JP2013058086A - 文章入力支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の文書を参照または引用して簡単な操作で文章を入力することが可能な文章入力支援システムを提供する。
【解決手段】文書入力支援システムの代表的な構成は、任意の文書を指定可能な文書指定部110と、文字を入力、変換、確定して文章を作成する文字入力部102と、文字入力部102に入力した文字を読みとする指定した文書から抽出した単語を変換候補として表示する参照変換候補表示部118とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力した文字を漢字やその他の文字に変換して文章を入力する文章入力支援システムに関する。
従来から文字入力システムは、ワープロやコンピュータで発達したかな漢字変換にはじまり、様々な方式のものが提案され、提供されている。特に近年普及が目覚ましい携帯電話などの情報端末では、キーが少ない、キーが小さい、表示画面が狭いなどの理由から、フルサイズのキーボードを有するコンピュータに比べれば本質的に文字入力しにくいものである。少ないキーで入力するための方式として2タッチ入力、5タッチ入力などが知られているが、さらに打鍵数を削減するための手段として予測変換が知られている。
ここでいう予測変換とは、文字入力を開始したときにその文字から始まる単語を(単語の読み仮名が完成する前に)前方一致で検索、抽出して変換候補としてリスト表示するものである。また予測変換では、単語を確定した後に助詞(てにをは)や慣用句、句読点などを候補としてリスト表示して、選択と確定によって文字入力を継続可能とするものもある。このとき候補とする文字列には、一般的な文法や用例、過去の変換履歴(確定の履歴)が利用される。
特許文献1には、コンピュータや携帯情報端末における電子メール作成支援装置が提案されている。具体的には、電子メールを送信しようとする相手との過去の通信データから語句を抽出し、使用頻度の高い語句を共通語句として抽出し、共通語句から人間関係情報を蓄積して、電子メールを作成する際に定型句および装飾情報を選択可能に表示したり、語句の適否を判定したりすることが記載されている。これにより、人間関係に応じた適切な電子メールを作成することを支援できるとしている。
すなわち特許文献1に記載の技術は、文字入力システムに備えられた辞書や、その文字入力システムにおける変換履歴のみでなく、過去の電子メールのデータを利用して変換候補を提示している点において特色を有している。
特開2006−48723号公報
ところで、従来は携帯端末で文章を作成する場面は主に電子メールであって、知人に対して必要最小限の要件を極めて短文で作成する場合が多かった。しかし近年は携帯端末が普及するにつれてウェブログやソーシャルネットワークなどに記事を投稿する場合が多くなり、ある程度の長さの文章量を作成する場面が多くなってきている。
またもう一つの時流として、インターネットの匿名性から情報の根拠を示すことや、用語や用法の正確性が求められている。このため、既存の文書を参照したり、部分的に引用したりする場面も多くなってきている。
既存の文書を参照する機能としては、電子メールを作成する際に返信元の文書の全文を行頭に引用記号(">"や"|"が多く用いられる)を付して挿入したり、文章作成画面を分割して返信元の文書を表示したりすることが従来から行われている。しかし、いずれも元となる文書が受信した電子メールの文書に限られるうえ、前者はカーソル移動やカット・コピー操作など編集に多くのキー操作を必要とするし、後者は見るだけであるため結局は打ち直しをしなくてはならず、操作が容易と言えるほどではない。
特許文献1に記載の技術も同様に、元となるデータが電子メールに限られるうえ、複数回のやりとりをするほどの相手でなければ変換候補である共通語句を取得することができない。すなわち特許文献1の技術には汎用性がなく、任意の文書を参照または引用することが可能な仕組みではない。
そこで本発明は、任意の文書を参照または引用して簡単な操作で文章を入力することが可能な文章入力支援システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる文書入力支援システムの代表的な構成は、任意の文書を指定可能な文書指定部と、文字を入力、変換、確定して文章を作成する文字入力部と、文字入力部に入力した文字を読みとする指定した文書から抽出した単語を変換候補として表示する参照変換候補表示部とを備えることを特徴とする。
参照変換候補表示部において変換候補の文字列を選択した場合に、指定した文書のうち変換候補の文字列を含む箇所を表示する連続入力候補表示部を備えることが好ましい。
