JP2013107457A - 車両用シート - Google Patents

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紘樹 中川
Masaki Hayashi
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Abstract

【課題】シートバックの起倒状態をより操作性良く調整することにある。
【解決手段】第一リンクアーム11の起倒動作をロック部材20で規制しつつ、連結部材30を伸縮させて、第一リンクアーム11に対して第二リンクアーム12を傾倒させることにより、シートクッション4に対してシートバック6を起倒可能とするとともに、第一リンクアーム11に対するロック部材20の規制を解除して、第一リンクアーム11を傾斜させることにより、非伸縮状態で維持された連結部材30を介して第二リンクアーム12を傾斜させて、シートクッション4に向けてシートバック6を倒す構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートクッションと、シートバックと、調整部材(シートクッションに対するシートバックの起倒状態を調整する部材)を備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションと、シートバックと、調整部材(シートバックの起倒状態を調整する部材)を備えた車両用シートが公知である(特許文献1の[図6]及び[図7]を参照)。
公知技術では、シートバック両側に第一平板部材を設けて、シートバック下部から延出させる。またシートクッションの後部両側に第二平板部材を設けて、第一平板部材に対面可能に突出させる。
そして第一平板部材(シートバック)にリクライニング軸を橋渡し状に固定する。つぎにリクライニング軸を第二平板部材(シートクッション)に回転可能に連結することで、シートクッションに対してシートバックを相対回転(起倒)可能に連結する。
そして調整部材は、ガススプリング機構を備える部材(円筒状)であり、棒状のピストンロッドと、プッシュロッドを有する。
ピストンロッドは、調整部材一端側の部材であり、調整部材内のガス流れが許容されることで、調整部材内外にスライド移動可能である。またプッシュロッドは、調整部材他端側の部材であり、調整部材内のガス室開閉弁に接続される。
そしてプッシュロッドを調整部材内に押圧しつつガス室開閉弁を開放することで、調整部材内のガス流れが許容される。このときピストンロッドが、調整部材内のガス圧により、調整部材外に向けて(調整部材から引出される向きに)付勢される。
またプッシュロッドを非押圧状態として(ロック状態として)、調整部材内のガス室開閉弁を閉鎖することで(ガス流れを規制することで)、ピストンロッドのスライド移動が規制される。
公知技術では、調整部材の他端を、シートバックの第一平板部材(リクライニング軸の下方)に取付けるとともに、ピストンロッドを、シートクッションの前端に取付ける。
そしてプッシュロッドを押圧しつつ、調整部材からピストンロッドを引出して、第一平板部材(下部)をシート後方に押圧する。この第一平板部材の押圧により、第一平板部材(上部)がリクライニング軸周りに回転することで、シートクッションに対してシートバックが前傾状態となる。
またプッシュロッドを押圧しつつ、ピストンロッドを(ガス圧に抗して)調整部材内に押込めることで、シートバックを起立又は後傾させることができる。
実開平5‐34940号公報
ところで上述のシート構成では、シートクッションに向けてシートバックを倒す(大倒しする)ことで、乗員の通過可能なスペースを確保できる(ウォークイン可能となる)。
しかし公知技術の構成では、プッシュロッドを押圧しつつ(調整部材の伸縮可能状態を維持しつつ)シートバックを大倒しするため、やや操作性に劣る構成であった。
また公知技術では、大倒し状態のシートバックを元の状態に復帰させる場合にも、プッシュロッドを押圧しつつ、シートバックを徐々に元に戻す必要があった(シートバック状態を再調整する必要があった)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートバックの起倒状態をより操作性良く調整することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションと、シートクッションに対して起倒可能に連結するシートバックと、シートクッションに対するシートバックの起倒状態を調整可能な調整部材とを有する。
そして調整部材により、シートクッションに対してシートバックを起倒(前傾、後傾、起立、大倒し等)させるのであるが、この種のシート構成では、シートバックの起倒状態を操作性良く調整できることが望ましい。
