JP2013085571A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
使用者が施療部位を押圧されている体感を得られるとともに、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部、腰部等に沿う細やかなマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】
使用者の身体を支持する身体支持部材内に、使用者の身体へ膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋が重合して配置されたマッサージ機であって、前記身体支持部材部の長手方向に沿う中心軸を中心として、前記軸の左右夫々に配設された第一膨縮袋と、前記第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記第一膨縮袋に重合している第二膨縮袋と、を備えることを特徴とするマッサージ機により解決することができた。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気の給排によって膨張又は収縮する膨縮袋によって、使用者の背部、腰部、腿部などの施療部位を身体の内側方向又は外側方向などへ施療を行う押圧機構を備えたマッサージ機に関するものである。
従来、マッサージ機において、圧縮空気給排装置から延設された中空状のホースに接続された膨縮袋に圧縮空気を給気することにより、膨縮袋を膨張させて身体の肩、背中、腰部、臀部、大腿部、脚部などの各施療部位を押圧施療するものが広く知られている。
例えば、特許文献1には、マッサージ機本体の背もたれ部の肩部あるいは腰部、座部のうち1箇所または複数箇所の左右に膨張収縮でエアーマッサージをおこなうエアーバッグ、腕載部に膨張収縮でエアーマッサージをおこなうエアーバッグを備え、一方の腕載部のエアーバッグを膨張して一方の腕を固定した状態で、上記肩部あるいは腰部、座部のうち1箇所または複数箇所の左右のエアーバッグにおいて、左右の一方、もしくは、左右の両方、もしくは、左右交互に膨張収縮させるストレッチ手段を備えているマッサージ機が開示されている。
そして、このような構成によれば、ストレッチ手段によって、一方の腕を腕載部において膨張されるエアーバッグにて固定している状態で、背もたれ部の肩部あるいは腰部、座部のうち1箇所または複数箇所の左右のエアーバッグにおいて、左右の一方、もしくは、左右の両方、もしくは、左右交互に膨張収縮させることで、身体の左右のバランスを崩して充分なストレッチをおこなうことができ、ストレッチ効果を高めることができることが開示されている。
特開2007−260173号
しかしながら、特許文献1では、各施療部位に対応するエアーバッグは、それぞれ一つずつしか存在しないため、使用者の身体をエアーバッグで充分に押圧する場合、エアーバッグの内部の空気室の容量をある程度の大きさで確保する必要がある。そのため、空気室が大きな容量を有するエアーバッグであると、使用者の身体へ充分な力で押圧することができるが、使用者の身体への当接面積が広くなるため、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部等に沿う細やかなマッサージを行うことはできなかった。
また、その一方で、エアーバッグの内部の空気室の容量を小さくすると、使用者の身体への当接面積が小さくなるため、複雑な凹凸を有する使用者の背部等に沿う細やかなマッサージを行うことはできるが、使用者の身体へ充分な力で押圧することができなかった。
そこで、本発明は、使用者が施療部位を押圧されている体感を得られるとともに、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部、腰部等に沿う細やかなマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、上記の問題点に鑑みて発明されたものであって、使用者の身体を支持する身体支持部材内に、使用者の身体へ膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋が重合して配置されたマッサージ機であって、前記身体支持部材部の長手方向に沿う中心軸を中心として、前記軸の左右夫々に配設された第一膨縮袋と、前記第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記第一膨縮袋に重合している第二膨縮袋と、を備えることを特徴とするマッサージ機である。
上記の構成により、第一膨縮袋及び第二膨縮袋の夫々が使用者の背部に当接し、第一膨縮袋及び第二膨縮袋が膨張した際には、使用者が施療部位を押圧されている体感を得られるとともに、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部、腰部等に沿う細やかなマッサージを行うことができる。
