JP2013059414A - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被掃除面の性質に応じて吸込口へ向かう空気の流れを阻害する部材や、被掃除面を払拭する部材と被掃除面との接触状態を制御し、走行荷重の増加を抑制して円滑に走行可能な吸込口体および電気掃除機を提案する。
【解決手段】吸込口体26は、吸込口28を有する底面を被掃除面に対向させて往復走行可能または往復滑走可能な吸込口本体32と、被掃除面に接触することで底面と被掃除面との接近を検知するプローブ45と、吸込口28の後方に位置し左右へ延びて吸込口28へ向かう空気の流れを阻害可能または被掃除面を払拭可能であるとともにプローブ45による接近検知に連動して底面の法線方向へ進退可能な帯状部材46と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明に係る実施形態は、吸込口体および電気掃除機に関する。
吸込口を有する底面を被掃除面に対向させて往復走行可能な吸込口体が知られている。この吸込口体は、被掃除面に車輪を接地すると、底面と被掃除面との間に隙間を隔て、この隙間を通過する空気とともに被掃除面上にある塵埃を吸込口へ吸い込む。
ところで、底面と被掃除面との隙間が広すぎると、隙間を通過する空気の流速は低下してしまい塵埃の吸引力も低下する。そこで、従来の吸込口体は、吸込口の周囲に可撓な遮へい板を設けて吸込口体の底面と被掃除面との隙間における流路断面積を適宜に絞り空気の流速を高めて塵埃の吸引力を高める。
一方、吸込口体は、底面の法線方向に進退可能かつ被掃除面を払拭可能なブラシと、被掃除面に対するブラシの接触加重を適宜に調整するバネと、を備える。
実公昭61−42515号公報
電気掃除機の使用対象となる被掃除面の代表的な例に、性質の異なる2つのタイプの床、具体的にはフローリングや木床などの硬い床と、絨毯を敷いた柔らかい床とがある。
従来の吸込口体は、フローリングや木床などの硬い床を掃除する場合、遮へい板によって流路断面積を意図通りに絞り、塵埃の吸引力を向上して塵埃除去能力を高めることができる。
ところが、従来の吸込口体は、絨毯を敷いた柔らかい床で使用する場合、吸込口体が絨毯に沈み込んで底面と被掃除面との隙間を狭め、遮へい板を被掃除面に強く押し当ててしまい、走行を妨げて取り扱い難くなる。
他方、従来の吸込口体は、バネの弾性とブラシの腰との中立を保ちつつブラシで被掃除面を払拭する。したがって、従来の吸込口体は、絨毯を敷いた柔らかい床で使用する場合、吸込口体の底面が絨毯に沈み込んで底面と被掃除面との隙間を狭め、ブラシに加わる力を増加する。このブラシに加わる力の増加は、ブラシの毛先が絨毯のパイルの凹凸を乗り越えることと相俟ってブラシの劣化を早めるとともに吸込口体の走行を妨げる。
そこで、本発明は、被掃除面の性質に応じて吸込口へ向かう空気の流れを阻害する部材や、被掃除面を払拭する部材と被掃除面との接触状態を制御し、走行荷重の増加を抑制して円滑に走行可能な吸込口体および電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る吸込口体は、吸込口を有する底面を被掃除面に対向させて往復走行可能または往復滑走可能な吸込口本体と、前記被掃除面に接触することで前記底面と前記被掃除面との接近を検知するプローブと、前記吸込口本体の往路における前記吸込口の後方に位置し左右へ延びて前記吸込口へ向かう空気の流れを阻害可能または前記被掃除面を払拭可能であるとともに前記プローブによる接近検知に連動して前記底面の法線方向へ進退可能な帯状部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係るに係る電気掃除機は、前記吸込口体を備えたことを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る吸込口体を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る吸込口体を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図。 本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な斜視図。 本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図。 本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図。 本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な斜視図。 本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図。
本発明に係る吸込口体および電気掃除機の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る吸込口体および電気掃除機の第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在に接続可能な管部3と、を備える。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の両側方にそれぞれ位置する一対の車輪6と、本体ケース5の前半部に位置する着脱自在な塵埃分離集塵部7と、本体ケース5の後半部に位置する電動送風機8と、主に電動送風機8の運転を制御する本体制御部9と、電動送風機8に電力を導く電源コード11と、を備える。