そこで本発明では、上述の調整部材が、シートクッションに対して相対的に起倒可能な第一リンクアームと、シートクッションに設けられて第一リンクアームの起倒動作を規制するロック部材と、シートバックに固定されて第一リンクアームに対面配置する第二リンクアームと、第一リンクアームと第二リンクアームを連結して直線方向に伸縮可能な連結部材とを有する。
そして第一リンクアームの起倒動作をロック部材で規制しつつ、連結部材を伸縮させて、第一リンクアームに対して第二リンクアームを傾倒させることにより、シートクッションに対してシートバックを起倒(例えば前傾や起立や後傾)可能とする。
さらに第一リンクアームに対するロック部材の規制を解除して、第一リンクアームを傾斜させることにより、非伸縮状態で維持された連結部材を介して第二リンクアームを傾斜させて、シートクッションに向けてシートバックを倒す構成とした。
本発明では、連結部材の伸縮動作により、従来通り、シートクッションに対してシートバックを起倒可能である。
さらにロック部材の規制解除により、連結部材を伸縮させることなく(比較的手間いらずで)、シートクッションに向けてシートバックを倒すことができる(大倒し可能である)。このため本発明では、連結部材の伸縮状態を維持しつつ(大倒し以前のシート状態を維持しつつ)、シートバックを大倒しする。このため大倒し状態のシートバックを起こしつつ、第一リンクアームをロック部材にロックすることで、シートバックを大倒し以前の状態(傾倒、起立、後傾状態等)に復帰できる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の連結部材が、伸縮可能なガススプリング機構を有する(比較的シンプルな構成である)。
本発明に係る第1発明によれば、シートバックの起倒状態をより操作性良く調整することができる。また第2発明によれば、比較的シンプルな構成により、シートバックの起倒状態をより操作性良く調整することができる。
車両用シートの概略側面図である。 ロック部材一部の側面図である。 (a)は、ロック時のガススプリングの概略断面図であり、(b)は、ロック解除時のガススプリングの概略断面図であり、(c)は、伸長時のガススプリングの概略断面図である。 (a)は、通常時の車両用シートの概略側面図であり、(b)は、後傾時の車両用シートの概略側面図であり、(c)は、ロック解除時の車両用シートの概略側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。各図には、適宜、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8と、調整部材10を有する(各部材の詳細は適宜後述する)。
シートバック6は、シートクッション4に対して起倒可能に連結するとともに、調整部材10にて、複数の状態(前傾状態、起立状態、後傾状態等)に変位可能である(図4(a)(b)を参照)。そしてシートクッション4に向けてシートバック6を倒す(大倒しする)ことで、乗員の乗降などを比較的スムーズに行うことができる(図4(c)を参照)。この種のシート構成では、シートバック6の起倒状態を操作性良く調整できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の構成により、シートバック6の起倒状態を操作性良く調整することとした。以下、各構成について詳述する。
[シートクッション]
シートクッション4は、平坦な略長方形状(側面視)の部材であり、台座部4aと、ブラケット部4bと、後述の構成(第一リンクアーム11、ロック部材20)を有する(図1を参照)。
台座部4aは、略矩形の箱体であり、組付け部4cを有する。組付け部4cは、台座部4a側面の凹部であり、後述の第一リンクアーム11(調整部材10)を取付けることができる。
またブラケット部4bは、シートクッション4後部の突出部位(略半円状)であり、リクライニング軸R(後述)を回転可能に挿入する貫通孔を有する。
本実施例では、車室床面FLに台座部4aを固定しつつ、台座部4a上に、シートクッション4を配設する。そして組付け部4cを台座部4aの前側上部に形成するとともに、後述のロック部材20(調整部材10)を台座部4aに固定する。
[シートバック]
シートバック6は、平坦な略長方形状(側面視)の部材であり、リクライニング軸Rと、後述の第二リンクアーム12(調整部材10)を有する(図1を参照)。リクライニング軸Rは、シート幅方向に延びる棒状部材であり、シートバック6(シート骨格をなすフレーム部材)下部に回転不能に固定できる。
