未満である回数が1回目の場合は、無線通信部により外部装置に一致情報を通知し、2回目以降の場合は通知を行わないようにしている。これにより、無線通信に費やされる消費電力を抑えるとともに外部装置側ではセンサネットワークの異常を逸早く検知することができる。
さらに、送信閾値を設け、送信閾値の回数まで最新のセンサ値と前回のセンサ値が一致又は所定値未満である場合は強制的に最新のセンサ値を通知するようにしている。これにより、センサ値にほとんど変化がない期間中にセンサネットワーク端末に異常が生じても外部装置側で異常を検知することができる。
本発明の実施形態に係るセンサネットワークシステムの構成概要を示す図である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムのネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末のデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末のデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に差分閾値を使用する場合)である。 本発明の実施の形態に係る管理装置のデータ受信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムのデータ送信処理を示すシーケンス図(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。 本発明の実施の形態に係る通信パケット構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末に送信閾値を記憶した構成概要を示す図である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末に送信閾値の処理を加えたデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムに送信閾値の処理を加えたデータ送信処理を示すシーケンス図(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。 本発明の実施の形態に係る管理装置から計測周期変更をセンサネットワーク端末に通知する処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムの同一の計測点を計測する複数のネットワーク端末と管理装置のネットワーク構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<センサネットワ−クシステムの構成概要>
図1は、本発明の実施形態に係るセンサネットワークシステムの構成概要を示す図である。センサネットワークシステムは、複数のセンサネットワーク端末5と管理装置9で構成され、無線通信により通知情報の送受信を行う。
<センサネットワーク端末の構成概要>
センサネットワーク端末は、センサ部1と端末制御部2と端末記憶部3と端末無線通信部4と電源部10で構成されている。ハードウェア資源として、例えば、CPU(中央処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、クロック発振回路等を有している(図示せず)。
センサ部1は、ガス濃度、温度、圧力等の1つ又は複数の物理量を検知し、デジタル信号等の所定のセンサ値に変換して出力するセンサ部1を有している。
端末記憶部3は、RAM(ランダムアクセスメモリ)であり、物理量を計測する計測周期31と、前回計測した前回センサ値32と、センサ閾値34と、最新センサ値と前回センサ値が一致又は最新センサ値がセンサ閾値未満の連続した回数である一致回数33と、を記憶している。
上述の一致回数で用いたセンサ閾値は、センサ値の絶対値であるが、センサ閾値は、最新センサ値と前回のセンサ値の差分の閾値であっても良い。この場合、一致回数は、最新センサ値と前回センサ値が一致又は最新センサ値と前回センサ値の差分値がセンサ閾値未満の連続した回数となる。
端末制御部2は、端末記憶部31に予め記憶されている計測周期でセンサ部1から出力された最新のセンサ値を受け取り、端末記憶部3にある情報とを比較し、管理装置9に通知情報を送信するか否かを判定し、送信する場合は通知情報を作成し、端末無線通信部4に通知情報を転送する。
端末無線通信部4は、端末制御部2から受け取った通知情報を管理装置に送信したり、管理装置9からの通知情報を受信する。
CPUが、ROM等に記憶されたプログラムを実行することで上述の機能が実現される。
<管理装置の構成概要>
管理装置9は、管理制御部6、管理記憶部7、管理無線通信部8、入力部11、出力部12で構成されている。ハードウェア資源として、例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク装置、入出力装置、各種インターフェースなど、パソコンとしての周知の構成を有している(図示せず)。
管理記憶部7は、ハードディスク装置又はRAM等であり、Aセンサ値71、Bセンサ値72、及びA計測周期73、B計測周期74などを記憶している。
管理制御部6は、管理無線通信部8から通知情報を受け取り、管理記憶部7にある該当のセンサ値格納領域にセンサ値を保存する。また、入力部11は、計測周期を受け取ると、管理制御部6に転送し、受け取った管理制御部6では、管理記憶部7に記憶されている該当の計測周期を更新するとともに、更新した計測周期を通知情報として、管理無線通信部8に転送する。また、管理制御部6は、センサネットワーク端末5の異常を検出すると出力部12にアラームを出力する。
