JP2013081185A5 - - Google Patents
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検知モード
図1、図11および図12は、例えばマイクロホンまたは加速度計として有用である、検知のために用いられるデバイス構造、設計の適切な例を示している。この実施形態では、デバイスはSOI(Siliconon Inslator:絶縁物の上のシリコン)基体を使用して形成される。静電容量トランスデューサは、基体上に付着された導電性バルクシリコンから作られ、これはまた、以下においてはキャリアウェハ12と称される。ダイヤフラム32は、長方形ダイヤフラム32のコーナー部に接続される、4つのヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより支持される。ダイヤフラム32は力が加わると運動する物体であり、蛇行形状のシリコンヒンジ29a、29b、29cおよび29dのそれぞれによって、基体上に取り付けられる固定アンカー37a、37b、37cおよび37dに接続される。アンカー(A)37a、37b、37cおよび37dは、酸化物などの、誘電材料層11上に位置している。検知素子は、第1の一連の固定櫛形フィンガ35および下側の第2の一連の可動櫛形フィンガ36を含む、垂直櫛形駆動構造で構成されている。
図1、図11および図12は、例えばマイクロホンまたは加速度計として有用である、検知のために用いられるデバイス構造、設計の適切な例を示している。この実施形態では、デバイスはSOI(Siliconon Inslator:絶縁物の上のシリコン)基体を使用して形成される。静電容量トランスデューサは、基体上に付着された導電性バルクシリコンから作られ、これはまた、以下においてはキャリアウェハ12と称される。ダイヤフラム32は、長方形ダイヤフラム32のコーナー部に接続される、4つのヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより支持される。ダイヤフラム32は力が加わると運動する物体であり、蛇行形状のシリコンヒンジ29a、29b、29cおよび29dのそれぞれによって、基体上に取り付けられる固定アンカー37a、37b、37cおよび37dに接続される。アンカー(A)37a、37b、37cおよび37dは、酸化物などの、誘電材料層11上に位置している。検知素子は、第1の一連の固定櫛形フィンガ35および下側の第2の一連の可動櫛形フィンガ36を含む、垂直櫛形駆動構造で構成されている。
可動櫛形フィンガ36のすべては、ダイヤフラム32の外側縁部上に形成される。櫛形フィンガ35および36は、図示されるように、ダイヤフラム32のすべての側面上に配置される必要はないことは理解されるであろう。例えば、フィンガは、ダイヤフラム32の2つの平行縁部上に配置されてもよい。固定櫛形フィンガ構造35は、ダイヤフラム32の周りに形成され、アンカー(B)38a、38b、38cおよび38dにより誘電材料11上に固定される。ダイヤフラム32、ヒンジ29a、29b、29cおよび29d、アンカー(A)37a、37b、37c、37d、アンカー(B)38a、38b、38cおよび38d、垂直櫛形フィンガ35および36、ならびに電気相互接続構造体39a、39bおよび39cは、同一の導電性材料の層から作られている。この導電性材料は、例えば、SOI構造におけるベースの基体12からシリコン層10を分離する、誘電材料11の層の上面に存在する、導電性単結晶シリコン10である。
電気相互接続構造体39a、39bおよび39cは、ダイヤフラム32の周りに存在する4つの固定櫛形フィンガ構造35のすべてに電気的に接続される。一方、可動櫛形フィンガ構造36はダイヤフラム32により電気的に接続される。したがって、任意のアンカー(A)37a、37b、37cおよび37dは、電気接続点として使用でき、任意のアンカー(B)38a、38b、38cおよび38dは、ハイブリッドパッケージがトランスデューサに対して要求される場合、集積オンチップIC回路に対してまたはワイヤボンディング・パッドに対して、別の電気接続点として使用できる。
作動モード
