JP2013108610A - 作動液供給用液圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化を図りつつ、大量の作動液を供給することができる液圧装置を提供する。
【解決手段】液圧装置1は、複数のポンプユニット5と、複数のポンプユニット5から送出された作動液が流れる合流流路7とを有している。第1ポンプユニット5Aは、第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bを共に駆動する第1電動機11Aと、第1ポンプ9Aから延びる第1ポンプ用流路13Aに設けられた第1チェック弁23Aと、第2ポンプ9Bから延びる第2ポンプ用流路13Bに設けられた第1アンロードリリーフ弁25Aとを有する。第1ポンプ用流路13A及び第2ポンプ用流路13Bが合流し、合流流路7に合流する第1ユニット流路15Aにはチェック弁が設けられていない。
【選択図】図1

Description

本発明は、液圧シリンダ等の液圧式のアクチュエータに作動液を供給するための液圧装置に関する。
複数のポンプを有する作動液供給用の液圧装置が知られている。例えば、特許文献1の従来技術の欄においては、ポンプ及び当該ポンプを駆動するモータの組み合わせを複数組有する液圧装置が開示されている。また、特許文献1では、複数組のモータ及びポンプに代えて、一のモータによって駆動される複数のポンプを有する液圧装置も開示している。このように、複数のポンプが設けられることにより、大流量の作動液が送出される。
特開2000−289078号公報
液圧装置においては、作動液の流量を更に多くすることが要求されることがある。また、液圧装置は、省エネルギー化も望まれている。
本発明の一態様に係る作動液供給用液圧装置は、複数のポンプユニットと、前記複数のポンプユニットから送出された作動液が流れる合流流路と、を有し、前記複数のポンプユニットの一つは、第1ポンプと、前記第1ポンプよりも1周期の吐出量が多い第2ポンプと、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを共に駆動する第1電動機と、前記第1ポンプの吐出口から延びる第1ポンプ用流路と、前記第2ポンプの吐出口から延びる第2ポンプ用流路と、前記第1ポンプ用流路及び前記第2ポンプ用流路が合流し、前記合流流路に合流する第1ユニット流路と、前記第1ポンプ用流路に設けられ、前記第1ポンプから前記第1ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第1チェック弁と、前記第2ポンプ用流路に設けられ、前記第2ポンプから前記第1ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第2チェック弁を含み、前記第2ポンプ用流路の圧力が所定の第1設定圧力を超えたときに前記第2ポンプから前記第2チェック弁へ流れる作動液をタンクへ排出する第1アンロードリリーフ弁と、を有し、前記第1ユニット流路にはチェック弁が設けられていない。
好適には、前記複数のポンプユニットの他の一つは、第3ポンプと、前記第3ポンプよりも1周期の吐出量が多い第4ポンプと、前記第3ポンプ及び前記第4ポンプを共に駆動する第2電動機と、前記第3ポンプの吐出口から延びる第3ポンプ用流路と、前記第4ポンプの吐出口から延びる第4ポンプ用流路と、前記第3ポンプ用流路及び前記第4ポンプ用流路が合流し、前記合流流路に合流する第2ユニット流路と、前記第3ポンプ用流路に設けられ、前記第3ポンプから前記第2ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第3チェック弁と、前記第4ポンプ用流路に設けられ、前記第4ポンプから前記第2ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第4チェック弁を含み、前記第4ポンプ用流路の圧力が所定の第2設定圧力を超えたときに前記第4ポンプから前記第4チェック弁へ流れる作動液をタンクへ排出する第2アンロードリリーフ弁と、を有し、前記第2ユニット流路にはチェック弁が設けられておらず、前記第1電動機及び前記第2電動機はサーボモータであり、前記第1チェック弁、前記第2チェック弁、前記第3チェック弁及び前記第4チェック弁よりも下流側には、前記第1設定圧力及び前記第2設定圧力よりも高い第3設定圧力を超える圧力の作動液をタンクへ排出するリリーフ弁が設けられている。