また、本発明は、前記身体支持部材として、使用者が着座する座部と、前記座部に対し立設した背もたれ部とを有し、使用者の背部及び腰部に膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋が重合しているマッサージ機であって、前記背もたれ部の上下方向に沿う中心軸を中心として、前記軸の左右夫々に、前記背もたれ部の中央部から上側に亘って配設された背用第一膨縮袋と、前記背用第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記背用第一膨縮袋に重合している背用第二膨縮袋と、前記背もたれ部の下側に配設された腰用第一膨縮袋と、前記腰用第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記腰用第一膨縮袋に重合している腰用第二膨縮袋と、前記腰用第一膨縮袋及び前記腰用第二膨縮袋を後方から前方へ押し出す腰用第三膨縮袋と、を備えることを特徴とするマッサージ機である。
このように構成すれば、背もたれ部にもたれた使用者が施療部位を押圧されている体感を得られるとともに、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部、腰部等に沿う細やかなマッサージを広範囲に行うことができる。
そして、前記背もたれ部の左右両端部に配設された使用者の身体を保持する身体保持用膨縮袋を備える上記のマッサージ機である。
このように構成すれば、使用者の身体をマッサージ機から離れないように支えることができるので、使用者の背部及び腰部に対してより効果的にマッサージを行うことができる。
そして、前記座部の左右に配置された肘掛け部と、前記肘掛け部の使用者側に配設された腿用第一膨縮袋と、前記肘掛け部の前後方向で前記腿用第一膨縮袋よりも短寸であり、前記腿用第一膨縮袋に重合している腿用第二膨縮袋と、を備える上記のマッサージ機である。
このように構成すれば、大臀筋、大腿四頭筋、縫工筋により複雑な凹凸を有する使用者の臀部、腿部等に沿う細やかなマッサージを行うことができる。
そして、前記肘掛け部の使用者側であって、前記腿用第一膨縮袋及び前記腿用第二膨縮袋よりも上方に配設され、使用者の腿を保持する腿保持用膨縮袋を備える上記のマッサージ機である。
このように構成すれば、使用者の身体をマッサージ機から離れないように支えることができので、使用者の臀部及び腿部に対してより効果的にマッサージを行うことができる。
本発明によれば、第一膨縮袋と、第一の膨縮袋に重合している第二膨縮袋の夫々が使用者の身体に当接し、左右幅方向で寸法の異なる第一膨縮袋及び第二膨縮袋が膨張した際には、使用者が施療部位を押圧されている体感を得られるとともに、背骨や肩甲骨等により複雑な凹凸を有する使用者の背部、腰部等に沿う細やかなマッサージを行うことができる。
本件発明のマッサージ機における一実施形態の全体斜視図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態の正面図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態で使用する各膨縮袋の分配図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態において、使用者の背部等と背用の各膨縮袋との相対的位置関係及び膨縮状態を示す図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態において、使用者の背部等と腰用の各膨縮袋との相対的位置関係及び膨縮状態を示す図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態において、上方から見た使用者の腿部等と腿用の各膨縮袋の相対的位置関係及び膨縮状態を示す図である。 本件発明のマッサージ機における一実施形態において、背後から見た使用者の腿部等と腿用の各膨縮袋の相対的位置関係及び膨縮状態を示す図である。
以下、本発明のマッサージ機を、図面に示す実施形態に基づいてこれを詳細に説明する。
本件発明のマッサージ機は、図1及び図2に示すように、使用者(A)の身体を支持する部材として、座部(1)と、座部(1)に対し立設した背もたれ部(2)と、座部(1)の左右に配置された肘掛け部(3)、脚支持部(5)とを有したマッサージ機であって、使用者(A)の背部及び腰部等に膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋(4)のうち背もたれ部(2)の上下方向に沿う中心軸を中心として、その中心軸の左右夫々に配設された第一膨縮袋(41、43)と、第一膨縮袋(41、43)よりも左右幅方向で短寸であり第一膨縮袋(41、43)に重合している第二膨縮袋(42、44)を少なくも備えているマッサージ機である。
