JP2013116310A - ストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置 - Google Patents

ストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】材料の厚みにより排泄溝の深さを維持して、ストーマの厚みを損なわず、ストーマ口から排泄機能障害を軽減して、ストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止し、ストーマ装着者のために運動機能を高める。
【解決手段】フランジ外郭ヘルニア抑止部1と、フランジ外郭ヘルニア抑止部の内円に嵌めあわせてフランジ中央押え部2をフランジの外郭及びその中央に配置して、カバー5とを紐6で連結し、厚みと可撓性がある材料で製作されるフランジ中央押え部2に開口部3を設け、厚みと可撓性がある材料で製作されるフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円の下方に開放部13を設け、カバー5を被せて、腹帯11を巻いて、前記開口部3と開放部13の材料の厚みにより深さのある排泄溝を形成して、ストーマ口から排泄機能障害を軽減して、パウチ9に排泄物を溜めると共にストーマ周囲のヘルニアを抑止し、運動機能を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、人工膀胱及び人工肛門を有するストーマ装着者がストーマを造った腹部皮膚面に貼り付けた円盤(以下、フランジという。)とストーマから排泄物(尿や便)を溜める袋(以下パウチという。)との間に装着して、ストーマ口からパウチへ排泄を容易にすると共にストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止するための装具に関するものである。
即ち本発明は、人工膀胱及び人工肛門のストーマ装着者のために腹部皮膚面に貼りつけたフランジにパウチを装着し、腹帯を巻いてパウチを押えて起きる排泄の障害を軽減し、ストーマ口から排泄する機能を促進すると共に、ストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止することによりストーマ装着者が運動能力を高めることを目的とする装具に関するものである。
ストーマとは、ギリシャ語で「乳頭状に突き出した口」という意味を持ち、排泄物が体外に出るように手術的に造られた排泄口を言う。例えば、膀胱の病気で膀胱を摘出する必要がある場合は小腸の一部を切除して一方の端に尿管をつなぎ、もう一方の端をストーマとして腹壁から体外に出し、持続的に尿を排泄できるようにしたり、腸や肛門の病気で肛門から便を排出することができなくなってしまった場合には、肛門よりも上流の腸をストーマとして体外に出し、持続的に便を体外に排泄できるようにする必要がある。
ストーマを造る手術の際には、腹部の皮膚、皮下組織、筋肉、腹膜を切開する。ストーマを造り終えたらこれらを順に縫合して手術を終了する。術後にこれらの組織が脆弱になってしまうことで腹腔内の臓器が皮膚の下まで飛び出してきてしまうことがある。これを一般的に腹壁はんこんヘルニアという。これと同様のことがストーマの周囲で起こったもののことをストーマ傍ヘルニアと言い、ストーマの周囲が膨らむのが主な症状であるが、場合によってはそこに腸がはまり込んでしまって痛み、不快感、便秘症状などの症状が出たり、ひどい場合には腸閉塞にまで至ることがある。
人工膀胱及び人工肛門は、腹部皮膚面に接着したフランジにストーマから排泄物を溜めるパウチを装着してストーマ口からパウチ内へ排泄する。ストーマを造った腹部皮膚面に接着したフランジは、パウチを装着するためのものであり、円形のフランジの中心にストーマ孔を有し、パウチの入り口をストーマ孔に装着し、フランジの中央のストーマ孔に前記ストーマを通し、腹帯若しくはベルトを巻いて腹部のストーマからパウチが離れて落ちないように押えているため、腹帯若しくはベルトでストーマを圧迫し排泄に障害を生じる問題があった。
人工膀胱の場合には腸の一方の端を尿管につなぎもう一方を腹壁から体外に出しストーマとして造っている。人工肛門の場合には肛門より上部の腸をストーマとしている。いずれの場合にも、執刀医が腹部の筋肉を切断して縫合した部分は、筋肉が盛り上がって丈夫になっている。しかし、術後に体力低下を防ぐために運動の巾を広げるとか、体力的にまだ労働する意欲が回復して働くことが可能な場合には、腹帯によりストーマを圧迫し、腹圧がかかりストーマの周囲にヘルニアを生じるおそれもある。
