JP2013065186A - 設計支援システム、設計支援方法およびプログラム - Google Patents

設計支援システム、設計支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが支援情報を必要とするときに、ユーザに支援情報を提示することが可能な設計支援システム、設計支援方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け作業情報が表す作業を実行して設計を行うCADシステムと接続する設計支援システムは、CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、作業の履歴に基づいて、ユーザが所定状態であるかを判断する判断手段と、記ユーザが所定状態であると判断手段が判断した場合に、設計を支援するための支援情報をCADシステムに表示する制御手段と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、設計支援システム、設計支援方法およびプログラムに関し、特には、ユーザである設計者に対して設計に関する支援情報を与える設計支援システム、設計支援方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、設計者による設計を支援する設計支援システムが記載されている。
特許文献1に記載の設計支援システムは、設計者が設計したフィーチャ(例えば、丸穴等の図形)形状について、そのフィーチャ形状のサイズおよび配置距離の修正に関する改善案を、画面上に表示する。
特開2007−102282号公報
特許文献1に記載の設計支援システムは、設計者が改善案を必要としているか否かにかかわらず、設計者が設計したフィーチャ形状に対する改善案を画面上に表示する。
このため、特許文献1に記載の設計支援システムは、設計者が改善案を必要としないときにも、改善案を画面上に表示してしまう。よって、設計者は、改善案を不要な情報と認識することが多くなり、改善案に対する設計者の信頼度は低下し、設計者が混乱したり、設計者が改善案の表示を煩わしく感じたりして、改善案の表示機能そのものを停止させるか、あるいは活用しなくなる可能性があった。
したがって、設計者が改善案等の支援情報を必要とするときに、設計者に支援情報を提示する手法が望まれるという課題があった。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な設計支援システム、設計支援方法およびプログラムを提供することである。
本発明の設計支援システムは、
ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続する設計支援システムであって、
前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断手段と、
前記ユーザが前記所定状態であると前記判断手段が判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御手段と、を含む。
本発明の設計支援方法は、
ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続する設計支援システムでの設計支援方法であって、
前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断ステップと、
前記ユーザが前記所定状態であると判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、
ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続するコンピュータに、
前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断手順と、
前記ユーザが前記所定状態であると判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御手順と、を実行させる。
本発明によれば、ユーザが支援情報を必要とするときに、ユーザに支援情報を提示することが可能になる。
本発明の一実施形態の設計支援システム100Aを示したブロック図である。 作業履歴の一例を示した図である。 支援情報リスト9aの一例を示した図である。 設計支援システム100の動作を説明するためのフローチャートである。 図4に示したステップA6の一例を示したフローチャートである。 図5に示したステップB1の処理の一例を示したフローチャートである。 ユーザが同一の作業対象フィーチャに対して作成と削除の繰り返しを行ったときの4つの判断用作業データの一例の一部を示した図である。 ステップB2の処理の一例を示したフローチャートである。 ユーザが同一のフィーチャに対して作成と削除の繰り返しを行ったときの4つの判断用作業データの一例の一部を示した図である。 判断部100A1と制御部100A2とからなる設計支援システムを示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の設計支援システム100Aを示したブロック図である。
