JP2013079999A - レンズユニット、及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】締結部において取付部材との着脱が可能であるとともに、締結部において取付部材が緩んでしまうことを防止できるレンズユニット、及び撮像装置を提供する。
【解決手段】光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、締結部は、鏡筒と取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、鏡筒に取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、締結部は、鏡筒と取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、鏡筒に取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成される。
【選択図】図4
Description
本発明は、レンズユニット、及び撮像装置に関する。
現在、携帯電話に用いられるカメラや、バックモニタや前方監視に用いられる車載用カメラが普及している。
携帯電話や車載用カメラに用いられる撮像装置は、一般に、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、撮像素子の受光面に結像するレンズユニットとを備える。
レンズユニットは、複数のレンズと、これらのレンズを収容する鏡筒とを備える。レンズユニットは、高温や低温の環境における温度ショックなど厳しい環境条件での性能安定性や耐久性が必要とされる。現在、温度変化の影響がほとんどない、セラミック製の鏡筒を備えたレンズユニットが提案されている。セラミック製の鏡筒を備えたレンズユニットとしては、例えば、特許文献1に示すものがある。
特許文献1には、多孔質セラミック製の鏡筒のネジに固形潤滑剤が塗布された構成が記載されている。多孔質セラミック製の鏡筒の表面粗さが高く、また、摺動性が低い場合に、ネジに螺合される取付部材と鏡筒とが噛み込むことによって両部材が着脱不能になる。特許文献1は、固形潤滑剤の潤滑性能によって、着脱不能になることを避けることができる。
ところで、鏡筒のネジに固形潤滑剤を塗布した構成の場合、固形潤滑剤によって取付部材と鏡筒との螺合が緩んでしまう虞がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、締結部において取付部材との着脱が可能であるとともに、締結部において取付部材が緩んでしまうことを防止できるレンズユニット、及び撮像装置を提供することにある。
(1)光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、
前記締結部は、前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、
前記摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成されるレンズユニット。
(2)(1)に記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットの前記光学系を透過した光を受光する撮像素子と、を備える撮像装置。
前記鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、
前記締結部は、前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、
前記摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成されるレンズユニット。
(2)(1)に記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットの前記光学系を透過した光を受光する撮像素子と、を備える撮像装置。
本発明によれば、締結部において取付部材の着脱が可能であるとともに、取付部材の締結が緩んでしまうことを防止できるレンズユニット、及び撮像装置を提供できる。
図1は、撮像装置及びレンズユニットの構成を示している。図2は、図1のレンズユニットを分解した状態を示している。
撮像装置1は、レンズユニット10と、撮像モジュール100とを備えている。なお、図2では、撮像モジュール100は記載せずに省略している。
レンズユニット10は、複数のレンズを含む光学系と、光学系を収容する鏡筒50とを有している。光学系は、図示の例では、入射側(図中左側)から順に、第1レンズ11と、第2レンズ21と、第3レンズ31と、第4レンズ41とを備えている。
なお、光学系の構成は、図示の例に限定されず、例えばレンズの枚数は3枚であってもよく、5枚以上であってもよい。
撮像モジュール100は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの撮像素子80を備えている。撮像素子80は、レンズユニット10の光学系の結像点に配置される。撮像モジュール100は、図示しないホルダに支持され、該ホルダがレンズユニット10に取り付けられる。
鏡筒50は、円筒形状の筒部52と、筒部52の軸方向の一方(光出射側)の端部に設けられた底部54とで構成されている。また、鏡筒50の筒部52の軸方向における底部54とは反対側(光入射側)の端部は開放されている。
