JP2013060219A - 陳列用段ボールカートン - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を段ボール製のカートンに収容して搬送する一方、搬送時の梱包状態からカートンの一側面を開梱し、商品が見える状態にして店舗内に陳列する際、複数のカートンを積載状態にしても荷崩れが生じないように、カートンに簡単な構成で補強構造を施すようにした陳列用段ボールカートンとして提供する。
【解決手段】
段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、開口部の両側の支柱部の面上に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材を接着し、常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料を塗布し、又は両側の支柱部の波状芯材の空洞内に常温硬化型接着剤を流し込んで硬化させる。さらには、両側の支柱部と開口部の境界線で折り曲げた左右の折曲片を各支柱部の内側に折り込むことによって補強用の支柱とする。また、箱形状の上部の内フラップを箱形状の内側に折り曲げて左右の各側部に添わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品を段ボール製のカートンに収容して搬送する一方、搬送時の梱包状態からカートンの一側面を開梱し、商品が見える状態にして店舗内で陳列するようにした陳列用段ボールカートンに関する。
従来から、段ボール製のカートン、所謂「段ボールカートン」は、食品や雑貨のみならず、多種多様な商品の輸送手段として広く用いられている。この段ボールカートンを使用した商品の具体的な流通形態としては、メーカーの生産段階で、段ボールカートンに特定商品を所定の数量だけ梱包すると共に、段ボールカートンの表面に商品名や流通コードを表示することによって、商品の生産から出荷、配送、店舗における陳列までの流通プロセスを合理的に処理することが可能となる。
また、この段ボールカートンは、上記のようにメーカーが出荷した後、最終的には小売段階で役割を終えて、その後は資源ゴミ等として処理され、再びメーカーに戻されることがないため、ゴミ処理の面でも合理的な手段である。
ところで、小売業の店舗においては、概ね、すべての商品が陳列棚に陳列されるものであり、カートンを開梱して商品を取り出した後、その商品を一つずつ陳列棚に並べる必要があり、そのための手間や人件費が要求されるものであった。
また、すでに、同一商品が陳列棚に残っているときは、それらを陳列棚からいったん取り出し、新たな商品を奥に並べ、その後、残っていた商品を前方に並べるという、所謂「先入先出」を行う必要があり、この作業にも、面倒な手間や人件費が要求されるものであった。
ところで、近年になって、上記のように商品を陳列棚に配列する手間や、人件費を削減するために、特許文献1に示すような陳列用段ボールカートンが開発されている。
この陳列用段ボールカートンは、特許文献1においては「ディスプレイカートン」と称しているものである。このようなカートンは、メーカーから搬送後、店舗に到着したとき、商品はカートンの中に入った状態にあるが、このカートンの片面に窓のような開口部を設けることによって、その開口部から内部の商品が見える状態にしたものである。
また、上記のように開口部を開けたカートンを陳列棚に並べることも可能であり、さらにこのカートンをパレット等の上部に積載することによって、大量販売を促進することも可能である。
一方、特許文献1に示すようなカートンの場合、開口部を切り欠いた分だけ、カートンの側面の強度が不足するため、このカートンを積載したとき、上部に積み重ねたカートンと物品の総重量が垂直方向の荷重として作用し、下方のカートンに変形を生じさせ、荷崩れを起こすことがあった。
なお、上記の特許文献1に記載されている構造においては、垂直方向の荷重に対する耐力を増強するため、別途補強板を設け、この補強板をカートンの内側に嵌め込む構成とされている。
しかしながら、箱形状を形成するカートンのほかに、補強板を別途必要とするため、その補強板の分だけコストが高騰し、さらにはその補強板の取り付け工程が必要となるものであった。また、特許文献1の構造は、別途用意した補強板をカートンの内部に嵌め込む構成であるため、この補強板が外れ易いという不都合があった。
特開2006−27730号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、商品を段ボール製のカートンに収容して搬送する一方、搬送時の梱包状態からカートンの一側面を開梱し、商品が見える状態にして店舗内に陳列する際、複数のカートンを積載状態にしても荷崩れが生じないように、カートンに簡単な構成で補強構造を施すようにした陳列用段ボールカートンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における請求項1の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材を接着したことを特徴とする。
