JP2013063254A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体の広い範囲の吸収性能を効果的に発現させることができ、吸収性能及び漏れ防止性能に優れている使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】吸水性ポリマーとパルプ繊維とを含む吸収体4を備えたおむつであって、吸収体4は股下部Cに、中央吸収体5と、該中央吸収体5の両側に該中央吸収体5との間に間隔を設けて配置された側部吸収体6,6とを有しており、吸収体4の全長を2等分する吸収体幅方向中心線CLによって、中央吸収体5及び側部吸収体6のそれぞれを前方部5f,6fと後方部5b,6bとに区分し、中央吸収体5の前方部5f、中央吸収体5の後方部5b、側部吸収体6の前方部6f及び側部吸収体6の後方部6bのパルプ繊維に対する坪量比を、この順にCF、CB、SF、SBとしたとき、CF>CB>SB、且つCF>SF>SBの関係を満たす。
【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来の使い捨ておむつとして、吸収体の吸収性能を効果的に発現させるために吸収体の形状や、吸収体に含まれる吸収性材料の坪量等を工夫したものが知られている。
例えば、特許文献1には、吸収性物品の吸収体として、少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する下層吸収体が設けられるとともに、この下層吸収体の上に、下層吸収体よりも幅が狭く且つ少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する上層吸収体が設けられ、前記上層吸収体における幅方向中央線の左右両側に、上層吸収体の表裏面に貫通する上層スリットが、股間部から後側部分にかけてそれぞれ延在されているものが記載されている。
また、特許文献2には、吸水性ポリマー及びパルプ繊維の坪量が高い高坪量領域と、それぞれの坪量が高坪量領域よりも低い低坪量領域を有しており、両領域が、物理的に連続した一体構造で形成された吸収体が記載されている。また、特許文献2には、高坪量領域と低坪量領域とで吸水性ポリマーとパルプ繊維との混合率が異なる実施例が記載されている。
特開2010−131206号公報 特開2004−65929公報
特許文献1には、上層スリットを用いて、吸収体の幅方向外側への液の拡散を促進することが記載されている。しかしながら、上層スリットよりも幅方向中央側、及び該スリットよりも幅方向外側における吸水性ポリマーとパルプ繊維とがどの様な坪量比となっているかについて、何ら開示されていない。また、そのようなスリットを設けても、吸収体におけるスリットの幅方向外側部分の吸収・拡散性能の発現が不十分となり易く、吸収体全体の吸収性能を充分に活用できない懸念がある。
特許文献2には、高坪量領域と低坪量領域とで吸水性ポリマーとパルプ繊維との混合率が異なる実施例が記載されている。しかしながら、特許文献2には、吸収体における吸水性ポリマーとパルプ繊維との坪量比の設定を、吸収体の幅方向中央部分と、幅方向外側部分とで区別して行うことについて何ら開示されていない。
従って、本発明の課題は、吸収体の広い範囲の吸収性能を効果的に発現させることができ、吸収性能及び漏れ防止性能に優れた使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸水性ポリマーとパルプ繊維とを含む吸収体を備えた使い捨ておむつであって、前記吸収体は股下部に、中央吸収体と、該中央吸収体の両側に該中央吸収体との間に間隔を設けて配置された側部吸収体とを有しており、前記吸収体の長手方向の全長を2等分する吸収体幅方向中心線によって、前記中央吸収体及び前記側部吸収体のそれぞれを前方部と後方部とに区分し、中央吸収体の前方部、中央吸収体の後方部、側部吸収体の前方部及び側部吸収体の後方部のそれぞれにおける吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比を、この順にCF、CB、SF及びSBとしたときに、下記式(1)の関係を満たす。
CF>CB>SB、且つCF>SF>SB ・・・(1)
本発明の使い捨ておむつは、吸収体の広い範囲の吸収性能を効果的に発現させることができ、吸収性能及び漏れ防止性能に優れている。
図1は、本発明の第1実施形態である使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの展開且つ伸長状態を示す平面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつにおける吸収体を示す平面図である。 図4は、図1に示す吸収体における液の流れを示す模式図である。 図5は、本発明の第2実施形態における吸収体を示す平面図である。 図6は、本発明の第3実施形態における吸収体を示す平面図である。 図7は、本発明の第4実施形態における吸収体を示す平面図である。
以下に、本発明の使い捨ておむつをその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態である使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図2及び図3に示すように、吸水性ポリマーとパルプ繊維とを含む吸収体4を備えている。該吸収体4は股下部Cに、中央吸収体5と、該中央吸収体5の両側に該中央吸収体5との間に間隔を設けて配置された側部吸収体6,6とを有している。吸収体4の長手方向の全長L5xを2等分する吸収体幅方向中心線CLによって、中央吸収体5及び側部吸収体6,6のそれぞれを前方部5f,6fと後方部5b、6bとに区分する。中央吸収体5の前方部5f、中央吸収体5の後方部5b、側部吸収体6の前方部6f及び側部吸収体6の後方部6bのそれぞれにおける吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比を、この順にCF、CB、SF、SBとしたときに、下記式(1)の関係を満たす。
CF>CB>SB、且つCF>SF>SB ・・・(1)
おむつ1は、図1及び図2に示すように、腹側部A、背側部B及び股下部Cを有する。腹側部Aは、着用時に着用者の腹側に配される部位であり、背側部Bは、着用時に着用者の背側に配される部位である。股下部Cは、腹側部Aと背側部Bとの間に位置して、着用時に着用者の股間部に配される。
また、おむつ1の長手方向Xは、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る方向であり、おむつ1の幅方向Yは、おむつ長手方向Xと交差する方向である。また、おむつ1の長手方向Xは着用時における着用者の前後方向であることから、おむつや吸収体の長手方向Xにおける腹側を前方、背側を後方ともいう。