鏡筒50は、多孔質セラミックにより構成されている。ここで、多孔質セラミックとは、内部に無数の微細な穴を含むものである。多孔質セラミックは、その内部の穴によって、穴のないセラミックに比べて表面積が大きく、気体や液体分子を保持する性能を有している。
ここでいう多孔質セラミックとは、気孔率が10%以上のものである。
光学系は、その光軸を鏡筒50の筒部52の中心軸に一致させた状態で筒部52の内径面に嵌合させることにより、配置されている。光学系の光軸が通過する底部54の中央部には開口部51が設けられている。光学系を透過した光は、開口部51を通過し、撮像素子80に入射する。
第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41は、入射側からこの順の配置となるように、鏡筒50の底部54とは反対側の端部から鏡筒50の内部に配置される。
第1レンズ11は、表裏に光学面を有するレンズ部12と、レンズ部12の周囲に広がるコバ部13とで構成されている。
第2レンズ21もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部22と、レンズ部22の周囲に広がるコバ部23とで構成されている。
第3レンズ31もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部32と、レンズ部32の周囲に広がるコバ部33とで構成されている。
第4レンズ41もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部42と、レンズ部42の周囲に広がるコバ部43とで構成されている。
第2レンズ21もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部22と、レンズ部22の周囲に広がるコバ部23とで構成されている。
第3レンズ31もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部32と、レンズ部32の周囲に広がるコバ部33とで構成されている。
第4レンズ41もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部42と、レンズ部42の周囲に広がるコバ部43とで構成されている。
第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41はそれぞれ鏡筒50の内周面に嵌め込まれている。第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41の各コバ部13、23、33、43が鏡筒50の内周面に嵌合する。
第1レンズ11の直径は第2レンズ21の直径より長い。第2レンズ21の直径は第3レンズ31の直径とほぼ等しい。第3レンズ31の直径は、第4レンズ41の直径より長い。なお、以下の説明では、第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41を総称して、単にレンズともいう。
レンズの光軸方向において第1レンズ11と第2レンズ21と間に、環状のスペーサ14が設けられている。スペーサ14は、光軸方向における光入射側の端面が第1レンズ11のコバ部13と当接しており、反対側の端面が第2レンズ21のコバ部23と当接している。
レンズの光軸方向において第2レンズ21と第3レンズ31と間に、環状のスペーサ24が設けられている。スペーサ24は、光軸方向における光入射側の端面が第2レンズ21のコバ部23と当接しており、反対側の端面が第3レンズ31のコバ部33と当接している。
レンズの光軸方向において第3レンズ31と第4レンズ41と間に、環状のスペーサ34が設けられている。スペーサ34は、光軸方向における光入射側の端面が第3レンズ31のコバ部33と当接しており、反対側の端面が第4レンズ41のコバ部43と当接している。
レンズユニット10は、鏡筒50の光入射側の端部に、略円筒形状の押え環60が取り付けられている。押え環60は、鏡筒50に取り付けられることによって、第1レンズ11のコバ部13の表面に当接する。押え環60は、光入射側の面に開口部61が設けられている。レンズユニット10において、押え環60の開口部61を介して、光が第1レンズ11に入射する。
鏡筒50の筒部52の外周面には、締結部56が設けられている。レンズユニット10は、締結部56を介して、鏡筒50に押え環60が取り付けられる構造である。
次に、締結部の構成について説明する。
図3は、図1及び2に示す鏡筒50の締結部56の断面を示している。
締結部56は、ネジ部によって構成されている。ネジ部は、複数のネジ山58を有している。複数のネジ山58それぞれには、鏡筒50に押え環60を締結する際に鏡筒50が進行する側(図3では右側)に面する部分である進み側フランク58aと、鏡筒50に押え環60を締結する際に鏡筒50が進行する側とは反対側に面する部分である追い側フランク58bとが形成されている。ここで、フランクとは、ネジ山において、隣接するネジ溝に連なっている部分をいう。
進み側フランク58aの表面には、摩擦抵抗低減膜72が形成されている。一方、追い側フランク58bの表面には、摩擦抵抗低減膜72は形成されず、鏡筒50を構成する素材であるセラミックが露呈している。
摩擦抵抗低減膜72は、潤滑剤を塗装することによって形成されている。
潤滑剤は、二硫化モリブデン、グラファイト、およびPTFEの中から選択されたいずれか1つ又は複数を潤滑主成分とする固体潤滑成分と、ポリアミドイミド樹脂、エポキシ樹脂、およびアクリル系樹脂の中から選択されたいずれか1つ又は複数からなるバインダとを含む潤滑剤を用いることができる。
