JP2013077113A - 見守りシステム及び見守り装置並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】見守りシステムを構成する家庭内サーバ装置1は、センサ装置2により検出された見守り対象(例えば、高齢者、ペット)の動きと場所を示す検出結果を家庭内LAN3を介して受信取得し、この検出結果(動きと場所)に基づいて見守りデータベースWTを検索することによって見守対象の状態(食事中、就寝中など)を判定し、この状態を示す絵図(キャラクタ)を要求元の端末装置(PC6や携帯端末装置8)に対して通知する。
【選択図】 図1
Description
ところで、従来においては、お年寄りなどが持つ杖に加速度センサを設け、この加速度センサによる検出結果を利用者(見守り対象者)の状態(歩行、静止)として見守り装置に送信することによりアニメーション表示させるようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
見守り対象を通信ネットワーク経由で見守る見守りシステムであって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段と、
見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段と、
前記第1及び第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする見守りシステムである。
見守り対象を見守る装置であって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とする見守り装置である。
コンピュータに対して、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する機能と、
前記取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する機能と、
前記判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図9を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、見守り対象を通信ネットワーク経由で見守る見守りシステムの概要を示したブロック図である。
見守りシステムは、家庭内サーバ装置(見守り管理装置)1を中核とするもので、この家庭内サーバ装置1は、見守り対象(例えば、高齢者、ペット)に装着されているセンサ装置2に家庭内LAN(Local Area Network)3を構成するアクセスポインタ4を介して通信接続されたパーソナルコンピュータ(PC)である。この家庭内サーバ装置1には、インターネット5を介して他のパーソナルコンピュータ(PC)6に通信接続が可能であると共にインターネット5、無線通信網7を介して携帯端末装置8に通信接続が可能となっている。
家庭内サーバ装置1は、文章作成機能、電子メール機能、インターネット接続機能、時計機能などの基本機能のほか、上述したように見守り対象の状態をリアルタイムに確認可能な見守り機能を有している。CPU11は、電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの家庭内サーバ装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部13は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図8に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。
センサ装置2は、CPU21を中核とするもので、二次電池を備えた電源部22からの電力供給によって動作する。CPU21は、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこのセンサ装置2の全体動作を制御する。記憶部23は、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図7に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムを記憶するプログラムメモリCP、後述する蓄積メモリACのほか、各種の情報(フラグ、タイマなど)を一時的に記憶するワーク領域(図示省略)が設けられている。CPU21には、その周辺デバイスとしてLAN通信部24、電源ボタン25、モーションセンサ26が接続されている。LAN通信部24は、家庭内LAN3を介して家庭内サーバ装置1との間でデータの送受信を行うためのLAN通信モジュールである。電源ボタン25は、電源部22をオン/オフさせる機構的な押しボタンである。
見守りデータベースWTは、センサ装置2から受信取得した検出結果と、現在時刻が含まれる時間帯に基づいて、見守り対象の状態を特定する際に参照されるデータベースで、各レコードは、「見守り対象の種類」、「時間帯」、「場所」、「動作」、「状態」、「キャラクタ」の各項目を有している。「見守り対象の種類」は、見守り対象は何かを記憶する項目で、図示の例の場合、“ペット(犬)”、“お年寄り”のいずれかを記憶するようにしているが、それに限らないことは勿論である。「時間帯」は、例えば、朝、昼、夜の時間帯などを記憶する項目で、図中、“いつでも”とは、時間帯を問わないことを示している。
先ず、センサ装置2のCPU21は、モーションセンサ26を定期的(例えば、100ms)に動作させて検出を行うための検出タイミングに達したかを調べたり(ステップA1)、電源ボタン25により電源オフ操作が行われたかを調べたりする(ステップA11)。いま、電源オフ操作が行われたときには(ステップA11でYES)、図7のフローが終了するが、検出タイミングに達したときには(ステップA1でYES)、モーションセンサ26を構成する加速度センサ26A及び地磁気センサ26Bにより検出された検出結果(X・Y・Z軸対応の加速度及び方向)を取得し(ステップA2)、記憶部23内の蓄積メモリACに記憶させる(ステップA3)。これによって蓄積メモリACにその容量分(例えば、4分間分)の検出結果が記憶されたかを調べ(ステップA4)、容量分の検出結果が記憶されるまで上述のステップA1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す(ステップA1〜A4)。