図1に示すように、おむつ1は、外装体2と、外装体2の肌面側に固定された吸収性本体3とを有している。
図2に示すように、吸収性本体3は、おむつの長手方向(X方向)と同方向に長い長方形状であり、液透過性の表面シート31、液不透過性又は液難透過性(撥水性等)の裏面シート(図示せず)及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体4を有する。吸収体4は、パルプ繊維に吸水性ポリマーを保持させてなる。本実施形態における吸収体4は被覆シート33で被覆されている。被覆シート33は、1枚ものであってもよく、吸収体4の肌当接面側及び非肌当接面側のそれぞれを覆う2枚のシートから構成されていてもよい。被覆シート33は、パルプ繊維や吸水性ポリマーの脱落等を防止するものであり、好ましくは、パルプ繊維及び吸水性ポリマーからなる吸収体4の肌当接面側及び/又は非肌当接面側に接着剤(ホットメルト型接着剤等)を介して接合されている。
なお、図2に示すように、吸収性本体3の長手方向の左右両側に、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、複数の側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。側方カフス8は、おむつ着用時に起立して液の側方への流出を阻止する。
第1実施形態のおむつ1における吸収体4は、図2及び図3に示すように、おむつ長手方向Xと同方向に長い形状をしており、吸収体4の長手方向、中央吸収体5の長手方向及び側部吸収体6の長手方向は、何れも、おむつ長手方向Xと同方向である。そのため、吸収体4、中央吸収体5及び側部吸収体6のそれぞれの長手方向を長手方向Xともいう。
吸収体4は、股下部Cに、おむつ幅方向Yの中央部に位置する中央吸収体5と、その左右両側に間隔を設けて配置された側部吸収体6,6とを有している。
中央吸収体5と側部吸収体6,6との間は、おむつ長手方向Xに延びる一対の切離部7,7となっている。図2に示すように、中央吸収体5は、股下部Cから、背側部B及び腹側部Aのそれぞれに延在しており、側部吸収体6,6及び切離部7,7は、股下部Cに設けられている。本実施形態における切離部7は、吸収体4を厚み方向に貫通した溝であり、吸水性ポリマーやパルプ繊維といった吸収体形成材料が存在しない領域である。しかし、中央吸収体5と側部吸収体6との間の切離部7は、中央吸収体5及び側部吸収体6それぞれにおける吸収体形成材料に比して顕著に低い坪量(例えば1/4以下)の吸収体形成材料が存在する部位であっても良い。第1実施形態の吸収体4においては、吸収体4の肌当接面側を覆うコアラップシートと吸収体4の非肌当接面側を覆うコアラップシートとが切離部7において接合されている。
なお、切離部7は、吸収体4の折れ曲がりを誘導する役割も果たす。おむつ1の装着時においては、側部吸収体6は、装着者側に近づくように斜めに起立する。
図3に示すように、中央吸収体5は、吸収体幅方向中心線CLよりも前方に位置する前方部5f、及び該中心線CLよりも後方に位置する後方部5bを有している。また、側部吸収体6も、吸収体幅方向中心線CLよりも前方に位置する前方部6f、及び該中心線CLよりも後方に位置する後方部6bを有している。
第1実施形態のおむつ1においては、中央吸収体5の前方部5fにおけるポリマー比率をCFとし、中央吸収体5の後方部5bのポリマー比率をCBとし、側部吸収体6の前方部6fのポリマー比率をSFとし、側部吸収体6の後方部6bのポリマー比率をSBとしたときに、CF>CB>SB、且つCF>SF>SBを満たす。ポリマー比率は、パルプ繊維に対する吸水性ポリマーの坪量比(パルプ繊維の坪量に対する吸水性ポリマーの坪量の比)を百分率で表したものである。
中央吸収体5の前方部5f,後方部5b、側部吸収体6の前方部6f,後方部6bそれぞれの、パルプ繊維の坪量、吸水性ポリマーの坪量は、以下のようにして測定される。
<パルプ繊維の坪量及び吸水性ポリマーの坪量の測定方法>
吸収体4からコアラップシート33を丁寧に剥がし、中央吸収体5及び側部吸収体6をそれぞれ吸収体幅方向中央線CLで切断して、前方部5f,後方部5b,前方部6f,後方部6bをそれぞれ切り出す。各々について、吸収性ポリマーとパルプ繊維の合計重量を測定する。次に、上記吸収体4において、各部位でのパルプ繊維含有量は同じとし、かつ吸収性ポリマーを含有しない吸収体4’を作成し、上記と同様にそれぞれの部位を切り出して、パルプ繊維の重量を測定する。
前者の吸収性ポリマーとパルプ繊維の合計重量から、後者のパルプ繊維の重量の引いた値を吸収性ポリマーの重量とする。上記のようにして求めた各部における吸収性ポリマーの重量とパルプ繊維の重量を、それぞれ、各部の平面視面積で除して、各部におけるそれぞれの坪量とする。
また、このような測定方法が困難な場合、例えば、市販されている製品から吸収体4を構成している材料の特定や入手が困難であって、吸収性ポリマーを含有しない吸収体を作成することが困難な場合には、以下の方法によって代用される。
吸収体4からコアラップシート33を丁寧に剥がし、中央吸収体5及び側部吸収体6をそれぞれ吸収体幅方向中心線CLで切断して、前方部5f,後方部5b,前方部6f,後方部6bをそれぞれ切り出す。各々について、吸水性ポリマーとパルプ繊維とを分離し、各重量を測定する。吸水性ポリマーとパルプ繊維との分離は、吸水性ポリマーとパルプ繊維がほぼ完全に分離できればよく、種々の手段を用いることができる。たとえば、粒径の差を利用し、目の細かいメッシュで篩い分けしたり、重量の差を利用してパルプのみが飛散するような風量下に置いて、飛散前後の重量を測定しても良い。中央吸収体5の前方部5f,後方部5b、側部吸収体6の前方部6f,後方部6bそれぞれの平面視面積を、伸長した状態で求める。たとえば、吸収体に弾性部材が配されていたりして、収縮しているような場合には、その収縮状態を解除するようにする。上記のようにして求めた各部における吸水性ポリマーの重量とパルプ繊維の重量を、それぞれ、各部の平面視面積で除して、各部におけるそれぞれの坪量とする。
また、このような測定方法が困難な場合には、以下の方法によって代用される。
吸収体4からコアラップシート33を丁寧に剥がし、中央吸収体5及び側部吸収体6をそれぞれ吸収体幅方向中心線CLで切断して、前方部5f,後方部5b,前方部6f,後方部6bをそれぞれ切り出す。各々について、吸収体の重量を測定して、切り出した吸収体の坪量を算出する。また、高吸収性ポリマーの重量を定量し、切り出した吸収体の坪量から高吸収性ポリマーの坪量を差し引き、切り出した吸収体における繊維の坪量を算出する。切り出した吸収体中の高吸収性ポリマーの重量は、切り出した吸収体の重量・面積を測定した後、それぞれの切り出した吸収体をアスコルビン酸溶液に浸漬し、日光暴露させることで高吸収性ポリマーを溶解させ、水洗後の残存繊維重量を求め、切り出した吸収体の重量から水洗後の残存繊維重量を差し引くことで算出することができる。
