JP2013092224A - 排気排水弁 - Google Patents

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崇司 三島
Nobutaka Kiku
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Abstract

【課題】低温環境下においても、内部の流路が凍結により閉塞されることが抑制できる排気排水弁を提供する。
【解決手段】流入流路には、弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部85vが形成され、内径徐変部85vとオリフィス孔85fとの間には、オリフィス孔85fの形成方向と直交する方向に延在し周方向に連続する環状の面である段差面85pが形成されている。これにより、流入流路が水平となるように排気排水弁を配設すると、内径徐変部85vの天井部85wに残留した水滴999は、その自重により内径徐変部85vの天井部85wを伝って段差面85pに流れ、段差面85pを伝って下方に流れ落ち、水滴999の、オリフィス孔85f内への侵入が抑制され、低温環境下において、オリフィス孔85f内の水分の凍結に起因する閉塞が抑制される。
【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池によって生成される水を燃料ガスとともに排出するための排気排水弁に関する。
燃料電池は、固体高分子膜等の電解質膜を挟んでアノードとカソードが配置された構造を有し、アノードに水素を含む燃料ガスが接触し、カソードに空気などのガスを含む酸化ガスが接触することにより両電極で電気化学反応が起こり、起電力が発生する仕組みとなっている。このような燃料電池によって電力を得る燃料電池システムでは、燃料である水素の無駄な消費を無くすことが省エネルギの観点より重要である。このため、燃料電池で使用された燃料ガスのオフガスを再び燃料電池に循環させる燃料ガス循環流路を燃料電池に設けることで、オフガスを再び循環流路によって燃料電池に循環させ、オフガスに残存している水素の有効利用が図られている。
一方、燃料電池内では、カソードにおける化学反応により、アノード側から電解質膜を透過してきた水素イオンと酸化ガス中の酸素との反応により水が生成される。反応により生成された水の多くは酸化ガスのオフガスに含まれて大気中に放出されるが、一部の生成水は、電解質膜を通過してアノードに移動する。アノード側に移動した生成水は、燃料ガスのオフガスに含まれて燃料電池内から排出されるが、オフガスは再び燃料ガスとして燃料電池に循環されるため、燃料ガスの循環系には水が滞留していくことになる。循環系内での水の滞留は、アノードへの水素の供給が阻害されることとなり、燃料電池の発電能力の低下を招く。
そこで、燃料ガス循環流路に、特許文献1や特許文献2に示されるような排気排水弁を設け、所定時間毎に排気排水弁を開放させることにより、アノードに溜まった水を排出して、燃料電池の発電能力を回復させることが行われている。
ところで、燃料電池は氷点下以下の低温環境で使用される場合もある。このため、低温環境下においては、排気排水弁の内部に滞留した水分が凍結するおそれがあることから、排気排水弁には耐凍結性能が求められる。
特許文献1に示される排気排水弁では、弁体の移動方向を鉛直方向とするとともに、この弁体によって閉塞される流路の向きもまた鉛直方向とし、更に、入口側流路にあるオリフィス位置を、弁体が着座する弁座の位置よりも低くしている。このため、弁体、弁座部分、及び、弁体によって閉塞される流路に、水分を滞留させない構造とし、排気排水弁の耐凍結性能を向上させている。
また、特許文献2に示される排気排水弁では、弁体の移動方向を鉛直方向とするとともに、この弁体によって閉塞される流路の向きもまた鉛直方向とし、更に、弁体の頂部を、この弁体と当接する上壁に対して弾性的に当接可能な湾曲凸状の弾性部材で構成することにより、弁体によって閉塞される流路及び弁体の頂部に水分を滞留させない構造としている。
特開2009−264442号公報(図2) 特開2009−299770号公報(図2)
特許文献1や特許文献2に示される排気排水弁は、弁体の移動方向や弁体によって閉塞される流路の方向が鉛直方向となるように配置されるが、排気排水弁の配置条件の制約により、流路の方向が水平方向又は略水平方向となるように、排気排水弁を配置した場合には、流路内に水分が滞留しやすく、氷点下となった場合には流路内の水が凍結してしまい、流路が閉塞されてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低温環境下においても、内部の流路が凍結により閉塞されることが抑制できる排気排水弁を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る発明によると、燃料電池から排出される水分を含む燃料ガスを遮断又は開放する排気排水弁であって、外部に開口する流入口及び排出口と、中空状の弁体収納室と、流入口と弁体収納室とを連通する流入流路と、排出口と弁体収納室とを連通する排出流路とが形成されたボディーと、流入流路の弁体収納室への開口部である弁口の周囲に形成された弁座に対して進退移動し、弁座と接離可能な弁部が形成された弁体と、弁部が弁座と当接する閉塞位置と弁部が弁座から離間する開放位置との間で弁体を移動させる弁体作動装置とを備え、流入流路は、弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部と、当該内径徐変部と弁体収納室とを連通し内径徐変部の最小内径より小さい内径のオリフィス孔を備え、内径徐変部とオリフィス孔との間には、オリフィス孔の形成方向と直交する方向に延在し周方向に連続する環状の面である段差面が形成されている。
請求項2に係る発明は、請求項1において、段差面のオリフィス孔の内径徐変部側の開口部の周囲には、筒状の侵入阻止部が段差面から流入口側に突出形成されている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2において、流入口側から段差面側に向かって徐々に内径が小さくなる整流流路が連通形成された整流部材が、内径徐変部内に設けられ、整流流路は、オリフィス孔と同軸に形成され、整流部材の段差面側の端部と、段差面又は侵入阻止部の先端が離間して、内径徐変部内に空間である空隙室が形成され、空隙室の底部から内径徐変部の流入口側の底部に連通する排水流路が、内径徐変部と整流部材との間に形成されている。