上記の構成によれば、省エネルギー化を図りつつ、大量の作動液を供給することができる。
本発明の実施形態に係る作動液供給用液圧装置の構成を示す液圧回路図。 比較例に係る作動液供給用液圧装置の構成を示す液圧回路図。
図1は、本発明の実施形態に係る液圧装置1の構成を示す液圧回路図である。
なお、以下の説明においては、同一若しくは類似する構成について、「第1ポンプユニット5A」、「第2ポンプユニット5B」のように、同一の名称(例えば「ポンプユニット」)及び同一の符号(例えば「5」)に対して互いに異なる番号(例えば「第1」、「第2」)及び大文字のアルファベット(例えば「A」、「B」)を付すことがあり、また、この場合において、単に「ポンプユニット5」というなど、両者を区別しないことがあるものとする。
液圧装置1は、液圧シリンダ等のアクチュエータに作動液(例えば油)を供給する装置として構成されている。液圧装置1は、例えば、タンク3と、当該タンク3に貯留されている作動液を送出する第1ポンプユニット5A及び第2ポンプユニット5Bと、これらポンプユニット5の吐出側に接続された合流流路7(合流点Pt1から下流側(アクチュエータ側)の部分)と、を有している。
2つのポンプユニット5から送出された作動液は、合流点Pt1において合流し、合流流路7を介してアクチュエータへ供給される。なお、合流流路7とアクチュエータとの間には、圧力制御弁、流量制御弁及び/又は方向制御弁を含む適宜な液圧回路が設けられてよい。なお、圧力制御弁は、例えば、リリーフ弁、アンロード弁である。流量制御弁は、例えば、絞り弁、圧力補償付流量調整弁である。方向制御弁は、例えば、切換弁、チェック弁である。
タンク3は、例えば、開放タンクであり、大気圧下で作動液を保持している。タンク3は、ポンプユニット5への作動液の供給だけでなく、ポンプユニット5から排出される作動液の受け入れにも利用される。
第1ポンプユニット5A及び第2ポンプユニット5Bは、概ね互いに同様の構成を有している。以下のポンプユニット5の説明では、第1ポンプユニット5Aを例に挙げて説明しつつ、第1ポンプユニット5Aの構成要素に対応する第2ポンプユニット5Bの構成要素の符号等を( )内に付すことがあるものとする。
第1ポンプユニット5A(5B)は、例えば、タンク3の作動液を吸引して吐出可能な第1ポンプ9A及び第2ポンプ9B(第3ポンプ9C及び第4ポンプ9D)と、これら第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bを共に駆動する第1電動機11A(第2電動機11B)とを有している。
また、第1ポンプユニット5A(5B)は、第1ポンプ9A(9C)の吐出口9oから合流点Pt2A(Pt2B)まで延びる第1ポンプ用流路13A(第3ポンプ用流路13C)と、第2ポンプ9B(9D)の吐出口9oから合流点Pt2A(Pt2B)まで延びる第2ポンプ用流路13B(第4ポンプ用流路13D)と、合流点Pt2Aから合流点Pt1(Pt4)まで延びる第1ユニット流路15A(第2ユニット流路15B)とを有している。
従って、第1電動機11Aが回転駆動されると、第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bから作動液が吐出され、その作動液は合流点Pt2Aにおいて合流し、第1ユニット流路15Aを介して合流点Pt1へ供給される。