図1において、設計支援システム100Aは、CAD(Computer Aided Design)システム100Bと接続する。
CADシステム100Bは、例えば3次元CADシステムであり、表示部1と、入力部2と、実行部3と、記憶部4と、を含む。なお、CADシステム100Bは、3次元CADシステムに限らず適宜変更可能であり、例えば、2次元CADシステムでもよい。
設計支援システム100Aは、作業履歴抽出部5と、格納部6と、状態判断部7と、フィーチャ決定部8と、支援情報決定部9と、を含む。作業履歴抽出部5と格納部6と状態判断部7は、判断部100A1に含まれる。判断部100A1は判断手段の一例である。フィーチャ決定部8と支援情報決定部9は、制御部100A2に含まれる。制御部100A2は、制御手段の一例である。
表示部1は、種々の表示を実行する。例えば、表示部1は、ユーザにて指定されたフィーチャ(例えば、角穴等の図形)およびポインタを表示する。
入力部2は、例えば、キーボードまたはマウスである。入力部2は、ユーザから種々の入力を受け付ける。例えば、入力部2は、ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付ける。
作業情報は、例えば、作業対象となるフィーチャ(以下「作業対象フィーチャ」と称する)を特定するための特定情報と、作業対象フィーチャに対する作業を指示する作業指示と、を含む。
特定情報としては、例えば、表示部1内のポインタにて選択されたフィーチャの選択結果が用いられる。
作業指示としては、少なくとも、作業対象フィーチャを拡大する旨の「拡大指示」と、作業対象フィーチャを縮小する旨の「縮小指示」と、作業対象フィーチャを回転する旨の「回転指示」と、作業対象フィーチャを作成する旨の「作成指示」と、作業対象フィーチャを削除する旨の「削除指示」と、が用いられる。
なお、作業指示としては、コマンドが用いられてもよいし、作業対象フィーチャに対するマウスでの操作結果が用いられてもよい。
実行部3は、入力部2が受け付けた作業情報が表す作業を実行して設計を行う。なお、実行部3が作業情報の表す作業を実行して設計を行う技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
記憶部4は、実行部3が行った作業の履歴(以下「作業履歴」と称する)を記憶する。
図2は、作業履歴の一例を示した図である。
図2において、作業履歴4aには、作業ごとに、作業データ4a0が記載されている。各作業データ4a0では、作業の元のなった作業指示4a1と、作業対象フィーチャ名4a2と、作業対象フィーチャの中心の座標4a3と、作業時刻4a4とが、互いに関連づけられている。
作業履歴抽出部5は、記憶部4を監視する。作業履歴抽出部5は、新たな作業データ4a0が記憶部4に記憶されると、記憶部4a内の複数の作業データ4a0から、作業時刻4a4が現在時刻に近い順に所定数n個の作業データ4a0を、それぞれ、判断用作業データとして読み出す。本実施形態では、所定数nとして4が用いられる。なお、所定数nは4に限らず2以上の整数であればよい。記憶部4a内の複数の作業データ4a0の数が所定数nよりも少ない場合には、作業履歴抽出部5は、記憶部4a内の全ての作業データ4a0を読み出す。以下では、作業履歴抽出部5が4つの作業データ4a0を読み出したものとする。
作業履歴抽出部5は、4つの判断用作業データのうち、作業時刻4a4が現在時刻に最も近い判断用作業データをコピーし、そのコピーされた判断用作業データを最新作業データとしてフィーチャ決定部8に出力し、また、4つの判断用作業データを抽出データとして状態判断部7に出力する。
格納部6は、ユーザが設計に関する支援を必要としている状態(以下「支援必要状態」と称する)であるかを判断するための判断条件を格納する。なお、支援必要状態は、所定状態の一例である。
判断条件として、所定の作業をユーザが繰り返し行っているという条件が用いられる。
所定の作業としては、例えば、同一の作業対象フィーチャ(同一の作業対象図形)のサイズを変更する変更作業(以下、単に「変更作業」と称する)、または、同一の図形を回転する回転作業(以下、単に「回転作業」と称する)が用いられる。なお、変更作業としては、同一の作業対象フィーチャに対する拡大作業および縮小作業が含まれる。
また、所定の作業として、フィーチャ(図形)を作成する作成作業と、フィーチャ(例えば、作成作業に従って作成されたフィーチャ(図形))を削除する削除作業と、からなる作成削除作業が用いられてもよい。
本実施形態では、格納部6は、3つの判断条件61〜63を格納する。判断条件61は、変更作業の繰り返しが行われたという条件である。判断条件62は、回転作業の繰り返しが行われたという条件である。判断条件63は、作成削除作業の繰り返しが行われたという条件である。
