JP2013102991A - バッグ類のキャスターロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッグ類のハンドル収納部内に押し込み収納したハンドルを、更に押し込み下げることで、移動走行用のキャスターをロック可能とする。
【解決手段】引き出し、格納するハンドル10を備え、キャスター2によって移動走行が可能なバッグ類におけるキャスターロック装置20を形成する。キャスターロック装置20は、ハンドル10の伸縮に対応し、縮小格納時に連動操作するロックスイッチ22を備えた操作機構21と、この操作機構21のロックスイッチ22による作動によって牽引するワイヤーを備えた伝達機構29を介して伝達することでキャスター2の車輪の外側面あるいは内側面に圧接・圧止する停止力で、車輪の転動を阻止して制動し、復原部36で制動作用を解除させる押圧停止機構30とを備える。ロックスイッチ22は、ハンドル収納部9に一旦収納したハンドル10の更なる押し込みで伝達機構29を操作可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明はキャスターによって移動可能になっているスーツケース等のバッグ類において、移動等のために引き出し伸長させたハンドルを押し込み収納した後、更なるハンドルの押し込みに伴うロックスイッチに対する操作でバッグ類自体の移動を阻止するように、キャスターをロックできるスーツケース等のバッグ類のキャスターロック装置に関する。
従来からキャスターにより移動可能で、引き出し収納式のハンドルを備えた各種のスーツケースが提供されているところ、そのキャスターを一時的にロックしてスーツケース自体の移動を阻止する各種のキャスターロック装置が提案されている。ただ、従来の多くのキャスターロック装置は、ロック操作するための独立した押しボタン類に対する操作が必要であり、その取り扱い操作等が面倒であった。これを解決すべく、ハンドルの伸縮に対応し、その縮小格納によってキャスターをロックできるように、本発明者等は、特許文献1に示されるバッグ類のキャスターロック装置を提案した。
このキャスターロック装置は、スーツケースに設けられている引き出し収納式のハンドルの押し込み操作に関連してキャスターに対するロック作動を行えるようにしたものである。すなわち、ハンドルの縮小格納時に操作される操作機構、この操作機構の作動で牽引されるワイヤーを備えた伝達機構、この伝達機構を介してキャスターの車輪に対する圧接・圧止の停止力で車輪の転動を阻止制動する押圧停止機構を備えて成る。
特許第4757356号公報
この特許文献1に示されるキャスターロック装置では、ハンドルをスーツケースのハンドル収納部に押し込み収納したときにキャスターをロックできるので、ハンドルの縮小格納操作によって自動的にキャスターの転動を停止でき、また引き出し伸張と共にキャスターによる移動走行が可能となる利点がある。そうすると、ハンドルの縮小格納時ではキャスターが常時ロック状態となるから、ハンドルの収納時にスーツケースを移動するのは困難であり、移動時にはハンドルを僅かにでも引き出してロックを解除しなければならなかった。
そこで本発明は従来提案した上記のキャスターロック装置を改良したもので、その目的はキャスターの車輪(コロ)の転動で、引き出し式の伸縮可能なハンドルによって移動走行が可能なスーツケース等のバッグ類において、そのハンドルの縮小格納操作によってキャスターの転動を停止させるとき、バッグ類に設けられているハンドル収納部内にハンドルが一旦押し込み収納されても、それによってはキャスターをロックせず、ハンドル収納部内で更なる押し込み操作によってキャスターをロック可能となるようにしたスーツケース等のバッグ類のキャスターロック装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、後述する発明の実施の形態における符号を付記して説明すると、本発明にあっては、伸縮自在に引き出し、格納されるハンドル10を備え、キャスター2によって移動走行が可能なバッグ類におけるキャスターロック装置20であって、このキャスターロック装置20は、ハンドル10の伸縮に対応し、縮小格納時に連動して操作されるロックスイッチ22を備えた操作機構21と、この操作機構21のロックスイッチ22による作動が、牽引されるワイヤーを備えた伝達機構29を介して伝達されることでキャスター2の車輪の外側面あるいは内側面に圧接・圧止する停止力で、車輪の転動を阻止して制動し、復原部36で制動作用を解除させる押圧停止機構30とを備え、ロックスイッチ22は、バッグ類1のハンドル収納部9に収納されたハンドル10の更なる押し込みで押圧されることで伝達機構29を操作可能としてあることを特徴とする。