請求項4に係る発明は、燃料電池から排出される水分を含む燃料ガスを遮断又は開放する排気排水弁であって、外部に開口する流入口及び排出口と、中空状の弁体収納室と、流入口と弁体収納室とを連通する流入流路と、排出口と弁体収納室とを連通する排出流路とが形成されたボディーと、流入流路の弁体収納室への開口部である弁口の周囲に形成された弁座に対して進退移動し、弁座と接離可能な弁部が形成された弁体と、弁部が弁座と当接する閉塞位置と弁部が弁座から離間する開放位置との間で弁体を移動させる弁体作動装置とを備え、流入流路は、弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部と、当該内径徐変部と弁体収納室とを連通し内径徐変部の最小内径より小さい内径のオリフィス孔を備え、内径徐変部とオリフィス孔との間には、周方向に連続する環状の面である段差面が形成され、段差面のオリフィス孔の周囲には、流入口よりも弁口側に凹んだ凹部溝が形成されている。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、流入流路は、内径徐変部と、当該内径徐変部と弁体収納室とを連通し内径徐変部の最小内径より小さい内径のオリフィス孔を備えている。これにより、流入流路の断面積がオリフィス孔において小さくなることから、排気排水弁の開放時において、流入流路を流通する気体の流速がオリフィス孔内において増速される。このため、オリフィス孔の内周面に付着した水分が、流速が増速された気体によってパージされて除去される。この結果、オリフィス孔内に水分が残留しにくいので、氷点下以下の低温環境下であっても、流入流路内での水分の凍結に起因する流入流路内の閉塞が抑制される。
また、上記のように構成した請求項1に係る発明においては、流入流路には、弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部が形成され、内径徐変部とオリフィス孔との間には、オリフィス孔の形成方向と直交する方向に延在し周方向に連続する環状の面である段差面が形成されている。これにより、流入流路が水平となるように排気排水弁を配設すると、仮にパージ後(掃気処理後)に、内径徐変部の天井部に水滴が残留している場合であっても、水滴はその自重により内径徐変部の天井部を伝って段差面側に流れ、段差面に達した水滴は段差面を伝って下方に流れ落ちる。このため、内径徐変部の天井部に残留した水滴が、オリフィス孔に侵入しにくい。更に、水滴が段差面の下端に達すると、水滴はその自重により内径徐変部である内径徐変部の底部を伝って流入口側に流れる。内径徐変部の流入口側は段差面側と比べて内径が大きいので、もし仮に、内径徐変部の流入口側に水滴が滞留し、この水滴が低温環境下において凍結したとしても、内径徐変部が閉塞されにくい。このように、内径徐変部及びオリフィス孔内のいずれにおいても、水分の凍結による流路の閉塞が抑制されるので、低温環境下においても、排気排水弁を使用することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、段差面のオリフィス孔の内径徐変部側の開口部の周囲には、筒状の侵入阻止部が前記段差面から流入口側に突出形成されている。これにより、段差面のオリフィス孔の開口部の周囲が、筒状の侵入阻止部で囲まれているので、段差面を伝って下方に流れ落ちる水滴のオリフィス孔内への侵入がより抑制される。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、整流部材には、段差面側に向かって徐々に内径が小さくなる整流流路が連通形成されている。これにより、整流流路の断面積は、流入口側から段差面側に向かって徐々に小さくなっている。このため、排気排水弁の開放時において、整流流路を流通する気体の流速が整流流路内において徐々に増速される。そして、整流部材の段差面側の端部と、段差面又は侵入阻止部の先端が離間して、空間である空隙室が形成され、整流流路とオリフィス孔は同軸に形成されている。これにより、整流流路内で増速された気体が、空隙室を横切って、オリフィス孔内に流入する。このように、整流流路によって水素ガスの流路が徐々に縮径されるので、流入口からオリフィス孔に流通する気体の流れにおいて、淀み点(流速が0となる点)の発生が抑制される。この結果、流入流路内に残留した水滴が、整流流路内で増速された気体によってパージされる。
また、上記のように構成した請求項3に係る発明においては、空隙室の底部から内径徐変部の流入口側の底部に連通する排水流路が、内径徐変部と整流部材との間に形成されている。これにより、もし仮に、パージ後(掃気処理後)において、整流流路の空隙室への開口部や、オリフィス孔の空隙室への開口部に水滴が付着していたとしても、この水滴は空隙室の底部に流れ落ちる。そして、空隙室の底部に流れ落ちた水滴は、排水流路内を流通して流入口側に流れ、空隙室内に水滴が残留しにくい。このため、氷点下以下の低温環境下であっても、流入流路内での水分の凍結に起因する流入流路内の閉塞が抑制される。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、内径徐変部とオリフィス孔との間には、周方向に連続する環状の面である段差面が形成され、段差面のオリフィス孔の周囲には、開口部よりも弁口側に凹んだ凹部溝が形成されている。これにより、内径徐変部の天井部から段差面側に流れ落ちる水滴が、オリフィス孔の周囲に形成された凹部溝を伝って下方に流れ落ちるので、水滴のオリフィス孔内への侵入がより抑制される。
本発明の一実施形態である排気排水弁を使用した燃料電池システムの概要図である。 第1実施形態の排気排水弁の断面図である。 図2のA部拡大断面図である。 第1実施形態の排気排水弁の内径徐変部とオリフィス孔との連通部分を表した図であり、第1実施形態の排気排水弁の作用を表した説明図である。 第2実施形態の排気排水弁の要部拡大断面図である。 第2実施形態の排気排水弁の内径徐変部とオリフィス孔との連通部分を表した図であり、第2実施形態の排気排水弁の作用を表した説明図である。 第3実施形態の排気排水弁の要部拡大断面図である。 気液分離器に取り付けられた状態の第4実施形態の排気排水弁の断面図である。 第2実施形態の別例であり、内径徐変部が大径流路の一部に形成されている実施形態の排気排水弁の要部拡大断面図である。 排気排水弁を略水平に配設した状態の排気排水弁の要部拡大断面図である。
(燃料電池システムの説明)
以下に、図1を用いて、本発明の一実施形態による排気排水弁100が用いられる燃料電池システム1について説明する。本発明の排気排水弁100は、後述する電池スタック6(燃料電池)の燃料ガス排出口63から排出された水分を含む水素等の燃料ガスが、燃料ガスを希釈する排出ガス希釈器56(希釈装置)側に流出するのを遮断或いは許容(開放)するものである。図1に示すように、燃料電池システム1は、酸素系2、燃料系5、電池スタック6、動力系7、冷却系8および制御装置9を有している。
