JP2013081582A - 手術工程管理装置 - Google Patents

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Kazufumi Sugiura
和史 杉浦
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MEIWAKAI MIYATA GANKA BYOIN
SUGIURA GIJUTSUSHI JIMUSHO KK
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MEIWAKAI MIYATA GANKA BYOIN
SUGIURA GIJUTSUSHI JIMUSHO KK
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Abstract

【課題】事前に立てた計画の通りに手術の担当者が集まっているかどうかを確実にチェックできる手術工程管理装置を提供する。
【解決手段】職員が携帯するRFID等の無線送信機から送信された識別情報(職員ID)に基づいて、手術計画テーブル16に登録される手術の担当者が予定の時刻に手術台60の近傍に揃っているかどうかを自動的に判定する。また、手術計画テーブル16に登録される手術の担当者が予定時刻より前に出勤しているか否か、予定時刻より前に手術室50へ入室しているか否かを自動的に判定し、未だ出勤していない担当者や手術室50へ入室していない担当者がいる場合、注意を促す表示情報を手術室端末装置2の画面に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、病院において手術の工程を管理する手術工程管理装置に係り、特に、事前の計画通りに手術担当者が揃っているかどうかをチェックする手術工程管理装置に関する。
比較的規模の大きな病院では、複数の手術台で一日に何度も手術が行われたり、複数の医師が一日に何度も手術を執刀したりすることが普通に行われる。従って、事前に立てた計画に沿って複数の手術を円滑に進めるには、手術の各工程を適切にチェックする管理体制が必要である。また、手術数が多いときでも、手術の経過に係る様々な情報を漏れなく記録できる効率的な業務体制が要求される。
下記の特許文献には、手術前に病棟で行う患者への処置、病棟から手術室への患者の搬入、手術室での術前処置、手術室での手術、手術室での術後処置、手術室から病棟への患者の搬出といった一連のプロセスを管理するコンピュータシステムが記載されている。
特許第4759652号明細書
実際の手術では、執刀医の他にも、例えば看護師、麻酔医、介助医などのスタッフが参加する。従って、手術を円滑に進めるには、事前に立てた手術計画の通りに予定の人員が集まっているかどうかをチェックする必要がある。また、手術を実際に担当した人員の情報を漏れなく記録することも重要である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、事前に立てた計画の通りに手術の担当者が集まっているかどうかを確実にチェックできる手術工程管理装置を提供することにある。
本発明に係る手術工程管理装置は、少なくとも手術日、手術時間帯、患者の情報、及び、一人若しくは複数の手術担当者の情報を関連付けた手術計画用データテーブルを記憶する記憶部と、手術台の近傍において病院職員が携帯する無線送信機から送信される職員識別情報を受信する手術台受信機と、前記手術台受信機において随時受信される前記職員識別情報に基づいて、前記手術台の近傍にいる職員を特定する第1処理部と、現在の日付と一致する前記手術日に関連付けられ、かつ、現在の時刻を含む前記手術時間帯に関連付けられた前記手術担当者の情報並びに前記患者の情報を前記手術計画用データテーブルから取得し、前記取得した手術担当者の情報が示す全ての担当者が前記第1処理部において前記手術台の近傍にいる職員として特定されたか否かを判定する第2処理部とを有する。
好適に、上記手術工程管理装置は、情報を表示する表示部を有してよい。前記第2処理部は、現在の日付と一致する前記手術日に関連付けられ、かつ、現在の時刻を含む前記手術時間帯に関連付けられた前記手術担当者の情報並びに前記患者の情報を前記手術計画用データテーブルから取得し、前記取得した手術担当者の情報が示す全ての担当者が前記第1処理部において前記手術台の近傍にいる職員として特定された場合、前記取得した患者の情報が示す患者に対する手術の許可を示す表示情報を前記表示部に出力してよい。
好適に、上記手術工程管理装置は、利用者の指示入力操作に応じた指示信号を生成する指示入力部を有してよい。前記記憶部は、少なくとも手術日、手術時間帯、患者の情報、及び、一人若しくは複数の手術担当者の情報を関連付けた手術記録用データテーブルを記憶してよい。前記第2処理部は、前記表示情報において許可した手術が開始されたことを示す前記指示信号を前記指示入力部から入力すると、現在の日付、現在の時刻、前記手術計画用データテーブルから取得した患者の情報、及び、前記手術計画用データテーブルから取得した手術担当者の情報を関連付けて前記手術記録用データテーブルに登録してよい。
好適に、上記手術工程管理装置は、前記手術台が設置された手術室の入口の近傍において病院職員が携帯する前記無線送信機から送信される職員識別情報を受信する手術室受信機と、前記手術室受信機において随時受信される前記職員識別情報に基づいて、前記手術室に入室中の職員を特定する第3処理部とを有してよい。前記第2処理部は、現在の日付と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯の開始時刻が現在の時刻から所定時間以内に近づくと、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報が示す担当者と前記第3処理部において特定された職員とを比較し、当該比較の結果、前記手術担当者の情報が示す手術担当者の中に未だ前記手術室に入室していない手術担当者がいると判定したならば、前記未入室の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を前記表示部に出力してよい。