本実施例では、シートクッション4後部にシートバック6を配置しつつ、リクライニング軸Rをブラケット部4b(貫通孔)に回転可能に挿入する。これによりシートクッション4に対してシートバック6を相対回転(起倒)可能に連結できる。そして調整部材10(後述)にて、シートクッション4に対するシートバック6の起倒状態を調整することとした。
[調整部材]
調整部材10は、シートバック6の起倒状態を調整する部材であり、第一リンクアーム11と、第二リンクアーム12と、ロック部材20と、連結部材30を有する(図1〜図3を参照)。
本実施例では、車両用シート2の両側に、それぞれ調整部材10を取付けることができる。このとき第一リンクアーム11をシートクッション4に取付ける。第一リンクアーム11は、シートクッション4に対して相対的に起倒可能であるとともに、この起倒動作をロック部材20にて規制可能である。
また第二リンクアーム12をシートバック6に固定しつつ、第二リンクアーム12(下部側)を第一リンクアーム11に対面配置する。そして連結部材30にて、第一リンクアーム11と第二リンクアーム12を連結することとした。
(第一リンクアーム)
第一リンクアーム11は、略長方形状(正面視)の平板部材であり、第一連結部位11aと、回転部位11bと、軸部位11cを有する(図1及び図2を参照)。
第一連結部位11aは、第一リンクアーム11一端の貫通孔であり、連結部材30(後述)の一端を取付けることができる。また回転部位11bは、第一リンクアーム11他端の短筒状の凸部位であり、台座部4a(組付け部4c)に回転可能に取付けることができる。そして軸部位11cは、第一リンクアーム11の途中(ロック部材20に対面可能な位置)に設けられる円筒状の部位である。
本実施例では、第一リンクアーム11を起立させつつ、回転部位11bを組付け部4cに回転可能に取付ける。こうすることで第一リンクアーム11を、回転部位11bを回転中心として、シートクッション4に対して相対的に起倒可能に取付けることができる。
そして第一リンクアーム11(起立状態)において、軸部位11cを、ロック部材20(後述)に係止することで、第一リンクアーム11の相対回転(傾倒動作)を規制する構成とする。
(第二リンクアーム)
第二リンクアーム12は、略長方形状(正面視)の平板部材であり、第二連結部位12aと、固定部位12bと、回転孔部位12cを有する(図1を参照)。
第二連結部位12aは、第二リンクアーム12一端の貫通孔であり、連結部材30(後述)の他端を取付け可能である。また固定部位12bは、第二リンクアーム12他端の貫通孔であり、軸材(図示省略)を介して、シートバック6途中に固定可能である。そして回転孔部位12cは、第二リンクアーム12途中(略円形の部分)の貫通孔であり、リクライニング軸Rを回転不能に挿設できる。
本実施例では、起立状態のシートバック6を基準として、第二リンクアーム12を起立させつつシートバック6側方に配置して、第二リンクアーム12下部を、第一リンクアーム11に対面配置する。またリクライニング軸Rを回転孔部位12cに挿設することで、第二リンクアーム12の起倒動作により、シートバック6を起倒可能とする。
なお本実施例の第二リンクアーム12は、シートバック6の起立姿勢に応じて、第二リンクアーム12の他側(上部)が、一側(下部)に比べてシート後方に屈曲する。
(ロック部材)
ロック部材20は、第一リンクアーム11の起倒動作を規制する部材であり、台座部4aの前端(組付け部4cよりも前側)に固定できる(図1及び図2を参照)。
ロック部材20は、一対のベース部材22と、プレート部材24と、ポール部材26と、レバー部材27と、スプリング部材28と、操作ワイヤ29を有する。
一対のベース部材22(略矩形の平板部材)は互いに対向して台座部4aに固定されており、これら両ベース部材22間に、プレート部材24とポール部材26が軸支される。
プレート部材24(略矩形の平板部材)はシート上方に配置しつつ、第一支持ピンP1を介して回動可能に軸支される。またポール部材26(略矩形の平板部材)は、プレート部材24に当接(係合)しつつシート下方に配置して、第二支持ピンP2を介して回動可能に軸支される。
そしてレバー部材27は、略長方形状の平板部材であり、ポール部材26に固定されて(ポール部材26と一体的に)第二支持ピンP2を介して回動可能に支持される。
またスプリング部材28は、コイルバネ状の部材であり、プレート部材24とレバー部材27の間に掛止される。
本実施例では、プレート部材24とポール部材26が、スプリング部材28の付勢力にて互いに係合し、プレート部材24のフック部24a(凹状部位)にて第一リンクアーム11(軸部位11c)が係合される。これによりロック部材20にて、第一リンクアーム11の起倒動作を規制できる。