電池スタック6は、これに限定されるべきものではないが、複数の固体高分子型の単セルが積層されることで形成されている。複数の単セルは電気的に直列に接続されており、各々の単セルは電解質膜と、これを挟むアノード極およびカソード極(いずれも図示せず)を含んでいる。また、単セルのアノードセパレータ(図示せず)には、アノード極に対して水素ガスを供給するためのアノード流路61が形成されており、カソードセパレータ(図示せず)には、カソード極に対して空気を供給するためのカソード流路62が形成されている。
酸素系2は酸素系供給配管21aを備えており、酸素系供給配管21aは電池スタック6内のカソード流路62の一端と接続されている。酸素系供給配管21a上には、電池スタック6に向けて順に、エアフィルタ22、エアコンプレッサ23、インタークーラ24および三方弁3が設けられている。
カソード流路62の他端には、酸素系排出配管21bの一端が接続されており、酸素系排出配管21b上には、2ポートの流体制御弁であるエア調圧弁4が設けられている。また、上述した三方弁3は、3ポートの流体制御弁であって、バイパス配管21cの一端が接続されており、バイパス配管21cの他端は、酸素系排出配管21bのエア調圧弁4よりも下流側部位(電池スタック6が接続されていない側)に接続されている。
一方、燃料系5は、燃料系供給配管51aの一端に水素タンク52が接続されており、燃料系供給配管51a上には調圧弁53が設けられている。燃料系供給配管51aの他端は、電池スタック6内のアノード流路61の一端と接続されている。アノード流路61の他端には、燃料系排出配管51bが接続されており、燃料系排出配管51b上には、電池スタック6に近い側から順に、気液分離器54、排気排水弁100および排出ガス希釈器56が形成されている。排出ガス希釈器56には、上述した酸素系排出配管21bの他端が接続されている。
また、気液分離器54は燃料系循環路51cを介して、燃料系供給配管51a上の調圧弁53とアノード流路61との接続部との間の部位に接続されている。燃料系循環路51c上には循環ポンプ57が設けられており、気液分離器54からアノード流路61に向けて水素ガスを循環させている。
動力系7は、車両を走行させるための電動モータ71を備えている。電動モータ71は、電池スタック6の正極および負極と接続されており、電池スタック6の発電によって駆動される。
また、冷却系8は、冷却ポンプ81を備え、電池スタック6内に冷却水を循環させて電池スタック6を冷却している。
制御装置9は、エアコンプレッサ23、三方弁3、エア調圧弁4、調圧弁53、排気排水弁100、循環ポンプ57、及び、冷却ポンプ81と電気的に接続されている。制御装置9は車両の走行状態に応じて算出された電池スタック6の必要な発電量に基づき、これらの各構成要素の作動を制御している。
上述した構成により、車両が起動すると、制御装置9は、エアコンプレッサ23を作動させて、カソード流路62へ空気を供給するとともに、調圧弁53および循環ポンプ57を作動させて、アノード流路61へ水素ガスを供給し、電池スタック6において発電を行う。
酸素系2において、エアフィルタ22を介して吸引された酸素を含んだ空気は、エアコンプレッサ23において圧縮された後、インタークーラ24によって冷却される。三方弁3は、電池スタック6の発電量に応じてバルブ部材の位置を変位させ、インタークーラ24から供給された空気を分流してバイパス配管21cへ逃すことにより、電池スタック6への空気の流量を制御している。
また、エア調圧弁4は、その開度を調整し電池スタック6内に残存した空気の排出量を調整することにより、電池スタック6内の圧力を制御している。
なお、燃料電池システム1の運転に伴い、電池スタック6のアノード極で水が生成される。すると、燃料系循環路51cを循環する水素ガスに、水蒸気や水(本明細書では液体状の水を単に水という)が含有するようになる。電池スタック6のアノード極に水が付着すると、アノード極への水素ガスの供給が阻害され、電池スタック6での発電が不安定となる場合がある。
そこで、燃料系循環路51cの途中に、電池スタック6の燃料ガス排出口63に連通する気液分離器54を設けている。そして、燃料系循環路51cを循環する水素ガスを、気液分離器54に通して、水素ガスと水を分離することにしている。なお、気液分離器54において水素ガスから分離された水は、気液分離器54の底部に滞留する。
排気排水弁100は、気液分離器54の底部に連通するように、気液分離器54に取り付けられている。気液分離器54内は、300kPa程度となっており、排気排水弁100より下流の圧力よりも高くなっている。このため、排気排水弁100を開放させると、気液分離器54において分離された水は、水素ガスとともに、排出ガス希釈器56に排出される。そして、水蒸気や水を含む水素ガスは、排出ガス希釈器56において、酸素系排出配管21bから供給された空気により希釈化された後、外部へと放出される。
本実施形態では、燃料電池システム1の運転中に、気液分離器54の底部に所定の水が滞留する所定時間(例えば数分)毎に、排気排水弁100を所定の短時間(数秒)だけ開放させることにより、水素ガスをなるべく無駄に外部に放出することなく、気液分離器54の底部に滞留した水を外部に排出することにしている。
なお、燃料電池システム1の停止時には、気液分離器54の底部に滞留した水が完全に排出された後も、排気排水弁100の開放状態を所定時間(数秒)維持することにより、排気排水弁100内の水分を水素ガスでパージする掃気処理を行うことにしている。
(第1実施形態の排気排水弁)
次に、図2及び図3を用いて、第1実施形態の排気排水弁100の構造について説明する。排気排水弁100は、弁ケーシング82、弁機構83、及び、弁機構83を駆動させる弁体作動装置84を備えている。弁ケーシング82は、ボディー85とカバー86とを有している。
ボディー85は、例えばガラス繊維でフィラー強化されたポリフェニレンスルファイド樹脂製である。ボディー85は、ブロック形状である。本実施形態では、ボディー85の基部には、径方向外側に向かって延設されたフランジ部85aが形成されている。フランジ部85aが、気液分離器54の筐体に例えばボルトにより固定されることにより、排気排水弁100が気液分離器54に取り付けられている。
ボディー85の基端面には、この基端面に開口する中空状の空間である弁体収納室85bが凹陥形成されている。ボディー85には、外部に開口する流入口85cが形成されている。流入口85cは気液分離器54の内部に連通している。気液分離器54から排出される水を含む水素ガスが、流入口85cから排気排水弁100内の流路に流入するようになっている。ボディー85には、流入口85cと弁体収納室85bを連通する流入流路85dが形成されている。後で詳細に説明するように、本発明では、流入流路85dは、流入口85c側に形成された大径流路85e(内径徐変部85v)と、この大径流路85eと弁体収納室85bを連通するオリフィス孔85fとから構成されている。