また、本発明における請求項2の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料を塗布したことを特徴とする。
また、本発明における請求項3の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、開口部の両側の支柱部を形成する段ボールの波状芯材を縦方向に構成すると共に、該両側の支柱部の波状芯材の空洞内に常温硬化型接着剤を流し込んで硬化させたことを特徴とする。
また、発明における請求項4の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設する構造において、開口部の中心を縦方向に切断すると共に、該開口部の上下線に沿って切断し、両側の支柱部と開口部の境界線で折り曲げた左右の折曲片を各支柱部の内側に折り込むことによって補強用の支柱としたことを特徴とする。
さらに、本発明における請求項5の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、箱形状の上部の内フラップを箱形状の左右の側面と略同様の形状に形成することにより、箱形状の開口部を開設した際に、上部の各内フラップを内側に折り曲げて左右の各側部に添わせるようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項1の段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材を接着したものである。このような構成により、両側の支柱部の面上に接着された合成樹脂製又は紙製のシート状補強材が作用し、開口部の両側の支柱部及びその周辺領域が補強された構成となる。
また、本発明の請求項2の段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料を塗布したものである。このような構成により、両側の支柱部の面上に塗布された硬化後の常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料が補強材として作用し、両側の支柱部及び支柱部の周辺が補強されることとなる。
また、本発明の請求項3の段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、開口部の両側の支柱部を形成する段ボールの波状芯材を縦方向に構成すると共に、該両側の支柱部の波状芯材の空洞内に常温硬化型接着剤を流し込んで硬化させたものである。このような構成により、両側の支柱部を形成する段ボールの波状芯材の空洞内で硬化した常温硬化型接着剤が補強材として作用し、両側の支柱部の垂直方向に対する強度が補強されることとなる。
また、本発明の請求項4の段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設する構造において、開口部の中心を縦方向に切断すると共に、該開口部の上下線に沿って切断し、両側の支柱部と開口部の境界線で折り曲げた左右の折曲片を各支柱部の内側に折り込むことによって補強用の支柱としたものである。このような構成により、両側の支柱部の内側に折り込んだ折曲片が補強材として作用し、両側の支柱部の垂直方向に対する強度を補強することが可能となる。
さらに、本発明における請求項5の陳列用段ボールカートンは、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、箱形状の上部の内フラップを箱形状の左右の側面と略同様の形状に形成することにより、箱形状の開口部を開設した際に、上部の各内フラップを内側に折り曲げて左右の各側部に添わせるようにしたものである。このような構成により、箱形状の左右の各側部に添わせた上部の各内フラップが各側部の補強材として作用すると共に、両側の支柱部の垂直方向に対する強度を補強することが可能となる。
