JP2013100002A - Steering column device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステアリングシャフトを回動可能に支承するジャケットを備えたステアリングコラム装置に関する。 The present invention relates to a steering column device including a jacket that rotatably supports a steering shaft.
従来、ステアリングコラム装置として、特許文献1に示される構成のものが提案されている。このステアリングコラム装置101は、図12に示すように、車体150から垂下しつつ固定される一対の車体取付ブラケット102と、これら車体取付ブラケット102間に挟持される筒状のジャケット104と、ジャケット104の筒内に回動可能に支承されるステアリングシャフト103を備え、クランプ用ボルト120を締上げることでジャケット104を車体取付ブラケット102に締結、固持するロック機構106とを備えている。
Conventionally, as a steering column device, a configuration shown in
ジャケット104は、筒形状を有するアッパージャケットとしてのアウタージャケット107と、筒形状を有し、アウタージャケット107の筒内に軸方向に沿ってスライド可能に挿通されるロアジャケットとしてのインナージャケット108とから構成され、アウタージャケット107が一対の車体取付ブラケット102に挟持される。
The
上記構成では、操作レバー123をロック方向に回動させると、ロック機構106の作動によりクランプ用ボルト120が図12の左側に引張られて、車体取付ブラケット102間の間隔が狭まり、車体取付ブラケット102とアウタージャケット107とが圧接される。また、アウタージャケット107にはスリット107aが設けられており、車体取付ブラケット102とともにスリット107aの間隔が狭められて、アウタージャケット107とインナージャケット108とが圧接される。これにより、ステアリングシャフト103のチルト・テレスコ位置調整が固定される。
In the above configuration, when the
また、操作レバー123をロック解除方向に回動させると、クランプ用ボルト120の締結力が弱まって、車体取付ブラケット102間が拡がり、車体取付ブラケット102とアウタージャケット107との圧接、およびアウタージャケット107とインナージャケット108との圧接が解除される。これにより、ステアリングシャフト103のチルト・テレスコ位置調整の調整が可能となる。
Further, when the
また、特許文献2には、車両衝突事故時において、ステアリングコラム装置に衝突荷重が加わった際に、エネルギーを吸収するエネルギー吸収構造が提案されている。エネルギー吸収構造を構成するエネルギー吸収部材は、一端部と他端部とをそれぞれ相反する方向へ略L字形に曲げ形成した1枚の板金からなり、一端部はスライドブロックを介して車体側に固定され、他端部はアッパクランプを介してステアリングコラム側に固定されている。そして、スライドブロックとアッパクランプはピンで一体となっている。また、一端部と他端部の境界部分には切裂部が設けられている。
車両衝突事故時に乗員がステアリングホイールに衝突すると、その力でステアリングコラムが車体前方側へ移動し、アッパクランプがピンを破断する。この時、エネルギー吸収部材はその一端部がアッパークランプに、他端部がスライドブロックとともに車体に固定されているので、切裂部に沿って破断し、この破断作用にエネルギーが消費されることによって、衝突荷重が緩和される。 When an occupant collides with the steering wheel during a vehicle collision accident, the steering column moves to the front side of the vehicle body by that force, and the upper clamp breaks the pin. At this time, one end of the energy absorbing member is fixed to the upper clamp and the other end is fixed to the vehicle body together with the slide block, so that the energy absorbing member breaks along the slit and consumes energy for this breaking action. The collision load is alleviated.
ところで、車両の衝突等により、乗員がステアリングホイールに衝突する二次衝突が発生した際には、ステアリングホイールを車両前方へ移動して乗員に作用する負荷を軽減する構造が採用されており、特許文献1に記載の技術にあって図12に示す構成では、二次衝突時にはクランプ用ボルト120がテレスコ用長孔の端部に当接するまで、車体取付ブラケット102とインナージャケット108に対してアウタージャケット107が軸方向に収縮し、エネルギーが吸収される。
By the way, in the event of a secondary collision in which the occupant collides with the steering wheel due to a vehicle collision or the like, a structure is adopted that reduces the load acting on the occupant by moving the steering wheel forward of the vehicle. In the technique described in
しかし、このような構造では、チルト・テレスコ位置調整を行なった後の状態を保持するための保持力や、操作レバー123を操作するための操作力の大きさが、吸収されるエネルギーの大きさに影響するため、保持力や操作力とは別にエネルギーの大きさを設定することができないという問題がある。また、特許文献2に示されるようなエネルギー吸収構造を設ける場合には、スライドブロックからなる離脱構造とエネルギー吸収構造とが別部品からなるため、上記保持力や操作レバーの操作力、およびエネルギーの大きさを個々に設定可能となるが、部品点数が多くなるとともに、エネルギー吸収部材の切裂部を破断するためのスペースをコラム周辺に設定する必要があるため、レイアウト性が損なわれるという問題がある。
However, in such a structure, the holding force for holding the state after the tilt / telescopic position adjustment and the magnitude of the operating force for operating the
本発明は、上記事情を考慮し、部品点数を増やすことなく、またエネルギーを吸収するためのスペースを設定することなく、チルトおよびテレスコの保持力や操作レバーの操作力とは別に吸収するエネルギーの大きさを設定することができるステアリングコラム装置を提供することを目的とする。 In consideration of the above circumstances, the present invention is capable of absorbing energy separately from the tilt and telescopic holding force and the operating force of the operating lever without increasing the number of parts and without setting a space for absorbing the energy. An object of the present invention is to provide a steering column device capable of setting the size.