連続入力候補表示部は、指定した文書を文節で区切って入力候補として表示していて、参照変換候補表示部において変換候補を確定すると連続入力候補表示部にフォーカスが移動し、連続入力候補表示部において入力候補を確定したとき、次の文節を入力候補として確定可能に選択することが好ましい。
連続入力候補表示部において、指定した文書内で、変換候補の文字列を前方または後方に向かって検索可能であることが好ましい。
本発明によれば、自分の意思または自動で任意の文書を指定し、任意の文書を参照または引用して簡単な操作で文章を入力することができる。特に、指定した文書に登場する単語を変換候補として表示することで、用語が正確な文章を効率的に作成することができる。
文書入力支援システムの全体構成を説明する図である。 文章入力支援部の構成を説明する図である。 外部アプリケーションであるウェブブラウザのメニューから文書を指定する例である。 文節データベース生成処理のフローチャートである。 文書の例および文節データベースの構成例を説明する図である。 変換部を切り換える際の画面例を示す図である。 参照変換状態におけるキー押下に対する状態遷移図である。 候補選択状態でカーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。 連続入力状態で決定キーを押下した場合の動作を説明する画面例である。 連続入力状態でカーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。 検索状態でカーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す部材名、部位名、キーやコマンドの名称などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の特徴は指定した文書を元にした文章入力支援であるが、一般的な文書入力支援システムと組み合わせて利用する形態として説明する。また、本実施形態は携帯電話などの携帯端末を想定して説明するが、本発明はフルサイズのキーボードを有するコンピュータや、ビデオデッキなどの組込み機器にも適用可能である。
図1は文書入力支援システム100の全体構成を説明する図である。文書入力支援システム100は、いわゆるIME(Input Method Editor)またはFEP(Front End Processor)と呼ばれているものである。本実施形態において文書入力支援システム100は、文字入力部102に対して、漢字変換部104と、予測変換部106と、本発明の特徴である文章入力支援部108を備えている。
文字入力部102とは、いわゆるエディタ画面であって、メール作成画面、メモ作成画面、ウェブブラウザのコメント入力枠、およびIMEやFEPが独立して有する文字入力画面などがこれに相当する。
漢字変換部104は従前から提供されているかな漢字変換機能(従来からある技術)を提供する。簡単に説明すれば、漢字変換部104は読みと漢字等の登録単語を関連づけた辞書104aを備え、入力した文字を読みとして、対応する登録単語を変換候補として提示する。ユーザーは変換候補を選択し、確定することによってかな漢字交じり文を作成することができる。辞書104aはデータベース(構造を有するデータ)であるが、既知の構成であるためここでは説明を省略する。なお、辞書104aに変換履歴を格納し、変換候補の表示順を変更することも従前から行われている。
予測変換部106は近年発達してきた変換方法(従来からある技術)であって、読みの入力が完成する前に前方一致により変換候補の提示を開始する。また予測変換部106では、文法や文脈に従って、確定した単語に続くと予測される助詞や接続詞、句読点なども変換候補として提示する。
図2は文章入力支援部108の構成を説明する図である。文章入力支援部108は、図2に示すように、文書指定部110、データベース作成部112、文節データベース114を備える。また文章入力支援部108は、変換候補算出部116および参照変換候補表示部118、連続入力候補算出部120および連続入力候補表示部122を備える。上記のうち、文書指定部110、参照変換候補表示部118、連続入力候補表示部122はUI(ユーザーインターフェース)であり、その他は内部的な機能部である。以下、各部について順を追って説明する。