ポンプ9は、歯車ポンプやベーンポンプ等のロータの回転により作動液を吐出するロータリポンプであってもよいし、アキシャル型のプランジャポンプやラジアル式のプランジャポンプ等のピストンの往復により作動液を吐出するプランジャポンプであってもよい。また、ポンプ9は、例えば、ロータやピストンの1周期の運動における吐出量が固定された定容量ポンプによって構成されている。ただし、ポンプ9は、吐出量が可変とされた可変容量ポンプとされることも可能である。また、ポンプ9は、1方向に作動液を吐出できれば十分であるが、双方向(2方向)ポンプと構造が同一であってもよい。
第2ポンプ9B(9D)は、第1ポンプ9A(9C)に比較して、1周期における吐出量が多い。なお、この場合、各ポンプのポンプ効率にもよるが、一般には、第2ポンプ9Bは、所定の軸動力が付与されたときの吐出圧力が第1ポンプ9Aよりも小さい。すなわち、相対的に、第1ポンプ9Aは、高圧小容量ポンプであり、第2ポンプ9Bは、低圧大容量ポンプである。第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bは、互いに同一の回転数で回転するように第1電動機11Aに連結されている。ただし、第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bは、一方が他方に対して増速又は減速されるように少なくとも一方が歯車列を介して第1電動機11Aに連結されていてもよい。
電動機11は、直流電動機でも交流電動機でもよい。また、電動機11は、誘導モータや同期モータ等の適宜なモータにより構成されてよい。電動機11は、例えば、サーボモータとして構成されており、電動機11の回転を検出するエンコーダ17と、電動機11に電力を供給するドライバ19と共にサーボ機構を構成している。
ドライバ19には、制御装置21からの速度指令が入力される。制御装置21は、例えば、不図示の入力装置を介した入力操作に応じて、若しくは、予め設定されたシーケンスに従って、速度(回転数)に応じたパルス数のパルス信号を一定周期でドライバ19に出力する。
また、第1ポンプユニット5A(5B)は、第1ポンプ9A(9C)への作動液の逆流を防止するための第1チェック弁23A(第3チェック弁23C)と、第2ポンプ9B(9D)をアンロードするための第1アンロードリリーフ弁25A(第2アンロードリリーフ弁25B)とを有している。
第1チェック弁23Aは、第1ポンプ用流路13Aに設けられている。換言すれば、第1ポンプ9Aからの作動液と第2ポンプ9Bからの作動液とが合流する合流点Pt2Aよりも第1ポンプ9A側に位置している。第1チェック弁23Aは、第1ポンプ9Aから合流点Pt2Aへの流れを許容し、その逆方向の流れを禁止する。
第1アンロードリリーフ弁25A(25B)は、例えば、第2チェック弁23B(第4チェック弁23D)と、第1低圧リリーフ弁27A(第2低圧リリーフ弁27B)とを含んでいる。
第2チェック弁23Bは、第2ポンプ用流路13Bに設けられている。換言すれば、第1ポンプ9Aからの作動液と第2ポンプ9Bからの作動液とが合流する合流点Pt2Aよりも第2ポンプ9B側に位置している。第2チェック弁23Bは、第2ポンプ9Bから合流点Pt2Aへの流れを許容し、その逆方向の流れを禁止する。
第1低圧リリーフ弁27Aは、パイロット式のリリーフ弁により構成されており、主流の入口27mは、第2チェック弁23Bよりも上流側(第2ポンプ9B側)において第2ポンプ用流路13Bに接続され、また、パイロット口27pは、第2チェック弁23Bよりも下流側において第2ポンプ用流路13Bに接続されている(さらに下流側に接続されていてもよい。)。
そして、第1低圧リリーフ弁27Aは、第2ポンプ9Bと第2チェック弁23Bとの間の圧力(主流の入口27mの圧力)が所定の設定圧力を超えると、主流の入口27mに流入する作動液をタンク3に排出する。これにより、第2ポンプ9Bから供給される作動液の圧力は所定の設定圧力以下に調整される。
また、第1低圧リリーフ弁27Aは、パイロット口27pに導入される圧力が所定の設定圧力を超えたときも、主流の入口27mに流入する作動液をタンク3に排出する。従って、第1電動機11Aによって第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bが駆動されている場合において、アクチュエータに要求される駆動力が小さいときは、第1ポンプ9A及び第2ポンプ9Bの吐出する作動液の合計が合流流路7へ送出され、アクチュエータに要求される駆動力が大きいときは、第2ポンプ9Bはアンロードされ、第1ポンプ9Aの吐出する作動液のみが合流流路7へ送出される。
