JP2013061806A - 自動販売機管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管理者が自動販売機に補充した商品の消費期限をより効率よくかつ正確に管理することができる自動販売機管理システムを提供することにある。
【解決手段】自動販売機管理システムであって、配送車に搭載する商品と当該商品を補充する数とを含む商品リストを作成する管理サーバと、商品の消費期限情報と当該商品のコードとを読み取る読取装置および商品を保持するかごを備える台車と、台車から投入され、自動販売機に補充する商品を保持するコンテナを有する出荷棚を複数備える出荷棚ユニットと、を有し、管理サーバは、商品リストに基づいて台車のかごに保持され、台車のかごから出荷棚のコンテナに投入された商品と読取装置で読み取った消費期限情報とを対応付け、コンテナから当該商品が補充される自動販売機を特定し、自動販売機に投入されている商品の消費期限として記憶すること。
【選択図】図10

Description

本発明は、複数台の自動販売機の商品を管理する自動販売機管理システムに関する。
自動販売機は、利用者が商品を指定し指定した商品の料金を支払うことで指定した商品を購入することができる。自動販売機は、作業者(ルートマン)が定期的に商品の補充や売上げの回収を行うことで、商品を販売できる状態が維持される。ここで、担当者は、補充する商品を搭載したトラック等で対象の多数の自動販売機を巡回し、順番に商品の補充や売上げの回収を行う。また、商品の補充や売上げの回収を行う管理対象の自動販売機を多数有する管理者(オペレータ)は、複数人の作業者によってそれぞれの担当の自動販売機の管理を実行する。このように、オペレータが自動販売機を管理する際に用いる自動販売機管理システムとしては、特許文献1や特許文献2に記載のシステムがある。
また、作業者は、営業所等で保管している商品から必要な商品をピッキングして、配送車に搭載する。この時、作業者は、保管している商品を台車(特許文献3参照)に搭載して配送車に搬送する。
特開2002−42217号公報 特開2008−293262号公報 特開2010−52845号公報
ここで、自動販売機で販売する商品は、賞味期限等の消費期限が設定されている商品がある。自動販売機の管理者、作業者は、自動販売機に補充した商品の消費期限を管理することで、自動販売機で消費期限を過ぎた商品を販売してしまうことを防止することができる。管理者は、自動販売機に商品を補充する前に、補充する商品の賞味期限を検出し、登録することで、自動販売機にある商品の賞味期限を管理することができるが、作業者の作業量が増大するため、作業効率が低下してしまう。また、管理者は、商品の売れ行きと商品の補充量を用いて、自動販売機の商品が全て売れるまで、つまり一回転までの期間を算出し、平均賞味期限と比較することで、投入した商品が賞味期限までに売れるかを予想することはできるが、補充された商品の正確な賞味期限が検出できないため、管理の精度に限界がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、管理者が自動販売機に補充した商品の消費期限をより効率よくかつ正確に管理することができる自動販売機管理システムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の自動販売機の商品を管理する自動販売機管理システムであって、自動販売機に補充する商品と当該商品を補充する数とに基づいて、配送車に搭載する商品と当該商品を補充する数とを含む商品リストを作成する管理サーバと、前記商品の消費期限情報と当該商品のコードとを読み取る読取装置および前記商品を保持するかごを備える台車と、前記台車から投入され、前記自動販売機に補充する商品を保持するコンテナを有する出荷棚を複数備える出荷棚ユニットと、を有し、前記管理サーバは、前記商品リストに基づいて前記台車のかごに保持され、前記台車のかごから前記出荷棚のコンテナに投入された商品と前記読取装置で読み取った消費期限情報とを対応付け、前記コンテナから当該商品が補充される前記自動販売機を特定し、前記自動販売機に投入されている商品の消費期限として記憶することを特徴とする。
また、前記出荷棚は、棚表示装置および操作部を備え、前記棚表示装置は、前記管理サーバから送信される自動販売機に補充する商品と当該商品を補充する数とに基づいて、前記コンテナに投入する商品の数を表示させ、前記操作部で投入完了の操作が検出された場合、前記コンテナへの商品の投入が完了したことを示す信号を前記管理サーバに送信し、前記コンテナに投入する商品の数の表示を停止することが好ましい。
また、前記台車は、台車表示装置を備え、前記台車表示装置は、前記管理サーバから供給される商品リストに基づいて、前記かごに搭載する商品の数を表示させることが好ましい。
また、前記コンテナは、同一の前記自動販売機に補充する商品が投入されることが好ましい。
また、前記管理サーバは、前記自動販売機に補充した商品の情報を取得し、取得した前記自動販売機に補充した商品の情報と、前記商品リストに対応する前記自動販売機に補充した商品の賞味期限と、を対応付けて、前記自動販売機に投入されている商品の賞味期限を特定することが好ましい。
また、前記商品の消費期限は、賞味期限であることが好ましい。
また、前記管理サーバは、自動販売機に供給されている商品の売上げ情報を少なくとも含む商品情報を取得する情報取得部と、前記自動販売機の情報、前記情報取得部が取得した前記商品情報、前記商品の管理作業を実行する作業者の情報および前記自動販売機の商品の補充基準を記憶する記憶部と、前記商品情報と前記補充基準とに基づいて補充する対象の自動販売機と当該自動販売機に補充する商品の個数を抽出し、前記補充する対象の自動販売機の情報と当該自動販売機に補充する商品の個数と前記商品の管理作業を実行する作業者の情報とに基づいて、それぞれの前記作業者が商品の補充を行う担当の前記自動販売機の割り当てを決定する配送管理部と、を備えることが好ましい。
また、前記配送管理部は、前記消費期限までの期間が設定した期間よりも短い期間の商品を有する自動販売機と移動先の自動販売機とを補充対象の自動販売機として抽出し、同一の前記作業者に対して前記消費期限までの期間が設定した期間よりも短い期間である商品を有する自動販売機と前記移動先の自動販売機とに対する商品の補充を割り当て、かつ、商品の移動作業も割り当てることが好ましい。
本発明にかかる自動販売機管理システムは、管理者が自動販売機に補充した商品の消費期限をより効率よくかつ正確に管理することができる。
図1は、本発明にかかる自動販売機管理システムの一例の概略構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す自動販売機管理システムの概略構成を示すブロック図である。 図3は、自販機データの一例を示す説明図である。 図4は、売上げデータの一例を示す説明図である。 図5は、補充履歴データの一例を示す説明図である。 図6は、残数履歴データの一例を示す説明図である。 図7は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図8は、自動販売機管理システムの動作を説明するための説明図である。 図9は、図2に示す営業所の概略構成を示すブロック図である。 図10は、図9に示す営業所の制御機能の構成を示すブロック図である。 図11は、図9に示す営業所の台車の概略構成を示す模式図である。 図12は、図9に示す営業所の出荷棚ユニットの概略構成を示す模式図である。 図13は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図14は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図15は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図16は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図17は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。 図18は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための形態(以下、実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。なお、本実施形態では、自動販売機(自販機)として、清涼飲料水等の飲料を販売する自動販売機を例として説明するが、各種商品を販売する自動販売機に適用することができる。
図1は、本発明にかかる自動販売機管理システムの一例の概略構成を示す模式図である。自動販売機管理システム10は、営業所12が担当しているサービスエリア13内にある多数の自動販売機14を管理するシステムである。自動販売機管理システム10は、自動販売機14から情報を取得し、取得した情報および設定した条件に基づいて作業者(ルートマン)Hが配送車16または配送車17を使用して管理する自動販売機14の割り当ておよび各自動販売機14に補充する商品の個数(本数)を算出する。自動販売機管理システム10は、自動販売機14と、携帯端末20と、オペレート装置22と、管理サーバ24と、を有する。なお、営業所12と配送車16、17とも自動販売機管理システム10に含めてもよいし、自動販売機14を自動販売機管理システム10に含めなくてもよい。また、本実施形態ではオペレート装置22と管理サーバ24とを別体としたが一体としてもよい。つまり、自動販売機管理システム10は、オペレート装置22の機能と管理サーバ24の機能の両方を備える制御装置を用いてもよい。
営業所12は、作業者Hや配送車16、17が自動販売機14の管理を行う際の基点である。営業所12には、自動販売機管理システム10のオペレート装置22が配置されている。また、営業所12には、配送車16、17で搬送し、自動販売機14に補充する商品が保管されている。なお、本実施形態では、営業所12を1箇所設けたが、これに限定されない。営業所12を複数設けてもよい。また、営業所12とは別に、商品を保管する保管基地を設けてもよい。この場合、作業者Hは、保管基地で配送車16、17に商品を搭載することができる。なお、営業所12が保管している商品の中から自動販売機14に補充する商品を抽出する処置および抽出した商品を配送車16、17に積み込む処理等については、後述する。
サービスエリア13は、営業所12が管理する対象の自動販売機14がある領域である。つまり、営業所12が自動販売機14の管理サービスを提供する領域である。なお、サービスエリア13内に管理対象外の自動販売機14、つまり他の営業所12が管理する自動販売機14がある場合もある。
自動販売機14は、利用者が料金を支払い、商品を特定すると、利用者に自身が保管している商品を提供する機器である。自動販売機14は、商品を保管するコラムを複数備え、各コラムに別々の商品が補充されることで、種々の商品を提供することができる。自動販売機14については後述する。
