JP2013072608A - 空調機の制御装置および空調機を制御するためのプログラム - Google Patents

空調機の制御装置および空調機を制御するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギー化および快適性の向上のために、電気機器の消費電力を考慮してエアコン130の設定温度を調節する。
【解決手段】エアコン130に接続されるコントローラ100は、IH調理器または電力計110および電気ストーブ又は電力計120からのIDおよび消費電力を受信するための入力インターフェイス103と、プロセッサ101と、メモリ102とを備える。プロセッサ101が実行する処理は、入力インターフェイス103を介して電気機器(IH調理器または電力計110および電気ストーブまたは電力計120)から、それぞれ信号(IDおよび消費電力を示すデータ)を受信し、当該消費電力に対応する設定温度変更量を取得し、エアコン130の設定温度を、取得した設定温度変更量だけ変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調機の制御に関し、より特定的には、他の機器が設置されている空間と同じ空間に設置される空調機の制御に関する。
空調機(以下「エアコン」ともいう。)の制御に関し、たとえば、特開2011−38705号公報(特許文献1)は、「使用者に対する快適性を向上させて、エネルギー消費量の削減を実現する」ための技術を開示している([要約]の[課題])。
具体的には、「エアコン室内機100は、室内の温度を検知する室温センサ108と、電気機器110,120から、消費電力と動作状態を取得するI/F101と、取得した消費電力および動作状態と室内の温度とに基づいて、室内の温度から目標の設定温度に到達するまでの設定温度到達時間tcを算出する算出部103と、設定温度到達時間tcと所定の第1基準時間との大小を判断する判断部102と、判断の結果に基づいて所定の処理を行う制御部104と、を備え」る([要約]の[解決手段])。
当該技術によれば、「電気機器から取得した消費電力および動作状態と室内の温度とに基づいて、室内の温度から目標の設定温度に到達するまでの第1設定温度到達時間を算出し、第1設定温度到達時間と所定の第1基準時間との大小を判断して、判断の結果に基づいて所定の処理を行うことで、省エネルギーを実現するとともに、快適性を確保することができる」というものである(段落0012)。
特開2011−38705号公報
一般に、エアコンの室内機本体には、温度センサーが搭載されており、エアコンが検知する室温と人が体感する温度とには誤差が生じることがある。エアコン以外の家電機器は人の活動領域の近くに設置されるものが多く、家電機器が発熱すると、人の活動領域の温度がエアコンの検知温度より高くなることがあるため、冷房時には空調の不足、暖房時には過度の空調を行ってしまう場合がある。特開2011−38705号公報に開示された技術によると、家電機器の消費電力を考慮して風量を制御することで、設定温度までの到達時間の調整を行なうに過ぎず、依然として、冷房時には空調が不足し、あるいは、暖房時には過度の空調が行なわれる場合がある。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、過度の空調または空調の不足を防止できる空調機の制御装置を提供することである。
他の目的は、過度の空調または空調の不足を防止できる空調機を提供することである。
さらに他の目的は、過度の空調または空調の不足を防止するために空調機を制御するためのプログラムを提供することである。
一実施の形態に従う空調機の制御装置は、空調機に対応付けられている他の機器の運転状態を示す情報を受けるための受信手段と、運転状態を示す情報から得られる他の機器の消費電力と、空調機の設定温度との関係に基づいて、空調機の設定温度を調節するための制御手段とを備える。
好ましくは、空調機の制御装置は、空調機と他の機器との対応付けを表わす情報を格納するための記憶手段をさらに備える。受信手段は、対応付けを表わす情報によって特定される他の機器から、運転状態を示す情報を受け付ける。
好ましくは、受信手段は、複数の機器の各々の運転状態を示す各情報をそれぞれ受信する。制御手段は、各情報から得られる複数の機器の消費電力の合計値を算出し、消費電力の合計値が予め設定された値よりも大きい場合には、空調機の設定温度を下げるように構成されている。
好ましくは、制御手段は、複数の機器の各々について設定された重み係数を複数の機器の各々の消費電力に適用することにより得られる値の合計を、消費電力の合計値として算出する。