なお、設定圧力は、低圧リリーフ弁27に設けられたねじを回して低圧リリーフ弁27内のスプリングの弾性変形量を調整することなどにより、適宜に調整可能とされている。
第1ポンプユニット5Aは、上記に説明した他、タンク3とポンプ9との間に設けられるフィルタ29、タンク3とポンプ9との間の圧力を計測する吸入側圧力計31、第2ポンプ9Bと第2チェック弁23B(23D)との間の圧力を計測する第1ユニット用圧力計33A(第2ユニット用圧力計33B)等を有している。第1ユニット用圧力計33Aは、第1低圧リリーフ弁27Aの設定圧力の調整等において利用される。
なお、第1ポンプ9A及び第3ポンプ9Cの圧力・容量は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。また、第2ポンプ9B及び第4ポンプ9Dの圧力・容量は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。ただし、互いに異なっている場合において、第1ポンプ9Aは、第4ポンプ9Dよりも高圧小容量であることが好ましく、第3ポンプ9Cは第2ポンプ9Bよりも高圧小容量であることが好ましい。また、第1低圧リリーフ弁27A及び第2低圧リリーフ弁27Bの設定圧力は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。また、第1電動機11A及び第2電動機11Bの仕様(定格トルク等)は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。その他の構成要素についても同様に、第1ポンプユニット5Aと第2ポンプユニット5Bとで細部が互いに同一若しくは異なっていてよい。
液圧装置1は、更に、第2ユニット流路15Bと合流流路7とを接続する中継流路35(合流点Pt4〜合流点Pt1)と、中継流路35に接続された高圧リリーフ弁37と、中継流路35の圧力を計測する共通圧力計39とを有している。なお、合流点Pt2Bから合流点Pt1までを第2ユニット流路15Bとして概念化することにより、中継流路35を概念化しないようにしてもよい。
高圧リリーフ弁37は、例えば、パイロット無しのリリーフ弁により構成されており、入口37mが合流点Pt4に接続されている。なお、入口37mは、第1チェック弁23A〜第4チェック弁23Dよりも下流側(アクチュエータ側)に接続されていればよく、合流点Pt4に代えて、他の適宜な位置(例えば合流点Pt1)に接続されてよい。
高圧リリーフ弁37は、入口37mの圧力が所定の設定圧力を超えると、入口37mに流入する作動液をタンク3に排出する。設定圧力は、例えば、低圧リリーフ弁27と同様に適宜に設定可能であり、また、低圧リリーフ弁27の設定圧力よりも高い圧力に設定されている。
従って、第1電動機11A及び第2電動機11Bによって第1ポンプ9A〜第4ポンプ9Dが駆動されている場合において、アクチュエータに必要とされる駆動力が大きいことに起因して合流流路7の圧力が高くなると、上述のように、まず、低圧リリーフ弁27によって第2ポンプ9B及び第4ポンプ9Dがアンロードされる。その後、更に合流流路7の圧力が高くなると、高圧リリーフ弁37によって合流流路7の作動液はタンク3に排出され、第1ポンプ9A及び第3ポンプ9Cによって吐出される作動液の圧力は高圧リリーフ弁37によってその設定圧力以下に調整される。
共通圧力計39は、高圧リリーフ弁37の設定圧力の調整等に利用される。共通圧力計39は、高圧リリーフ弁37と同様に、第1チェック弁23A〜第4チェック弁23Dよりも下流側(アクチュエータ側)に接続されていればよく、合流点Pt4に代えて、他の適宜な位置(例えば合流点Pt1)に接続されてよい。