状態判断部7は、作業履歴抽出部5からの抽出データに基づいて、ユーザが支援必要状態であるかを判断する。
本実施形態では、状態判断部7は、抽出データが表す作業の履歴が、格納部6内の判断条件61〜63のいずれかに該当する作業の履歴を含む場合に、ユーザが支援必要状態であると判断する。
状態判断部7は、ユーザが支援必要状態であると判断すると、ユーザが支援必要状態であることを検出した旨の検出信号をフィーチャ決定部8に出力する。
フィーチャ決定部8は、支援必要状態の要因となっているフィーチャ(以下「要因フィーチャ」と称する)を決定する。本実施形態では、フィーチャ決定部8は、状態判断部7から検出信号を受け付けると、作業履歴抽出部5から受け付けていた最新作業データ内の作業対象フィーチャ名4a2にて特定されるフィーチャを、要因フィーチャとして特定する。
支援情報決定部9は、フィーチャ決定部8が特定した要因フィーチャに関する情報を、設計を支援するための支援情報として実行部3に出力し、実行部3に、支援情報を表示部1に表示させる処理(以下「表示処理」と称する)を実行させる。
支援情報決定部9は、支援情報を特定するために用いる支援情報リスト9aを記憶している。
図3は、支援情報リスト9aの一例を示した図である。
図3において、支援情報リスト9aには、フィーチャごとに、フィーチャ名9a1とフィーチャ情報(支援情報)9a2とが関連づけられている。
フィーチャ情報9a2は、フィーチャに関する情報、例えば、フィーチャの設計に関するノウハウ、フィーチャの関連情報、または、フィーチャの改善案を表す。
支援情報決定部9は、要因フィーチャに関連づけられたフィーチャ情報9a2を、支援情報として特定し、その支援情報を実行部3に出力し、実行部3に表示処理を実行させる。
次に、動作を説明する。
図4は、設計支援システム100Aの動作を説明するためのフローチャートである。
入力部2は、ユーザから作業情報を受け付けると(ステップA1)、その作業情報を実行部3に出力する。
実行部3は、入力部2から作業情報を受け付けると、その作業情報が表す作業を実行して物品等の設計を行う(ステップA2)。
実行部3は、作業情報が表す作業を実行すると、その作業を表す作業データを、記憶部4に追加記憶する(ステップA3)。このため、記憶部4には、実行部3の作業履歴(図2参照)が記憶される。なお、実行部3は、ユーザからの作業情報に従って作業を実行するため、実行部3の作業履歴は、ユーザが意図した作業の履歴も表すことになる。
作業履歴抽出部5は、記憶部4を監視しており、新たな作業データが記憶部4に記憶されると、記憶部4a内の作業データ4a0の中から、作業時刻4a4が現在時刻に近い順に4つの作業データ4a0を、それぞれ、判断用作業データとして読み出す(ステップA4)。
作業履歴抽出部5は、4つの判断用作業データを読み出すと、4つの判断用作業データのうち、作業時刻4a4が現在時刻に最も近い判断用作業データをコピーして最新作業データを作成する(ステップA5)。
作業履歴抽出部5は、最新作業データを作成すると、最新作業データをフィーチャ決定部8に出力し、4つの判断用作業データを抽出データとして状態判断部7に出力する。
状態判断部7は、抽出データ(4つの判断用作業データ)を受け付けると、抽出データにて表された作業の履歴が、格納部6内の判断条件61〜63のいずれかに該当する作業の履歴を含むかを判断する(ステップA6)。
抽出データにて表された作業の履歴が、格納部6内の判断条件61〜63のいずれかに該当する場合、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
一方、抽出データにて表された作業の履歴が、格納部6内の判断条件61〜63のいずれにも該当しない場合、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
状態判断部7は、ステップA7でユーザが支援必要状態であると判断すると、検出信号をフィーチャ決定部8に出力する。
フィーチャ決定部8は、検出信号を受け付けると、作業履歴抽出部5から受け付けていた最新作業データ内の作業対象フィーチャ名4a2にて特定されるフィーチャを、要因フィーチャとして特定する(ステップA9)。
フィーチャ決定部8は、要因フィーチャを特定すると、要因フィーチャのフィーチャ名4a2、つまり、作業履歴抽出部5から受け付けていた最新作業データ内の作業対象フィーチャ名4a2を、支援情報決定部9に出力する。
支援情報決定部9は、要因フィーチャのフィーチャ名4a2を受け付けると、要因フィーチャに関連づけられたフィーチャ情報9a2(図3参照)を、支援情報として特定する(ステップA10)。
支援情報決定部9は、支援情報を特定すると、支援情報を実行部3に出力する。実行部3は、支援情報を受け付けると、支援情報を表示部1に表示する表示処理を実行する(ステップA11)。
図5は、図4に示したステップA6(作業履歴が判断条件のいずれかを含むかの判定)の一例を示したフローチャートである。
