JP2013090353A - 充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、充電装置に関するもので、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することを目的とするものである。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、本体ケース8と、この本体ケース8内の上面9下に配置された充電コイル10とを備え、前記充電コイル10下方を、磁性体13の下面部14によって前記本体ケース8の外周面15にまで覆うと共に、この磁性体13の外周面部16は、前記本体ケース8の上面9外周部にまで到達させ、前記磁性体13の少なくとも本体ケース8の上面9外周部対応部分は、弾性を付与した充電装置。
【選択図】図1
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、本体ケース8と、この本体ケース8内の上面9下に配置された充電コイル10とを備え、前記充電コイル10下方を、磁性体13の下面部14によって前記本体ケース8の外周面15にまで覆うと共に、この磁性体13の外周面部16は、前記本体ケース8の上面9外周部にまで到達させ、前記磁性体13の少なくとも本体ケース8の上面9外周部対応部分は、弾性を付与した充電装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、車両に搭載される充電装置に関する。
従来のこの種充電装置は、図3に示すごとく本体ケース1と、この本体ケース1内の上面2下に配置された充電コイル3とを備え、前記充電コイル3の下方は、板状の磁性体4で覆った構成となっていた(例えば、下記特許文献1)。
前記従来例において、携帯機器5の充電を行うときには、この図3に示すごとく充電装置の上面2上に携帯機器5を設置し、その状態で充電コイル3に通電すれば、充電コイル3から放出される磁束によって、携帯機器5の充電が行われることになる。
そして、この充電時において、充電コイル3下方への磁束の漏洩は、磁性体4によって阻止するようにしている。
しかしながら、従来の磁性体4は、充電コイル3よりも僅かに大きなものとなっているだけであるので、この図3に示すごとく、充電コイル3近傍の磁束6は、磁性体4を通過させることで漏洩を防止できるが、磁性体4の外周に存在する磁束7の一部は、磁性体4の外周を漏洩してしまうことになる。
つまり、充電コイル3の下方に、この充電コイル3よりも僅かに大きな磁性体4を設けただけでは、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することが難しく、磁束の漏洩が課題となっていた。
そこで、本発明は、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、本体ケースと、この本体ケース内の上面下に配置された充電コイルとを備え、前記充電コイル下方を、磁性体の下面部によって前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させ、前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分は、弾性を付与し、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、本体ケースと、この本体ケース内の上面下に配置された充電コイルとを備え、前記充電コイル下方を、磁性体の下面部によって前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させ、前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分は、弾性を付与したものであるので、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができる。
すなわち、本発明においては、磁性体の下面部を前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させたものであるので、充電コイルから放出される磁束は、磁性体の下面部、外周面部を通過するようになり、この結果として、充電コイル近傍はもちろん、その外周部を通過する磁束も外部へは漏洩し難くなり、その結果として、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができるのである。
また、本発明においては、磁束の漏洩を抑制するための前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分に、弾性を付与したものであるので、本体ケースの上面上に装着された携帯機器が本体ケースの上面外に落下するのを抑制することができ、しかも、この落下抑制のための部分には、弾性が付与されているので、携帯機器に対する損傷を防止することもできる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、8は、箱状の本体ケースで、少なくともその上面9は、磁束が通過することができるように合成樹脂により形成されている。また、この本体ケース8の上面9下には、充電コイル10が配置されている。
(実施の形態1)
図1において、8は、箱状の本体ケースで、少なくともその上面9は、磁束が通過することができるように合成樹脂により形成されている。また、この本体ケース8の上面9下には、充電コイル10が配置されている。
さらに、充電コイル10の下面は、磁性体11によって、覆われた状態となっている。また、前記本体ケース8の下面12下方には、磁性体13が設けられている。この磁性体13の下面部14は、前記本体ケース8の外周面15まで覆うと共に、この磁性体13の外周面部16は、前記本体ケース8の上面9外周部にまで到達した状態となっている。磁性体13の外周面部16で前記本体ケース8の上面9外周部にまで到達した部分は、この図1に示すごとく、本体ケース8の上面9外周部分を覆った状態で、断面が半円形となっている。
この磁性体13は、例えば、フェライトの粉末をゴムに混入して形成したものであって、全体として弾性が付与されたものとなっている。
以上の構成において、図1に示すごとく、携帯機器17の充電を行うときには、この携帯機器17を本体ケース8の上面9上に装着すると、充電コイル10から放出される磁束によって充電が行われることになる。
本実施形態においては、充電コイル10から放出される近傍の磁束18は、充電コイル10の下方に設けた磁性体11を通過するようになり、また、充電コイル10の外周を通過する磁束19は、磁性体13の下面部14、外周面部16を通過するようになり、この結果として、充電コイル10近傍の磁束18はもちろん、その外周部を通過する磁束19も外部へは漏洩し難くなり、その結果として、磁束18、19の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができるのである。
また、本実施形態においては、磁束の漏洩を抑制するための前記磁性体13の少なくとも本体ケース8の上面9外周部対応部分に、弾性を付与したものであるので、本体ケース8の上面9上に装着された携帯機器17が、例えば、運転時に加わる振動や衝撃によって
、本体ケース8の上面9外に落下するのを抑制することができる。つまり、この図1に示すごとく、磁性体13によって、本体ケース8の上面9外周に落下抑制のためのガードが形成された状態となるのである。また、このガード部分には、弾性が付与されているので、携帯機器17に対する損傷を防止することもできる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2を示し、図1と同一部分については、同一番号を付している。
、本体ケース8の上面9外に落下するのを抑制することができる。つまり、この図1に示すごとく、磁性体13によって、本体ケース8の上面9外周に落下抑制のためのガードが形成された状態となるのである。また、このガード部分には、弾性が付与されているので、携帯機器17に対する損傷を防止することもできる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2を示し、図1と同一部分については、同一番号を付している。