管理無線通信部8は、センサネットワーク端末5から通知情報を受信すると、管理制御部6に通知情報を転送する。また、管理制御部6から通知情報を受け取ると無線ネットワーク端末5に通知情報を送信する。
CPUが、ROM等に記憶されたプログラムを実行することで上述の機能が実現される。
<ネットワーク構成概要>
図2は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムのネットワーク構成を示す図である。管理装置9は、複数のセンサネットワーク端末5から構成されたネットワークを管理し、各センサネットワーク端末5から送信される各種、各拠点のセンサ値に係る通知情報を受信し、リアルタイムで変化するセンサ値を管理している。
また、ネットワーク構成やセンサ部1の計測周期を変更したい場合は、管理装置9からセンサネットワーク端末5に通知情報を送信する。センサネットワーク端末5と管理装置9間の送受信は、端末無線通信部4、管理無線通信部8によりパケット単位で行われる。パケットの構成については、図7の説明で後述する。
<センサネットワーク端末のデータ送信処理(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)>
図3は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末5のデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。ROM等に記憶されたプログラムをCPUが実行することで、センサ部1、端末制御部2、端末無線通信部4の各種処理を行う。
端末制御部2は、センサ部1から出力された最新センサ値を受け取り(S11)、端末記憶部3にある前回センサ値32と比較する(S12)。
端末制御部2は、S12で比較した結果、前回と異なる場合(S12:NO)、最新センサ値とセンサ閾値34である絶対閾値と比較する(S16)。
端末制御部2は、S16で比較した結果、最新センサ値が絶対閾値以上である場合(S16:NO)、最新センサ値を端末無線通信部4に転送し、記憶されている一致回数33をクリアし、さらに、記憶されている前回センサ値32を最新センサ値に更新する。
端末無線通信部4は、センサ値を受け取り、センサ値からパケット形式の通知情報を作成し(S17)、管理装置9にデータを送信する(S15)。
端末制御部2は、S12で比較した結果、前回と一致した場合(S12:YES)で、端末記憶部3にある一致回数33をチェックし、一致回数が「0」であれば、今回が1回目の一致と判断し(S13:YES)、一致情報を端末無線通信部4に転送し、記憶されている一致回数33を「1」に更新する。
端末無線通信部4は、一致情報を受け取り、一致情報からパケット形式の通知情報を作成し(S14)、管理装置9にデータを送信する(S15)。また、S16で比較した結果、最新センサ値が絶対閾値未満である場合(S16:YES)、上述したS12:YES以降(S13→S14→S15)の処理を行う。
端末制御部2は、S12で比較した結果、前回と一致した場合(S12:YES)で、端末記憶部3にある一致回数33をチェックし、一致回数が「1以上」であれば、今回が2回目以上の一致と判断し(S13:NO)、記憶されている一致回数33を「1」加算して更新する。
また、パケット形式の通知情報を作成するのは、端末制御部2であっても良い。
上述したセンサ閾値に絶対閾値を使用する場合、特にセンサ値(温度、圧力、ガス濃度など)の異常を管理装置9で監視する時に有効であり、正常なセンサ値を絶対閾値にすることで、初期送信以外はセンサ値が異常数値を示すときだけ、管理装置にセンサ値を送信するため、消費電力の抑制効果が大きい。
<センサネットワーク端末のデータ送信処理(センサ閾値に差分閾値を使用する場合)>
図4は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末5のデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に差分閾値を使用する場合)である。ROM等に記憶されたプログラムをCPUが実行することで、センサ部1、端末制御部2、端末無線通信部4の各種処理を行う。
端末制御部2は、センサ部1から出力された最新センサ値を受け取り(S21)、端末記憶部3にある前回センサ値32と比較する(S22)。
S22で比較した結果、前回と異なる場合(S22:NO)、最新センサ値と前回センサ値32との差分値を計算し(S26)、差分値とセンサ閾値34である差分閾値と比較する(S27)。
端末制御部2は、S26で比較した結果、差分値が差分閾値以上である場合(S27:NO)、最新センサ値を端末無線通信部4に転送し、記憶されている一致回数33をクリアし、さらに、記憶されている前回センサ値32を最新センサ値に更新する。
端末無線通信部4は、センサ値を受け取り、センサ値からパケット形式の通知情報を作成し(S28)、管理装置9にデータを送信する(S25)。
端末制御部2は、S22で比較した結果、前回と一致した場合(S22:YES)で、端末記憶部3にある一致回数33をチェックし、一致回数が「0」であれば、今回が1回目の一致と判断し(S23:YES)、一致情報を端末無線通信部4に転送し、記憶されている一致回数33を「1」に更新する。