より具体的には、本発明に係るマッサージ機は、矩形状に形成された背もたれ部(1)の長手方向、すなわち、背もたれ部(1)の上下方向に沿う中心軸を中心として、その中心軸の左右夫々に、背もたれ部(1)の中央部から上側に亘って配設された背用第一膨縮袋(41)と、背用第一膨縮袋(41)よりも左右幅方向で短寸であり、背もたれ部(2)の中心軸側で背用第一膨縮袋(41)に重合している背用第二膨縮袋(42)と、背もたれ部(2)の下側に配設された腰用第一膨縮袋(43)と、腰用第一膨縮袋(43)よりも左右幅方向で短寸であり、背もたれ部(2)の中心軸側で腰用第一膨縮袋(43)に重合している腰用第二膨縮袋(44)と、腰用第一膨縮袋(43)及び腰用第二膨縮袋(44)を後方から前方へ押し出す腰用第三膨縮袋(45)と、背もたれ部(2)の左右両端部に配設された使用者の身体を保持する身体保持用膨縮袋(46)と、肘掛け部(3)の使用者側、すなわち、正面視で内側面に配設された腿用第一膨縮袋(47)と、腿用第一膨縮袋(47)よりも左右幅方向で短寸であり、腿用第一膨縮袋(47)に重合している腿用第二膨縮袋(48)と、肘掛け部(3)の使用者側であって、腿用第一膨縮袋(47)及び腿用第二膨縮袋(48)よりも上方に配設された使用者の腿を保持する腿保持用膨縮袋(49)を備えるマッサージ機である。
また、使用者(A)が背もたれ部(2)にもたれた際に、使用者(A)の背骨の位置に対面する部分が背もたれ部(2)の上下方向に沿う中心軸とおおよそ重なり、その背もたれ部(2)の上下方向の中央部から上側に亘って、使用者の背部に対応する位置の左右夫々に、背用第一膨縮袋(41)と、背用第一膨縮袋(41)より使用者へ向かう方向に重合するよう左右に夫々に設けられる背用第二膨縮袋(42)を備えている。そして、背もたれ部(2)の上下方向の下側には、使用者の腰部に対応する位置の左右夫々に、腰用第一膨縮袋(43)と、腰用第一膨縮袋(43)より使用者へ向かう方向に重合するよう左右夫々に設けられる腰用第二膨縮袋(44)を備え、さらに腰用第一膨縮袋(43)の後方、すなわち、背もたれ部(2)の正面視で左右の腰用第一膨縮袋(43)の裏側となる位置に、左右の腰用第一膨縮袋(43)に重合した腰用第三膨縮袋(45)を備えている。
そして、背もたれ部(2)の左右両端部であって、背用第一膨縮袋(41)の外側には、身体保持用膨縮袋(46a)を、腰用第一膨縮袋(43)の外側には、身体保持用膨縮袋(46b)を備えている。そして、左右の肘掛け部(3)の使用者側の内壁の上下方向下側には、腿用第一膨縮袋(47)と、腿用第一膨縮袋(47)より使用者へ向かう方向に重合するよう設けられ、左右の肘掛け部(3)の前後方向で腿用第一空気袋(47)よりも短寸の腿用第二膨縮袋(48)を備えている。そして、左右の肘掛け部(3)の使用者側の内壁であって、腿用第一膨縮袋(47)の上方に腿保持用膨縮袋(49)を備えている。さらに、座部(1)の前方には、回動可能に設けられた脚支持部(5)を備えている。
また、マッサージ機には、各膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)を、電子制御で弁(図示せず)の開閉を制御することにより、圧縮空気を給排気させて膨張収縮させる給排気装置(6)が座部(1)の下方に内装され、さらに中空で通気可能な弾力性を有する素材で作製されたホースが各膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)と接続されている。このため、例えば、給排気装置(6)より給気された圧縮空気がホースを通じて送られることにより、各膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)は膨張することができる。
図1及び図2に示すように、背もたれ部(2)は、使用者に当接する面が使用者の背部の凹凸に沿うように隆起し窪んでいるが、全体として上端から中央部付近まで左右幅を広げ、中央部付近から下端まで左右幅を多少狭めた板状の形状を有している。そして、背もたれ部(2)は、座部(1)に対し90度を越える所定の角度で立設している。
図1及び図2に示すように、肘掛け部(3)は、座部(1)及び背もたれ部(2)の左右側方に立設され、マッサージ機の設置面から背もたれ部(2)の中央部付近までの高さを有し、座部(1)の前側から背もたれ部(2)の後側に至るまでの前後方向の奥行きを有し、使用者(A)の前腕を載置する上端が円弧状に形成されている。
図1及び図2に示すように、各膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)は、角が円弧状に切り取られた略長方形状の二枚の素材の周縁部がつなぎ合わされた袋状となっており、給排気装置(6)から延設されたホース(図示しない)が接続されている。そして、各膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)は、背もたれ部(2)とボルトとナット、接着剤等の接続手段により、使用者の施療部位への施療を妨げることのない程度に接続されている。