本体ケース5は、塵埃分離集塵部7に接続可能な本体接続口12を有する。本体接続口12は、掃除機本体2の流体的な入口である。
車輪6は、大径の走行輪である。
塵埃分離集塵部7は、電動送風機8の運転にともない発生する負圧によって掃除機本体2が吸い込む塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)を空気と塵埃とに分離し、捕集し、蓄積する。
電動送風機8は、空気を吸い込んで塵埃分離集塵部7へ塵埃を吸い込むための負圧を発生させる。電動送風機8は、本体ケース5内にあり、塵埃分離集塵部7、本体接続口12および管部3に流体的に接続する。
本体制御部9は、予め設定する複数の運転モードを有する。また、本体制御部9は、管部3から操作信号を読み取り、予め設定された複数の運転モードから操作信号に対応する任意の運転モードを択一的に選択し、選択した運転モードにしたがって電動送風機8を運転する。予め設定された複数の運転モードは、各々、管部3から読み取る操作信号に対応付けて互いに異なる入力値(電動送風機8の入力値)を有する。
電源コード11は、自由端部に電源プラグ14を備える。
管部3は、電動送風機8の運転にともない掃除機本体2から作用する負圧によって、被掃除面から含塵空気を吸い込み掃除機本体2に案内する。管部3は、掃除機本体2に着脱自在に接続可能な継手としての接続管19と、接続管19に流体的に接続する集塵ホース21と、集塵ホース21に流体的に接続する手元操作管22と、手元操作管22から突出する把持部23と、把持部23に位置する操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続可能な延長管25と、延長管25に着脱自在に接続可能な吸込口体26と、を備える。
接続管19は、本体接続口12を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
集塵ホース21は、長尺で可撓な略円筒形状のホースである。集塵ホース21の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、接続管19に接続する。集塵ホース21は、接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
手元操作管22は、集塵ホース21と延長管25との間に介在する。手元操作管22の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、集塵ホース21の他方の端部(ここでは、前方の端部)に接続する。手元操作管22は、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
把持部23は、電気掃除機1を操作するために使用者が手で把持する部分である。把持部23は、使用者が手で容易に把持できる適宜の形状を有して手元操作管22から突出する。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応するスイッチを備える。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作の入力を受け取る停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作の入力を受け取る起動スイッチ24bと、を備える。電気掃除機1の使用者は、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択する。電動送風機が運転を開始した後、起動スイッチ24bは運転モードの選択スイッチとしても機能する。この場合、本体制御部9は、起動スイッチ24bから操作信号を受け取る度に運転モードを強→中→弱→強→………のように切り換える。なお、操作部24は、起動スイッチ24bに代えて、弱運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)および強運転スイッチ(図示省略)を別個に備えていても良い。
延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管25は、複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造を有する。延長管25の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、手元操作管22の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する。延長管25は、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