本発明による実施例1及び2の段ボールカートンから開口部を取り除いた状況を示す斜視図であり、内フラップの一部を除去した状況を示す。 本発明による実施例1及び2の段ボールカートンから開口部を取り除いた状況を示す斜視図であり、内フラップをそのまま残した状態を示す。 本発明による実施例1及び2の段ボールカートンの展開図である。 (a)は、本発明による実施例1及び2の段ボールカートンに使用した楔型カット目とカットテープを示す断面図であり、(b)は楔型カット目とカットテープを設けた部位の平面図である。 (a)は本発明による実施例3の段ボールカートンの斜視図であり、(b)は図5(a)のA−A線断面図である。 本発明による実施例4の段ボールカートンの斜視図である。 本発明による実施例4の段ボールカートンの展開図である。 図6のB−B線断面図である。 本発明による実施例5の段ボールカートンの斜視図である。 本発明による実施例5の段ボールカートンの展開図である。 本発明による実施例5の段ボールカートンの他の展開図である。 本発明による実施例5の段ボールカートンの組み立て状況を示す斜視図である。 本発明による実施例5に関する図9のC−C線断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の段ボールカートン1は、図1及び図2に示すように、段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部2、2を残して開口部3を開設したものである。このような段ボールカートン1は、図3に示す段ボールの展開形状から組み立てることが可能である。
この段ボールの展開形状について詳細に述べると、図3に示すように、1枚の段ボールに形成され、組み立て後に正面となる長方形状の正面部4の側辺から左方に向けて順次、左側部5、背面部6、右側部7、糊代片8が夫々の折曲線9を介して形成されている。また、これらの正面部4、左側部5、背面部6、右側部7の夫々の上下辺には内フラップ10と外フラップ11が折曲線9を介して折り曲げ自在に形成されている。
さらに、図3に示すように、上記の展開形状の正面部4と該正面部4の上辺に連設された外フラップ11の内側面の両側にカット用ミシン目12、12が形成されている。このカット用ミシン目12は、上側の外フラップ11の両側に幅の狭い係止片13、13を残すように形成され、この左右のカット用ミシン目12、12をそのまま直線状に正面部4の面内に延長すると共に、下側の外フラップ11の折曲線14の近傍にて、延長した左右のカット用ミシン目12、12の端部を帯状カット部15で連結した構成としている。
この帯状カット部15は、図4(a)、(b)に示すように、楔型カット目15aを狭い間隔をあけて多数連設すると共に、この楔型カット目15aの連設方向に帯状のカットテープ15bを接着したものである。このような構成により、片側のカットテープ15bの端部を指先で摘まんで楔型カット目15aの方向へ引き上げると、楔型カット目15aの連設方向にカットテープ15bに沿って帯状に切り裂かれることになる。
なお、図3において符号Dは、段ボールカートン1の内部を部分的に示すことによって段ボールの波状芯材19の方向を示すものである。このように波状芯材19を両側の支柱部2、2の高さ方向に形成することにより、箱形状の高さ方向の強度を確保することができ、特に開口部3の両側の支柱部2、2の強度を確保することが可能となる。
さらに、本実施例においては、少なくとも開口部3の両側の支柱部2、2の面上に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材16を接着した構成とされている。即ち、本実施例においては、図1、2、3に示す斜線部で示す領域に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材16として、プラスチックシール又はマニラボール紙を接着することによって、開口部3の両側の支柱部2、2及びその周辺領域の補強が施された構成とされている。
上記の図3に示す展開形状により、図1又は図2に示す段ボールカートン1の箱形状を組み立てることができる。なお、この段ボールカートン1の内部に物品を収容して保管及び輸送を行う際、開口部3は開けることなく、段ボールカートン1の外観は通常の箱形状のままである。
そして、商店等に陳列する際、店員等がカットテープ15bの端部を指先で摘まんで楔型カット目15aの連設方向へ引き上げることによって楔型カット目15aを切開する。次いで、開口部3の両側のカット用ミシン目12、12に沿って、その内部の開口部3を切り離すと、正面部4とその天井側に連続的に開口部3が形成され、内部の物品が見える状態となる。
なお、図1は、段ボールカートン1の内フラップ10の一部を除去することによって、開口部3の天井側に内フラップ10が見えない外観にしたものである。このためには、図3に示す展開図において、左右の側部5、7の上側の内フラップ10の角部にカット用のミシン目12aを設け、店舗等へ陳列する際に、ミシン目12aに沿って内フラップ10の角部を矩形に除去することにより、図1に示すように開口部3に内フラップ10が見えない段ボールカートン1が形成される。
一方、図2に示す段ボールカートン1は、上記の内フラップ10の一部を除去せず、開口部3の上部に内フラップ10の一部が見える外観にしたものである。なお、段ボールカートン1を上方に積み上げる際には、開口部3の上部に内フラップ10の一部が見える状況であっても外観上はさほど問題がない。