さらに、背用第一膨縮袋(41)は、使用者の背骨を挟んだ位置、例えば、使用者背部の左右の僧帽筋、広背筋等に当接する位置で、背もたれ部(2)に配設されている。背用第二膨縮袋(42)は、背用第一膨縮袋(41)の上下の高さよりも少し短い高さ寸法で、同左右幅の半分以下の幅寸法であり、背用第一膨縮袋(41)の内側、すなわち、使用者が着座したときの背骨側に重合されている。図3に示すように、背用第一膨縮袋(41)及び背用第二膨縮袋(42)は、給排気装置(6)から分配されており、それぞれ独立に膨張又は収縮することができる。なお、背用第一膨縮袋(41)の配設位置は、使用者の背部に当接する位置であればよく本実施形態に限定されるものではなく、また、背用第二膨縮袋(42)の高さ寸法及び幅寸法も本実施形態に限定されるものではない。
図4に示すように、背用第一膨縮袋(41)に重合している背用第二膨縮袋(42)は、背用第一膨縮袋(41)の鉛直方向に沿う中心軸よりも内側、すなわち、背もたれ部(2)の左右幅方向における中心に寄って配置されている。また、図4では図示していないが、本実施形態において、重合している背用第一膨縮袋(41)と背用第二膨縮袋(42)は、それぞれの一端部に設けられ、膨張収縮しない取付部を備えている。背用第一膨縮袋(41)と背用第二膨縮袋(42)それぞれの取付部は、背もたれ部(2)の同一箇所で固定されており、本実施形態においては、取付部の固定箇所は、背もたれ部(2)の左右幅方向で外側に設けられている。
腰用第一膨縮袋(43)は、使用者の背骨を挟んだ位置、例えば、使用者腰部の左右の広背筋、外腹斜筋、中臀筋等に当接する位置で、背もたれ部(2)に配設されている。腰用第二膨縮袋(44)は、腰用第一膨縮袋(43)の上下の高さよりも少し短い高さ寸法で、同左右幅の半分以下の幅寸法であり、腰用第一膨縮袋(43)の内側、すなわち、使用者が着座したときの背骨側に重合されている。さらに、腰用第三膨縮袋(45)は、腰用第一膨縮袋(43)とおおよそ同じ大きさであり、腰用第一膨縮袋(43)の後方で、腰用第一膨縮袋(43)より下方に少々ずらした位置に配設されている。図3に示すように、腰用第一膨縮袋(43)、腰用第二膨縮袋(44)、及び腰用第三膨縮袋(45)は、給排気装置(6)から分配されており、それぞれ独立に膨張又は収縮することができる。なお、腰用第一膨縮袋(43)の配設位置は使用者の腰部に当接する位置であれば本実施形態に限定されるものではない。また、腰用第二膨縮袋(44)の高さ寸法及び幅寸法も、本実施形態に限定されるものではなく、腰用第三膨縮袋(45)の大きさも、左右それぞれの腰用第一膨縮袋(43)を後方から前方に押圧できれば本実施形態に限定されるものではない。
図5に示すように、腰用第一膨縮袋(43)に重合している腰用第二膨縮袋(44)は、腰用第一膨縮袋(43)の鉛直方向の中心軸よりも内側、すなわち、背もたれ部(2)の左右幅方向における中心に寄って配置されている。また、本実施形態において、重合している腰用第一膨縮袋(43)と腰用第二膨縮袋(44)は、それぞれの一端部に設けられ、膨張収縮しない取付部を備えている。腰用第一膨縮袋(43)と腰用第二膨縮袋(44)それぞれの取付部は、背もたれ部(2)の同一箇所で固定されており、本実施形態においては、取付部の固定箇所は、背もたれ部(2)の左右幅方向で外側に設けられている。
身体保持用膨縮袋(46a)は、背用第一膨縮袋(41)とおおよそ同じ大きさであり、背もたれ部(2)の左右両端部であって、背用第一膨縮袋(41)を外側、すなわち、使用者が着座したときの上腕外側に平行移動させた位置に配設されている。図3に示すように、左右の身体保持用膨縮袋(46a)、給排気装置(6)から分配され、同期して、すなわち、使用者がおおよそ同じと体感するタイミングで、膨張又は収縮することができる。そして、身体保持用膨縮袋(46a)が、使用者の上腕部や肩部を側方から押圧することにより、使用者の身体を、背用第一膨縮袋(41)及び背用第二膨縮袋(42)により押圧されても背もたれ部(2)から離れないように保持することができる。なお、身体保持用膨縮袋(46a)の大きさは、使用者の身体を左右から押圧して保持できれば本実施形態に限定されるものではない。
また、身体保持用膨縮袋(46b)は、腰用第一膨縮袋(43)とおおよそ同じ大きさであり、背もたれ部(2)の左右両端部であって、腰用第一膨縮袋(43)を外側、すなわち、使用者が着座したときの腰部外側に平行移動させた位置に配設されている。図3に示すように、左右の身体保持用膨縮袋(46b)、給排気装置(6)から分配され、同期して膨張又は収縮することができる。そして、身体保持用膨縮袋(46b)が、使用者の腰部を側方から押圧することにより、使用者の身体は腰用第一膨縮袋(43)及び腰用第二膨縮袋(44)により押圧されても背もたれ部(2)から離れないように保持することができる。なお、身体保持用膨縮袋(46b)の大きさ及び配設位置は、使用者の身体を左右から押圧して保持できれば本実施形態に限定されるものではない。