操作機構21は、ハンドル10の握り部12あるいは脚部分11に突出状にして設けた押し込み操作部23と、押圧停止機構30に伝達する伝達機構29が連繋されていて、上下にスライドするロックスイッチ22と、このロックスイッチ22を上下方向にスライド案内する上下スライドガイド24とから構成することができる。
ロックスイッチ22は、左右に配したハンドル収納筒13相互間に架け渡されるように跨る左右の幅員を有する板状に形成されていると共に、左右側縁に一体状に形成した上下スライドガイド24をハンドル収納筒13にスライド自在に嵌め合わせて構成することができる。
ロックスイッチ22の中央部には、伝達機構29のワイヤーがロックスイッチ22自体の上方側から連繋されることで、連結させるワイヤ連結部25を設けて構成することができる。
また、操作機構21は、ハンドル10の握り部12あるいは脚部分11に突出状にして設けた左右の押し込み操作部23と、押圧停止機構30に伝達する伝達機構29が連繋されていて、上下にスライドするよう左右のハンドル収納筒13相互間に配されたワイヤ連結体26と、押し込み操作部23によってスライド下降されるスライド体27及びワイヤ連結体26相互間を連結していて、梃子作動で揺動する左右の梃子レバー28とから成り、ワイヤ連結体26、スライド体27、梃子レバー28によってロックスイッチ22を構成することができる。
以上のように構成された本発明に係るバッグ類のキャスターロック装置にあって、バッグ類1のハンドル収納部9に一旦収納したハンドル10を更に下方に押し込む押し下げ作動によって、伝達機構29を介した押圧停止機構30の作動で移動走行用のキャスター2をロックし、バッグ類1の移動走行を制動停止させる。
ハンドル収納部13内へのハンドル10の一時的な格納、例えばハンドル10の握り部12のハンドル収納部13の上縁位置との同一高さ位置ではキャスター2をロックさせず、ハンドル10の収納状態のままでバック類1の移動走行を可能にさせる。
ハンドル10の一時的な格納状態にあるときの更なるハンドル10の押し込み操作で、キャスター2の転動を阻止するロック状態にさせ、ハンドル10の引き出し、ハンドル収納部13内への押し込み格納、更には一段と押し下げる押し込み等の操作によって、バッグ類1の移動可能、停止状態を自在に選択させる。
左右に配したハンドル収納筒13相互間に架け渡されるロックスイッチ22構造は、ハンドル10の押し込みによって左右で安定的に下方にスライドされ、伝達機構29による牽引作動を円滑にさせる。
また、左右のワイヤ連結体26、スライド体27、左右の梃子レバー28によって構成されるロックスイッチ22構造は、ハンドル収納部9内でのハンドル10の更なる押し込みあるいは引き出しで左右からスライド体27を上下方向に安定的に上下スライドさせ、押圧停止機構30におけるロック作動、その解除作動を円滑にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、移動走行用のキャスター2を備えたバッグ類1の移動可能状態、停止状態を、ハンドル10の引き出し、ハンドル収納部13内への押し込み格納、更には一段と押し下げる押し込み等の操作によって自在に選択でき、しかもハンドル10のみの上下位置の調整選定によって操作できることで使用勝手を大きく向上できる。また、ハンドル10のハンドル収納部13内への一時的な格納状態でもバッグ類1の移動走行が可能であるから、格納時でも速やかにバッグ類1を移動でき、そして格納時に移動を停止させるときには、更にハンドル10を押し込み下げればよいから、便利である。