中央吸収体5の前方部5fにおけるポリマー比率の好ましい範囲は、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上であり、また、好ましくは200%以下、より好ましくは180%以下であり、例えば、40〜200%であることが好ましく、より好ましくは50〜180%である。同様に、後方部5bにおけるポリマー比率の好ましい範囲は、20%以上であり、また、好ましくは150%以下、より好ましくは120%以下であり、例えば、20〜150%であることが好ましく、より好ましくは20〜120%である。側部吸収体6の前方部6fにおけるポリマー比率の好ましい範囲は、20%以上であり、また、好ましくは150%以下、より好ましくは120%以下であり、例えば、20〜150%であることが好ましく、より好ましくは20〜120%である。後方部6bにおけるポリマー比率の好ましい範囲は、5%以上であり、また、好ましくは100%以下、より好ましくは80%以下であり、例えば、5〜100%であることが好ましく、より好ましくは5〜80%である。当該範囲とすることによって、尿拡散範囲・拡散速度が良好になることに加えて、軟便の保持性能確保にも有効となる。
中央吸収体5の前方部5fにおけるポリマー坪量の好ましい範囲は、好ましくは80g/m2以上、より好ましくは100g/m2以上であり、また、好ましくは180g/m2以下、より好ましくは160g/m2以下であり、例えば、80〜180g/m2であることが好ましく、より好ましくは100〜160g/m2である。同様に、後方部5bにおけるポリマー坪量の好ましい範囲は、好ましくは30g/m2以上、より好ましくは35g/m2以上であり、また、好ましくは100g/m2以下、より好ましくは80g/m2以下であり、例えば、30〜100g/m2であることが好ましく、より好ましくは35〜80g/m2である。側部吸収体6の前方部6fにおけるポリマー坪量の好ましい範囲は、好ましくは25g/m2以上、より好ましくは30g/m2以上であり、また、好ましくは100g/m2以下、より好ましくは80g/m2以下であり、例えば、25〜100g/m2であることが好ましく、より好ましくは30〜80g/m2である。後方部6bにおけるポリマー坪量の好ましい範囲は、10g/m2以上であり、また、好ましくは80g/m2以下、より好ましくは70g/m2以下であり、例えば、10〜80g/m2であることが好ましく、より好ましくは10〜70g/m2である。ポリマー坪量をこのような範囲とすることで、排尿部から拡散された体液の拡散範囲がより好ましい範囲となるとともに、軟便に対しての吸収保持能力も確保できる。一方、パルプ繊維坪量の好ましい範囲は、5fにおいては、好ましくは70g/m2以上、より好ましくは80g/m2以上であり、また、好ましくは170g/m2以下、より好ましくは160g/m2以下であり、例えば、70〜170g/m2であることが好ましく、より好ましくは80〜160g/m2である。5bにおいては、好ましくは60g/m2以上、より好ましくは70g/m2以上であり、また、160g/m2以下であり、例えば、60〜160g/m2であることが好ましく、より好ましくは70〜160g/m2である。6fにおいては、好ましくは70g/m2以上、より好ましくは90g/m2以上であり、また、170g/m2以下であり、例えば、70〜170g/m2であることが好ましく、より好ましくは90〜170g/m2である。6bにおいては、好ましくは100g/m2以上、より好ましくは120g/m2以上であり、また、200g/m2以下であり、例えば、100〜200g/m2であることが好ましく、より好ましくは120〜200g/m2である。パルプ繊維坪量をこのような範囲とすることで、体液の拡散速度を適度なものとすることが容易になる。
また、第1実施形態において、中央吸収体5の前方部5fと後方部5bとは物理的に連続しており、且つ、側部吸収体6の前方部6fと後方部6bとは物理的に連続している。物理的に連続しているとは、別々に製造したパルプ繊維及び吸水性ポリマーの混合積繊体を突き合わせて配置したようなものではないことを意味する。
また、中央吸収体5は、その前方部5fから後方部5bに亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化していることが好ましい。また、側部吸収体6も、その前方部6fから後方部6bに亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化していることが好ましい。中央吸収体5及び/又は側部吸収体6は、吸水性ポリマーの坪量が、前方部5f,6fから後方部5b,6bに亘って連続的に変化していることが好ましい。
ここでいう、前方部から後方部に亘って連続的に変化するとは、中央吸収体5については、前方部5fのX方向中央部と後方部5bのX方向中央部との間に、前記坪量比や吸水性ポリマーの坪量が、急激に変化する部位を有しないことを意味し、側部吸収体6については、前方部6fのX方向中央部と後方部6bのX方向中央部との間に、前記坪量比や吸水性ポリマーの坪量が、急激に変化する部位を有しないことを意味する。また、連続的に変化という表現には、前方部5f(6f)のX方向中央部と後方部5b(6b)のX方向中央部との間に、前記坪量比や吸水性ポリマーの坪量が変化しない部分を含む場合を含む。
より好ましくは、中央吸収体5は長手方向Xの前端部から後端部にかけて、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に減少しており、側部吸収体6は長手方向Xの前端部から後端部にかけて、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に減少している。そして、吸収体4の全体においても、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が、その長手方向Yの前端部から後端部に掛けて連続的に減少している。
第1実施形態の吸収体4について、図3に基づいて更に詳述する。
第1実施形態における中央吸収体5は、図2及び図3に示すように、後方部5bに、股下部Cにおけるよりも幅が拡大した幅広部5xを有している。また、中央吸収体5は、前方部5fにも、股下部Cにおけるよりも幅が拡大した幅広部5x’を有している。それによって、中央吸収体5は、その長手方向Xの中央部が括れた砂時計形状をしている。