オリフィス孔85fは、弁体収納室85bの底部の中央部に開口している。図3に示すように、オリフィス孔85fの弁体収納室85b底部への開口部は、弁口85gとなっている。そして、弁体収納室85b底部の弁口85gの周囲には、オリフィス孔85fの形成方向(軸線方向)と直交する平面である弁座85hが形成されている。本実施形態では、弁体収納室85b底部からオリフィス孔85fの形成方向に円錐台状に突出する弁座部85iが形成されている。この弁座部85iの頂部に、オリフィス孔85fが開口するとともに、所定の幅を有する円環状の弁座85hが形成されている。
図2に戻って説明する。ボディー85には、外部に開口する排出口85jが形成されている。排出口85jは、排出ガス希釈器56に連通している。ボディー85には、排出口85jと弁体収納室85bを連通する排出流路85kが形成されている。ボディー85基端面の弁体収納室85bの周囲には、円環状に凹陥した固定溝85mが凹陥形成されている。
フランジ部85aには気液分離器54に取付けるための取付穴(図示せず)と、後述する支持板103を組付けるための組付穴85nが形成されている。取付穴及び組付穴85nの周囲には金属製の雌ねじ部材が埋設されている。
カバー86は、例えばナイロン系樹脂製で、円筒状の円筒部86aが形成されるとともに、円筒部86aの先端部にはコネクタを構成するコネクタ部86bがカバー86の長手方向に対して直角に突設されている。コネクタ部86bには後述するコイル101に接続された端子86cが設けられるとともに、図略のソケットに着脱可能に係止する係止爪86dが形成されている。カバー材の先端部にはコネクタ支持部の取付方向に対して直角な方向に後述する支持帯体104が嵌入するガイド溝86eが形成されている。
弁機構83は、弁体97と、弁軸としてのプランジャー98と、上述の弁口85gとから主に構成されている。
弁体97は、ゴムや軟質樹脂等の可撓材料で構成されている。弁体97は、弁部97aと、この弁部97aから径方向外側に向かって延設された膜状のダイヤフラム部97bと、弁部97aの裏側に形成された固着部97cとから構成されたダイヤフラム弁である。弁体97は、弁体収納室85bに収納されている。弁部97aは、所定の肉厚を有し、弁座85h(弁口85g)に対して進退移動し、弁座85h(弁口85g)と接離可能となっている。
ダイヤフラム部97bの周縁は上述の固定溝85mに嵌合固定され、これらの弁部97a及びダイヤフラム部97bによって、弁体収納室85bが外気に対して気密状態で隔離されている。これにより、オリフィス孔85fの弁体収納室85bへの開口部及び排出流路85kの弁体収納室85bへの開口部が外気に対して気密状態で隔離されている。
プランジャー98は、例えば鉄系材料(例えばフェライト系ステンレス等の電磁ステンレス)等の磁性体で構成されている。プランジャー98は、断面円形状を含む円柱形状であり、その弁体97側の端部には、被固着部98aが形成されている。被固着部98aには、弁体97の固着部97cが固着されている。言い換えると、プランジャー98は、弁体97に固定され弁部97aと直角な軸線方向に延設されている。プランジャー98において弁体97とは反対側の端部には、有底のばね収納穴98bがプランジャー98の軸方向に沿って穿設されている。プランジャー98は弁体作動装置84の可動子としての役割を担う。
弁体作動装置84は、上述のプランジャー98、プランジャー98をガイドするスリーブ99、コア部材106、コイル101、ヨーク部材等から構成される。弁体作動装置84は、弁部97aが弁座85hと当接する閉塞位置と、弁部97aが弁座85hから離間する開放位置との間で弁体97を移動させるものである。
スリーブ99は、例えば非磁性体であるオーステナイト系ステンレス鋼製で、有底円筒状のガイド部99aとガイド部99aの開口端部にガイド部99aの軸方向に対して直角な半径方向に延在する取付フランジ部99bとから構成されている。取付フランジ部99bは、弁体収納室85bの周縁に弁体97のダイヤフラム部97bを介して密着するように設けられる。ガイド部99aには弁体97が固着されたプランジャー98が摺動可能に設けられ、弁体97の弁部97aが弁座85hに対して接離するようになっている。また、前記ばね収納穴98bに圧縮されて収納されたスプリング102の先端部がスリーブ99の底部分に当接するとともに、スプリング102の基端部がばね収納穴98bの底部分に当接することで、プランジャー98及び弁体97を弁座85hに向かって付勢している。
スリーブ99は、支持板103を介して例えばボルトによりボディー85に固定されている。支持板103は、例えば磁性体であるフェライト系ステンレス等の電磁ステンレス鋼製で、後述する支持帯体104を支持する支持穴(図示せず)と支持板103をボディー85に組付ける組付穴103bとスリーブ99のガイド部99aが貫通する貫通穴103cとが設けられている。
コイル101はボビン105に巻回され、ボビン105には挿入穴105aが貫設されている。コイル101のプラス極及びマイナス極の端部は、端子86cを介して、図略の電源に接続され、制御装置9の指令によって駆動電流が印加される。コイル101及びボビン105は前記カバー86の内周壁部に一体成型により配設されている。ボビン105の挿入穴105aには一端(弁体97)側よりスリーブ99のガイド部99aが挿入され、ボビン105の挿入穴105aの他端側より円柱状のコア部材106が挿入されている。
コア部材106は、例えば磁性体であるフェライト系ステンレス等の電磁ステンレス鋼製で、挿入された先端部がスリーブ99の底部分に当接する。コア部材106の基端部側には係止フランジ106aが設けられ、ボビン105の挿入穴105aの一端縁(弁体の反対側)に係止される。
支持帯体104は、例えば磁性体であるフェライト系ステンレス等の電磁ステンレス鋼製で、両側が直角に屈曲された中央部分には、コア部材106の基端部が嵌入する嵌入穴104aが形成されている。支持帯体104の中央部分から直角に屈曲されて延在する二つの先端部には、前記支持板103の支持穴(図示せず)に係合する係合爪(図示せず)が形成されている。支持帯体104は、その基部が前記カバー86のガイド溝86eに嵌合するとともに、その係合爪が支持板103の支持穴に係合することで、カバー86及びコア部材106をボディー85に固定している。なお、支持板103及び支持帯体104は、磁力線が漏れるのを防ぐヨークとしての役目を担っている。
次に、上記のように構成された排気排水弁100の作動について図に基づいて以下に説明する。スプリング102によって弁座85h方向にプランジャー98及び弁体97が付勢されている。このため、コイル101に駆動電流が印加されていない状態では、図2に示すように、スプリング102の付勢力によって、弁体97は、弁部97aが弁座85hに当接して密着した閉塞位置に移動されている。この状態では、弁部97aが弁口85gを閉塞しているので、流入流路85dから排出流路85kに流体が流通しない。