運動時には、フランジの上に腹帯を巻いて上から押さえていると、次第に腹帯が腹部のストーマを圧迫しパウチはストーマ口を塞ぐという排泄障害を生じる。又運動により施術跡部分に腹圧がかかって、フランジを内部から押し上げてヘルニアを生じるおそれがある。
この改善策として、本発明は、術後腹帯を巻いてストーマを圧迫することにより生じる排泄機能障害を軽減して、ストーマ口を塞ぐことなくパウチへ排泄することを容易にすると共にストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止する装具として開発されるものである。
実開平5−51321号公報 特開平10−248867号公報 特開平10−33579号公報 特開2001−187077号公報 特開2003−126134号公報 特開2004−65411号公報 特開2000−316892号公報 特開平9−108256号公報 特開2010−284242号公報 実用新案登録第3115054号公報
「ストーマケアと暮らしのガイドブック」コロプラスト株式会社 2011年5月
本発明が解決しようとする問題点は、術後の人工膀胱及び人工肛門のストーマ装着者のために腹部皮膚面に接着したフランジとフランジに装着したパウチの間にフランジ外郭ヘルニア抑止部及びその内円にフランジ中央押さえ部を設けてストーマを入れる排泄溝を形成し、ストーマ口から排泄する機能を促進し、腹帯を巻いてストーマを圧迫することが原因で生じる排泄機能障害を軽減して、腹圧によるヘルニアを抑止するものである。
ストーマの装着者が腹部に人工膀胱及び人工肛門を腹帯で巻いて装着している場合、排泄時の腹圧や腹部の運動のような日常的な生活によってもストーマを圧迫し、フランジのストーマ孔に通したストーマ口をパウチで塞いで排泄機能に障害が生じるため、ストーマの排泄機能障害を軽減し、腹部のストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止することにより、術後に運動能力を高める必要がある。
本発明は、ストーマの装着者がストーマに起きる排泄機能障害を軽減し、ストーマ周囲に起きるヘルニアを抑止するために、厚みと可撓性のある材料で製作したフランジ外郭ヘルニア抑止部の内円の下方に開放部を設け、前記内円に嵌め合わせるフランジ中央押え部にストーマ口を塞がないための開口部を設けて、腹帯で巻いてストーマを圧迫しても厚みを保ち、ストーマ口をパウチで塞がないための深さのある排泄溝を形成し、フランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部とカバーを紐で連結する。
フランジ外郭ヘルニア抑止部の開放部を開いてフランジとパウチの間に挟み入れ、その内円にフランジ中央押え部を嵌め合わせて、開口部と開放部によりストーマを圧迫してストーマ口を塞がないための排泄溝を形成する。
厚みと可撓性のある材料で製作したフランジ外郭ヘルニア抑止部の内円の下方開放部を開いてフランジとパウチの間にフランジ外郭ヘルニア抑止部を挟み入れ、フランジ外郭ヘルニア抑止部でフランジの外郭を取り囲み、その内円にフランジ中央押え部を嵌め合わせて柔軟性に富む合成樹脂製のカバーで覆い、排泄溝へストーマを入れ、腹帯で巻いて腹部に装着する。排泄溝に入れたストーマは、腹帯を巻いても圧迫を免れ、パウチがストーマ口を塞ぐこともなくなるので排泄物を容易にパウチに溜めることができる。腹帯を巻いているので、腹圧によりストーマ周囲にヘルニアを生じることも無く、人工膀胱及び人工肛門のストーマ装着者が運動機能を高めることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置は腹帯を腹部に巻いて排泄溝に入れたストーマ口からの排泄機能を促進すると共にヘルニアを抑止して運動機能を高めるための装具である。腹帯を巻いて圧迫しても排泄溝のストーマ口をパウチで塞ぐこともなく、フランジの上に厚みのあるフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部とカバーを腹帯で巻いて、ヘルニアを抑止して、ストーマの装着者をヘルニアから守ることが出来る。
腹部皮膚面に接着剤で接着した円形のフランジ中心のストーマ孔にストーマを通して、排泄溝内のストーマ口から排泄して、パウチ内部へ排泄物を溜めつつ、ヘルニアを抑止して運動の巾を広げて体力の低下を抑制出来る。
