JP2013118786A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の蓄電機能モジュールで構成される蓄電装置であって、いずれかの蓄電機能モジュールにおいて異常が発生した場合に、蓄電装置の出力を遮断する。
【解決手段】蓄電機能モジュール206と、出力遮断スイッチ403と、出力遮断スイッチ403を接続状態とする信号を生成するコントローラCNT0と、を備える蓄電装置400であって、遮断スイッチ403は、接続状態とする信号が入力された状態において充放電が可能な状態にし、接続状態とする信号が入力されない状態において充放電を遮断する状態にし、蓄電機能モジュール206は、蓄電機能モジュール206の状態を判定するコントローラCNT1〜CNTzと、異常と判定された場合、開状態となるスイッチSW1〜SWzと、を有し、スイッチSW1〜SWzは、コントローラCNT0と出力遮断スイッチ403とを接続する信号線405上に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
電力蓄積システム(蓄電装置)は、大きな電力を蓄電できる機能を有し、電力供給システムあるいは電力負荷システムと連携して、電力供給に余裕がある場合に電力の蓄え、電力供給の要求を受けると蓄電していた電力を供給することができるようになっている。なお、電力蓄積システムは色々な使用方法があり、使用目的により電力蓄積システムの規模が異なる。例えば、住宅設備やサーバセンタの負荷変動抑制や停電対策、電気鉄道の回生電力吸収システム、さらには再生可能エネルギシステムや原子力発電所などの大規模系統安定などである。
例えば、電力供給システムが電力系統に接続される場合では、電力蓄積システムは蓄電を行い、また、電力系統から電力の供給の要求があると電力蓄積システムに蓄電された電力を電力系統に供給する。ここで、電力系統に接続される発電システム(電力供給システム)は、例えば原子力発電システムのように安定して電力を供給するシステムとは限らず、例えば風力発電システムや太陽光発電システムのように頻繁に変化する自然状態に基づき発電能力が変動する発電システムである場合がある。また、電力負荷システムが必要とする負荷電力が変動する場合があり、安定した電力を供給する発電システムに対して負荷電力の変動がそぐわない場合がある。
このような場合に電力蓄積システムを使用して、電力負荷システムに供給される負荷電力に対して電力系統に電力を供給する発電システム(電力供給システム)の発電電力に余裕がある状態で蓄電し、逆に、負荷電力に対して発電電力に余裕がない状態で蓄電していた電力を放電する運転を行うことで、電力系統が安定して電力を供給できるようになり、あるいは、電力系統の効率を向上させることが可能となる。
電力蓄積システムが接続された電力系統に関する技術は、例えば特開2010−270758号公報(特許文献1)に開示されている。また、電力蓄積システムの制御技術が特開2007−124780号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2010−270758号公報 特開2007−124780号公報
このような電力蓄積システムの蓄電装置は、複数の蓄電池を直列、あるいは、並列に接続することにより、大電力・大容量な蓄電装置を実現している。しかし、複数の蓄電池により構成されるため、いずれかの蓄電池において異常が発生した場合、その影響が蓄電池全体に及ぶおそれがあるため、蓄電装置としての出力を遮断する必要がある。
そこで、本発明は、複数の蓄電機能モジュールで構成される蓄電装置であって、いずれかの蓄電機能モジュールにおいて異常が発生した場合に、蓄電装置の出力を遮断する出力遮断手段を備える蓄電装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、電力を充放電可能な蓄電機能モジュールと、該蓄電機能モジュールの充放電を遮断可能な遮断スイッチと、該遮断スイッチを接続状態とする信号を生成する信号生成手段と、を備える蓄電装置であって、前記遮断スイッチは、前記接続状態とする信号が入力された状態において、前記蓄電機能モジュールの充放電が可能な状態にし、前記接続状態とする信号が入力されない状態において、前記蓄電機能モジュールの充放電を遮断する状態にし、前記蓄電機能モジュールは、該蓄電機能モジュールの状態を判定する状態判定手段と、該状態判定手段の判定結果により異常と判定された場合、開状態となるスイッチと、を有し、該スイッチは、前記信号生成手段と前記遮断スイッチとを接続する信号線上に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の蓄電機能モジュールで構成される蓄電装置であって、いずれかの蓄電機能モジュールにおいて異常が発生した場合に、蓄電装置の出力を遮断する出力遮断手段を備える蓄電装置を提供することができる。