好ましくは、受信手段は、各機器にそれぞれ対応付けられて設置された人感センサからの出力を受ける。制御手段は、人の存在を検知した人感センサに対応付けられている機器の消費電力に基づいて、設定温度を調節するように構成されている。
他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の制御装置を備える空調機が提供される。
他の実施の形態に従うと、空調機を制御するためのプログラムが提供される。プログラムは、空調機の制御装置に、空調機に対応付けられている他の機器の運転状態を示す情報を受けるステップと、運転状態を示す情報から得られる他の機器の消費電力と、空調機の設定温度との関係に基づいて、空調機の設定温度を調節するステップとを実行させる、プログラム。
好ましくは、プログラムは、制御装置に、空調機と他の機器との対応付けを表わす情報をロードするステップをさらに実行させる。受けるステップは、対応付けを表わす情報によって特定される他の機器から、運転状態を示す情報を受け付けるステップを含む。
好ましくは、受けるステップは、複数の機器の各々の運転状態を示す情報を受信するステップを含む。調節するステップは、各情報から得られる複数の機器の消費電力の合計値を算出するステップと、消費電力の合計値が予め設定された値よりも大きい場合には、空調機の設定温度を下げるステップとを含む。
好ましくは、算出するステップは、複数の機器の各々について設定された重み係数を、複数の機器の各々の消費電力に適用することにより得られる値の合計を、消費電力の合計値として算出するステップを含む。
好ましくは、プログラムは、制御装置に、各機器にそれぞれ対応付けられて設置された人感センサからの出力を受けるステップをさらに実行させる。調節するステップは、人の存在を検知した人感センサに対応付けられている機器の消費電力に基づいて、設定温度を調節するステップを含む。
ある実施の形態において、空調機により過度の空調または空調の不足が防止され得る。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
制御システム10のハードウェア構成を表わすブロック図である。 メモリ102におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 プロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 プロセッサ101が各機器の消費電力の合計値を算出しその算出結果に基づいて設定温度を変更する場合にプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 メモリ102に格納されているデータの格納の一態様を表わす図である。 本変形例を実現するプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第3の変形例に係る制御システム10を実現するプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態に係る技術思想は、以下のとおりである。
(1)エアコンの制御装置であって、同一部屋内に設置される他の電気機器の消費電力を測定する電力計の計測結果に応じて、エアコンの設定温度が変更される。当該他の電気機器の消費電力が所定の電力より大きい場合には、設定温度が下げられる。
(2)同一部屋内に設置される複数の電気機器の消費電力が測定され、総消費電力が所定の電力より大きい場合には、設定温度が下げられる。
(3)複数の機器毎に電力計を設置し、各機器の消費電力の大きさ(熱の影響度合い)を考慮して消費電力の合計が算出され、設定温度が変更される。
(4)部屋内に複数の人感センサが備えられ、人感センサに対応づけられた電気機器(または電力計)の消費電力と人の存在を検知した人感センサの出力結果に応じて、設定温度が変更される。
[ハードウェア構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る空調機の制御システム10の構成について説明する。図1は、制御システム10のハードウェア構成を表わすブロック図である。制御システム10は、IH(Induction Heading)調理器または電力計110と、電気ストーブまたは電力計120と、エアコン130と、コントローラ100と、第1の人感センサ140と、第2の人感センサ150とを備える。コントローラ100は、プロセッサ101と、メモリ102と、入力インターフェイス103とを含む。
コントローラ100は、たとえば、HEMS(Home Energy Management System:家庭エネルギー管理システム)制御に用いられるコントローラとして実現される。