好適に、前記記憶部は、前記職員識別情報と関連付けて電子メールアドレスの情報を記憶しててよい。前記第2処理部は、前記未入室の手術担当者がいると判定した場合、前記未入室の手術担当者の前記職員識別情報と関連付けられた前記電子メールアドレスを前記記憶部から取得し、予定された手術の開始について注意を促す電子メールを前記取得した電子メールアドレスに宛てて送信してよい。
好適に、前記記憶部は、病院職員が出勤しているか否かを示す出勤情報を前記職員識別情報に関連づけて記憶してよい。前記第2処理部は、現在の日付と関連付け、て前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯の開始時刻が現在の時刻から所定時間以内に近づくと、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報と前記記憶部に記憶される前記出勤情報とに基づいて、各手術担当者が出勤しているか否かを判定し、未だ出勤していな手術担当者がいると判定したならば、前記未出勤の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を前記表示部に出力してよい。
好適に、前記第2処理部は、現在の日付と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯に現在の時刻が含まれる場合、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報が示す担当者と前記第1処理部において特定された職員とを比較し、当該比較の結果、前記手術担当者の情報が示す担当者以外の職員が前記手術台の近傍にいると判定したならば、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる表示情報を前記表示部に出力し、当該職員を手術担当者に加えることを指示する前記指示信号を前記指示入力部から入力すると、当該職員を手術担当者へ加えるように前記手術記録用データテーブルの前記手術担当者の情報を更新してよい。
好適に、前記記憶部は、病院職員の職種の情報と前記職員識別情報とを関連付けて記憶してよい。前記第2処理部は、前記手術担当者の情報が示す担当者以外の職員が前記手術台の近傍にいると判定した場合、当該職員を示す前記職員識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶される前記職種の情報に基づいて、当該職員の職種が所定の職種であるか否か判定し、当該職員の職種が所定の職種であるならば、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる前記表示情報を前記表示部に出力してよい。
本発明によれば、事前に立てた計画の通りに手術の担当者が集まっているかどうかを確実にチェックできる。
本実施形態に係る手術工程管理装置の全体構成の一例を示す図である。 手術室の入口や手術台の近傍にRFIDリーダ装置3を配置する例を説明するための図である。 サーバ装置の構成の一例を示す図である。 職員情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 職員スケジュールテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 勤退管理のデータ構造の一例を示す図である。 手術計画テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 手術記録テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 担当者情報に含まれるデータの一例を示す図である。 端末装置の構成の一例を示す図である。
図1は、本実施形態に係る手術工程管理装置の全体構成の一例を示す図である。
図1に示す手術工程管理装置は、サーバ装置1と、複数の手術室端末装置2と、複数のRFIDリーダ装置3とを有する。手術室端末装置2とRFIDリーダ装置3は、通信ネットワーク4を介してサーバ装置1に接続される。
図2は、手術室の入口や手術台の近傍にRFIDリーダ装置3を配置する例を説明するための図である。
図2に示すように、本実施形態に係る手術工程管理装置では、手術室50の入り口51や手術台60の近傍にRFIDリーダ装置3を配置する。RFIDリーダ装置3は、医師,看護師等の病院職員が携帯する無線通信装置(IDカードに搭載されたRFIDチップなど)から無線通信により職員識別情報(職員ID)を随時受信し、通信ネットワーク4を介してサーバ装置1に送信する。
手術台60の近傍に配置するRFIDリーダ装置3は、本発明における手術台受信機の一例である。手術室50の入り口51の近傍に配置するRFIDリーダ装置3は、本発明における手術室受信機の一例である。
サーバ装置1は、これらのRFIDリーダ装置3から通信ネットワーク4を介して取得した職員IDに基づいて、現在手術室50に入室している職員や、手術台60の近傍にいる職員を特定する。サーバ装置1は、データベースに登録される手術計画の情報に基づいて、予定の時刻に予定の手術担当者が手術台60の近傍に揃っているかどうかを判定する。予定の手術担当者が揃っている場合、サーバ装置1は、手術を許可する旨の情報を手術室端末装置2の画面に表示する。
また、サーバ装置1は、手術の開始予定時刻が所定時間以内に近付くと、予定の手術担当者が手術室50へ入室したかどうかを判定し、未入室の手術担当者がいると判定した場合、これについて注意を促す情報を手術室端末装置2の表示画面に表示する。この場合、サーバ装置1は、未入室の手術担当者の電子メールアドレスに宛てて、手術の開始予定時刻が近づいていることへの注意を促す電子メールを送信する。
[サーバ装置1]
サーバ装置1は、職員に関する情報、患者に関する情報、手術の管理に関する情報など、病院における諸々の業務に係る情報を記録するデータベースとして動作し、例えば図1に示すように、職員管理データベース部11と手術管理データベース部12を有する。また、サーバ装置1は、手術の工程の管理や手術の経過の記録に係る処理を行う。
図3は、サーバ装置1の構成の一例を示す図である。
図3に示すサーバ装置1は、処理部101と、通信部102と、表示部103と、指示入力部104と、記憶部105と、作業メモリ106とを有する。