端末無線通信部4は、一致情報を受け取り、一致情報からパケット形式の通知情報を作成し(S24)、管理装置9にデータを送信する(S25)。また、S27で比較した結果、差分値が差分閾値未満である場合(S27:YES)、上述したS22:YES以降(S23→S24→S25)の処理を行う。
端末制御部2は、S22で比較した結果、前回と一致した場合(S22:YES)で、端末記憶部3にある一致回数33をチェックし、一致回数が「1以上」であれば、今回が2回目以上の一致と判断し(S23:NO)、記憶されている一致回数33を「1」加算して更新する。
また、パケット形式の通知情報を作成するのは、端末制御部2であっても良い。
上述したセンサ閾値に差分値を使用する場合、特にセンサ値(温度、圧力、ガス濃度など)の変化を管理装置9で監視する時に有効であり、最新センサ値と前回センサ値との差分値を差分閾値にすることで、初期送信以外はセンサ値の急激な変化を示すときだけ、管理装置にセンサ値を送信するため、消費電力の抑制効果が大きい。
<管理装置のデータ受信処理>
図5は、本発明の実施の形態に係る管理装置のデータ受信処理を示すフローチャートである。ROM等に記憶されたプログラムをCPUが実行することで、管理無線通信部8、管理制御部6の各種処理を行う。
管理装置9は、S15又はS25でネットワーク端末5からデータが送信されると、管理無線通信部8によりデータを受信し(S41)、受信したパケット形式の通知情報から通知情報を取り出し、管理制御部6に転送する(S42)。
次に、管理制御部6は、通知情報を受け取り、通知情報がセンサ値である場合(S43:YES)、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部7にセンサ値を保存する(S44)。例えば、図1でセンサネットワーク端末5のセンサ種別がAセンサであった場合、対応する管理記憶部7に確保されているAセンサ値71の格納領域に保存される。
また、管理制御部6は、通知情報がセンサ値でなく(S43:NO)、一致情報である場合(S45:YES)、一致情報を前回センサ値に置き換え(S46)、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部7にセンサ値を保存する(S44)。
また、管理制御部6は、通知情報がセンサ値でなく(S43:NO)、一致情報でもない場合(S45:NO)、無処理で終わるか、又は他の処理を行う。
<センサネットワークシステムのデータ送信処理>
図6は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムのデータ送信処理を示すシーケンス図(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。図6のシーケンスは、最新センサ値が前回センサ値と異なり、センサ閾値以上の場合のシーケンスと次の計測周期で計測した最新センサ値が前回センサ値と同じ又はセンサ閾値未満の場合のシーケンスとそれ以降、最新センサ値が前回センサ値と同じ又はセンサ閾値未満の場合を示している。
センサネットワーク端末5は、最新センサ値が前回センサ値と異なり、センサ閾値以上の場合、図3のS11→S12→S16→S17の処理を実行し、センサ値を含む通知情報を管理装置9に送信する。一方、管理装置9は、S41→S42→S43→S44の処理を実行する。
次に、センサネットワーク端末5は、次の計測周期で計測した最新センサ値が前回センサ値と同じ場合、図3のS11→S12→S13→S14の処理を実行し、一致情報を含む通知情報を管理装置9に送信する。一方、管理装置9は、S41→S42→S43→S45→S46→S44の処理を実行する。
また、管理装置9は、前回センサ値を受け取ってから次の周期時間経過してもセンサネットワーク端末5から送信がなければ、センサネットワーク端末が電池寿命や故障等の異常であると判断し、アラームとしてメッセージやブザー音等を出力部に出力する。 これにより、センサ値が変化している場合、次の計測周期でセンサネットワーク端末の異常を検知することができる。
さらに、センサネットワーク端末5は、最新センサ値が前回センサ値と同じ値又はセンサ閾値未満の値を繰り返す場合、図3のS11→S12→S13を実行する(管理装置9には何も送信しない)。一方、管理装置9は、一致情報を受け取ってから次の周期時間経過してもセンサネットワーク端末5から送信がなければ、最後に受信したセンサ値を所定のセンサ種別に対応する管理記憶部7に保存する。
上述した図6の説明は、センサ閾値に絶対閾値を使用する場合であるが、センサ閾値に差分閾値を使用する場合についてもシーケンスは同じであり、S16の部分がS26→S27に対応する。
<パケット構成>
図7は、本発明の実施の形態に係る通信パケット構成を示す図である。構成としては、大別するとヘッダ部とデータ部に分かれる。データ部は通知したい数値情報等が格納され、ヘッダ部は、通信に係る基本情報およびデータの管理情報等が格納されている。
さらに、ヘッダ部は、メッセージヘッダ、メッセージ種別、メッセージID、データサイズ区分に細分化できる。
1.メッセージヘッダ
送信先アドレス、送信元アドレス、ヘッダ長、プロトコル番号などである。
2.メッセージ種別
パケット通信のデータ種別である。
例えば、1:センサ値を通知、2:一致情報(前回センサ値と同じであることを表す)、3:変更する計測周期を通知、4:変更する送信閾値を通知、5:変更するセンサ閾値を通知。
3.メッセージID
通信ごとにユニークな英数字を付ける。
例えば、センサ管理番号と日時時刻の組合せ。
4.データサイズ
データのサイズ(単位バイト)