請求項1の発明は、車体に固定され、且つ該車体から垂下する懸架部を備えた車体取付ブラケットと、筒形状を有し、ステアリングシャフトを回転可能に支承するロアジャケットと、筒形状を有し、該ステアリングシャフトを回転可能に支承するとともに、該ロアジャケットに対してスライド可能に挿通されるアッパジャケットと、該アッパジャケットの内周面、または外周面に形成された摺接部に配置される離脱部材と、該離脱部材に一体に、且つアッパジャケットと係合可能に形成されたエネルギー吸収構造と、該アッパジャケットと該離脱部材とを一体に連結する連結手段と、該車体取付ブラケットに支持され、且つ該離脱部材、該アッパジャケット、および該ロアジャケットを貫通するクランプ用ボルトとを備え、該クランプ用ボルトを締上げることで該離脱部材、該アッパジャケット、および該ロアジャケットが該懸架部に締結、固持され、該クランプ用ボルトを締上げた状態で、コラム軸線方向に沿って、且つ過大な衝突荷重が該アッパジャケットに加わった際には、該連結手段による該アッパジャケットと該離脱部材との連結が解除されて、該アッパジャケットがコラム軸線方向に移動しつつ、該アッパジャケットに係合する該エネルギー吸収構造が変形し、エネルギーを吸収することを特徴とする。
The invention of
請求項2の発明は、請求項1に記載のステアリングコラム装置であって、前記エネルギー吸収構造は、前記アッパジャケットの前側端縁と係合可能な鉤形状を少なくとも1つ備え、該連結手段による該アッパジャケットと該離脱部材との連結が解除されて、該アッパジャケットがコラム軸線方向に移動する際には、該アッパジャケットの端縁に係合する該エネルギー吸収構造の鉤形状が伸長されることを特徴とする。
The invention according to
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、前記離脱部材、および前記エネルギー吸収構造は、前記アッパジャケットの外周面に形成された前記摺接部と前記懸架部との間に配置されることを特徴とする。 A third aspect of the present invention is the steering column device according to the first or second aspect, wherein the detaching member and the energy absorbing structure are formed in the sliding contact portion formed on an outer peripheral surface of the upper jacket. And the suspension part.
請求項4の発明は、請求項1、または請求項2に記載のステアリングコラム装置であって、前記離脱部材は、前記アッパジャケットの内周面に形成された前記摺接部と前記クランプ用ボルトとの間に配置されることを特徴とする。 A fourth aspect of the present invention is the steering column device according to the first or second aspect, wherein the detaching member includes the sliding contact portion formed on an inner peripheral surface of the upper jacket and the clamping bolt. It is arrange | positioned between.
請求項1の発明において、クランプ用ボルトを締上げると、離脱部材を介して、車体取付ブラケットとアッパジャケット、およびロアジャケットとが圧接係合されることで、締結、固持されるので、アッパジャケットの移動が規制される。また、クランプ用ボルトを緩めると、車体取付ブラケットとアッパジャケット、およびロアジャケットとの圧接係合状態が解除されるので、アッパブラケットおよびロアジャケットは移動可能となる。そして、クランプ用ボルトを締上げた状態で、過大な衝突荷重がアッパジャケットに加わった際に、連結部材によるアッパジャケットと離脱部材の連結が解除されて、アッパジャケットがコラム軸線方向に移動しつつ、アッパジャケットに係合するエネルギー吸収構造の部位を変形させる。そして、アッパジャケットに係合するエネルギー吸収構造の部位が変形することで、アッパジャケットに加わった過大な荷重を吸収する。 According to the first aspect of the present invention, when the clamping bolt is tightened, the body mounting bracket, the upper jacket, and the lower jacket are pressed and engaged with each other via the detaching member, so that the upper jacket is fastened and fixed. Movement is restricted. Further, when the clamping bolt is loosened, the pressure contact engagement state between the vehicle body mounting bracket, the upper jacket, and the lower jacket is released, so that the upper bracket and the lower jacket can be moved. When an excessive collision load is applied to the upper jacket with the clamping bolts tightened, the connection between the upper jacket and the detaching member by the connecting member is released, and the upper jacket moves in the column axis direction. The part of the energy absorbing structure that engages with the upper jacket is deformed. And the excessive load added to the upper jacket is absorbed because the site | part of the energy absorption structure engaged with an upper jacket deform | transforms.