通信部102は、通信ネットワーク4を介して手術室端末装置2やRFIDリーダ装置3と通信を行うための回路であり、例えばイーサネット(登録商標)などの所定の規格に適合した通信を行うための信号処理や制御、有線や無線で伝送される信号の変調・復調、データの符号化・復号化、パケットの処理、送受信のタイミングの調整などを行う。
表示部103は、処理部101において生成される表示信号に応じた画面を表示する。例えば表示部103は、液晶ディスプレイ、ELパネルディスプレイ、CRTなどの表示デバイスを含む。
指示入力部104は、利用者の指示を入力するための装置であり、所定の指示入力操作に応じた指示信号を生成する。例えばキーボード、マウス、操作ボタン、キーパッド、タッチセンサなどを含む。
記憶部105は、処理部101及び周辺ハードウェア(102〜104)の初期化・制御等に使用される低レベルのプログラム(BIOS等)や、ファイル・オペレーティング・システム、アプリケーション・プログラムなどを格納するとともに、これらのプログラムで利用されるデータを格納する。記憶部105には、例えばハードディスク、フラッシュ・メモリ等の不揮発性メモリ、DVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、磁気テープ、プログラマブルROM、マスクROMなどが用いられる。
記憶部105は、本発明における記憶部の一例である。
記憶部105は、職員管理データベース部11と手術管理データベース部12の記憶領域としてそれぞれ利用される。
職員データベース部11は、医師,看護師,検査員,事務職員などの病院職員に関する種々の情報を管理するデータベースであり、図1の例では、職員の情報に関する職員情報テーブル13と、職員の勤務スケジュールに関する勤務スケジュールテーブル14と、職員の出勤時刻や退社時刻などの勤務状況に関する勤退管理テーブル15を含む。
他方、手術管理データベース部12は、手術に関する種々の情報を管理するデータベースであり、図1の例では、手術の計画に関する手術計画テーブル16と、実際に実施された手術に関する情報に関する手術記録テーブル17を含む。
図4は、職員情報テーブル13のデータ構造の一例を示す図である。
職員情報テーブル13は、例えば図2に示すように、病院の各職員(医師、看護師等)を識別する職員ID70と、職員の職種71と、職員の連絡先の電子メールアドレス72と、その他の職員に関する情報73(職員の名前、勤務歴など)とを関連付けて記憶する。
図5は、勤務スケジュールテーブル14のデータ構造の一例を示す図である。
勤務スケジュールテーブル14は、職員ID70と、予定の日付74と、予定の時間帯75と、予定の種別76(例えば手術、診察、会議、出張、出勤・退社、休暇など)と、その他の勤務スケジュールに関する情報77とを関連付けて記憶する。
図6は、勤退管理テーブル15のデータ構造の一例を示す図である。
勤退管理テーブル15は、職員ID70と、日付74と、出勤時刻78と、退社時刻79とを関連付けて記憶する。
図7は、手術計画テーブル16のデータ構造の一例を示す図である。
手術計画テーブル16は、手術を行う予定の手術台60を識別する手術台ID81と、手術予定日82と、手術を行う予定の時間帯83(開始時刻及び終了時刻)と、手術を受ける予定の患者を識別する患者ID84と、予定される手術の術式に関する情報85と、手術担当者の情報86と、その他の手術計画に関する情報87とを関連付けて記憶する。
図8は、手術記録テーブル17のデータ構造の一例を示す図である。
手術記録テーブル17は、手術が実施された手術台60を識別する手術台ID91と、手術が実施された日付92と、手術が実施された時間帯93(開始時刻及び終了時刻)と、手術を受けた患者を識別する患者ID94と、実施された手術の術式に関する情報95と、手術担当者の情報96と、その他の手術記録に関する情報97とを関連付けて記憶する。
図9は、手術計画テーブル16の手術担当者情報86に含まれるデータの一例を示す図である。担当者情報86は、例えば図9に示すように、手術担当者の職員ID89と、その手術担当者の役割の種別(執刀医、介助医、麻酔医、補佐看護師など)を示す担当種別情報88とを関連付けたデータを含む。担当者情報86は、全ての手術担当者の職員ID89とその担当種別情報88を含む。
なお、手術記録テーブル17の手術担当者情報96も上述した手術担当者情報86と同様なデータを含む。
図3に戻る。
作業メモリ106は、処理部101のプロセッサがアクセスしてプログラムやデータを一時的に格納する比較的高速なメモリであり、例えばダイナミックRAMやスタティックRAMなどの半導体メモリを含む。
処理部101は、サーバ装置1の全体的な動作を制御する。すなわち、通信部102における手術室端末装置2,RFIDリーダ装置3との通信や、表示部103における画面の表示、指示入力部104における利用者からの指示の入力等を、記憶部105や作業メモリ106に格納されるプログラムに基づいて制御する。例えば処理部101は、プログラムに基づいて処理を行うプロセッサ(CPU)や、周辺ハードウェア(102〜106)の制御回路や、周辺ハードウェアとデータをやり取りするためのバス、バス制御回路(バスブリッジ回路)、キャッシュメモリなどを含む。
この処理部101は、機能的なブロックとして、データベース処理部110と、手術台監視処理部111と、手術室監視処理部113と、手術工程処理部112とを有する。
手術台監視処理部111は、本発明における第1処理部の一例である。
手術室監視処理部113は、本発明における第3処理部の一例である。
手術工程処理部112は、本発明における第2処理部の一例である。
データベース処理部110は、職員管理データベース部11に関わる処理並びに手術管理データベース部12に関わる処理を実行する。すなわち、データベース処理部110は、病院の業務に係る種々のデータを上述のような所定のデータ構造で記憶部105に格納するとともに、これらのデータへのアクセス要求を受けると、その要求に応じてデータの検索、読み出し、書き込み、並び替え等を実行する。
手術台監視処理部111は、各手術台60の近傍に設置されたRFIDリーダ装置3において随時受信される職員ID70を通信ネットワーク4経由で取得し、当該取得した職員ID70に基づいて、各手術台60の近傍にいる職員を特定する。