5.データ
メッセージ種別が「1」の場合、データはセンサ値。
メッセージ種別が「2」の場合、データはなし(データサイズ「0」)。
メッセージ種別が「3」の場合、データは計測周期。
メッセージ種別が「4」の場合、データは送信閾値。
メッセージ種別が「5」の場合、データはセンサ閾値。
<センサネットワ−ク端末に送信閾値を追加した構成概要>
図8は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末に送信閾値を記憶した構成概要を示す図である。図1と異なる構成上の違いは、端末記憶部3に送信閾値35を記憶していることである。処理上の違いは、図9で説明する。
<センサネットワーク端末に送信閾値を追加したデータ送信処理(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)>
図9は、図3の本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末に送信閾値35の処理を加えたデータ送信処理を示すフローチャート(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)である。
S31→S32→S36→S37の処理は、図3のS11→S12→S16→S17→S15と同じ処理となるため、説明は、省略する。
また、S31→S32→S33→S34→S35の処理は、図3のS11→S12→S13→S14→S15と同じ処理となるため、説明は、省略する。
端末制御部2は、最新センサ値と前回センサ値が一致し、端末記憶部3にある一致回数33をチェックし、一致回数が「1以上」であれば(S33:NO)、さらに、一致回数33を「1」加算し、加算した一致回数が、送信閾値35と一致したら(S38:YES)、センサ値を端末無線通信部4に転送し、記憶されている一致回数をクリアする。
端末無線通信部4は、センサ値を受け取り、センサ値からパケット形式の通知情報を作成し(S37)、管理装置9にデータを送信する(S35)。
また、端末制御部2は、加算した一致回数が、送信閾値35と一致しなければ(S38:NO)、記憶されている一致回数33を「1」加算して更新する。
上述した図9の説明は、センサ閾値に絶対閾値を使用する場合であるが、センサ閾値に差分閾値を使用する場合についてもフローチャートは同じであり、S16の部分がS26→S27に対応する。

<センサネットワークシステムに送信閾値を追加したデータ送信処理(センサ閾値に絶対閾値を使用する場合)>
図10は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワーク端末5に送信閾値35の処理を加えたデータ送信処理を示すシーケンス図である。図6との違いは、一致回数が、送信閾値35になった場合、センサネットワーク端末5は、管理装置9に対して強制的にデータを送信するところにある。
データ送信が、センサ値を含む場合と一致情報を含む場合のシーケンスは、図6で説明した内容と同じであるため省略する。
センサネットワーク端末5は、最新センサ値が前回センサ値と同じ又はセンサ閾値未満を繰り返す場合、図9のS31→S32→S33→S38を実行する。一致回数が、送信閾値35になった場合、センサ値を含む通知情報を管理装置9に送信する。一方、管理装置9は、図5のS41→S42→S43→S44の処理を実行する。
また、センサネットワーク端末5は、送信閾値35でない場合、管理装置9には何も送信しない。一方、管理装置9は、同じく、送信閾値を管理記憶部7に記憶しており(図示せず)、送信閾値35に達する経過時間となってもセンサネットワーク端末5から送信がなければ、センサネットワーク端末5が電池寿命や故障等の異常であると判断し、アラームとしてメーセージやブザー音等を出力部に出力(図示せず)する。
これにより、管理装置9は、センサ値が変化していない場合、所定周期の回数の時間でセンサネットワーク端末5の異常を検知することができる。
上述した図6の説明は、センサ閾値に絶対閾値を使用する場合であるが、センサ閾値に差分閾値を使用する場合についてもシーケンスは同じであり、S16の部分がS26→S27に対応する。
<センサネットワークシステムの計測周期変更を通知する処理>
図11は、本発明の実施の形態に係る管理装置から計測周期変更をセンサネットワーク端末5に通知する処理を示すシーケンス図である。入力部11で入力された計測周期の情報は、管理制御部6が受け取り、管理記憶部7にある該当するA計測周期73、B計測周期74などを更新し、管理無線通信部8に転送する。管理無線通信部8は、計測周期を受け取り、計測周期からパケット形式の通知情報を作成し、センサネットワーク端末5にデータを送信する。一方、センサネットワーク端末5は、端末無線通信部4によりデータを受信し、通知情報を取り出し、端末制御部2に転送する。
次に、端末制御部2は、通知情報を受け取り、通知情報が計測周期である場合、端末記憶部3にある計測周期を受け取った計測周期に更新する。
<センサネットワークシステムの送信閾値変更を通知する処理>
送信閾値を変更する処理は、上述した計測周期変更を通知する処理と同じ処理方法であり、基本的な違いは、データが計測周期であるか、送信閾値であるかにより、パケットのメッセージ種別及び記憶している領域が異なる。
<同一の計測点を計測する複数のネットワーク端末と管理装置のネットワーク構成>
図12は、本発明の実施の形態に係るセンサネットワークシステムの同一の計測点を計測する複数のネットワーク端末と管理装置のネットワーク構成を示す図である。