そして操作ワイヤ29をポール部材26に取付けたのち、操作ワイヤ29を牽引して、ポール部材26を、スプリング部材28に抗して矢印方向へ回転させる。これによりプレート部材24とポール部材26の係合が解かれて、第一リンクアーム11が、プレート部材24(フック部24a)から離脱して一対のベース部材22から退出可能となる(第一リンクアーム11に対するロック部材20の規制が解除される)。
本実施例では、操作ワイヤ29を牽引するだけで(一度の解除動作により)、第一リンクアーム11に対するロック部材20の規制を解除できる。
(連結部材)
連結部材30は、第一リンクアーム11と第二リンクアーム12を連結する部材であり、直線方向(例えばシート前後方向)に伸縮可能である(図1及び図3を参照)。
本実施例の連結部材30(一端開放状の中空筒部材)は、ガススプリング構造を有しており、スライド部32と、ピストンロッド34と、複数の被連結部位(第一被連結部位36f、第二被連結部位36s)を有する。
スライド部32は、連結部材30一端に嵌装される部材(略矩形)であり、連結部材30内外に(無段階的に)スライド移動可能である。またピストンロッド34は、棒状の部材であり、先端側に閉鎖弁35(円盤状)を有する。
そして第一被連結部位36fは、連結部材30の他端に突出する部位(半円状)であり、中央に貫通孔Hを有する。また第二被連結部位36sは、スライド部32の一端に突出する部位(半円状)であり、中央に貫通孔Hを有する。
ここで連結部材30の内部は、第一区画壁41により、第一ガス室30aと第二ガス室30bに区画される。
第一区画壁41の中央には連通孔30Hが設けられており、第一ガス室30aと第二ガス室30bの間でガスの行き来が可能である。そして第一ガス室30aは、連結部材30内に摺動可能に取付けられた第二区画壁42により区画される。
本実施例では、ピストンロッド34を、連結部材30内の筒状部位内にスライド移動可能に配置する。このとき閉鎖弁35を、連通孔30Hに通しつつ第二ガス室30b内に配置するとともに、ピストンロッド34を連結部材30の他端側から突出させる。そして閉鎖弁35にて連通孔30Hを閉鎖することにより、第一ガス室30aと第二ガス室30bの間でガスの行き来が不能となり、連結部材30に対するスライド部32の移動が規制される。
また操作部材(図示省略)を介して、ピストンロッド34を押込みつつ連通孔30Hを開放することにより、第一ガス室30aと第二ガス室30bの間でガスの行き来が可能となり、連結部材30に対するスライド部32の移動が許容される。
そして本実施例では、連結部材30にて、第一リンクアーム11と第二リンクアーム12を連結する(図1及び図3を参照)。
このとき第一連結部位11aと第一被連結部位36fを互いに嵌め合しつつ回転可能に連結することで、連結部材30他端を第一リンクアーム11下部に取付ける。また第二連結部位12aと第二被連結部位36sを互いに嵌め合しつつ回転可能に連結することで、連結部材30一端(スライド部32)を第二リンクアーム12下部に取付ける。
こうすることで連結部材30の伸長(スライド部32の引出し)により、第一リンクアーム11下部と第二リンクアーム12下部の離間寸法L1が拡開される。また連結部材30の短縮(スライド部32の引込み)により、第一リンクアーム11下部と第二リンクアーム12下部の離間寸法L1が短縮される。
[シートバックの起倒状態の調整]
図1及び図4を参照して、第一リンクアーム11の起倒動作をロック部材20で規制しつつ、連結部材30を伸縮させてシートバック6を状態変位させる。
例えば連結部材30の伸長により両リンクアーム11,12の離間寸法L1を拡開することで、第二リンクアーム12下部をシート後方に押圧する。この第二リンクアーム12下部の押圧により、第二リンクアーム12上部がリクライニング軸R周りに回転することで、シートクッション4に対してシートバック6が前傾状態となる。
また連結部材30の短縮により両リンクアーム11,12の離間寸法L1を短縮することで、シートバック6を起立又は後傾させることができる。
これにより従来通り、シートクッション4に対してシートバック6を、無段階的に起倒(例えば前傾や起立や後傾)させることができる。
そして上述のシート構成では、シートクッション4に向けてシートバック6を大倒しすることで、乗員の通過可能なスペースを確保する(ウォークイン可能となる)ことが望ましい(図4(c)を参照)。