電力蓄積システムが使用される発電システムの構成図である。 電力蓄積システムのシステム構成図である。 蓄電機能モジュールの一構成例を示した図である。 本実施形態に係る蓄電装置の概略ブロック図である。 本実施形態に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。 第1比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。 第2比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。 第3比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪発電システム≫
図1は、電力蓄積システム104が使用される発電システムSの構成図である。
発電システムSにおいて、発電装置101で発電された電力は、電力系統102へ送電され、電力系統102を介して、図示しない電力を消費する電気的な負荷(電力負荷)に送電される。
ここで、発電装置101は、例えば、風力に基づいて発電する風力発電装置、水力に基づいて発電する水力発電装置、太陽光に基づいて発電する太陽光発電装置、などである。発電装置101の形態として、自然環境にやさしい、自然環境への負荷が少ない発電装置が近年注目されている。これらの代表例として、前述の風力発電装置、水力発電装置、あるいは、太陽光発電装置などが知られている。これら、自然エネルギに基づいて発電する発電装置は、自然環境への負荷が少ない反面、発電能力が自然界の状態に左右され、必要とされる電力負荷に発電能力が対応し難いという問題がある。
このため、図1に示すように、発電システムSは、発電装置101で発電された電力を、一旦、電力蓄積システム104に蓄え、電力負荷の要求に応じて、予め電力蓄積システム104に蓄えていた電力を、電力系統102を介して、電力負荷に供給するシステムが考えられる。
電力蓄積システム104は、直流電力を蓄電する機能を有している。このため、発電装置101で発電された交流電力は、交流−直流変換装置103により直流電力に変換され、変換された直流電力が、電力蓄積システム104により、蓄電される。また、電力負荷から要求される電力は、交流送電系統である電力系統102を介して送電されるため、電力蓄積システム104に蓄えられていた直流電力は、直流−交流変換装置105により、交流電力に変換され、電力系統102を介して、電力負荷に供給される。
≪電力蓄積システム≫
図2は、電力蓄積システム104のシステム構成図である。
電力蓄積システム104は、電力蓄積システム建屋201に設置された制御装置202と、電力変換装置203と、蓄電機能モジュール206と、から構成されている。なお、特別高圧遮断器などの一般的に必要な設備は図示ならびに説明を省略する。
蓄電機能モジュール206は、多数のリチウムイオン蓄電池をモジュール化したものであり、この蓄電機能モジュール206を実際には数千台を電池棚205に格納するが、図2においては、簡単のため、棚板一段に8台、これを4段に格納したものとして図示している。
電池棚205の棚板一段に格納された蓄電機能モジュール206(図2においては、8台の蓄電機能モジュール206)は、直列に接続されており、電池電力線207を介して、電力変換装置203に接続されている。なお、図2において、電池棚205の棚板は4段であり、4本の電池電力線207がそれぞれ電力変換装置203に接続されている。
複数の電池電力線207(図2においては、4本)は、それぞれ電力変換装置203に配置した直流遮断器(図示せず)を経由して、並列に接続され、電力変換装置203内部の蓄電池群充放電回路(図示せず)に接続される。即ち、図2に示す電力蓄積システム104では、蓄電機能モジュール206が、直列に8台接続され、かつ、並列に4列接続されている。なお、以下の説明において、複数の蓄電機能モジュール206を直列、あるいは、並列に接続したものを蓄電装置と称するものとする。
蓄電池群充放電回路(図示せず)は、電力変換装置203内部の双方向直流−交流変換回路(図示せず、図1の交流−直流変換装置103および直流−交流変換装置105に相当)の直流側と接続され、双方向直流−交流変換回路(図示せず)の交流側は、電力引込線208、変成器209、電力系統引込線210を経由して、電力系統線211(図1の電力系統102に相当)に接続される。
電力変換装置203は、制御信号線ハーネス204を介して、制御装置202と接続され、制御装置202によって制御されるようになっている。制御装置202は、通信引込線212を経由して通信回線213に接続され、例えば系統電力管理者の集中管理コンピュータ(図示せず)からの指令を通信回線213を介して送受信して蓄電機能モジュール206の状態に合わせて蓄電機能モジュール206の充放電を実行するようになっている。