なお、コントローラ100に接続される電気機器は、IH調理器または電力計110や電気ストーブまたは電力計120に限られない。たとえば、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤー、ヒーターその他の電気機器もコントローラ100に接続可能である。
コントローラ100は、ある局面において、たとえば、家庭の電気機器を一元的に管理するための制御装置として実現されるが、他の局面において、エアコン130に内蔵される制御装置としても実現され得る。
IH調理器または電力計110を識別するためのID(Identification)および消費電力を示すデータは、コントローラ100に送られる。また、電気ストーブまたは電力計120のIDおよび消費電力を示すデータも、同様にコントローラ100に送られる。
エアコン130において設定されている温度およびその運転状態(たとえば、暖房、冷房などの運転モード、風速、設定温度、検出温度など)を示すデータは、コントローラ100に送られる。一方、エアコン130における設定温度を変更するための命令は、コントローラ100からエアコン130に送られる。
第1の人感センサ140の出力および第2の人感センサ150の出力は、コントローラ100に送られる。具体的には、第1の人感センサ140の出力および第2の人感センサ150によって検知された結果(たとえば、人が存在していることを示す情報、または存在していないことを示す情報)は、その検知が行われる度に、コントローラ100に送られる。
ある局面において、入力インターフェイス103は、エアコン130が設置される空間と同一の空間に設置される他の機器(たとえば、IH調理器または電力計110、電気ストーブまたは電力計120、電子レンジ、ドライヤーその他の電気機器)の運転状態を示す情報(たとえば、その電気機器のID、消費電力、運転モードなど)を受け付ける。プロセッサ101は、その情報から得られる電気機器のIDに基づいて、当該機器の消費電力と、エアコン130の設定温度との関係に基づいて、エアコン130の設定温度を調節する。ここで、エアコン130の設定温度の関係は、たとえばメモリ102に格納されている。消費電力と設定温度の関係は、たとえば、消費電力に応じて引き下げるべき温度として規定される。
他の局面において、プロセッサ101は、複数の機器の各々について設定された重み係数を当該複数の機器の各々の消費電力に適用することにより得られる値の合計を、当該消費電力合計値として算出する。たとえば、n台の電気機器がコントローラ100に接続されている場合には、消費電力合計値は、次式のように規定される。
総消費電力=a+a+a・・・+a
ここで、aは、消費電力ごとに規定された重み係数であり、Wは、当該消費電力である。
さらに他の局面において、入力インターフェイス103は、各機器にそれぞれ対応付けられて同一の空間に設置された第1の人感センサ140の出力および第2の人感センサ150からの出力を受け付ける。プロセッサ101は、人の存在を検知した人感センサに対応付けられている機器の消費電力に基づいて、エアコン130の設定温度を調節するように構成されている。このような構成によれば、人が存在している場所の近傍における温度設定が有効に実現される。
[データ構造]
図2を参照して、本実施の形態に係るコントローラ100のデータ構造について説明する。図2は、メモリ102におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ある局面において、メモリ102は、消費電力210と設定温度変更量220との対応を示すデータ、および、空調機と、空調機以外の電気機器との対応関係を表わすデータを格納している。
たとえば、消費電力が1000ワットから3000ワットの場合には、設定温度を1℃下げるということを示すデータを有している。図2に示されるデータは、コントローラ100の製造時に書き込まれてもよく、また、制御システム10の設置時あるいは使用時に当該データが改めて書き込まれてもよい。
また、メモリ102は、空調機と他の電気機器との対応付けを表わす情報として互いに関連付けられたデータ、具体的には、場所名230と、エアコンを識別するデータ240と、機器を識別するデータ250と、センサを識別するデータ260とを格納している。
たとえば、キッチンには、第1エアコンが設置されており、IH調理器と第1の人感センサとが対応付けられており、電気ストーブと第2の人感センサとが対応付けられている。プロセッサ101は、IH調理器からのデータ、または、第1の人感センサ140からの信号を受信すると、IH調理器の消費電力を特定し、その消費電力に応じて規定されている設定温度変更量220だけエアコン130の設定温度を変更する。