すなわち、これは本発明において、ハンドル10の縮小格納時に連動して操作されるロックスイッチ22を備えた操作機構21と、ロックスイッチ22による作動が、牽引されるワイヤーを備えた伝達機構29を介して伝達されることでキャスター2の車輪に対する停止力で、車輪の転動を阻止して制動し、復原部36で制動作用を解除させる押圧停止機構30とを備え、ロックスイッチ22は、バッグ類1のハンドル収納部9に収納されたハンドル10の更なる押し込みで押圧されることで伝達機構29を操作可能としたからである。これにより、バッグ類1の移動、停止をハンドル10の上下動操作のみに関連づけられ、しかもハンドル収納部13内でのハンドル10の上下動で移動、停止を選択できるから、使用勝手を著しく向上できる。
キャスター2の転動、その制動停止のための押圧停止機構30を操作する操作機構21におけるロックスイッチ22は、ハンドル10に設けた押し込み操作部23によって左右で安定して上下にスライドするから、ハンドル10の上下動に確実に連動し、伝達機構29を介して押圧停止機構30を確実に作動させることができる。
また、左右のワイヤ連結体26、スライド体27、左右の梃子レバー28によって構成されるロックスイッチ22構造においても、同様にハンドル収納部9内のハンドル10の更なる押し込みあるいは引き出しによる梃子レバー28の梃子作動で左右からスライド体27を上下方向に安定的にスライドでき、伝達機構29を介して押圧停止機構30を確実に作動させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示し、ハンドルを引き出し、キャスターを転動可能としているロック解除時の断面図である。 同じくハンドルをバッグ類のハンドル収納部に一旦収納したときで、ロック解除状態にあるときの断面図である。 同じくハンドル収納部内でハンドルを更に押し込み、操作されるロックスイッチによってキャスターの転動が阻止されるロック時の断面図である。 同じく図1におけるA−A線断面図である。 同じく図3におけるB−B線断面図である。 同じくキャスターをロックする押圧停止機構の一例における作動を示す断面図である。 同じく他の実施の形態を示し、ロックスイッチのロック解除時を示す要部正断面図である。 同じくロック解除時の要部側断面図である。 同じくハンドルをハンドル収納部に一旦収納したときで、ロック解除状態にあるときの要部正断面図である。 同じくハンドルを更に押し込みキャスターをロックしたときにおける要部正断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は例えば所定容量の衣服類その他を収納、保管するスーツケースの如きバッグ類であり、必要とする所定容量を備えることで、本体部分とこの本体部分に対して開閉自在にした蓋部分とによってほぼ直方体状に形成されている。このバッグ類1には、移動走行・歩行時にバッグ類1から引き出すよう、例えば左右で対状あるいは中央で1本状に配置することで、1段あるいは複数段で伸縮・引き出し自在となっている脚部分11を備えているハンドル10がバッグ類1の例えば背部に格納構成されている。また、このバッグ類1には、バッグ類1自体を移動走行させるためのキャスター2が底部面とまたは一方の側部面等における例えば四隅位置に形成してあるキャスター取付部3に配装されている。
図示におけるキャスター2は、バッグ類1の外壁の所定位置に窪み状に形成したキャスター取付部3に例えばねじ止めされることで取り付けられている。その取り付けのための、例えばねじ止め構造は、キャスター2を転動可能に軸支していると共にベアリングによって旋回可能に支持しているキャスター支持体4と、後述する押圧停止機構30における作動及びその解除のために連繋される伝達機構29との連繋作動部分を構成している作動機構連繋体5とをキャスター取付部3の内外側面にそれぞれ当接配置し、相互間でねじ止めして成る。すなわち、キャスター支持体4をキャスター取付部3の外側面に当接させて位置決めする一方、作動機構連繋体5をキャスター取付部3の内側面に当接させて位置決めし、例えば作動機構連繋体5からキャスター取付部3を貫挿させた取付ネジをキャスター支持体4にねじ込むことで固定してある。
また、キャスター支持体4の基部における中心位置には、キャスター2の車輪を水平面で旋回させるベアリング6を上下方向から挟み込んで支持するよう、内外で二重筒状になって互いにねじ込まれて成る筒状の中空軸部7が設けられており、この中空軸部7内に後述する押圧停止機構30における押圧停止バー35が挿通配置されるようにしてある(図6参照)。こうすることで、キャスター2における車輪に対する後述の伝達機構29を介してのキャスター支持体4内を経由した圧接・圧止、その解除の伝達構造を構成可能にしている。もとより、キャスター2の取付構成は、図示例に限定されるものでないことは勿論である。