これにより、離脱部材がアッパジャケットから離脱する際の離脱荷重と、要求されるエネルギー吸収荷重の両方を、離脱部材が移動することで発生させることができるため、部品点数を削減できるとともに、エネルギーを吸収するためのスペースを設定する必要が無くなり、レイアウト性を向上することができる。 As a result, both the separation load when the separation member separates from the upper jacket and the required energy absorption load can be generated by the movement of the separation member, so that the number of parts can be reduced and energy can be reduced. It is not necessary to set a space for absorption, and the layout can be improved.
また、離脱部材と、この離脱部材に一体に形成されたエネルギー吸収構造によって、離脱荷重とエネルギー吸収荷重の調整を別々に行えることから、クランプ用ボルトを締上げる際の操作力、および離脱部材、アッパジャケット、およびロアジャケットを懸架部に締結、固持するチルトおよびテレスコの保持力に影響を及ぼすことなく、離脱荷重とエネルギー吸収荷重を設定することができる。 In addition, since the separation member and the energy absorption structure formed integrally with the separation member can separately adjust the separation load and the energy absorption load, the operation force when tightening the clamping bolt, and the separation member, The separation load and the energy absorption load can be set without affecting the tilting and telescopic holding force of fastening and fixing the upper jacket and the lower jacket to the suspension part.
さらに、離脱部材はアッパジャケットに連結されていることによって、過大な衝突荷重を受け、アッパジャケットが上方に回動しつつ、コラム軸方向に移動する際にも、離脱部材がアッパジャケットに追従して回動するため、アッパジャケットと離脱部材との間で、こじりが発生しないので、スムーズにアッパジャケットが移動し、設定されたようにエネルギーを吸収することができる。 Furthermore, since the detachable member is connected to the upper jacket, the detachable member follows the upper jacket even when it moves in the column axial direction while receiving an excessive collision load and rotating the upper jacket upward. Therefore, since the twist does not occur between the upper jacket and the detachable member, the upper jacket moves smoothly and can absorb energy as set.
請求項2の発明において、アッパジャケットがコラム軸線方向に移動する際に、アッパジャケットの端縁に係合するエネルギー吸収構造の鉤形状を伸長することで、エネルギーを吸収する構造としたことで、エネルギー吸収構造の構成が簡素化され、エネルギー吸収構造を小型化できるとともに、エネルギー吸収荷重を容易に調整できる。
In the invention of
請求項3、請求項4の発明において、請求項1と同様の作用効果が得られる。
In the inventions of
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<第1実施形態>
図1〜図4に示すように、本実施形態のステアリングコラム装置1aは、車体50に固定される車体取付ブラケット2と、軸方向上端(図2,図3の右端)にステアリングホイール(図示せず)が固定されるステアリングシャフト3を回動可能に支承するジャケット4と、ジャケット4と車体取付ブラケット2との間に配置される離脱部材5と、ジャケット4を車体取付ブラケット2に対してロックするロック機構6とを備えている。
<First Embodiment>
As shown in FIGS. 1 to 4, the
ステアリングシャフト3は、アッパシャフト3aとロアシャフト3bからなり、軸方向に相対摺動可能に嵌合されている。