なお、本実施の形態において、「対応付け」とは、図2に示されるように、空調機と他の電気機器とが同一空間に配置されている場合に、その電気機器の識別データと空調機の識別データとが関連付けられている場合に限られない。たとえば、部屋ごとの分岐回路の電力を測定するための電力計が分電盤に設置されている場合がある。このような場合、エアコンの電気系統は、専用の回路として構成されていることが多いので、部屋ごとの分岐回路の電力を測定することで、エアコン以外の他の電気機器の消費電力を測定することができる。
[制御構造]
図3を参照して、本実施の形態に係る制御システム10の制御構造について説明する。図3は、プロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。この処理は、ある局面において、メモリ102に格納されているプログラムをプロセッサ101が実行することにより実現される。
ステップS310にて、プロセッサ101は、入力インターフェイス103を介して電気機器(IH調理器または電力計110および電気ストーブまたは電力計120)から、それぞれ信号(IDおよび消費電力を示すデータ)を受信する。
ステップS320にて、プロセッサ101は、各機器から受信した信号に基づいて、当該機器の消費電力を取得し、内蔵メモリ(図示しない)またはメモリ102のワーク領域に格納する。
ステップS330にて、プロセッサ101は、メモリ102にアクセスして、当該消費電力に対応する設定温度変更量(図2)を取得する。
ステップS340にて、プロセッサ101は、エアコン130の設定温度を、取得した設定温度変更量だけ変更し、変更後の信号をエアコン130に送信する。エアコン130は、その変更後の信号をコントローラ100から受信すると、設定温度を当該信号によって特定される温度に変更する(たとえば、引き下げる)。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係るコントローラ100によると、電気機器の消費電力に応じてエアコンの設定温度を引き下げるので、エアコンの検知温度と人の活動領域の温度の誤差を小さくすることができる。その結果、過度の空調または空調の不足が防止され、また、省エネルギー化に寄与し、また、当該エアコンが設置されている空間における快適性を向上させることができる。
なお、各電気機器の消費電力を取得するための処理は、ステップS310のように、各電気機器に対応付けられた電力計からの信号を受信するものに限られない。たとえば、部屋ごとの分岐回路の電力を測定する電力計が分電盤に設置されている場合において、エアコンの回路が別回路として構成されている場合には、その分岐回路の電力を測定することで、エアコン以外の電気機器の消費電力を知ることができる。
<第1の変形例>
以下、本発明の実施の形態の第1の変形例について説明する。本変形例に係る制御システムは、複数の機器の消費電力を検出し、各消費電力の合計値に基づいてエアコンの設定温度を調節する機能を有する点で、前述の実施の形態に従う制御システム10と異なる。
なお、第1の変形例に係るコントローラ100は、図1に示されるコントローラ100のハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
本変形例に従う局面において、入力インターフェイス103は、複数の機器(たとえば、IH調理器または電力計110と電気ストーブまたは電力計120)の各々の運転状態を示す情報をそれぞれ受信する。プロセッサ101は、各情報から得られる当該複数の機器の消費電力の合計値を算出する。その消費電力の合計値が予め設定された値よりも大きい場合には、プロセッサ101は、エアコン130の設定温度を下げるように構成されている。
[制御構造]
そこで、図4を参照して、本発明の実施の形態の第1の変形例に係る制御システム10の制御構造について説明する。図4は、プロセッサ101が各機器の消費電力の合計値を算出しその算出結果に基づいて設定温度を変更する場合にプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS410にて、プロセッサ101は、入力インターフェイス103を介して各機器から信号をそれぞれ受信する。ステップS420にて、プロセッサ101は、各機器の消費電力の合計値を算出する。ステップS430にて、プロセッサ101は、消費電力の合計値に対応する設定温度変更量を取得する。
以上のような構成により、本変形例に従うコントローラ100によると、たとえば、閉め切ったダイニングキッチンのように密閉性が高い部屋において、各電気機器の消費電力の合計値に基づいてエアコンの設定温度を調節することで、より効果的な温度設定が実現される。
<第2の変形例>