そして、ハンドル10を引き出し・収納する伸縮操作に対応して、すなわち、ハンドル10を縮小格納したときにキャスター2自体の転動を一時的にでも停止させるようにしたキャスターロック装置20が設けられている。このキャスターロック装置20は、ハンドル10の伸縮に対応し、縮小格納時に連動して操作されるロックスイッチ22を備えた操作機構21と、この操作機構21のロックスイッチ22による作動が、牽引されるワイヤーを備えた伝達機構29を介して伝達されることでキャスター2の車輪の外側面あるいは内側面に圧接・圧止する停止力で、車輪の転動を阻止して制動し、復原部36で制動作用を解除させる押圧停止機構30とを備え、ロックスイッチ22は、バッグ類1のハンドル収納部9に収納されたハンドル10の更なる押し込みで押圧されることで伝達機構29を操作可能としてある。
尚、伝達機構29のワイヤーは、これの上端が連繋される操作機構21のロックスイッチ22部分と、キャスター2をロックする押圧停止機構30との連繋部分との間で、例えばバッグ類1の外側壁内側面に沿って形成した伝達経路に沿ってスライドされるように、伝達経路を構成する例えば鞘管内にスライド自在に収納されている。
ハンドル10は、バッグ類1の背部に上下の固定アーム14によって上下方向に沿って固定されることで左右に対状にして配されている筒状のハンドル収納筒13内に、バッグ類1の上方に引き出し可能で、また押し込み収納可能となるようにスライド自在にしてその脚部分11を挿入してある。ハンドル収納筒13の上端開口は、バッグ類1の上部に窪ませて形成してあるハンドル収納部9の底部面に位置しており、ハンドル10自体は、ハンドル収納筒13に沿ってスライドするときに複数の適宜位置で仮止めされる係止機構15を備えている。
この係止機構15は、図示のように、中空状のハンドル10の脚部分11下端に、ハンドル収納筒13の所定位置に形成されている孔状の係止部16に弾発的に係止するようクリック体17を揺動自在に配すると共に、ハンドル10の握り部12に配した解除ボタン18に対する押圧によって伝達手段19を介してクリック体17をフリー状態にしてハンドル10をスライド自在にさせ、クリック体17の係止部16A,…に対する係止時に解除ボタン18を突出復帰させるようにして成る。
そして、係止部16A,…は、図1に示すようにハンドル10自体の引き出し長さの選択位置に対応して仮止め状に係止する複数の位置(16A)で、また図2に示すようにハンドル10をハンドル収納部9に格納した位置(16B)で、更に図3に示すようにキャスター2をロックすべく、その格納位置から更に押し込ませてロックスイッチ22を押し下げ操作して停止する位置(16C)で、ハンドル10を停止し、それを維持するものとしてある。ハンドル10の格納位置に相当する係止部(16B)では、ハンドル10の握り部12の上縁はハンドル収納部13の上縁位置とほぼ同一高さとなるようにしてあり、少なくともハンドル収納部13の上縁位置に比し上方には大きく突出していない状態となしてある。
尚、図示のハンドル10の構成は、その脚部分11が左右で対状に配され、脚部分11上端を握り部12で連結してある逆U字形状としてあるも、これが、1本脚形状であっても良く、また脚部分11が小径部分と大径部分とで伸縮可能に構成してある場合でも、係止機構15は同様に構成することができる。
図示にあっての操作機構21は、ハンドル10上部の握り部12に、例えばこの握り部12における前後側面のいずれかに握り部12面から突出状にして設けた押し込み操作部23と、押圧停止機構30に伝達する伝達機構29、すなわちワイヤーが連繋されていて、上下にスライドするロックスイッチ22と、このロックスイッチ22を上下方向にスライド案内する上下スライドガイド24とから成る。尚、押し込み操作部23はハンドル10の脚部分11に設けることもできる。