配送車16、17は、作業者Hが自動販売機14を巡回して管理する際に使用する車両である。配送車16、17は、作業者Hにより商品を搭載され、商品を搭載した状態で対象の自動販売機14を巡回する。配送車16と配送車17とは、車両の規格、性能がことなるのみで、作業者Hによって運転され、自動販売機14の巡回の際に使用される点、商品を搭載している点は同一である。配送車16は、自動販売機14への商品の補充を行うために製造された車両、いわゆるルートカーであり、大量の商品が搭載可能で、また、商品を取り出すための扉が通常のトラック等よりも多く設けられている。配送車17は、通常のワゴン車等であり、配送車16よりも搭載できる商品の量は少ない。また、図1では、2台の配送車16と1台の配送車17を図示したが、配送車16、17の台数、構成はこれに限定されない。また、配送車16、17は、必要に応じて借りることもできる。
また、配送車16、17を運転して、自動販売機14を巡回して管理する作業者Hは、携帯端末20を有する。携帯端末20は、自動販売機14の情報を取得したり、自動販売機14に補充する商品の情報を提供したりすることができる。携帯端末20については後述する。また、1台の配送車16には、複数人の作業者Hが乗車してもよい。
次に、図2を用いて自動販売機管理システム10の各部の構成をより詳細に説明する。ここで、図2は、図1に示す自動販売機管理システムの概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、自動販売機管理システム10は、自動販売機14a、14bと、携帯端末20と、オペレート装置22と、管理サーバ24と、を有する。なお、図2は、自動販売機管理システム10の各部の機能を示す図であり、自動販売機14a、14bと、携帯端末20と、オペレート装置22と、管理サーバ24の数はこれに限定されない。自動販売機管理システム10は、ネットワーク28を有し、ネットワーク28を介して各部でデータの送受信が可能な状態となっている。ネットワーク28は、公衆回線を介した通信網であり、有線、無線の通信回線によってデータを伝達することで各機器間での通信を可能にしている。
自動販売機14aは、制御部30と記憶部32と近距離通信部34と通信部36とを備える。なお自動販売機14aは、制御部30と記憶部32と近距離通信部34と通信部36とに加え、自動販売機14が通常備えている各種構成、機能を備えている。
制御部30は、CPU等の演算処理機能で構成され、入力された操作、各種センサで検出した情報に基づいて、自動販売機14aの各部の動作を制御する。具体的には、制御部30は、商品の販売動作、料金の課金動作、商品の温度管理動作、照明の制御動作、近距離通信部34、通信部36を介したデータの送受信動作等を制御する。記憶部32は、ROM、RAM等の揮発性および不揮発性の記憶媒体で構成され、制御部30で各種処理を実行するためのプログラムや、各コラムの料金データ、売上げ本数のデータ等を記憶する。近距離通信部34は、携帯端末20と近距離通信で通信を行い、データの送受信を行う。なお、近距離通信としては、赤外線通信、Bluetoothを用いた通信等、種々の方法の近距離通信方式を用いることができる。通信部36は、外部のネットワーク28を介して他の通信機能を備える機器とデータの送受信を行う。本実施形態の通信部36は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、売上げ情報や残数情報(在庫情報)、補充情報等を送信する。また、通信部36は、管理サーバ24やオペレート装置22から送信されるデータ(情報)を受信する。自動販売機14aは、自機の各種情報を近距離通信部34、通信部36の両方で送信することができる。
自動販売機14bは、制御部40と記憶部42と近距離通信部44とを備える。なお自動販売機14bは、制御部40と記憶部42と近距離通信部44とに加え、自動販売機14が通常備えている各種構成、機能を備えている。自動販売機14bは、通信部36を備えない、つまりネットワーク28を介して他の機器と通信する機能を備えていない点を除いて基本的な構成は、自動販売機14aと同様である。自動販売機14bは、自機の各種情報を近距離通信部44で送信することができる。
携帯端末20は、いわゆるハンディーターミナルであり、自動販売機14a、14bと近距離通信でデータの送受信を行うことで、自動販売機14a、14bのデータを読み取り、自動販売機14a、14bにデータを書き込む機器である。携帯端末20は、制御部50と記憶部52と近距離通信部54と通信部56とを有する。なお、携帯端末20は、各種情報を閲覧可能とするための画像表示部や印刷部、操作を入力する入力部等を備えていてもよい。
制御部50は、CPU等の演算処理機能で構成され、入力された操作、各種センサで検出した情報に基づいて、携帯端末20の各部の動作を制御する。具体的には、制御部50は、近距離通信部54、通信部56を介したデータの送受信動作、自動販売機14a、14bの情報の書き換え動作等を制御する。記憶部52は、ROM、RAM等の揮発性および不揮発性の記憶媒体で構成され、制御部50で各種処理を実行するためのプログラムや、自動販売機14a、14bとの通信で取得したデータ(各コラム売上げ本数のデータ等)、ネットワーク28を介してオペレート装置22、管理サーバ24から供給されたデータ等を記憶する。近距離通信部54は、自動販売機14a、14bと近距離通信で通信を行い、データの送受信を行う。通信部56は、外部のネットワーク28を介して他の通信機能を備える機器とデータの送受信を行う。本実施形態の通信部56は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、売上げ情報や残数情報、補充情報等を送信する。通信部56は、ネットワーク28を介してオペレート装置22と通信を行い、各種設定のデータを取得する。
携帯端末20は、以上のような構成である。作業者Hは、管理作業時に携帯端末20を自動販売機14a、14bの近傍に移動させ、携帯端末20と近距離通信を行い、データの送受信を行う。また、作業者Hは、携帯端末20を用いて、近距離通信で自動販売機14a、14bと通信を行い、自動販売機14a、14bの各種情報を書き換えることで、自動販売機14a、14bの設定(例えば、各コラムの料金、設定温度、稼動時間等)を変更することができる。
オペレート装置22は、営業所12に設置された情報端末であり、制御部60と記憶部62と表示部64と入力部66と通信部68とを有する。オペレート装置22としては、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。オペレート装置22は、自動販売機管理システム10のみの機能を備えていてもよいし、パーソナルコンピュータの1つのソフトを実行することでオペレート装置22の機能を実現してもよい。
制御部60は、CPU等の演算処理機能で構成され、入力部66に入力された操作、通信部68を介して取得した情報に基づいて、各部の動作を制御し、また各種演算を行う。具体的には、制御部60は、表示部64の画面の表示動作、通信部68を介したデータの送受信動作等を制御する。記憶部62は、ROM、RAM等の揮発性および不揮発性の記憶媒体で構成され、制御部60で各種処理を実行するためのプログラムや、入力部66で入力されたデータ、管理サーバ24との通信で取得したデータ(自動販売機の各コラム売上げ本数のデータ、残本数のデータ、補充本数のデータ等)等を記憶する。表示部64は、液晶ディスプレイ等の画像を表示する表示装置であり、制御部60で生成された各種画面、例えば操作を入力するための操作画面や入力操作に基づいて出力された各種データを表示する。入力部66は、マウス、キーボード、タッチパネル等、作業者、管理者が操作を入力する入力デバイスである。入力部66は入力された操作に基づいた操作信号を制御部60に供給する。通信部68は、外部のネットワーク28を介して他の通信機能を備える機器とデータの送受信を行う。本実施形態の通信部68は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、自動販売機14a、14bの管理に必要な情報を受信する。なお、この点については後述する。通信部68は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、売上げ情報や残数情報、補充情報等も受信する。
オペレート装置22は、以上のような構成であり、入力部66で入力されたサービスエリア13の自動販売機14a、14bを管理するための各種条件、各種情報を通信部68からネットワーク28を介して管理サーバ24に送信する。また、オペレート装置22は、管理サーバ24から送信された作業計画の情報を受信する。なお、作業計画の情報とは、作業者Hがどの配送車16、17を使用するかの情報、どの自動販売機14a、14bに対して管理作業(商品の補充作業、料金の回収作業等)を行うか、作業者Hがどの自動販売機14a、14bの管理作業を行うかを振り分けた情報、各作業者Hが自動販売機14a、14bに補充する商品の内容(商品の種類と本数)、各作業者Hが配送車16、17に搭載する商品の内容(商品の種類と本数)等である。オペレート装置22は、管理サーバ24から送られた作業情報を表示部64に表示させる。オペレート装置22は、必要に応じて、各作業者Hの携帯端末20にも作業情報を送信する。
自動販売機管理システム10は、ネットワーク28、携帯端末20を介して自動販売機14a、14bとオペレート装置22とを通信させ、自動販売機14a、14bの情報をオペレート装置22に送信されるようにしてもよい。また、オペレート装置22は、情報の出力手段として印刷部(プリンタ)を備えていてもよい。
次に、図2に加え、図3から図6を用いて管理サーバ24について説明する。図3は、自販機データの一例を示す説明図である。図4は、売上げデータの一例を示す説明図である。図5は、補充履歴データの一例を示す説明図である。図6は、残数履歴データの一例を示す説明図である。
管理サーバ24は、ネットワーク28を介して送信された情報に基づいて各種演算を行い、ネットワーク28を介して決定した情報をオペレート装置22に送信する。また、管理サーバ24は、1台で複数の営業所12を管理することもできる。つまり管理サーバ24は、複数の自動販売機管理システム10に共通のサーバとすることができる。管理サーバ24は、図2に示すように、制御部70と、記憶部72と、通信部76とを有する。
制御部70は、CPU等の演算処理機能で構成され、通信部76を介して取得した情報および記憶部72に記憶されている情報に基づいて、各種演算を行い、通信部76を介して演算して算出した結果を各部に送信する。制御部70は、配送管理部70aと商品管理部70bとを有する。なお、制御部70は、配送管理部70aおよび商品管理部70bで実行する制御以外の管理サーバとして必要な各種制御を実行する機能を有する。