まず、事前準備として、文書指定部110によって文字変換用の文書(任意の文書)を指定する。文書指定部110は例えば、文書入力支援システム100の設定画面から内部メモリに保存された文書を指定したり、ネットワーク上にある文書をURL(Uniform Resource Locator)で指定したりすることができる。また、外部アプリケーションから文書を指定する情報の送信を受けてもよい。図3は、外部アプリケーションであるウェブブラウザ130のメニューから、現在開いているウェブページを文字変換用の文書として指定する例である(メニューの「文字変換用文書に指定」を選択する)。ウェブブラウザ130から文書入力支援システム100へはシステム(OS)を介して当該ウェブページのURLをメッセージ送信し、これを受信した文書入力支援システム100においてそのURLを文書を指定する情報として処理する。
また、ユーザーの操作によって文書を指定する場合に限らず、文書入力支援システム100の機能によって自動または半自動で文書を指定することもできる。例えば、内部メモリの特定のフォルダに格納されたテキスト文書を自動的に読み込んだり、文書入力支援システム100からウェブブラウザ130の閲覧履歴を参照し、最後に閲覧したウェブページを自動的に文書として指定したりしてもよい。
データベース作成部112は、文書指定部110が指定した文書から、文節データベース114を生成する。図4は文節データベース生成処理のフローチャート、図5は文書の例および文節データベース114の構成例を説明する図である。
図4のフローチャートに示すように、データベース作成部112は文書指定部110で指定された文書の冒頭から、対象の文書に未抽出の単語があるか否かについて判断しながら(ステップ200)、単語の抽出を行う(ステップ202)。未抽出の単語があるか否かについては、例えばシーケンシャルリードでカーソルがEOF(End Of File)にあるか否かで判断することができる。単語の抽出については既存の技術を適用することができる。例えば、原則としては漢字の連続を単語として抽出するが、「第1」「1次」などの接頭語を一連の単語として抽出することができる。
データベース作成部112は、単語を抽出すると、既存の辞書104aからその単語を検索し、見つかった場合にはその読みを取得する(ステップ204)。単語が辞書104aに見つからない場合は、単漢字の筆頭の読みをつなげることで単語の読みを生成することができる。そして、現在の単語と次単語までの文字列を取得する(ステップ206)。そしてデータベース作成部112は、index、単語、単語の読み、次単語までの文字列の4要素を1組として文節データベース114に登録する(ステップ208)。
なお「次単語までの文字列」を取得するにあたり、途中に句読点がある場合には、句読点までを取得するようにしてもよい。これにより、後述するように次単語までの文字列を決定キーで入力する際に簡便となる。ただしその場合、次のレコードには、単語および読みは格納せず、「次の文の最初の単語までの文字列」を「次単語までの文字列」としておくことが好ましい。これにより、「しかし」「ところが」のような文頭の接続詞などを保持することができ、文書の再現性を高めることができる。
なお、同一の単語が複数回登場する場合にも、異なるindexを付して順番に登録する。指定された文書の内容が図5(a)に例示するような内容であったとすると、上記のようにして、図5(b)に示すような文節データベース114が生成される。すなわち文節データベース114は元の文書を文節で切り分けたような状態となっている。そして、文節データベース114の全てのレコードの単語と次単語までの文字列を連結すると、おおむね元の文書を再現することができる。
データベース作成部112はレコードを分節データベース114に登録したあと、インデックスをインクリメントし(ステップ210)、ステップ200に戻って一連の処理を文書の末尾まで繰り返す。事前の準備は以上である。
変換候補算出部116、参照変換候補表示部118、連続入力候補算出部120、連続入力候補表示部122の機能については、動作と共に次に説明する。
文章を作成するに際し、上記したように本実施形態では漢字変換部104と、予測変換部106と、本発明の特徴である文章入力支援部108を備えていて、これら3つの機能を切り替えて使用可能となっている。図6は変換部を切り換える際の画面例を示す図である。
図6(a)に示すように、初期状態としては文字入力部102と共に、漢字変換部104によって変換候補が出力される漢字変換候補表示部105が表示されているとする(通常変換状態)。ここで変換タイプを切り換える機能を呼ぶ(変換タイプボタン109を選択する)ことにより、漢字変換候補表示部105に代えて、図6(b)に示すように予測変換部106から変換候補が出力される予測変換候補表示部107が表示される(予測変換状態)。さらに変換タイプを切り換えることにより、予測変換候補表示部107に代えて、図6(c)に示すように参照変換候補表示部118および連続入力候補表示部122が表示される(参照変換状態)。変換タイプボタン109はこれら3つの機能を循環して切り替えるトグルボタンとなっている。
