JP2013060751A - 地上設置用支柱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下方向へ伸びる筒状本体1と、筒状本体1の外周面に設けられた筒状本体1内部へ貫通する開口部4と、開口部4の周縁から前方に向け筒状本体1の当該開口部4周縁の部分と連続して立ち上がることにより筒状本体1と一体に形成された袖部5とを備える。この袖部5の先端に着脱に可能に設けられた蓋体6のみに、固定用部材11を設ける。この固定用部材11によって、筒状本体1に蓋体6を固定するための部材を別途設けることなく、蓋体6と押え板18との間に袖部5を挟んで固定する。
【選択図】図5
Description
配電ボックスには、当該配電ボックスが設けられた側を正面として、当該ポールの正面視において、配電ボックスの上端部及び下端部の夫々を円弧状にすることにより、それまでの箱型のものに対し、局部への応力集中を改善しようとするものが提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1に示すものは、上記配電ボックスを溶接でポールに取り付けるため、溶接部における応力集中が問題となる。
特許文献2にあっては、配電ボックスを溶接にてポールに設けるのではなく、液圧形成法によりポールと一体(シームレス)に配電ボックスを形成し、局部への応力集中を改善することが提案されている。
さらに、特許文献3にあっては、配電ボックスを溶接にてポールに設けるのではなく、液圧形成法によりポールと一体に配電ボックスの一部を構成する袖部を形成し、局部への応力集中を改善することが提案されている。
そして、前記固定用部材は、前記蓋体に前進後退可能に挿通されたボルトと、前記蓋体の後面に設けられた規制部と、前記ボルトに螺合する押さえ部材とを備え、前記押さえ部材の基端側が、前後方向に移動可能且つ回動不能な状態に前記規制部によって案内され、前記押さえ部材の先端側が、前記支柱の前記開口部の後方側に配置され、前記押さえ部材の基端側と先端側の中間に前記ボルトに螺合する雌ねじが設けられ、前記ボルトを締めつけることにより、前記押さえ部材の先端側と前記蓋体との間に前記支柱が挟持されるようにすることが望ましい。
また、前記袖部は、前記筒状本体内に型を挿入し、当該型を前記開口部から引き抜くことにより形成されたものであり、これにより、前記袖部と前記筒状本体との境界に湾曲部分が形成されたものとして実施することができる。
図1(A)へ示す通り、この支柱は、照明灯100を支持するものであり、筒状本体1と、ベース部2と、袖部5と、蓋体6とを備える。
以下、各部の構成について詳述するが、説明中の上下前後左右は相対的な位置関係を示すに止まり、絶対的な位置を特定するものではない。
ベース部2は、図1(C)(D)へ示す通り、ボルトやネジなどの周知の固定具により地面に固定されるものであり、当該固定具を取り付ける孔2cを備える。孔2cは、夫々ベース部2の上面から下面に貫通する。ベース部2の上面は、支柱の筒状本体1が溶接によって立設された主面2aと、主面2aより低い副面2bとを備える。孔2cは、副面2bからベース部2の下面2dに貫通する。副面2bに孔2cが設けられることにより、上面2aからボルトの頭部が突出しない。
図2(A)へ示す通り、筒状本体1の正面には、開口部4が設けられている。この開口部4は、筒状本体1の側壁に設けられて筒状本体1の内外を貫通するもので、電源等の操作用の貫通穴である。開口部4は、正面視において、上方へ凸となる円弧状の上辺と、下方へ凸となる弧状の下辺と、上辺と下辺との間にて上下に伸びる左辺及び右辺とによって規定される。
袖部5は、正面視、環状をなしており、必要に応じて、その内部に配電盤(図示せず)の少なくとも一部を収容し、開口部4からその設置や操作を行なうことができる。また配電盤を収容せずに、地上からの電源コードと照明灯100からの電源コードとの結線作業や検査を、開口部4から行なうこともできる。
図2(A)へ示す通り、正面視において、袖部5は、上方へ凸となる円弧状の上辺部51と、下方へ凸となる弧状の下辺部52と、上辺部51と下辺部52との間にて上下に伸びる左辺部53及び右辺部54とを備える。
上辺部51と下辺部52は、夫々半円である。左辺部53と右辺部54は、夫々直線状に形成されている。
また、袖部5の先端55(前端)は、筒状本体1の中心線を含む平面からの距離が一定とされているもので、図2(B)へ示す通り、その外形線が側面視において上下に伸びる直線状を呈する。この先端55には、蓋体6を取り付けた際の密閉性を高めるために、パッキン56が全周に渡って取り付けられている(図4(A)参照)。