手術室監視処理部113は、手術室50の入り口51の近傍に設置されたRFIDリーダ装置3において随時受信される職員ID70を通信ネットワーク4経由で取得し、当該取得した職員ID70に基づいて、手術室50に入室中の職員を特定する。
手術工程処理部112は、手術台監視処理部111や手術室監視処理部113において特定される職員と、手術計画テーブル16に登録される手術計画の情報とに基づいて、予定の時間帯に予定の手術担当者が手術台60の近傍に集合しているかどうかを確認する。
すなわち、手術工程処理部112は、各手術台60の手術台ID81について、現在の日付に一致する手術日82に関連付けられているとともに、現在の時刻が含まれた手術予定時間帯83に関連付けられている手術計画の情報(患者ID84、術式情報85、手術担当者情報86、関連情報87等)を、手術計画テーブル16(図7)から取得する。
手術工程処理部112は、一の手術台ID81について手術計画テーブル16から上記の手術計画の情報を取得した場合、取得した手術計画の情報に含まれる手術担当者情報86が示す担当者と、前記一の手術台ID81に係る手術台60について手術台監視処理部111が特定した職員とを比較する。この比較の結果、手術担当者情報86が示す全ての担当者を手術台60の近傍にいる職員として手術台監視処理部111が特定している場合、手術工程処理部112は、前記一の手術台ID81について手術計画テーブル16から取得した手術計画の情報に含まれる患者ID84の患者の手術を許可する旨の表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2へ送信する。
例えば、手術管理データベース部12は、各手術台60の手術台ID81と、各手術台60に割り当てられた手術室端末装置2のネットワークアドレスとを関連付けたデータテーブル(アドレステーブル)を有しており、手術工程処理部112は、このアドレステーブルから手術台ID81に対応する手術室端末装置2のネットワークアドレスを取得し、当該取得したネットワークアドレスへ表示情報を送信する。
手術工程処理部112は、一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に対して手術の許可を示す上記の表示情報を送信した後、手術が開始されたことを示す信号を当該手術室端末装置2から受信した場合、当該開始された手術に関する情報を手術記録テーブル17(図8)に登録する。
すなわち、手術工程処理部112は、手術日92を現在の日付とし、手術時間帯93の開始時刻を現在の時刻とし、患者ID94,術式情報95,手術担当者情報96をそれぞれ手術計画テーブル16から取得した患者ID84,術式情報85,手術担当者情報86とした手術記録に関する各情報を、前記一の手術台ID81に関連付けて手術記録テーブル17に登録する。
また、手術工程処理部112は、手術の予定時刻が所定時間以内に近づいた場合、手術計画テーブル16において予定された手術担当者が手術室50に入室しているかどうかを確認する。
すなわち、手術工程処理部112は、各手術台60の手術台ID81について、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83の開始時刻(本日予定される手術の開始時刻)が現在の時刻から所定時間以内に近づいたか否かを判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83の開始時刻が所定時間以内に近づいたと判定した場合、手術工程処理部112は、当該手術予定時間帯83と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術担当者情報86が示す担当者と、手術室監視処理部113において特定された職員とを比較する。この比較の結果、手術担当者情報86が示す手術担当者の中に未だ手術室50に入室していない手術担当者がいると判定した場合、手術工程処理部112は、未入室の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。更にこの場合、手術工程処理部112は、未入室の手術担当者の職員ID89と関連付けられた電子メールアドレスを職員情報テーブル13(図4)から取得し、予定された手術の開始について注意を促す電子メールを前記取得した電子メールアドレスに宛てて送信する。
更に、手術工程処理部112は、手術の予定時刻が所定時間以内に近づいたとき、手術計画テーブル16において予定された手術担当者が出勤しているかどうかを確認する。
すなわち、手術工程処理部112は、各手術台60の手術台ID81について、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83の開始時刻(本日予定される手術の開始時刻)が現在の時刻から所定時間以内に近づいたか否かを判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83の開始時刻が所定時間以内に近づいたと判定した場合、手術工程処理部112は、当該手術予定時間帯83と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術担当者情報86の各職員が出勤しているか否かを、勤退管理テーブル15に記録される各職員の出勤時間78や勤務スケジュールテーブル14に記録される各職員の予定を基に判定する。その結果、出勤予定時刻を過ぎても未だ出勤していな手術担当者がいると判定した場合、手術工程処理部112は、未出勤の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。
また、手術工程処理部112は、予定された手術時間帯において手術担当者以外の職員が手術台60の近傍にいる場合、その職員を手術担当者に加えるか否かの問い合わせを行う。
すなわち、手術工程処理部112は、各手術台60の手術台ID81について、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83に現在の時刻が含まれるか否かを判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83に現在の時刻が含まれていると判定した場合、手術工程処理部112は、当該手術予定時間帯83と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術担当者情報86が示す担当者と手術台監視処理部111が特定した職員とを比較する。この比較の結果、手術担当者情報86が示す担当者以外の職員が手術台60の近傍にいると判定した場合、手術工程処理部112は、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。
