JP2013059049A - ウォーターマークエンコードコンテンツ - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコードされたコンテンツをウォーターマークする方法を提供する。
【解決手段】ウォーターマークを挿入するシステムおよび方法は、エンコードされたコンテンツを受信し、少なくとも1つのウォーターマークユニット(WU)を受信することであって、該WUは、代替される元値の位置情報を含み、その位置から始まるビットを代替値の一つに入替え、代替値はウォーターマーク信号を有する。さらにWUを生成する装置および方法は、位置を選択して、エンコードされたコンテンツの値が代替値により入替わること、および、代替値を計算する。更に、ウォーターマークを入替えるシステムおよび方法は、エンコードされたコンテンツを受信すること、最少1つのWUを受信すること、および、エンコードされたコンテンツのある位置から始まるビットをある値に入替えることであって、値、および、位置は、少なくとも1つのWUにおいて特定されることを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルウォーターマークに関し、より詳細には、エンコードされたコンテンツにおいてデジタルウォーターマークの埋め込み、削除/入替、および検出に関する。
エンコードされたコンテンツは、コンテンツを使用するために、「デコード」する処理が必要である。エンコードされたコンテンツについてのいくつかの例は、MPEG-1, MPEG-2, H264/AVC, WMA, MPEG4, JPEG2000, MP3, PDF、ウインドウズ(登録商標)のワード、ポストスクリプト他、およびこれらの暗号化版を含む。
エンコードされたコンテンツにウォーターマークを行う1つの従来の方法は、ストラクチャおよびシンタックス要素において、ウォーターマーク信号を挿入することである。MPEG-1およびMPEG-2などのコード化されたビットストリームにおけるシンタックス要素において埋め込まれているデータに対する例がある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、そのようなウォーターマークは、フォーマット変更またはデジタル−アナログ変換を乗り切れない。
エンコードされたコンテンツにウォーターマークを行う別の従来の方法は、MPEGエンコードコンテンツに対して、DCT係数にノイズを加えることによって、ウォーターマークを埋め込むことである。このアプローチの例は、例えば、非特許文献1に開示されている。非特許文献1の方法は、パーセプチュアル(perceptual)法を用いていない。
エンコードされたコンテンツにウォーターマークを行うさらに別の従来の方法は、エンコードされたコンテンツを直接変形することである。本明細書において、以後「コノバー(Conover)」とは、いくつかのDCT係数を変形することによって、MPEG圧縮されたビデオ・ビット・ストリーム内にウォーターマークする方法をいう(例えば、特許文献2参照)。この方法は、変形後にこれらDCT係数のエントロピー符号化された長さが変化しない。コノバーにおいて指定される特定のウォーターマーク埋め込み方法はない。コノバーにおいてウォーターマークサイトを選択する方法は、0 ランゼロ(run-zero)の係数に制限される。コノバーの係数は、高周波数領域において存在する。コノバーの方法は、前処理フェーズを含まず、後述される後のフェーズにおいて実際のウォーターマーク挿入に対して、いかなる「代替の値(alternative value)」もない。「ウォーターマークユニット(watermark unit)」を生成かつ使用する概念は、コノバーにおいて、開示または教えがどこにもない。
米国特許第6687384号明細書 米国特許第6373960号明細書
F.Hartung、 B.Girod, "Digital Watermarking of MPEG-2 Coded Video in the Bit Stream Domain", Proc. IEEE ICASSP, April 1997, p.2621-2624
エンコードされたコンテンツをウォーターマークする従来の方法は、エンコードされたコンテンツのいくつかの部分に対して、「代替の値」を生成する前処理を有さない。エンコードされたコンテンツをウォーターマークする従来の方法は、さらにマスキングされ、オブファスケート(obfuscate)され、スクランブルされ、または、暗号化(ひとまとめにして「暗号化」)されるエンコードされたコンテンツを除外する。
本発明は、エンコードされたコンテンツにおいて選択された位置にウォーターマークを埋め込むことによって、エンコードされたコンテンツにウォーターマークを行う。これは、代替の値によりエンコードされたコンテンツにおいて元の値(original value)を入れ替えることによって遂行される。各々の元の値は、1つまたは複数の代替の値を有することができ、各々の代替の値は、ウォーターマーク信号を含む。さらに、ウォーターマークは、代替の値を元の値に入れ替えることによって、またはある代替の値を別の代替の値で代用することによって、削除することができる。
本発明は、代替の値のうちのひとつを選択し、エンコードされたコンテンツにおける対応する位置において、元の値を代用することによって、次のような目的を遂行する。
・代替の値は、元の値に対して、大きさにおいて同一であり、代替の値のうちのいずれか1つによる入替は、定義されたフォーマットに従ったエンコードされたコンテンツを生成し、エンコードされたコンテンツにおいてパーセプチュアルなアーチファクト(artifact)を導入しない。
・代替の値は、エンコードされたコンテンツの品質を改善することができる。例えば、元の値は、妥当な値とすることができ、またはすることができない。すなわち、代替の値のうちのひとつによる入替なしに、エンコードされたコンテンツは、正当なフォーマットとすることができない。元の値が妥当な値である別の場合において、代替の値による入替なしに、元の値は、エンコードされたコンテンツの劣化を導入することができる。
・各々の代替の値は、ウォーターマーク信号を含む。このウォーターマーク信号は、エンコードされたコンテンツ内の他の位置における他のウォーターマーク信号とともに、またはウォーターマーク自体とともに、1つまたは複数の埋め込まれた情報ユニットを有することができる。情報ユニットは、1つまたは複数のビットから構成される。
・代替の値についてのデータの大きさは(代替の値毎のデータサイズおよび代替の値の個数により定義され)、エンコードされるコンテンツのデータボリュームと比べて、より小さくすることができる。