以下、本実施の形態の第2の変形例について説明する。本変形例に係る制御システムは、消費電力毎に重み係数を考慮した上で設定温度を変更する機能を有する点で、前述の実施の形態に係る制御システム10と異なる。なお、本変形例に係る制御システムのハードウェア構成は、図1に示されるハードウェア構成と同じである。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
[データ構造]
図5を参照して、本変形例に係る制御システム10のデータ構造について説明する。図5は、メモリ102に格納されているデータの格納の一態様を表わす図である。メモリ102は、図2に示される対応関係を表わすデータ(場所名230と、エアコンを識別するデータ240と、機器を識別するデータ250と、センサを識別するデータ260)に加えて、消費電力510と、当該消費電力に関連付けられた重み係数520とを格納している。プロセッサ101は、各機器について消費電力を検出すると、当該消費電力に関連付けられた重み係数520をメモリ102から読み出し、重み係数520を考慮した上で消費電力の合計を算出する。
[制御構造]
そこで、図6を参照して、本変形例に係る制御システム10の制御構造について説明する。図6は、本変形例を実現するプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって同じ処理の説明は繰り返さない。
ステップS410にて、プロセッサ101は、入力インターフェイス103を介して、各機器から信号をそれぞれ受信する。
ステップS620にて、プロセッサ101は、各機器の消費電力に応じた重み係数520を当該消費電力に適用してから消費電力の合計値を算出する。その後、プロセッサ101は、ステップS430およびステップS340の処理を実行する。
以上のような構成によると、複数の電気機器がエアコン130とともに使用されている場合において、消費電力に応じた重みが考慮される。各電気機器による発熱の影響度合いに応じてエアコン130の設定温度が調節されるため、エアコンの検知温度と人の活動領域の温度の誤差を小さくすることができ、過度の空調または空調の不足が防止され得る。
<第3の変形例>
以下、本発明の実施の形態に係る第3の変形例について説明する。本変形例に係る制御システムは、人感センサの信号を用いて機器の消費電力を取得する点で、前述の制御システムと異なる。なお、本変形例に係る制御システムは、図1に示される制御システム10のハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
[制御構造]
図7を参照して、本変形例に係る制御システム10の制御構造について説明する。図7は、第3の変形例に係る制御システム10を実現するプロセッサ101が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって同じ処理の説明は繰り返さない。
ステップS410にて、プロセッサ101は、入力インターフェイス103を介して各機器から信号をそれぞれ受信する。
ステップS710にて、プロセッサ101は、入力インターフェイス103を介して第1の人感センサ140からの信号、および、第2の人感センサ150からの信号をそれぞれ受信する。
ステップS720にて、プロセッサ101は、メモリ102に格納されているデータに基づいて、各人感センサに関連付けられている機器の消費電力を取得する。たとえば、プロセッサ101は、人の存在を検知したことを示す信号を送った人感センサに対応付けられている機器の消費電力を、設定温度を変更する場合の消費電力の合計値を算出するために用いる。
その後、プロセッサ101は、ステップS330およびステップS340の処理を実行する。
本変形例に係る制御システム10によると、人が存在している場所の近傍にある電気機器の消費電力に応じてエアコン130の設定温度が調節される。これにより、エアコン130の検知温度と人の活動領域の温度の誤差を小さくすることができ、過度の空調または空調の不足を防止できる。
以上のようにして、本発明の実施の形態または変形例によると、HEMS制御による運転制御が可能なエアコン130とHEMS制御のためのコントローラ100により消費電力または運転状態の検知が可能なエアコン130以外の電気機器が設置されているシステムにおいて、エアコン130と各電気機器とが各々の識別データ等により対応付けられている場合には、エアコン130の稼働時に同一部屋内のエアコン130以外の機器の消費電力に応じてエアコン130の設定温度の変更が可能になる。
IH調理器その他の電気機器の消費電力(=発熱量)が大きい場合は、エアコン130の設定温度を下げることで、他の電気機器の発熱を考慮した空調を行うことができ、他の電気機器の発熱の影響による過度な空調または空調の不足を防ぐことができる。