図示のように、ロックスイッチ22自体は、左右に配したハンドル収納筒13相互間に架け渡されるように跨る左右の幅員を有し、中央部で下方に突出させた突出部を備えた、正面から見たほぼ凹字外部形状を呈する板状に形成されていると共に、左右側縁に一体状に形成した筒状の上下スライドガイド24をハンドル収納筒13にスライド自在に例えばその外側で囲繞するように嵌め合わせることで、上下方向に円滑にスライド案内されるようにしてある。このロックスイッチ22の中央部には、伝達機構29の対状のワイヤーを、このワイヤーがロックスイッチ22の上方側から連繋されるよう、前記伝達経路の上端から下方に伸ばされた状態でワイヤー端を例えばねじ止め連結させるワイヤ連結部25を設けてある。
図示にあって、スライドガイド24の上端縁に押し込み操作部23の下端縁が当接し、押し込み操作部23の下方への押し込みがスライドガイド24を押し下げることでロックスイッチ22自体を下方にスライドさせるようにしてある。また、スライドガイド24の上端部は、ハンドル収納部9における底部面から僅かに突出した位置で上下にスライドするようになっている。そして、ハンドル10がハンドル収納部9内に格納された状態で一旦停止しているときには押し込み操作部23の下端縁とは当接していても、この状態では下方にスライドせず、ハンドル10が更に押し込まれたときにはスライドガイド24が下方にスライドされることでロックスイッチ22を押し下げるようになっている。このように、ハンドル収納部9内におけるハンドル10の更なる押し込みによってロックスイッチ22が下方にスライド下降し、伝達機構29を牽引することで押圧停止機構30を作動させる。
また、このロックスイッチ22は、ハンドル10を引き上げたときにキャスター2に対するロックが解除されるのであり、このとき、後述する押圧停止機構30における復原部36による復帰力で原位置に復帰し、再度のロック操作のために待機する。
押圧停止機構30は、図示例にあっては、キャスター2の取付位置である前記キャスター取付部3の内側面に当接配置される前記作動機構連繋体5内に区画形成した作動室31内で上下動し、伝達機構29の末端に連繋されている牽引駆動バー32と、同じく作動機構連繋体5内で区画形成した配装室33内で軸支され、先端に牽引駆動バー32が枢支されている揺動梃子レバー34と、この揺動梃子レバー34に上下動自在に枢支され、揺動梃子レバー34の揺動によって牽引駆動バー32と逆方向で上下動するよう、下端がキャスター2の車輪の外側面に圧止する押圧停止バー35と、押圧停止バー35を車輪の外側面から離反させるよう牽引駆動バー32を弾発付勢している復原部36とを備えて成る(図6参照)。尚、押圧停止バー35は、前記伝達機構連繋部5の配装室33の底部壁を貫挿し、更にキャスター支持体4で軸支しているキャスター2の基部における水平面での旋回面の中心位置に設けてある前記中空軸部7内に挿通することで配置されており、配装室33内での上下動によってキャスター2の車輪外側面に対する圧止、その解除が円滑に作動されるようにしてある。
この押圧停止機構30における伝達機構連繋体5の作動室31は、前記配装室33の側方部位に隣接させて独立して、あるいは一体状に区画形成されていて、上下部分それぞれを仕切る隔壁37を有している。図示のように作動室31が配装室33と連続した一体状にして区画形成されていると、揺動梃子レバー34は作動室31側に位置させて配装室33内で枢支され、図示を省略したが、作動室31が配装室33とは独立して区画形成されていると、揺動梃子レバー34は配装室33内に位置されて枢支される。
揺動梃子レバー34は、これのほぼ中央位置で配装室33内に軸支されていて、一端側に牽引駆動バー32が、他端側に押圧停止バー35が枢支されており、牽引駆動バー32の上昇(上動)が押圧停止バー35の下降(下動)に変換されて車輪に押圧停止バー35の下端を圧接する。また、圧接力を大きくしたい場合には、揺動梃子レバー34の軸支位置を牽引駆動バー32側にずらすことで対応できる。
尚、牽引駆動バー32は、作動室31の上部室部分内で伝達機構29のワイヤーと連繋されており、復原部36は、作動室31における隔壁37下側面と、牽引駆動バー32における作動室31の下部室部分内での上部にねじ止め固着したスプリングロック38との間で、伸張傾向に弾発付勢させたコイルスプリングを縮装して成る。また押圧停止バー35はその上下動を円滑に案内させるよう、例えばキャスター支持体4自体に設けてある上下動ガイド39に貫挿させてある。
図示を省略したが、押圧停止バー35の下端には、キャスター2の車輪の外側面に圧接するブレーキパッドを連結することもでき、押圧停止作用を一層確実になるように配慮できる。