暗号化されたコンテンツを直にウォーターマークすることのひとつの重要な目的は、「局所的な暗号化(localized encryption)」である。局所的な暗号化は、自明なテキストと暗号化のテキストとの間の対応を考慮する。例えば、自明なテキストのユニットは、コンポーネントc1、c2、・・・、cnを含む。局所的な暗号化の後、暗号化のテキストは、c1´、c2´、・・・、cn´から構成される。ただし、ci´は、ciの暗号化版である(1≦i≦n)。局所的な暗号化についての簡単な例は、コンテンツを、パーツおよび暗号化された個々のパーツに分離することである。暗号化のひとつのカテゴリー、可能ならば局所的に暗号化することは、選択された暗号化または部分的な暗号化である。コンテンツ(音声またはビデオ)をバイナリ・データ・ストリームとして取り扱う代わりに(または「固有の暗号化」と呼ばれ)、選択的な暗号化の方法は、コンテンツ・シンタックス・ストラクチャ(例えば、MPEG−2のストラクチャ)を「理解」し、および選択的にのみコンテンツのいくつかの部分を暗号化する。選択的な暗号化は、圧縮の後に行われる。暗号化されたコンテンツは、コンテンツの一部が可視にすることができるけれども、営利的な値を有さないだろう。いくつかの選択的な暗号化のスキームは、フォーマット、ビットレート、選択的に暗号化されてないエンコードされたコンテンツを持続する。他の選択的な暗号化のスキームは、ビットレートを増加することができ、または特別なデコーダを必要とするだろう。
例としてMPEG−2を取上げると、簡単な選択的アルゴリズムは、Iフレームのみを暗号化する。選択的に暗号化されたMPEGは、妥当なMPEGストリームとすることができる。MPEG−2におけるPフレームおよびBフレームは、対応するIフレームの情報なしでは重要ではないけれども、MPEGビデオの大きな部分は、内部フレームの相関関係のために可視のままであり、主にPフレームおよびBフレームにおける非暗号化のIブロックからである。他の選択的な暗号化のスキームは、MPEG−2のヘッダについての暗号化および/またはDCT係数の暗号化を含む。DCT係数は、「DC係数」と「AC係数」とに分割される。DC係数は、両方の次元において、ゼロ周波数による係数であり、およびAC係数は、非ゼロ周波数による残りの係数である。すべてのDC係数または全IブロックのAC係数の部分的な値を暗号化することができる。
エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入するシステムおよび方法は、エンコードされたコンテンツを受信すること、少なくとも1つのウォーターマークユニットを受信すること、および、ある位置において始まるビット数を代替の値に直接入れ替えることであって、代替の値は、埋め込まれたウォーターマーク信号を有することを含む。さらにウォーターマークユニットを生成する装置および方法は、位置を選択することであって、エンコードされたコンテンツにおける値が代替の値により入替わり、および、代替の値を計算することを含む。さらに、エンコードされたコンテンツにおけるウォーターマークを入れ替えるシステムおよび方法は、エンコードされたコンテンツを受信すること、少なくとも1つのウォーターマークユニットを受信すること、および、エンコードされたコンテンツにおけるある位置において始まるビット数をある値に入れ替えることであって、値は、少なくとも1つのウォーターマークユニットにおいて特定され、および、位置は、少なくとも1つのウォーターマークユニットにおいて特定されることを含む。
さらに、エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入するシステムと方法とは、エンコードされたコンテンツを受信すること、少なくとも1つのウォーターマークユニットを受信すること、ウォーターマークペイロード(watermark payload)情報を含むビット列を受信すること、ある位置において始まるビット数を代替の値に直接入れ替えることの1つを実行し、ウォーターマークペイロード情報のビット列のビット値に基づく位置において始まるビット数を変更しないままにしておくことであって、代替の値は、ウォーターマーク信号に埋め込まれていることを含む。ウォーターマークの検出のシステムおよび方法は、少なくとも1つのウォーターマークユニットを受信すること、ウォーターマークされたコンテンツを受信すること、ウォーターマークされたコンテンツから複数の係数値を検索すること、および係数値からウォーターマークのビット値を検索することを含む。
本発明の原理に従ったウォーターマークを埋め込む前処理のワークフローを示すブロック図である。 本発明のウォーターマークユニットを示す図である。 本発明の原理に従ったウォーターマークを検出する方法のフロー図である。 ウォーターマークユニットが埋め込まれたエンコードされたコンテンツを受信する再生装置のブロック図である。
本発明は、添付の図面とともに読まれると次の詳細な説明から最良の理解を得られる。
エンコードされたコンテンツをウォーターマークすることは、3つの別個のステップに分割することができる。
・位置選択、これは、エンコードされたコンテンツにおける値を、ウォーターマーク信号を含む代替の値により入れ替えることができる位置の選択である。
・代替の値の計算、これは、代替の値の決定であり、代替の値が、その値と同じビット数を有し、エンコードされたコンテンツにおいて入れ替え、その入替が、コンテンツにパーセプチュアルの変更を生じないようにする。さらに、この代替の値は、ウォーターマーク信号を含む。
・ウォーターマークの埋め込み/挿入、これは、代替の値のうちのひとつによりエンコードされたコンテンツにおける値の実際の入替えである。
最初の2つのステップは、前処理とすることができる。前処理の結果として、ウォーターマークユニット(WU:watermark unit)のセットを生成する。WUは、ウォーターマークを実際に埋め込み/挿入することに対するすべての情報を含む。ウォーターマークの前処理装置は、入力としてエンコードされたコンテンツとウォーターマークキーとを受信し、ウォーターマークユニットのシーケンスを出力する。たったひとつの代替の値が各々のWUに対して生成される場合には、ウォーターマークペイロードは、前処理装置に対して追加の入力となることができる。このウォーターマークユニットは、エンコードされたコンテンツのメタデータとして、コンテンツにより多重化された別個のチャネルとして、シンタックス要素またはコンテンツに隠されたステガノグラフィック(steganographic)データとして、または物理媒体(光ディスク、テープ、ハードドライブなど)において格納されるまたはネットワーク(TCP/IP、衛星など)により送信される別個のファイルとして、最終的なコンテンツに統合される。
