JP2013062191A - メタノール濃度センサの取付構造 - Google Patents

メタノール濃度センサの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】貯留タンクにメタノール濃度センサおよび液位センサの両方を設置する場合において、装置数の削減および配線や配管の簡略化を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、燃料中のメタノール濃度を測定するメタノール濃度センサの取付構造であって、液位センサ200は、フロート206と、燃料の液位を検知するセンサ部(リードスイッチ204)とを有するフロート式センサであり、濃度センサ(SAWセンサ250)は、圧電体260上に形成されたすだれ状電極(IDT)と、無線送受信部(無線送受信回路292)とを有し、無線送受信部が受信した高周波信号の印加による圧電効果により発生した弾性表面波の伝播状態に基づいて液体の性状を検知する無線式SAWセンサであり、液位センサのフロートの、濃度センサにおける弾性表面波の伝播面(SAW伝播面254)が燃料と接液する位置に取り付けられることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、メタノール型燃料電池に供給する燃料を貯留する貯留タンクに、燃料中のメタノール濃度を測定する濃度センサを取り付けるメタノール濃度センサの取付構造に関するものである。
近年、動力源として燃料電池を搭載した車両(移動体)の開発が加速していて、その1つとして、燃料電池を搭載した電動車いす(以下、セニアカーと称する)が開発されている。かかるセニアカーでは、従来動力源として用いられていた充電式の鉛蓄電池(バッテリ)に替えて、メタノールを燃料とするダイレクトメタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell;以下、DMFCと称する)が搭載されている。
DMFCは、燃料電池車に搭載される燃料電池として主流となっている固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell;以下、PEFCと称する)の1つである。DMFCも含め、PEFCでは、燃料極(負極)、固体高分子膜(電解質)、空気極(正極)からなる基本部品(膜/電極接合体)を導電板(バイポーラプレート)で挟み込むことにより、単セル(single cell)と呼ばれる1つの発電単位を構成し、この単セルを複数積層して直列に接続した燃料電池スタック(fuel cell stack)を用いている。
DMFCでは、燃料電池用燃料として後述する循環燃料が燃料極に、空気が空気極に供給され、循環燃料に含まれるメタノール中の水素と、空気中の酸素とを化学反応させて発電を行っている。循環燃料は、原燃料である高濃度メタノール水溶液(例:54wt%)を、純水や燃料電池生成水(燃料電池において発電時の化学反応により生成された水)を希釈液として用いて希釈することにより調整される。故に、上記のようなDMFCを用いた発電システム(以下、DMFCシステムと称する)では、原燃料を貯留する原燃料タンク、希釈水を貯留する希釈水タンク、調整された循環燃料を貯留する貯留タンク(希釈タンクとも称される)が設けられる。
ところで、メタノールを燃料とするDMFCでは、循環燃料においてメタノールが高濃度になると、燃料極に供給された循環燃料に含まれるメタノールが固体高分子膜を透過して空気極に達するクロスオーバーと呼ばれる現象(クロスリークとも称される)発生する。この現象が起きると、メタノールが空気極でも反応してしまうため、エネルギーロスや起電力の著しい低下を招く。したがって、DMFCシステムでは、貯留タンクに貯留される循環燃料のメタノール濃度を適切な値(例えば3wt%)に管理する必要がある。メタノール濃度を管理する装置としては、例えば特許文献1において、メタノールの密度、屈折率、音波(超音波)の伝播時間などの濃度依存性を利用した燃料濃度検出器を用いることが提案されている。
またDMFCにおいて安定した発電を行うためには、燃料極への循環燃料の確実な供給が必須である。故に、DMFCシステムでは、上述した循環燃料のメタノール濃度の管理に加えて、貯留タンクにおける循環燃料の液位(液量)の管理も重要になる。液位を管理する装置としては、例えば特許文献2では発光素子から発せられた信号の受光素子での受光を検出する、いわゆる光学式センサが提案されている。
特開2010−153276号公報 特開2007−005166号公報