図14、図15および図16には、例えばマイクロスピーカに対して、作動モードで使用されるように設計されているデバイスを示す。上記に説明された実施形態と同じ参照符号が使用されている。シリコン製の静電容量トランスデューサ(マイクロスピーカ)は4つのヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより支持されるダイヤフラム32を備える。ダイヤフラム32は、蛇行形状のシリコンヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより固定アンカーに接続される、バルク導電性シリコンから作られる。4つのヒンジは、誘電材料11上に位置する、アンカー(A)37a、37b、37cおよび37dに接続される。作動素子は、垂直櫛形駆動構造であり、複数の可動櫛形フィンガ36および複数の固定櫛形フィンガ35を含む。可動櫛形フィンガ36は、ダイヤフラム32の外側縁上に形成される。固定櫛形フィンガ35はダイヤフラム32周りに形成され、アンカー(B)38a、38b、38cおよび38dにより誘電材料11上に固定される。
図14、図15および図16には、例えばマイクロスピーカに対して、作動モードで使用されるように設計されているデバイスを示す。上記に説明された実施形態と同じ参照符号が使用されている。シリコン製の静電容量トランスデューサ(マイクロスピーカ)は4つのヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより支持されるダイヤフラム32を備える。ダイヤフラム32は、蛇行形状のシリコンヒンジ29a、29b、29cおよび29dにより固定アンカーに接続される、バルク導電性シリコンから作られる。4つのヒンジは、誘電材料11上に位置する、アンカー(A)37a、37b、37cおよび37dに接続される。作動素子は、垂直櫛形駆動構造であり、複数の可動櫛形フィンガ36および複数の固定櫛形フィンガ35を含む。可動櫛形フィンガ36は、ダイヤフラム32の外側縁上に形成される。固定櫛形フィンガ35はダイヤフラム32周りに形成され、アンカー(B)38a、38b、38cおよび38dにより誘電材料11上に固定される。
ダイヤフラム32と、ヒンジ29a、29b、29cおよび29dと、アンカー(A)37a、37b、37c、37d、アンカー(B)38a、38b、38cおよび38dと、垂直櫛形フィンガ35および36と、電気相互接続構造体39a、39bおよび39cとは、誘電材料11の上面にある導電性シリコン10の層と同一の層から作られる。電気相互接続構造体39a、39bおよび39cは、ダイヤフラム32の周りの4つの固定櫛形フィンガ構造35のすべてを電気的に接続する。アンカー(A)37およびアンカー(B)38は、集積オンチップIC回路のための、或いはトランスデューサにハイブリッドパッケージが必要な場合は結合パッドのための、電気接続点として使用される。サブミリメートルサイズまたはミリメートルサイズのダイヤフラムについては、十分な数の可動櫛形フィンガ36をダイヤフラムの縁部に形成することにより、先行技術の平行平板構造により実現される静電容量と同等の、ピコファラッドの作用静電容量を得ることが可能である。
アンカー(A)37とアンカー(B)38の間に作動電圧が加えられると、固定櫛形フィンガ35と可動フィンガ36との間に高電界が形成される。結果として生じる静電力がダイヤフラム32を駆動して、音圧波を生成する。弾力性のあるヒンジ29a、29b、29cおよび29dは、多くの先行技術のデバイスで共通である、放物線状の変形の代わりにダイヤフラム32のピストン運動を維持する。ダイヤフラム32上のエッチング穴20a、20b、20cおよび20dは、より優れた高周波応答を得るためにダイヤフラム32の質量を低減するためのものである。トランスデューサは、トランスデューサのダイヤフラム32がキャリアウェハ12の空洞40上に吊り下げられた状態で支持されているため、バックプレートを有していない。
図3は、ウェハの上面に酸化物(A)13の層を成長させ、ウェハの底面に酸化物(B)16の層を成長させた後のSOIウェハを示している。熱酸化プロセスは酸化物を成長させるために使用される。図4は、KOH(水酸化カリウム)またはTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)内でのシリコン異方性エッチングと、その後にSOIウエハの上面を保護して行なわれた緩衝HF(フッ化水素酸)溶液内での酸化物エッチングの後の基板を示す。空洞14は酸化物層11に形成され、空洞40はキャリアシリコンウェハ12に形成される。空洞40はまた、シリコンの深い反応性イオンエッチング(DRIE)などの任意の他の異方性エッチング方法を用いてエッチングされる。