蓄積メモリACは、上述したように4分間分の100ms毎の検出結果を順次記憶するもので、蓄積メモリACの全体を1レコード分シフトすることにより最新の検出結果は、その先頭レコードに記憶される。この場合、この蓄積メモリACの記憶状態がその容量分に達している状態では、いわゆる先入れ先出し方式により最も古い検出結果に代わって最新の検出結果が追加記憶される。なお、図中、矢印は、時間の経過方向を示している。
先ず、家庭内サーバ装置1のCPU11は、端末装置(PC6や携帯端末装置8)からインターネット5を介して見守り対象の状態を確認する確認要求を受信したか調べ(ステップB1)、状態確認の要求を受信しなければ(ステップB1でNO)、図8のフローから抜けるが、状態確認の要求を受信したときには(ステップB1でYES)、センサ装置2に対して状態確認の要求コマンドを送信する(ステップB2)。
以下、この発明の第2実施形態について図10及び図11を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、家庭内サーバ装置1とセンサ装置2との間で通信ネットワークを介してデータ送受信を行うと共に、家庭内サーバ装置1と他のPC6や携帯端末装置8との間で通信ネットワークを介してデータ送受信を行う見守りシステムに適用した場合であるが、この第2実施形態においては、見守り装置として携帯端末装置8に適用した場合である。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。なお、第2実施形態のセンサ装置2においても第1実施形態と基本的には同様の動作を行うが、第2実施形態では説明を簡素化するために、上述したリトライ要求に関する部分については、その説明を省略するものとする。
携帯端末装置(見守り装置)8は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能、時計機能などの基本機能のほか、見守り対象の状態をリアルタイムに確認可能な見守り機能を有している。CPU81は、電源部82からの電力供給によって動作し、記憶部83内の各種のプログラムに応じてこの携帯端末装置8の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部83は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図11に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。
先ず、携帯端末装置8のCPU81は、ユーザ操作により見守り対象の状態確認が指示されたかを調べ(ステップC1)、その指示がなければ(ステップC1でNO)、この図11のフローから抜けるが、ユーザ操作により状態確認が指示されたときには(ステップC1でYES)、状態確認の要求コマンドをセンサ装置2に家庭内サーバ装置1を介して送信する(ステップC2)。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
見守り対象を通信ネットワーク経由で見守る見守りシステムであって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段と、
見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段と、
前記第1及び第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の見守りシステムにおいて、
時刻情報を計時する計時手段を更に備え、
前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果のほか、前記計時手段により計時された現在時刻に応じた時間帯に基づいて、見守対象の状態を判定する、
ようにしたことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の見守りシステムにおいて、
前記第1のセンサ手段は、見守り対象に装着されていて、この見守り対象に加わる振動状態を見守り対象の動作として検出する加速度センサを有する、
ことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の見守りシステムにおいて、
前記第2のセンサ手段は、見守り対象に装着されていて、この見守り対象に加わる振動状態を見守り対象の動作として検出する加速度センサを有すると共に、見守り対象の方向を検出する地磁気センサとを有し、予め場所毎に登録されている起点からの位置関係と前記加速度センサ及び地磁気センサの検出結果に基づいて、見守対象の居場所を検出する、
ようにしたことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の見守りシステムにおいて、
前記取得手段は、所定時間内に前記第1のセンサ手段により検出された複数の検出結果動作を平均化した動作と、前記第2のセンサ手段により検出された複数の検出結果を平均化した場所を取得する、
ようにしたことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の見守りシステムにおいて、
前記通知手段は、見守対象を表現すると共にその状態を表現したキャラクタを見守対象を示す絵図として通知する、
ようにしたことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の見守りシステムにおいて、
当該見守りシステムは、見守り対象に装着されているセンサ装置と、このセンサ装置に前記通信ネットワークを介して接続されている見守り管理装置とを備え、
前記センサ装置は、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段と、
見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段と、
を備え、
前記見守り管理装置は、
前記センサ装置から前記第1及び第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を通知する通知手段と、
を備える、
ようにしたことを特徴とする見守りシステムである。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
