JP2013059597A

JP2013059597A - 開口式ハンガー

Info

Publication number: JP2013059597A
Application number: JP2011219606A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Shimada; 正浩島田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2011-09-13
Filing date: 2011-09-13
Publication date: 2013-04-04

Abstract

【課題】丸首の襟がある衣類にハンガーを通す時、襟首部分を広げることなく、またその為に力を入れてハンガーを折り畳んだりしなくとも良い衣類用ハンガーを提供する。
【解決手段】硬質プラスティック材などの材料により、吊り下げ部材が上部に連結されたハンガー本体に、衣類の襟首部分を挿通できるようにハンガーの腕部の一部が開口するように、腕部に開閉を可能にするロック部４，５とハンガー下部側に開閉のための支点７を設けることにより、ハンガーの内側全体を利用できる仕組みを有する。また、針金のような金属等の材料を用いる場合は、ハンガーの上部を開口した状態に形態を記憶させた金属を用いれば、腕部の開閉を可能にするロック部を設けるだけで開閉に必要なハンガー下部側の支点を設ける必要がない仕組みのハンガーとなる。
【選択図】図３

Description

本発明はＴシャツやトレーナーなど、丸首等の襟回りの寸法が比較的小さい衣類をハンガーに着脱する時に、着脱が容易に行えるようにしたハンガーに関するものである。

技術背景

従来のハンガーは上記のような衣類に対して着脱する場合には、ハンガー本体を襟首に通す時は衣類の襟首部分を広げなければならいため、着脱の際に衣類の襟首部分が伸びてしまい衣類を傷めることになる。

実開平６−５２６６１号公報特表平１１−５０９７００号公報実開平６−５２６６１号公報

本発明は従来のハンガーより大きなハンガーであっても、衣類の襟首部分を広げることなく、またその為に力を入れてハンガーを折り畳んだりしなくとも良いような衣類用ハンガーを提供することを目的とする。

課題を解決すための手段

本発明は硬質プラスティック材などの材料により、吊り下げ部材が上部に連結されたハンガー本体に、衣類の襟首部分を通す事ができるようハンガーの腕部の一部が開口し、腕部に開閉を可能にするロック部とハンガー下部側に開閉のための支点を設ける事により、ハンガーの内側全体を利用できる仕組みを有することを特徴としている。

また、針金のような金属等の材料を用いた本発明に於いては、ハンガーの上部を開口した状態に形態を記憶させた金属を用いれば、腕部の開閉を可能にするロック部を設けるだけで開閉に必要なハンガー下部側の支点を設ける必要がない仕組みのハンガーを提供できる。

発明の効果

従来のハンガーは衣類にハンガーを通す時、襟首部分を無理に広げて衣類に通すため、衣類の襟首部分が伸びてしまう原因になり、早期に衣類を傷めることになる。またハンガー上部に掌握部を設け（実開平６−５２６６１号公報）、これを握ることによりハンガー本体を縮めて衣類の襟首に通す方法のハンガーがあるが、これを行おうとすると大きな力を必要とするため、力のないお年寄りや、小さい子供には難しい作業となり指や手を挟むなどして怪我の原因にもなる。

またハンガーの腕部を折り畳む（実開平６−５２６６１号公報）タイプの物もあるが、これはハンガーの左右両方の腕部を折り畳んで使用するために操作性に於いて手間と時間がかかるが、本発明は一か所のロックの解除、または実行をワンタッチで行うことが出来るため非常に操作性が良く手間をかけずに使用できる。

本発明はハンガー上部の開口側腕部（３）に開口部（１２）を設け、ハンガー内部（６）に衣類の襟首部分（１８）を通すことにより、衣類の襟首部分（１８）を無理に広げることなく衣類にハンガーを通すことが出来るため衣類の襟首が伸びてしまうことがなく、衣類の破損を防ぐことが出来る。また上記ハンガーの上部に掌握部を設けたハンガーのように、大きな力を必要とせず、ワンタッチでハンガーの開閉を行う事が出来るので、お年寄りや子供など力の弱い方でも容易に使用することが出来る。

衣類をハンガーにかける際、上記のようなハンガーを衣類の襟首から入れる従来のハンガーではハンガー腕部の長さを長くすることが出来ないため、衣類の袖が十分広がらず脇の部分が衣類の胴の部分と重なってしまい十分に干す事が出来なかった。本発明のハンガーに於いては、衣類の襟首部（１８）がハンガーの内側（６）に入るのでハンガーの腕部（２）、（３）が長さの制約を受けないため従来の上記ハンガーより腕部の長さを長く設定可能である。そのため衣類を干した時に衣類の袖が真っ直ぐ広がった状態で干せるので、型崩れを防ぎ曇りの天気であっても脇の部分も早期に乾かす事が可能である。

正面図開口時正面図本発明斜視図ワイヤーハンガー開口時の斜視図本発明の実施図本発明の実施図

（イ）ハンガー上部に吊り下げ機構（２１）を設ける。
（ロ）ハンガーの腕部にロック機構（４）、（５）を設ける。
（ハ）ハンガー下側隅角部（１１）近辺に本発明の実施時、ハンガーが開口できるように回動部（７）を設ける。
（ニ）回動部（７）の周りに本発明を実施した時、妨げにならないように欠部（８）、（９）を設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用する時は、ロック機構（４）を解除してハンガー腕部（３）を開口させ、まず開口側腕部隅角部（１０）をＴシャツ等の衣類の襟首部分（１８）へ通し、そのまま開口側腕部（１０）は衣類の袖の部分（１９）に通す。

衣類の襟首はハンガー開口部（１２）からハンガーの内側（６）に入り、開口側腕部（３）と反対側のハンガー腕部（２）も衣類の中に完全に入ったらハンガー腕部（２）を上記とは反対側衣類の袖（２０）に通す。

ハンガーの左右両腕部（３）、（２）が衣類の袖に入ったら本発明のハンガー開口部（１２）を閉じロックして吊り下げ部材（２１）により物干し竿などに掛ける。

符号説明

（１）本発明本体
（２）腕部
（３）開口側腕部
（４）ロック機構外
（５）ロック機構内
（６）ハンガー内側
（７）回動部
（８）切れ込み内側
（９）切れ込み外側
（１０）開口側腕部隅角部
（１１）非開口側腕部隅角部
（１２）開口部
（１３）ロック機構外の凸部
（１４）ロック機構内の凹部
（１５）針金タイプハンガーロック機構外の輪部
（１６）針金タイプハンガーロック機構内の凸部
（１７）衣類
（１８）襟首部
（１９）衣類袖
（２０）衣類袖
（２１）吊り下げ部材

Claims

開閉可能なショルダー部（３）を有するハンガー本体に、開閉のための回動部（７）と開閉をロックすると解除するためのロック機構（４）を設け、ハンガーの上部の開口部（６）から衣類の襟首を通すことが出来るようにした事を特徴とする衣類用ハンガー。