製造工程は、垂直櫛形駆動構造を微細加工するためにセルフアライメントプロセスを適用する。図5は、SOIウェハの上面における酸化物層のパターン形成を示している。酸化物のパターン形成は、通常のリソグラフィおよびRIE(反応性イオンエッチング)などの酸化物エッチングプロセスを用いて実行される。可動フィンガ上に酸化物22のパターンが形成される。領域17a、17b、17c、17d、18a、18b、18cおよび18dには、アンカー(A)37およびアンカー(B)38のためのパターンが形成される。領域21a、21bおよび21cには、電気相互接続構造体39のためのパターンが形成される。領域201a、201b、201cおよび201dには、ダイヤフラム32上にシリコンの穴20を形成するために、酸化物が存在しない。
Claims (4)
- 第1面および第2面を有する基体上に導電性材料層および誘電材料層を付着したウェハの上面に酸化物(A)層を形成し、前記ウェハの底面に酸化物(B)層を形成する工程と、
前記ウェハにエッチングを行って、前記基体および前記誘電材料層に、前記第2面から前記第1面に向けて先細り状の空洞を形成する工程と、
前記酸化物(A)層に、一連の可動フィンガのパターン、外側周辺縁を有する長方形状に形成された本体の各コーナーに取り付けられ、弾力性のあるばね力を有する蛇行形状に形成されたヒンジを取り付けるアンカー(A)を形成するためのパターン、及び一連の固定フィンガを固定するアンカー(B)を形成するためのパターン、並びに前記一連の可動フィンガを電気的に接続する第1の電気相互接続構造体を形成するためのパターン、及び前記第1の電気相互接続構造体から絶縁されている第2の電気相互接続構造体を形成するためのパターンを形成する工程と、
第1エッチングマスクを適用して、前記酸化物(A)層に前記本体、前記一連の可動フィンガおよび前記一連の固定フィンガのうちの一方の位置を画定し、第2エッチングマスクを適用して、前記一連の可動フィンガおよび前記一連の固定フィンガ、前記アンカー(A)、前記アンカー(B)、前記ヒンジ、前記第1電気相互接続構造体及び前記第2電気相互接続構造体を画定する工程と、
前記第2エッチングマスクを使用して、前記酸化物(A)層、前記導電性材料層及び前記誘電材料層をエッチングする工程と、
前記第2エッチングマスクを除去する工程と、
前記一連の可動フィンガと前記一連の固定フィンガとのうちの一方が、前記一連の可動フィンガと前記一連の固定フィンガのもう一方より短くなるように、前記エッチングされた第1エッチングマスクを使用して前記誘電材料層をエッチングする工程と、
前記本体が、前記一連の可動フィンガと前記一連の固定フィンガとが相対間隔を維持しながら相互に入り込むように吊り下げられた状態で支持され、力が前記本体に加わったときに、前記本体が前記基体の第1面に対して垂直にピストン運動するように、前記本体、前記ヒンジおよび前記一連の可動フィンガを前記基体からエッチングにより分離する工程とを備える静電容量トランスデューサの製造方法。 - エッチングは深い反応性イオンエッチング(DRIE)を含む、請求項1に記載の静電容量トランスデューサの製造方法。
- 前記層はシリコンウェハであって、前記シリコンウェハは、融着、陽極接合およびエポキシ樹脂接着のうちの1つを使用して前記基体に接合される、請求項1又は2に記載の静電容量トランスデューサの製造方法。
- 前記層は、p型材料の層であって、前記基体はn型材料からなり、前記層はドーピング、注入および堆積のうちの1つによって前記基体に設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載の静電容量トランスデューサの製造方法。
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JP2012246705A JP5649636B2 (ja) | 2012-11-08 | 2012-11-08 | 静電容量トランスデューサの製造方法 |
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