次に、締結部に押え環を締結するときの作用について説明する。
図4は、図1のレンズユニットにおいて、鏡筒に押え環を締結する際の状態を示す断面図である。
図4に示すように、鏡筒50に押え環60を締結する際には、ネジ山58の進み側フランク58aが押え環60のネジ溝68の表面に接触するため、鏡筒50は進み側フランク58aの表面に形成された摩擦抵抗低減膜72が押え環60と摺動する。そして、摩擦抵抗低減膜72の潤滑性によって、鏡筒50と押え環60との摩擦抵抗を低くすることができ、両者を円滑に締結することができる。
図4に示すように、鏡筒50に押え環60を締結する際には、ネジ山58の進み側フランク58aが押え環60のネジ溝68の表面に接触するため、鏡筒50は進み側フランク58aの表面に形成された摩擦抵抗低減膜72が押え環60と摺動する。そして、摩擦抵抗低減膜72の潤滑性によって、鏡筒50と押え環60との摩擦抵抗を低くすることができ、両者を円滑に締結することができる。
図5は、図1のレンズユニットにおいて、鏡筒に押え環が締結されている状態を示す断面図である。
図5に示すように、鏡筒50に押え環60を締結した後は、両者の間にかかる圧力によって、ネジ山58の追い側フランク58bが押え環60のネジ溝の表面に接触する。追い側フランク58bの表面には摩擦抵抗低減膜72は形成されていないため、追い側フランク58bの表面に露呈したセラミックと、押え環60とが当接し、追い側フランク58bは、摩擦抵抗によって押え環のネジ溝68に固定される。こうして、鏡筒50に締結された押え環60が緩んでしまうことを防止できる。
図5に示すように、鏡筒50に押え環60を締結した後は、両者の間にかかる圧力によって、ネジ山58の追い側フランク58bが押え環60のネジ溝の表面に接触する。追い側フランク58bの表面には摩擦抵抗低減膜72は形成されていないため、追い側フランク58bの表面に露呈したセラミックと、押え環60とが当接し、追い側フランク58bは、摩擦抵抗によって押え環のネジ溝68に固定される。こうして、鏡筒50に締結された押え環60が緩んでしまうことを防止できる。
鏡筒50から押え環60を取り外す際には、鏡筒50をねじ込む方向に圧力を加えることで、図4に示す状態のように、追い側フランクの表面が押え環60のネジ溝68の表面から離間し、また、進み側フランク表面の摩擦抵抗低減膜72がネジ溝68に当接する。そして、圧力を加えつつ、ネジ部の螺旋方向に合わせて鏡筒50と押え環60を相対的に回転させることで、摩擦抵抗低減膜72の潤滑性によって両者を円滑に取り外すことができる。
レンズユニット10の締結部56において、ネジ部の進み側フランク58aは鏡筒50と押え環60とを締結させる際に摺動する摺動面として機能する。また、追い側フランク58bは、鏡筒50と押え環60を締結した状態で、押え環60に当接して摩擦抵抗で固定される固定面として機能する。
こうして、レンズユニット10は、締結部56を構成するネジ部の進み側フランク58aのみに摩擦抵抗低減膜72が形成されているため、締結部56において押え環60の着脱が可能であるとともに、押さえ環60の締結が緩んでしまうことを防止できる。
次に、レンズユニットの変形例を説明する。上述のレンズユニットは、ネジ構造の締結部を備えたものであるが、締結部は図6から図9に示すバヨネット構造であっても良い。
図6は、バヨネット構造の締結部において、鏡筒に押え環を締結する際の状態を示す図である。図7は、図6に示す状態の締結部の断面図である。
バヨネット構造の締結部を備える鏡筒50は、筒部52の外周部に突出するバヨネット爪152を有している。バヨネット爪152は、筒部52の外周において略等間隔をおいて3つ形成されている。
押え環60は、内周部にバヨネット溝162が形成されている。バヨネット溝162はバヨネット爪152を挿入するための軸方向に延びる部分と、該部分に連通して押え環60の周方向に延びる部分とを含む。押え環60のバヨネット溝162に鏡筒50のバヨネット爪152を軸方向に挿入し、押え環60をX方向に回動させることで、バヨネット溝162にバヨネット爪152が係合される。
図7に示すように、バヨネット爪152をバヨネット溝162に挿入し、両者を挿入方向に突き当てた状態で、バヨネット爪152におけるバヨネット溝162と摺接する部位の表面に摩擦抵抗低減膜170が形成されている。このため、バヨネット爪152をバヨネット溝162に沿って移動させる際には、摩擦抵抗低減膜170によって両者の間の摩擦抵抗を小さくでき、係合させるための動作を円滑に行うことができる。
図8は、バヨネット構造の締結部において、鏡筒に押え環が締結されている状態を示す図である。図9は、図8に示す状態の締結部の断面図である。
図8は、押え環60のバヨネット溝162に鏡筒50のバヨネット爪を挿入した状態で、図6のX方向に、押え環60を約60度回動させ、押え環60を鏡筒50に締結して固定している。
押え環60を鏡筒50に締結して固定した状態では、押え環60と鏡筒50にかかる圧力によって、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されている部位がバヨネット溝162とは離間する。また、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されていない部位がバヨネット溝162に当接する。上述のように鏡筒50は、セラミックで構成されており、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されていない部位は、セラミックが露呈していため、当接するバヨネット溝162との間で摩擦抵抗が大きくなる。こうして、押え環60を鏡筒50に締結して固定した状態では、摩擦抵抗によって、押え環60の締結が緩んでしまうことを防止できる。