ウォーターマークペイロード情報は、WUにおける代替の値の中から選択されることによって埋め込まれる。1つのWUは、少なくとも1つの代替の値を有する。各々のWUがただ1つの代替の値を有する場合、ウォーターマーク情報(ペイロード)を埋め込む/挿入する2つの方法がある。第一の方法は、代替の値によりWUにおけるすべての元の値を入れ替えることによって、単一の固定されたウォーターマークペイロードを埋め込むことである。第二の方法は、WUに対して入替または非入替の間を切替えることによって、種々のウォーターマークペイロードを埋め込むことを許容する。例えば、入替は、正のビット値を示すが、負のビット値に対しては非入替である。ウォーターマークペイロード「00101001」を埋め込むために、第一および第二のWUにおける元の値は入れ替えず、第三のWUにおける元の値を第三のWUの代替の値により入れ替える。1つ以上の代替の値を有するWUに対して、各々の代替の値は、ウォーターマークペイロードの異なる情報ユニットを表わすことができるウォーターマーク信号を含む。代替の値は、ウォーターマークペイロードに基づいて、入替のために選択することができる。例えば、WUにおいて1ビットを埋め込むために、ただ2つの代替の値V1およびV2を必要とする。ビット値「0」を埋め込むために、V1を選択して、エンコードされたコンテンツにおける元の値を入替え、およびビット値「1」を埋め込むために、V2を選択する。2つの値V1とV2とにより「0」ビットと「1」ビットを表現することが可能である。もし4つの代替の値(V1、V2、V3およびV4)があれば、2ビット情報(すなわち、「00」、「01」、「10」および「11」)を埋め込むことができる。1つの位置においてさらに代替の値によって、さらにビットを埋め込むことができ、非常に効率的に情報の埋め込みを許容する。
通常、ウォーターマークペイロードは、第3のステップ「ウォーターマーク挿入(Watermark Insertion)」において受信される。ウォーターマークペイロードを、ウォーターマークシステムの外部のコンポーネントによって、格納または計算することができる。通常、ウォーターマークペイロード情報は、受信、再生装置(製造者、モデルおよび/またはシリアル番号)、コンテンツの再生の日時を一意的に識別する識別子である。元の値、VおよびVの代替の値の間における差を、WUにおいて格納し、WUの大きさを潜在的に削減する。さらに、WUを、圧縮することができる。
WUを、認証のないアクセスまたは変更に対して保護することは重要である。なぜならば、情報により、ウォーターマークシステムが種々の攻撃に対して攻撃を受けやすいだけでなく、ハッカーが偽物のウォーターマークを挿入するまたは既存のウォーターマークを変更または削除することが容易であるからである。もしWUがステガノグラフィックデータ(ウォーターマーク)として格納され送信されるならば、アクセスを、ウォーターマークキーにより制御することができる。もしWUがあらゆる他のチャネルにより格納され送信されるならば、WUの暗号化が必要である。
上述したように、第一および第二ステップを、前処理として実行させることができる。従って、第三のステップに先行して、エンコードされたコンテンツはウォーターマークされない。第三のステップは、WUにおいて特定される代替の値によりエンコードされたコンテンツにおける複数の値を入れ替えることによってウォーターマークの埋め込みを実行する。これらの値を、パッケージ識別、ヘッダ、量子化テーブル、エントロピー符号化に対するハフマンテーブル、エンコードされた係数またはエンコードされた動きベクトルなど、埋め込まれたシンタックス要素とすることができる。WUは、(代替の値における)ウォーターマーク信号がどこに埋め込まれているか、およびどのウォーターマーク信号を適当な代替の値を選択することによってこれらの位置におくかを特定する。
図1は、WUを生成するエンコードされたコンテンツの前処理に対するワークフローを示すブロック図である。図2は、本発明の原理に係るウォーターマークを表わす。各々のWUは、ベクトル(P,L,C,{V},V1,V2,・・・,Vn)により記述される。ただし、Pは、エンコードされたコンテンツにおける代替の値により将来入れ替えることができる元の値Vの位置であり、Lは、Pにおいて始まるエンコードされたコンテンツにおける元の値Vに用いるビット数であり、Cは、エントロピー符号化方法によってLビット(エンコードされたコンテンツなおいて)によりエンコードされる係数(例えば、DCTまたはウェーブレット量子化係数)の全体的な位置のセットである。ハフマンコード化などのエントロピーコード化は、通常、エンコードの最後の段階に適用され、エンコードされたコンテンツを生成する。V1、V2、・・・、VnはVの有効な代替の値であり、そのような値の各々は、ウォーターマーク信号を含む。各々の係数位置は、c(ch,f,b,co)により表現される。ただし、chは、チャネル指標であり、fは、フレーム指標であり、bは、ブロック指標であり、coは、ビデオコンテンツのユニットに対するブロック内の係数指標である。代替の値が有効であり、この値が現在の値を入れ替えると、フォーマットに従うことを保持し、コンテンツ上パーセプチュアルな効果がない。さらに、V1,V2,・・・,Vnは、エンコードされたコンテンツにおけるVとしてLビットを使用する。{V}は、元の値が埋め込み/挿入の処理においてオプションであることを示す。元の値を、ウォーターマークの削除の処理において必要とすることができる。
元の値Vは、エンコードされた形式において1つまたは複数の係数を含むことができる。WUが生成されると、入力がMPEG−2またはMPEG−4などのエンコードされたコンテンツである場合、エントロピー符号化、すなわち、VLC(Variable Length Coding)は、最初に、係数へのアクセスを「行わない」必要があり、次に、適切な位置と代替の値とを見出し、元の係数とこれら代替の値とを格納する。代替の値Viは、Vが行われる同一の係数に対応させることができるが、いくつかの場合において、Viは、Vが行われるよりも多くのまたは少ない係数に対応させることができる。
MPEG−2において、量子化されたDCT係数について通常8×8のブロックが、以下のように示される。より高位の係数のほとんどは、0に量子化されている。
Figure 2013059049
DCT係数のシーケンスにジグザグのスキャンを行った後に、次のように送信される。
Figure 2013059049
最初のDCT係数(12)は、別個のハフマンテーブルにより送信される。ランレベル(Run-Level)の構文解析の後、残りの係数および関連付けられたゼロのランは、次の通りである。
Figure 2013059049
MPEG−2標準で規定され、以下に示すDCT係数テーブルゼロを用いて、これらの係数は、以下の通りに(バイナリービット表現において)6VLC(Variable Length Code)へエンコードされる。
Figure 2013059049
Figure 2013059049
Figure 2013059049