図12に示すように、複数のセンサネットワーク端末5a、5bが、同一の計測点Aをそれぞれ同じ種類のセンサ部で計測する場合、センサネットワーク端末のもつセンサ値に優先順位を予め設けておき、管理装置9では、優先されるセンサ値を管理記憶部7に保存するようにする。また、一方のセンサネットワーク端末が、図6で説明した異常となった場合でも、正常なセンサネットワーク端末からのセンサ値を優先(採用)することで、センサネットワーク端末の電池寿命や故障等の異常による計測データの欠損を防止することができる。
<実施例の効果>
上述した本実施例によれば、本発明のセンサネットワークシステムの適用により、無線通信に費やす消費電力を低減させることができる。また、センサ値が変化している場合(センサ閾値以上の場合)、管理装置9は、次の計測周期でセンサネットワーク端末5の電池寿命や故障等の異常を検知することができる。また、管理装置9は、センサ値が変化していない場合(前回と同じ値又はセンサ閾値未満の変化の場合)、所定周期の回数の時間でセンサネットワーク端末5の異常を検知することができる。またさらには、同一の計測点を複数のセンサネットワーク端末5a、5bが計測することで、たとえ、一方のセンサネットワーク端末5に異常が生じても、センサ値(計測データ)の欠損を防止することができる。
1 センサ部
2 端末制御部
3 端末記憶部
4 端末無線通信部
5 センサネットワーク端末
5a センサネットワーク端末
5b センサネットワーク端末
5c センサネットワーク端末
6 管理制御部
7 管理記憶部
8 管理無線通信部
9 管理装置
10 センサネットワーク端末の電源部
11 入力部
12 出力部
31 センサネットワーク端末の計測周期
32 センサネットワーク端末の前回センサ値
33 センサネットワーク端末の一致回数
34 センサネットワーク端末のセンサ閾値
35 センサネットワーク端末の送信閾値
71 Aセンサ値
72 Bセンサ値
73 計測周期A
74 計測周期B

Claims (7)

  1. センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末において、
    計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、
    最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、
    前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を備え、
    前記端末制御部は、
    前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記最新のセンサ値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新し、
    1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新し、
    2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新することを特徴とするセンサネットワーク端末。
  2. センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末において、
    計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値と前回のセンサ値の差分の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、
    最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、
    前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を備え、
    前記端末制御部は、
    前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値の差分値を計算し、前記差分値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記差分値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新し、
    1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新し、
    2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新することを特徴とするセンサネットワーク端末。
  3. 前記一致回数が所定回数となった場合に強制的に通知情報を送信する送信閾値を記憶する端末記憶部を備え、
    前記端末制御部は、前記一致回数が前記送信閾値となった場合、通知情報として最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアすることを特徴とする1または2に記載のセンサネットワーク端末。
  4. 前記端末無線通信部が、外部装置から計測周期情報又は送信閾値又はセンサ閾値を受信し、前記端末制御部が、前記計測周期情報又は前記送信閾値又は前記センサ閾値を受け取ると、前記端末記憶部に記憶されている計測周期情報又は送信閾値又はセンサ閾値を、受信した計測周期情報又は送信閾値又はセンサ閾値に、それぞれ更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセンサネットワーク端末。