しかしながら、段ボールカートン1を積み上げることなく陳列する際、又は積み上げた最上部の段ボールカートン1においては、図1に示すように、段ボールカートン1の内フラップ10の一部を除去し、開口部3の内部に内フラップ10の一部が見えない状況とすることによって、外観的にも好ましい印象を与えるものとなる。
この実施例の陳列用段ボールカートン1は、外観的には図1に示す箱形状と同様であって、展開形状及び組み立て後の開口部3の形状もまた実施例1と同様に形成することが可能である。
本実施例は、図1又は図2に示す段ボールカートン1において、少なくとも開口部3の両側の支柱部2、2の面上に常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料17を塗布したものである。即ち、図1又は図2に示す段ボールカートン1において、斜線を示す箇所に常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料17を塗布することによって、硬化後の両側の支柱部2、2及び支柱部2、2の周辺が補強されることとなる。
この実施例の陳列用段ボールカートン1もまた、図5(a)に示すように、外観的には図1に示す箱形状と同様であり、展開形状及び組み立て後の開口部3の形状もまた実施例1と同様に形成することが可能である。
本実施例は、図5(a)に示す段ボールカートン1において、開口部3の両側の支柱部2、2を形成する段ボール18の波状芯材19を両側の支柱部2、2の高さ方向に構成すると共に、図5(b)に示すように、両側の支柱部2、2の波状芯材19の空洞内に常温硬化型接着剤20を流し込んで硬化させたものである。
即ち、図5(a)に示す段ボールカートン1の展開形状の形成時又は形成後において、開口部3の両側の支柱部2、2を形成する段ボール18の波状芯材19の空洞内に常温硬化型接着剤20を流し込んで硬化させることによって、波状芯材19の空洞内に棒状に硬化した接着剤20が接着された状況となり、硬化後の両側の支柱部2、2及び支柱部2、2の周辺が特に垂直方向に対して補強されることとなる。
この実施例の陳列用段ボールカートン1もまた、図6に示すように、外観的には図1に示す箱形状と略同様であるが、展開形状の正面部4の開口部3の構成が異なるものである。
本実施例の展開形状は、図7に示すように、正面部4の形状以外は全体的に図3に示す展開形状と同様である。ただし、正面部4の両側に支柱部2、2を残して開口部3を開設する際、開口部3の帯状カット部15を切断すると共に、開口部3の中心線12bと開口部3の底辺をなす切離線12cに沿って切断する。次いで、両側の支柱部2、2と開口部3との境界線3aと、開口部3の内方に形成した折曲線3bとで左右の折曲片21を各支柱部2、2の内側に折り込む構成としたものである。
なお、上記の折曲片21を各支柱部2、2の内側に折り込む作業は、店舗等において、店員等が開口部3を開封した後に、段ボールカートン1の積み上げ状況等に応じて、図8に示すように、両側の折曲片21、21を各支柱部2、2の内側に折り込むことによって形成されるものである。このような構成により、開口部3の両側の支柱部2、2が補強され、特に垂直方向に対する荷重に強い構造となる。
なお、図6に示すように、左右の折曲片21、21の下部に隙間が生じる場合、図7に示すように、下側の内フラップ10の角部に帯状の切込部22を形成し、左右の折曲片21、21を形成する際に、内フラップ10の切込部22を図6、図8に示すように巻き込むことによって、各折曲片21の下部の下敷きとして用いることができる。これによって、左右の折曲片21の下部に生じた隙間を充填することが可能となり、各折曲片21の支持力を確保することが可能となる。
この実施例の陳列用段ボールカートン1もまた、図9に示すように、外観的には図1に示す箱形状と略同様であるが、展開形状における上部の内フラップ等の構成が異なるものである。
即ち、本実施例の展開形状は、図10に示すように、正面部4の両側に折曲線9を介して左右の側面部として左側部5と右側部7が形成されると共に、左側部5の側部に折曲線9を介して背面部6が形成され、さらに背面部6の側部に折曲線9を介して糊代片8が形成されている。
さらに、本実施例においては、箱形状の上部の各内フラップ10a、10bを左右の各側部5、7と略同様の形状に形成することにより、図12に示すように、上部の各内フラップ10a、10bを箱形状の内側に折り曲げて、図9又は図13に示すように、各内フラップ10a、10bを左右の各側部5、7に添わせる構成としている。このような構成において、図10に示すように、左右の各側部5、7と上部の各内フラップ10a、10bとの間には幅の狭い天井部23、23を介して二重の折曲線9、9が形成されている。