以上のとおり、本実施形態の液圧装置1では、多連のポンプ9を有するポンプユニット5が複数台設けられている。従って、大量の作動液を供給することができる。さらに、上記のような回路構成により、省エネルギー化等を図ることができる。具体的には、以下のとおりである。
図2は、本実施形態の液圧装置1の効果を説明するための比較例に係る液圧装置101の構成を示す液圧回路図である。
実施形態に係る液圧装置1では、第1チェック弁23Aは、第1ポンプ用流路13Aに設けられていたのに対し、比較例に係る液圧装置101においては、第1チェック弁23Aは、第1ユニット流路15Aに設けられている。換言すれば、液圧装置1では、第1チェック弁23Aは、合流点Pt2Aよりも第1ポンプ9A側に位置していたのに対して、液圧装置101においては、第1チェック弁23Aは、合流点Pt2Aよりも合流点Pt1側に位置している。
従って、比較例に係る液圧装置101においては、第2ポンプ9Bからの作動液は、第2チェック弁23Bを通過し、更に、第1チェック弁23Aを通過する。その際、作動液はエネルギーを消失する。一方、実施形態に係る液圧装置1においては、第2ポンプ9Bからの作動液は、第2チェック弁23Bを通過するだけであるので、比較例に比較して、エネルギーの消失が少ない。第1ポンプユニット5Aについて述べたが、第2ポンプユニット5Bについても同様である。
なお、比較例のような第1チェック弁23Aの配置は、ユニット同士を合流させるときに、その合流点の直前において逆流を防止するためにチェック弁を設ける思想に基づくものであり、一般的な配置といえる。
また、実施形態に係る液圧装置1では、電動機11はサーボモータとして機能していたのに対して、比較例に係る液圧装置101では、電動機11は定速モータとして機能している。例えば、電動機11は、誘導電動機により構成され、ドライバ119は、常に一定の周波数の交流電力(一定の回転数で電動機11を回転させる電力)を電動機11に供給し、制御装置121は、その電力供給の有無を制御するだけ(スイッチとして機能するだけ)である。
また、実施形態に係る液圧装置1では、2つのポンプユニット5に共通して高圧リリーフ弁37が設けられていたのに対し、比較例に係る液圧装置101では、各ポンプユニット105毎に高圧リリーフ弁37が設けられている。
従って、実施形態に係る液圧装置1では、高圧リリーフ弁37の数を減らし、液圧回路の簡素化が図られている。ここで、高圧リリーフ弁37の数の低減は、電動機11をサーボモータとしたことにより容易化されている。
例えば、特に図示しないが、実施形態の液圧装置1において、高圧リリーフ弁37からタンク3へ排出される作動液の流量(リリーフ流量)を計測する流量計を設け、制御装置21が、その流量計の検出値に基づいて、リリーフ流量を所定値以下にするように電動機11をフィードバック制御すれば、高圧リリーフ弁37におけるリリーフ流量は少なくなる。その結果、高圧リリーフ弁37を複数のポンプ9に対して共通化させることが容易化される。
また、例えば、実施形態の液圧装置1においては、サーボ機構を利用して複数の電動機11のうち1つを選択的に駆動することも容易である。その結果、高圧リリーフ弁37の設定圧力を調整するとき、回転数は一定であるが、電動機11を選択的に駆動してリリーフ流量を減らすことが容易化され、ひいては、高圧リリーフ弁37の数を減らすことができる。
なお、実施形態の液圧装置1における複数のポンプユニット5に対する高圧リリーフ弁37の共通化は、第1チェック弁23Aを合流点Pt2Aよりも第1ポンプ9A側に設けることを容易化させる。例えば、比較例の液圧装置101において、第1電動機11A、第2電動機11Bを順に駆動して、第1高圧リリーフ弁37A、第2高圧リリーフ弁37Bの順に設定圧力を調整しようとする場合、第1高圧リリーフ弁37Aの設定圧力調整後、第1チェック弁23Aによって第2ポンプユニット105Bから第1高圧リリーフ弁37Aへの流れが阻止されないと、第2ユニット流路15Bの圧力は第1高圧リリーフ弁37Aの設定圧力を超えて上昇せず、第2高圧リリーフ弁37Bの設定圧力を調整することができない。しかし、実施形態の液圧装置1では、そのような不都合は生じない。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