  5. 無線回線を介して外部装置とセンサネットワーク端末がデータ通信を行うセンサネットワークシステムであって、
    外部装置は、
    計測したセンサ値、各センサの計測周期情報をそれぞれ記憶しておく管理記憶部と、
    複数の前記センサネットワーク端末から送信される通知情報をそれぞれ受信する管理無線通信部と、
    前記管理無線通信部から転送された通知情報からセンサ値を前記管理記憶部に格納する管理制御部と、を備え、
    前記管理制御部は、
    前記受信した通知情報がセンサ値の場合、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部に前記センサ値を保存し、
    前記受信した通知情報が一致情報の場合、一致情報を前回のセンサ値に置き換え、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部の所定領域にセンサ値を保存し、
    前回の通知情報が一致情報であり、所定時間経過するまでの間に次の通知情報が転送されない場合、最新のセンサ値が前回のセンサ値と同一であると判断し、所定のセンサ種別に対応する管理記憶部の所定領域に前回と同一センサ値を格納し、通知情報が転送されるまでさらに所定時間経過するごとに繰り返し同一センサ値を格納し、
    前記センサネッワーク端末が送信する通知情報の周期を変更したい場合、前記管理記憶部に記憶されている計測周期情報を変更し、変更した前記計測周期情報を前記管理無線通信部に転送し、
    前記管理無線通信部が、変更した前記計測周期情報を前記センサネットワーク端末に
    送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のセンサネットワーク端末を含むセンサネットワークシステム。
  6. センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末の無線通信方法において、
    計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、
    最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、
    前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を具備したセンサネットワーク端末の無線通信方法であって、
    前記端末制御部は、
    前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記最新のセンサ値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新する過程と、
    1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新する過程と、
    2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記最新のセンサ値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新する過程と、をさらに具備することを特徴とするセンサネットワーク端末の無線通信方法。
  7. センサ部と、前記センサ部により所定周期で計測したセンサ値を外部装置に通知するセンサネットワーク端末の無線通信方法において、
    計測したセンサ値と、最新の前記センサ値と前回のセンサ値が連続して一致した一致回数と、最新のセンサ値と前回のセンサ値の差分の閾値となるセンサ閾値とを記憶する端末記憶部と、
    最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値とを比較(第1の比較)し、前記外部装置に通知するか否かを判断し、通知する場合は通知情報を作成する端末制御部と、
    前記端末制御部から転送された通知情報を受け取り、無線通信により前記外部装置に通知情報を送信する端末無線通信部と、を具備したセンサネットワーク端末の無線通信方法であって、
    前記端末制御部は、
    前記第1の比較結果が異なる場合、前記最新のセンサ値と前記端末記憶部に記憶された前回のセンサ値の差分値を計算し、前記差分値と前記端末記憶部に記憶されたセンサ閾値とを比較し、前記差分値が前記センサ閾値以上の場合、通知情報として前記最新のセンサ値を端末無線通信部に転送し、前記端末記憶部に記憶されている一致回数をクリアし、前記端末記憶部に記憶されているセンサ値を最新のセンサ値に更新する過程と、
    1回目の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合、通知情報として一致情報を作成し、前記一致情報を端末無線通信部に転送し、端末記憶部に記憶されている前記一致回数を1回に更新する過程と、
    2回目以降N回目(2回目含む)の、前記第1の比較結果が一致又は前記第1の比較結果が異なる場合で前記差分値が前記センサ閾値未満の場合がN回連続した場合、通知情報を端末無線通信部に転送せず、記憶部に記憶されている前記一致回数をN回に更新する過程と、をさらに具備することを特徴とするセンサネットワーク端末の無線通信方法。
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