図7は参照変換状態(図6(c)参照)におけるキー押下に対する状態遷移図である。なお以下に説明するキー割り当ては一例に過ぎず、携帯端末が備えるキーに応じて適宜割り当てることができる。
入力待機状態から文字入力キーが押下されると、文字入力状態に遷移する。文字入力状態において決定キーを押すと、かな文字のまま確定し、入力待機状態に戻る。また、入力文字が1字のときにクリアキーを押した場合も、入力待機状態へと戻る。
文字入力状態では、文字入力部102に入力された文字を読みとして、変換候補算出部116が文節データベース114を参照し、対応する単語を取得する。そして変換候補算出部116は、参照変換候補表示部118に、単語を変換候補として表示する。なお漢字変換部104のように完全一致で検索してもよいし、予測変換部106のように前方一致で検索して単語を取得してもよい。なお、ここで参照変換候補表示部118に表示する単語は、重複排除することが望ましい。
なお、指定した文書から抽出した単語だけでは、文章を作成するにあたって語彙が不足する可能性がある。そこで変換候補算出部116は、文節データベース114のみでなく漢字変換部104の辞書104aを参照し、これらから抽出した単語をあわせて変換候補として参照変換候補表示部118に表示することができる。このとき、文節データベース114から抽出した単語の優先順位(タブオーダー)を高くすることが好ましい。
このように、自分の意思または自動で任意の文書を指定し、参照変換候補表示部118にその文書から抽出した単語を変換候補または予測変換候補として表示させることにより、任意の文書を参照または引用して簡単な操作で文章を入力することができる。特に、指定した文書に登場する単語を変換候補として表示することで、用語が正確な文章を効率的に作成することができる。
文字入力状態で下キーが押されると、候補選択状態に遷移する。すると、参照変換候補表示部118にフォーカスが移動する。候補選択状態で文字入力キーを押下すると、変換候補を確定した上で文字入力状態に遷移し、文字入力部102には押下した文字が入力された状態となる。候補選択状態でクリアキーを押すと、変換を確定せずに文字入力状態に遷移する(単にフォーカスが文字入力部102に戻る)。
一方、参照変換候補表示部118にフォーカスが移動したとき、参照変換候補表示部118において1つめの変換候補の単語が選択(ハイライト表示)される(これを選択状態とする)。これと同時に、連続入力候補算出部120が選択された変換候補の単語のindexを取得して現index(開始位置のindex)とし、文節データベース114を参照して、現indexから順に対応する単語と次単語までの文字列を、連続入力候補表示部122にできるだけ表示する。表示するレコードの数は、各レコードの単語および次単語までの文字列の文字数を加算していき、連続入力候補表示部122の文字数を超えるまでとすればよい。
このように、連続入力候補表示部122に指定した文書の該当箇所を表示させることにより、指定した文書中で選択された単語がどのように使われていたかの用法を参照することができる。したがって文書構成を考える支援をすることができ、用法が正確な文書を、効率的に作成することができる。
図8は候補選択状態で(参照変換候補表示部118で)カーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。文字入力部102に「しろ」という読みが入力されていて、参照変換候補表示部118では「○○(しろまる)」「△△(しろさんかく)」「◇◇(しろひしがた)」の変換候補が並んでいるとする。参照変換候補表示部118にフォーカスが来たとき、図8(a)に示すように1番目の「○○」が選択状態であるから、連続入力候補表示部122では指定された文書のうち「○○」から開始する部分が表示されることになる。
そして図8(b)〜(e)に示すように右キーや左キーを押下すると、参照変換候補表示部118において選択されている変換候補が切り替わる。すると、その選択の移動に伴って連続入力候補表示部122では、各変換候補のindexを現indexとして、現indexから順に対応する単語と次単語までの文字列を、連続入力候補表示部122にできるだけ表示する。すなわち、変換候補を切り替えると、指定された文書のうちそれぞれの変換候補から開始する部分が表示される。
