JP2013074909A - スライドレール - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器、光学機器、ビジネス機器、家具等々に使用されるスライドレールであって、アウターメンバとインナーメンバとの間に挿入されたボールの走行面がリン青銅、鉄またはステンレスによって形成された耐久性の高いスライドレールを提供する。
【解決手段】外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、複数のボールと、ボールリテーナと、からなるスライドレールにおいて、前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面がリン青銅、鉄またはステンレスにより形成されることを特徴とするスライドレールである。
【選択図】 図1
【解決手段】外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、複数のボールと、ボールリテーナと、からなるスライドレールにおいて、前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面がリン青銅、鉄またはステンレスにより形成されることを特徴とするスライドレールである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器、光学機器、ビジネス機器、家具等々に使用されるスライドレールに関し、特に、アウターメンバとインナーメンバとの間に挿入されたボールの走行面がリン青銅、鉄またはステンレスによって形成されたスライドレールに関する。
スライドレールは、精度が高く、かつ抵抗が少くなるように設計しているので、精度の要求される精密機械、電子機器、コピー機などの可動部分に広く使用されている。また、大きい重量が加わる場所、たとえば、出入り口の扉や、家庭で使用する多段の抽斗などの家具類等にも広く使用されている。
従来のスライドレールは、アウターメンバである固定レールと、インナーメンバである移動レールの間に、多数のボールをボールリテーナを介して装着した構成である。
フレームや壁面に装着される固定レールとなるアウターメンバは、両端腕を抱え込んだ形状であり、湾曲した長手方向の内側に半円形溝からなるボール走行面が形成されている。また、移動体に装着される移動レールとなるインナーメンバは、両端を外側に向けて湾曲させた形状で、固定レール(アウターメンバ)の内側に嵌入され、湾曲した長手方向の外側に半円形溝からなるボール走行面を備えている。向かい合う固定レールのボール走行面と移動レールのボール走行面が一対となりボール走行路を形成し、そのボール走行路にボールリテーナに保持されたボールが転動自在に介装される。
フレームや壁面に装着される固定レールとなるアウターメンバは、両端腕を抱え込んだ形状であり、湾曲した長手方向の内側に半円形溝からなるボール走行面が形成されている。また、移動体に装着される移動レールとなるインナーメンバは、両端を外側に向けて湾曲させた形状で、固定レール(アウターメンバ)の内側に嵌入され、湾曲した長手方向の外側に半円形溝からなるボール走行面を備えている。向かい合う固定レールのボール走行面と移動レールのボール走行面が一対となりボール走行路を形成し、そのボール走行路にボールリテーナに保持されたボールが転動自在に介装される。
固定レール(アウターメンバ)はキャビネットや扉のフレームなどに固定され、移動レール(インナーメンバ)は抽斗や可動部の側面に固定される。抽斗を移動すると移動レールは、ボールが転がることによって、嵌装されている固定レールの長手方向に沿って比較的軽くかつ自在にスライドできる。
ボール走行路はいずれもボール同程度の曲率の円弧状の断面形状を有しており、内部に摺動自在に装着された移動レールは固定レールから簡単には外れない構造に形成されている。
ボール走行路はいずれもボール同程度の曲率の円弧状の断面形状を有しており、内部に摺動自在に装着された移動レールは固定レールから簡単には外れない構造に形成されている。
しかし、ドアを垂直に吊るして左右に往復スライドさせて使用する場合、スライドレールは垂直方向に並んで配置されるので、スライドレールに加わる抽斗などの荷重は、2対の上下のボールガイド溝に均等に加わることはなく、主に下に位置するボールガイド溝に荷重が掛かる結果となっていた。
また、負荷が大きい場合には、片方のボールガイド溝でも耐えられるように、ボールの径を大きくする事が考えられるが、スライドレール全体を大型化しなければならず、コストアップの原因となる。
また、荷重は移動レールにかかることになるので、スライドレール全体としては偏心荷重となる欠点もあり、偏心量の大きい荷重の場合にはバランスをとる必要があった。
また、荷重は移動レールにかかることになるので、スライドレール全体としては偏心荷重となる欠点もあり、偏心量の大きい荷重の場合にはバランスをとる必要があった。
また、スライドレールを取り付ける取り付け箇所には高さが確保できなければならず、この高さを確保できない場合は、吊り用にスライドレールを横向きにして使用することになる。横向きにすると、ボールガイド溝が横方向からボールを支えることになり、大きな荷重では耐久性に欠けるという問題があった。耐荷重を考慮して、梁に固定レール(アウターメンバ)を上向きに敷設し、吊り下げるドア等を移動レール(インナーメンバ)に跨がせるように装着することも考えられるが、構造が複雑で装備全体が大きくなる欠点があった。