図5において、状態判断部7は、抽出データにて表された作業の履歴が、同一の作業対象フィーチャに対する拡大縮小または回転の繰り返しを表しているか、つまり、抽出データにて表された作業の履歴が、判断条件61または62を満たしているかを判断する(ステップB1)。
抽出データにて表された作業の履歴が、同一の作業対象フィーチャに対する拡大縮小または回転の繰り返しを表していると、状態判断部7は、ユーザがその作業対象フィーチャについて設計アイデアの創出努力をしていると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
一方、抽出データにて表された作業の履歴が、同一の作業対象フィーチャに対する拡大縮小または回転の繰り返しを表していないと、状態判断部7は、抽出データにて表された作業の履歴が、同一のフィーチャに対する作成と削除の繰り返しを表しているか、つまり、抽出データにて表された作業の履歴が、判断条件63を満たしているかを判断する(ステップB2)。
抽出データにて表された作業の履歴が、同一のフィーチャに対する作成と削除の繰り返しを表していると、状態判断部7は、そのフィーチャに対する設計に対して迷いを生じているか、または、そのフィーチャに対する設計が他の条件との間でトレードオフを生じていると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
一方、抽出データにて表された作業の履歴が、同一のフィーチャに対する作成と削除の繰り返しを表していないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
図6は、図5に示したステップB1の処理の一例を示したフローチャートである。
図6において、状態判断部7は、抽出データを構成する4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのS%以上が「拡大指示」または「縮小指示」であるかを判断する(ステップC1)。Sは、例えば70である。なお、Sは70に限らず適宜変更可能である。
4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのS%以上が「拡大指示」または「縮小指示」であると、状態判断部7は、4つの判断用作業データ内の作業対象フィーチャの中心座標4a3のうちの第1判定値X%以上の中心座標4a3が、一定範囲内に存在するかを判断する(ステップC2)。第1判定値Xは、例えば70である。なお、第1判定値Xは、70に限らず適宜変更可能である。
第1判定値X%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在すると、状態判断部7は、ユーザは同一の作業対象フィーチャに対して拡大と縮小の繰り返しを行っていると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
図7は、ユーザが同一の作業対象フィーチャに対して作成と削除の繰り返しを行ったときの4つの判断用作業データの一例の一部を示した図である。なお、図7において、作業対象フィーチャの中心座標4a3は、それぞれ、一定範囲内に存在するとする。
一方、第1判定値X%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在しないと、状態判断部7は、4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのT%以上が「回転指示」であるかを判断する(ステップC3)。Tは、例えば70である。なお、Tは70に限らず適宜変更可能である。
4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのT%以上が「回転指示」または「縮小指示」であると、状態判断部7は、4つの判断用作業データ内の作業対象フィーチャの中心座標4a3のうちの第2判定値Y%以上の中心座標4a3が、一定範囲内に存在するかを判断する(ステップC4)。第2判定値Yは、例えば70である。なお、第2判定値Yは、70に限らず適宜変更可能である。また、第2判定値Yは、第1判定値Xと同一の値でもよいし異なる値でもよい。
第2判定値Y%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在すると、状態判断部7は、ユーザは同一の作業対象フィーチャに対して回転の繰り返しを行っていると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
一方、第2判定値Y%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在しないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