この図示例の押圧停止機構30は、シングルキャスター構造のキャスター2における車輪の外側面に圧止するのに好適なものとしてあるも、双輪タイプのダブルキャスター構造のキャスター2であれば、伝達機構29による牽引が直接作動であるいは梃子作用による間接作動等で、その車輪の内側面に圧接・圧止させるパッド構成とすることも可能である。いずれにしても、伝達機構29による牽引作用が、直接あるいは間接にも、また、リンク機構、梃子機構、スライド機構その他による圧接・圧止によってキャスター2の車輪を制動すれば良く、その構成、構造は特に限定されない。
以上に説明した実施の形態にあってのキャスター2自体は、その車輪であるコロが単輪構造であるシングルキャスターとされていても、対状の双輪構造であるダブルキャスターとされていても、また転動方向が一定とされている固定キャスターであっても、転動方向が自在なものとされている旋回キャスターであってもいずれも任意なものとしてあり、これらに対応した押圧停止機構30によってキャスター2の転動が停止制動されるように構成されている。
また、図7乃至図10には、操作機構21の別の例が示されている。すなわち、ハンドル10の脚部分11に突出状にして設けた左右の押し込み操作部23と、押圧停止機構30に伝達する伝達機構29、すなわちワイヤーが連繋されていて、上下にスライドするよう左右のハンドル収納筒13相互間に配されたワイヤ連結体26と、押し込み操作部23によってスライド下降されるスライド体27及びワイヤ連結体26相互間を連結していて、梃子作動で揺動する左右の梃子レバー28とから成り、ワイヤ連結体26、スライド体27、梃子レバー28によってロックスイッチ22が構成されている。
この操作機構21では、押し込み操作部23はハンドル10の脚部分11上部にフランジ状に突出形成されており、この押し込み操作部23によって押し込まれるスライド体27は、ハンドル収納部9内に一旦収納されたハンドル10が押し込まれる作動前ではハンドル収納部9の底部から上方に若干突出しているように位置されている。スライド体27はハンドル収納筒13に沿って配されていて、ハンドル収納部9内で一旦は収納されたハンドル10が更に押し込まれることで、押し込み操作部23がスライド体27を押し下げるとき、梃子レバー28によってワイヤ連結体26を押し上げることで伝達機構29であるワイヤーを牽引する。このワイヤーの牽引は、押圧停止機構30を作動させてキャスター2をロックし、また、ハンドル10のバッグ類1の上方への引き出しで、ワイヤーが復帰してロックを解除しキャスター2を転動可能にさせる。尚、押し込み操作部23はハンドル10の握り部12に設けることもできる。
尚、スライド体27は、これの上端面が押し込み操作部23の底面によって押圧当接されるようになっており、ハンドル収納筒13の外側面に上下方向に沿って形成したガイド部27Aの両脇に配置されてスライドするスライド部27Bを下部に備えていると共に、梃子レバー28の後端と連繋されるピン状の連繋部27Cを上部に有している。梃子レバー28は、例えばハンドル収納部9の下方位置で揺動支点が設定されて揺動自在に枢支されており、梃子レバー28の前端がワイヤ連結体26に枢支されていて、揺動レバー28の後端が押し下げられることでワイヤ連結体26を上方に引き上げ、伝達機構29のワイヤーを牽引するようにしてある。
この操作機構21では、図9に示すようにハンドル10の握り部12の上面がバッグ類1の上面とほぼ同一となる位置で、ハンドル収納部9内にハンドル10が一旦は収納されても、押し込み操作部23はスライド体27を押し込まず、キャスター2が転動可能なフリー状態としている。そして、図10に示すようにハンドル収納部9内でハンドル10を更に押し込むと、スライド体27が押し下げられ、梃子レバー28によってワイヤ連結体26を引き上げ、伝達機構29のワイヤーを牽引し、押圧停止機構30ではキャスター2をロックする。