また、部屋内に設置された第1の人感センサ140および第2の人感センサ150によって検知された人の位置情報および、予め登録された電気機器(または電力計)の位置情報を考慮してエアコン130の設定温度を変更することで、電気機器の発熱の影響度も考慮することができる。これにより、エアコン130による過度の空調または空調の不足が防止され得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 制御システム、100 コントローラ、101 プロセッサ、102 メモリ、103 入力インターフェイス、110 IH調理器または電力計、120 電気ストーブまたは電力計、130 エアコン、140 第1の人感センサ、150 第2の人感センサ。

Claims (11)

  1. 空調機の制御装置であって、
    前記空調機に対応付けられている他の機器の運転状態を示す情報を受けるための受信手段と、
    前記運転状態を示す情報から得られる前記他の機器の消費電力と、前記空調機の設定温度との関係に基づいて、前記空調機の設定温度を調節するための制御手段とを備える、空調機の制御装置。
  2. 前記空調機と前記他の機器との対応付けを表わす情報を格納するための記憶手段をさらに備え、
    前記受信手段は、前記対応付けを表わす情報によって特定される前記他の機器から、前記運転状態を示す情報を受け付ける、請求項1に記載の空調機の制御装置。
  3. 前記受信手段は、複数の機器の各々の運転状態を示す各情報をそれぞれ受信し、
    前記制御手段は、
    各前記情報から得られる前記複数の機器の消費電力の合計値を算出し、
    前記消費電力の合計値が予め設定された値よりも大きい場合には、前記空調機の設定温度を下げるように構成されている、請求項1または2に記載の空調機の制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記複数の機器の各々について設定された重み係数を前記複数の機器の各々の消費電力に適用することにより得られる値の合計を、前記消費電力の合計値として算出する、請求項3に記載の空調機の制御装置。
  5. 前記受信手段は、各前記機器にそれぞれ対応付けられて設置された人感センサからの出力を受け、
    前記制御手段は、人の存在を検知した人感センサに対応付けられている機器の消費電力に基づいて、前記設定温度を調節するように構成されている、請求項3または4に記載の空調機の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の制御装置を備える、空調機。
  7. 空調機を制御するためのプログラムであって、前記プログラムは、前記空調機の制御装置に、
    前記空調機に対応付けられている他の機器の運転状態を示す情報を受けるステップと、
    前記運転状態を示す情報から得られる前記他の機器の消費電力と、前記空調機の設定温度との関係に基づいて、前記空調機の設定温度を調節するステップとを実行させる、プログラム。
  8. 前記プログラムは、前記制御装置に、前記空調機と前記他の機器との対応付けを表わす情報をロードするステップをさらに実行させ、
    前記受けるステップは、前記対応付けを表わす情報によって特定される前記他の機器から、前記運転状態を示す情報を受け付けるステップを含む、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記受けるステップは、複数の機器の各々の運転状態を示す情報を受信するステップを含み、
    前記調節するステップは、
    各前記情報から得られる前記複数の機器の消費電力の合計値を算出するステップと、
    前記消費電力の合計値が予め設定された値よりも大きい場合には、前記空調機の設定温度を下げるステップとを含む、請求項7または8に記載のプログラム。
  10. 前記算出するステップは、
    前記複数の機器の各々について設定された重み係数を、前記複数の機器の各々の消費電力に適用することにより得られる値の合計を、前記消費電力の合計値として算出するステップを含む、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記プログラムは、前記制御装置に、
    各前記機器にそれぞれ対応付けられて設置された人感センサからの出力を受けるステップをさらに実行させ、
    前記調節するステップは、
    人の存在を検知した人感センサに対応付けられている機器の消費電力に基づいて、前記設定温度を調節するステップを含む、請求項9または10に記載のプログラム。
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