The steering
車体取付ブラケット2は、車体に固定される固定部2aと、固定部2aから懸架される1つの懸架部2bとで構成されている。懸架部2bには、車両上下方向に沿った円弧形状を有するチルト用長孔2cが設けられている。
The vehicle
ジャケット4は、筒形状を有し、アッパシャフト(ステアリングシャフト)3aを回動可能に支承するアッパジャケット(アウタジャケット)4aと、筒形状を有し、アッパジャケット4aの内側に、軸方向に沿ってスライド可能に挿通され、アッパジャケット4aとともにロアシャフト(ステアリングシャフト)3bを回動可能に支承するロアジャケット(インナジャケット)4bとで構成されている。
The
アッパジャケット4aの外周面には、懸架部2bに対向するようにアッパジャケット4aの軸方向に沿って一体に延設される摺接部11と、摺接部11内の軸方向に沿って形成される収縮用長孔12とが設けられ、収縮用長孔12の軸方向に沿った寸法によって、エネルギー吸収する際のステアリングシャフト3の収縮寸法が設定される。また、摺接部11には、後述する離脱部材5が固定されている。そして、アッパジャケット4aは、後述するロック機構6を介して、懸架部2bに懸架される。
On the outer peripheral surface of the
ロアジャケット4bは、軸方向下端(図2,図3の左端)をロアサポートブラケット8cを介して車体50に揺動可能に支持されている。
The
離脱部材5は、摺接部11と対向しつつ当接し、摺接部11に固定され、懸架部2bとアッパジャケット4aの外周面との間に配置される。また、離脱部材5は、断面コ字形状に形成された板状の当接部13と、当接部13と一体に設けられたエネルギー吸収構造7とで構成されている。当接部13の側面部分には、軸方向に沿った長孔からなるテレスコ用長孔(規制孔)13aが形成されている。そして、テレスコ用長孔13aの軸方向に沿った寸法によって、ステアリングホイールのテレスコ調整寸法が設定される。また、離脱部材5は、連結手段9を介してアッパジャケット4aの摺接部11に覆い重なるよう一体に固定されている。
The detaching
連結手段9は、離脱側連結孔15と、摺接側連結穴16と、シャーピン14とで構成されている。離脱側連結孔15は、当接部13の上面部分と下面部分の前後1ヶ所ずつ、合計4ヶ所に配置される貫通孔からなる。摺接側連結穴16は、離脱部材5を摺接部11に覆い重ねた状態で、離脱側連結孔15と重なる摺接部11の合計4ヶ所部位に設けられている。シャーピン14は、離脱部材5を摺接部11に覆い重ねた状態で、離脱側連結孔15を貫通しつつ、摺接側連結穴16に固定されている。また、シャーピン14は、設定値を超える剪断応力が掛かった際には破断するように設定されている。
The connecting means 9 includes a detachable
エネルギー吸収構造7は、図5(a)に示すように、当接部13の側面部分の前端に設けられたT字形状の切片17が、切片17をコ字形状の内側に向かって鉤形状に折曲げられ、折曲げられた鉤状部分17aが、アッパジャケット4aの前端(端縁)19に係合するように構成されている。そして、アッパジャケット4aが軸方向前方にスライドする際に、アッパジャケット4aの前端19が、切片17の鉤状部分17aを伸長することで、アッパジャケット4aに掛かるエネルギーが吸収される。
As shown in FIG. 5A, the
エネルギー吸収構造7の構成は、図5(a)に示される第1態様7aに限定されることなく、様々な形態を適用することができる。例えば、図5(b)に示す第2態様7bのように、設定される吸収荷重の大きさに応じて、首部17bの幅である首幅L1bが変更可能である。また、首部17bの長さである首長L2b、つまり切片17の先端と、アッパジャケット4aの前端19との間隔を変えることで、衝突荷重を吸収し始めるタイミングを調整することができる。
The configuration of the
また、図5(c)に示す第3態様7cのように、複数の切片17,18からなる構成とすることができる。各切片17,18は、当接部13の上面部分、側面部分、および下面部分の各前端に設けられ、アッパジャケット4aの前端19と係合可能に、コ字形状の内側に向かって屈曲する鉤形状に形成されている。各切片17,18は、第2の態様と同様に、各首部17b,18bの首幅L1b,L1c、首長L2b,L2cを別々に調整することができる。たとえば、首部17b,18bの幅は、首幅L1cを首幅L1bの半分として、上面部分側と下面部分側を合わせると、側面部分と同等となるように設定するとともに、首部17b,18bの長さは、首長L2cを首長L2bよりも長く設定する。そして、このように首幅L1b,L1c、首長L2b,L2cを設定することで、ピーク荷重を小さくしつつ、より長時間に渡って荷重を吸収するように荷重吸収プロフィールが設定されるので、乗員へのダメージをより小さくしつつ、エネルギーを吸収することができる。
Moreover, it can be set as the structure which consists of