読みやすいように、上述のVLC(エンコードコードとも呼ばれる)は、「|」により分離されている。第一および第二のDCT係数は、固定された長さのコードを使用して、「エスケープコードに続くランおよびレベルについてのMPEG−2エンコード」の表によってランおよびレベルをエンコードし、残りのDCT係数は、「MPEG−2 DCT係数テーブルゼロ」によりコード化される。最後のVLCは、ブロックが0である場合の残りの係数を示す特別な「ブロックの終わり」コードである。
代替の値は、上述のエンコードされたビットのあらゆる部分とすることができる。例えば、1つの代替の値を、VLCの一部、1つまたは複数の連続したVLC、または1つのVLCと次のVLCの一部から構成することができる。
次のWUの例において、代替の値は、1つのVLCから構成され、これは、5番目のVLCである。
Figure 2013059049
上のWUにおいて各々の要素を、次の通りに説明することができる。
・P0は、エンコードされたコンテンツにおいて、このブロックの開始位置である。「63」は、このブロックの開始に対する相対位置である。7は、長さLを示し、Cは、次のような7つの係数から構成される。
Figure 2013059049
ただし、fは、現在のフレーム指標であり、chは、現在のチャネル指標であり、およびbは、例においてこのブロックの現在のブロック指標である。
・代替の値の大きさは、7ビット、すなわちL=7である。
・0001010は、元の値(V)であり、3つの代替の値0001110(V1)、0001100(V2)、および0001000(V3)がある。これら代替の値は、次のように、ランおよびレベルの値(MPEG−2 DCT係数テーブルゼロを参照)としてコード化される。
Figure 2013059049
ラン(R)およびレベル(L)の組は、Rゼロにより始まり、Lが続く数列を表わす。例えば、ラン−レベルの組(5,3)、すなわちRun=5およびLevel=3は、000003を表わす。したがって、上の代替の値は、次のように、エントロピー符号化する前に続く係数を表わす。
Figure 2013059049
5番目のVLCは、このブロックにおいてゼロでない係数の最後のVLCコード化であるので、代替の値は、Vによりコード化される同一の係数に必ずしも対応しない。V2およびV3の場合、V1における7つの係数をコード化する代わりに、V2はただ2つの係数をエンコードし、およびV3は7つの係数をエンコードする。
WUの例における第一の代替の値がステップ3においてウォーターマーク挿入装置により選択されると、このブロックは、次の量子化DCT係数に変更される。
Figure 2013059049
エンコードされたコンテンツについての別の例は、H264(MPEG-4Profile10)によりエンコードされるコンテンツである。MPEG−2とH264との間に、エントロピー符号化において、次のいくつかの大きな違いがある。
・H264は、CAVLC(Context-Adaptive Variable Length Coding)とCABAC(Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding)との両方をサポートする。
・MPEG−2において8×8DCTブロックの代わりに、H264はさらに4×4DCTブロックも使用することができる。
・MPEG−2におけるAVLC(Adaptive Variable Length Coding)とは異なり、CAVLCは、別個にレベルとランとをコード化することによって、より小さいVLCテーブルを使用する。
・MPEG−2における固定されたVLCテーブルの代わりに、VLCテーブルを、コンテキスト情報によって交換することができる。
H264においてコンテキストに基づくエントロピー符号化のために、係数が変更された後にエンコードされた値を予測するのは、MPEG−2よりも難しい。しかしながら、ひとつには、H264エンコーダに、エンコードの間、このようなコンテキストに基づく符号化を削減させることができる。例えば、エンコーダは、隣接するブロックのある特性に基づくNumTrailテーブルの代わりに、固定されたNumTrailテーブル(NumTrailテーブル0)を使用することができる。別の例では、固定された長さのコードxxxxyyyを使用して、4×4量子化DCTブロックに対して、0でない個数(NumCoeff)およびT1(trailing one)の個数をエンコードする。ただし、xxxxは、0でない(0〜16)の個数の符号化に対してであり、yyは、T1(0...3)の個数の符号化に対してである。ひとつには、さらに、エンコーダに4×4ブロックのみを使用させることができる。次の例において、上述の規則のいくつかは、4×4ブロックをエンコードするのに適用される。
1.4×4量子化DCT係数:
Figure 2013059049
ジグザグのスキャンの後、このブロックの係数は、次の通りである。
0 3 0 1 -1 -1 0 1 0...0
2.CAVLCコード化は、次の5つのステップから構成される
a.0でない個数(NumCoef)およびT1の個数をエンコードすること(5、3)。T1の最大数は3に制限される。これら2つの数(NumCoefおよびT1)は、17×4のハフマンテーブル(下記を参照)(NumCoef:0〜16、T1:0〜3)を使用することによってビット「0001011」に符号化される。
Figure 2013059049
b.もしあれば、リバースオーダ(reverse order)において、T1の符号をエンコードすること(正に対して0および負に対して1)、例えば、0、1、1。
c.リバースオーダにおいて、残りの0でない係数をエンコードすること、例えば、1、3。0でない係数は、レベルVLC0テーブルにより「1」として、レベルVLC1テーブルにより「0010」として、それぞれエンコードされる。
Figure 2013059049
d.始めの0にでない係数から最後の0にでない係数までの全部の0に(TotalZero)をエンコードすること。全部の0にの最大は、16個のNumCoefである。もしNumCoefが16であるならば、TotalZeroは、0に違いない。もしNumCoefが0であるならば、さらなるコードは必要ない。すなわち、ブロックに対する符号化の終わりである。残りの15の場合に対して、各々の場合は、TotalZero(TotalZeroテーブル参照)を符号化するためにハフマンテーブルを使用する。この場合、TotalZeroは、3であり、TotalZeroテーブル[NumCoef=5]により「1110」としてコード化される。


Figure 2013059049
e.始めの0でない係数から終わりの0でない係数まですべての0の位置をコード化すること。この場合、すべてのゼロの位置は、「001101」にコード化される。
4×4ブロックに対する最後のエンコードされたビットは、次の25ビットに分けられる。
0001011|011|10010|1110|001101