候補選択状態で決定キーを押下すると、既存の文字入力システムであれば変換を確定し、文字入力部102にフォーカスが戻る。しかし本実施形態では、候補選択状態で決定キーを押下すると連続入力状態に遷移し、連続入力候補表示部122にフォーカスが移動する(まだ変換は確定しない)。このとき参照変換候補表示部118は不要であるため、文字入力部102と連続入力候補表示部122のみを表示することが好ましい。
図9は連続入力状態で(連続入力候補表示部122で)決定キーを押下した場合の動作を説明する画面例である。図8(a)の状態で参照変換候補表示部118の「○○」で決定キーを押下すると、図9(a)に示すように参照変換候補表示部118を消し、連続入力候補表示部122にフォーカスを移した上で、決定キーが押下された単語である「○○」を確定可能に選択する。そして図9(b)に示すように、決定キーを押下すると「○○」が入力確定され、文字入力部102において入力された読みと置き換えられる。一方、連続入力候補表示部122では、次の文節(「○○」の後の次単語までの文字列である「は」)が確定可能に選択されている。この状態で決定キーを押下することにより、図9(c)に示すように「は」が入力確定されて文字入力部102に追記され、次の文節(次のindexの単語である「●●」)が選択される。以下、図9(d)〜(g)に示すように、決定キーを押下するたびに単語または次単語までの文字列が順に入力確定される。
すなわち上記構成によれば、指定した文書を用いて、確定された単語に続く文章を連続的に確定することができる。したがって、指定文書中の任意の開始単語から任意の語句までを簡単な操作で部分的に再現し、引用することができる。
図10は連続入力状態で(連続入力候補表示部122で)カーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。図10(a)は図9(b)に対応し、「○○」が確定された状態である。このとき連続入力候補表示部122では次単語までの文字列である「は」が確定可能に選択されているが、方向キーを押すことにより、選択されている単語または次単語までの文字列を切り替えることができる。図10の例では、上下キーを押下した場合には前後のindexの単語に大きく移動し、左右キーを押下した場合には前後の単語または次単語までの文字列に小さく移動している。このとき連続入力候補算出部120は、カーソルキーによって選択された変換候補の単語のindexを取得して現indexとし、連続入力候補表示部122に現indexから順に対応する単語と次単語までの文字列を表示する。
連続入力状態でクリアキーを押した場合には、図7に示すように、入力待機状態へと遷移する。また、連続入力状態で文字入力キーを押下した場合には、連続入力候補表示部122でそのとき選択されている入力候補は確定せずに(このとき次の文節が選択されているため)、文字入力状態へと遷移し、文字入力部102に押下した文字が入力された状態とする。
ところで、指定された任意の文書中で、同じ単語が複数回用いられる場合がある。そして上記したように、文節データベース114では同一の単語が複数回登場する場合にも、異なるindexを付して順番に登録している。そのため、同じ単語であっても異なる用法(前後関係)で記述されている場合がある。
そこで本実施形態では、連続入力状態で検索キーを押下すると、検索状態に遷移する。検索状態では、連続入力候補表示部122において、参照変換候補表示部118で選択した変換候補の文字列を、前方または後方に向かって検索可能である。検索キーはいずれかのハードウェアキーに割り当てても良いし、文書入力支援システム100のメニューコマンドから機能を呼び出してもよい。
図11は検索状態でカーソルキーを押下した場合の動作を説明する画面例である。図11(a)は図9(a)と対応し、決定キー参照変換候補表示部118の「○○」で決定キーを押下して、参照変換候補表示部118が消えた状態である。したがって連続入力候補表示部122では、「○○」が入力候補として選択されている(ハイライト表示されている)。ここで図11(b)〜(e)に示すように上下キーを押下することにより、連続入力候補算出部120は文節データベース114から入力候補の単語を前方または後方に検索する。そして連続入力候補算出部120は、入力候補の単語を見つけた場合にはそのindexを現indexとして連続入力候補表示部122に表示すると共に、その単語を入力候補として選択状態にする。
すなわち連続入力候補表示部122においては、指定した文書内でその出現位置を切り換えることにより(文節データベース114内のindexを切り換えることにより)、自分の意図に沿った記載がある箇所を探すことができる。