手術工程処理部112は、一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に対して手術担当者の追加の問い合わせに関する上記の表示情報を送信した後、手術台60近傍のRFIDリーダ装置3によって検出された職員を手術担当者に加えるように指示する信号を担当の役割の情報とともに当該手術室端末装置2から受信した場合、当該職員の情報(職員ID89,担当種別89)を担当者情報96に追加して手術記録テーブル17に登録する。
[手術室端末装置2]
図10は、手術室端末装置2の構成の一例を示す図である。
図10に示す手術室端末装置2は、処理部201と、通信部202と、表示部203と、指示入力部204と、記憶部205と、作業メモリ206とを有する。
表示部203は、本発明における表示部の一実施形態である。
指示入力部204は、本発明における指示入力部の一実施形態である。
通信部202は、通信ネットワーク4を介してサーバ装置1と通信を行うための回路であり、例えば上述した通信部102(図3)と同様の構成を有する。
表示部203は、処理部201において生成される表示信号に応じた画面を表示する装置であり、例えば上述した表示部103(図3)と同様の構成を有する。
指示入力部204は、利用者の指示を入力するための装置であり、例えば上述した指示入力部104(図3)と同様の構成を有する。
記憶部205は、処理部201及び周辺ハードウェア(202〜204)の初期化・制御等に使用される低レベルのプログラム(BIOS等)や、ファイル・オペレーティング・システム、アプリケーション・プログラムなどを格納するとともに、これらのプログラムで利用されるデータを格納する。記憶部205は、例えば上述した記憶部105(図3)と同様の構成を有する。
作業メモリ206は、処理部201のプロセッサがアクセスしてプログラムやデータを一時的に格納する比較的高速なメモリであり、例えば上述した作業メモリ106(図3)と同様の構成を有する。
処理部201は、手術室端末装置2の全体的な動作を制御する回路であり、記憶部205や作業メモリ206に格納されるプログラムに基づいて周辺ハードウェア(202〜204)の制御やデータ処理を行う。例えば、通信部202において受信したサーバ装置1からの表示情報を表示部203において表示する処理や、指示入力部204において入力される指示信号に応じた各種の信号(サーバ装置1に対して各種の情報の送信を求めるリクエスト信号、サーバ装置1からの問い合わせに対する応答信号など)を通信部202からサーバ装置1へ送信する処理などを行う。
処理部201は、例えば上述した処理部101(図3)と同様のハードウェア構成を有する。
ここで、上述した構成を有する本実施形態に係る手術工程管理装置の動作について説明する。
<手術担当者の出勤の確認>
サーバ装置1の手術工程処理部112は、例えば一定の時間ごとに、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83を検索し、その開始時刻(本日予定される手術の開始時刻)が現在の時刻から所定の時間内(例えば30分以内)に近付いているか否かを判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83の開始時刻が例えば30分以内に近づいたと判定した場合、手術工程処理部112は、この手術予定時間帯83に関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術担当者情報86の各職員ID89(図9)に基づいて、本日の各手術担当者の予定に関する情報(予定時間帯75,予定種別76,関連情報77)を勤務スケジュールテーブル14(図5)から取得するとともに、本日の各手術担当者の出勤時刻78を勤退管理テーブル15(図6)から取得する。手術工程処理部112は、勤務スケジュールテーブル14(図5)から取得した情報に基づいて各手術担当者の出勤予定時刻を特定し、出勤予定時刻を過ぎているのに未だ出勤時刻78が記録されていない(出勤していない)手術担当者がいるかどうかを判定する。判定の結果、出勤予定時刻を過ぎても未だ出勤していな手術担当者がいる場合、手術工程処理部112は、未出勤の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。
この表示情報を受信した手術室端末装置2は、未出勤の手術担当者の名前などを表示部203の画面に表示して、他の手術担当者に注意を促す。
なお、手術工程処理部112は、未出勤の手術担当者がいることについての注意を促す上記の表示情報を、手術工程の管理者が使用する他の端末装置へ送信し、当該他の端末装置の表示部において表示情報を表示させてもよい。
<手術担当者の手術室入室の確認>
サーバ装置1の手術工程処理部112は、例えば一定の時間ごとに、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83を検索し、その開始時刻(本日予定される手術の開始時刻)が現在の時刻から所定の時間内(例えば15分以内)に近付いているか否かを判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83の開始時刻が例えば15分以内に近づいたと判定した場合、手術工程処理部112は、この手術予定時間帯83に関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術担当者情報86の各職員ID89(図9)と、手術室監視処理部113において特定された職員の職員ID70とを比較して、まだ手術室50に入室していない手術担当者がいるか否かを判定する。未入室の手術担当者がいると判定した場合、手術工程処理部112は、未入室の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。
上記の表示情報を受信した手術室端末装置2は、未だ手術室50に入っていない手術担当者の名前などを表示部203の画面に表示して、他の手術担当者に注意を促す。