≪蓄電機能モジュール≫
図3は、蓄電機能モジュール206の一構成例を示した図である。
図3に示すように、蓄電機能モジュール206は、筐体301と、蓄電池群302と、蓄電監視ユニット303と、電力配線端子304と、を備えている。
蓄電池群302は、例えば、直径18ミリメートル、長さ65ミリメートル、公称定格3.6V1.5Ahのリチウムイオン電池セル2048本から構成され、32本を並列に接続して定格3.6V48.0Ahとしたものを、更に64段直列に接続して定格230.4V48.0Ahとしている。そして、蓄電池群302は、蓄電監視ユニット303を介して電力配線端子304と接続されている。
蓄電監視ユニット303は、蓄電池群302の状態を監視するものであり、後述する蓄電装置の出力遮断手段の一部を構成する。詳細は、図4および図5を用いて後述する。
電力配線端子304は、蓄電池群302に電力を蓄電させる、または、蓄電池群302に蓄電された電力を放電させるための端子であり、電池棚205(図2参照)に格納された他の蓄電機能モジュール206あるいは電池電力線207(図2参照)と接続される。
≪蓄電装置と出力遮断手段≫
複数の蓄電機能モジュール206で構成される蓄電装置400と、いずれかの蓄電機能モジュール206において異常が発生した場合に、蓄電装置400の出力を遮断する出力遮断手段について説明する。
図4は、本実施形態に係る蓄電装置400の概略ブロック図である。図5は、本実施形態に係る蓄電装置400の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。
図4の例においては、蓄電装置400は、負極電圧出力端子401と正極電圧出力端子402との間に、蓄電機能モジュール206が直列に3台接続され、かつ、並列に複数列接続されている。なお、負極電圧出力端子401および正極電圧出力端子402は、電力変換装置203(図2参照)の内部の蓄電池群充放電回路(図示せず)と接続される端子である。
また、蓄電装置400は、正極電圧出力端子402からの正極電圧出力を遮断可能な出力遮断スイッチ403を備えている。
ここで、蓄電装置400の出力遮断手段は、図5に示すように、制御装置202(図2参照)のコントローラCNT0と、各蓄電機能モジュール206のコントローラ(CNT1,CNT2,……,CNTz)およびスイッチ(SW1,SW2,……,SWz)と、出力遮断スイッチ403と、で構成される。
制御装置202(図2参照)のコントローラCNT0は、図4に示すように、各蓄電機能モジュール206のコントローラ(CNT1,CNT2,……,CNTz)と通信線404を介して通信可能に接続されている。
また、コントローラCNT0は、出力遮断スイッチ403の開閉を制御する機能を有し、出力遮断スイッチ403を接続状態(閉)とする際には、往路信号線405が接続される信号出力端子Soutから信号「1」(high)を出力し、出力遮断スイッチ403を遮断状態(開)とする際には、信号出力端子Soutから信号「0」(low)を出力するようになっている。また、出力遮断スイッチ403に入力された信号は、往路信号線405を介して、信号入力端子SinからコントローラCNT0に入力されるようになっている。
蓄電機能モジュール206は、蓄電監視ユニット303(図3参照)にコントローラCNT1(CNT2,……,CNTz)と、スイッチSW1(SW2,……,SWz)と、を備えている。
コントローラCNT1(CNT2,……,CNTz)は、その蓄電機能モジュール206の蓄電池群302(図3参照)の充電状態、温度、電圧、電流等を監視して、蓄電池群302の正常・異常を検知することができるようになっている。また、コントローラCNT1(CNT2,……,CNTz)は、図4に示すように、通信線404を介して、コントローラCNT0に、蓄電池群302の正常・異常の検知結果、充電状態、温度、電圧、電流等を送信することができるようになっている。
また、コントローラCNT1(CNT2,……,CNTz)は、スイッチSW1(SW2,……,SWz)の開閉を制御することができるようになっており、蓄電池群302が正常であると検知するとスイッチSW1(SW2,……,SWz)を接続状態(閉)とし、蓄電池群302が異常であると検知するとスイッチSW1(SW2,……,SWz)を遮断状態(開)とすることができるようになっている。なお、スイッチSW1(SW2,……,SWz)は、ノーマリ・オープン(normally open)のスイッチであることが望ましい。
出力遮断スイッチ403は、往路信号線405から信号「1」(high)が入力されると、接続状態(閉)となり、往路信号線405から信号「0」(low)が入力されると、遮断状態(開)となるようになっている。