なお、エネルギー吸収構造7によって、衝突荷重を吸収する必要がない場合には、図5(d)に示す第4態様7dのように、T字形状の切片17を鉤形状に屈曲させずに、平板状のままにして、アッパジャケット4aの前端19に係合しないようにすれば良い。これにより、離脱部材5を流用することができる。
In addition, when it is not necessary to absorb a collision load by the
ロック機構6は、懸架部2bを貫通するクランプ用ボルト20と、クランプ用ボルト20の一端に固定され、このクランプ用ボルト20に対し回動操作する操作レバー23と、クランプ用ボルト20の操作レバー23と懸架部2bとの間に配置されるロックカム部24とで構成されている。
The
クランプ用ボルト20は、軸部20aが車両左右方向に沿って、ほぼ水平になり、且つ軸部20aの延長線がステアリングシャフト3の断面の直径を通るように配置されている。また、クランプ用ボルト20の他端には頭部20bが形成され、ロアジャケット4bの外周面に設けられた係合片8aの異形孔8bを貫通し、異形孔8bと嵌合することでクランプ用ボルト20は回転しないように係止されている。
The clamping
クランプ用ボルト20の軸部20aは、固定カム25と可動カム26とを挿通している。固定カム25は、懸架部2bのチルト用長孔2c内に嵌挿され、チルト用長孔2c内を移動可能に、且つ回動不能に配置されている。可動カム26は、クランプ用ボルト20の一端に挿通され、操作レバー23と一体に固定されている。
The
クランプ用ボルト20は、ロアジャケット4bの係合片8a、アッパジャケット4a、離脱部材5、車体取付ブラケット2、固定カム25、可動カム26の順で重なるように各部材を貫通してナット20dで固定されており、操作レバー23を回動操作することで、可動カム26のカム山が固定カム25のカム山に乗上げて締上げ、クランプ用ボルト20の頭部20bを懸架部2bへ近づく方向(図4左側)へ変位させて、締結、固持する。
The clamping
上記構成では、図1に示すように、車両の運転者が操作レバー23をロック方向に回動させて、クランプ用ボルト20を締上げた状態(ロック状態)では、クランプ用ボルト20の頭部20bがジャケット4から懸架部2b側へ近づく方向に移動して、ロアジャケット4b、アッパジャケット4a、離脱部材5、懸架部2bとを圧接し、締結、固持されるので、ジャケット4の上下方向(チルト)、および軸方向(テレスコ)の移動が規制される。また、操作レバー23をロック解除方向に回動させて、クランプ用ボルト20を緩めた状態(ロック解除状態)では、クランプ用ボルト20の頭部20bが懸架部2bから離れる方向(図4右側)に移動してジャケット4の締結、固持が解除されるので、ジャケット4は上下方向(チルト)、および軸方向(テレスコ)に移動可能となる。
In the above configuration, as shown in FIG. 1, when the driver of the vehicle rotates the operating
ロック機構6がロック状態で、車両の衝突事故等でステアリングホイールに運転者が突き当たるなどにより、ステアリングシャフト3を介して過大な衝突荷重がアッパジャケット4aの軸方向に加わった際には、アッパシャフト3a、およびアッパジャケット4aが車体前方にスライドすることで、運転者に掛かる衝突荷重を緩和する。
When an excessive collision load is applied in the axial direction of the
ステアリングシャフト3、およびジャケット4が車体前方にスライドする際に、過大な衝突荷重によって、まずアッパジャケット4aが離脱部材5とともに車体前方にスライドし、クランプ用ボルト20が離脱部材5のテレスコ用長孔13aの車体後方側の縁部に当たる。クランプ用ボルト20がテレスコ用長孔13aの車体後方側縁部に当接した状態で、さらに過大な衝突荷重が加わり、離脱部材5のシャーピン14が剪断力によって破断して、当接部13と摺接部11との連結が解除される。当接部13と摺接部11の連結が解除されると、離脱部材5を懸架部2bに残したままアッパジャケット4aは、さらに車体前方にスライドする。アッパジャケット4aが車体前方へスライドする際に、エネルギー吸収構造7の鉤形状が、アッパジャケット4aの前端19によって伸長されることで、アッパジャケット4aに掛かるエネルギーを吸収する(図6参照)。
When the
なお、エネルギーを吸収した時点で、アッパジャケット4aの車体前方への移動が止まるが、掛かる衝突荷重が過大であったとしても、最終的にはクランプ用ボルト20が、アッパジャケット4aの収縮用長孔12の車体後方側の縁部に当たるため、アッパジャケット4aが車体50から落下することはない。また、エネルギー吸収後、車両を他の場所へ移動させるために、ステアリングホイールを操作しようと、運転者が引っ込んだステアリングホイールを引張ったとしても、クランプ用ボルト20が、アッパジャケット4aの収縮用長孔12の車体前方側の縁部に当たるため、アッパシャフト3aがロアシャフト3bから抜け取れることはない。また、アッパジャケット4aがロアジャケット4bから抜け取れることもない。
When the energy is absorbed, the