本発明は、上記問題を解決するために、電子機器、光学機器、ビジネス機器、家具等々に使用されるスライドレールであって、特に、アウターメンバとインナーメンバとの間に挿入されたボールの走行面が、リン青銅、鉄またはステンレスによって形成された耐久性の高いスライドレールを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のスライドレールは、外側からボールを支持する外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、前記外側ボール走行面上のボールを内側から支持する内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、各対を成す外内のボール走行面の中に配置された複数のボールと、該ボールを整列保持するボールリテーナと、からなるスライドレールであって、前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面が、リン青銅、鉄またはステンレスにより形成される構造である。
また、外側からボールを支持する外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、前記外側ボール走行面上のボールを内側から支持する内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、各対を成す外内のボール走行面の中に配置された複数のボールと、該ボールを整列保持するボールリテーナと、からなるスライドレールにおいて、前記アウターメンバの内壁面の全体および/または前記インナーメンバの外壁面の全体が、リン青銅、鉄またはステンレスにより形成される構造である。
また、前記スライドレールは、前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面、または、前記アウターメンバの内壁面および/または前記インナーメンバの外壁面にリン青銅、鉄またはステンレス製の薄板を長手方向の全長に亘って接合した構造である。
更に、前記リン青銅は、少なくとも銅、1.0〜9.0%の錫、0.03〜0.35%のリンが含まれている構造である。
また、前記スライドレールは、吊り扉の上部面に設けられる。また、前記スライドレールは、吊り扉の上方側面に設けられる構造でもある。更に、前記スライドレールは、2つのレールを備えて構成されるダブルスライドレールでもある。
以上に説明したように本発明にかかるスライドレールの構造によれば、
1.ボール走行面がリン青銅、鉄またはステンレスにより構成されるため、滑性のみならず、ばね性に優れているとともに、強度が高く、耐摩耗性にも優れている。また、シーズンクラックの発生がなく、半田付やめっきの施工もし易い構造である。更に、化学的腐食にも強いスライドレールを提供できる。
1.ボール走行面がリン青銅、鉄またはステンレスにより構成されるため、滑性のみならず、ばね性に優れているとともに、強度が高く、耐摩耗性にも優れている。また、シーズンクラックの発生がなく、半田付やめっきの施工もし易い構造である。更に、化学的腐食にも強いスライドレールを提供できる。
2.アウターメンバの内壁およびインナーメンバの外壁の全長がリン青銅、鉄またはステンレスにより構成されるため、スライドレール全体の強度が増すとともに、耐久性を向上することが出来る。
3.アウターメンバの内壁およびインナーメンバの外壁に外壁がリン青銅、鉄またはステンレスを被装するように接合して二重の金属壁を形成することで軽量、且つ耐久性の高いスライドレールを提供することが出来る。
3.アウターメンバの内壁およびインナーメンバの外壁に外壁がリン青銅、鉄またはステンレスを被装するように接合して二重の金属壁を形成することで軽量、且つ耐久性の高いスライドレールを提供することが出来る。
4.リン青銅によって形成されるため、金属でありながら、ばね性にも優れている。また、曲げ、絞り加工性が良く、強度が高い。更に、耐摩耗性にも優れており、時効硬化がない。更に、成形し易く、化学的腐食に強い。
5.スライドレールの耐久性が向上し、耐荷重性が向上するのでスライドレール下部に吊り下げられる吊り扉の荷重を増加することができる。また、使用による劣化を防止することができる。
6.吊り扉の側面に設けられるスライドレールであっても、スライドレール下部のボール走行面の耐久性が向上し、変形し難く、故障やガタツキなく長期間使用することが可能である。
7.ダブルスライドレールとして使用すれば、より耐荷重性能を向上することができ、荷重の大きな扉であっても安定して懸架スライドでき、ガタツキのなくスムースな移動開閉が可能なスライドレールとすることができる。
6.吊り扉の側面に設けられるスライドレールであっても、スライドレール下部のボール走行面の耐久性が向上し、変形し難く、故障やガタツキなく長期間使用することが可能である。