代替の値のうちの1つの例は、全部のエンコードされた4×4ブロックのエンコードされたビットである。代替の値についての別の例は、上記ステップC)において説明したように、T1の符号のビット符号化とすることができる。この場合、代替の値は、T1の符号にのみ変更し、エンコードされたブロックの全体のビット数は変えない。
エンコードされたコンテンツのさらなる別の例は、JPEG2000画像である。DCT変換の代わりに、JPEG2000は、DWT(Digital Wavelet Transform)を使用する。ピクセル化された画像のDWTは、画像のピクセルに対して、垂直および水平方向のローパスおよびハイパスフィルタを連続して適用して計算される。ここで、結果の値を、「ウェーブレット係数」と呼ぶ。ウェーブレットは、ただ1つまたは2〜3のサイクルを維持する、振動するウェーブフォームである。各々の繰り返しにおいて、先行する繰り返しについてローパスのみフィルタリングされたウェーブレット係数を、削減して、次にローパス垂直フィルタとハイバス垂直フィルタとを通過する。この処理の結果が、ローパス水平フィルタとハイパス水平フィルタとを通過する。係数について生じるセットは、4つの「サブバンド(subband)」、すなわち、LLサブバンド、LHサブバンド、HLサブバンド、HHサブバンドにまとめられる。各々の繰り返しは、係数についてのある「レイヤ」または「レベル」に対応する。係数についての第一のレイヤは、画像についての最も高い解像度レベルに対応し、一方、最後のレイヤは、最も低い解像度レベルに対応する。JPEG2000のエンコードされた画像に対する代替の値についての1つの例は、特定のレイヤ(例えば、最も低い解像度)におけるエンコードされたLLサブバンドである。
WUを生成する簡単な方法は、各々のWUに対する次のステップを実行することによって、「トライ・アンド・エラー」を使用することである。
a)各々のエントロピーコード(例えば、MPEG−2におけるVLC)に対して、代替の値に対する候補としての値をランダムに選択すること
b)上述の候補が、既存の値に対する候補に入れ替えた後にフォーマットに従うかを確かめることによって、有効な値であるかどうかを決定すること。もし有効な値でなければ、ステップa)に戻ること
c)既存の値を上述の候補に変更後、パーセプチュアルな変更を検査すること。もしパーセプチュアルな変更が受け入れられるならば、WUに対して代替の値として、上述の候補を記録すること。そうでなければ、ステップa)に戻ること
上述のステップを、必要なWUをすべて生成するまで、繰り返す。
1つの実施形態において、WUを、変換領域において作動する既存のウォーターマークシステムにより、生成することができる。第一に選択されたウォーターマークシステムによって、2つの異なるペイロード情報とともに元のエンコードされたコンテンツの2つのウォーターマークコピー(AおよびB、エンコードされた形式において両方)を生成する。すなわち、第一のコピーが各々のビットが「1」のウォーターマークペイロードを含み、他のコピーが各々のビットが「0」のウォーターマークペイロードを含む。ステップ1とステップ2(図1参照)とが、次の選択する方法において実行することができ、および次の条件を満たすまでAとBとをスキャンすることによって、WUを生成することができる。
・(位置選択)P1aとP2aとが、エンコードされたコンテンツAにおいて、複数の連続した、エンコードされた係数についての開始位置と終了位置とであり、P1bとP2bとがエンコードされたコンテンツBにおいて同一のエンコードされた係数についての開始位置と終了位置とであり、(P2b−P2a)と(P1b−P1a)とが等しく(長さLに等しく)なる。
・(代替の値の計算)ウォーターマークペイロード情報について少なくとも1ビットが、エンコードされた係数において(AとBとの両方において)埋め込まれること。次の方法において、1つのウォーターマークユニット(P,L,C,V,V1,V2)を記録する。P=P1a、L=P2a−P1a、この場合Vは使用可能でなく、V1がAにおいて位置P1aから位置P2aへの値であり、V2がBにおいて位置P1bから位置P2bへの値である。
・N個のウォーターマークユニットを選択するために、上述の第2のステップを繰り返す。
代替の実施形態において、ウォーターマークペイロードのビットは、中間周波数において2つの選択された量子化係数の間の関係としてエンコードされる。エンコードされたコンテンツをスキャンすることによって、ウォーターマークユニット(P,L,C,V,V1,V2,・・・,Vn)は、設定され、次の条件により決定される。
・Vは、複数の連続した、エンコードされた係数を含み、およびこれらの係数の間に、および/または、これらの係数の中に、少なくとも1つの関係(関係の種類/カテゴリーが予め定義されている)がある。例えば、もしC1、C2が2つの連続した、埋め込まれた係数であり、および関係が存在して、C1>C2+Tである。ただし、Tは、関係の強さを調整するのに用いることができるしきい値あり、さらにウォーターマークロバストを決定する。
・ウォーターマークシステムのパーセプチュアルなモデルに従って、係数を変更して、コンテンツのパーセプチュアルな変更なしの別の関係を確立することができる。例えば、C1およびC2を、逆の関係、すなわちC1´<C2´を形成するように、それぞれC1´およびC2´に変更する。C1´とC2´とを含む新しい値を代替の値Vi(1<=i<=n)として記録すること。代替の値がすべて見つかるまでこのステップを繰り返す。
・N個のウォーターマークユニットを選択するために、上述のステップを繰り返す。理想的には、最大の係数を含む、最初のN個のウォーターマークユニットを選択し、最大の関係を各々のウォーターマークユニット内に潜在的に確立することができるようにする。参照されるウォーターマークシステムにおいて、1つの関係は、ウォーターマークペイロードの1ビットを表わし、ゆえに最大の関係によるウォーターマークユニットが、ウォーターマークペイロードについての、より多くのビットを埋め込む最も高い可能性を有することができる。
ウォーターマークシステムのさらに別の例において、ウォーターマークペイロードのビットを、ピクセル値またはDCT/ウェーブレット係数についての2つのセットについての固有な値の間の関係としてエンコードする。パラメータの典型的な例は、平均ルミナンス、平均カラーヒストグラム分布、または、ある周波数サブバンドにおけるエネルギーを含む。
本発明のひとつの原理は、前処理のエンコードされたコンテンツに対してであり、ウォーターマーク信号を含む代替の値を生成する。これら代替の値は、後に、エンコードされたコンテンツについて明確に定義された部分を入れ替えるのに使用されるだろう。既存のウォーターマークシステムを前処理(すなわち、ステップ1およびステップ2)および実際の挿入(ステップ3)に適用することができるが、新しいウォーターマークアルゴリズムを、前述のスキームに対して、開発することができる。