配送管理部70aは、ネットワーク28を介して送信された情報に基づいて各種演算を行い、管理作業を行う自動販売機14a、14bを抽出し、抽出した自動販売機14a、14bに対して管理作業を行う作業者Hまたは作業者Hが使用する配送車16、17の割り当てを決定する。つまり、作業者Hまたは作業者Hが使用する配送車16、17が、どの自動販売機14a、14bの管理作業を行うかの割り当てを決定する。配送管理部70aは、ネットワーク28を介してオペレート装置22に決定した割り当てを送信する。
商品管理部70bは、ネットワーク28を介して送信された情報に基づいて各種演算を行い、自動販売機14a、14bが保持している商品を管理する。具体的には、商品管理部70bは、自動販売機14a、14bが保持している商品の賞味期限の情報に基づいて、賞味期限までの期間が所定の条件を満たした商品を別の自動販売機14に移動させる作業を決定したり、賞味期限までの期間が所定の条件を満たした商品を回収する作業を決定したりする。また、商品管理部70bは、自動販売機14a、14bが保持している商品の滞留期間(滞留日数)を算出し、滞留期間が所定の条件を満たした商品を別の自動販売機14に移動させる作業を決定したり、滞留期間が所定の条件を満たした商品を回収する作業を決定したりする。また、商品管理部70bは、滞留期間に加えてまたは換えて、商品の売れ行きを算出し、自動販売機14a、14bで販売する商品の構成を調整したり、商品の発注計画を作成したりする。
記憶部72は、ROM、RAM等の揮発性および不揮発性の記憶媒体で構成され、制御部70で各種処理を実行するためのプログラムや、自動販売機14a、携帯端末20、オペレート装置22との通信で取得したデータ等を記憶する。ここで、記憶部72は、営業所データ72aと、自販機(自動販売機)データ72bと、売上げデータ72cと、補充履歴データ72dと、残数履歴データ72eと、条件テーブル72fと、を有する。なお、記憶部72に記憶される各種データは、通信部76が外部から取得した情報に基づいて随時、または所定期間毎に更新される。更新処理は、制御部70により実行される。
営業所データ72aは、営業所12に関連する各種情報、例えば、営業所12の位置情報や、営業所12に所属する作業者Hの人数および構成、配送車16、17の台数および構成等の情報である。なお、作業者Hの構成としては、専門的に管理作業を行える人物か、アルバイト、パートなのか等の情報である。また、各作業者Hが行える作業の内容や、作業能力、運転免許の有無等の情報も含まれる。配送車16、17の構成としては、管理作業専用の車両(ルートカー)、ライトバン、乗用車等の情報、各車両で積載可能な重量の情報が含まれる。また、作業者H、配送車16,17の情報には、臨時で対応できる人数、台数、つまり日雇いで採用できる人数、レンタカーで借りることができる台数等を含めてもよい。
自販機データ72bは、図3に示すように、サービスエリア13にある管理対象の自動販売機14の各種情報で構成されるデータである。自販機データ72bは、自動販売機14それぞれの、設置場所の住所、設置場所の郵便番号、識別コード、各コラムに投入される商品の情報等が含まれる。なお、識別コードは、同一の郵便番号の領域をさらに詳細に分割した区域において、どの区域に含まれるかを示す情報である。また、自動販売機は、機種によってコラムの数が異なるため、図3に示すように対応するコラムがない自動販売機ではコラムに対応付けられた情報がない欄もある。また、自販機データ72bは、各コラムの基準本数(補充処理後にコラムで保持する商品の本数)の情報も記憶している。
売上げデータ72cは、各自動販売機の売上げのデータである。ここで、図4は、第1自動販売機の売上げを示す表である。なお、売上げデータ72cは、管理対象の自動販売機のそれぞれの売上げデータを検出し保存している。本実施形態の売上げデータ72cは、図4に示すように、各コラムの商品が1日何本売れたかと、1つの自動販売機で1日何本売れたか(売上げ総本数)を検出して保存している。また、本実施形態では一日毎の売上げを検出したが、検出タイミングはこれに限定されない。例えば、数時間後としてもよいし、数日ごとでもよい。
補充履歴データ72dは、各自動販売機に補充した商品の履歴のデータである。ここで、図5は、第1自動販売機の補充履歴を示す表である。なお、補充履歴データ72dは、管理対象の自動販売機のそれぞれの補充履歴データを保存している。本実施形態の補充履歴データ72dは、図5に示すように、各コラムの商品が何本補充したかと、1つの自動販売機に対する1回の補充で何本補充したか(補充総本数)を保存している。なお、図5に示す第1自動販売機は、数日に1回の割合で補充作業(管理作業)が行われているが、補充の回数は特に限定されない。1日に数回の補充作業が行われる場合もある。この場合は、補充作業ごとのデータを履歴として検出してもよいし、1日に補充された商品を纏めて検出してもよい。また、管理サーバ24は、補充される商品の本数の情報として、自動販売機14a、14bが検出した実際に補充された本数を用いてもよいし、後述する管理サーバ24で決定した補充本数を用いてもよい。また、補充履歴データ72dは、補充した商品の賞味期限の日付も記憶している。なお、本実施形態の管理サーバ24は、補充履歴データ72dで、補充した商品の賞味期限の日付を記憶するが、補充した商品の賞味期限の日付、より具体的には、自動販売機に残っている商品の賞味期限の日付の情報を専用の記憶部で記憶してもよい。
残数履歴データ72eは、各自動販売機で保持している(売れないで自動販売機内に残っている)商品の本数のデータである。ここで、図6は、第1自動販売機の残数を示す表である。なお、残数履歴データ72eは、管理対象の自動販売機のそれぞれの残数データを検出し保存している。本実施形態の残数履歴データ72eは、図6に示すように、検出時に各コラムの商品が何本残っているかと、1つの自動販売機で何本残っているか(残数総本数)を検出して保存している。また、本実施形態では一日毎に残数を検出したが、検出タイミングはこれに限定されない。例えば、数時間後としてもよいし、数日ごとでもよい。なお、残数は、補充履歴データ72dから算出した各コラムに供給した本数から、売上げデータから算出した各コラムで販売した本数を減算することで算出することができる。また、直近に算出した残数を基準とし、直近で算出した時点から、各コラムに供給した本数を補充履歴データ72dから算出して加算し、直近で算出した時点から、各コラムで販売した本数を売上げデータから算出して減算することでも算出することができる。なお、図4から図6に示す本数は一例である。また、夫々のデータの検出タイミングは任意のタイミングである。
条件テーブル72fは、配送管理部70a、商品管理部70bで各種演算を行う際に用いる条件を記憶している。具体的には、条件テーブル72fは、作業条件ごとおよび算出条件ごとの補充基準を記憶している。なお、補充基準とは、自動販売機に対する管理作業(主に商品の補充作業)を実行するか否かを判定する基準である。条件テーブル72fは、補充基準を調整するための各種条件も記憶している。条件テーブル72fは、管理作業を行う対象の自動販売機を、どの作業者H、配送車16、17に割り当てるかの基準の情報も記憶している。条件テーブル72fは、自動販売機で保持している商品を取り出し、移動する基準である滞留期間の情報や、商品の移動先の自動販売機を特定するための基準の情報、商品の入れ替えを行うコラムを決定する基準の情報も記憶している。
通信部76は、外部のネットワーク28を介して他の通信機能を備える機器とデータの送受信を行う。本実施形態の通信部76は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、自動販売機14a、14bの管理に必要な情報を受信する。なお、この点については後述する。通信部76は、ネットワーク28を介して管理サーバ24と通信を行い、売上げ情報や残数情報、補充情報等も受信する。
次に、図7および図8を用いて、自動販売機管理システム10、主に管理サーバ24の配送管理部70aの処理動作を説明する。図7は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。図8は、自動販売機管理システムの動作を説明するための説明図である。
配送管理部70aは、ステップS12として、自販機(自動販売機)の売上げ情報を取得する。具体的には、配送管理部70aは、売上げデータ72cから自販機毎の売上総本数を算出する。ここで、ステップS12では売上げ総本数として、直近に商品の補充を行ってからの売上げ総本数を算出する。
また、配送管理部70aは、補充対象の自動販売機を抽出する際に、近距離通信で売上げ情報を取得した自動販売機は、売上げ情報が一定時間前の情報となる。そのため、配送管理部70aは、ステップS12で自動販売機の売上情報を取得したら、取得時点から判定時までの売上げを予測し、売上げ情報に加算することが好ましい。なお、売上げの予測は、過去の売上げ実績(つまり売上げデータ72c)から予測すればよい。このように、配送管理部70aは、売上げ情報を予測に基づいて補正することで、通信部を備えない自動販売機14bに対する補充を高い精度で実行することができる。
配送管理部70aは、ステップS12で売上げ情報を取得したら、ステップS14として補充基準を決定する。なお、配送管理部70aは、補充基準を条件テーブル72fから読み出し決定する。
配送管理部70aは、ステップS14で補充基準を決定したら、ステップS16として、売上げ総数(総本数)が補充基準以上の自販機を補充対象として抽出する。つまり、配送管理部70aは、補充基準以上の本数を売り上げた自動販売機を、商品を補充する対象の自動販売機(管理作業を行う自動販売機)として抽出する。
配送管理部70aは、ステップS16で補充対象を抽出したら、ステップS18として、補充対象の自販機の位置情報を取得する。具体的には、自販機データ72bから補充対象の自販機に対応付けられた位置情報(住所、郵便番号、識別コード等)を読み出す。
配送管理部70aは、ステップS18で位置情報を取得したら、ステップS20として、配送車に対する自販機の割り当てを決定する。つまり、各配送車と補充対象の自販機との対応付けを決定し、どの配送車がどの自販機の管理作業を行うかを決定する。本実施形態では配送車に対して自動販売機を割り当てたが、作業者に対して割り当ててもよい。本実施形態の配送管理部70aは、自動販売機の郵便番号に基づいて、自動販売機をグループ化し、さらに近隣の場所の郵便番号の自動販売機は、同一の配送車が担当するように配送車に対して自動販売機を割り当てる。これにより配送管理部70aは、配送車に、一定の隣接したエリアの自動販売機を割り当てることができる。なお、配送管理部70aは、営業所12を中心とした所定の角度範囲に含まれる郵便番号の自動販売機を1つの配送車に割り当てるようにしてもよい。また、配送車の移動しやすさ、例えば幹線道路か細い道が密集しているかを基準として移動時間が均一となるように割り当てを行うようにしてもよい。また、配送管理部70aは、1つの郵便番号の自動販売機を2つの配送車に割り当てる場合、識別コードを用いて割り当てる配送車を決定する。これにより、同一の郵便番号のエリアを2つのエリアに適切に分割して割り当てることができる。