吸込口体26は、延長管25の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する。また、吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行可能あるいは滑走可能な構造を有するとともに、走行状態または滑走状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。さらに、吸込口体26は、吸込口28に位置して回転自在な回転清掃体29と、回転清掃体29を回転駆動可能な電動機31と、を備える。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bが運転開始操作を受け取ると電動送風機8の運転を開始して掃除機本体2の内部に負圧(吸込負圧)を発生する。電気掃除機1は、例えば電動送風機8が停止した状態で起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると、先ず電動送風機8を強運転モードで運転し、次いで起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると電動送風機8を中運転モードで運転し、さらに起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると電動送風機8を弱運転モードで運転し、以下繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定された複数の運転モードである。強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に入力値が下がる。
掃除機本体2の内部に生じた負圧は、本体接続口12から集塵ホース21と手元操作管22と延長管25とを経て吸込口体26の吸込口28に作用する。吸込口28に作用した負圧によって、電気掃除機1は、被掃除面に溜まった塵埃を空気とともに吸込口28から吸い込んで被掃除面を掃除する。電気掃除機1は、吸込口28に吸い込んだ含塵空気を塵埃分離集塵部7によって空気と塵埃とに分離する。電気掃除機1は、含塵空気から分離した塵埃を塵埃分離集塵部7に捕集し、蓄積する。他方、電気掃除機1は、含塵空気から分離した空気を塵埃分離集塵部7から電動送風機8へ吸い込んだ後、掃除機本体2から排気する。
吸込口体26についてさらに詳述する。
図2および図3は、本発明の第1実施形態に係る吸込口体を示す斜視図である。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る吸込口体26は、進行方向である前後方向に短く左右方向へ幅広い扁平な略直方体形状で箱状の吸込口本体32と、吸込口本体32の後部中央にある接続管部33と、を備える。
ここで、吸込口体26の前進方向(図2中、実線矢X)を前方、その反対方向を後方とする。また、吸込口体26を床面などの略水平な被掃除面に置いた状態で、後から前を見たときの左側(図2中、実線矢Y)を左方、その反対方向を右方とする。さらに、吸込口体26の前後方向および左右方向に直交する右手座標系の+Z方向を上方とし、その反対方向を下方とする。
吸込口本体32は、上方へ開放する箱状の下ケース36と、下ケース36を上方から覆う上ケース37と、を備える。
下ケース36は、吸込口体26あるいは吸込口本体32の底面を形成するとともに吸込口28を有する。また、下ケース36は、吸込口本体32底面から突出する複数の凸部47を備える。凸部は、吸込口体26を被掃除面に置いたとき、吸込口本体32底面と被掃除面との隙間を隔てる。なお、吸込口体26は、凸部47に代えて吸込口本体32底面と被掃除面との隙間を隔てる車輪(図示省略)を備えても良い。
接続管部33は、吸込口体26を延長管25に機械的、流体的に接続する自在継手であり、回転接続管部39と、揺動接続管部41と、を備える。
回転接続管部39は、吸込口本体32に接続するとともに吸込口体26の前後方向に沿う軸(X軸に一致する軸またはX軸に平行な軸)回りに回転自在である。
揺動接続管部41は、回転接続管部39の回転軸に直交する軸回りに揺動自在である。揺動接続管部41の自由端部は、延長管25へ着脱可能な継手である。
回転清掃体29は、吸込口本体32の左右方向へ延びる軸状の清掃体であり、螺旋状かつ多条に並んで径方向へ延びる複数の毛ブラシ42と、螺旋状かつ多条に並んで径方向へ延びる可撓なシリコンゴムなどのブレード43と、を備える。
また、吸込口体26は、被掃除面に接触することで吸込口本体32底面と被掃除面との接近を検知するプローブ45と、吸込口本体32の前進(往路)における吸込口28の後方に位置し左右方向へ延びる帯状部材46と、を備える。
図4は、本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図である。
図5は、本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な斜視図である。
図4および図5に示すように、本実施形態に係る吸込口体26は、プローブ45および帯状部材46の他に、帯状部材46を保持する基台48と、プローブ45の動きを基台48へ伝える連結片51と、を備える。
プローブ45は、吸込口本体32底面の法線方向へ進退可能な棒であり、下ケース36の内外を貫通して延びる。
基台48は、帯状部材46と同様に左右方向へ延びるとともにプローブ45と同様に吸込口本体32底面の法線方向へ進退できる。
帯状部材46は、吸込口28へ向かう空気の流れを阻害可能なように吸込口本体32の左右方向へ延びるシリコンゴムなどのブレードまたは被掃除面を払拭可能なように吸込口本体32の左右方向へ延びる複数の毛ブラシである。帯状部材46は、基台48とともに吸込口本体32底面の法線方向へ進退できる。
連結片51は、プローブ45、基台48および帯状部材46を一体化し、プローブ45の進退移動を帯状部材46に伝える。
プローブ45、基台48および帯状部材46は、下ケース36の舌片52と連結片51との間に挟まるコイルスプリング53によって吸込口本体32底面から突出する方向へ押される。
プローブ45の先端45aおよび帯状部材46の先端46aは、吸込口本体32底面から略同じ突出位置にある。なお、帯状部材46の先端46aはプローブ45の先端45aよりも若干大きく突出していても良い。