なお、手術工程処理部112は、手術室50へ入室していない手術担当者がいることについての注意を促す上記の表示情報を、手術工程の管理者が使用する他の端末装置へ送信し、当該他の端末装置の表示部において表示情報を表示させてもよい。
また、サーバ装置1の手術工程処理部112は、まだ手術室50に入室していない手術担当者がいると判定した場合、当該手術担当者の職員ID89と関連付けられた電子メールアドレスを職員情報テーブル13(図4)から取得し、予定された手術が間もなく始まることについて注意を促す電子メールを前記取得した電子メールアドレスに宛てて送信する。手術開始前に手術担当者本人へ電子メールを送信することで、例えば手術担当者が手術の予定をうっかり忘れてしまった場合でも、それにより手術の開始が遅れることを効果的に防止できる。
<手術台60の近傍における手術担当者の確認>
サーバ装置1の手術工程処理部112は、例えば一定の時間ごとに、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83を検索し、現在の時刻がその手術予定時間帯83に含まれているかどうか(現在が手術予定時間内か否か)を判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83に入ったことを判定した場合、手術工程処理部112は、この手術予定時間帯83に関連付けられた手術計画の情報(患者ID84、術式情報85、手術担当者情報86、関連情報87等)を手術計画テーブル16(図7)から取得する。
そして、手術工程処理部112は、前記一の手術台ID81について取得した手術担当者情報86に含まれる職員ID89と、前記一の手術台ID81に係る手術台60について手術台監視処理部111が特定した職員の職員ID70とを比較し、手術担当者情報86に含まれる全ての担当者を手術台60の近傍にいる職員として手術台監視処理部111が特定しているか否かを判定する。この判定の結果、手術担当者情報86が示す全ての手術担当者が手術台60の近傍に揃っていると判定した場合、手術工程処理部112は、前記一の手術台ID81について取得した患者ID84の患者の手術を許可する旨の表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2へ送信する。
手術工程処理部112は、予定された手術を許可する旨の表示信号を手術室端末装置2へ送信した場合、当該手術の担当者について行う上述した「手術台60近傍での存在確認」を終了する。
他方、手術担当者情報86が示す全ての手術担当者が手術台60の近傍に揃っていないと判定した場合、手術工程処理部112は、予定された手術担当者が揃っていないことについての警告を示す表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2へ送信する。
警告を示す上記の表示情報を受信した手術室端末装置2は、未だ手術台60の近傍に来ていない手術担当者の名前などを表示部203の画面に表示して、他の手術担当者に注意を促す。
<手術の開始にともなう手術記録テーブル17への情報の記録>
手術室端末装置2は、予定された手術の担当者が手術台60の近傍に揃っていることにより、当該手術の開始を許可する旨の表示情報をサーバ装置1から受信した場合、表示部203の画面に当該手術に関する情報(患者名、術式など)を表示するとともに、当該手術の開始をサーバ装置1へ通知するための画像(ボタン等)を表示する。手術室端末装置2の指示入力部204(タッチセンサ等)によって当該画像(ボタン等)が操作されると、手術室端末装置2は、当該手術の開始を通知する信号を生成してサーバ装置1に送信する。
他方、手術室端末装置2は、予定された手術の担当者が手術台60の近傍に揃っていない旨の警告の表示情報をサーバ装置1から受信して表示部203の画面に表示している場合、当該警告にもかかわらず手術を開始する旨の指示が指示入力部204において入力されると、当該予定された手術の開始を通知する信号を生成してサーバ装置1に送信する。
サーバ装置1の手術工程処理部112は、一の手術台ID81に係る手術台60において予定された手術の許可を示す表示情報(あるいは、当該予定された手術の担当者が揃っていない旨の警告を示す表示情報)を手術室端末装置2へ送信した後、当該予定された手術が開始されたことを示す信号を手術室端末装置2から受信した場合、当該開始された手術に関する情報を手術記録テーブル17(図8)に登録する。すなわち、手術工程処理部112は、手術日92を現在の日付とし、手術時間帯93の開始時刻を現在の時刻とし、患者ID94,術式情報95,手術担当者情報96をそれぞれ手術計画テーブル16から取得した患者ID84,術式情報85,手術担当者情報86とした手術記録に関する各情報を、前記一の手術台ID81に関連付けて手術記録テーブル17に登録する。
また、サーバ装置1の手術工程処理部112は、当該開始した手術についての各種の情報を手術室端末装置2から受信した場合、受信した情報を手術記録テーブル17に随時登録する。
<手術担当者の追加>
サーバ装置1の手術工程処理部112は、例えば一定の時間ごとに、現在の日付と関連付けて手術計画テーブル16に登録される手術予定時間帯83を検索し、現在の時刻がその手術予定時間帯83に含まれているかどうか(現在が手術予定時間内か否か)を判定する。
一の手術台ID81に係る手術台60において本日予定される手術の予定時間帯83に入ったことを判定した場合、手術工程処理部112は、この手術予定時間帯83に関連付けられた手術担当者情報86を手術計画テーブル16(図7)から取得する。
そして、手術工程処理部112は、前記一の手術台ID81について取得した手術担当者情報86に含まれる職員ID89と、前記一の手術台ID81に係る手術台60について手術台監視処理部111が特定した職員の職員ID70とを比較し、手術担当者情報86が示す担当者以外の職員が手術台60の近傍にいるか否かを判定する。この判定の結果、手術担当者情報86が示す担当者以外の職員が手術台60の近傍にいると判定した場合、手術工程処理部112は、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる表示情報を生成し、前記一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に送信する。
