JP2013103775A - エレベータ装置 - Google Patents

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Tomoki Iijima
智樹 飯島
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】煙の乗りかご内への侵入を阻止することにより、安全な避難運転が可能となったエレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降路12内に昇降可能に設けられた乗りかご13内と可撓性を有する通気管15により送風機16を連通し、この送風機16により昇降路12外の空気を送気して、この乗りかご内13を昇降路12内より高い圧力に保つように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、火災時などにおける乗りかごへの煙侵入対策を施したエレベータ装置に関する。
建物内の火災などの非常時において、これまでは避難するときにエレベータは使用されていなかった。しかし、エレベータは建物内における有効な輸送手段であり、多くの人々を建物外に早期に輸送できることから、火災時であっても避難用として稼動させることを要望されている。すなわち、ビル等の建物内でも火災場所から離れていて、火災の影響を受けないときには、エレベータは使用可能である。但し、火災場所から離れていても、煙が昇降路内に入ってくると、この煙が乗りかご内に侵入するので、乗客の安全が保証されない。
通常、エレベータの乗りかごの換気装置は、乗りかご上部などに設置されており、この換気装置により昇降路内の空気が乗りかご内に送り込まれる。この構成だと、昇降路内に煙があるときには、この煙が乗りかご内に取り込まれるため、乗りかご内の環境を悪くしてしまい、乗客の安全が保証されない。また、機械室内に空調設備を設置し、この空調設備と乗りかごとの間で、可撓性を有する通気路により冷気又は暖気を循環させる案もある。
しかし、機械室は通常昇降路上部にあり、機械室内に昇降路内の煙が充満している可能性がある。このため、機械室内の空調設備と乗りかご内との間で空気を循環させても、乗りかご内の空気を改善することはできない。また、機械室内に煙が無い場合であっても、乗りかごは完全な密閉構造ではないため、昇降路内の煙が乗りかご内に侵入するので、やはり乗りかご内の空気を改善することはできない。
特開平8−231162号公報
このように火災場所から離れていても、昇降路内に煙が入った場合は、その煙の乗りかご内への侵入を阻止できないために、避難運転に使用することが困難であった。
発明が解決しようとする課題は、昇降路内に煙が入っても、その煙の乗りかご内への侵入を阻止することにより、安全な避難運転が可能となったエレベータ装置を提供することにある。
本発明の実施の形態に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降可能な乗りかごと、この乗りかご内と可撓性を有する通気管により連通し、前記昇降路外の空気を送気して、この乗りかご内を前記昇降路内より高い圧力に保つ送風機とを備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置を示す概念図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るエレベータ装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1において、建物11内には昇降路12が設けられ、この昇降路12内にはエレベータ乗りかご(以下、単に乗りかごと呼ぶ)13が昇降可能に設けられている。この乗りかご13は、図示していないが周知のように、巻き上げ機のシーブに巻き掛けられたロープにより釣合錘に接続しており、巻き上げ機の回転により相互に昇降駆動される。巻上機は、乗りかご13が目的とする階床へ着床するように制御される。
昇降路12内を昇降可能な乗りかご13は、可撓性を有する通気管15により送風機16と連通している。この送風機16は、昇降路12外の空気を通気管15を介して乗りかご13内へ送気し、この乗りかご13内を昇降路12内より高い圧力に保つ。
この送風機16は、建物11の監視室等に設けられた監視制御装置17からの避難専用運転指令に基づき運転される。すなわち、監視制御装置17には、建物11内の各所に設けられた火災検出装置などから火災検出信号が入力されるように構成されており、これら入力信号により建物11内の火災発生が検出されると、乗りかご13に対する避難専用運転指令が出力される。そこで、この避難専用運転指令に連動して送風機16を運転するように構成する。
上記構成において、建物11内で火災が発生すると、監視制御装置17は、火災発生を検出して、火災場所から離れたエレベータの乗りかご13に対して避難専用運転指令を出力する。この避難専用運転指令に連動して送風機16も運転され、昇降路12外の、例えば建物11外部の清浄な空気が通気管15を通って乗りかご13内に送気される。送風機16は、外部空気を乗りかご13内に送り続けるので、乗りかご13内の圧力は昇降路12内の圧力より高くなり、乗りかご13内から昇降路12内へ空気が漏出する。
この乗りかご13内からの空気の漏出により昇降路12内に煙が存在していても、この煙の乗りかご13内への侵入を確実に阻止することができる。このため、乗りかご13内の人が煙による影響を受けることなく、目的階へ安全に避難することが可能となる。
上記実施の形態では、監視制御装置17から出力される乗りかご13への避難専用運転指令に連動して送風機16を運転するように構成したが、昇降路12内の上部や乗りかご13内に設けた煙感知器20の煙検知信号により、送風機16を直接的に運転するように構成してもよい。
上記構成によれば、煙感知器20により昇降路12内又は乗りかご13内に煙があることを感知した時点から送風機16が運転される。このような時点であっても、送風機16により、外部の清浄な空気が乗りかご13内に送気され続けるので、昇降路12内の煙が乗りかご13内に侵入することは無い。また、既に乗りかご13内に侵入した煙は、乗りかご13外に排出されることになる。したがって、乗りかご13内の乗客が煙による影響を受けることなく、目的階へ安全に避難することが可能となる。
この他、昇降路12のピット内に水検知器21を設置し、その動作信号により、送風機16を直接的に運転するように構成してもよい。
上記のように構成すると、火災発生時に、風向きなどにより煙感知器20が動作しなかった場合でも、消火活動により放水された水は、昇降路12のピット内に溜まるので、この水を検知することにより火災への消火活動が行われていることを検知できる。したがって、この時点で送風機16を運転しておけば、その後の状況変化により昇降路12部分に多量の煙が充満しても、乗りかご13内の乗客はこの煙の影響を受けることなく、目的階へ安全に避難することができる。
なお、通気管15としては、乗りかご13に接続されるテールコード内に構成してもよい。
このように、火災時の避難用エレベータとして利用するにあたり、乗りかご13内の人が煙の影響を受けないように外気を乗りかご13内へ送風する送風機16を設けたので、昇降路12内に煙が充満した状態でエレベータを運行しても、乗りかご13内にいる人への煙の影響はなく、安全に輸送することができ、火災時の非難用エレベータとして、使用することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…建物
12…昇降路
13…乗りかご
15…通気管
16…送風機
17…監視制御装置
20…煙感知器
21…水検知器

Claims (5)

  1. 昇降路内を昇降可能な乗りかごと、
    この乗りかご内と可撓性を有する通気管により連通し、前記昇降路外の空気を送気して、この乗りかご内を前記昇降路内より高い圧力に保つ送風機と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記送風機は、乗りかごに対する避難専用運転指令に連動して運転されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記送風機は、前記昇降路内の煙感知器の動作により運転されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記送風機は、前記昇降路のピットの水を検知する検知器の動作により運転されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエレベータ装置。
  5. 前記通気管は、前記乗りかごに接続されるテールコード内に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126613A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの運転制御装置
JP2011195250A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータシステム

Patent Citations (2)

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