上述したようにDMFCシステムでは、貯留タンクに貯留される循環燃料のメタノール濃度および液位の両方の管理が重要である。したがって、貯留タンクに対して、メタノール濃度センサと液位センサ(または液面センサ)とを各々設置する必要がある。このため、装置数やそれにまつわる部品点数が増加してしまったり、それらの接続に必要な配線が複雑化してしまったりする。
例えば貯留タンクに対してメタノール濃度センサを取り付ける場合、貯留タンク内の循環燃料をメタノール濃度センサに送出するためのポンプや配管が必要である。ここで、仮に貯留タンクに循環燃料を循環させる配管上にメタノール濃度センサを設置すれば、上記のポンプや配管を設けなくても済む。しかしながら、このような構成であると、メタノール濃度センサにおける圧力損失が大きいため、燃料電池を適正に作動させるために必要な流量の循環燃料を送液することが困難になるという課題が生じてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、循環燃料を貯留する貯留タンクにメタノール濃度センサおよび液位センサの両方を設置する場合において、装置数の削減および配線や配管の簡略化を図ることが可能なメタノール濃度センサの取付構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるメタノール濃度センサの取付構造の代表的な構成は、メタノール型燃料電池に供給する燃料を貯留する貯留タンクに取り付けられ該燃料中のメタノール濃度を測定する濃度センサを備えるメタノール濃度センサの取付構造であって、貯留タンク内に設置され燃料の液位を検知する液位センサをさらに備え、液位センサは、浮力を有するフロートと、フロートの位置に基づいて燃料の液位を検知するセンサ部とを有し、貯留タンク内の燃料中に浮かべられるフロート式センサであり、濃度センサは、圧電体上に形成されたすだれ状電極と、無線信号の送受信を行う無線送受信部とを有し、無線送受信部が受信した高周波信号がすだれ状電極に印加されることによって生じた圧電効果により発生した弾性表面波の伝播状態に基づいて液体の性状を検知する無線式SAWセンサであり、液位センサのフロートの、濃度センサにおける弾性表面波の伝播面が燃料と接液する位置に取り付けられることを特徴とする。
上記構成によれば、メタノール濃度を測定する濃度センサが、液位センサのフロートに取り付けられるため、従来濃度センサへの燃料の送出に必要であったポンプや配管を不要とすることができる。したがって、圧力損失等の不具合を生じさせることなく、装置数の削減や配管の簡略化、設備の小型化を図ることが可能である。また濃度センサが無線式のSAWセンサであることにより、かかる濃度センサとの信号の送受信に要する配線が不要となる。このため、より一層の設備の簡略化を達成することができる。
上記のフロートに取り付けられフロートの姿勢を保つバランサをさらに有するとよい。かかる構成によれば、フロートひいては液位センサおよび濃度センサの姿勢(バランス)を好適に確保することが可能となる。
本発明によれば、循環燃料を貯留する貯留タンクにメタノール濃度センサおよび液位センサの両方を設置する場合において、装置数の削減および配線や配管の簡略化を図ることが可能なメタノール濃度センサの取付構造を提供することができる。
移動体に搭載されるDMFCシステムの構成を例示する概略図である。 貯留タンクに設置される液位センサの詳細を例示する概略図である。 本実施形態のSAWセンサの概略図である。 第1実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図である。 第2実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図である。 第3実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(DMFCシステム100)
図1は、移動体に搭載されるDMFCシステムの構成を例示する概略図である。なお、図1に示す構成は例示にすぎず、これに限定するものではない。図1に示すように、本実施形態のDMFCシステム100は、移動体である燃料電池車(不図示)に搭載されるダイレクトメタノール型燃料電池(以下、DMFC110と称する)を備える。当業者には周知であるため詳細は図示しないが、DMFC110は、燃料であるメタノール水溶液が供給される燃料極(負極)と、酸化剤としての酸素(空気)が供給される空気極(正極)と、燃料極および空気極の間に配置される固体高分子膜を有する。