出力遮断スイッチ403は、例えば、図5に示すように、トランジスタと、電磁接触器と、で構成され、往路信号線405をトランジスタのベースと接続し、往路信号線405から信号(high/low)により、コレクタ−エミッタ間の通電を制御し、電磁接触器のコイルに印加する電圧(Vcc)を制御し、出力遮断スイッチ403の開閉を制御することができるようになっている。
往路信号線405は、コントローラCNT0の信号出力端子Soutから各蓄電機能モジュール206のスイッチSW1,SW2,……,SWzを直列に接続しつつ、出力遮断スイッチ403(トランジスタのベース端子)と接続されるようになっている。なお、スイッチSW1,SW2,……,SWzを直列に接続する順序はどのような順番でもよく、蓄電装置400の蓄電機能モジュール206(蓄電池群302)の接続順序と異なっていてもよい。
≪本実施形態に係る蓄電装置の作用・効果≫
本実施形態に係る蓄電装置400の出力遮断手段によれば、例えば、コントローラCNTi、スイッチSWiを有する蓄電機能モジュール206(iは1,2,……,zのうち故障が発生した蓄電機能モジュール206の番号)において、コントローラCNT0が、出力遮断スイッチ403を接続状態(閉)信号「1」(high)を出力している状態であっても、異常が発生した蓄電機能モジュール206のコントローラCNTiがスイッチSWiを遮断状態(開)とすることにより、出力遮断スイッチ403(トランジスタのベース端子)に入力される信号を信号「0」(low)とすることができる。これにより、コレクタ−エミッタ間が非導通状態となり、電磁接触器のコイルへ印加される電圧が遮断され、出力遮断スイッチ403を遮断状態(開)とすることができる。
次に、本実施形態に係る蓄電装置400の出力遮断手段の作用・効果について、比較例(第1比較例〜第3比較例)と対比しつつ、さらに説明する。
まず、第1比較例〜第3比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段について、図6から図8を用いて説明する。
<第1比較例>
図6は、第1比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。
第1比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段は、論理積をとる手段として、AND素子を用いた回路である。
ここで、CNT0は、出力遮断スイッチ403を接続状態(閉)とする場合には、信号「1」(high)を出力し、出力遮断スイッチ403を遮断状態(開)とする場合には、信号「0」(low)を出力する。また、CNT1〜CNTzは、蓄電機能モジュールの蓄電池群が正常である場合には、信号「1」(high)を出力し、異常である場合には、信号「0」(low)を出力する。
AND素子501は、CNT0〜CNTzからの信号が全て信号「1」(high)である場合には出力遮断スイッチ403に信号「1」(high)を出力し、CNT0〜CNTzのうち少なくとも1つ以上の信号が信号「0」(low)である場合には出力遮断スイッチ403に信号「0」(low)を出力する。
しかしながら、AND素子501が故障することにより、出力遮断スイッチ403に出力する信号が信号「1」(high)に固定される故障が発生した場合、蓄電装置を構成する複数の蓄電機能モジュールのうち、いずれか1つの蓄電機能モジュールが故障した場合であっても、第1比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段は、出力遮断スイッチ403をOFFとすることができない。即ち、蓄電機能モジュールの異常情報が全く反映されず、蓄電装置の出力を遮断することができない。
<第2比較例>
図7は、第2比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。
第2比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段は、論理積をとる手段として、前方ユニットの出力端子と後方ユニットの入力端子とをつなぎ、各ユニットは、入力情報と自己の情報をANDして出力する回路である。
しかしながら、出力信号が信号「1」(high)で固定(常閉故障)されたユニットが存在すると、そのユニットより前段に配置されるユニットに異常が発生してもその異常情報を出力遮断スイッチ403に伝達することができず、蓄電装置の出力を遮断することができない。
<第3比較例>
図8は、第3比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段の遮断回路ブロック図である。
第3比較例に係る蓄電装置の出力遮断手段は、論理積をとる手段として、Wired OR回路の逆論理とする回路である。
しかしながら、異常が発生した蓄電機能モジュールの蓄電監視ユニットの電源が切れた場合、出力遮断スイッチ403に入力される信号を信号「0」(low)とすることができず、蓄電装置の出力を遮断することができない。