上記の表示情報を受信した手術室端末装置2は、手術担当者以外で手術台60の近傍にいる職員の名前・職種などを表示部203の画面に表示するとともに、当該職員を手術担当者に加えるか否かの指示を入力するための画像(ボタン等)や、当該職員を手術担当者に加える場合における担当種別(執刀医、介助医、麻酔医、補佐看護師など)を入力するための画像(ドロップダウンリスト等)を画面に表示する。手術室端末装置2の指示入力部204(タッチセンサ等)によってこれらの画像(ボタン、ドロップダウンリスト等)が操作されると、手術室端末装置2は、当該操作に応じた指示信号を生成してサーバ装置1に送信する。
手術工程処理部112は、一の手術台ID81に対応する手術室端末装置2に対して手術担当者の追加の問い合わせに関する上記の表示情報を送信した後、手術台60近傍にいることが検出された職員を手術担当者に加えるように指示する信号と担当役割の情報を当該手術室端末装置2から受信した場合、当該職員に関する情報を手術担当者情報96に追加して手術記録テーブル17に登録する。すなわち、手術工程処理部112は、手術室端末装置2から受信した指示信号に応じて、当該職員の職員IDとその担当種別の情報を担当者情報96に追加する。
手術工程処理部112は、手術の終了の通知を手術室端末装置2から受信するまで、手術台60の近傍における上述した非手術担当職員の検出を継続する。これにより、例えば、手術の途中で執刀医を交替する必要が生じた場合でも、手術台60近傍に到着した新たな医師を自動的に検出して、当該医師を執刀医として追加することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る手術工程管理装置によれば、職員が携帯するRFID等の無線送信機から送信された識別情報(職員ID)に基づいて、手術計画テーブル16に登録される手術の担当者が予定の時刻に手術台60の近傍に揃っているかどうかが自動的に判定されるため、事前に立てた計画の通りに手術の担当者が集まっているかどうかを確実にチェックできる。
また、本実施形態に係る手術工程管理装置によれば、手術計画テーブル16に登録される手術の担当者が予定時刻より前に出勤しているか否か、予定時刻より前に手術室50へ入室しているか否かが自動的に判定され、未だ出勤していない担当者や手術室50へ入室していない担当者がいる場合、注意を促す表示情報が手術室端末装置2の表示部203(あるいは管理者の端末装置の表示部)において表示される。これにより、手術担当者が予定時刻に遅刻する可能性があることを手術の開始前に検出して注意を促すことができるため、例えば代替要員を確保するなどの措置を手術開始前に執ることが可能となり、予定された手術の開始の遅延を有効に回避できる。
また、本実施形態に係る手術工程管理装置によれば、予定された手術担当者でない職員が手術予定時間帯(若しくは手術中)の手術台60に近付いた場合、当該職員の識別情報(職員ID)が自動的に検出されて、当該職員を手術担当者に加えるか否かの問い合わせ画面が手術室端末装置2の表示部203に表示される。そして、当該職員を手術担当者に加える旨の指示が手術室端末装置2において入力された場合、手術記録テーブル17の手術担当者の情報96に当該職員の情報が追加される。これにより、例えば予定された手術担当者がいない場合、その替わりとなる職員の情報を手術記録テーブル17へ確実に記録することができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、他の種々のバリエーションを含んでいる。
例えば、手術台60の近傍に来た職員を手術担当者に追加する上記の処理では、所定の職種の職員のみを検出するようにしてもよい。すなわち、手術工程処理部112は、手術計画テーブル16の手術担当者情報86が示す担当者以外の職員が手術台60の近傍にいると判定した場合に、当該職員の識別ID70に関連付けて職員情報テーブル13に登録される当該職員の職種の情報71(図4)に基づいて、当該職員の職種が手術に関係する所定の職種(医師,看護師等)であるか否か判定し、当該職員の職種が所定の職種であるならば、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる表示情報を手術室端末装置2に送信する。これにより、手術を担当する可能性がない職員が手術台60の近傍にいる場合、手術担当者追加の問い合わせ画面が手術室端末装置2の表示部203において表示されることを防止し、手術担当者に無駄な注意を払わせないようにすることができる。
上述した実施形態ではサーバ装置にデータベース部を設けているが、本発明はこれに限定されない。本発明の他の実施形態では、データベース部を端末装置に設けてもよく、その場合はサーバ装置を省略してよい。
また、サーバ装置は、通信ネットワークにより接続された複数のコンピュータで構成してもよい。例えば、職員データベース部11と患者データベース部12をそれぞれ別のコンピュータで構成してもよい。
1…サーバ装置、2…手術室端末装置、3…RFIDリーダ装置、4…通信ネットワーク、11…職員データベース部、12…手術管理データベース部、13…職員情報テーブル、14…勤務スケジュールテーブル、15…勤退管理テーブル、16…手術計画テーブル、17…手術記録テーブル、50…手術室、51…手術室の入口、60…手術台、101,201…処理部、102,202…通信部、103,203…表示部、104,204…指示入力部、105,205…記憶部、106,206…作業メモリ、110…データベース処理部、111…手術台監視処理部、112…手術工程処理部、113…手術室監視処理部。

Claims (8)

  1. 少なくとも手術日、手術時間帯、患者の情報、及び、一人若しくは複数の手術担当者の情報を関連付けた手術計画用データテーブルを記憶する記憶部と、
    手術台の近傍において病院職員が携帯する無線送信機から送信される職員識別情報を受信する手術台受信機と、
    前記手術台受信機において随時受信される前記職員識別情報に基づいて、前記手術台の近傍にいる職員を特定する第1処理部と、