DMFC110では、ケミカルエアフィルタ122を通過した空気が、コンプレッサ124によって空気経路120aを通じて空気極(不図示)の入口に供給される。またDMFC110では、後述する貯留タンク160に貯留された燃料(以下、循環燃料と称する)が、循環ポンプ132を動力として第1循環経路130a上のイオン交換樹脂134を通過した後に燃料極(不図示)の入口に供給される。そして、DMFC110では、供給された循環燃料(メタノール水溶液)に含まれるメタノール中の水素と、空気中の酸素とを化学反応させて発電が行われる。DMFC110における発電時の反応式は次式の通りである。
燃料極:CH3OH+H2O→6H++6e−+CO2
空気極:6H++6e−+3/2O2→3H2O
詳細には、DMFC110の燃料極では、カーボンに坦持された白金、ルテニウムを含む触媒反応で、メタノールと水とが反応して水素イオン、電子、および二酸化炭素が生成される。また反応副生成物として微量のホルムアルデヒド、ギ酸も生成される。燃料極において生成された水素イオンは、固体高分子膜を通過して空気極側へ移動し、空気中の酸素と結合して水となる。そして、燃料極において生成された電子は、電力として外部に出力され、モータ(不図示)を回転させるための駆動力、すなわち燃料電池車が走行するための駆動力となる。
上述したように、DMFC110の燃料極に供給される循環燃料は貯留タンク160に貯留されている。貯留タンク160には、原燃料タンク170に貯留された高濃度メタノール水溶液(原燃料)が燃料ポンプ142を動力として原燃料経路140を通じて供給される。また貯留タンク160には、希釈水タンク180に貯留された希釈水(水)が水ポンプ152を動力として水経路150を通じて供給される。そして、貯留タンク160において、希釈水によって原燃料が希釈され所定のメタノール濃度に調整された循環燃料が貯留される。
貯留タンク160に貯留された循環燃料は、第1循環経路130aを通じてDMFC110の燃料極に供給され、燃料極の出口からは、未反応の循環燃料(メタノール水溶液)と二酸化炭素、反応副生成物が気液状態で排出され、第2循環経路130bを通じて貯留タンク160に送出される。すなわち、循環燃料は、第1循環経路130aおよび第2循環経路130bによってDMFC110と貯留タンク160とを循環している。
一方、DMFC110の空気極の出口からは、水(発電時の化学反応により生成された水)と空気が気液状態で排出され、排出経路120b上の熱交換器126を通過した後に希釈水タンク180に送出される。したがって、希釈水タンク180に貯留され貯留タンク160に供給される希釈水には、空気極の出口から排出された、発電時の化学反応により生成された水も用いられることとなる。
上記の貯留タンク160、原燃料タンク170および希釈水タンク180には、その各々に貯留される液体の液位を検知する液位センサ200、172および182が設置されている。これにより、貯留タンク160、原燃料タンク170および希釈水タンク180の液量を適切に管理することができる。
(液位センサ200)
図2は、貯留タンク160に設置される液位センサ200の詳細を例示する概略図である。図2に示す本実施形態の液位センサ200は、貯留タンク160内の燃料中に浮かべられるフロート式センサである。なお、理解を容易にするために、図2では、液位センサ200のフロート206およびその近傍のステム202を断面で図示している。
図2に示す液位センサ200では、フロートガイドパイプであるステム202にフロート206が支持されている。フロート206は、低溶出、耐メタノールおよび耐酸性を有する材料、例えば発泡ポリプロピレンからなり、浮力を有するいわゆる浮きである。ステム202の上部および下部には、上部ストッパ210aおよび下部ストッパ210bが設けられていて、フロート206はその浮力によって、上部ストッパ210aおよび下部ストッパ210bの間でステム202の軸方向(上下方向)に移動可能である。
またステム202の内部には、フロート206の位置に基づいて燃料(循環燃料)の液位を検知するセンサ部としてリードスイッチ204が設けられている。リードスイッチ204は、当該DMFCシステム100(図1参照)の動作を制御するDMFC制御部102に接続されている。一方、フロート206の内部にはマグネット208が埋設されている。このような構成により、貯留タンク160に貯留されている循環燃料の液面160aに浮いているフロート206のマグネット208によってステム202内のリードスイッチ204が作動し、リードスイッチ204からの液位信号がDMFC制御部102に出力される。