腿用第一膨縮袋(47)は、左右の肘掛け部(3)の前後方向に長い形状で、例えば、使用者の仙骨を挟んで左右の大臀筋、大腿四頭筋等に当接するよう、肘掛け部(3)の内壁の鉛直方向下側に配設されている。腿用第二膨縮袋(48)は、腿用第一膨縮袋(47)の上下の高さよりも少し短い高さ寸法で、同左右幅の半分以下の幅寸法であり、腿用第一膨縮袋(47)よりも使用者側に重合されている。そして、腿保持用膨縮袋(49)は、腿用第一膨縮袋(47)とおおよそ同じ大きさであり、肘掛け部(3)の内壁であって腿用第一膨縮袋(47)の上方に重ならないよう移動させた位置に配設されている。図3に示すように、腿用第一膨縮袋(47)、腿用第二膨縮袋(48)、及び腿保持用膨縮袋(49)は、給排気装置(6)から分配されており、押圧効果を高めるためにそれぞれの膨縮袋(47、48、49)が左右それぞれ同期して膨張又は収縮することができる。
なお、それぞれの膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)は、伸縮性を有し、空気の密封性に優れている高分子材料が使用されることが好ましく、ポリウレタン、6,6−ナイロン、6−ナイロン、ABS、シリコーン樹脂を単独で又は2つ以上併用して使用されることがさらに好ましい。また、それぞれの膨縮袋(41、42、43、44、45、46、47、48、49)は、より空気の密封性を向上させるために単層ではなく2層以上の複数層により構成されても良い。
次に、これらの使用状態について説明する。
図4では、使用者(A)と各膨縮袋(41、42、46a)の相対的位置関係を上方より見た状態を示している。そして、具体的には、図4(a)では、マッサージ機を上方から見て、背もたれ部の中央部から上側に亘って配設された各膨縮袋(41、42、46a)の動作前、又は、施療動作中に各膨縮袋(41、42、46a)が一旦いずれも収縮している状態を示している。そして、図4(b)では、マッサージ機により施療中で、背用第一膨縮袋(41)と身体保持用膨縮袋(46a)が膨張し、背用第二膨縮袋(42)が収縮している状態を示している。さらに、図4(c)では、マッサージ機による施療中で、背用第一膨縮袋(41)、背用第二膨縮袋(42)、及び身体保持用膨縮袋(46a)が膨張した状態を示している。
図4(b)に示す状態では、各膨縮袋(41、42、46a)の膨張順序として、まず身体保持用膨縮袋(46a)が膨張して使用者(A)の上半身を保持し、続いて背用第一膨縮袋(41)が膨張することにより、使用者(A)の上半身を保持した状態で、例えば、使用者(A)の僧帽筋、広背筋などの、背用第一膨縮袋(41)の押圧可能な面積に対応した部分への押圧施療することができる。また、図4(c)に示す状態では、図4(b)に示す膨張状態から続いて、背用第二膨縮袋(42)が膨張することにより、膨張状態の背用第一膨縮袋(41)によって背用第二膨縮袋(42)が膨張しながら使用者の背部側に押し出されるため、例えば、使用者(A)の背骨左右の窪んだ位置にある胸腰筋膜などの、使用者(A)の背骨に沿った部分を強く押圧施療することができる。
すなわち、図4(b)乃至図4(c)に示す状態では、身体保持用膨縮袋(46a)で使用者(A)の上半身を保持した後、背用第一膨縮袋(41)が膨張する。このとき、背用第一膨縮袋(41)が断面視で楕円形状に膨張するため、背用第二膨縮袋(42)は、膨張した背用第一膨縮袋(41)の外形に沿って、背もたれ部(2)の左右幅方向で中心方向に傾いた状態となる。続いて、背用第一膨縮袋(41)の膨張を維持したまま背用第二膨縮袋(42)が膨張すると、背用第二膨縮袋(42)は背もたれ部(2)の左右幅方向で中心方向に傾いた状態のまま膨張するため、使用者(A)の身体の中心方向、すなわち背骨に沿った部分に向かって膨張する。
このように、まず使用者(A)の背部を背用第一膨縮袋(41)にて押圧施療し、その後、背用第二膨縮袋(42)で使用者(A)の背骨に沿った部分を押圧施療することにより、使用者(A)の背部を二度押し込むように押圧施療を行うことが可能となる。このとき、背用第一膨縮袋(41)の空気室に比べて、背用第二膨縮袋(42)の空気室は容積が小さいことから、背用第一膨縮袋(41)が完全に膨張するまでの時間よりも、背用第二膨縮袋(42)が完全に膨張するまでの時間の方が早く、背用第二膨縮袋(42)が急速に膨張するため、使用者(A)に背骨に沿った部分を押し込むような体感を与えることが可能となる。
また、重合している背用第一膨縮袋(41)と背用第二膨縮袋(42)それぞれの取付部が、図4に示すように、背もたれ部(2)の同一箇所で固定され、また、取付部の固定箇所が、背もたれ部(2)の左右幅方向で外側に設けられていることにより、背用第一膨縮袋(41)が楕円形状に膨張しても背用第二膨縮袋(42)の位置がずれにくくなり、背用第二膨縮袋(42)が必要以上に傾いた状態となるのを抑制し、より使用者(A)の身体に沿わせて、図4(c)に示す矢印方向へ背用第二膨縮袋(42)による押圧施療を行わせることができる。