簡単で基本的なウォーターマーク検出の方法は、ウォーターマークされたコンテンツにおける係数と、WUの代替の値とを相関させ、現在の係数に最も適合する代替の値を見いだす。このような相関を実行するために、代替の値は、対応するエントロピー符号器を用いて係数値を復号する必要がある。WUの代替の値の各々は、ウォーターマークペイロード情報に相当するウォーターマーク信号を含むことができる。全てのWUにおいて適合する代替の値を見いだすことにより、ウォーターマークペイロード情報を抽出することができる。ウォーターマーク検出は、複数のレベルで実行される。第1のレベルにおいて、WUのP,LおよびCの要素を要求する。WUの数をNとする。各WUについて、全体の係数指標Cに従って係数値を得る。入力コンテンツがベースバンドまたはウォーターマーク埋め込みに使用するフォーマットとは異なるフォーマットでエンコードされた場合には、最初にコンテンツをウォーターマーク埋め込みと同じエンコード形式に変換する。ウォーターマークペイロードの行のビットは、係数の間の関係、係数の中の関係、またはピクセル値または係数値のパラメータ値の間の関係から検出される。
図3は、本発明のウォーターマーク検出のフロー図を示す。305において指標を初期化する。310において「N」ウォーターマークユニットが受け入れられ、受信され、315において疑わしいコンテンツが受信される。320において指標がテストされ、全てのウォーターマークが処理されたか検出されたか判定する。指標がウォーターマークの数「N」より大きい場合、処理は終了する。指標がウォーターマークの数「N」より小さい場合、処理は325に進み、係数が得られる。330において係数の間の関係、係数の中の関係に従ってビットの値が検出される。335において指標を更新し、処理は、320に続く。
WUから非常に弱い関係が検出されると、関係を判定するための付加的な情報を提供するために、そのWUの他の要素VおよびV1、V2、・・・、Vnにアクセスすることが有用である。関係は、現在の係数をV、V1、V2、・・・、Vnでエンコードされた係数に相関させることにより判定される。最大の相関は、現在の係数とV、V1、V2、・・・、Vnの内の1つの間の最も適合したことを示す相関である。すなわち、現在の係数とVi(1≦i≦n)でエンコードされた係数と間の最大の相関は、整合(match)を示す。疑わしいコンテンツに対して、元のコンテンツは、さらなる解析と相関によって要求される。
著作権付きコンテンツを配信するためのWUを用いた他の方法は、WUを使用して、再生の前に改悪されたコンテンツを復元することである。このような場合、再生/描画装置に配信されるエンコードされたコンテンツは、フオーマット/構造(無効なフォーマット)において、またはコンテンツ(低級なコンテンツ)のいずれかにおいて明示的に改悪される。フォーマットが改悪されたコンテンツに対して、復号器は、そのコンテンツを復号することができない。その改悪がコンテンツに適用されると、このコンテンツは復号され、再生されるが、コンテンツの改悪された部分は、ノイズ、警告、ランダムパターンなどの様々な可視的なアーチファクトを有する。
フォーマットが改悪されたコンテンツを生成するために、所与のウォーターマークユニット(P,L,V,V1,V2,・・・,Vn)とともに、エンコードされたコンテンツのPを始まりとしてLビットを入れ替え、ランダムな値で配信する。ランダムな値がフォーマットを改悪すると仮定すると、有効なエントロピー符号であるランダムな値を除外する。コンテンツまたは低級なコンテンツの可視的なアーチファクトを導くために、有効な代替の値を選択し、これは、元の値Vと全ての他の代替の値V1,V2,・・・,Vnではなく、エンコードされたコンテンツの現在の値の入替となる。改悪されたフォーマットおよび低い品質を用いた一例は、特定の装置、またはコンテンツの著作権侵害に該当し、使用された装置の一つのカテゴリーへの対策である。改悪されたフォーマットおよび低級なコンテンツをなす代替の値は、装置または装置のカテゴリーを識別する特定のウォーターマークペイロードについての入替に対して選択される。
WUが既知の場合、各WUの元の値Vを単にコンテンツに再格納することにより、ウォーターマークを削除することができる。エンコードされたコンテンツに既存のウォーターマークを上書きするために、ペイロード情報に従って各WUのV1,V2,・・・,Vnから適切な値を選択して、エンコードされたコンテンツの既存のウォーターマークを含む値に入れ替える。削除可能なウォーターマークは、複数世代のウォーターマークをサポートするいくつかのアプリケーションに有用である。複数世代のウォーターマークの一例は、コンテンツの後処理の各ステップにおいてファレンシック(farensic)なマークを組み込むことである。複数のウォーターマークにより潜在的に導かれるパーセプチャルな劣化の蓄積を回避するためには、新しいウォーターマークが組み込まれる前に、いくつかのまたは全ての既存のウォーターマークを削除することが望ましい。図4に再生装置におけるウォーターマーク挿入装置の一例を示す。ウォーターマーク挿入装置は、装置で受信されたエンコードされたコンテンツのいくつかの値/係数をWUで特定される代替の値に入れ替えることにより、ウォーターマークを組み入れる。置換可能なウォーターマークは、著作権付きコンテンツの複写防止の状態を切り替えるのに有用である。例えば、「コピー1回」を示すウォーターマーク情報を有するコンテンツのユニットに対して、1回のコピーの後に、ウォーターマーク情報を「コピー1回」から「コピーできない」に変更することが望ましい。複数のウォーターマークの潜在的な衝突を避けるためのいくつかの方法がある(例えば、複数のウォーターマーク間のインタフェース)。一つの方法は、ウォーターマークの各世代に対してユニークなサブバンドを用いることである。他の方法は、以前のウォーターマークから異なる位置でWUを選択することである。
本発明を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特定用途向けプロセッサ、またはこれらの組合せにより実行できることを理解されたい。好ましくは、本発明は、ハードウェアとソフトウェアの組合せにより実装される。さらに、ソフトウェアを好適には、プログラム格納装置に格納されたアプリケーションプログラムとして実装することができる。アプリケーションプグラムは、アップロードされ、いくつかの適切な構造のマシンによって実行される。好適には、マシンは、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力インタフェース(I/O)などのハードウェアを有するコンピュータ上に実装される。本明細書で開示された様々な処理及び機能は、マイクロ命令コードの一部またはアプリケーションプログラムの一部(またはその組合せ)とすることができ、アプリケーションプログラムは、オペレーティンシステムを介して実行される。加えて、付加的なデータ記憶装置及び印刷装置などの様々な周辺装置をコンピュータプラットフォームに接続することができる。