制御装置9(図1に示す)の指令により、コイル101に駆動電流が印加されると、コア部材106にプランジャー98を吸着する方向の磁力が発生する。これによりプランジャー98が、スプリング102の付勢力に抗しながらスリーブ99内を移動してコア部材106側に吸着される。これにより弁体97が、弁座85h(弁口85g)より離間した開放位置に移動される。すると、水を含む水素ガスが、気液分離器54から流入口85cに流入し、流入流路85d、オリフィス孔85f、弁体収納室85b、排出流路85kの順に流れ、排出口85jから排出ガス希釈器56に排出される。燃料電池システム1の停止時には、気液分離器54の底部に滞留した水を完全に排出した後も、排気排水弁100の開放状態を所定時間(数秒)維持することにより、水素ガスが、気液分離器54から流入口85cに流入し、流入流路85d、オリフィス孔85f、弁体収納室85b、排出流路85kの順に流れ、排気排水弁100内の流路に残留した水が、水素ガスによってパージされ、排出口85jから排出ガス希釈器56に排出される。
次に、図3を用いて、本発明の要部について説明する。大径流路85eは、その少なくとも一部に、流入口85cから弁口85g側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部85vが形成されている。本実施形態では、内径徐変部85vは、流入口85cからオリフィス孔85fとの連通部まで形成されていて、内径徐変部85vの大径流路85eの軸線aに対する傾斜角は15°となっている。
オリフィス孔85fは、大径流路85e(内径徐変部85v)と同軸に形成されている。オリフィス孔85fの内径は、大径流路85e(内径徐変部85v)の最小内径よりも小さくなっている。言い換えると、オリフィス孔85fの内径は、大径流路85eのオリフィス孔85fとの連通部分の内径よりも小さくなっている。つまり、オリフィス孔85fの断面積は、大径流路85e(内径徐変部85v)のオリフィス孔85fとの連通部分の断面積よりも小さくなっている。本実施形態では、大径流路85eのオリフィス孔85fとの連通部分の内径は、3.4mm、オリフィス孔85fの内径は、1.7mmとなっている。
大径流路85e(内径徐変部85v)とオリフィス孔85fとの間には、段差面85pが形成されている。段差面85pは、オリフィス孔85fの形成方向(流入流路85dの軸線a方向)と直交する方向に延在する面であり、周方向に連続する円環状の面である。なお、ここでいう”直交”とは、オリフィス孔85fの形成方向(軸線方向)となす角度が、90°±10°、好ましくは、90°±5°となる角度のことをいう。なお、段差面85pの幅の下限は、0.5mmであり、好ましくは、1mm、より好ましくは、1.7mmである。また、段差面85pの幅の上限は、10mmであり、好ましくは、5mm、より好ましくは、3mmである。
次に、図3及び図4を用いて、第1実施形態の排気排水弁100の作用について説明する。本実施形態では、図2に示すように、排気排水弁100は、流入流路85dが水平(流入流路85dの軸線aが水平)となるように、気液分離器54に取り付けられている。上述したように、水分の排気排水弁100内での残留を抑制するために、気液分離器54の底部に滞留した水が完全に排出された後も、排気排水弁100の開放状態を所定時間(数秒)維持し、排気排水弁100内の水分を水素ガスでパージ(掃気処理)を行うことにしている。なお、排気排水弁100内に滞留する水分は、気液分離器54により水素ガスから分離された水分のみならず、気液分離器54内に滞留する水蒸気が排気排水弁100内において結露した水分も含まれる。
本発明では、弁口85gに開口するオリフィス孔85fの内径は、大径流路85e(内径徐変部85v)の最小内径よりも小さくなっている。このため、水素ガスでのバージ時において、大径流路85eに流入した水素ガスがオリフィス孔85fに流入すると、水素ガスの流路の断面積がオリフィス孔85fにおいて小さくなることから、オリフィス孔85fを流通する水素ガスの流速が増速される。このため、オリフィス孔85fの内周面に付着した水分が、高速の水素ガスでパージされて除去される。上記のように、流入口85cからオリフィス孔85f側に向かって徐々に縮径する内径徐変部85vが大径流路85eに形成されているので、大径流路85eを流通する水素ガスの圧損による圧力低下が抑制される。
上述のように、大径流路85eには段差面85p側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部85vが形成されていて、大径流路85eの天井部85wは、流入口85c側よりも段差面85p側の方が低くなっている。このため、もし仮に水素ガスでのパージ後(掃気処理後)において、図4の(1)に示すように、大径流路85eの天井部85wに水滴999が残留していた場合には、水滴999はその自重により大径流路85eの天井部85wを伝って段差面85p側に流れる(図4の(2))。そして、水滴999が段差面85pに達すると(図4の(3))、水滴999はその自重により段差面85pを伝って下方に流れ落ちる。(図4の(4))。上述のように、大径流路85eには、内径徐変部85vが形成されていることから、大径流路85eの底部は、段差面85p側よりも流入口85c側の方が低くなっている。このため、水滴999が段差面85pの下端に達すると(図4の(5))、水滴999はその自重により大径流路85eの底部を伝って流入口85c側に流れる(図4の(6))。
段差面85pを伝う水滴999には、界面張力が作用している。つまり、水滴999には、それ自身の水分子によって内側に引っ張られる力(ファンデルワールス力)が作用し、水滴999自身の表面積が小さくなるような力が、水滴999に作用する。このため、段差面85pを伝う水滴999は、界面張力により集合し、段差面85pを優先的に伝うので、オリフィス孔85f内に侵入し難い。
大径流路85eの流入口85c側の内径は、ある程度大きい(6mm)ので、もし仮に大径流路85eの流入口85c側に水滴999が滞留し、この水滴999が低温環境下において凍結したとしても、大径流路85eの閉塞を抑制できる。
(第2実施形態の排気排水弁)
次に、図5及び図6を用いて、第2実施形態の排気排水弁200について、上記説明した第1実施形態の排気排水弁100と異なる点について説明する。なお、同一部材については同一の符号を付して、その記載を省略する。
図5や図6に示すように、第2実施形態の排気排水弁200では、段差面85pのオリフィス孔85fの開口部の周囲には、段差面85pから直交する流入口85c側方向(オリフィス孔85fの形成方向)に円筒状の侵入阻止部85rが突出形成されている。言い換えると、内径徐変部85vとオリフィス孔85fとの間の段差面85x(上述の段差面85pと同じ)のオリフィス孔85fの開口部の周囲には、流入口85cよりも弁口85g側に凹んだ凹部溝85yが形成されている。なお、凹部溝85yは、周方向に連続する円環状に凹陥した形状であっても、円弧状に凹陥した形状であっても差し支え無い。なお、凹部溝85yが、円弧状に凹陥した形状である場合には、凹部溝85yは、少なくとも、オリフィス孔85fの軸心よりも上側に形成されている。