DMFC制御部102には、燃料ポンプ142および水ポンプ152も接続されている。これにより、DMFC制御部102は、リードスイッチ204からの液位信号を受け、貯留タンク160に貯留される循環燃料の液位が所定値未満であった場合には、燃料ポンプ142および水ポンプ152を駆動させる。そして、DMFC制御部102は、後述するSAWセンサ250(濃度センサ)の出力値も参照して循環燃料のメタノール濃度が所定値(例えば3%)が維持されるように希釈水タンク180からの希釈水と170からの原燃料の送液量(送液位)を調整しつつ、循環燃料の液位が所定値に達するよう制御を行う。一方、貯留タンク160に貯留される循環燃料の液位が所定値以上であった場合には、DMFC制御部102は、燃料ポンプ142と水ポンプ152を停止し、貯留タンク160への希釈水および原燃料の送液を停止する。
なお、液位センサ172および182については、上記説明した液位センサ200と同様の構成を有するため説明を省略する。ただし、液位センサ172および182については、必ずしも液位センサ200のようなフロート式センサを用いる必要はなく、他の構成の液位センサを用いることも可能である。
ここで、循環燃料においてメタノールが高濃度になると、クロスオーバー現象によってDMFC110に不具合が生じる。このため、貯留タンク160では、液位(液量)だけでなく、循環燃料のメタノール濃度も適切に管理する必要がある。しかしながら、従来のDMFCシステムでは、液位センサ200と濃度センサ(SAWセンサ250)の両方を設置することにより、装置数やそれにまつわる部品点数が増加してしまったり、それらの接続に必要な配線が複雑化してしまったりしていた。
そこで、本実施形態では、貯留タンク160にメタノール濃度センサおよび液位センサの両方を設置する場合において、装置数の削減および配線や配管の簡略化を図ることが可能なメタノール濃度センサの取付構造について説明する。詳細には、図2に示すように、本実施形態の特徴として、貯留タンク160に貯留される循環燃料の液位を検知する液位センサ200のフロート206に、かかる循環燃料中のメタノール濃度を検知する濃度センサとしてSAWセンサ250が設けられる。なお、理解を容易にするために、SAWセンサ250について先に詳述した後に、その取付構造について説明する。
図3は、本実施形態のSAWセンサ250の概略図であり、図3(a)はSAWセンサ250の構成を示す概略図であり、図3(b)は図3(a)のセンサ部252の詳細を示す概略図であり、図3(c)はSAWセンサ250の測定原理式である。SAWセンサ250は、圧電効果によって、固体表面に沿って伝播する波である弾性表面波(Surface Acoustic Wave;以下、SAWと称する)を発生させ、かかるSAWの伝播状態に基づいて液体の性状を検知するセンサである。
図3(b)に示すように、SAWセンサ250のセンサ部252では、圧電体260上に2つのセンシング部として第1センシング部270および第2センシング部280が設けられている。圧電体260は、歪みを加えると電界が生じ、電界を加えると歪みが生じる物質からなり、例えばLiTaO3を例示することができる。この圧電体260上に形成される第1センシング部270および第2センシング部280には各々すだれ状電極(Interdigital Transducer;以下、IDTと称する:)が形成されている。
詳細には、第1センシング部270には、入力側IDT272および出力側IDT274が形成されていて、それらの間にはSAW伝播面として電気的短絡部276が設けられている。一方、第2センシング部280には入力側IDT282および出力側IDT284が形成されていて、それらの間にはSAW伝播面として電気的開放部286が設けられている。電気的短絡部276は、基板面が金属膜で被覆された電気的に短絡な領域であり、電気的開放部286は、基板面が露出した電気的に開放な領域である。以下、電気的短絡部276および電気的開放部286を総じてSAW伝播面254と称する。
図3(a)に示すように、上記説明したセンサ部252を圧電体260側においてプリント基板290に接合することによりSAWセンサ250が構成される。センサ部252を実装するプリント基板290には、フロート206を構成するモールド樹脂(本実施形態においては発泡ポリプロピレン)の成形温度よりも溶融温度が高い材料、例えばポリイミド、液量ポリマー、ガラスセラミックス等、を用いることが好ましい。なお、本実施形態の特徴として、プリント基板290には、無線送受信部として機能する無線送受信回路292が設けられているが、これについては後に詳述する。
後述するようにSAW伝播面254(電気的短絡部276および電気的開放部286)が貯留タンク160に貯留される循環燃料に接触するようにSAWセンサ250を配置し(図2参照)、第1センシング部270および第2センシング部280に、IDTの構造によって決定された所定の周波数の高周波信号を印加する。すると、圧電効果によって入力側IDT272および入力側IDT282が励起されてSAWが発生する。発生したSAWは、第1センシング部270では、入力側IDT272、電気的短絡部276、出力側IDT274の順にそれらの表面を伝播し、第2センシング部280では、入力側IDT282、電気的開放部286、出力側IDT284の順にそれらの表面を伝播する。