検索状態でクリアキーを押下すると、連続入力状態へと復帰する。このとき連続入力候補表示部122では表示箇所を元の位置に戻す(現indexを、検索状態に入る前の値に戻す)。検索状態で決定キーを押下すると、表示箇所はそのままで連続入力状態に復帰する(現indexは検索状態で変更した値を使用する、または再描画しない)。検索状態で文字入力キーを押下した場合には、連続入力候補表示部122でそのとき選択されている入力候補を確定した上で(このとき検索した単語が選択されているため)、文字入力状態へと遷移し、文字入力部102に押下した文字が入力された状態とする。
なお、入力待機状態(文字入力していない状態)においては、参照変換候補表示部118は表示されていないが、連続入力候補表示部122は表示されている。このとき連続入力候補表示部122には、まだ一度も変換確定していないときは指定した文書の冒頭を表示する(文節データベース114の現indexが1である)。既に変換確定した後の入力待機状態であれば、直前の状態を維持する(確定した単語のindexを現indexとする)。
この状態において下キーを押下することにより、文字入力部102から連続入力候補表示部122にフォーカスが移動し、さらに決定キーを押下することによって、指定した文書の文節を連続的に入力確定することができる。すなわち、指定した文書をそのまま引用するのであれば、文字入力をする必要はない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では携帯電話やPHSなどの携帯端末を想定して画面例およびキー操作の例を説明したが、文章入力を行う機器であれば、他の種別の機器にも適用することができる。フルサイズのキーボードを備えたコンピュータにおける文字入力システムにも本発明にかかる文書入力支援システムを適用することができ、同様の利益を得ることができる。特にビデオデッキのようにリモコンを用いて主としてカーソルと決定キーを用いて文字入力をするシステムにおいては、例えば録画名を入力する際に番組情報(EPGで配信される番組内容の説明文)を指定文書とするなどのように、文章入力の労力を飛躍的に軽減することができる。また携帯端末であってもタッチパネル機である場合、およびマウスのようなポインティングデバイスを備えている場合には、キー名称、変換部の切替操作、カーソル移動に代えてポイント操作になるなど、適宜変化しうることはいうまでもない。
本発明は、任意の文書を参照または引用して簡単な操作で文章を入力することが可能な文章入力支援システムに関する。
100…文書入力支援システム、102…文字入力部、104…漢字変換部、104a…辞書、105…漢字変換候補表示部、106…予測変換部、107…予測変換候補表示部、108…文章入力支援部、109…変換タイプボタン、110…文書指定部、112…データベース作成部、114…文節データベース、116…変換候補算出部、118…参照変換候補表示部、120…連続入力候補算出部、122…連続入力候補表示部、130…ウェブブラウザ

Claims (4)

  1. 任意の文書を指定可能な文書指定部と、
    文字を入力、変換、確定して文章を作成する文字入力部と、
    前記文字入力部に入力した文字を読みとする前記指定した文書から抽出した単語を変換候補として表示する参照変換候補表示部とを備えることを特徴とする文章入力支援システム。
  2. 前記参照変換候補表示部において変換候補の文字列を選択した場合に、前記指定した文書のうち前記変換候補の文字列を含む箇所を表示する連続入力候補表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の文章入力支援システム。
  3. 前記連続入力候補表示部は、前記指定した文書を文節で区切って入力候補として表示していて、
    前記参照変換候補表示部において変換候補を確定すると前記連続入力候補表示部にフォーカスが移動し、
    前記連続入力候補表示部において入力候補を確定したとき、次の文節を入力候補として確定可能に選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の文章入力支援システム。
  4. 前記連続入力候補表示部において、前記指定した文書内で、変換候補の文字列を前方または後方に向かって検索可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の文書入力支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020042427A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法およびプログラム

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