このような構成により、箱形状の開口部3を開設した際に、上部の各内フラップ10a、10bを箱形状の内側に折り曲げて左右の各側部5、7に添わせることによって、上部の内フラップ10a、10bが各側部5、7の補強材として作用し、両側の支柱部2、2の垂直方向に対する強度を補強することが可能となる。
なお、上部の各内フラップ10a、10bの外端に半円形の切欠き部25を形成してあり、各内フラップ10a、10bを各側部5、7に添わした状態から上方へ持ち上げる際に、切欠き部25に指先を引っ掛けることによって、この持ち上げる作業を容易に行うことが可能となる。
また、上記のように、左右の各側部5、7と上部の各内フラップ10a、10bとの間に幅の狭い天井部23、23を形成することによって、両側の係止片13、13を箱形状の天井部23、23に折り曲げた際、各係止片13が各天井部23、23に係止され、安定した状態となる。
また、図11に示す展開図は、本実施例の段ボールカートン1を大型に形成する際、段ボールの原紙の面積が不足するのを補うために、図10に示す段ボールカートン1の展開形状を二分割したものである。そして、図11に示すように、正面部4の側部に折曲線9を介して糊代片8を形成し、この糊代片8を他方の展開形状の左側部5の端部に接着して一体化する。
また、図10と図11の展開図において、上部の内ラップ10a、10bの両側に折込片24、24を形成してもよい。この折込片24、24は、上部の各内フラップ10a、10bを内側に折り曲げて左右の各側部5、7に添わせる際に、各折込片24、24を折り曲げ、図9に示すように、各折込片24、24が正面部4と背面部6に圧迫されることによって、上部の内ラップ10a、10bを左右の各側部5、7に添わせた状態におけるストッパーとして機能するようにしている。
本発明の陳列用段ボールカートンは、商品を段ボール製のカートンに収容して搬送する一方、搬送時の梱包状態からカートンの一側面を開梱し、商品が見える状態にして店舗内に陳列する際、複数のカートンを積載状態にしても荷崩れが生じないように、カートンに簡単な構成で補強構造を施すようにした陳列用段ボールカートンとして利用可能である。
1 段ボールカートン
2 支柱部
3 開口部
3a 境界線
3b 折曲線
4 正面部
5 左側部
6 背面部
7 右側部
8 糊代片
9 折曲線
10 内フラップ
10a、10b 上部の内フラップ
11 外フラップ
12 カット用ミシン目
12a ミシン目
12b 中心線
12c 切離線
13 係止片
14 折曲線
15 帯状カット部
15a 楔型カット目
15b カットテープ
16 シート状補強材
17 塗料
18 段ボール
19 波状芯材
20 接着剤
21 折曲片
22 切込部
23 天井部
24 折込片
25 切欠き部
B 物品
D 波状芯材を示す断面部

Claims (5)

  1. 段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、
    少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に合成樹脂製又は紙製のシート状補強材を接着したことを特徴とする陳列用段ボールカートン。
  2. 段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、
    少なくとも開口部の両側の支柱部の面上に常温硬化型のウレタン系又は樹脂系塗料を塗布したことを特徴とする陳列用段ボールカートン。
  3. 段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、
    開口部の両側の支柱部を形成する段ボールの波状芯材を縦方向に構成すると共に、該両側の支柱部の波状芯材の空洞内に常温硬化型接着剤を流し込んで硬化させたことを特徴とする陳列用段ボールカートン。
  4. 段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設する構造において、開口部の中心を縦方向に切断すると共に、該開口部の上下線に沿って切断し、両側の支柱部と開口部の境界線で折り曲げた左右の折曲片を各支柱部の内側に折り込むことによって補強用の支柱としたことを特徴とする陳列用段ボールカートン。
  5. 段ボール製による箱形状の一側面における両側に支柱部を残して開口部を開設した陳列用段ボールカートンにおいて、
    箱形状の上部の内フラップを箱形状の左右の側面と略同様の形状に形成することにより、箱形状の開口部を開設した際に、上部の各内フラップを内側に折り曲げて左右の各側部に添わせるようにしたことを特徴とする陳列用段ボールカートン。
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