次に、図6を用いて、第2実施形態の排気排水弁200の作用について説明する。もし仮に水素ガスでのパージ後(掃気処理後)において、図6の(1)に示すように、大径流路85eの天井部85wに水滴999が残留した場合には、水滴999はその自重により大径流路85eの天井部85wを伝って段差面85p側に流れる(図6の(2))。そして、水滴999が段差面85pに達すると(図6の(3))、水滴999はその自重により侵入阻止部85rの周囲の段差面85p(凹部溝85y)を伝って大径流路85eの底部に流れ落ちる(図6の(4))。第2実施形態では、段差面85pのオリフィス孔85fの開口部の周囲が、筒状の侵入阻止部85rで囲まれているので、段差面85pを伝って下方に流れ落ちる水滴999のオリフィス孔85f内への侵入がより抑制される。水滴999が段差面85pの下端に達すると(図6の(5))、水滴999はその自重により大径流路85eの底部を伝って流入口85c側に流れる(図6の(6))。
(第3実施形態の排気排水弁)
次に、図7を用いて、第3実施形態の排気排水弁300について、上記説明した第2実施形態の排気排水弁200と異なる点について説明する。なお、同一部材については同一の符号を付して、その記載を省略する。
図7に示されるように、第3実施形態の排気排水弁300では、大径流路85e内に整流部材88が設けられている。整流部材88は管状の部材であり、その外周面は、大径流路85eの内周面に対応した形状となっていて、大径流路85eの内周面に密着している。整流部材88の段差面85p側の端部は、侵入阻止部85rの頂部と所定寸法(数mm)離間している。このため、整流部材88の段差面85p側の端部と侵入阻止部85rの先端との間の大径流路85eには、空間である空隙室85tが形成されている。整流部材88には、流入口85c側の端部から段差面85pの端部に向かって徐々に内径が小さくなる整流流路88aが連通形成されている。言い換えると、整流流路88aの断面積は、段差面85p側に向かって徐々に小さくなっている。整流流路88aの段差面85p側の開口部の内径は、オリフィス孔85fの内径と殆ど同一となっている。整流流路88aとオリフィス孔85fは同軸に形成されている。言い換えると、整流流路88aの段差面85p側の開口部と、オリフィス孔85fの入口側の開口部とは同軸となっている。
整流部材88の外周面の下端には、整流部材88の軸線方向に沿って、排出溝88bが形成されている。このため、空隙室85tの底部から大径流路85e(内径徐変部85v)の流入口85c側の底部に連通する排水流路85sが、大径流路85e(内径徐変部85v)と整流部材88との間に形成されている。なお、大径流路85e(内径徐変部85v)の底部に、軸線方向に沿って、排出溝を形成することにより、排水流路85sを、大径流路85e(内径徐変部85v)と整流部材88との間に形成することにしても差し支え無い。
次に、第3実施形態の排気排水弁300の作用について説明する。上述したように、整流流路88aの断面積は、流入口85c側から段差面85p側に向かって徐々に小さくなっている。このため、水素ガスでのパージ時において、大径流路85eに流入する水素ガスは、整流部材88の整流流路88a内を流通する際に、徐々に流速が早くなる。
上述したように、整流流路88aの段差面85p側の開口部の内径は、オリフィス孔85fの内径と殆ど同一となっていて、整流流路88aとオリフィス孔85fは同軸に形成されている。これにより、整流流路88a内で増速された高速の水素ガスが、空隙室85tを横切って、オリフィス孔85f内に流入する。このように、整流流路88aによって水素ガスの流路が徐々に縮径されるので、流入口85cからオリフィス孔85fに流通する水素ガスの流れにおいて、淀み点(流速が0となる点)の発生が抑制される。このため、大径流路85e内に残留する水滴水素ガスによってパージされ、排出口85jから排出される。上述したように、整流流路88aとオリフィス孔85fは同軸に形成されているので、パージ時に、流入口85cからオリフィス孔85fに流通する水素ガスの圧損や気流音が低減される。
本実施形態では、大径流路85eが徐々に縮径して、オリフィス孔85fに連通しているのでは無く、徐々に縮径する整流流路88aとオリフィス孔85fとの間には、空隙室85tが形成されている。このため、もし仮に、パージ後(掃気処理後)において、整流流路88a内に水滴が付着していた場合には、この水滴はその自重によって整流流路88aの底部を伝って、流入口85c側に流れ落ちる。一方で、整流流路88aの空隙室85tへの開口部や、オリフィス孔85fの空隙室85tへの開口部に水滴が付着していた場合には、この水滴は空隙室85tの底部に流れ落ちる。そして、空隙室85tの底部に流れ落ちた水滴は、排水流路85s内を流通して流入口85c側に流れ、空隙室85t内に水滴が残留しにくい。このため、氷点下以下の低温環境下であっても、流入流路85d内での水分の凍結に起因する流入流路85d内の閉塞が抑制される。また、もし仮に、パージ後に空隙室85tの天井部85wに水滴が残留したとしても、水滴は侵入阻止部85rの周囲の段差面85pを伝って大径流路85eの底部に流れ落ちるため、水滴がオリフィス孔85f内に侵入しにくい。そして、大径流路85eの底部に流れ落ちた水滴は、その自重により、排水流路85s内を流通して流入口85c側に流れ、空隙室85t内に水滴が残留しにくい。
なお、第1実施形態の排気排水弁100の大径流路85e内に、整流部材88を設けても差し支え無い。この実施形態の場合には、整流部材88の段差面85p側の端部と、段差面85pとは所定寸法(数mm)離間している。
(第4実施形態の排気排水弁)
次に、図8を用いて、第4実施形態の排気排水弁400について、上記説明した第1実施形態の排気排水弁100と異なる点について説明する。なお、同一部材については同一の符号を付して、その記載を省略する。
図8に示すように、第4実施形態の排気排水弁400では、ボディー85には、流入流路85dの周囲に排出流路85kが形成されている。言い換えると、流入流路85dと排出流路85k間には、隔壁85uが形成されている。
気液分離器54には、ボディー85の外形に対応した形状であり、気液分離器54の内部54aに連通する取付部54bが形成されている。そして、取付部54bにボディー85が挿入されて、排気排水弁400が気液分離器54に取り付けられている。ボディー85の先端部と基部の外周面にはそれぞれOリング111、112が取り付けられている。Oリング111、112は、気液分離器54の取付部54bの内周面に当接し、ボディー85の外周面と取付部54bの内周面間をシールしている。