システムの構成要件のいくつか、同時に図示された方法のステップは、好適にはソフトウェアに実装され、システム構成要件(または方法のステップ)間の実際の接続は、本発明をプログラムした方法に依存するものでないことを理解されたい。ここで与えられた教示は、当業者が本発明と同じ実装または構成を熟慮することができる。

Claims (33)

  1. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入する方法であって、
    エンコードされたコンテンツを受信するステップと、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信するステップと、
    ある位置において始まるビット数を代替の値の一つに直接入れ替えるステップであって、該代替の値は、埋め込まれたウォーターマーク信号を有し、前記ウォーターマークデータにおいて指定される複数の代替の値から選択されるステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記ビット数は、前記ウォーターマークデータにおいて特定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記位置は、前記ウォーターマークデータにおいて特定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入するシステムであって、
    エンコードされたコンテンツを受信する手段と、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信する手段と、
    ある位置において始まるビット数を代替の値の一つに直接入れ替える手段であって、該代替の値は、埋め込まれたウォーターマーク信号を有し、前記ウォーターマークデータにおいて指定される複数の代替の値から選択される手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  5. 前記ビット数は、前記ウォーターマークデータにおいて特定されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記位置は、前記ウォーターマークデータにおいて特定されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  7. 前記システムは、再生装置であり、該再生装置は、エンコードされたコンテンツおよび前記ウォーターマークデータを受信し、前記エンコードされたコンテンツおよび前記ウォーターマークデータは、前記エンコードされたコンテンツの一部として格納された中の1つであり、メタデータとして格納され、ディレクトリィに格納されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  8. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入する方法であって、
    エンコードされたコンテンツを受信するステップと、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信するステップと、
    ウォーターマークペイロード情報を含む一連のビットを受信するステップと、
    ある位置において始まるビット数を代替の値の一つに直接入れ替えることの1つを実行し、前記ウォーターマークペイロード情報の前記一連のビットのビット値に基づいて、前記位置において始まる前記ビット数を変更しないステップであって、前記代替の値は、埋め込まれたウォーターマーク信号を有し、前記ウォーターマークデータにおいて指定される複数の代替の値から選択されるステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  9. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを挿入するシステムであって、
    エンコードされたコンテンツを受信する手段と、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信する手段と、
    ウォーターマークペイロード情報を含む一連のビットを受信する手段と、
    ある位置において始まるビット数を代替の値の一つに直接入れ替えることの1つを実行し、前記ウォーターマークペイロード情報の前記一連のビットのビット値に基づいて、前記位置において始まる前記ビット数を変更しない手段であって、前記代替の値は、埋め込まれたウォーターマーク信号を有し、前記ウォーターマークデータにおいて指定される複数の代替の値から選択される手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  10. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを入れ替える方法であって、
    エンコードされたコンテンツを受信するステップと、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信するステップと、
    前記エンコードされたコンテンツのある位置において始まるビット数をある値に入れ替えるステップであって、該値は、前記ウォーターマークデータにおいて指定され、前記位置は、前記ウォーターマークデータにおいて指定され、前記値は、前記ウォーターマークユニットにおいて指定される複数の代替の値の中から選択された代替の値であり、および該選択された代替の値は、入れ替えられたウォーターマークとは異なるウォーターマークを形成するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  11. エンコードされたコンテンツにおいてウォーターマークを入れ替えるシステムであって、
    エンコードされたコンテンツを受信する手段と、
    ウォーターマークキーで暗号化され、前処理されたウォーターマークデータを受信する手段と、
    前記エンコードされたコンテンツのある位置において始まるビット数をある値に入れ替える手段であって、該値は、前記ウォーターマークデータにおいて指定され、前記位置は、前記ウォーターマークデータにおいて指定され、前記値は、前記ウォーターマークユニットにおいて指定される複数の代替の値の中から選択された代替の値であり、および該選択された代替の値は、入れ替えられたウォーターマークとは異なるウォーターマークを形成する手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  12. ウォーターマークを検出する方法であって、