上記本実施形態によれば、離脱部材5がアッパジャケット4aから離脱する際の離脱荷重と、要求されるエネルギー吸収荷重の両方を、離脱部材5が軸方向に移動することで発生させることができるため、部品点数を削減できるとともに、エネルギーを吸収するためのスペースを設定する必要が無くなり、レイアウト性を向上することができる。
According to the present embodiment, both the separation load when the
また、連結手段9を介して離脱部材5アッパジャケット4aに固定しつつ、エネルギー吸収構造7を離脱部材5に一体に形成することで、離脱荷重とエネルギー吸収荷重の調整を別々に行えることから、クランプ用ボルト20を締上げる際の操作レバー23の操作力、および離脱部材5、アッパジャケット4a、およびロアジャケット4bを懸架部に締結、固持するチルトおよびテレスコの保持力に影響を及ぼすことなく、離脱荷重とエネルギー吸収荷重を設定することができる。
In addition, since the
さらに、離脱部材5はアッパジャケット4aに連結されていることによって、過大な荷重を受け、アッパジャケット4aが上方に回動しつつ、コラム軸方向に移動する際にも、離脱部材5がアッパジャケット4aに追従して回動するため、アッパジャケット4aと離脱部材5との間で、こじりが発生しないので、スムーズにアッパジャケット4aが移動し、設定されたようにエネルギーを吸収することができる。
Further, since the
アッパジャケット4aがコラム軸線方向に移動する際に、アッパジャケット4aの前端19に係合するエネルギー吸収構造7の鉤形状を伸長することで、エネルギーを吸収する構造としたことで、エネルギー吸収構造7の構成が簡素化され、エネルギー吸収構造7を小型化できるとともに、エネルギー吸収荷重、および吸収し始めるタイミングを容易に調整できる。
When the
なお、本実施形態では、ステアリングシャフト3のチルト、およびテレスコ調整が可能な構造であるが、離脱部材5のテレスコ用長孔13aをクランプ用ボルト20の軸部と同一寸法の孔形状とすることでチルト調整のみ対応とすることができ、チルト用長孔2cをクランプ用ボルト20の軸部と同一寸法の孔形状とすることでテレスコ調整のみ対応とすることができ、テレスコ用長孔13aとチルト用長孔2cの両方をクランプ用ボルト20の軸部と同一寸法の孔形状とすることでチルト、およびテレスコ調整機能のない構造に対応とすることができる。また、テレスコ調整のみの場合、チルト調整のみの場合、あるいはチルト、およびテレスコ調整が無い場合でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
In this embodiment, the steering
また、本実施形態の連結手段9は、シャーピン14が破断することで、アッパジャケット4aと離脱部材5の連結を解除する構成であるが、このような構成に限らず、たとえば、離脱部材5の離脱側連結孔15に対応する位置に半球状の凸部を設け、摺接部11の摺接側連結穴16に対応する位置に半球状の凹部を設け、凸部と凹部を係合させることで、離脱部材をアッパジャケットに連結する構成とするなど、設定値を超える荷重が掛かった場合に連結を解除する種々の構成を採用することができる。
Further, the connecting
<第2実施形態>
次に、本願発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。上記第1実施形態のステアリングコラム装置1aと同様の構成については、同じ符号を付す。上記第1実施形態と、本実施形態のステアリングコラム装置1bとで大きく異なるのは、ジャケットの構成で、本実施形態のジャケット34は、筒形状を有し、アッパシャフト3aを回動可能に支承するアッパジャケット(インナジャケット)34aと、筒形状を有し、アッパジャケット34aの外側に、軸方向に沿ってスライド可能に挿通され、アッパジャケット34aとともにステアリングシャフト3を回動可能に支承するロアジャケット(アウタジャケット)34bとで構成されている。
Second Embodiment
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The same code | symbol is attached | subjected about the structure similar to the
ロアジャケット34bは、軸方向下端(図7、図8の左端)を第1実施形態と同様に、ロアサポートブラケット(図示せず)を介して車体50に揺動可能に支持されている。
The
アッパジャケット34aの内周面には、車体取付ブラケット2の懸架部2bに対向するようにアッパジャケット34aの軸方向に沿って一体に延設される摺接部31と、摺接部31内の軸方向に沿って形成される収縮用長孔12とが設けられ、収縮用長孔12の軸方向に沿った寸法によって、エネルギー吸収する際のステアリングシャフト3の収縮寸法が設定される。また、摺接部31には、後述する離脱部材35が固定されている。そして、アッパジャケット34aは、後述するロック機構6を介して、懸架部2bに懸架される。