図1は実施例1のストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置をストーマに装着した実施方法を示した正面図である。(実施例1) 図2はストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置の実施方法を示した正面図である。(実施例1 合成樹脂製のカバーを省略した。) 図3はストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置の実施方法を示した背面図である。(実施例1 合成樹脂製のカバーを省略した。) 図4は本発明の実施例のストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置の使用状態断面図であり、従来のストーマに本発明の装置を装着した使用状態のA−A線断面図を示している。(実施例1) 図5はストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置に合成樹脂製のカバーを被せた実施方法を示した正面図である。(実施例1 合成樹脂製のカバーを図示した。) 図6は円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部の表、裏両面に施した網目状メッシュを示す実施例の正面図である。(実施例1 網目状メッシュを図示した。) 図7は円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部の表、裏両面に施した網目状メッシュを示す実施例の背面図である。(実施例1 網目状メッシュを図示した。)
ストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置は、ストーマの排泄機能の妨げとなる圧迫やストーマ口をパウチで塞ぐ障害を軽減し、腹部に装着したストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止することにより運動機能を高めるという目的のために、フランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部とこれを取り囲む円形のカバーとを紐で連結して脱落を予防し、フランジとパウチの間にフランジ外郭ヘルニア抑止部を挟み入れて、その内円にフランジ中央押え部を嵌めこみ、カバーの上を腹帯で巻いて容易にフランジとパウチとの間に装着できるようにした。
フランジ中央押えにストーマ用開口部を設け、フランジ外郭ヘルニア抑止部の内円に開放部を設け、前記開口部と開放部とにより排泄溝を形成して、この排泄溝を形成する厚みと可撓性のある材料によりストーマを入れる深さを維持し、ストーマを排泄溝の中に入れても圧迫されず、ストーマ口が塞がれず、排泄機能障害を軽減すると共にストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止することが出来るようにした。
図1は、本発明装置の1実施例の正面図であって、1は厚みと可撓性のあるほぼ円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部、2は厚みと可撓性のあるフランジ中央押え部、3は厚みと可撓性のあるフランジ中央押え部に設けたストーマを取り出すための開口部、4は腹部のストーマ、5はほぼ円形のカバー、6はフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部とカバーの脱落を予防する紐である。図2はカバーと網目状ネットを省略した装置の正面図であり、図3は同背面図であって、図4は本発明の実施例の使用状態を示すA−A線断面図であって、 図5はストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置にカバーを被せた実施方法を示した正面図である。
図6は円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部の表、裏の両面に施した網目状メッシュを示す実施例の正面図、図7は円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部の表、裏両面に施した網目状メッシュを示す実施例の背面図である。
符号7は人工膀胱及び人工肛門の全体、8は腹部皮膚面に接着するフランジ、9はフランジに装着して排泄物を溜めるためのパウチ、10はフランジ中央のストーマ孔、11は腹帯、12は腹部皮膚面、13は円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部に設けた開放部、14はずれ落ち防止のために施した網目状メッシュである。