次に、吸込口体26を性質の異なる2つのタイプの被掃除面、具体的にはフローリングや木床などの硬い床Frと、絨毯を敷いた柔らかい床Fsに置いた場合について説明する。
先ず、吸込口体26をフローリングや木床などの硬い床Frに置くと(図4)、吸込口本体32底面は凸部47の高さHを隔てて床Frに対向する。このとき、プローブ45は、床Frに接触し、コイルスプリング53のバネ力に抗して吸込口体26の上方へ向かって押し上がり、吸込口本体32底面と床Frとの接近を検知する。なお、本実施形態におけるプローブ45の先端45aの突出量は凸部47の高さHに略等しく、移動量は極めて小さく、移動していなくても良い。
帯状部材46は、プローブ45に連動して吸込口体26の上方へ向かって押し上がり、極めて小さな力で床Frに先端46aを当てる。この状態で、帯状部材46は、吸込口28へ向かう空気の流れを阻害し、または床Frを払拭する。
なお、吸込口体26を床Frから離すと、プローブ45、基台48および帯状部材46は、コイルスプリング53のバネ力によって吸込口本体32底面から突出する方向へ移動し復帰する。
次いで、吸込口体26を絨毯のように柔らかい床Fsに置いた場合について説明する。
図6は、本発明の第1実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る吸込口体26を床Fsに置くと凸部47が床Fsに沈み込み、吸込口本体32底面は凸部47の高さHよりも近い距離hを隔てて床Fsに対向する。このとき、プローブ45は、床Fsに接触し、コイルスプリング53のバネ力に抗して吸込口体26の上方へ向かって押し上がり、吸込口本体32底面と床Fsとの接近を検知する。
帯状部材46は、プローブ45に連動して吸込口体26の上方へ向かって押し上がり、吸込口本体32底面と床Fsとが接近するほど底面側へ移動して極めて小さな力で床Fsに先端46aを当てる。この状態で、帯状部材46は、吸込口28へ向かう空気の流れを阻害し、または床Fsを払拭する。
なお、吸込口体26を床Fsから離すと、プローブ45、基台48および帯状部材46は、コイルスプリング53のバネ力によって吸込口本体32底面から突出する方向へ移動し復帰する。
本実施形態に係る吸込口体26は、プローブ45によって吸込口本体32底面と被掃除面との離間距離を検知し、検知した離間距離に連動して帯状部材46の突出量を調整して帯状部材46の先端46aを被掃除面に押し当てる力を抑制し、走行抵抗を軽減する。
また、本実施形態に係る吸込口体26は、プローブ45によって吸込口本体32底面と被掃除面との離間距離を検知し、検知した離間距離に連動して帯状部材46の突出量を調整して帯状部材46の先端46aを被掃除面に押し当てる力を抑制し、帯状部材46の劣化の進行を抑制できる。
[第2の実施形態]
本発明に係る吸込口体および電気掃除機の第2実施形態について図7から図9を参照して説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な斜視図である。
本実施形態に係る吸込口体26Aにおいて第1実施形態の吸込口体26と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7および図8に示すように、本実施形態に係る吸込口体26Aは、プローブ45の押し込み量を拡大して帯状部材46へ伝えるリンク機構55を備える。
リンク機構55は、プローブ45の上下動を梃子によって拡大し、帯状部材46を大きく運動させる。リンク機構55は、一方の端部を支点56aとし他方の端部を作用点56bとするアーム56と、アーム56の運動を基台48に伝えるスライダ57と、を備える。
アーム56は、支点と作用点との間にプローブ45に接する力点56cを有する。アーム56は、プローブ45の移動を力点に捕らえ、運動を拡大して作用点に伝える。
スライダ57は、アーム56の運動(揺動)を捕らえて基台48の上下動に変換する。
プローブ45、基台48および帯状部材46は、下ケース36の舌片52とスライダ57との間に挟まるコイルスプリング58によって吸込口本体32底面から突出する方向へ押される。
プローブ45の先端45aおよび帯状部材46の先端46aは、プローブ45が吸込口本体32底面から最も突出する状態(すなわちプローブ45の初期位置)において吸込口本体32底面から略同じ突出位置にある。なお、帯状部材46の先端46aはプローブ45の先端45aよりも若干大きく突出していても良い。
次に、吸込口体26Aを性質の異なる2つのタイプの被掃除面、具体的にはフローリングや木床などの硬い床Frと、絨毯を敷いた柔らかい床Fsに置いた場合について説明する。
先ず、吸込口体26Aをフローリングや木床などの硬い床Frに置くと(図7)、吸込口本体32底面は凸部47の高さHを隔てて床Frに対向する。このとき、プローブ45は、帯状部材46を押し上げない範囲(リンク機構55の遊びの範囲)で床Frに僅かに接する。
帯状部材46は、極めて小さな力で床Frに先端46aを当てる。この状態で、帯状部材46は、吸込口28へ向かう空気の流れを阻害し、または床Frを払拭する。
次いで、吸込口体26Aを絨毯のように柔らかい床Fsに置いた場合について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る吸込口体の部分的な断面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る吸込口体26Aを床Fsに置くと凸部47が床Fsに沈み込み、吸込口本体32底面は凸部47の高さHよりも近い距離hを隔てて床Fsに対向する。このとき、プローブ45は、床Fsに接触し、コイルスプリング58のバネ力に抗して吸込口体26の上方へ向かって押し上がり、吸込口本体32底面と床Fsとの接近を検知する。すなわち、プローブ45は硬い床Frよりも柔らかい床Fsによって大きく押し込まれる。