より具体的には、中央吸収体5は、図3に示すように、その長手方向Xにおける、中央部5r、前方部5f側の端部5p及び後方部5b側の端部5qのそれぞれに、両側縁が長手方向Xに平行な部分(おむつ幅方向Yの幅が一定になった部分、以下側縁平行部分ともいう)を有している。前記中央部5rにおける前記側縁平行部分の幅は、前方部5f側の端部5pにおける前記側縁平行部分の幅、及び後方部5b側の端部5qにおける前記側縁平行部分の幅よりも小さくなっている。中央部5rから前方部5f側の端部5pにかけて、また中央部5rから後方部5b側の端部5qにかけて、中央吸収体5の幅は漸増している。
中央吸収体5は、後方部5b側の幅広部5xの最大幅L5が、股下部Cにおける側部吸収体6,6の外側縁(おむつ幅方向外側の側縁6w,6w)同士間の距離L6と等しい。これにより、長手方向Xにおいて、側部吸収体6の後方部6b側の端部が、中央吸収体5の後方部5bにおける、側縁が長手方向Xに対して傾斜した部分と対向している。なお、図3に示す例では、中央吸収体5は、前方部5f側の端部5pにおける最大幅L5’と幅広部5xの最大幅L5とが等しい。また、前記距離L6は、側部吸収体6の全長に亘って略一定である。
側部吸収体6,6は、中央吸収体5の括れた長手方向Xの中央部5rにおける両側に配されている。側部吸収体6は中央吸収体5の括れ形状に合わせた形状をしている。図3に示す例においては、側部吸収体6は、おむつ幅方向Yの底辺を有する略等脚台形状をしている。
切離部7,7は、中央吸収体5の括れた部分における両側縁に沿って設けられている。切離部7,7は、中央吸収体5の括れ部分の形状に合わせて、平面視において末広がりの略コの字状をしている。切離部の長手方向の長さの、中央吸収体5の長手方向長さに対する割合は、好ましくは35%以上、より好ましくは40%以上、また、好ましくは80%以下、より好ましくは70%以下であり、例えば、35〜80%が好ましく、より好ましくは40〜70%である。大人用おむつの場合は、切離部の長手方向長さは、好ましくは200mm以上、より好ましくは250mm上であり、また、好ましくは450mm以下、より好ましくは400mm以下であり、例えば、200〜450mmであることが好ましく、より好ましくは250〜400mmである。中央吸収体5と側部吸収体6,6とは、切離部を介して、それぞれ別体として形成されていることが好ましい。
第1実施形態において、中央吸収体5と側部吸収体6,6との間には、連続部分が設けられておらず、切離部7,7の前後端部は、吸収体の両側縁まで延在している。これにより、中央吸収体5と側部吸収体6,6とは、物理的に連続していない。切離部7,7は、中央吸収体5の前方部5fと前方部6fとの間を仕切っているとともに、中央吸収体5の後方部5bと側部吸収体6の後方部6bとの間を仕切っている。
切離部7の幅7w(図3参照)は、好ましくは5mm以上、より好ましくは10mm以上であり、また、好ましくは40mm以下、より好ましくは30mm以下であり、例えば、5〜40mmであることが好ましく、より好ましくは10〜30mmである。第1実施形態において、切離部7の幅7wは略一定である。
なお、おむつ幅方向Yにおいて、中央吸収体5の最大幅L5と、側部吸収体6の最大幅L6w(図3参照)との比(L5/L6w)は2.1以上、4.5以下であることが好ましい。また、おむつ長手方向Xにおいて、中央吸収体5の最大長さL5xと、側部吸収体6の最大長さL6x(図3参照)との比(L5x/L6x)は1.5以上、3.0以下であることが好ましい。
また、中央吸収体5は、長手方向Xの一端側に切り欠き部5kを有している。第1実施形態においては、切り欠き部5kは、中央吸収体5の長手方向Xにおける後方部5f側の端部5qに形成されている。切り欠き部5kは、おむつ幅方向Yの底辺を有する略二等辺三角形状である。第1実施形態において切り欠き部5kは、吸水性ポリマーやパルプ繊維といった吸収体形成材料が存在しない部分である。しかし、切り欠き部5kは、隣接する部位における吸収体形成材料の坪量に比して顕著に低い坪量(例えば1/4以下)の吸収体形成材料が存在する部位であっても良い。例えば、切り欠き部5kに存する吸収体形成材料の坪量(パルプ繊維と吸水性ポリマーとの合計坪量は60g/m2以下であることが好ましい。
図2に示すように、外装体2は、吸収性本体3の周縁部の外方全域に亘って延出しており、展開且つ伸長状態のおむつ1においては、長手方向中央部が括れた砂時計形状をしている。外装体2は、おむつ1の外表面を形成する外層シート22、外層シート22に隣接させて外層シート22の肌面側に配された内層シート23、及び、腹側部A及び背側部Bにそれぞれ1枚ずつ配されて吸収性本体3の上端部及びその近傍の肌面側を覆う補助シート24が積層されてなる。図2に示すように、背側部B及び腹側部Aのそれぞれにおいて、吸収性本体3の上端部は、内層シート23と該内層シート23より肌面側に位置する補助シート24との間に挟まれている。また外層シート22は、背側部B及び腹側部Aのそれぞれにおいて、おむつ1のウエスト開口縁部よりも外側に延出する部分が肌面側に折り返された折り返し部22aを有しており、該折り返し部22aが補助シート24の肌面側に積層されている。
おむつ1の形成材料について説明する。おむつ1の各部の部材は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等のおむつに従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート31としては、不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。ただし、表面シート31は、肌への当りのソフトな材料からなる親水処理を施したエアースルー不織布やスパンボンド不織布などであることが好ましい。
裏面シートとしては、例えば、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を用いることができる。また、コアラップシート33としては、親水性の紙(例えばティッシュペーパー)や透水性の不織布等を用いることができ、特に親水性の紙であることが好ましい。また、吸収体4に含まれる吸水性ポリマーとして、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等のおむつの吸収体に従来使用されている各種の組成や形状の吸水性ポリマーを使用できる。吸収体4に含まれるパルプ繊維についても同様である。