次にこれの作動の一例を説明すると、バッグ類1を移動させるときには、ハンドル収納部9から引き出したハンドル10によって走行方向にキャスター2を転動させれば良く(図1参照)、逆に停止させてその移動を阻止させるときにはハンドル10をハンドル収納部9内に一旦は押し込み、更にもう一段でその握り部12を押し込むと(図3参照)、ハンドル10の押し込み操作部23がロックスイッチ22を押し下げ、伝達機構29を牽引して押圧停止機構30を作動させて、キャスター2をロックする。また、ハンドル10をハンドル収納部9内における最下部位置にまで押し込ませずに、僅かに上昇させた、すなわちハンドル10の握り部12をハンドル収納部9の上縁位置にしておくことで(図2参照)、ハンドル10を収納したままでバッグ類1を移動走行できる。
尚、ハンドル10を引出したバッグ類1の移動可能状態において、ハンドル10をハンドル収納部9内の最下部位置に一気に押し込むことでキャスター2をロックし、その移動可能状態を停止させることも可能であり、逆にロック状態にある最下部位置のハンドル10を一気に引き出すことで移動可能状態とすることも可能である。
このように、バッグ類1の移動、停止は、ハンドル10の引き出し、ハンドル収納部13内への押し込み格納、更には一段と押し下げる押し込み等の操作によって、自在に選択可能としており、また、ハンドル10の引き出し長さの調整は、前記した係止部(16A)に対する仮止め位置の選定で行える。
1…バッグ類 2…キャスター
3…キャスター取付部 4…キャスター支持体
5…伝達機構連繋体 6…ベアリング
7…中空軸部
9…ハンドル収納部
10…ハンドル 11…脚部分
12…握り部 13…ハンドル収納筒
14…固定アーム 15…係止機構
16A,16B,16C…係止部 17…クリック体
18…解除ボタン 19…伝達手段
20…キャスターロック装置 21…操作機構
22…ロックスイッチ 23…押し込み操作部
24…上下スライドガイド 25…ワイヤ連結部
26…ワイヤ連結体 27…スライド体
27A…ガイド部 27B…スライド部
27C…連繋部 28…梃子レバー
29…伝達機構
30…押圧停止機構 31…作動室
32…牽引駆動バー 33…配装室
34…揺動梃子レバー 35…押圧停止バー
36…復原部 37…隔壁
38…スプリングロック 39…上下動ガイド

Claims (5)

  1. 伸縮自在に引き出し、格納されるハンドルを備え、キャスターによって移動走行が可能なバッグ類におけるキャスターロック装置であって、このキャスターロック装置は、ハンドルの伸縮に対応し、縮小格納時に連動して操作されるロックスイッチを備えた操作機構と、この操作機構のロックスイッチによる作動が、牽引されるワイヤーを備えた伝達機構を介して伝達されることでキャスターの車輪の外側面あるいは内側面に圧接・圧止する停止力で、車輪の転動を阻止して制動し、復原部で制動作用を解除させる押圧停止機構とを備え、ロックスイッチは、バッグ類のハンドル収納部に収納されたハンドルの更なる押し込みで押圧されることで伝達機構を操作可能としてあることを特徴とするバッグ類のキャスターロック装置。
  2. 操作機構は、ハンドルの握り部あるいは脚部分に突出状にして設けた押し込み操作部と、押圧停止機構に伝達する伝達機構が連繋されていて、上下にスライドするロックスイッチと、このロックスイッチを上下方向にスライド案内する上下スライドガイドとから成る請求項1に記載のバッグ類のキャスターロック装置。
  3. ロックスイッチは、左右に配したハンドル収納筒相互間に架け渡されるように跨る左右の幅員を有する板状に形成されていると共に、左右側縁に一体状に形成した上下スライドガイドをハンドル収納筒にスライド自在に嵌め合わせて成る請求項1または2に記載のバッグ類のキャスターロック装置。
  4. ロックスイッチの中央部には、伝達機構のワイヤーがロックスイッチ自体の上方側から連繋されることで、連結させるワイヤ連結部を設けてある請求項1乃至3のいずれかに記載のバッグ類のキャスターロック装置。
  5. 操作機構は、ハンドルの握り部あるいは脚部分に突出状にして設けた左右の押し込み操作部と、押圧停止機構に伝達する伝達機構が連繋されていて、上下にスライドするよう左右のハンドル収納筒相互間に配されたワイヤ連結体と、押し込み操作部によってスライド下降されるスライド体及びワイヤ連結体相互間を連結していて、梃子作動で揺動する左右の梃子レバーとから成り、ワイヤ連結体、スライド体、梃子レバーによってロックスイッチを構成している請求項1に記載のバッグ類のキャスターロック装置。
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