本発明の実施例は、腹部皮膚面にフランジを接着してストーマ4にパウチ9を装着して、排泄溝に入れたストーマ口からパウチの中へ排泄する機能障害を軽減し、ストーマの周囲に生じるヘルニアを抑止するものである。本発明に係るストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置の主体は、ストーマ装着者のストーマを排泄溝に入れて排泄機能障害を軽減して、ストーマ周囲のヘルニアを抑止して運動機能を高める方法にある。人工膀胱及び人工肛門の凡の構造を説明すれば、腹部皮膚面12に接着剤で円形のフランジ8を接着して、フランジ中心のストーマ孔10にストーマ4を通してストーマ口から排泄された排泄物を溜めるパウチ9をフランジに装着して腹帯11で巻いているから、通常では安心して日常の生活を送れるようにしたものである。
実施例を分かりやすく1実施例として人工膀胱装着者の場合を特に説明する。人工膀胱装着者及び人工肛門装着者は腹部に人工膀胱用のストーマと人工肛門用のストーマの両ストーマを装着している場合があり、本発明の装置は人工膀胱用と人工肛門用と同一構成でいずれのストーマにも装着できるようにしたものである。
適度の厚みと可撓性がある材料で作られたほぼ円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1とフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円に納めるフランジ中央押え部2とこれらを覆って取り囲む透明なほぼ円形のカバー5とがばらばらにならないように紐6で連結してある。図4に示すストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置のA−A線断面図を参照して説明すれば、人工膀胱装着者及び人工肛門装着者は、腹部皮膚面12にフランジ8を接着剤で接着してパウチ9を腹部のストーマ4に装着し、前記フランジ8とフランジに接続されたパウチ9の間に円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1を介在させて挟みいれ、フランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円にフランジ中央押え部2を嵌め合わせてカバー5を被せて、ストーマ4に装着して腹帯11で巻いて下腹部に留める。フランジ外郭ヘルニア抑止部1は、腹部の周囲を取り巻く腹帯11で上から押えてずれ難いほぼ円形若しくは楕円形である。フランジ中央押え部2の外形は、ほぼ円形であってフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円に嵌め合わせて納められ装置全体の中央に配置されている。フランジ中央押え部2に設けた開口部3及びフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円下方に設けた開放部13によりストーマ4の排泄溝を厚みのあるもので形成した。そこにストーマを納めて腹帯が巻かれている場合、ストーマ4が圧迫されることがなく、ストーマの厚みを保って、ストーマ口がパウチで塞がれることがなくなって、排泄機能障害を軽減できる。
フランジ中央押え部2は全体の厚みが約5ミリメートルであり、合成樹脂製のシートを中にして表、裏共にずれ止め防止のために接着材で接着されたスポンジで網目状メッシュ14に形成されており、可撓性があり、腹帯を巻いてストーマ4を圧迫してもそのストーマ口から排泄する機能に障害を起さないようにストーマを通すための開口部3を設ける。フランジ中央押え部2の周囲を取り囲むフランジ外郭ヘルニア抑止部1は、全体の厚みが約5ミリメートルの合成樹脂製のシートを中にして表、裏共にずれ止め防止のために接着されたスポンジの材料で網目状メッシュ14に形成され、内円の下方に開放部13を設けて可撓性のある材料で作られている。ストーマを通す開口部3は内円下方の開放部13へ連続して排泄溝を形成する。排泄溝の周囲材料は約5ミリメートルの厚みにより、排泄溝の深さを維持しておりストーマを圧迫しないようにしている。
腹部皮膚面12に接着剤で接着したフランジ8の上部であって、フランジ8とパウチ9との間にフランジ外郭ヘルニア抑止部1を挟みいれて介在させ、フランジ外郭ヘルニア抑止部1を用いてフランジ8の外郭を覆い、更にフランジ中央押え部2でフランジ8に装着したパウチ9を挟んでフランジを覆って其の上に透明なカバー5を被せて腹帯11を周囲に巻いている。腹帯を巻いても排泄溝の中に納めているストーマ4を圧迫しないように保護しているので、ストーマ装着者は腹帯11をしている状態のままで運動機能を発揮して、一般的な健常者並みの作業を継続しても支障がない。人工膀胱装着者及び人工肛門装着者は、腹帯を巻いていても排泄溝のストーマ口からの排泄機能障害を軽減し、ストーマ周囲のヘルニアを抑止し運動機能を高める効果がある。