鏡筒50から押え環60を取り外す際には、鏡筒50をねじ込む方向に圧力を加えることで、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されていない部分がバヨネット溝162の表面から離間する。また、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170がバヨネット溝162に当接する。そして、圧力を加えつつ、図6のX方向とは反対側に押え環60を回動させることで、バヨネット爪152が摩擦抵抗低減膜170の潤滑性によってバヨネット溝162に沿って摺動して、両者を円滑に取り外すことができる。
レンズユニット10は、締結部は、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されている部位が、鏡筒50と押え環60とを締結させる際に摺動する摺動面として機能し、バヨネット爪152の摩擦抵抗低減膜170が形成されていない部位が鏡筒50と押え環60を締結した状態において押え環60に当接して摩擦抵抗で固定される固定面として機能する。
こうして、レンズユニット10は、バヨネット構造のバヨネット爪において、バヨネット爪と締結させる際に摺動する所定の部位にのみ摩擦抵抗低減膜170を形成することで、鏡筒50に対して押え環60の着脱が可能であるとともに、押さえ環60の締結が緩んでしまうことを防止できる。
また、上述の例では、レンズユニットの締結部は押え環を締結する構成を例に説明したが、鏡筒50に締結される部材は押え環に限定されない。例えば、締結部は、撮像素子を収容する撮像素子ユニットや、ホルダや、保持部材や、レンズユニット10や撮像装置1を覆うカバー等の取付部材が、鏡筒50に対して締結される部分であっても良い。
締結部は、鏡筒の光入射側端部に設けられても良く、取付部材が撮像素子ユニットの場合には、鏡筒の光出射側端部に設けられても良い。
本明細書は次の事項を開示する。
(1)光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、
前記締結部は、前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、
前記摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成されるレンズユニット。
(2)(1)に記載のレンズユニットであって、
前記光学系は複数のレンズを含み、
前記鏡筒は、光軸が一致するように前記複数のレンズを内径部に嵌め込んで収容するレンズユニット。
(3)(1)又は(2)に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、前記取付部材のネジと螺合するネジ部であり、
前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に前記ネジ部の進み側フランクが摺動し、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態で、前記ネジ部の追い側フランクが該取付部材に当接し、前記摩擦抵抗低減膜が進み側フランクの表面に形成されるレンズユニット。
(4)(1)又は(2)に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、バヨネット構造であり、
前記バヨネット構造は、前記鏡筒に形成されたバヨネット爪と、前記取付部材に形成され、該バヨネット爪と係合するバヨネット溝とを備え、
前記バヨネット爪は、前記バヨネット溝に係止させる状態において該バヨネット溝に摺動する部位に前記摩擦抵抗低減膜が形成され、前記バヨネット溝に係止させた状態において前記摩擦抵抗低減膜が形成されていない部位が前記バヨネット溝と当接するレンズユニット。
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載のレンズユニットであって、
前記摩擦抵抗低減膜は、塗装によって形成されているレンズユニット。
(6)(1)から(5)のいずれか1つに記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットの前記光学系を透過した光を受光する撮像素子と、を備える撮像装置。
(1)光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、
前記締結部は、前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、
前記摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成されるレンズユニット。
(2)(1)に記載のレンズユニットであって、
前記光学系は複数のレンズを含み、
前記鏡筒は、光軸が一致するように前記複数のレンズを内径部に嵌め込んで収容するレンズユニット。
(3)(1)又は(2)に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、前記取付部材のネジと螺合するネジ部であり、