上述したように、気液分離器54の内部54aは排気排水弁100より下流の圧力よりも高くなっている。第4実施形態の排気排水弁400では、万一隔壁85uに亀裂等が生じて水素ガスが漏れ出した場合でも、流入流路85dは排出流路85kに包囲されているので、隔壁85uの亀裂等から漏れる水素ガスは、排出流路85kに流れ出すこととなる。ボディー85の外周面と取付部54bの内周面間は、Oリング111、112によってシールされているので、排出流路85kに流れ出した高圧の水素ガスは、排気排水弁400の外部に直接漏洩することを抑制でき、排出口85jから排出ガス希釈器56に排出され、この排出ガス希釈器56において、酸素系排出配管21bから供給された空気により希釈化された後、外部へと放出される。
上述した実施形態によれば、図3や図4に示すように、流入流路85dは、大径流路85e(内径徐変部85v)と、大径流路85e(内径徐変部85v)と弁体収納室85bとを連通し大径流路85e(内径徐変部85v)の最小内径より小さい内径のオリフィス孔85fを備えている。これにより、流入流路85dの断面積がオリフィス孔85fにおいて小さくなることから、排気排水弁100の開放時において、流入流路85dを流通する気体の流速がオリフィス孔85f内において増速される。このため、オリフィス孔85fの内周面に付着した水分が、流速が増速された気体によってパージされて除去される。この結果、オリフィス孔85f内に水分が残留しにくいので、氷点下以下の低温環境下であっても、流入流路85d内での水分の凍結に起因する流入流路85d内の閉塞が抑制される。
また、上述した実施形態によれば、図3や図4に示すように、大径流路85eには、弁口85g側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部85vが形成され、大径流路85e(内径徐変部85v)とオリフィス孔85fとの間には、オリフィス孔85fの形成方向と直交する方向に延在し周方向に連続する環状の面である段差面85pが形成されている。これにより、流入流路85dが水平となるように排気排水弁100を配設すると、仮にパージ後(掃気処理後)に、大径流路85e(内径徐変部85v)の天井部85wに水滴999が残留している場合であっても(図4の(1))、水滴999はその自重により内径徐変部85vである大径流路85eの天井部85wを伝って段差面85p側に流れ(図4の(2))、段差面85pに達した水滴999(図4の(3))は、段差面85pを伝って下方に流れ落ちる(図4の(4))。このため、大径流路85e(内径徐変部85v)の天井部85wに残留した水滴999が、オリフィス孔85fに侵入しにくい。更に、水滴999が段差面85pの下端に達すると(図4の(5))、水滴999はその自重により内径徐変部85vである大径流路85eの底部を伝って流入口85c側に流れる。大径流路85e(内径徐変部85v)の流入口85c側は段差面85p側と比べて内径が大きいので、もし仮に、大径流路85eの流入口85c側に水滴999が滞留し、この水滴999が低温環境下において凍結したとしても、大径流路85eが閉塞されにくい。このように、大径流路85e及びオリフィス孔85f内のいずれにおいても、水滴999の凍結による流路の閉塞が抑制されるので、低温環境下においても、排気排水弁100を使用して、燃料電池システム1を始動させることができる。
また、上述した実施形態によれば、図5や図6に示すように、段差面85pのオリフィス孔85fの開口部の周囲には、筒状の侵入阻止部85rが段差面85pと直交する方向に突出形成されている。これにより、段差面85pのオリフィス孔85fの開口部の周囲が、筒状の侵入阻止部85rで囲まれているので、図6の(4)に示すように、段差面85pを伝って下方に流れ落ちる水滴999のオリフィス孔85f内への侵入がより抑制される。
また、上述した実施形態によれば、図7に示すように、整流部材88には、段差面85p側に向かって徐々に内径が小さくなる整流流路88aが連通形成されている。これにより、整流流路88aの断面積は、流入口85c側から段差面85p側に向かって徐々に小さくなっている。このため、排気排水弁300の開放時において、整流流路88aを流通する気体の流速が整流流路88a内において徐々に増速される。そして、整流部材88の段差面85p側の端部と、侵入阻止部85rの先端が離間して、大径流路85e(内径徐変部85v)内に空間である空隙室85tが形成され、整流流路88aとオリフィス孔85fは同軸に形成されている。これにより、整流流路88a内で増速された気体が、空隙室85tを横切って、オリフィス孔85f内に流入する。このように、整流流路88aによって水素ガスの流路が徐々に縮径されるので、流入口85cからオリフィス孔85fに流通する気体の流れにおいて、淀み点(流速が0となる点)の発生が抑制される。この結果、大径流路85e内やオリフィス孔85f内に残留した水滴が、整流流路88a内で増速された気体によってパージされる。
また、上述した実施形態によれば、図7に示すように、空隙室85tの底部から大径流路85e(内径徐変部85v)の流入口85c側の底部に連通する排水流路85sが、大径流路85e(内径徐変部85v)と整流部材88との間に形成されている。これにより、もし仮に、パージ後(掃気処理後)において、整流流路88aの空隙室85tへの開口部や、オリフィス孔85fの空隙室85tへの開口部に水滴が付着していたとしても、この水滴は空隙室85tの底部に流れ落ちる。そして、空隙室85tの底部に流れ落ちた水滴は、排水流路85s内を流通して流入口85c側に流れ、空隙室85t内に水滴が残留しにくい。このため、氷点下以下の低温環境下であっても、流入流路85d内での水分の凍結に起因する流入流路85d内の閉塞が抑制される。
また、上述した実施形態によれば、図5に示すように、内径徐変部85vとオリフィス孔85fとの間には、周方向に連続する環状の面である段差面85xが形成され、段差面85xのオリフィス孔85fの周囲には、流入口85cよりも弁口85g側に凹んだ凹部溝85yが形成されている。これにより、内径徐変部85vの天井部85wから段差面85x側に流れ落ちる水滴が、オリフィス孔85fの周囲に形成された凹部溝85yを伝って下方に流れ落ちるので、水滴のオリフィス孔85f内への侵入がより抑制される。