7.ダブルスライドレールとして使用すれば、より耐荷重性能を向上することができ、荷重の大きな扉であっても安定して懸架スライドでき、ガタツキのなくスムースな移動開閉が可能なスライドレールとすることができる。
本発明のスライドレール10は、アウターメンバ20と、インナーメンバ30と、ボール40と、ボールリテーナ50と、からなる。
この実施例では、アウターメンバ20は、フレーム、壁、梁等に固定されるレールであり、金属製細長板の横断面の長手方向両側端を屈曲して形成される。図1の断面図に示すように、横断面の長手方向の両側両端腕を平行にスライドレール10のボール40を外側から支持する外側ボール走行面22を形成するように、抱え込んだ形状に形成する。アウターメンバの基底部24はフレーム、梁、家具等の固定面に固着される。
インナーメンバ30は、扉等の可動部位に設置される移動レールであり、スライドレール10のボール40を内側から支持する内側ボール走行面32を形成するように、金属製細長板の横断面の長手方向の両端部36を外側に向けて湾曲させて、断面略C字型に外向きに立ち上がらせた形状からなる。アウターメンバ20に収納された状態で、内側ボール走行面32がアウターメンバ20の外側ボール走行面22と対を成すように形成される。
ボールリテーナ50は、アウターメンバ20とインナーメンバ30との間に装着されて左右の列を成す複数のボール40を保持する。細長金属板によりアウターメンバ20とインナーメンバ30との間に挿入可能な大きさに形成され、細長金属板を屈曲して形成した両腕部にボール40を回転自在に保持する。ボール40は、ボールリテーナ50の両腕部によって並列にスライドレール10の摺動方向の数箇所に複数個保持される。
アウターメンバ20の外側ボール走行面22は、リン青銅、鉄またはステンレス素材によって形成される。同様に、インナーメンバ30の内側ボール走行面32もアウターメンバの外側ボール走行面22に対応して、リン青銅、鉄またはステンレス素材により形成される。走行面を形成する材質としてリン青銅を選定したのは、リン青銅は金属でありながら、ばね性にも優れており、曲げ、絞り加工性が良く、強度が高いという特性に加え、耐摩耗性にも優れており、経年硬化がなく、スライドレールの耐久性を大幅に向上することが可能となる為である。更に、リン青銅は、成形し易く化学的腐食にも強い。
図1は、外側ボール走行面22および内側ボール走行面32がリン青銅によって形成されたスライドレール10の断面図である。この実施例では、ボール走行面22、32のみがリン青銅により形成されており、アウターメンバの基底部24と両端部26の大部分はアルミニウムやアルミニウム合金により形成されているため、軽量でありながら、耐久性の高い構造となっている。
図1は、外側ボール走行面22および内側ボール走行面32がリン青銅によって形成されたスライドレール10の断面図である。この実施例では、ボール走行面22、32のみがリン青銅により形成されており、アウターメンバの基底部24と両端部26の大部分はアルミニウムやアルミニウム合金により形成されているため、軽量でありながら、耐久性の高い構造となっている。
外側ボール走行面22と内側ボール走行面32は、ステンレスにより形成することが可能である。ステンレスにより、耐腐食性が高く、強度と共に耐摩擦性が高いスライドレールとすることが出来る。
また、外側ボール走行面22と内側ボール走行面32を、鉄により形成する構成としてもよい。鉄により、強度増幅能力が高く安価に製造することができ、加工成形の自由度が高い。
また、図2に示す本発明のスライドレール10の別の実施例では、外側ボール走行面22および内側ボール走行面32を含むアウターメンバ20の内壁28およびインナーメンバ30の外壁38の全体をリン青銅に形成した、二重壁構造としている。アウターメンバ20およびインナーメンバ30の片面全体にリン青銅の薄板を接合しているため成形が容易で、強度、耐久性の高いスライドレールを形成することが出来る。
アウターメンバの内壁28とインナーメンバの外壁38は、ステンレスにより形成する二重壁構成とすることが可能である。ステンレスにより、酸化に強く耐食性が高く、強度と共に耐摩擦性の高いスライドレールとすることが出来る。
また、アウターメンバの内壁28とインナーメンバの外壁38を、鉄により形成する二重壁構成としてもよい。鉄により、強度増幅能力が高く安価に製造することができ、加工形状の自由度が高い。
外側ボール走行面22および内側ボール走行面32、または、アウターメンバの内壁28およびインナーメンバの外壁38に接合するリン青銅は、少なくとも銅、1.0〜9.0%の錫、0.03〜0.35%のリンからなる。より好ましくは、銅と、3.5〜9.0%の錫と、0.03〜0.35%のリンからなる構成である。銅、錫およびリンの合計が99.5%以上であることが好ましい。
また、外側ボール走行面22または内側ボール走行面32の一方にリン青銅、鉄、またはステンレスを接合した構造とすることも可能である。同様に、アウターメンバまたは内壁28とインナーメンバの外壁38の一方をにリン青銅、鉄またはステンレスの薄板を接合して形成することも可能である。
より荷重の掛かるボール接合面にリン青銅、鉄またはステンレスを用いることで、コストを抑えながら、耐久性の高いスライドレールとすることが出来る。