配送管理部70aは、ステップS20で割り当てを決定したら、ステップS22として各配送車で補充する商品のリストを作成する。配送管理部70aは、自販機データ72bから基準本数のデータを取得し、補充対象の自動販売機の各コラムの商品の残数から、各コラムを基準本数とするための本数を算出し、算出した本数を補充する商品の本数とする。このように、補充する商品の本数をコラム毎に算出することで、自動販売機に補充する各商品の数を算出することができる。なお、配送管理部70aは、さらに算出時点から実際に商品を補充するまでに売れる本数を予測し、その本数を加えた本数を補充する本数としてもよい。これにより、より好適な補充を行うことができる。配送管理部70aは、自動販売機毎に補充する商品の本数を算出し、算出結果を配送車毎に纏めることで、配送車ごとに補充する商品のリスト(補充する商品とその本数のリスト)を作成する。なお、リストは、自動販売機毎にまとめた上で、商品毎に担当する自動販売機に補充する本数の総数を算出した項目も作成することが好ましい。配送管理部70aは、作成したリストの情報をオペレート装置22に送信し、本処理を終了する。
配送車で管理作業を実行する作業者は、営業所12でオペレート装置22が受信した補充する商品のリストに基づいて商品をピックアップする。作業者は、さらにピックアップした商品を配送車に搭載する。作業者は、配送車に商品を搭載した後、作成したリストに基づいて、各自動販売機に対する管理作業を実行し、リストに記載された本数の商品を各コラムに補充する。なお、作業者が商品のリストに基づいて営業所12で商品をピックアップし、ピックアップした商品を配送車に搭載する作業については、後述する。また、商品をピックアップする作業、ピックアップした商品を配送車に搭載する作業および配送車に搭載した商品を自動販売機に補充する作業は、別の作業者が行ってもよいし、同じ作業者が行ってもよい。
このように、自動販売機管理システム10は、商品の売上げ情報を検出しさらに予測し、その結果に基づいて補充対象の自動販売機を抽出し、当該抽出した自動販売機に商品を補充することで、補充が必要な自動販売機に対して、適切な本数の商品を補充することができる。これにより、配送車および作業者が、サービスエリア13内の自動販売機を効率よく巡回することができ、作業効率を向上させることができる。
また、自動販売機に補充する本数を予め算出することで、配送車に必要以上の商品を搭載することを抑制できる。これにより、配送車に搭載する予備の商品等の数を減らすことができる。つまり、各商品の搭載本数を適切な本数にできることで、1台の配送車でより多くの台数の自動販売機を巡回することが可能となる。
また、本実施形態のように、補充対象の自動販売機を抽出した後、補充する自動販売機を担当する配送車の割り当てを決定することで、抽出した自動販売機に効率よく商品を補充することができる。つまり、抽出結果に基づいて補充を担当する配送車、作業者を調整することができるため、予め担当する自動販売機が決まっているシステムよりも作業効率を高くすることができ、特定の作業者に作業が片寄ることも抑制することができる。また、効率よく作業が実行できるため、作業を行う作業者の人数や配送車の台数を低減することも可能となる。
また、自動販売機の位置情報として郵便番号を用いることで、位置情報を簡単に入力することができる。また、割り当て処理を行う場合も郵便番号で一定の分類ができることで、処理時の演算負荷を少なくすることができる。また、郵便番号に加え識別コードを用いることで、位置情報をより細分化して管理することができる。また、自動販売機が集中している場所(高層ビル、繁華街)でも、効率よくエリアを管理することができ、割り当てを簡単に調整することができる。同一の識別コードを付す台数は特に限定されないが、例えば、1台の配送車(専用車両)で1回の巡回で補充できる台数である20〜30台に同一の識別コードを付すようにしてもよい。
例えば、図8に示すサービスエリア13には、商品構成が異なる3種類の自動販売機102、104、106がサービスエリア13内に分散して設置されている。このため、配送車に搭載する商品の点数が少ないと、自動販売機102、104、106のいずれか1種類の自動販売機分の商品しか搭載できなくなる。このため、自動販売機102、104、106の種類毎に配送車を割り当てて管理作業を行う必要がある。この場合、3台以上の配送車がサービスエリア13の全体をそれぞれ移動することになる。これに対して、自動販売機管理システム10は、商品を適切な数搭載した状態で、管理作業を実行できるため、サービスエリア13を4つの割り当てエリア110、112、114、116に分割し、それぞれの割り当てエリア110、112、114、116に1台の配送車を割り当てても、それぞれの自動販売機に適切に商品を補充することができる。これにより、1台の配送車の移動距離、移動時間を短くすることができ、補充作業を効率よく実行することができる。また、配送車に搭載する商品の本数も必要以上に増加しないため、移動時の配送車の負荷を低減でき、燃費を向上させることもできる。また、割り当てエリア110、112、114、116は、補充対象の自動販売機の数に応じて調整できるため、割り当てエリア110、112、114、116の1つのエリアだけ補充作業が滞ることも抑制できる。
ここで、割り当てエリアを設定する場合、基本配送エリアを基準として調整することが好ましい。具体的には、基本配送エリアを中心として、最小配送単位エリア(例えば自販機10台を最小としたエリア、郵便番号のエリア、識別コードのエリア)に対してそれぞれ優先順位をつけ、優先順位の情報に基づいて、隣接する基本配送エリアを割り当てた配送車との間で調整する。また、割り当てエリアには、最大範囲を規定し、その範囲を超える範囲を1台の配送車には割り当てないようにすることが好ましい。
次に、図9から図16を用いて、自動販売機管理システムの商品の賞味期限の管理処理について説明する。まず、図9から図12を用いて、管理サーバ24で作成した商品リストに基づいて、営業所12で配送車16、17に積み込む商品をピックアップするシステムについて説明する。本実施形態では、自動販売機管理システム10の営業所12で商品のピックアップが行われ、配送車16、17に積み込まれる。図9は、図2に示す営業所の概略構成を示すブロック図である。図10は、図9に示す営業所の制御機能の構成を示すブロック図である。図11は、図9に示す営業所の台車の概略構成を示す模式図である。図12は、図9に示す営業所の出荷棚ユニットの概略構成を示す模式図である。
図9に示すように、営業所12は、商品保管部150と、出荷棚ユニット152と、商品積み込み部154と、を有する。商品保管部150は、自動販売機に補充する商品を保管する倉庫である。営業所12は、自動販売機に補充する多種の商品を各販売元から取り寄せまたは購入し商品保管部150に保管する。商品保管部150は、商品を搬送された状態のまま保管しても、例えば、商品がダンボールに入った状態で保管してもよいし、ダンボールを開け商品が取り出し可能な状態で保管してもよい。作業者は、商品保管部150に保管されている商品から自動販売機に補充する商品をピックアップする。
出荷棚ユニット152は、商品保管部150からピックアップした商品を補充する自動販売機毎に分ける領域である。出荷棚ユニット152は、補充する対象の自動販売機に補充する商品を投入する出荷棚を複数備えている。作業者は、商品保管部150からピックアップした商品をそれぞれの出荷棚に投入することで、商品保管部150からピックアップした商品を補充する自動販売機毎に分けることができる。出荷棚ユニット152は、1つの出荷棚に複数種類の商品が投入される。また、出荷棚ユニット152は、1台の自動販売機に投入する商品が多い場合、一台の自動販売機に投入する商品を2つの出荷棚に投入するようにしてもよい。出荷棚ユニット152の構成については、後述する。
商品積み込み部154は、出荷棚ユニット152で分類した出荷棚の商品を配送車16、17に積み込む部分である。作業者は、担当の自動販売機に補充する商品をまとめた出荷棚にある商品を配送車に積み込むことで、自動販売機に補充する商品を配送車16、17に積み込むことができる。
次に、営業所12は、図10に示すように、オペレート装置22と、台車204と、出荷棚206と、表示制御装置208と、を有する。オペレート装置22は、上述したように、管理サーバ24、台車204および表示制御装置208と通信を行い、各種動作を制御する。なお、本実施形態の自動販売機管理システム10は、オペレート装置22を介して管理サーバ24と台車204および表示制御装置208とが通信を行う構成としたが、オペレート装置22を介さずに直接通信を行うようにしてもよい。
台車204は、商品保管部150に保管されている商品をピックアップし、出荷棚ユニット152にまで搬送する装置である。なお、本実施形態では、台車204を一台のみ示すが、自動販売機管理システム10および営業所12は、台車204を複数台備えていてもよい。
台車204は、図10および図11に示すように、台車本体232と、取手233と、表示装置236と、読取装置238と、通信部240と、操作部242と、を有する。なお、通信部240は、表示装置236に内蔵されている。台車本体232は、商品保管部150で保管されている商品からピックアップした商品を積み込むかごである。台車本体232は、同じ種類の商品が複数個まとめて入っている箱245を積み込むことができる。台車本体232は、接地面に車輪が付いており、作業者が押したり引いたりすることで、移動可能な構成である。取手233は、作業者が台車本体232を移動させる際に保持するガイドである。
表示装置(台車表示装置)236は、オペレート装置22から送信される情報を表示させる。具体的には、表示装置236は、台車本体232に積み込む対象の商品およびその商品の数を表示させる。つまり、表示装置236は、管理サーバ24で作成された1つの配送車16、17に搭載する各商品の数をまとめた商品リストに基づいて、商品保管部150からピックアップする商品、およびその商品の数の情報を表示させる。また、表示装置236は、作業者が実行する動作の案内も表示させる。例えば、作業者に商品のピックアップを指示する案内や、商品の読み取り処理を指示する案内を表示させる。