これに対し、本実施形態に係る蓄電装置400の出力遮断手段は、第1比較例のように1つの素子(AND素子501)が故障すると出力遮断手段全体が正常に機能しなくなるという素子がないため、素子の故障に対してロバストになる。
また、第2比較例のように、一つの蓄電機能モジュール206が常閉故障したとしても、上流側の蓄電機能モジュール206で異常を検知した場合、その蓄電機能モジュール206のスイッチSWiを切ることにより、出力遮断スイッチ403に入力される信号を信号「0」(low)とすることができ、蓄電装置400の出力を遮断することができる。
例えば、図4において、コントローラCNT6がスイッチSW6に常時閉とする信号を送信する故障が発生したとしても、コントローラCNT1〜CNT5は正常に機能しており、各蓄電機能モジュール206で異常を検知した場合、その蓄電機能モジュール206のスイッチSWiを遮断状態(開)とすることにより、出力遮断スイッチ403を遮断状態とし、蓄電装置400の出力を遮断することができる。
なお、コントローラCNT6が故障した場合において、コントローラCNT6の蓄電機能モジュール206が故障した場合、その異常は、例えば、直列に配置されたコントローラCNT4の蓄電機能モジュール206やコントローラCNT5の蓄電機能モジュール206の電圧変化や電流値変化として現れるので、コントローラCNT4やコントローラCNT5が異常を検知して、蓄電装置400の出力を遮断することができる。
また、第3比較例のように、蓄電機能モジュール206の蓄電監視ユニット303の電源が切れた場合であっても、スイッチSW1,……,SWzは、ノーマリ・オープン(normally open)のスイッチであり、出力遮断スイッチ403を遮断状態とし、蓄電装置400の出力を遮断することができる。
≪変形例≫
なお、本実施形態に係る蓄電装置400は、前述した実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態において、蓄電装置400は、発電電力が変動する発電装置100(例えば、頻繁に変化する自然界の状態に基づき発電電力が変動する風力発電装置や水力発電装置や太陽光発電装置)とともに用いられているものとして説明したが、これに限られるものではない。本発明の適用には、発電システムSの発電形態が特定されなければならないものとの必要性はない。発電システムSの構成が明確になっていない場合であっても、蓄電される電力の供給を受けることが可能であれば、本発明の適用が可能である。
また、例えば、住宅設備やサーバセンタの負荷変動抑制や停電対策を目的とした蓄電装置であってもよく、電気鉄道の回生電力吸収システムに用いる蓄電装置であってもよく、再生可能エネルギシステムや原子力発電所などの大規模系統安定を目的とした蓄電装置であってもよい。また、使用目的により蓄電装置の規模は異なってもよい。
本実施形態において、蓄電装置400の蓄電機能モジュール206は、リチウムイオン電池セルから構成される蓄電池群302に蓄電するものとして説明したが、これに限られるものではない。
例えば、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池、リチウムイオン蓄電池などの二次電池や、電気二重層蓄電器、リチウムイオン電気二重層蓄電器などの蓄電器(コンデンサ)や、勢車蓄電装置(フライホイール・バッテリ)などであってもよく、今後登場するであろう未知の蓄電デバイスであってもよい。
また、スイッチSW1,……,SWzは、コントローラCNT1,……,CNTzの指令により開閉可能な構成であればよく、電磁機械スイッチ、カム軸スイッチ、空気圧スイッチ、油圧スイッチ、熱スイッチ(サーマルリレー)、半導体スイッチ、光半導体スイッチ、磁気半導体スイッチなど種々の品種が利用できる。
また、各蓄電機能モジュール206に情報表示部(図示せず)を設け、蓄電機能モジュール206ごとの運転状況、例えば、蓄電池群302の正常・異常の検知結果、充電状態、温度、電圧、電流等を表示することができる構成であってもよい。
このような構成によれば、異常を検知した蓄電機能モジュール206を作業者が容易に特定することができ、異常が発生した蓄電機能モジュール206の交換作業が容易となる。
また、蓄電機能モジュール206のコントローラCNT1,……,CNTzが、通信線404を介して、制御装置202(コントローラCNT0)に、蓄電機能モジュール206の運転状況(例えば、蓄電池群302の正常・異常の検知結果、充電状態、温度、電圧、電流等)を送信し、制御装置202(コントローラCNT0)に設けられた情報表示部(図示せず)に蓄電機能モジュール206の運転状況を表示することができる構成であってもよい。