なお、上記説明した実施形態では、第1実施形態〜第4実施形態のいずれの排気排水弁100〜400も、大径流路85eには、流入口85cから段差面85pまで、流入口85cから弁口85gに向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部85vが形成されている。しかし、図9に示すように、内径徐変部85vが、大径流路85eの一部に形成されている実施形態であっても差し支え無い。なお、図9に示される実施形態では、第2実施形態の排気排水弁200において、流入口85c側の大径流路85eには、内径徐変部85vが形成されている一方で、段差面85p側の大径流路85eには、内径徐変部85vが形成されておらず、略同一の内径となっている。このような実施形態であっても、パージ後(掃気処理後)に、大径流路85eの底部にある程度水滴が溜まった場合には、当該水滴が内径徐変部85v側に溢れだし、水滴がその自重により内径徐変部85vの底部を伝って流入口85c側に流れる。このため、水滴の凍結により大径流路85eが閉塞されにくい。
また、上記説明した実施形態では、ボディー85を樹脂で構成したが、これに限定されず、ボディー85を例えばステンレス鋼やアルミニウムで構成しても差し支え無い。
また、上記説明した実施形態における弁体作動装置84は、コイル101(電磁ソレノイド)によるものとしたが、これに限定されず、例えば、リニアモータ、空気圧や油圧によるアクチュエータであっても差し支え無い。
上記説明した実施形態では、排気排水弁100〜400は、流入流路85dの軸線aが水平となるように、気液分離器54に取り付けられている。しかし、図10に示すように、大径流路85eの天井部85wのオリフィス孔85f側が、天井部85wの流入口85c側よりも高くなるように(流入流路85dの軸線aが略水平となるように)、排気排水弁100〜400が気液分離器54に取り付けられていても差し支え無い。なお、この実施形態の場合には、流入流路85dの軸線aが水平から最大で45°、好ましくは最大で30°、より好ましくは最大で10°傾斜している。この実施形態の場合には、大径流路85eの天井部85wは、流入口85c側のほうが低いので、パージ後に、大径流路85eの天井部85wに付着した水滴は、流入口85c側に流れ落ちる。仮に、段差面85pに水滴が付着したとしても、上述した実施形態と同様に、水滴はその自重により段差面85pを伝って下方に流れ、大径流路85eの底部に達し、大径流路85eの流入口85c側に流れる。このため、水滴はオリフィス孔85f内に侵入し難い。
上記説明した実施形態では、燃焼電池システム1に使用される燃料ガスは、水素であるが、燃料ガスはこれに限定されず、天然ガス、LPG、灯油、ガソリン、メタノール等の化石燃料を用いても差し支え無い。この場合には、これらの化石燃料を水蒸気改質して水素リッチな改質ガスを生成し、電池スタック6はこの改質ガスにより発電する。
6…電池スタック(燃料電池)
84…弁体作動装置
85…ボディー、 85b…弁体収納室、 85c…流入口
85d…流入流路、 85e…大径流路、 85f…オリフィス孔
85g…弁口、 85j…排出口、 85k…排出流路
85p…段差面、 85r…侵入阻止部、 85s…排水流路
85v…内径徐変部85v…天井部 85x…段差面
85y…凹部溝
88…整流部材、 88a…整流流路、 88b…排出溝
97…弁体
100…第1実施形態の排気排水弁
200…第2実施形態の排気排水弁
300…第3実施形態の排気排水弁
400…第4実施形態の排気排水弁

Claims (4)

  1. 燃料電池から排出される水分を含む燃料ガスを遮断又は開放する排気排水弁であって、
    外部に開口する流入口及び排出口と、中空状の弁体収納室と、前記流入口と前記弁体収納室とを連通する流入流路と、前記排出口と前記弁体収納室とを連通する排出流路とが形成されたボディーと、
    前記流入流路の前記弁体収納室への開口部である弁口の周囲に形成された弁座に対して進退移動し、前記弁座と接離可能な弁部が形成された弁体と、
    前記弁部が前記弁座と当接する閉塞位置と前記弁部が前記弁座から離間する開放位置との間で前記弁体を移動させる弁体作動装置とを備え、
    前記流入流路は、前記弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部と、当該内径徐変部と前記弁体収納室とを連通し前記内径徐変部の最小内径より小さい内径のオリフィス孔を備え、
    前記内径徐変部と前記オリフィス孔との間には、前記オリフィス孔の形成方向と直交する方向に延在し周方向に連続する環状の面である段差面が形成されている排気排水弁。
  2. 請求項1において、前記段差面の前記オリフィス孔の前記内径徐変部側の開口部の周囲には、筒状の侵入阻止部が前記段差面から前記流入口側に突出形成されている排気排水弁。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記流入口側から前記段差面側に向かって徐々に内径が小さくなる整流流路が連通形成された整流部材が、前記内径徐変部内に設けられ、
    前記整流流路は、前記オリフィス孔と同軸に形成され、
    前記整流部材の前記段差面側の端部と、前記段差面又は前記侵入阻止部の先端が離間して、空間である空隙室が形成され、
    前記空隙室の底部から前記内径徐変部の前記流入口側の底部に連通する排水流路が、前記内径徐変部と前記整流部材との間に形成されている排気排水弁。
  4. 燃料電池から排出される水分を含む燃料ガスを遮断又は開放する排気排水弁であって、
    外部に開口する流入口及び排出口と、中空状の弁体収納室と、前記流入口と前記弁体収納室とを連通する流入流路と、前記排出口と前記弁体収納室とを連通する排出流路とが形成されたボディーと、
    前記流入流路の前記弁体収納室への開口部である弁口の周囲に形成された弁座に対して進退移動し、前記弁座と接離可能な弁部が形成された弁体と、
    前記弁部が前記弁座と当接する閉塞位置と前記弁部が前記弁座から離間する開放位置との間で前記弁体を移動させる弁体作動装置とを備え、
    前記流入流路は、前記弁口側に向かって徐々に内径が小さくなる内径徐変部と、当該内径徐変部と前記弁体収納室とを連通し前記内径徐変部の最小内径より小さい内径のオリフィス孔を備え、
    前記内径徐変部と前記オリフィス孔との間には、周方向に連続する環状の面である段差面が形成され、
    前記段差面の前記オリフィス孔の周囲には、前記流入口よりも前記弁口側に凹んだ凹部溝が形成されている排気排水弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016015221A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 大阪瓦斯株式会社 燃料電池システム
JP2016207538A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 アイシン精機株式会社 燃料電池用排気排水弁
CN112524267A (zh) * 2020-11-18 2021-03-19 重庆川仪调节阀有限公司 黑水调节阀总成

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