このとき、電気的短絡部276では、伝搬するSAWにより発生する電界が溶液に侵入しないため、循環燃料の密度粘度積(力学的変化)のみが検出される。一方、電気的開放部286では、SAWの電界が溶液に侵入するため、循環燃料の密度粘度積に加え、比誘電率や導電率(電気的変化)が検出可能である。したがって、第1センシング部270の出力側IDT274からの出力信号と、第2センシング部280の出力側IDT284からの出力信号の差動を取ることにより溶液の比誘電率・導電率を測定することができる。
SAWセンサ250の測定原理式については図3(c)に示すとおりである。図3(c)中、特に式(3)はSAWの減衰量Δαと溶液の導電率・誘電率との関係式であり、式(4)はSAWの伝搬速度Vと導電率、誘電率との関係式である。当業者には周知であるため詳述は避けるが、図3(c)に示す式(1)〜(4)では、所定温度に対して比誘電率および導電率が既知である標準溶液を基準とし、同種の溶液と標準溶液との差分として振幅比および位相差を求めることにより、かかる溶液の比誘電率および導電率が算出される。
本実施形態において上記の溶液に該当する循環燃料では、そのメタノール濃度によって溶液(循環燃料)の密度粘度積(静粘度)や比誘電率が変化する。したがって、それらの変化によって変動するSAWの位相や振幅を上述したSAWセンサ250によって測定することにより、循環燃料のメタノール濃度を検出することができる。なお、循環燃料(メタノール水溶液)の密度粘度積、比誘電率および導電率は温度によっても変わるが、ステム202の下部に温度センサ(不図示)を別途設け、かかる温度センサで循環燃料の温度を測定し、その温度信号をDMFC制御部102に出力することにより、温度補正が可能である。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図であり、図4(a)は図2に示すフロート206の下方斜視図であり、図4(b)は図4(a)の下平面図であり、図4(c)は図4(b)のA−A断面図である。なお、理解を容易にするために、図4(b)および(c)では、フロート206に埋設されていて視認できない部材を破線にて図示している。
図4に示すように、第1実施形態の取付構造において、メタノール濃度センサであるSAWセンサ250はフロート206の下部に埋設される。詳細には、図4(c)に示すようにSAWセンサ250は、そのプリント基板290が、発泡ポリプロピレンからなるフロート206にモールドされ、それと一体化した状態で埋設されている。
フロート206の下面206aにおいて、センサ部252に対応する領域に、上方に向かって窪んだ凹部206bが形成されている。これにより、SAW伝播面254(電気的短絡部276および電気的開放部286)がフロート206の下面206aから露出する。したがって、貯留タンク160に貯留される循環燃料の液面106a(図2参照)にフロート206が浮かんだ際に、SAW伝播面254に循環燃料を確実に接液させることが可能となる。
ここで、SAWセンサ250が取り付けられるフロート206の下面206a、すなわちSAWセンサ取付面が常時循環燃料に接液されていると、凹部206bとセンサ部252の境界面から循環燃料が侵入し、第1センシング部270の入力側IDT272および出力側IDT274、ならびに第2センシング部280の入力側IDT282および出力側IDT284、加えてプリント基板290(以下、これらを総じて非接液部と称する。)に接液する可能性がある。
そこで本実施形態では、凹部206bとセンサ部252の境界に、メタノール水溶液である循環燃料に耐液性を有する被覆材294を塗布することにより、かかる境界を封止(保護)し、循環燃料の浸入の一層の防止を図っている。なお、被覆材294としては、オレフィン系、エポキシ系、シリコン系等の材料からなる耐液性被覆剤を好適に用いることができる。
上記構成のように、メタノール濃度を測定する濃度センサであるSAWセンサ250を、液位センサ200のフロート206に取り付けることにより、従来濃度センサへの燃料の送出に必要であったポンプや配管を不要とすることができる。したがって、貯留タンクに循環燃料を循環させる配管上に濃度センサを設置した場合に生じる圧力損失等、DMFCシステム100の動作に不具合を生じさせることなく、装置数の削減や配管の簡略化、設備の小型化を図ることが可能である。