より荷重の掛かるボール接合面にリン青銅、鉄またはステンレスを用いることで、コストを抑えながら、耐久性の高いスライドレールとすることが出来る。
スライドレール10は、図3に示すように吊り扉60の上部面に設ける構造とすることが出来る。また、図4に示す別の実施例のように、吊り扉60の上方側面に設ける構造とすることも可能である。
従来、底面に設置すると扉や抽斗等の重量によりスライドレールが上から圧迫されるという問題から許容重量が制限されていたが、本発明では、リン青銅、鉄またはステンレスを用いてアウターメンバおよびインナーメンバを形成しているため、耐久性が向上し、許容重量を大きく改善することが出来る。
従来、底面に設置すると扉や抽斗等の重量によりスライドレールが上から圧迫されるという問題から許容重量が制限されていたが、本発明では、リン青銅、鉄またはステンレスを用いてアウターメンバおよびインナーメンバを形成しているため、耐久性が向上し、許容重量を大きく改善することが出来る。
また、図5に示すように、ボール走行面を備えた第一アウターメンバ62および第二アウターメンバ63と、第一インナーメンバ64および第二インナーメンバ65と、ボールリテーナ50と、ボール40とからなる、2つのレールを備えたダブルスライドレール12とすることも可能である。また、図示しないが、アウターメンバと2つのインナーメンバとからなる3メンバを備えたダブルスライドレールとすることも可能である。
10 スライドレール
12 ダブルスライドレール
20 アウターメンバ
22 外側ボール走行面
24 基底部
26、36 両端部
28 内壁
30 インナーメンバ
32 内側ボール走行面
38 外壁
40 ボール
50 ボールリテーナ
60 吊り扉
62 第一アウターメンバ
63 第二アウターメンバ
64 第一インナーメンバ
65 第二インナーメンバ
12 ダブルスライドレール
20 アウターメンバ
22 外側ボール走行面
24 基底部
26、36 両端部
28 内壁
30 インナーメンバ
32 内側ボール走行面
38 外壁
40 ボール
50 ボールリテーナ
60 吊り扉
62 第一アウターメンバ
63 第二アウターメンバ
64 第一インナーメンバ
65 第二インナーメンバ
Claims (7)
- 外側からボールを支持する外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、前記外側ボール走行面上のボールを内側から支持する内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、各対を成す外内のボール走行面の中に配置された複数のボールと、該ボールを整列保持するボールリテーナと、からなるスライドレールにおいて、
前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面が、リン青銅、鉄またはステンレスにより形成されることを特徴とするスライドレール。 - 外側からボールを支持する外側ボール走行面を長手方向の両側に平行に形成した両端腕を抱え込んだ形のアウターメンバと、前記外側ボール走行面上のボールを内側から支持する内側ボール走行面を前記外側ボール走行面と対をなすように長手方向の両側に形成した両端を外側に向けて湾曲させて立ち上がらせた形のインナーメンバと、各対を成す外内のボール走行面の中に配置された複数のボールと、該ボールを整列保持するボールリテーナと、からなるスライドレールにおいて、
前記アウターメンバの内壁面の全体および/または前記インナーメンバの外壁面の全体が、リン青銅、鉄またはステンレスにより形成されることを特徴とするスライドレール。 - 前記スライドレールは、前記外側ボール走行面および/または前記内側ボール走行面、または、前記アウターメンバの内壁面および/または前記インナーメンバの外壁面にリン青銅、鉄またはステンレス製の薄板を長手方向の全長に亘って接合した構造であることを特徴とする請求項1又は2記載のスライドレール。
- 前記リン青銅は、少なくとも銅、1.0〜9.0%の錫、0.03〜0.35%のリンが含まれていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のスライドレール。
- 前記スライドレールは、吊り扉の上部面に設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のスライドレール。
- 前記スライドレールは、吊り扉の上方側面に設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のスライドレール。
- 前記スライドレールは、2つのレールを備えて構成されるダブルスライドレールであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のスライドレール。
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JP2009246733A Pending JP2013074909A (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | スライドレール |
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