実施例を分かりやすく人工肛門用の1実施例として、人工肛門装着者のストーマに装着された場合について説明すると、フランジ中央押え部とその周囲を取り囲むフランジ外郭ヘルニア抑止部はいずれも約5ミリメートルの材料の厚みがあり、排泄溝は材料の厚みにより深さを維持して、腹帯を巻いていてもストーマ口からの排泄機能障害を軽減すること及びで腹帯を巻いてヘルニア抑止効果は実施例1の内容と同じである。その詳細は省略する。
本発明は、厚みと可撓性のある材料で作られたほぼ円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部の内円に、厚みと可撓性のあるフランジ中央押え部を嵌め合わせてその中央に配置して、厚みと可撓性のあるフランジ中央押え部に設けた開口部に腹部のストーマを通して、更にカバーを被せて腹帯を巻くことによって排泄機能障害を軽減し、ストーマの周囲に生じるヘルニヤを抑止することができる。
フランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部とカバーとを紐で連結して、厚みと可撓性がある材料で作られたフランジ外郭ヘルニア抑止部とフランジ中央押え部の上にカバーを被せて其の上に腹帯を巻くことによって、ストーマを開口部に通して開放部に至る排泄溝の中にストーマを納めて、排泄溝に入れたストーマは圧迫されることがなくなり、常時ストーマ口から排泄することを可能にしている。このストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置は、フランジの中心に設けたストーマ孔にストーマを通して、ストーマの上に、腹帯を巻いても、パウチの入り口に入れたストーマ口を塞ぐことなく、排泄物をパウチの中に排泄することができる。
本発明の装置はストーマに装着した状態で運動機能を高めるものである。
1 円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部(表、裏共にずれ止め防止)
2 フランジ中央押え部(表、裏共にずれ止め防止)
3 ストーマを通すための開口部
4 ストーマ
5 カバー
6 紐
7 人工膀胱及び人工肛門の全体
8 フランジ
9 パウチ
10 ストーマ孔
11 腹帯
12 腹部皮膚面
13 フランジ外郭ヘルニア抑止部の内円の下方に設けた開放部
14 網目状メッシュ

Claims (2)

  1. ストーマに装着するフランジの外郭を取り囲むフランジ外郭ヘルニア抑止部1と、その内円に嵌め合わせて中央に配置したフランジ中央押え部2とをフランジの外郭及びその中央に配置して、フランジ外郭ヘルニア抑止部1とフランジ中央押え部2とカバー5を紐6で連結して、円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円の下方に開放部13を設け、厚みと可撓性がある材料で製作されるフランジ中央押え部に開口部3を設け、フランジ中央押え部2に設けた開口部とフランジ中央押え部の周囲を取り囲む厚みと可撓性がある材料で製作される円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円下方に設けた開放部により、ストーマから排泄するために排泄溝を形成して、そこに納めたストーマをカバー5で覆い腹帯11を巻いて排泄溝の深さによりストーマの厚みを損なわずに人工膀胱の排泄機能障害を軽減し、ストーマ周囲のヘルニアを抑止することを特徴とするストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置。
  2. ストーマに装着するフランジの外郭を取り囲むフランジ外郭ヘルニア抑止部1と、その内円に嵌め合わせて中央に配置したフランジ中央押え部2とをフランジの外郭及びその中央に配置して、フランジ外郭ヘルニア抑止部1とフランジ中央押え部2とカバー5を紐6で連結して、円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円の下方に開放部13を設け、厚みと可撓性がある材料で製作されるフランジ中央押え部に開口部3を設け、フランジ中央押え部2に設けた開口部とフランジ中央押え部の周囲を取り囲む厚みと可撓性がある材料で製作される円形のフランジ外郭ヘルニア抑止部1の内円下方に設けた開放部により、ストーマから排泄するために排泄溝を形成して、そこに納めたストーマをカバー5で覆い腹帯11を巻いて排泄溝の深さによりストーマの厚みを損なわずに人工肛門の排泄機能障害を軽減し、ストーマ周囲のヘルニアを抑止することを特徴とするストーマの排泄機能障害軽減及びストーマ周囲のヘルニア抑止装置。
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