なお、この湾曲部分8の曲率半径については、袖部5の上辺部51の最上部における曲率半径と、下辺部52の最下部における曲率半径が最も大きく、これら最上部と最下部から左右に向けて徐々に局理半径が小さくなり、袖部5の左右辺部53,54における曲率半径が最も小さくなっている。湾曲部分8の曲率半径を30mmより大きくすると、袖部5を適切に製造することができ難くなり、湾曲部分8の曲率半径を2mmより小さくすると、応力集中を抑制する効果が小さくなるおそれがある。
抜け止め部21は、係合部20と係合して、押え部材14が後方側に抜けてしまうことを防止する。また、ボルト12の軸部16の先端には、外れ止めピン25が嵌挿されている。
この支点部23は、ボルト12の締め付けに際して、テコの原理を利用して、強固に押え板18を筒状本体1へ押圧させる。詳しくは、ボルト12を締め付けていくと、押え板18の一端側の押圧部19が筒状本体1に当接すると共に、押え板18の他端側が支点部23に当接する。さらに締め付けると、押え板18は、支点部23の当接箇所を支点となり、ねじ(ボルト12と雌ねじ17)が力点がとなり、押え板18の他端側の押圧部19が作用点となって、筒状本体1に対して、強い力を加えることができるものである。言い換えると、蓋体6が支点部23を備え、この支点部23が押え板18(押さえ部材14)の基端側の前後動を規制する支点となるものである。これによって、ボルト12を締めつけることにより、押さえ部材14の先端側にテコの原理による力が作用し、押さえ部材14と蓋体6との間に筒状本体1が強く挟持される。
次に、上記の位置決め部24は、作業者が蓋体6を手で持って、開口部4の袖部5に配置する際の位置決めとなる。詳しくは、位置決め部24が湾曲部8付近に当接することで、蓋体6が下方にずれないようにして、蓋体6の位置決めを容易にするもので、この位置決めされた状態でボルト12を締め付けることによって、上記のテコの原理が確実に作用する位置関係となる。
4 開口部
5 袖部
6 蓋体
8 湾曲部分
11 固定用部材
12 ボルト
13 規制部
14 押え部材
15 頭部
16 軸部
17 雌ねじ
18 押え板
19 押圧部
20 係合部
21 抜け止め部
22 回り止め部
55 袖部先端
56 パッキン
Claims (3)
- 支柱と、蓋体とを備え、
前記支柱は、筒状本体と、前記筒状本体の内外を貫通する操作用の開口部と、前記筒状本体から突出形成された袖部とを備え、
前記袖部は、前記筒状本体の前記開口部の周縁から、前記筒状本体の軸方向と交わる方向に、突出するものであり、
前記蓋体は、前記支柱に着脱可能に設けられることにより、前記開口部を開閉するものである地上設置用支柱において、
前記蓋体のみに、固定用部材が設けられ、
前記固定用部材によって、前記支柱に前記蓋体を固定するための部材を別途設けることなく、前記蓋体が前記支柱に固定されるものであることを特徴とする地上設置用支柱。 - 前記固定用部材は、前記蓋体に前進後退可能に挿通されたボルトと、前記蓋体の後面に設けられた規制部と、前記ボルトに螺合する押さえ部材とを備え、
前記押さえ部材の基端側が、前後方向に移動可能且つ回動不能な状態に前記規制部によって案内され、
前記押さえ部材の先端側が、前記支柱の前記開口部の後方側に配置され、
前記押さえ部材の基端側と先端側の中間に前記ボルトに螺合する雌ねじが設けられ、
前記ボルトを締めつけることにより、前記押さえ部材の先端側と前記蓋体との間に前記支柱が挟持されることを特徴とする請求項1記載の地上設置用支柱。 - 前記袖部は、前記筒状本体内に型を挿入し、当該型を前記開口部から引き抜くことにより形成されたものであり、これにより、前記袖部と前記筒状本体との境界に湾曲部分が形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の地上設置用支柱。
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JP2017002680A (ja) * | 2015-06-16 | 2017-01-05 | 株式会社栃木屋 | 施錠装置 |
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2011
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