    前処理されたウォーターマークデータを受信するステップと、
    ウォーターマークされたコンテンツを受信するステップと、
    前記ウォーターマークされたコンテンツから複数の係数値を検出するステップと、
    前記係数値から、現在の係数値と前記少なくとも1つのウォーターマークユニットにおいて符号化された複数の係数値とを相関させ、最も適合した整合を判定することにより検出される前記ウォーターマークのビット値を検出するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  13. 前記ビット値は、前記係数値の間の関係、前記係数値の中の関係に従って前記複数の係数値から検出されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記関係は弱く、現在の係数値を相関させ、前記ウォーターマークデータにおいて符号化された前記複数の係数中から整合を判定することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. ウォーターマークを検出するシステムであって、
    前処理されたウォーターマークデータを受信する手段と、
    ウォーターマークされたコンテンツを受信する手段と、
    前記ウォーターマークされたコンテンツから複数の係数値を検出する手段と、
    前記係数値から、現在の係数値と前記少なくとも1つのウォーターマークユニットにおいて符号化された複数の係数値とを相関させ、最も適合した整合を判定することにより検出される前記ウォーターマークのビット値を検出する手段と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  16. 前記ビット値は、前記係数値の間の関係、前記係数値の中の関係に従って前記複数の係数値から検出されることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  17. 前記関係は弱く、現在の係数値を相関させ、前記ウォーターマークデータにおいて符号化された前記複数の係数中から整合を判定することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前処理装置で実行される、ウォーターマークユニットを生成する方法であって、
    エンコードされたコンテンツにおける値が代替の値により入替わる位置を選択するステップと、
    各選択された位置について複数の代替の値を計算するステップであって、前記代替の値の各々は、ウォーターマーク信号を含み、前記代替の値を入れ替える前記値として同じビット数を有し、および前記入替は、前記エンコードされたコンテンツに対してパーセプチュアルな変更とならず、前記エンコードされたコンテンツに準じていないフォーマットとならないステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  19. 前処理である、ウォーターマークユニットを生成する装置であって、
    エンコードされたコンテンツにおける値が代替の値により入替わる位置を選択する手段と、
    各選択された位置について複数の代替の値を計算する手段であって、前記代替の値の各々は、ウォーターマーク信号を含み、前記代替の値を入れ替える前記値として同じビット数を有し、および前記入替は、前記エンコードされたコンテンツに対してパーセプチュアルな変更とならず、前記エンコードされたコンテンツに準じていないフォーマットとならない手段と
    を備えたことを特徴とする装置。
  20. 前記代替の値は、最もパーセプチュアルな変更を生じさせない代替の値であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 前記代替の値は、最もパーセプチュアルな変更を生じさせない代替の値であることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  22. エンコードされたコンテンツを格納する手段と、
    暗号化されたウォーターマークユニットを格納する手段と
    を備えたことを特徴とする装置。
  23. 前記ウォーターマークユニットは、前記エンコードされたコンテンツのメタデータであることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 前記ウォーターマークユニットは、シンタックス要素またはコンテンツに隠されたステガノグラフィックデータであることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  25. 前記ウォーターマークユニットは、キーにより制御されることを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 前記ウォーターマークユニットは、別個のファイルとして格納されることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  27. 前記ウォーターマークユニットは、光ディスク、テープおよびハードドライブのいずれかであることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  28. エンコードされたコンテンツを伝送する手段と、
    暗号化されたウォーターマークデータを伝送する手段と
    を備えたことを特徴とする装置。
  29. 前記ウォーターマークデータは、前記エンコードされたコンテンツのメタデータであることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  30. 前記ウォーターマークデータは、シンタックス要素またはコンテンツに隠されたステガノグラフィックデータであることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  31. 前記ウォーターマークデータは、キーにより制御されることを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記ウォーターマークデータは、前記エンコードされたコンテンツと多重化された別個のファイルとして伝送されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  33. 前記ウォーターマークデータは、暗号化され、別個のチャネルを介して伝送されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
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