吸収体4は、パルプ繊維と吸水性ポリマーとの混合積繊物、パルプ繊維の積繊物の間に吸水性ポリマーを介在させたもの等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、切り欠き部5kは、混合積繊物等の一部を切除して形成することができる。また、パルプ繊維の積繊物やパルプ繊維と吸収性ポリマーの混合積繊物を積繊機等で製造する際に、切り欠き部に相当する箇所にパルプ繊維等が堆積しないようにすることにより形成することもできる。
本実施形態のおむつ1は、上述したように、吸収体4の各部のポリマー比率が、CF>CB>SB、且つCF>SF>SBの関係を満たすため、図4に示すように、中央吸収体5の前方部5fに排泄された液(尿)は、中央吸収体5内を拡散して前方部5fから後方部5bに移行する経路R1によって、中央吸収体5の前方部5fから後方部5bへの移動が生じる。また、中央吸収体5の前方部5fから、側部吸収体6に移行し、側部吸収体6内を前方部6fから後方部6bへ拡散する。そして、再び中央吸収体5の後方部5bに戻るという経路R2によっても、中央吸収体5の前方部5fから後方部5bへの移動が生じる。また、中央吸収体5の後方部5bは、中央吸収体5の前方部6fに比してポリマー比率が低く、ゲルブロッキングが生じにくいため、後方部5bに達した液は、該後方部5bに体圧が掛かっているような状態においても該後方部5bに良好に吸収される。
より詳細に説明すると、側部吸収体6の前方部6fのポリマー比率SFが中央吸収体5の前方部5fのポリマー比率CFよりも低い(CF>SF)ことや、中央吸収体5と側部吸収体6後方部5bとの間に切離部7を有することによって、前方部5fに排泄された液(尿)は、中央吸収体5の前方部5fから側部吸収体6の前方部6fへと移行し易い。また、側部吸収体6の前方部6fへ移行した液は、側部吸収体6の前方部6fのポリマー比率SFが側部吸収体6の後方部6bのポリマー比率SBよりも高い(SF>SB)ことによって、側部吸収体6内を拡散して後方部6bへと移行し易い。この中央吸収体5の前方部5fから側部吸収体6の後方部6bへの液の移動は着用者が横向きに寝ている状態において一層生じやすい。切離部7の存在によって、切離部7が導水溝の役割を果たし、長手方向Xにかけて拡散を促すことで、中央吸収体5の前方部5fから側部吸収体6の前方部6fへの液の移動が生じやすい。
また、中央吸収体5の後方部5bのポリマー比率CBが、中央吸収体5の前方部5fのポリマー比率CFより低いこと(CF>CB)によって、後方部5bは、ゲルブロッキングが生じにくく良好な吸収性能を維持し易いため、体圧が掛かっている状態においても、液が後方部5bに吸収されて保持されやすい。
また、中央吸収体5の後方部5bのポリマー比率CBが、側部吸収体6の後方部6bのポリマー比率SBより高いこと(CB>SB)、及び切離部7の存在によって、後方部6bから切離部7を介して後方部5bへ液が受け渡し易くなっている。つまり、側部吸収体6の後方部6bが吸収しきれなかった液を、隣接する中央吸収体5の後方部5bが吸い上げやすい。しかも後方部5bに移行した液は保持され易く、吸収体の後端から漏れ出し難い。
このような作用により、おむつ1によれば、吸収体の広い範囲の吸収性能を効果的に発現させることができ、優れた吸収性能及び漏れ防止性能が得られると考えられる。
このような効果が確実に奏される観点から、吸収体4の各ポリマー比率の差は、以下の通りであることが好ましい。中央吸収体5の前方部5fのポリマー比率(CF)と中央吸収体5の後方部5bのポリマー比率(CB)との差(CF−CB)は、20パーセントポイント以上、好ましくは50パーセントポイント以上である。中央吸収体5の後方部5bのポリマー比率(CB)と側部吸収体6の後方部6bのポリマー比率(SB)との差(CB−SB)は、15パーセントポイント以上、好ましくは30パーセントポイント以上である。中央吸収体5の前方部5fのポリマー比率(CF)と側部吸収体6の前方部6fのポリマー比率(SF)との差(CF−SF)は、20パーセントポイント以上、好ましくは50パーセントポイント以上である。側部吸収体6の前方部6fのポリマー比率(SF)と側部吸収体6の後方部6bのポリマー比率(SB)との差(SF−SB)は、15パーセントポイント以上、好ましくは30パーセントポイント以上である。
このような効果が確実に奏される観点から吸収体4は、その上下両面を、ティッシュペーパーや、親水性繊維からなる不織布製のコアラップシート33に被覆されていることが好ましい。吸収体4の上下両面に配されたコアラップシート33が、切離部7を介して直接接合されていることが好ましい。直接接合させることで、凹部の発現を促し、導水溝としての効果をより一層果たすことができる。
また、中央吸収体5の前方部5fと後方部5bや、側部吸収体6の前方部6fと後方部6bが、それぞれ物理的に連続していると、中央吸収体5の前方部5fと後方部5bとの間、又は側部吸収体6の前方部6fと後方部6bとの間で吸水性ポリマーの坪量及びパルプ繊維の坪量の急激な変化が起こりにくい。このためおむつ1は、装着時の違和感を抑制することができる。
特に中央吸収体5及び側部吸収体6の一方又は両方は、それぞれの前方部から後方部に亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化していることが、装着時の違和感の抑制の観点から一層好ましい。
また、おむつ1は、中央吸収体5の長手方向Xの後方部5f側の端部5qに、切り欠き部5kを有しており、これにより装着性の向上を図っている。一般的に、吸収体4に切り欠き部5kを設けると、後方部5b側の端部5qから液漏れしやすくなる。しかしながら、本発明のおむつ1においては、中央吸収体5の前後方向の吸収性能に加えて、側部吸収体6を介した体液の幅方向の拡散によって吸収体全体の吸収性能が有効に利用することが容易になっている。そのため、切り欠き部5kを設けても液漏れが生じにくくなっている。このために、液吸収性能と装着性の両立が図られている。
更に、おむつ1においては、中央吸収体5が股下部Cにおけるよりも幅が拡大した幅広部5xを有している。幅広部5xの最大幅L5が、側部吸収体6における側縁6w,6w間の距離L6と等しい。このため、側部吸収体6からの液が、中央吸収体5における幅広部5xに拡散しやすく、中央吸収体5に液が保持されやすい。これにより、おむつ1は切り欠き部5kを設けつつ、吸収体4からの液漏れを低減させることができ、装着性向上と液漏れ低減とを両立させることができる。
次に、本発明の第2〜第4実施形態の使い捨ておむつについて図5〜図7に基づき説明する。第2〜第4実施形態については、第1実施形態と異なる点について説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した使い捨ておむつ1に関する説明が適宜適用される。