読取装置238は、CCDカメラ等の画像取得部と画像取得部で取得した画像を解析する解析部とを有する。読み取り装置238は、撮影領域に配置された商品の画像を取得し、解析することで、画像に含まれる商品の商品コード、例えば、JANコードの情報と商品の賞味期限の情報を取得する。なお、読取装置238の解析部は、画像処理プログラムや文字認識プログラムで、取得した画像を解析することで、画像に含まれる商品の商品コード、例えば、JANコードの情報と商品の賞味期限の情報を取得する。また、読取装置238の解析部は、種々の商品の形状や商品の賞味期限の表示位置を記憶しておき、当該記憶した情報に基づいて解析を実行することで、種々の形状の商品の商品コードや賞味期限の情報を取得することができる。また、読取装置238の解析部は、商品コードの解析を実行し、取得した商品コードの情報に基づいて、商品を特定し、賞味期限の表示位置や、表示方法を特定することで、賞味期限の情報を高い精度で解析することができる。読取装置238は、読み取った商品コードの情報と賞味期限の情報とを通信部240を介してオペレート装置22および管理サーバ24に送る。
通信部240は、オペレート装置22と無線で通信し、データの送受信を行う。操作部242は、作業者が操作を入力するデバイスである。操作部242は、作業者が入力した操作を検出した場合、検出した操作の信号を表示装置236、読取装置238、通信部240を介してオペレート装置22に送信する。なお、台車204は、表示装置236と操作部242として、表示装置236と操作部242とを一体化したタッチパネル装置を用いてもよい。
次に、図9、図10及び図12を用いて、出荷棚ユニット152を説明する。出荷棚ユニット152は、台車204に搭載したピックアップした商品を自動販売機毎に分類して投入可能な構成であり、上述したように複数の出荷棚206を有する。出荷棚206は、それぞれ1つの自動販売機に対応して設けられている。なお、出荷棚ユニット152の出荷棚206の配置位置は、特に限定されず種々の配置(レイアウト)とすることができる。
出荷棚206は、コンテナ250と、表示装置252と、操作部254と、を有する。また、表示装置252は、表示制御装置208で表示動作が制御される。コンテナ250は、台車204から作業者によって投入された商品を保持する箱である。なお、コンテナ250は、折り畳み可能な箱である。コンテナ250は、1つの自動販売機に補充する複数種類の商品が投入される。作業者は、コンテナ250に投入された商品を対応する自動販売機に投入することで、管理サーバ24で算出した補充した数の商品を自動販売機に補充することができる。
表示装置(棚表示装置)252は、表示制御装置208から送信される情報を表示させる。具体的には、表示装置252は、対応するコンテナ250に投入する商品およびその商品の数を表示させる。つまり、表示装置236は、管理サーバ24で作成された1つの自動販売機に補充する各商品の数に基づいて、当該自動販売機に対応するコンテナ250に投入する商品、およびその商品の数の情報を表示させる。なお、表示装置252に表示される商品および商品の数は、1つの自動販売機に補充する各商品のうち、台車204でピックアップされた商品である。
操作部254は、作業者が入力した操作を検出した場合、検出した操作の信号を表示装置252、表示装置252を介して表示制御装置208及びオペレート装置22に送信する。なお、出荷棚206も、表示装置252と操作部254として、表示装置252と操作部254とを一体化したタッチパネル装置を用いてもよい。
出荷棚ユニット152は、以上のような構成であり、作業者により商品保管部150でピックアップされ、台車204で搬送された商品が、自動販売機に補充する数だけ各出荷棚206のコンテナ250に投入される。作業者は、商品保管部150でピックアップし、台車204で搬送した商品を、自動販売機に補充する数だけ各出荷棚206のコンテナ250に投入する動作を、自動販売機に補充する商品の種類分繰り返すことで、1つのコンテナ250に1つの自動販売機に投入する全ての商品を投入する。
次に、図13から図17を用いて、管理サーバで作成した商品リストに基づいて、商品保管部150から商品をピックアップし、自動販売機に補充する際に自動販売機管理システム10の各部で実行する処理動作について説明する。
図13を用いて、管理サーバ24の制御動作について説明する。ここで、図13は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。なお、図13に示す制御動作は、オペレート装置22で実行してもよい。管理サーバ24は、ステップS102として、商品リストを作成する。商品リストは、上述した図7に示す処理で作成することができる。
管理サーバ24は、ステップS102で商品リストを作成したら、ステップS104として商品リストからピッキング指示データを作成し、ステップS106として、台車204にピッキング指示データを送信する。ここで、ピッキング指示データとは、商品保管部150から台車204に搭載する商品のリストである。具体的には、管理サーバ24は、商品リスト(品揃えデータ)に基づいて、台車204に搭載する商品と当該商品の数を算出し、算出結果をピッキング指示データとして、台車204に送信する。ここで管理サーバ24は、台車204の一回のピッキングで処理可能な商品の量に基づいて商品リストの一部の商品と当該商品の数のみをピッキング指示データとして送信するようにしてもよい。
管理サーバ24は、ステップS106でピッキング指示データを送信したら、ステップS108として、ピッキング済み信号があるか、つまり、ピッキング済み信号を受信したかを判定する。ピッキング済み信号は、台車204から送信される信号であり、ピッキング指示データに含まれる商品のピッキング、つまり台車204への積み込みが完了したことを示す信号である。なお、ピッキング指示データは、1つの商品の積み込みが完了する毎に台車204から送信することができる。
管理サーバ24は、ステップS108でピッキング済み信号がある(Yes)と判定した場合、ステップS110として、該当商品の取り込み完了と判定し、ステップS112に進む。また、管理サーバ204は、ステップS108でピッキング済み信号がない(No)と判定した場合、そのまま、ステップS110に進む。
管理サーバ24は、ステップS112として、商品コードと賞味期限の情報があるかを判定する。商品コードと賞味期限の情報は、ピックアップした商品の情報が台車204の読取装置238で読み取られることで管理サーバ24に送信される。この点については後述する。
管理サーバ24は、ステップS112で商品コードと賞味期限の情報がある(Yes)、つまり台車204から送信された商品コードと賞味期限の情報を受信したと判定した場合、ステップS114として、商品と賞味期限との対応付けを行う。具体的には、管理サーバ24は、ステップS110で積み込みが完了したと判定した商品と、ステップS112で取得した商品コードおよび賞味期限の情報と、を用いて、商品コードから積み込んだ商品を特定し、特定した商品に対して賞味期限の情報を対応付ける。管理サーバ24は、ステップS114で対応付けを行ったら、ステップS116に進む。また、管理サーバ24は、ステップ112で商品コードと賞味期限の情報がない(No)と判定した場合、ステップS116に進む。
管理サーバ24は、ステップS116として、ピッキングおよび賞味期限の抽出が完了したかを判定する。つまり、管理サーバ24は、商品保管部150から台車204への商品の積み込みが完了し、かつ、台車204に積み込んだ商品と賞味期限との対応付けが終わっているかを判定する。なお、商品保管部150から台車204への商品の積み込みが完了しているかの判定は、種々の基準を用いることができる。例えば、管理サーバ24は、台車204で所定の操作を検出した場合に積み込みが終了したと判定しても良いし、ピッキング指示データの全ての商品のピッキング済み信号を受信した場合に積み込みが終了したと判定しても良い。
管理サーバ24は、ステップS116でピッキングおよび賞味期限の抽出の少なくとも一方が完了していない(No)と判定した場合、ステップS108に進み上記処理を繰り返す。管理サーバ24は、ステップS116でピッキングおよび賞味期限の抽出が完了した(Yes)と判定した場合、ステップS118として、自動販売機毎の商品投入数リストを生成し、ステップS120として、商品投入数リストを表示制御装置に送信する。自動販売機毎の商品投入数リストは、台車204でピッキングして賞味期限の抽出も実行した各商品を各自動販売機に何本補充するかを示すリストである。
次に、図14および図15を用いて、台車204で実行する制御動作について説明する。図14および図15は、それぞれ自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。台車204は、図14および図15に示す処理を表示装置236、通信部240の各機能で実行しても良いし、別途制御部を設けて実行してもよい。
まず、図14を用いて、商品保管部150で台車204に商品を積み込む際に実行する制御動作について説明する。台車204は、ステップS130としてピッキング指示データを取得したら、ステップS132として商品毎の取り出し数を表示させる。つまり、台車204は、オペレート装置22を介して管理サーバ24から送信されるピッキング指示データを受信したら、ピッキング指示データに含まれる各商品の取り出し数、つまり商品保管部150から台車204に搭載する商品の情報を表示装置236に表示させる。
台車204は、ステップS132で商品の取り出し数を表示させたら、ステップS134として、取り出し完了操作を検出したかを判定する。つまり、台車204は、商品保管部150から商品の取り出し数に対応した商品を取り出したことを示す操作を操作部242で検出したかを判定する。なお、作業者は、表示装置236に表示されている情報に基づいて商品保管部150から商品をピックアップし、商品を台車204に積み込んだら操作部242に取り出し完了操作を入力する。台車204は、ステップS134で取り出し完了操作を検出していない(No)と判定した場合、ステップS134に進む。つまり、台車204は、取り出し完了操作を検出するまで、ステップS134の処理を繰り返す。
台車204は、ステップS134で取り出し完了操作を検出した(Yes)と判定した場合、ステップS136として、ピッキング済み信号を管理サーバ24に出力し、ステップS138として、該当する商品の取り出し数の表示を終了する。つまり、台車204は、取り出し完了操作が入力された対象の商品のピッキングが完了したことを示すピッキング済み信号を送信し、取り出し完了操作が入力された対象の商品の取り出し数の表示を終了した画面を表示装置236に表示させる。
台車204は、ステップS138で商品の取り出し数の表示を終了したら、ステップS139として、全商品の取り出しを完了したかを判定する。つまり、台車204は、ピッキング指示データに含まれる全ての商品に対して、取り出し完了操作を検出したかを判定する。台車204は、ステップS139で全商品の取り出しを完了していない(No)、つまり取り出し完了操作を検出していない商品があると判定した場合、ステップS134に進み、上記処理を繰り返す。台車204は、ステップS139で全商品の取り出しを完了した(Yes)、つまり全ての商品に対して取り出し完了操作を検出したと判定した場合、本処理を終了する。台車204は、図14の処理を実行することで確実に配送車に搭載する商品、つまり自動販売機に補充する商品を、商品保管部150から高い精度で無駄なくピックアップすることができる。