なお、ステップC1において、4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのS%以上が「拡大指示」または「縮小指示」でないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
また、ステップC3において、4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのT%以上が「回転指示」でないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
図8は、ステップB2の処理の一例を示したフローチャートである。
図8において、状態判断部7は、4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのU%以上が「作成指示」または「削除指示」であるかを判断する(ステップD1)。Uは、例えば70である。なお、Uは70に限らず適宜変更可能である。
4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのU%以上が「作成指示」または「削除指示」であると、状態判断部7は、4つの判断用作業データ内の作業対象フィーチャ名4a2のうちの第3判定値Z%以上の作業対象フィーチャ名4a2が同一であるかを判断する(ステップD2)。第3判定値Zは、例えば70である。なお、第3判定値Zは、70に限らず適宜変更可能である。また、第3判定値Zは、第1判定値Xおよび第2判定値Yと同一の値でもよいし異なる値でもよい。
第3判定値Z%以上の作業対象フィーチャ名4a2が同一であると、状態判断部7は、状態判断部7は、ユーザは同一のフィーチャに対して作成と削除の繰り返しを行っていると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
図9は、ユーザが同一のフィーチャに対して作成と削除の繰り返しを行ったときの4つの判断用作業データの一例の一部を示した図である。
第3判定値Z%以上の作業対象フィーチャ名4a2が同一でないと、4つの判断用作業データ内の作業対象フィーチャの中心座標4a3のうちの第4判定値W%以上の中心座標4a3が、一定範囲内に存在するかを判断する(ステップD3)。第4判定値Wは、例えば70である。なお、第4判定値Wは、70に限らず適宜変更可能である。また、第4判定値Wは、第1判定値Xおよび第2判定値Yおよび第3判定値Zと同一の値でもよいし異なる値でもよい。
第4判定値W%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在すると、状態判断部7は、ユーザはあるフィーチャの周辺の領域で他のフィーチャの作成と削除を繰り返していると判断し、ユーザが支援必要状態であると判断する(ステップA7)。
第4判定値W%以上の中心座標4a3が一定範囲内に存在しないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
なお、ステップD1において、4つの判断用作業データ内の作業指示4a1のうちのU%以上が「作成指示」または「削除指示」でないと、状態判断部7は、ユーザが支援必要状態でないと判断する(ステップA8)。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態によれば、判断部100A1は、CADシステム100Bが実行した作業の履歴に基づいて、ユーザが支援必要状態であるかを判断する。制御部100A2は、ユーザが支援必要状態であると判断部100A1が判断した場合に、支援情報をCADシステム100Bに表示する。
このため、ユーザが支援情報を必要とするときに、ユーザに支援情報を提示することが可能になる。
なお、この効果は、判断部100A1と制御部100A2とからなる設計支援システムでも奏する。図10は、判断部100A1と制御部100A2とからなる設計支援システムを示した図である。
また、本実施形態では、判断部100A1は、作業の履歴が、所定の作業の繰り返しの履歴を含む場合に、ユーザが支援必要状態であると判断する。一般的に、ユーザが設計に関する所定の作業の繰り返す場合、ユーザは、設計に関する新たなアイデアを創出する努力を行っていたり、設計に対して迷いが生じていたり、他の設計に関する条件とのトレードオフが発生し設計に対する変更を考えていたりする可能性が高い。
このため、作業の履歴が所定の作業の繰り返しの履歴を含む場合に、ユーザが支援必要状態であると判断することで、その判断の確実性を向上することが可能になる。
また、本実施形態では、所定の作業として、同一の図形のサイズを変更する作業、または、同一の図形を回転する作業が用いられる。同一の図形のサイズを変更する作業、および、同一の図形を回転する作業は、ユーザが設計に対して困惑しているときに繰り返されることが多い。このため、同一の図形のサイズを変更する作業、または、同一の図形を回転する作業が繰り返された場合に、ユーザが支援必要状態であると判断することで、その判断の確実性を向上することが可能になる。