前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に前記ネジ部の進み側フランクが摺動し、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態で、前記ネジ部の追い側フランクが該取付部材に当接し、前記摩擦抵抗低減膜が進み側フランクの表面に形成されるレンズユニット。
(4)(1)又は(2)に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、バヨネット構造であり、
前記バヨネット構造は、前記鏡筒に形成されたバヨネット爪と、前記取付部材に形成され、該バヨネット爪と係合するバヨネット溝とを備え、
前記バヨネット爪は、前記バヨネット溝に係止させる状態において該バヨネット溝に摺動する部位に前記摩擦抵抗低減膜が形成され、前記バヨネット溝に係止させた状態において前記摩擦抵抗低減膜が形成されていない部位が前記バヨネット溝と当接するレンズユニット。
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載のレンズユニットであって、
前記摩擦抵抗低減膜は、塗装によって形成されているレンズユニット。
(6)(1)から(5)のいずれか1つに記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットの前記光学系を透過した光を受光する撮像素子と、を備える撮像装置。
1 撮像装置
10 レンズユニット
11 第1レンズ
21 第2レンズ
31 第3レンズ
41 第4レンズ
50 鏡筒
56 締結部
60 押え環(取付部材)
72、170 摩擦抵抗低減膜
80 撮像素子
10 レンズユニット
11 第1レンズ
21 第2レンズ
31 第3レンズ
41 第4レンズ
50 鏡筒
56 締結部
60 押え環(取付部材)
72、170 摩擦抵抗低減膜
80 撮像素子
Claims (6)
- 光学系と、該光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒には、取付部材を締結するための締結部が形成され、
前記締結部は、前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に摺動する摺動面と、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態において該取付部材に当接して摩擦抵抗で固定される固定面とを有し、
前記摺動面の表面に摩擦抵抗低減膜が形成されるレンズユニット。 - 請求項1に記載のレンズユニットであって、
前記光学系は複数のレンズを含み、
前記鏡筒は、光軸が一致するように前記複数のレンズを内径部に嵌め込んで収容するレンズユニット。 - 請求項1又は2に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、前記取付部材のネジと螺合するネジ部であり、
前記鏡筒と前記取付部材とを締結させる際に前記ネジ部の進み側フランクが摺動し、前記鏡筒に前記取付部材を締結した状態で、前記ネジ部の追い側フランクが該取付部材に当接し、前記摩擦抵抗低減膜が進み側フランクの表面に形成されるレンズユニット。 - 請求項1又は2に記載のレンズユニットであって、
前記締結部は、バヨネット構造であり、
前記バヨネット構造は、前記鏡筒に形成されたバヨネット爪と、前記取付部材に形成され、該バヨネット爪と係合するバヨネット溝とを備え、
前記バヨネット爪は、前記バヨネット溝に係止させる状態において該バヨネット溝に摺動する部位に前記摩擦抵抗低減膜が形成され、前記バヨネット溝に係止させた状態において前記摩擦抵抗低減膜が形成されていない部位が前記バヨネット溝と当接するレンズユニット。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズユニットであって、
前記摩擦抵抗低減膜は、塗装によって形成されているレンズユニット。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットの前記光学系を透過した光を受光する撮像素子と、を備える撮像装置。
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CN113103160A (zh) * | 2021-04-08 | 2021-07-13 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种柔性薄膜圆对称周向预紧装置 |
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2011
- 2011-09-30 JP JP2011218527A patent/JP2013079999A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113103160A (zh) * | 2021-04-08 | 2021-07-13 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种柔性薄膜圆对称周向预紧装置 |
CN113103160B (zh) * | 2021-04-08 | 2023-03-31 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种柔性薄膜圆对称周向预紧装置 |
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