On the inner peripheral surface of the
離脱部材35は、摺接部31と対向しつつ当接し、摺接部31に固定され、クランプ用ボルト20の頭部20bとアッパジャケット34aの内周面との間に配置される。また、離脱部材35は、平板状の当接部33と、当接部33と一体に設けられたエネルギー吸収構造37とで構成されている。当接部33には、軸方向に沿った長孔からなるテレスコ用長孔(規制孔)13aが形成されている。また、テレスコ用長孔13aには、孔の周縁に沿って枠部35aが立設される。そして、離脱部材5は、アッパジャケット34aの摺接部31に当接しつつ、枠部35aが収縮用長孔12に嵌め込まれた状態で、連結手段9を介して一体に固定されている。なお、連結手段9については、上記実施形態と同様の構成である。
The detaching
エネルギー吸収構造37は、図10(a)に示される第1態様37aのように、当接部33の前端に設けられた矩形状の切片38を、アッパジャケット34aの前端(端縁)39に向かって鉤形状に折曲形成することで、アッパジャケット34aの前端39に係合するように構成されている。つまり、当接部33と摺接部31の間に、エネルギー吸収構造37は配置されている。エネルギー吸収構造37は、アッパジャケット34aが軸方向前方にスライドする際に、鉤状部分38aがアッパジャケット34aの前端39によって伸長されることで、アッパジャケット34aに掛かるエネルギーを吸収する。
As in the
エネルギー吸収構造37の構成は、図10(a)に示される第1態様37aに限定されることなく、様々な形態を適用することができる。例えば、図10(b)に示す第2態様37bのように、設定される吸収荷重の大きさに応じて、首部38bの幅である首幅L1bが変更可能である。また、首部38bの長さである首長L2b(エネルギー吸収構造37の先端と、ロアジャケット34bの前端との間隔)を変えることで、衝突荷重を吸収し始めるタイミングを調整することができる。
The configuration of the
また、図10(c)に示される第3態様37cでは、当接部33の幅方向に分かれて2ヶ所に切片38が設けられている。各切片38は、当接部33の前端に設けられ、ロアジャケット34bの前端と係合可能に屈曲する鉤形状に形成されている。
Moreover, in the 3rd aspect 37c shown by FIG.10 (c), the division |
なお、エネルギー吸収構造37によって、衝突荷重を吸収する必要がない場合には、図10(d)に示す第4態様37dのように、矩形状の切片38を鉤形状に屈曲させずに、平板状のままにして、ロアジャケット34bの前端に係合しないようにすれば良いため、離脱部材35を流用することができる。
When it is not necessary to absorb the collision load by the
ロック機構6については、上記実施形態と同様の構成である。
The
上記構成では、上記第1実施形態のステアリングコラム装置1aと同様に、ロック機構6がロック状態で、車両の衝突事故等でステアリングホイールに運転者が突き当たるなどにより、アッパシャフト3aを介して過大な衝突荷重がアッパジャケット34aの軸方向に加わった際には、図11(a)、(b)に示すように、ステアリングシャフト3、およびアッパジャケット34aが車体前方にスライドする。そして、アッパシャフト3a、およびジャケット4が車体前方にスライドして、クランプ用ボルト20が離脱部材5のテレスコ用長孔13aの車体後方側の縁部に当たると、離脱部材5のシャーピン14が剪断力によって破断して、当接部13と摺接部11との連結が解除される。当接部13と摺接部11の連結が解除されると、離脱部材5を懸架部2bに残したままアッパジャケット34aは、さらに車体前方にスライドし、エネルギー吸収構造7の鉤形状が、アッパジャケット34aの前端39によって伸長されることで、アッパジャケット34aに掛かるエネルギーを吸収する。
In the above configuration, as in the
また、エネルギーを吸収した時点で、クランプ用ボルト20が、アッパジャケット34aの収縮用長孔12内に留まり、車体後方側の縁部に当たるため、アッパジャケット34aが車体50から落下することはない。加えて、エネルギー吸収後、車両を他の場所へ移動させるために、ステアリングホイールを操作しようと、運転者が引っ込んだステアリングホイールを引張ったとしても、クランプ用ボルト20が、アッパジャケット34aの収縮用長孔12の孔内に留まり、車体前方側の縁部に当たるため、アッパシャフト3aが車体50から抜け取れることはない。また、アッパジャケット4aがロアジャケット4bから抜け取れることもない。
Further, when the energy is absorbed, the clamping
上記本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。 Also in the present embodiment, the same effects as those in the first embodiment can be obtained.