第2〜4実施形態の使い捨ておむつは、第1実施形態の使い捨ておむつにおける吸収体4を、図5〜図7に示す吸収体4A〜4Cに置き換えたものである。
第2実施形態における吸収体4Aの形状を図5に示す。吸収体4Aは、側部吸収体6の前方部6f側の端部と、中央吸収体5の前方部5f側の幅広部5x’との間は、吸収体形成材料が連続的に存在して、切離部7に隔てられていない。切離部7A,7Aは、おむつ長手方向Xの前端が、吸収体4Aの外縁まで延在しておらず、平面視において吸収体4Aの内部に位置する行き止まりの端部となっている。
図6に示す第3実施形態における吸収体4Bは、第2実施形態とは反対に、側部吸収体6の後方部6b側の端部と、中央吸収体5の後方部5bの幅広部5xとの間は、吸収体形成材料が連続的に存在して、切離部7Bに隔てられていない。切切離部7B,7Bは、おむつ長手方向Xの後端が、吸収体4Bの外縁まで延在しておらず、平面視において吸収体4Bの内部に位置する行き止まりの端部となっている。
また、図7で示す第4実施形態における吸収体4Cは、側部吸収体6の前方部6f側の端部と中央吸収体5の前方部5f側の幅広部5x’との間は、吸収体形成材料が連続的に存在して、切離部7Cに隔てられていない。また、側部吸収体6の後方部6b側の端部と、中央吸収体5の後方部4b側の幅広部5xとの間が、吸収体形成材料が連続的に存在して、切離部7Cに隔てられていない。
以上、本発明のおむつについて好ましい実施形態を複数説明したが、本発明は上述した各実施形態に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、吸収体4は、コアラップシート33に被覆されていることが好ましいが、被覆されていなくてもよい。また、切り欠き部5kは、必ずしも中央吸収体5に設けられていなくてもよい。切り欠き部5kが設けられる場合、中央吸収体5の長手方向Xの後側の端部5qではなく、前側の端部5pに設けられていてもよく、両端部に設けられていてもよい。
また、中央吸収体は、長手方向中央部が括れていなくてもよく、例えば矩形状、台形状等、任意の形状を有することができる。側部吸収体の形状も、例えば、矩形状、三角形状等、半円状等、任意の形状を有することができる。
また、中央吸収体と側部吸収体は、前方部と後方部とが物理的に連続していなくてもよい。
また、吸収体4は2層構造を有していてもよいが、1層構造であることが好ましい。
また、使い捨ておむつは、幼児用でも成人用でもよく、またパンツ型おむつでなくてもよく、展開式(テープ止め式)の使い捨ておむつ等であってもよい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の形態を開示する。
<1>
吸水性ポリマーとパルプ繊維とを含む吸収体を備えた使い捨ておむつであって、
前記吸収体は股下部に、中央吸収体と、該中央吸収体の両側に該中央吸収体との間に間隔を設けて配置された側部吸収体とを有しており、
前記吸収体の長手方向の全長を2等分する吸収体幅方向中心線によって、前記中央吸収体及び前記側部吸収体のそれぞれを前方部と後方部とに区分し、中央吸収体の前方部、中央吸収体の後方部、側部吸収体の前方部及び側部吸収体の後方部のそれぞれにおける吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比を、この順にCF、CB、SF及びSBとしたときに、下記式(1)の関係を満たす、使い捨ておむつ。
CF>CB>SB、且つCF>SF>SB ・・・(1)
<2>
前記中央吸収体又は前記側部吸収体は、それぞれの前記前方部と前記後方部とが物理的に連続している、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記中央吸収体又は前記側部吸収体は、前記前方部から前記後方部に亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化している、前記<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記中央吸収体及び前記側部吸収体は、それぞれの前記前方部と前記後方部とが物理的に連続している、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記中央吸収体及び前記側部吸収体は、それぞれの前記前方部から前記後方部に亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化している、前記<4>に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記中央吸収体における長手方向後方部側の端部に切り欠き部が設けられている、前記<1>〜<5>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記中央吸収体と前記側部吸収体は、長手方向全体に亘って、別体として形成されている、前記<1>〜<6>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記中央吸収体の前記前方部と前記中央吸収体の前記後方部の、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)の差(CF−CB)は、20パーセントポイント以上、好ましくは50パーセントポイント以上である、前記<1>から<7>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記中央吸収体の前記後方部と前記側部吸収体の前記後方部の、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)の差(CB−SB)は、15パーセントポイント以上、好ましくは30パーセントポイント以上である、前記<1>〜<8>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記中央吸収体の前記前方部と前記側部吸収体の前記前方部の、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)の差(CF−SF)は、20パーセントポイント以上、好ましくは50パーセントポイント以上である、前記<1>〜<9>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記側部吸収体の前記前方部と前記側部吸収体の前記後方部の、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)の差(SF−SB)は、15パーセントポイント以上、好ましくは30パーセントポイント以上である、前記<1>〜<