次に、図15を用いて、台車204にピックアップした商品の賞味期限情報を取得する際に実行される制御動作について説明する。なお、図15に示す処理は、図14に示す商品のピックアップが完了した後に実行してもよいし、図14に示す商品のピックアップ処理と並行して実行しても良い。
台車204は、ステップS140として、ピッキングした商品のリストを表示装置236に表示させる。つまり、台車204は、商品保管部150から台車本体232に積み込んだ商品のリストを表示装置236に表示させる。
台車204は、ステップS140でリストを表示させたら、ステップS142として、画像の読み取りありかを判定する。つまり、台車204は、読取装置238で台車204に積み込んだ商品の画像を取得したかを判定する。台車204は、ステップS142で画像の読み取りなし(No)と判定した場合、ステップS142に進む。つまり、台車204は、商品の画像を読み取るまでステップS142の処理を繰り返す。
台車204は、ステップS142で画像の読み取りあり(Yes)と判定した場合、ステップS144として読み取った画像から商品コードと賞味期限を抽出する。なお、商品コードとしては、上述したように、商品のJANコードを読み取る。また、台車204の読取装置238は、一枚の画像から商品コードと賞味期限を抽出してもよいし、商品の画像を複数取得し、複数の画像から商品コードと賞味期限を抽出してもよい。読取装置238は、解析処理として、バーコートの抽出処理と解析処理を行うことで、商品コードを抽出することができる。読取装置238は、解析処理として、画像の文字パターン認識処理を行い、最も認識スコアの高い数値にデジタル変換を行うことで、賞味期限の年月日を抽出することができる。また、読取装置238は、賞味期限の年月日の表示方法を解析し、年の表記が4ケタか2ケタか、年月日の区切りが「/」であるか「・」であるか区切りなしか、年月日を示すアルファベットがあるか無いか等や、年月日の表示順序を判定することで、賞味期限の情報を抽出することができる。また、読取装置238は、上述したように、予め記憶している情報と商品コードに基づいて、当該商品の賞味期限の表示方法を認識することで、当該商品の賞味期限の情報をより正確に抽出することができる。また、読取装置238は、商品に表示されている賞味期限の表示方法によらず、抽出した賞味期限の情報は、同一レイアウト、例えばXX年XX月XX日の情報に変換する。
台車204は、ステップS144で商品コードと賞味期限を抽出したら、ステップS145として、商品コードと賞味期限を管理サーバ24に送信する。また、台車204は、抽出した商品コードと賞味期限の情報を表示装置238にも表示させる。
台車204は、ステップS145で情報を送信したら、ステップS146で全商品の読み取りを完了したかを判定する。つまり、台車204は、ピッキングして台車204に搭載した全ての商品の商品コードと賞味期限の読み取りを完了したかを判定する。ここで、台車204は、1つの商品について商品コードと賞味期限の読み取りを実行したら、同一種類の他の商品も同一の賞味期限とする。つまり、台車204は、ピックアップした商品は、各種類一回ずつ商品コードと賞味期限の読み取りを行う。
台車204は、ステップS146で全商品の読み取りを完了していない(No)と判定した場合、ステップS148として、ピッキングした商品の表示を更新し、具体的には、商品コードと賞味期限を読み取った商品の表示を読み取りが完了したことを示す表示として、ステップS142に進む。台車204は、ステップS146で全商品の読み取りを完了した(Yes)と判定した場合、本処理を終了する。台車204は、図15の処理を実行することで、台車204に積み込まれている商品の賞味期限の情報を取得することができる。また、作業者は、図14に示す処理または図15に示す処理が終了したら、台車204を出荷棚ユニット152が配置されている領域に移動させる。
管理サーバ24は、上述したように、台車204から送信された商品コードと賞味期限情報とを取得したら、当該賞味期限情報と台車204に搭載されている商品とを対応付ける。これにより、台車204に搭載されている商品に賞味期限の情報を対応付けることができる。
次に、図16を用いて、表示制御装置208で実行する制御動作について説明する。ここで、図16は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。なお、表示制御装置208は、図16に示す処理を台車204に積み込んだ商品を投入する全ての出荷棚206に対して実行する。表示制御装置208は、ステップS150として、各商品の投入数のデータを取得する。つまり、表示制御装置208は、図13の管理サーバ24のステップS120の処理で送信される商品投入数リストを受信する。
表示制御装置208は、ステップS150でデータを取得したら、ステップS152として、投入数を表示させる。つまり、表示制御装置208は、商品投入数リストに記憶されている各出荷棚206のコンテナ250に投入する商品の数の情報を出荷棚206の表示装置252に表示させる。
表示制御装置208は、ステップS152で投入数を表示させたら、ステップS154として投入済み信号を検出したかを判定する。つまり、表示制御装置208は、台車204に積み込んだ商品から投入数が表示された数の商品をコンテナ250に投入したことを示す操作を操作部254で検出したかを判定する。なお、作業者は、表示装置252に表示されている情報に基づいて台車204からコンテナ250に商品を投入したら操作部254に投入完了操作を入力する。出荷棚206は、操作部254で投入完了操作を検出したら、表示制御装置208に投入済み信号に出力する。表示制御装置208は、ステップS154で投入済み信号を検出していない(No)と判定した場合、ステップS154に進む。つまり、表示制御装置208は、投入済み信号を検出するまで、ステップS154の処理を繰り返す。
表示制御装置208は、ステップS154で投入済み信号を検出した(Yes)と判定した場合、ステップS156として投入数の表示を終了し、本処理を終了する。なお、表示制御装置208は、ステップS152からステップS156の処理を出荷棚206ごとに実行する。
表示制御装置208は、以上のように、台車204に積み込まれた商品を投入する出荷棚206の表示装置252に投入数を表示させることで、作業者がそれぞれのコンテナ250に投入する商品の数を簡単に理解することができ、作業効率を高くすることができる。
また、出荷棚206は、それぞれ補充する自動販売機が対応付けられている。したがって、自動販売機管理システム10は、商品投入数リストに基づいて各出荷棚206に所定の数の商品を投入させることで、それぞれの自動販売機に対応するコンテナ250に投入された商品と、当該商品の賞味期限を正確に対応付けることができる。つまり、管理サーバ24は、台車204に搭載されている商品を投入した出荷棚206の情報を対応付け、当該出荷棚206の商品を補充する自動販売機の情報を取得している。これにより、管理サーバ24は、当該出荷棚206に投入した商品の賞味期限の情報から、当該自動販売機に補充する商品の賞味期限を特定することができる。
また、表示制御装置208は、複数の出荷棚206の表示装置252に同時に投入数を表示させてもよいが、台車204の通過経路順に投入数を表示させるようにしてもよい。これにより、作業者は、次に商品を投入するコンテナ250を容易に把握することができる。また、自動販売機管理システム10は、台車204が出荷棚206を通過する順番と、補充時に自動販売機を通過する順番とが同一となるように、出荷棚206と自動販売機とを対応付けることが好ましい。これにより、作業者は、商品を補充したコンテナ250を順番に配送車に搭載することで、配送車に搭載されたコンテナ250に対応付けられた自動販売機の順序と、商品を補充する自動販売機の順序とを同じにすることができる。これにより、作業者は、配送車に順番に並んでいるコンテナ250を、順番に使用して商品を自動販売機に補充することができる。これにより、作業者が補充時に自動販売機に対応付けられたコンテナ250を簡単に見つけることができる。
自動販売機管理システム10は、以上のようにして、コンテナ250に商品を投入する。作業者は、商品が投入されたコンテナ250を配送車16、17に搭載し、商品リストで決定した担当の自動販売機を巡回し、それぞれの自動販売機に、当該自動販売機に対応するコンテナに投入された商品を補充する。これにより、自動販売機に商品を補充することができる。自動販売機14、14a、14bまたは携帯端末20は、商品の補充が完了したら、商品の補充が完了したことを示すデータを管理サーバ24に送信する。
次に、図17を用いて、商品の補充が完了したことを示すデータを受信した管理サーバ24の処理動作について説明する。図17は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。管理サーバ24は、ステップS160として、配送完了データを取得したら、ステップS162として商品リストを取得し、ステップS164として、各自販機に補充された商品の賞味期限を登録する。
このように、管理サーバ24は、台車204で商品の賞味期限の情報を取得して商品リストの各商品に賞味期限の情報を対応付ける。また、管理サーバ24は、賞味期限の情報を取得した商品を投入したコンテナ250を特定し、さらに当該コンテナ250に投入した商品を補充する自動販売機を特定する。管理サーバ24は、当該コンテナ250に投入した商品を補充する自動販売機に商品の補充が完了したデータを取得したら、賞味期限を検出した商品が自動販売機に投入されたと判定して、自動販売機に補充された商品の賞味期限を登録する。
自動販売機管理システム10は、以上の処理で商品の賞味期限を検出し、賞味期限を検出した商品を補充した自動販売機を特定することで、自動販売機に補充された商品の賞味期限をより正確に管理することができる。また、商品のピックアップ時に台車2−4で商品の賞味期限を検出することで、同一のタイミングでピックアップされた多数の同一種類の商品の賞味期限を一回の処理で検出することができる。これにより、作業者が商品の補充時に1つ1つ商品の賞味期限を検出する場合よりも短時間でかつ少ない労力で商品の賞味期限を検出し管理することができる。
また、自動販売機管理システム10は、基本的に商品を一度に大量に入荷して商品保管部150に保管するため、同一のタイミングでピックアップされた多数の同一種類の商品の賞味期限が同じ期限となる。このため一回の処理で検出した賞味期限を同一種類の他の商品の賞味期限としても、賞味期限がずれることを抑制することができる。また、商品を多数保持する箱245ごと商品をピックアップすることで、同一の賞味期限の商品をより高い精度でピックアップすることができる。