1a,1b…ステアリングコラム装置
2…車体取付ブラケット
2b…懸架部
3a…アッパシャフト(ステアリングシャフト)
3b…ロアシャフト(ステアリングシャフト)
4a…アッパジャケット
4b…ロアジャケット
5…離脱部材
7、7a、7b、7c、7d…エネルギー吸収構造
9…連結手段
11…摺接部
17a…鉤状部分
20…クランプ用ボルト
34a…アッパジャケット
34b…ロアジャケット
35…離脱部材
37、37a、37b、37c、37d…エネルギー吸収構造
38a…鉤状部分
DESCRIPTION OF
3b ... Lower shaft (steering shaft)
4a ...
Claims (4)
ステアリングシャフトを回転可能に支承するロアジャケットと、
該ステアリングシャフトを回転可能に支承するとともに、該ロアジャケットに対してスライド可能に挿通されるアッパジャケットと、
該アッパジャケットの内周面、または外周面に形成された摺接部に配置される離脱部材と、
該離脱部材に一体に、且つアッパジャケットと係合可能に形成されたエネルギー吸収構造と、
該アッパジャケットと該離脱部材とを一体に連結する連結手段と、
該車体取付ブラケットに支持され、且つ該離脱部材、該アッパジャケット、および該ロアジャケットを貫通するクランプ用ボルトとを備え、
該クランプ用ボルトを締上げることで該離脱部材、該アッパジャケット、および該ロアジャケットが該懸架部に締結、固持され、
該クランプ用ボルトを締上げた状態で、コラム軸線方向に沿って、且つ過大な衝突荷重が該アッパジャケットに加わった際には、該連結手段による該アッパジャケットと該離脱部材との連結が解除されて、該アッパジャケットがコラム軸線方向に移動しつつ、該アッパジャケットに係合する該エネルギー吸収構造が変形し、エネルギーを吸収することを特徴とするステアリングコラム装置。 A vehicle body mounting bracket fixed to the vehicle body and provided with a suspension part depending from the vehicle body;
A lower jacket that rotatably supports the steering shaft;
An upper jacket that rotatably supports the steering shaft and is slidably inserted into the lower jacket;
A detachable member disposed on a sliding contact portion formed on the inner peripheral surface or outer peripheral surface of the upper jacket,
An energy absorbing structure formed integrally with the release member and engageable with the upper jacket;
Connecting means for integrally connecting the upper jacket and the detachable member;
A clamp bolt supported by the vehicle body mounting bracket and penetrating the detachable member, the upper jacket, and the lower jacket;
The detaching member, the upper jacket, and the lower jacket are fastened and fixed to the suspension by tightening the clamping bolt,
When an excessive collision load is applied to the upper jacket along the column axis direction with the clamping bolt tightened, the connection between the upper jacket and the detaching member by the connecting means is released. Then, the energy absorbing structure that engages with the upper jacket is deformed and the energy is absorbed while the upper jacket moves in the column axis direction.
前記エネルギー吸収構造は、前記アッパジャケットの前側端縁と係合可能な鉤形状を少なくとも1つ備え、
該連結手段による該アッパジャケットと該離脱部材との連結が解除されて、該アッパジャケットがコラム軸線方向に移動する際には、該アッパジャケットの端縁に係合する該エネルギー吸収構造の鉤形状が伸長されることを特徴とするステアリングコラム装置。 The steering column device according to claim 1,
The energy absorbing structure includes at least one hook shape engageable with a front edge of the upper jacket,
When the connection between the upper jacket and the detachable member by the connecting means is released and the upper jacket moves in the column axial direction, the shape of the energy absorbing structure that engages with the edge of the upper jacket Steering column device characterized in that is extended.
前記離脱部材、および前記エネルギー吸収構造は、前記アッパジャケットの外周面に形成された前記摺接部と前記懸架部との間に配置されることを特徴とするステアリングコラム装置。 The steering column device according to claim 1 or claim 2,
The steering column device, wherein the detaching member and the energy absorbing structure are disposed between the sliding contact portion and the suspension portion formed on an outer peripheral surface of the upper jacket.
前記離脱部材は、前記アッパジャケットの内周面に形成された前記摺接部と前記クランプ用ボルトとの間に配置されることを特徴とするステアリングコラム装置。 The steering column device according to claim 1 or claim 2,
The steering column device according to claim 1, wherein the detaching member is disposed between the sliding contact portion formed on the inner peripheral surface of the upper jacket and the clamping bolt.
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