図2において、20は、上面が開口した箱状の本体ケースで、この本体ケース20の上面開口部には、磁束が通過することができるように合成樹脂で形成された上面21が配置されている。また、この本体ケース20の上面21下には、充電コイル10が配置されている。
さらに、充電コイル10の下面は、磁性体22によって、覆われた状態となっている。
磁性体22は、上面が開口した容器状となっており、その下面部23と外周面部24は、本体ケース20内に収納されている。この状態において、磁性体22の下面部23は、前記本体ケース20内を、その外周面部25まで覆うと共に、この磁性体22の外周面部24は、前記本体ケース20の外周面部25内面に到達後、上方に立ち上がり、上面21の外周部まで到達し、その後、外周面部25の上端部を覆った状態となっている。磁性体22の本体ケース20の外周面部25の上端部を覆った部分(上面21の外周部近傍)は、この図2に示すごとく、本体ケース20の上面21の外周部と本体ケース20の外周面部25上端部を覆った状態で、断面が半円形となっている。
この磁性体22は、例えば、フェライトの粉末をゴムに混入して形成したものであって、全体として弾性が付与されたものとなっている。
以上の構成において、図2に示すごとく、携帯機器17の充電を行うときには、この携帯機器17を本体ケース20の上面21上に装着すると、充電コイル10から放出される磁束によって充電が行われることになる。
本実施形態においては、充電コイル10から放出される近傍の磁束26は、充電コイル10の下方に設けた磁性体22の下面部23を通過するようになり、また、充電コイル10の外周を通過する磁束27は、磁性体22の下面部23、外周面部24を通過するようになり、この結果として、充電コイル10近傍の磁束26はもちろん、その外周部を通過する磁束27も外部へは漏洩し難くなり、その結果として、磁束26、27の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができるのである。
また、本実施形態においては、磁束の漏洩を抑制するための前記磁性体22の少なくとも本体ケース20の上面21外周部対応部分に存在する部分は、弾性を付与したものであるので、本体ケース20の上面21上に装着された携帯機器17が、例えば、運転時に加わる振動や衝撃によって、本体ケース20の上面21外に落下するのを抑制することができる。つまり、この図2に示すごとく、磁性体22によって、本体ケース20の上面21外周に落下抑制のためのガードが形成された状態となるのである。また、このガード部分には、弾性が付与されているので、携帯機器17に対する損傷を防止することもできる。
以上のように本発明は、磁性体の下面部を前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させたものであるので、充電コイルから放出される磁束は、磁性体の下面部、外周面部を通過するようになり、この結果として、充電コイル近傍はもちろん、その外周部を通過する磁束も外部へは漏洩
し難くなり、その結果として、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができるのである。
し難くなり、その結果として、磁束の漏洩を、実質的に問題とならないレベルにまで抑制することができるのである。
また、本発明においては、磁束の漏洩を抑制するための前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分に、弾性を付与したものであるので、本体ケースの上面上に装着された携帯機器が本体ケースの上面外に落下するのを抑制することができ、しかも、この落下抑制のための部分には、弾性が付与されているので、携帯機器に対する損傷を防止することもできる。
したがって、本発明の充電装置は、車載や家庭における充電装置としての活用が期待されるものとなる。
1、8、20 本体ケース
3、10 充電コイル
4、11、13、22 磁性体
5、17 携帯機器
6、7、18、19、26、27 磁束
3、10 充電コイル
4、11、13、22 磁性体
5、17 携帯機器
6、7、18、19、26、27 磁束
Claims (3)
- 本体ケースと、この本体ケース内の上面下に配置された充電コイルとを備え、前記充電コイル下方を、磁性体の下面部によって前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させ、前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分は、弾性を付与した充電装置。
- 本体ケースと、この本体ケース内の上面下に配置された充電コイルとを備え、前記本体ケースの下方を、磁性体の下面部によって前記本体ケースの外周面にまで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させ、前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分は、弾性を付与した充電装置。
- 本体ケースと、この本体ケース内の上面下に配置された充電コイルとを備え、前記充電コイル下方を、磁性体の下面部によって前記本体ケースの外周面内側まで覆うと共に、この磁性体の外周面部は、前記本体ケースの外周面内側を上方に延長して、前記本体ケースの上面外周部にまで到達させ、前記磁性体の少なくとも本体ケースの上面外周部対応部分は、弾性を付与した充電装置。
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JP2011225586A JP2013090353A (ja) | 2011-10-13 | 2011-10-13 | 充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011225586A JP2013090353A (ja) | 2011-10-13 | 2011-10-13 | 充電装置 |
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JP (1) | JP2013090353A (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2015185719A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | Tdk株式会社 | コイルユニットおよびワイヤレス電力伝送装置 |
JP2015185720A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | Tdk株式会社 | コイルユニットおよびワイヤレス電力伝送装置 |
JP2015216357A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-12-03 | Tdk株式会社 | コイルユニット |
JP2021034579A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 株式会社Ihi | コイル装置、及び非接触給電システム |
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2011
- 2011-10-13 JP JP2011225586A patent/JP2013090353A/ja active Pending
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JP2015216357A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-12-03 | Tdk株式会社 | コイルユニット |
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