また本実施形態では、図4(b)に示すように、フロート206の下部にバランサ296を埋設している。これにより、フロート206、ひいては液位センサ200およびSAWセンサ250(濃度センサ)の姿勢を好適に確保可能となり、安定した測定を行うことができる。
更に、より一層の設備の簡略化を図るために、本実施形態では、SAWセンサ250を無線式にしている。詳細には、上述したように本実施形態のSAWセンサ250のセンサ部252では、プリント基板290に、無線送受信部として機能する無線送受信回路292が設けられている。そして、図2に示すように、貯留タンク160には、かかる無線送受信回路292との無線の送受信を行う濃度センサ制御部300が設けられている。
濃度センサ制御部300は、SAW発振回路、検出回路、演算回路、電源、および無線送受信回路およびアンテナを含む無線送受信部、検出結果をDMFC制御部102に出力する出力回路等(不図示)を含んで構成される。濃度センサ制御部300の無線送受信部から発信された入力信号は、SAWセンサ250の無線送受信回路292で受信される。これにより、入力側IDT272および入力側IDT282が励起されてSAWが発生し、溶液(循環燃料)に接液しているSAW伝播面254を伝播したSAWの出力信号がSAWセンサ250の無線送受信回路292から発信される。
発信された出力信号は、濃度センサ制御部300の無線送受信部に入力され、かかる濃度センサ制御部300の演算回路において振幅比および位相差が比誘電率、ひいては循環燃料中のメタノール濃度に変換され、その濃度情報が出力回路を通じてDMFC制御部102に出力される。このように、SAWセンサ250を、濃度センサ制御部300との入力信号および出力信号を無線によって行う無線式とすることにより、それらの信号の送受信に要する配線が不要になる。したがって、より一層の設備の簡略化を達成することができる。
DMFC制御部102では、濃度センサ制御部300から出力された濃度情報を受け、循環燃料のメタノール濃度が所定値未満であった場合には、燃料ポンプ142を駆動して原燃料を貯留タンク160内に送液し、循環燃料濃度が所定値に達するよう制御を行う。一方、循環燃料のメタノール濃度が所定値以上であった場合には、水ポンプ152を駆動して希釈水を貯留タンク160内に送液し、循環燃料濃度が所定値に達するよう制御を行う。
以上説明したように、本実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造によれば、メタノール濃度センサであるSAWセンサ250が、液位センサ200のフロート206に取り付けられるため、2つのセンサを一体化することができる。したがって、従来濃度センサへの燃料の送出に必要であったポンプや配管を不要とすることができ、装置数の削減や配管の簡略化、設備の小型化を図ることが可能である。また濃度センサとして無線式のSAWセンサ250を用いることにより、信号の送受信に要する配線が不要となるため、より一層の設備の簡略化を達成することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図であり、図5(a)は図2に示すフロート206の下方斜視図であり、図5(b)は図5(a)の下平面図であり、図5(c)は図5(b)のB−B断面図である。なお、以下の実施形態では、第1実施形態のメタノール濃度センサの取付構造と同一の機能や構成を有する要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、メタノール濃度センサであるSAWセンサ250はフロート206の内部に埋設されていたのに対し、第2実施形態では、図5に示すようにプリント基板290の裏面に塗布した接着剤298によって、SAWセンサ250がフロート206の下面206aに接着されている(取り付けられている)。このような構成であっても、SAWセンサ250のセンサ部252のSAW伝播面254(電気的短絡部276および電気的開放部286)を循環燃料の液面160a(図2参照)と良好に接触させ、液位センサ200およびSAWセンサ250(メタノール濃度センサ)を一体化し装置構成の簡略化を図ることができる。
上記の接着剤は、フロート206を構成するモールド樹脂、例えば本実施形態においては発泡ポリプロピレンのようなオレフィン系材料への接着性が高い材料からなるとよい。また接着剤298は、耐熱性、耐液性および低溶出性を有することが好ましい。