    現在の日付と一致する前記手術日に関連付けられ、かつ、現在の時刻を含む前記手術時間帯に関連付けられた前記手術担当者の情報並びに前記患者の情報を前記手術計画用データテーブルから取得し、前記取得した手術担当者の情報が示す全ての担当者が前記第1処理部において前記手術台の近傍にいる職員として特定されたか否かを判定する第2処理部と、
    を有する手術工程管理装置。
  2. 情報を表示する表示部を有し、
    前記第2処理部は、現在の日付と一致する前記手術日に関連付けられ、かつ、現在の時刻を含む前記手術時間帯に関連付けられた前記手術担当者の情報並びに前記患者の情報を前記手術計画用データテーブルから取得し、前記取得した手術担当者の情報が示す全ての担当者が前記第1処理部において前記手術台の近傍にいる職員として特定された場合、前記取得した患者の情報が示す患者に対する手術の許可を示す表示情報を前記表示部に出力する、
    請求項1に記載の手術工程管理装置。
  3. 利用者の指示入力操作に応じた指示信号を生成する指示入力部を有し、
    前記記憶部は、少なくとも手術日、手術時間帯、患者の情報、及び、一人若しくは複数の手術担当者の情報を関連付けた手術記録用データテーブルを記憶し、
    前記第2処理部は、前記表示情報において許可した手術が開始されたことを示す前記指示信号を前記指示入力部から入力すると、現在の日付、現在の時刻、前記手術計画用データテーブルから取得した患者の情報、及び、前記手術計画用データテーブルから取得した手術担当者の情報を関連付けて前記手術記録用データテーブルに登録する、
    請求項2に記載の手術工程管理装置。
  4. 前記手術台が設置された手術室の入口の近傍において病院職員が携帯する前記無線送信機から送信される職員識別情報を受信する手術室受信機と、
    前記手術室受信機において随時受信される前記職員識別情報に基づいて、前記手術室に入室中の職員を特定する第3処理部と、
    を有し、
    前記第2処理部は、現在の日付と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯の開始時刻が現在の時刻から所定時間以内に近づくと、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報が示す担当者と前記第3処理部において特定された職員とを比較し、当該比較の結果、前記手術担当者の情報が示す手術担当者の中に未だ前記手術室に入室していない手術担当者がいると判定したならば、前記未入室の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を前記表示部に出力する、
    請求項3に記載の手術工程管理装置。
  5. 前記記憶部は、前記職員識別情報と関連付けて電子メールアドレスの情報を記憶しており、
    前記第2処理部は、前記未入室の手術担当者がいると判定した場合、前記未入室の手術担当者の前記職員識別情報と関連付けられた前記電子メールアドレスを前記記憶部から取得し、予定された手術の開始について注意を促す電子メールを前記取得した電子メールアドレスに宛てて送信する、
    請求項4に記載の手術工程管理装置。
  6. 前記記憶部は、病院職員が出勤しているか否かを示す出勤情報を前記職員識別情報に関連づけて記憶しており、
    前記第2処理部は、現在の日付と関連付け、て前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯の開始時刻が現在の時刻から所定時間以内に近づくと、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報と前記記憶部に記憶される前記出勤情報とに基づいて、各手術担当者が出勤しているか否かを判定し、未だ出勤していな手術担当者がいると判定したならば、前記未出勤の手術担当者がいることについての注意を促す表示情報を前記表示部に出力する、
    請求項3乃至5の何れか一項に記載の手術工程管理装置。
  7. 前記第2処理部は、現在の日付と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術時間帯に現在の時刻が含まれる場合、当該手術時間帯と関連付けて前記手術計画用データテーブルに登録される前記手術担当者の情報が示す担当者と前記第1処理部において特定された職員とを比較し、当該比較の結果、前記手術担当者の情報が示す担当者以外の職員が前記手術台の近傍にいると判定したならば、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる表示情報を前記表示部に出力し、当該職員を手術担当者に加えることを指示する前記指示信号を前記指示入力部から入力すると、当該職員を手術担当者へ加えるように前記手術記録用データテーブルの前記手術担当者の情報を更新する、
    請求項3乃至6の何れか一項に記載の手術工程管理装置。
  8. 前記記憶部は、病院職員の職種の情報と前記職員識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記第2処理部は、前記手術担当者の情報が示す担当者以外の職員が前記手術台の近傍にいると判定した場合、当該職員を示す前記職員識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶される前記職種の情報に基づいて、当該職員の職種が所定の職種であるか否か判定し、当該職員の職種が所定の職種であるならば、当該職員を手術担当者に加えるか否かを問い合わせる前記表示情報を前記表示部に出力する、
    請求項7に記載の手術工程管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016081295A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 博康 藤川 プログラム、システム、情報処理方法
CN108168015A (zh) * 2018-01-16 2018-06-15 上海市肺科医院 通仓交融手术室
JP7442334B2 (ja) 2020-02-12 2024-03-04 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医療支援情報処理装置

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