また、左右の身体保持用膨縮袋(46a)は、使用者(A)の身体を側方から保持するために同期して膨張又は収縮するが、図3に示すように、左右の背用第一膨縮袋(41)、及び左右の背用第二膨縮袋(42)は、個別の給気経路により、それぞれ独立して膨張又は収縮することができる。これにより、例えば、左右の背用第一膨縮袋(41)の膨張状態を維持したまま、使用者(A)の背骨部分を中心として左右に位置する背用第二膨縮袋(42)を、左右交互に膨張収縮させるといった動作や、背用第二膨縮袋(42)を膨張させてから背用第一膨縮袋(41)を膨張させることにより、背用第二膨縮袋(42)の押圧を二段階に分けて施療するなどより複雑なマッサージを行うことができる。
図5では、使用者(A)と各膨縮袋(43、44、45、46b)の相対的位置関係を上方より見た状態を示している。そして、具体的には、図5(a)では、マッサージ機を上方から見て、背もたれ部の下側に配設された各膨縮袋(43、44、45、46b)の動作前、又は、施療動作中に各膨縮袋(43、44、45、46b)が一旦いずれも収縮している状態を示している。そして、図5(b)では、マッサージ機により施療中で、腰用第一膨縮袋(43)、腰用第三膨縮袋(45)、及び身体保持用膨縮袋(46b)が膨張し、腰用第二膨縮袋(44)が収縮している状態を示している。さらに、図5(c)では、マッサージ機により施療中で、腰用第一膨縮袋(43)、腰用第三膨縮袋(45)及び身体保持用膨縮袋(46a)が膨張した後に、腰用第二膨縮袋(44)が膨張した状態を示している。
図5(b)に示す状態では、各膨縮袋(43、45、46b)の動作順序として、まず身体保持用膨縮袋(46b)が膨張して使用者(A)の腰部を保持し、続いて腰用第一膨縮袋(43)が膨張することにより、使用者(A)の腰部を保持しながら、使用者(A)の背骨を挟んで位置する、例えば、広背筋、外腹斜筋、中臀筋等の部分を押圧施療することができる。また、腰用第一膨縮袋(43)の膨張に先立って、もしくは膨張後に、腰用第三膨縮袋(45)が膨張することにより、腰用第一膨縮袋(43)を使用者(A)側に押し出すことができ、腰用第一膨縮袋(43)を背部から腰部にかけた人体の曲線(腰のくびれ)に沿わせて、より密着させることが可能となる。
さらに、図5(c)では、マッサージ機により施療中で、腰用第一膨縮袋(43)、腰用第三膨縮袋(45)及び身体保持用膨縮袋(46b)の膨張に続いて、腰用第二膨縮袋(44)を膨張させることにより、膨張した腰用第二膨縮袋(44)が、膨張状態の腰用第一膨縮袋(43)、さらに腰用第一膨縮袋(43)が腰用第三膨縮袋(45)に押されることで、使用者(A)の腰のくびれ付近であって背骨左右の窪んだ位置にある部分(例えば、胸腰筋膜)を強く押圧施療することができる。
すなわち、図5(b)乃至図5(c)に示す状態では、身体保持用膨縮袋(46b)で使用者(A)の腰部を保持した後、使用者(A)の背部を腰用第一膨縮袋(43)が膨張し押圧する。このとき、背部を腰用第一膨縮袋(43)が断面視で楕円形状に膨張するため、腰用第二膨縮袋(44)は、膨張した腰用第一膨縮袋(43)の外形に沿って、背もたれ部(2)の左右幅方向で中心方向に傾いた状態となる。続いて、腰用第一膨縮袋(43)の膨張を維持したまま腰用第二膨縮袋(44)が膨張すると、腰用第二膨縮袋(44)は背もたれ部(2)の左右幅方向で中心方向に傾いた状態のまま膨張するため、使用者(A)の身体の中心方向、すなわち、背骨に沿った部分に向かって膨張する。
このように、まず使用者(A)の腰部付近の背部を腰用第一膨縮袋(43)にて押圧施療し、その後、腰用第二膨縮袋(44)を膨張させて使用者(A)の背骨に沿った部分を押圧施療することにより、使用者(A)の腰部付近の背部を二度押し込むように押圧施療を行うことが可能となる。このとき、腰用第一膨縮袋(43)の空気室に比べて、腰用第二膨縮袋(44)の空気室は容積が小さいことから、腰用第一膨縮袋(43)が完全に膨張するまでの時間よりも、腰用第二膨縮袋(44)が完全に膨張するまでの時間の方が早く、腰用第二膨縮袋(44)が急速に膨張するため、使用者(A)に背骨に沿った部分を押し込むような体感を与えることが可能となる。
また、重合している腰用第一膨縮袋(43)と腰用第二膨縮袋(44)それぞれの取付部が、図5に示すように、背もたれ部(2)の同一箇所で固定され、また、取付部の固定箇所が、背もたれ部(2)の左右幅方向で外側に設けられていることにより、腰用第一膨縮袋(43)が楕円形状に膨張しても腰用第二膨縮袋(44)の位置がずれにくくなり、腰用第二膨縮袋(44)が必要以上に傾いた状態となるのを抑制することができるため、より使用者(A)の身体に沿わせて、図5(c)に示す矢印方向へ腰用第二膨縮袋(44)による押圧施療を行わせることができる。