また、本実施形態では、所定の作業として、図形を作成する作成作業と、図形を削除する削除作業と、からなる作業が用いられる。作成作業と削除作業とからなる作業は、ユーザが設計に対して困惑しているときに繰り返されることが多い。このため、作成作業と削除作業とからなる作業が繰り返された場合に、ユーザが支援必要状態であると判断することで、その判断の確実性を向上することが可能になる。
また、本実施形態では、制御部100A2は、所定の作業が繰り返し行われた図形に関する情報を、支援情報として、CADシステム100Bに表示する。所定の作業が繰り返し行われた図形は、ユーザを支援必要状態にする要因となっている可能性が高い。このため、所定の作業が繰り返し行われた図形に関する情報を支援情報として表示することで、ユーザに対して適切な支援情報を提示することが可能になる。
本実施形態では、設計支援システム100Aを、CADシステム100Bとは別のシステムとして説明したが、設計支援システム100Aは、CADシステム100Bに内蔵されてもよい。例えば、設計支援システム100AとCADシステム100Bとが同一のPCに組み込まれてもよい。なお、設計支援システム100Aを、CADシステム100Bとは別のシステムとする場合、設計支援システム100AとCADシステム100Bとは、単純にケーブルで接続されてもよいし、ネットワークを介して接続されてもよい。
なお、設計支援システム100Aは、コンピュータにて実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行して、判断部100A1および制御部100A2として機能する。
以上説明した実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
100A 設計支援システム
100A1 判断部
100A2 制御部
100B CADシステム
1 表示部
2 入力部
3 実行部
4 記憶部
5 作業履歴抽出部
6 格納部
7 状態判断部
8 フィーチャ決定部
9 支援情報決定部

Claims (8)

  1. ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続する設計支援システムであって、
    前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断手段と、
    前記ユーザが前記所定状態であると前記判断手段が判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御手段と、を含む設計支援システム。
  2. 請求項1に記載の設計支援システムにおいて、
    前記判断手段は、前記作業の履歴が、所定の作業の繰り返しの履歴を含む場合に、前記ユーザが前記所定状態であると判断する、設計支援システム。
  3. 請求項2に記載の設計支援システムにおいて、
    前記所定の作業は、同一の図形のサイズを変更する作業、または、同一の図形を回転する作業である、設計支援システム。
  4. 請求項2に記載の設計支援システムにおいて、
    前記所定の作業は、図形を作成する作成作業と、図形を削除する削除作業と、からなる作業である、設計支援システム。
  5. 請求項3または4に記載の設計支援システムにおいて、
    前記制御手段は、前記所定の作業が繰り返し行われた図形に関する情報を、前記支援情報として、前記CADシステムに表示する、設計支援システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の設計支援システムにおいて、
    前記所定状態は、前記ユーザが前記支援情報を必要としている状態である、設計支援システム。
  7. ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続する設計支援システムでの設計支援方法であって、
    前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断ステップと、
    前記ユーザが前記所定状態であると判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御ステップと、を含む設計支援方法。
  8. ユーザから設計に関する作業を表す作業情報を受け付け当該作業情報が表す作業を実行して前記設計を行うCADシステムと接続するコンピュータに、
    前記CADシステムが実行した作業の履歴を受け付け、当該作業の履歴に基づいて、前記ユーザが所定状態であるかを判断する判断手順と、
    前記ユーザが前記所定状態であると判断した場合に、前記設計を支援するための支援情報を前記CADシステムに表示する制御手順と、を実行させるためのプログラム。
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