さらに、制御装置202から通信引込線212、通信回線213を介して、系統電力管理者の集中管理コンピュータ(図示せず)に蓄電機能モジュール206の運転状況を送信し、集中管理コンピュータの情報表示部(図示せず)に表示することができる構成であってもよい。
このような構成によれば、蓄電機能モジュール206の正常・異常の管理を一括して行うことができる。
また、制御装置202(コントローラCNT0)は、通信線404を介して蓄電機能モジュール206のコントローラCNT1,……,CNTzにスイッチSW1,……,SWzの遮断状態(開)とするように制御する信号を送信することができる構成であってもよい。
例えば、コントローラCNT0が信号出力端子Soutから信号「1」(high)を出力した状態で、コントローラCNT1にスイッチSW1を遮断状態(開)とするように制御する信号を送信することにより、コントローラCNT0の信号入力端子Sinに入力された信号が信号「1」(high)から信号「0」(low)に適切に切り替わるか否かを判定することにより、コントローラCNT1とスイッチSW1の動作確認を行うことができる。
S 発電システム
101 発電装置
102 電力系統
103 交流−直流変換装置
104 電力蓄積システム
105 直流−交流変換装置
201 電力蓄積システム建屋
202 制御装置(信号生成手段)
203 電力変換装置
204 制御信号線ハーネス
205 電池棚
206 蓄電機能モジュール
207 電池電力線
208 電力引込線
209 変成器
210 電力系統引込線
211 電力系統線
212 通信引込線
213 通信回線
301 筐体
302 蓄電池群
303 蓄電監視ユニット(状態判定手段)
304 電力配線端子
400 蓄電装置
401 負極電圧出力端子
402 正極電圧出力端子
403 出力遮断スイッチ(遮断スイッチ)
404 通信線(通信手段)
405 往路信号線
406 復路信号線
CNT0 コントローラ(信号生成手段)
CNT1,CNT2,……,CNTz コントローラ(状態判定手段)
SW1,SW2,……,SWz スイッチ

Claims (10)

  1. 電力を充放電可能な蓄電機能モジュールと、
    該蓄電機能モジュールの充放電を遮断可能な遮断スイッチと、
    該遮断スイッチを接続状態とする信号を生成する信号生成手段と、
    を備える蓄電装置であって、
    前記遮断スイッチは、
    前記接続状態とする信号が入力された状態において、前記蓄電機能モジュールの充放電が可能な状態にし、
    前記接続状態とする信号が入力されない状態において、前記蓄電機能モジュールの充放電を遮断する状態にし、
    前記蓄電機能モジュールは、
    該蓄電機能モジュールの状態を判定する状態判定手段と、
    該状態判定手段の判定結果により異常と判定された場合、開状態となるスイッチと、を有し、
    該スイッチは、前記信号生成手段と前記遮断スイッチとを接続する信号線上に配置される
    ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記蓄電装置は、複数の前記蓄電機能モジュールを備え、
    複数の前記スイッチは、制御手段と前記遮断スイッチとを接続する信号線上に直列に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電機能モジュールは、二次電池である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電機能モジュールは、蓄電器である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電機能モジュールは、勢車蓄電装置である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  6. 前記蓄電機能モジュールは、情報表示部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  7. 前記情報表示部は、前記蓄電機能モジュールの運転状況を表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電機能モジュールは、通信手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  9. 前記通信手段は、前記蓄電機能モジュールの運転状況を送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の蓄電装置。
  10. 前記蓄電機能モジュールは、
    前記通信手段で、前記スイッチを開状態とする信号を受信すると、該スイッチを開状態とする
    ことを特徴とする請求項8に記載の蓄電装置。
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