10>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記中央吸収体の両側部と前記側部吸収体との間に設けられた切離部の幅は、5mm以上、好ましくは10mm以上であり、40mm以下、好ましくは30mm以下である、前記<1>〜<11>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記切離部の前記長手方向の長さは、200mm以上、好ましくは250mm以上であり、450mm以下、好ましくは400mm以下である、前記<1>〜<12>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記吸収体の肌当接面側を覆うコアラップシートと、前記吸収体の非肌当接面側を覆うコアラップシートとが、前記切離部において接合されている、前記<1>〜<13>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記中央吸収体の前記前方部は、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)が、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上であり、好ましくは200%以下、より好ましくは180%以下である、前記<1>〜<14>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記中央吸収体の前記後方部は、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)が、20%以上であり、好ましくは150%以下、より好ましくは120%以下である、前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記側部吸収体の前記前方部は、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)が、20%以上であり、好ましくは150%以下、より好ましくは120%以下である、前記<1>〜<16>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記側部吸収体の前記後方部は、前記吸水性ポリマーの前記パルプ繊維に対する坪量比(ポリマー比率)が、5%以上であり、好ましくは100%以下、より好ましくは80%以下である、前記<1>〜<17>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記中央吸収体の前記前方部は、前記吸水性ポリマーの坪量が、好ましくは80g/m2以上、より好ましくは100g/m2以上であり、好ましくは180g/m2以下、より好ましくは160g/m2以下である、前記<1>〜<18>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記中央吸収体の前記後方部は、前記吸水性ポリマーの坪量が、好ましくは30g/m2以上、より好ましくは35g/m2以上であり、好ましくは100g/m2以下、より好ましくは80g/m2以下である、前記<1>〜<19>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記側部吸収体の前記前方部は、前記吸水性ポリマーの坪量が、好ましくは25g/m2以上、より好ましくは30g/m2以上であり、好ましくは100g/m2以下、より好ましくは80g/m2以下である、前記<1>〜<20>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記側部吸収体の前記後方部は、前記吸水性ポリマーの坪量が、10g/m2以上であり、好ましくは80g/m2以下、より好ましくは70g/m2以下である、前記<1>〜<21>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記中央吸収体の前記前方部は、前記パルプ繊維の坪量が、好ましくは70g/m2以上、より好ましくは80g/m2以上であり、好ましくは170g/m2以下、より好ましくは160g/m2以下である、前記<1>〜<22>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記中央吸収体の前記後方部は、前記パルプ繊維の坪量が、好ましくは60g/m2以上、より好ましくは70g/m2以上であり、160g/m2以下である、前記<1>〜<23>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記側部吸収体の前記前方部は、前記パルプ繊維の坪量が、好ましくは70g/m2以上、より好ましくは90g/m2以上であり、170g/m2以下である、前記<1>〜<24>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記側部吸収体の前記後方部は、前記パルプ繊維の坪量が、好ましくは100g/m2以上、より好ましくは120g/m2以上であり、200g/m2以下である、前記<1>〜<25>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記中央吸収体は、前記後方部に、股下部におけるよりも幅が拡大した幅広部を有しており、該幅広部の最大幅が、該股下部における前記側部吸収体の外側縁同士間の距離と等しくなされている、前記<1>〜<26>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記幅方向において、前記中央吸収体の最大幅と、前記側部吸収体の最大幅との比は、2.1以上であり、4.5以下である、前記<27>に記載の使い捨ておむつ。
<29>
前記長手方向において、前記中央吸収体の最大長さと、前記側部吸収体の最大長さとの比は、1.5以上であり、3.0以下である、前記<1>〜<28>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記使い捨ておむつは、パンツ型おむつである、前記<1>〜<29>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<31>
前記使い捨ておむつは、展開式おむつである、前記<1>〜<29>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例〕