また、自動販売機管理システム10は、複数台の自動販売機に補充する商品を商品保管部150からまとめてピックアップし、ピックアップした商品を各自動販売機に対応する出荷棚206に投入させることで、商品のピックアップを効率よく実行することができ、また、上述した賞味期限の検出処理も効率よく実行することができる。
自動販売機管理システム10の管理サーバ24は、搬送完了データを受信したら、記憶した商品の賞味期限の情報を当該自動販売機の在庫商品の賞味期限の情報として使用する。また、自動販売機管理システム10の管理サーバ24は、配送完了時の在庫、つまり補充処理時の残数と補充時の投入数の和から補充処理後の販売数を差し引いた差が0になった時点、当該補充時に記憶した在庫商品の賞味期限の情報に基づいた管理を終了する。なお、管理サーバ24は、自動販売機に商品が補充される毎に、上記処理を繰り返すことで、自動販売機に補充された各商品の賞味期限を管理することができる。また、管理サーバ24は、配送完了時の在庫から補充処理後の販売数を差し引いた差が0になる前に、日付が当該商品の賞味期限年月日より後の日付になった場合、当該商品が賞味期限切れとなったと判定する。自動販売機管理システム10の管理サーバ24は、賞味期限切れの商品が発生したことを検出した場合、当該商品を回収する指示を出力することで、作業者は賞味期限切れした商品を回収することができる。これにより、賞味期限切れした商品を販売してしまう恐れを低減することができる。また、自動販売機管理システム10は、判定日を実際の賞味期限切れの日時よりも前とし、賞味期限までの日数が設定した日時よりも短くなった場合、商品を回収する指示を出力する設定とすることで、賞味期限切れの商品が自動販売機内に存在してしまうことを抑制することができる。また、自動販売機管理システム10は、賞味期限切れの商品が発生したと判定したら、当該商品を保持しているコラムを売り切れ表示とする設定としてもよい。
図18は、自動販売機管理システムの動作の一例を示すフロー図である。図18に示す処理は、商品の賞味期限までの期間に基づいて商品を管理する商品管理部をさらに有し、商品管理部が、賞味期限までの期間が設定した期間よりも短い商品を有する自動販売機を検出した場合、当該商品の売上げの情報に基づいて当該商品を補充しても設定した期間内に販売できる自動販売機を予測し、予測した自動販売機を移動先の自動販売機と特定する処理である。さらに、図18に示す処理は、配送管理部が、賞味期限までの期間が設定した期間よりも短い商品を有する自動販売機と移動先の自動販売機とを補充対象の自動販売機として抽出し、同一の作業者に対して自動販売機に投入されてからの滞留期間が設定した期間を超えている商品を有する自動販売機と移動先の自動販売機とに対する商品の補充を割り当て、かつ、商品の移動作業も割り当てる処理である。
商品管理部70bは、ステップ190として、商品の賞味期限を検出する。ここで、賞味期限は、上述したように、商品の補充時に読み取った情報を読み出すことで検出することができる。自動販売機は、最初に補充した商品から順番に販売されるため、補充と販売の履歴を用いることでコラム内の各商品がいつ補充した商品かを特定することができる。これにより、商品管理部70bは、それぞれの商品の補充時に検出した賞味期限から自動販売機内に残っている商品の賞味期限を検出することができる。
商品管理部70bは、ステップS190で賞味期限を検出したら、ステップS192として賞味期限の残り日数が基準未満、つまり、賞味期限の残り日数が設定した期間よりも短い期間の商品があるかを判定する。商品管理部70bは、ステップS192で賞味期限の残り日数が基準未満の商品がない(No)と判定したら、本処理を終了する。また、商品管理部70bは、ステップS192で賞味期限の残り日数が基準未満の商品がある(Yes)と判定したら、ステップS194として、該当商品を販売可能な自販機を特定する。つまり、該当商品が一定程度売れており、賞味期限の残り日数が基準未満の商品を補充しても、当該商品を所定の日数で販売できる可能性がある自販機を特定する。
商品管理部70bは、ステップS194で商品管理部70bにより自販機が特定されたら、ステップS196として、移動元と移動先の自販機を同一の配送車に割り当てる。つまり、移動元の自販機(賞味期限の残り日数が基準未満の商品がある自販機)と移動先の自販機(賞味期限の残り日数が基準未満の商品を補充する自販機)とを補充対象の自動販売機とし、さらに、同一の配送車を割り当てる。また、商品管理部70bは、当該配送車に商品の移動処理も割り当てる。その後、商品管理部70bは、本処理を終了する。
このように、管理サーバ24は、賞味期限の残り日数が基準未満の商品は、当該商品が売れる自動販売機に移動させるようにすることで、商品が売れ残ることおよび賞味期限を過ぎた商品を販売することを抑制することができる。また、移動元と移動先の自販機を同一の配送車に割り当てることで、配送車が商品を回収した後、当該消費を移動先の自販機に補充することができる。これにより、回収した商品を営業所12に戻す手間を省略でき、作業効率を向上させることができる。
また、上記実施形態では、賞味期限が設定されている商品を対象として説明したが、賞味期限以外の期限が設定されている商品の場合も同様の処理を行うことができる。自動販売機管理システムは、賞味期限を含む消費期限が設定されている商品の管理を行う場合、上記実施形態と同様の処理を行うことで、管理者が自動販売機に補充した商品の消費期限をより効率よくかつ正確に管理することができる。
次に、補充対象の自動販売機の抽出方法の他の例について説明する。自動販売機管理システムは、商品情報と商品の補充情報とに基づいて自動販売機毎の商品の残数情報を算出し、基準在庫の本数から商品の在庫の本数を減算して補充する商品の本数を算出し、基準在庫の本数に対する補充する商品の本数の割合である補充率を算出し、補充率が補充基準よりも高くなった自動販売機を補充対象の自動販売機として抽出してもよい。
この場合、配送管理部70aは、自販機の商品の残数情報を算出する。具体的には、残数履歴データ72eの情報を読み出し、残数履歴を検出してから売り上げ本数を減算して、各コラムの商品の残数(在庫)を算出する。配送管理部70aは、残数情報を算出したら、基準本数、つまり商品補充後の商品の目標本数を検出し、補充率を算出する。ここで、補充率は、(基準本数−残数)/基準本数である。つまり、基準本数に対して減っている商品の割合である。なお、補充率は、自動販売機の全てのコラムの商品の合計で算出される。
配送管理部70aは、補充率を算出したら、補充率が補充基準以上の自販機を補充対象として抽出する。つまり、配送管理部70aは、補充基準以上の補充率の自動販売機を、商品を補充する対象の自動販売機(管理作業を行う自動販売機)として抽出する。
このように、配送管理部70aは、補充率を基準としても補充対象の自動販売機を適切に抽出することができる。また、売上げ本数ではなく、補充率を基準とすることで、売上げが多い自動販売機と売上げが少なく自動販売機とで、同一の補充基準を用いることができる。これにより制御を簡単にすることができる。
また、配送管理部70aは、商品情報と商品の補充情報とに基づいて自動販売機毎の商品の残数情報を算出し、商品の在庫が補充基準よりも少ない自動販売機を補充対象の自動販売機として抽出してもよい。つまり、自動販売機の在庫の本数を補充基準としてもよい。ここで、自動販売機管理システム10は、補充基準を自動販売機毎に設定することができる。つまり、商品が売れやすい自動販売機と売れにくい自動販売機に対して別々の補充基準を設定することができる。これにより、自動販売機毎に適切なタイミングで補充作業を実行することができる。
自動販売機管理システムは、商品の補充基準として、自動販売機の商品に対して個別に設定された基準を含み、商品の少なくとも1つが補充基準を満たした場合、当該自動販売機を補充対象の自動販売機として抽出してもよい。また、コラム毎に補充基準を設定してもよい。
この場合、配送管理部70aは、自販機の商品のコラム毎の残数(残数情報)を取得する。具体的には、残数履歴データ72eの情報を読み出し、残数履歴を検出してから売上げ本数を減算して、各コラムの商品の残数(在庫)を算出する。配送管理部70aは、残数情報を算出したら、商品の残数が補充基準以下のコラムがあるかを判定する。配送管理部70aは、商品の残数が補充基準以下のコラムなしと判定したら、本処理を終了する。配送管理部70aは、商品の残数が補充基準以下のコラムありと判定したら、該当コラム(残数が基準以下のコラム)を有する自販機を補充対象とし、本処理を終了する。
このように、配送管理部70aは、各コラムの残数を基準としても補充対象の自動販売機を適切に抽出することができる。このように、コラム毎の残数を検出することで、商品が売り切れることを抑制できる。また、補充基準を0本とすることで、売り切れが発生した自動販売機を補充対象とすることができ、売り切れ状態の期間を短くすることができる。
また、管理サーバ24は、通信部76を介して自動販売機のつり銭情報を取得し、配送管理部70aで前記つり銭情報に基づいてつり銭が設定した基準以下の自動販売機を検出した場合、当該自動販売機を補充対象の自動販売機として抽出するようにすることも好ましい。これにより、つり銭が設定した基準以下、つまりつり銭が少なくなったまたは無くなった自動販売機に対する管理作業を実行することができ、つり銭の補充を行うことができる。これによりつり銭切れにより商品の販売の機会を逃すことを抑制することができる。
ここで、つり銭情報も商品の売上げ情報と同様で、通信部を備えない自動販売機14bに対しては、携帯端末20が近距離通信で取得した直近のつり銭情報に基づいて現状のつり銭情報を予測し、予測したつり銭情報が設定した基準以下であるかを判断すればよい。これにより通信部を備えない自動販売機14bのつり銭でのつり銭切れもより高い確率で防止することができる。
自動販売機管理システムは、商品の管理作業を実行する作業者の情報として、管理作業を実行可能な作業者の人数、作業者が管理作業に使用する配送車の情報、作業者のそれぞれが実行可能な管理作業の情報を含み、商品の管理作業を実行する作業者の情報を作業条件として、補充基準を決定してもよい。
この場合、配送管理部70aは、作業者、配送車の条件を取得し、作業能力を取得する。つまり、配送管理部70aは、オペレート装置22により設定された営業所12の作業者の人数、配送車の台数を取得し、さらに作業者および配送車の作業能力を取得する。作業能力とは、作業者が実行できる作業また作業効率、配送車に積載できる商品の重量等である。
配送管理部70aは、作業能力を取得したら、作業可能台数を算出する。作業可能台数とは、管理処理を実行可能な自動販売機の台数である。配送管理部70aは、作業可能台数を算出したら、補充基準を決定する。つまり、配送管理部70aは、作業可能台数に基づいて、当該作業可能台数を補充対象として抽出できる補充基準を設定する。