そこで本実施例では、操作ワイヤ29を牽引して、第一リンクアーム11に対するロック部材20の規制を解除する(ロック解除状態とする)。つぎに第一リンクアーム11を傾斜させるとともに、非伸縮状態で維持された連結部材30を介して第二リンクアーム12を傾斜させる。こうすることでシートクッション4に向けてシートバック6を倒すことができる。
さらに本実施例では、連結部材30の伸縮状態を維持しつつ(大倒し以前のシート状態を維持しつつ)シートバック6を大倒しできる。このため大倒し状態のシートバック6を起こしつつ、第一リンクアーム11をロック部材20にロックすることで、シートバック6を大倒し以前の状態(傾倒又は起立状態)に復帰できる。
以上説明したとおり本実施例では、連結部材30の伸縮により、従来通りシートクッション4に対してシートバック6を無段階的に起倒可能である。
また本実施例では、ロック部材20の規制解除(一度の解除作業)により、連結部材30を伸縮させることなく(比較的手間いらずで)、シートクッション4に向けてシートバック6を倒すことができる。そして大倒し状態のシートバック6を起こしつつ、第一リンクアーム11をロック部材20にロックすることで、シートバック6を大倒し以前の状態に復帰できる。
そして本実施例では、連結部材30が、伸縮可能なガススプリング機構を有する(比較的シンプルな構成である)。
このため本実施例によれば、シートバック6の起倒状態をより操作性良く調整することができる。
本実施形態の車両用シート2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、ガススプリング機構を備える調整部材10を例示したが、調整部材10の構成を限定する趣旨ではない。
例えば調整部材として、第一レール部材(シート前後に長尺な部材)と、第一レール部材に摺動可能に連結する第二レール部材(シート前後に長尺な部材)を使用できる。第一レール部材と第二レール部材は、互いに直線方向(長尺方向)に相対移動したのち、ロック部により相対位置関係が維持される構成である。
(2)また本実施形態では、第一リンクアーム11(軸部位11c)とロック部材20のロック構成を例示したが、同ロック構成を限定する趣旨ではない。
例えば第一リンクアームが、ロック部材の構成(一対のベース部材,プレート部材,ポール部材,レバー部材,スプリング部材,操作ワイヤ)を有するとともに、ロック部材が、第一リンクアームの構成(軸部位)を有することができる。
また同ロック構成として、第一リンクアームのストライカと、ストライカを着脱可能に保持するロック部材とを備えた構成を例示できる(例えば特開2011‐084095号公報を参照)。
(3)また本実施形態では、ロック部材20の構成を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。
(4)また本実施形態では、シート構成部材4,6,8と調整部材10を台座部4aに配設する例を説明した。台座部4aの代替として、シートクッションの前部及び後部にそれぞれ脚部材(平板状)を設けて、これら脚部材に、調整部材10を配設できる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4a 台座部
4b ブラケット部
10 調整部材
11 第一リンクアーム
12 第二リンクアーム
20 ロック部材
30 連結部材
R リクライニング軸

Claims (2)

  1. シートクッションと、前記シートクッションに対して起倒可能に連結するシートバックと、前記シートクッションに対する前記シートバックの起倒状態を調整可能な調整部材とを有する車両用シートにおいて、
    前記調整部材が、前記シートクッションに対して相対的に起倒可能な第一リンクアームと、前記シートクッションに設けられて前記第一リンクアームの起倒動作を規制するロック部材と、前記シートバックに固定されて前記第一リンクアームに対面配置する第二リンクアームと、前記第一リンクアームと前記第二リンクアームを連結して直線方向に伸縮可能な連結部材とを有し、
    前記第一リンクアームの起倒動作を前記ロック部材で規制しつつ、前記連結部材を伸縮させて、前記第一リンクアームに対して前記第二リンクアームを傾倒させることにより、前記シートクッションに対して前記シートバックを起倒可能とするとともに、
    前記第一リンクアームに対する前記ロック部材の規制を解除して、前記第一リンクアームを傾斜させることにより、非伸縮状態で維持された前記連結部材を介して前記第二リンクアームを傾斜させて、前記シートクッションに向けて前記シートバックを倒す構成とした車両用シート。
  2. 前記連結部材が、伸縮可能なガススプリング機構を有する請求項1に記載の車両用シート。
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