また、左右の身体保持用膨縮袋(46b)は、使用者(A)の腰部を保持するため同期して膨張又は収縮するが、図3に示すように、左右の腰用第一膨縮袋(43)、左右の腰用第二膨縮袋(44)、及び腰用第三膨縮袋(45)は、個別の給気経路により、それぞれ独立して膨張又は収縮することができる。これにより、例えば、左右の腰用第一膨縮袋(43)の膨張状態を維持したまま、使用者(A)の背骨部分を中心として左右に位置する腰用第二膨縮袋(44)を、左右交互に膨張収縮させるといった動作や、腰用第二膨縮袋(44)を膨張させてから腰用第一膨縮袋(43)を膨張させ、更に腰用第三膨縮袋(45)を膨張させることにより、腰用第二膨縮袋(44)の押圧を三段階に分けて施療するといった、より複雑なマッサージを行うことができる。
図6では、使用者(A)と各膨縮袋(47、48、49)の相対的位置関係を上方より見た状態を模式的に示している。そして、具体的には、図6(a)では、マッサージ機による施療前、又は、施療動作中に各膨縮袋(47、48、49)が一旦いずれも収縮している状態を示している。そして、図6(b)では、マッサージ機による施療中で、腿保持用膨縮袋(49)が膨張していることにより、使用者(A)の大腿部を保持した状態を示している。さらに、図6(c)では、図6(a)同様に、マッサージ機による施療前、又は、施療動作中に各膨縮袋(47、48)が一旦どちらも収縮している状態を示している。そして、図6(d)では、マッサージ機による施療中で、腿用第一膨縮袋(47)が膨張し、腿用第二膨縮袋(48)が収縮のままの状態を示している。さらに、図6(e)では、図6(d)に続いて、腿用第一膨縮袋(47)が膨張状態のまま、腿用第二膨縮袋(48)が膨張した状態を示している。
図6(a)乃至図6(e)に示す各膨縮袋(47、48、49)の膨張順序は、図6(b)に示すように、まず、腿保持用膨縮袋(49)が膨張して、使用者(A)の大腿部を左右上方から保持する。続いて、図6(d)に示すように腿用第一膨縮袋(47)が膨張して、図6(e)に示すように、腿用第二膨縮袋(48)が膨張する。
すなわち、図6(d)に示す状態では、膨張した腿用第一膨縮袋(47)が使用者(A)の大腿部、例えば、大腿四頭筋、縫工筋などの、腿用第一膨縮袋(47) の押圧可能な面積に対応した部位への押圧施療することができる。また、図6(e)に示す状態では、腿用第一膨縮袋(47)の膨張状態を維持したまま、腿用第二膨縮袋(48)が膨張することにより、膨張状態の腿用第一膨縮袋(47)によって、膨張した腿用第二膨縮袋(48)が押されるため、使用者(A)が座部(1)に座ったときに窪み部分となる大臀筋を強く押圧施療することができる。
このとき、腿用第一膨縮袋(47)の空気室に比べて、腿用第二膨縮袋(48)の空気室は容積が小さいことから、腿用第一膨縮袋(47)が完全に膨張するまでの時間よりも、腿用第二膨縮袋(48)が完全に膨張するまでの時間の方が早く、背用第二膨縮袋(48)が急速に膨張するため、使用者(A)に大腿部を押し込むような体感を与えることが可能となる。そして、図6(b)に示した腿保持用膨縮袋(49)が膨張している状態と相俟って、使用者(A)の大腿部を保持しながら、例えば、大臀筋、大腿四頭筋、縫工筋等の部位を、メリハリをつけて押圧施療することができる。
なお、図3に示すように、腿用第一膨縮袋(47)、腿用第二膨縮袋(48)及び腿保持用膨縮袋(49)はそれぞれ、個別の給気経路により、それぞれ独立して膨張又は収縮する。一方、左右の腿用第一膨縮袋(47)は、同一の給気経路により同期して膨張する。同様に、左右の腿用第二膨縮袋(48)は、同一の給気経路により同期して膨張し、左右の腿保持用膨縮袋(49)は、使用者(A)の大腿部を左右上方から保持するために同期して膨張する。これにより、使用者(A)の大腿部全体を左右側方から挟圧する施療を行うことができる。
図7では、使用者(A)と各膨縮袋(47、48、49)の相対的位置関係を、マッサージ機の後方より見た状態を示している。そして、具体的には、図7(a)では、マッサージ機による施療前、又は、施療動作中に各膨縮袋(47、48、49)が一旦いずれも収縮している状態を示している。そして、図7(b)では、マッサージ機により施療動作中で、腿保持用膨縮袋(49)で使用者(A)の大腿部を左右上方から保持したのち、腿用第一膨縮袋(47)が膨張して、まず大腿部を広く押圧する。続いて、図7(c)では、腿用第一膨縮袋(47)が膨張した状態で、腿用第二膨縮袋(48)が膨張することにより、使用者(A)の大腿部を二度押し込むように、押圧施療することができる。すなわち、膨張した腿用第二膨縮袋(48)が膨張した腿用第一膨縮袋(47)に押されるため、例えば、使用者(A)が座部(1)に座ったときに窪む大臀筋を強く押圧施療することができる。