配送管理部70aは、補充基準を決定したら、上述した各種処理を実行し、補充対象の自動販売機を抽出する。なお、配送管理部70aは、上述した補充基準(売上げ総本数、残数総本数、補充率)を算出して、算出結果を上位から順に並べ、作業可能台数分の自動販売機を上位から順に抽出してもよい。このように、自動販売機管理システム10および配送管理部70aは、作業能力に応じて、補充基準を決定することで、処理可能な能力の範囲で効率よく管理作業を実行することができる、なお、自動販売機管理システム10および配送管理部70aは、補充基準を設定する場合、売切れ可能性優先、売上げ本数予想優先などの設定に基づいて補充基準を切換可能とすることが好ましい。これにより、営業所の管理者の意図に対応した基準で管理作業を行うことができる。
自動販売機管理システムは、管理作業に使用する配送車の情報に、配送車に積載可能な商品の重量の情報を含み、配送管理部70aが、自動販売機に補充する商品の個数と配送車に積載可能な商品の重量とを加味して、それぞれの作業者が商品の補充を行う自動販売機の割り当てを決定してもよい。
この場合、配送管理部70aは、作業者、配送車の条件を取得する。つまり、配送管理部70aは、オペレート装置22により設定された営業所12の作業者の人数、配送車の台数を取得する。また、配送管理部70aは、配送車に積載できる商品の重量も取得する。次に、配送管理部70aは、各自販機で補充する商品の重量を算出する。つまり、補充する商品の個数と各商品の重量とに基づいて、1つの自動販売機に補充する商品の総重量を算出する。配送管理部70aは、重量を算出したら、配送車に対する自販機の割り当てを決定する。つまり、各配送車に積載可能な重量を加味しつつ、自動販売機の割り当てを決定する。
このように、補充する商品の重量を加味することで、自動販売機の台数や移動距離だけではなく、各配送車に搭載する商品の重量も適切にすることができる。これにより、作業効率をより向上させることができる。
自動販売機管理システムは、管理作業に使用する配送車の情報として、配送車に積載可能な商品の重量の情報および使用する優先順位の情報を含み、配送管理部70aが、自動販売機毎の売上げ情報に基づいて、次回の配送時に補充対象になる自動販売機および補充する商品の個数を予測し、予測結果に基づいて、必要な作業員の人数および配送車の台数を算出してもよい。また、オペレート装置22は、出力部から必要な作業員の人数および配送車の台数の算出結果を出力する。
配送管理部70aは、売上げ情報と残数情報を取得し、補充対象の自販機を予測し補充商品の個数を予測する。配送管理部70aは、設定された時間経過後の所定の日時(管理作業を行う日時)における各状況を予測する。配送管理部70aは、過去の売上げ情報に基づいて各自動販売機で各商品が何本売れるかを予測し、その予測結果と残数情報に基づいて、どの自動販売機が補充対象になるかを予測する。配送管理部70aは、売上げ情報と残数情報とに基づいて補充対象となると予測した自動販売機に補充する商品の個数を予測する。
次に、配送管理部70aは、管理作業に必要な作業者、配送車の構成を算出する。つまり、予測した自動販売機に予測した商品を補充するために必要な作業者の人数、能力と、配送車の台数、能力を算出する。管理サーバ24は算出結果をオペレート装置22に送信する。オペレート装置22は、送信された算出結果を表示部64に表示させる。営業所12の管理者は、オペレート装置22に出力された結果に基づいて、必要な作業者、配送車を確保する。なお、配送管理部70aは、本処理も、上述した処理と同様に商品の重量と配送車の積載可能な重量を加味して、管理作業に必要な作業者、配送車の構成を算出することが好ましい。
このように、管理作業の予測を行うことで次回以降に必要な作業者や配送車を予め把握することができる。次回以降に必要な作業者や配送車を把握できることで、必要な作業者(人材)や配送車を前もって確保することができる。これにより、作業を効率よく実行することができる。また、必要な作業者(人材)、配送車を把握できることで、必要以上の作業者(人材)を確保したり、過剰な配送車を準備したりすることを抑制できるため、この点でも作業効率を向上させることができる。
例えば、自販機1台当たりに補充する商品の構成を350mlの商品が150本とすると、総重量量は、52.5kgとなる。また、手配可能な配送車が、積載重量2tのパネルバン(専用の配送車)が7台であり、積載重量750gのライトバンが10台とする。ここで、安全積載率80%とすると、積載重量2tのパネルバンは、2000kg×0.8/52.5となり、1台当たり約30台分の自動販売機の商品を搭載できる。積載重量750gのライトバンは、750kg×0.8/52.5となり、1台当たり約11台分の自動販売機の商品を搭載できる。
ここで、補充対象の自動販売機が250台で、積載重量2tのパネルバンを優先的に使用する設定とすると、7×30で7台の積載重量2tのパネルバンで210台分の自動販売機の商品を搭載できる。従って、残りは40台となるので、4台の積載重量750gのライトバンで処理が可能となる。また、余裕を持って1台追加すると5台の積載重量750gのライトバンを準備することになる。ここで、パネルバンによる管理作業は、正社員が行い、ライトバンによる管理作業は、アルバイトが行うとすると、正社員7名、アルバイト5名の人員手配が必要になることがわかる。これにより、必要な人材の補充やレンタカーの手配を前もって行うことができる。
配送管理部70aは、商品の売上げを予測する際の天候、気温、イベント情報を加味してもよい。この場合は、過去の天候、気温、イベントの有無と売上げ情報とを対応付けて売上げの傾向を算出し、その算出結果と予測される天候、気温、イベント情報とを対応つけて商品の売上げを予測する。このように、売上げ予測に種々の情報を付加することで、より高い精度で売上げを予測することができ、より適切な作業者、配送車を準備することができる。
10 自動販売機管理システム
12 営業所
13 サービスエリア
14、14a、14b、102、104、106 自動販売機
16、17 配送車
20 携帯端末
22 オペレート装置
24 管理サーバ
28 ネットワーク
30、40、50、60、70 制御部
32、42、52、62、72 記憶部
34、44、54 近距離通信部
36、56、68、76 通信部
64 表示部
66 入力部
70a 配送管理部
70b 商品管理部
72a 営業所データ
72b 自販機データ
72c 売上げデータ
72d 補充履歴データ
72e 残数履歴データ
72f 条件テーブル
110、112、114、116 割り当てエリア
150 商品保管部
152 出荷棚ユニット
154 商品積み込み部
204 台車
232 台車本体
233 取手
236、252 表示装置
238 読取装置
240 通信部
242、254 操作部
245 箱
206 表示制御装置
250 コンテナ

Claims (8)

  1. 複数の自動販売機の商品を管理する自動販売機管理システムであって、
    自動販売機に補充する商品と当該商品を補充する数とに基づいて、配送車に搭載する商品と当該商品を補充する数とを含む商品リストを作成する管理サーバと、
    前記商品の消費期限情報と当該商品のコードとを読み取る読取装置および前記商品を保持するかごを備える台車と、
    前記台車から投入され、前記自動販売機に補充する商品を保持するコンテナを有する出荷棚を複数備える出荷棚ユニットと、を有し、
    前記管理サーバは、前記商品リストに基づいて前記台車のかごに保持され、前記台車のかごから前記出荷棚のコンテナに投入された商品と前記読取装置で読み取った消費期限情報とを対応付け、前記コンテナから当該商品が補充される前記自動販売機を特定し、前記自動販売機に投入されている商品の消費期限として記憶することを特徴とする自動販売機管理システム。
  2. 前記出荷棚は、棚表示装置および操作部を備え、
    前記棚表示装置は、前記管理サーバから送信される自動販売機に補充する商品と当該商品を補充する数とに基づいて、前記コンテナに投入する商品の数を表示させ、
    前記操作部で投入完了の操作が検出された場合、前記コンテナへの商品の投入が完了したことを示す信号を前記管理サーバに送信し、前記コンテナに投入する商品の数の表示を停止することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機管理システム。
  3. 前記台車は、台車表示装置を備え、
    前記台車表示装置は、前記管理サーバから供給される商品リストに基づいて、前記かごに搭載する商品の数を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機管理システム。
  4. 前記コンテナは、同一の前記自動販売機に補充する商品が投入されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機管理システム。
  5. 前記管理サーバは、前記自動販売機に補充した商品の情報を取得し、
    取得した前記自動販売機に補充した商品の情報と、前記商品リストに対応する前記自動販売機に補充した商品の賞味期限と、を対応付けて、前記自動販売機に投入されている商品の賞味期限を特定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機管理システム。
  6. 前記商品の消費期限は、賞味期限であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の自動販売器管理システム。
  7. 前記管理サーバは、自動販売機に供給されている商品の売上げ情報を少なくとも含む商品情報を取得する情報取得部と、
    前記自動販売機の情報、前記情報取得部が取得した前記商品情報、前記商品の管理作業を実行する作業者の情報および前記自動販売機の商品の補充基準を記憶する記憶部と、
    前記商品情報と前記補充基準とに基づいて補充する対象の自動販売機と当該自動販売機に補充する商品の個数を抽出し、前記補充する対象の自動販売機の情報と当該自動販売機に補充する商品の個数と前記商品の管理作業を実行する作業者の情報とに基づいて、それぞれの前記作業者が商品の補充を行う担当の前記自動販売機の割り当てを決定する配送管理部と、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の自動販売機管理システム。
  8. 前記配送管理部は、前記消費期限までの期間が設定した期間よりも短い期間の商品を有する自動販売機と移動先の自動販売機とを補充対象の自動販売機として抽出し、
    同一の前記作業者に対して前記消費期限までの期間が設定した期間よりも短い期間である商品を有する自動販売機と前記移動先の自動販売機とに対する商品の補充を割り当て、かつ、商品の移動作業も割り当てることを特徴とする請求項7に記載の自動販売機管理システム。
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