液圧装置が有するポンプユニットの数は、2つに限定されず、3以上であってもよい。また、一のポンプユニットが有するポンプの数(一の電動機によって駆動されるポンプの数)は、2つに限定されず、3以上であってもよい。また、複数のポンプユニットの全てが複数のポンプを有する必要はなく、少なくとも一つのポンプユニットが複数のポンプを有していればよい。
1…液圧装置、5A…第1ポンプユニット、5B…第2ポンプユニット、7…合流流路、9A…第1ポンプ、9B…第2ポンプ、11A…第1電動機、13A…第1ポンプ用流路、13B…第2ポンプ用流路、15A…第1ユニット流路、23A…第1チェック弁、23B…第2チェック弁、25A…第1アンロードリリーフ弁。

Claims (2)

  1. 複数のポンプユニットと、
    前記複数のポンプユニットから送出された作動液が流れる合流流路と、
    を有し、
    前記複数のポンプユニットの一つは、
    第1ポンプと、
    前記第1ポンプよりも1周期の吐出量が多い第2ポンプと、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプを共に駆動する第1電動機と、
    前記第1ポンプの吐出口から延びる第1ポンプ用流路と、
    前記第2ポンプの吐出口から延びる第2ポンプ用流路と、
    前記第1ポンプ用流路及び前記第2ポンプ用流路が合流し、前記合流流路に合流する第1ユニット流路と、
    前記第1ポンプ用流路に設けられ、前記第1ポンプから前記第1ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第1チェック弁と、
    前記第2ポンプ用流路に設けられ、前記第2ポンプから前記第1ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第2チェック弁を含み、前記第2ポンプ用流路の圧力が所定の第1設定圧力を超えたときに前記第2ポンプから前記第2チェック弁へ流れる作動液をタンクへ排出する第1アンロードリリーフ弁と、
    を有し、
    前記第1ユニット流路にはチェック弁が設けられていない
    作動液供給用液圧装置。
  2. 前記複数のポンプユニットの他の一つは、
    第3ポンプと、
    前記第3ポンプよりも1周期の吐出量が多い第4ポンプと、
    前記第3ポンプ及び前記第4ポンプを共に駆動する第2電動機と、
    前記第3ポンプの吐出口から延びる第3ポンプ用流路と、
    前記第4ポンプの吐出口から延びる第4ポンプ用流路と、
    前記第3ポンプ用流路及び前記第4ポンプ用流路が合流し、前記合流流路に合流する第2ユニット流路と、
    前記第3ポンプ用流路に設けられ、前記第3ポンプから前記第2ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第3チェック弁と、
    前記第4ポンプ用流路に設けられ、前記第4ポンプから前記第2ユニット流路への流れを許容し、その反対方向の流れを禁止する第4チェック弁を含み、前記第4ポンプ用流路の圧力が所定の第2設定圧力を超えたときに前記第4ポンプから前記第4チェック弁へ流れる作動液をタンクへ排出する第2アンロードリリーフ弁と、
    を有し、
    前記第2ユニット流路にはチェック弁が設けられておらず、
    前記第1電動機及び前記第2電動機はサーボモータであり、
    前記第1チェック弁、前記第2チェック弁、前記第3チェック弁及び前記第4チェック弁よりも下流側には、前記第1設定圧力及び前記第2設定圧力よりも高い第3設定圧力を超える圧力の作動液をタンクへ排出するリリーフ弁が設けられている
    請求項1に記載の作動液供給用液圧装置。
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