なお、図6及び図7では図示していないが、本実施形態において、重合している腿用第一膨縮袋(47)と腿用第二膨縮袋(48)は、それぞれの一端部に設けられ、膨張収縮しない取付部を備えている。重合している腿用第一膨縮袋(47)と腿用第二膨縮袋(48)それぞれの取付部は、左側又は右側の肘掛け部(3)に同一箇所で固定されており、本実施形態においては、取付部の固定箇所は、肘掛け部(3)の前後方向で後ろ側に設けられている。したがって、腿用第一膨縮袋(47)が楕円形状に膨張しても腿用第二膨縮袋(48)の位置がずれにくくなり、腿用第二膨縮袋(48)が必要以上に傾いた状態となるのを抑制し、より使用者(A)の身体に沿わせて、腿用第二膨縮袋(48)による押圧施療を行わせることができる。
また、上記の実施例では、椅子式のマッサージ機について説明したが、これにかえて、本発明に係る背用、腰用の各膨縮袋(41、42、43、44、45)を使用者の身体を伸長させて使用するマット式のマッサージ機に適用しても良い。矩形状のマットを使用者(A)の身体支持部材とし、マットの長手方向の軸を中心軸として、マットの上面に背用、腰用の各膨縮袋(41、42、43、44、45)を配置することにより、上記実施形態と同様の押圧施療を行うことができる。
マット式のマッサージ機において、本発明に係る背用、腰用の各膨縮袋(41、42、43、44、45)を適用した場合、図4乃至図5の紙面上で上側にマットが位置し、使用者(A)の身体は自らの体重によってマットに押付けられるため、身体保持用膨縮袋(46a、46b)を省略し、より簡易な構造で、同様の押圧施療を行うことができる。
なお、椅子式、マット式に係らず、本発明に係る各膨縮袋(41、42、43、44、45、46a、46b、47、48、49)をマッサージ機に適用する場合には、下記の特徴点を備えていれば、同様の押圧施療を行うことができる。
すなわち、第一膨縮袋(41、43、47)に、第一膨縮袋(41、43、47)よりも短寸の第二膨縮袋(42、44、48)を重合させた一組とし、使用者(A)の上下方向の軸を中心として、左右対称となるようにそれぞれの組を配置すれば、同様の効果を得ることが出来る。
1・・・座部
2・・・背もたれ部
3・・・肘掛け部
4・・・膨縮袋
41・・背用第一膨縮袋
42・・背用第二膨縮袋
43・・腰用第一膨縮袋
44・・腰用第二膨縮袋
45・・腰用第三膨縮袋
46・・身体保持用膨縮袋
47・・腿用第一膨縮袋
48・・腿用第二膨縮袋
49・・腿保持用膨縮袋
5・・・脚支持部
6・・・給排気装置
A・・・使用者

Claims (5)

  1. 使用者の身体を支持する身体支持部材内に、使用者の身体へ膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋が重合して配置されたマッサージ機であって、
    前記身体支持部材部の長手方向に沿う中心軸を中心として、前記軸の左右夫々に配設された第一膨縮袋と、
    前記第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記第一膨縮袋に重合している第二膨縮袋と、
    を備えることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記身体支持部材として、使用者が着座する座部と、前記座部に対し立設した背もたれ部とを有し、使用者の背部及び腰部に膨張収縮でマッサージを行う膨縮袋が重合しているマッサージ機であって、
    前記背もたれ部の上下方向に沿う中心軸を中心として、前記軸の左右夫々に
    前記背もたれ部の中央部から上側に亘って配設された背用第一膨縮袋と、
    前記背用第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記背用第一膨縮袋に重合している背用第二膨縮袋と、
    前記背もたれ部の下側に配設された腰用第一膨縮袋と、
    前記腰用第一膨縮袋よりも左右幅方向で短寸であり、前記腰用第一膨縮袋に重合している腰用第二膨縮袋と、
    前記腰用第一膨縮袋及び前記腰用第二膨縮袋を後方から前方へ押し出す腰用第三膨縮袋と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記背もたれ部の左右両端部に配設された使用者の身体を保持する身体保持用膨縮袋を備えることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記座部の左右に配置された肘掛け部と、
    前記肘掛け部の使用者側に配設された腿用第一膨縮袋と、
    前記肘掛け部の前後方向で前記腿用第一膨縮袋よりも短寸であり、前記腿用第一膨縮袋に重合している腿用第二膨縮袋と、
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記肘掛け部の使用者側であって、前記腿用第一膨縮袋及び前記腿用第二膨縮袋よりも上方に配設され、使用者の腿を保持する腿保持用膨縮袋を備えることを特徴とする請求項4に記載のマッサージ機。
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