帯状部材46は、プローブ45に連動して吸込口体26の上方へ向かって押し上がる。このとき、リンク機構55がプローブ45の運動を拡大するため、帯状部材46はプローブ45よりも大きく押し上がり、床Fsから離れる。換言すると、リンク機構55は、被掃除面が絨毯のように柔らかい床Fsの場合に帯状部材46を被掃除面から離間する。
なお、吸込口体26Aを床Fsから離すと、プローブ45、基台48および帯状部材46は、コイルスプリング53のバネ力によって吸込口本体32底面から突出する方向へ移動し復帰する。
本実施形態に係る吸込口体26Aは、プローブ45によって吸込口本体32底面と被掃除面との離間距離を検知し、検知した離間距離を拡大して帯状部材46に伝える。したがって、吸込口体26Aは、絨毯のような柔らかい床Fsをプローブ45で検知すると、被掃除面から帯状部材46を離して走行抵抗を軽減する。なお、被掃除面から帯状部材46が離れる場合、吸込口本体32底面と被掃除面との離間距離はフローリングや木床などの硬い床Fr場合よりも狭まり、流路断面積も減少するので吸引力の低下は無視できる。
また、本実施形態に係る吸込口体26Aは、絨毯のような柔らかい床Fsをプローブ45で検知すると、被掃除面から帯状部材46を離してしまうので、帯状部材46の劣化の進行を抑制できる。
ところで、従来の吸込口体は、絨毯のような柔らかい床Fsに沈み込むことによって、第一に吸込口体の底面と床Fsとの隙間における流路断面積の縮小し、第二に遮へい板が床Fsに強く押し付けられて空気の流通をより強く遮へいすることによって、吸込口における負圧が高まり(真空度が高まり)床Fsに貼り付いてしまう場合がある。
一方、本実施形態に係る吸込口体26Aは、絨毯のような柔らかい床Fsで吸込口本体32が沈み込んでも、帯状部材46を床Fsから離すことによって空気の流量をより多く確保し、負圧の上昇を防いで床Fsに貼り付くことを防ぐことができる。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1および吸込口体26、26Aによれば、被掃除面の性質に応じて帯状部材46と被掃除面との接触状態を制御(具体的には被掃除面に対する帯状部材46の接触力を低減)し、走行荷重の増加を抑制して円滑に走行できる。
なお、本発明に係る電気掃除機1は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アップライト型、スティック型、ハンディ型あるいは自律型などの電気掃除機であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵部
8 電動送風機
9 本体制御部
11 電源コード
12 本体接続口
14 電源プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
25 延長管
26、26A 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
31 電動機
32 吸込口本体
33 接続管部
36 下ケース
37 上ケース
39 回転接続管部
41 揺動接続管部
42 毛ブラシ
43 ブレード
45 プローブ
45a 先端
46 帯状部材
46a 先端
47 凸部
48 基台
51 連結片
52 舌片
53 コイルスプリング
55 リンク機構
56 アーム
57 スライダ
58 コイルスプリング

Claims (5)

  1. 吸込口を有する底面を被掃除面に対向させて往復走行可能または往復滑走可能な吸込口本体と、
    前記被掃除面に接触することで前記底面と前記被掃除面との接近を検知するプローブと、
    前記吸込口本体の往路における前記吸込口の後方に位置し左右へ延びて前記吸込口へ向かう空気の流れを阻害可能または前記被掃除面を払拭可能であるとともに前記プローブによる接近検知に連動して前記底面の法線方向へ進退可能な帯状部材と、を備えることを特徴とする吸込口体。
  2. 前記プローブの押し込み量を拡大して前記帯状部材へ伝えるリンク機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の吸込口体。
  3. 前記帯状部材は、前記底面と前記被掃除面とが接近するほど前記底面側へ移動することを特徴とする請求項1または2に記載の吸込口体。
  4. 前記プローブは前記被掃除面が木床のように硬い床の場合よりも絨毯のように柔らかい床の場合に押し込み量が大きく、
    前記リンク機構は、前記被掃除面が絨毯のように柔らかい床の場合に前記帯状部材を前記被掃除面から離間することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸込口体。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の吸込口体を備える電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111358339A (zh) * 2018-12-25 2020-07-03 江苏美的清洁电器股份有限公司 清洁设备

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