見守り対象を見守る装置であって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とする見守り装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の見守り装置において、
時刻情報を計時する計時手段を更に備え、
前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果のほか、前記計時手段により計時された現在時刻に応じた時間帯に基づいて、見守対象の状態を判定する、
ようにしたことを特徴とする見守り装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の見守り装置において、
時刻情報を計時する計時手段を更に備え、
前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果のほか、前記計時手段により計時された現在時刻に応じた時間帯に基づいて、見守対象の状態を判定する、
ようにしたことを特徴とする見守り装置である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、
コンピュータに対して、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する機能と、
前記取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する機能と、
前記判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
2 センサ装置
3 家庭内LAN
4 アクセスポインタ
5 インターネット
6 他のPC
7 無線通信網
8 携帯端末装置
11、21、81 CPU
13、23、83 記憶部
14 広域通信部14
15 LAN通信部
17 操作部
26 モーションセンサ
26A 加速度センサ
26B 地磁気センサ
WT 見守りデータベース
AC 蓄積メモリ
Claims (11)
- 見守り対象を通信ネットワーク経由で見守る見守りシステムであって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段と、
見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段と、
前記第1及び第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする見守りシステム。 - 時刻情報を計時する計時手段を更に備え、
前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果のほか、前記計時手段により計時された現在時刻に応じた時間帯に基づいて、見守対象の状態を判定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。 - 前記第1のセンサ手段は、見守り対象に装着されていて、この見守り対象に加わる振動状態を見守り対象の動作として検出する加速度センサを有する、
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の見守りシステム。 - 前記第2のセンサ手段は、見守り対象に装着されていて、この見守り対象に加わる振動状態を見守り対象の動作として検出する加速度センサを有すると共に、見守り対象の方向を検出する地磁気センサとを有し、予め場所毎に登録されている起点からの位置関係と前記加速度センサ及び地磁気センサの検出結果に基づいて、見守対象の居場所を検出する、
ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の見守りシステム。 - 前記取得手段は、所定時間内に前記第1のセンサ手段により検出された複数の検出結果動作を平均化した動作と、前記第2のセンサ手段により検出された複数の検出結果を平均化した場所を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の見守りシステム。 - 前記通知手段は、見守対象を表現すると共にその状態を表現したキャラクタを見守対象を示す絵図として通知する、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の見守りシステム。 - 当該見守りシステムは、見守り対象に装着されているセンサ装置と、このセンサ装置に前記通信ネットワークを介して接続されている見守り管理装置とを備え、
前記センサ装置は、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段と、
見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段と、
を備え、
前記見守り管理装置は、
前記センサ装置から前記第1及び第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を通知する通知手段と、
を備える、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の見守りシステム。 - 見守り対象を見守る装置であって、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とする見守り装置。 - 時刻情報を計時する計時手段を更に備え、
前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果のほか、前記計時手段により計時された現在時刻に応じた時間帯に基づいて、見守対象の状態を判定する、
ようにしたことを特徴とする請求項8に記載の見守り装置。 - 前記表示手段は、見守対象を表現すると共にその状態を表現したキャラクタを見守対象を示す絵図として表示する、
ようにしたことを特徴とする請求項8〜請求項9のいずれかに記載の見守り装置。 - コンピュータに対して、
見守り対象の動作を検出するための第1のセンサ手段の検出結果と見守対象が居る場所を検出するための第2のセンサ手段の検出結果を取得する機能と、
前記取得した第1及び第2のセンサ手段の検出結果に基づいて、見守対象の状態を判定する機能と、
前記判定された見守対象の状態を示す絵図を表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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