また上述した第1実施形態では非接液部(入力側IDT272および出力側IDT274、ならびに入力側IDT282および出力側IDT284、プリント基板290)は、フロート206内部に配置され、かかるフロート206によって被覆されているため、循環燃料との接触が防がれていた。これに対し、第2実施形態のようにSAWセンサ250がフロート206の下面206aに取り付けられると非接液部が露出し、循環燃料と接触が生じてしまう。このため、本実施形態では非接触部を被覆材294によって被覆し、循環燃料との接液を防いでいる。
なお、第2実施形態のようにフロート206の下面206aにSAWセンサ250を取り付ける場合には、SAWセンサ250のセンサ部252が、液位センサ200のステム202に設けられた下部ストッパ210b(図2参照)に接触するおそれがある。このため、第2実施形態の取付構造では、バランサ296の下面をSAWセンサ250の下端面よりも下方に配置する。すなわち、フロート206の下面206aからバランサ296の下面までの高さh1をSAWセンサ250の高さh2よりも大きく設定する。これにより、バランサ296がスペーサとして機能するため、センサ部252と下部ストッパ210bとの接触を防止することができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態にかかるメタノール濃度センサの取付構造の概略図であり、図6(a)は図2に示すフロート206の下方斜視図であり、図6(b)は図6(a)の下平面図であり、図6(c)は図6(b)のC−C断面図である。
第1実施形態の取付構造ではメタノール濃度センサであるSAWセンサ250はフロート206の下部に埋設されていたのに対し、第3実施形態の取付構造ではSAWセンサ250はフロート206の側面に埋設されている。このように、SAWセンサ250は、必ずしもフロート206の下部に設けられる必要はなく、側面等、センサ部252のSAW伝播面254が循環燃料と接液する位置であれば、フロート206のいかなる位置にも取り付けることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、メタノール型燃料電池に供給する燃料を貯留する貯留タンクに、燃料中のメタノール濃度を測定する濃度センサを取り付けるメタノール濃度センサの取付構造に利用することができる。
100…DMFCシステム、102…DMFC制御部、110…DMFC、120a…空気経路、120b…排出経路、122…ケミカルエアフィルタ、124…コンプレッサ、126…熱交換器、130a…第1循環経路、130b…第2循環経路、132…循環ポンプ、134…イオン交換樹脂、140…原燃料経路、142…燃料ポンプ、150…水経路、152…水ポンプ、160…貯留タンク、160a…液面、170…原燃料タンク、172…液位センサ、180…希釈水タンク、182…液位センサ、200…液位センサ、202…ステム、204…リードスイッチ、206…フロート、206a…下面、206b…凹部、208…マグネット、210a…上部ストッパ、210b…下部ストッパ、250…SAWセンサ、252…センサ部、254…SAW伝播面、260…圧電体、270…第1センシング部、272…入力側IDT、274…出力側IDT、276…電気的短絡部、280…第2センシング部、282…入力側IDT、284…出力側IDT、286…電気的開放部、290…プリント基板、292…無線送受信回路、294…被覆材、296…バランサ、298…接着剤、300…濃度センサ制御部

Claims (2)

  1. メタノール型燃料電池に供給する燃料を貯留する貯留タンクに取り付けられ該燃料中のメタノール濃度を測定する濃度センサを備えるメタノール濃度センサの取付構造であって、
    前記貯留タンク内に設置され前記燃料の液位を検知する液位センサをさらに備え、
    前記液位センサは、
    浮力を有するフロートと、該フロートの位置に基づいて前記燃料の液位を検知するセンサ部とを有し、前記貯留タンク内の燃料中に浮かべられるフロート式センサであり、
    前記濃度センサは、
    圧電体上に形成されたすだれ状電極と、無線信号の送受信を行う無線送受信部とを有し、該無線送受信部が受信した高周波信号が前記すだれ状電極に印加されることによって生じた圧電効果により発生した弾性表面波の伝播状態に基づいて液体の性状を検知する無線式SAWセンサであり、前記液位センサのフロートの、該濃度センサにおける前記弾性表面波の伝播面が前記燃料と接液する位置に取り付けられることを特徴とするメタノール濃度センサの取付構造。
  2. 前記フロートに取り付けられ該フロートの姿勢を保つバランサをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のメタノール濃度センサの取付構造。
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