第1実施形態の吸収体4と同様の吸収体を作製した。吸収体の形態は、図3に示すものと同様であった。切離部7の幅7wは15mm、中央吸収体5の長手方向Xの全長L5xは580mm、中央吸収体5の最大幅L5は180mm、側部吸収体の長手方向Xの全長L6xは358mm、側部吸収体6の最大幅L6wは33mm、であった。切離部7以外の部分において吸収体の厚みは略一定であり、1mmであった。吸水性ポリマーとしては、加圧状況下における通液性に優れた吸水ポリマーを用い、パルプ繊維としては、通常のフラッフパルプを用いた。中央吸収体5の前方部5f,後方部5b、側部吸収体6の前方部6f,後方部6bのそれぞれにおける、ポリマー比率、パルプ繊維の坪量、吸水性ポリマーの坪量は表1に示す値とした。
吸収体4の肌当接面側は、坪量15g/m2のコアラップシート(ティッシュペーパー)で覆い、吸収体4の非肌当接面側は、坪量15g/m2のコアラップシート(ティッシュペーパー)で覆った。また、切離部において上下のコアラップシート間を接着剤で接合し、製造時には切離部のパターン形状に凸部を施したロールで押して接着させることで、凹部を形成しやすくし、折れ曲がりを誘導し、かつ液の移動にも有効である。
〔比較例1〕
中央吸収体5の前方部5f,後方部5b、側部吸収体6の前方部6f,後方部6bのそれぞれにおける、ポリマー比率、パルプ繊維の坪量、吸水性ポリマーの坪量を表1に示す値とした以外、実施例1と同様にして、吸収体を作成した。
〔比較例2〕
図3に示す第1実施形態の吸収体を、切離部が形成されていないものに変更した以外は、実施例と同様にして、吸収体を作成した。この場合、吸収体における、実施例の中央吸収体に相当する部分を中央吸収体とみなし、実施例の側部吸収体に相当する部分を側部吸収体とみなして、吸水性ポリマーとパルプ繊維の坪量を測定した。
〔比較例3〕
中央吸収体5及び側部吸収体6として、ポリマー比率、パルプ繊維の坪量及び吸水性ポリマーの坪量が、それぞれ均一なもの(各値は表1に示す)を作成した以外は、実施例1と同様にして、吸収体を作成した。
〔評価〕
〔前拡散距離、後拡散距離、及び最大拡散距離の測定方法〕
実施例1及び比較例1〜3のコアラップシートに被覆された状態の吸収体を、幅方向が上下になるように60°の平滑な斜面に固定し、吸収体の注入ポイントに、人工尿を50g、5g/秒の注入速度で注入した。注入ポイントは、吸収体の前端から200mmの位置であり、且つ、傾斜状態の吸収体の下端から95mmの位置とした。注入終了から5分後に注入ポイントから液が前方へ拡散した長手方向Xの最大距離を測定して前拡散距離とした。また注入終了から5分後に注入ポイントから液が後方へ拡散した長手方向Xの最大距離を測定して後拡散距離とした。最大拡散距離は、前拡散距離と、後拡散距離の合計とした実施例及び比較例1〜3の吸収体の各拡散距離の値を表1に示す。
Figure 2013063254
表1に示すように、実施例と比較例2との比較により、実施例の吸収体は、切離部を有することにより、後方への液拡散に優れていることが分かる。更に、実施例と比較例1との比較により、実施例の吸収体は、切離部を有するだけでなく、各部のポリマー比率が、上述した関係であることによって、後方への液拡散に優れていることが分かる。これらの結果から、実施例1の吸収体においては、側部吸収体における液の吸収・拡散が吸収体の前後方向における液拡散に寄与して、吸収体全体が有効に活用されていることが示唆される。また、比較例3の吸収体は、前後方向の液拡散性に優れるが、排尿量が多い場合には、後方に移行した液が吸収体の後端側から漏れ出す恐れがある。すなわち、実施例の吸収体は、前後方向への体液の液拡散性が優れることから、吸収体全体で体液を有効に吸収でき、吸収性能が優れたものであると伴に、吸収体の後方部への体液の拡散が前方部よりも制御されていることから、体液が吸収体の後端側から漏れ出す恐れが少なく、体液の液漏れ防止性能にすぐれたものである。
1 使い捨ておむつ
4 吸収体
5 中央吸収体
5f 前方部
5b 後方部
5k 切り欠き部
5x 幅広部
5p 前方部側の端部
5q 後方部側の端部
6 側部吸収体
6f 前方部
6b 後方部
CF 中央吸収体の前方部における吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比
CB 中央吸収体の後方部における吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比
SF 側部吸収体の前方部における吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比
SB 側部吸収体の後方部における吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比
6w 側部吸収体における幅方向外側の側縁
L5 中央吸収体の後方部側の幅広部の最大幅
L6 側部吸収体の外側縁間の距離
C 股下部

Claims (5)

  1. 吸水性ポリマーとパルプ繊維とを含む吸収体を備えた使い捨ておむつであって、
    前記吸収体は股下部に、中央吸収体と、該中央吸収体の両側に該中央吸収体との間に間隔を設けて配置された側部吸収体とを有しており、
    前記吸収体の長手方向の全長を2等分する吸収体幅方向中心線によって、前記中央吸収体及び前記側部吸収体のそれぞれを前方部と後方部とに区分し、中央吸収体の前方部、中央吸収体の後方部、側部吸収体の前方部及び側部吸収体の後方部のそれぞれにおける吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比を、この順にCF、CB、SF及びSBとしたときに、下記式(1)の関係を満たす、使い捨ておむつ。
    CF>CB>SB、且つCF>SF>SB ・・・(1)
  2. 前記中央吸収体及び/又は前記側部吸収体は、それぞれの前記前方部と前記後方部とが物理的に連続している、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記中央吸収体及び/又は前記側部吸収体は、それぞれの前記前方部から前記後方部に亘って、吸水性ポリマーのパルプ繊維に対する坪量比が連続的に変化している、請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記中央吸収体における長手方向後方部側の端部に切り欠き部が設けられている、請求項1〜3の何れか1項記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記中央吸収体は、前記後方部に、股下部におけるよりも幅が拡大した幅広部を有しており、該幅広部の最大幅が、該股下部における前記側部吸収体の外側縁同士間の距離と等しくなされている、請求項1〜4の何れか1項記載の使い捨ておむつ。
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