JP2013054233A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成する撮像装置を提供する。
【解決手段】 第1の発明に係る撮像装置は、撮像部と、第1立体画像作成部と、判断部と、第2立体画像作成部とを備える。撮像部は、被写体の像を撮像して画像を生成する。第1立体画像作成部は、撮像部が異なる撮影位置で生成した画像に基づいて、立体画像を作成する第1方式を実行する。判断部は、第1立体画像作成部が立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。第2立体画像作成部は、判断部が不適正であると判断した場合、複数の画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の発明に係る撮像装置は、撮像部と、第1立体画像作成部と、判断部と、第2立体画像作成部とを備える。撮像部は、被写体の像を撮像して画像を生成する。第1立体画像作成部は、撮像部が異なる撮影位置で生成した画像に基づいて、立体画像を作成する第1方式を実行する。判断部は、第1立体画像作成部が立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。第2立体画像作成部は、判断部が不適正であると判断した場合、複数の画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
従来から、2次元の画像と立体画像(3次元の画像)との撮影機能を備える撮像装置(撮影装置)が知られている。
上記の撮影機能を有する撮像装置の中には、測距手段によって得られた被写体距離が所定値以下である場合に立体画像の撮影を禁止する、又は、警告する機種が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、警告を行なうが撮影を許容する場合、立体視が困難な立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像の撮影を行なうことになる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成する撮像装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る撮像装置は、撮像部と、第1立体画像作成部と、判断部と、第2立体画像作成部とを備える。撮像部は、被写体の像を撮像して画像を生成する。第1立体画像作成部は、撮像部が異なる撮影位置で生成した画像に基づいて、立体画像を作成する第1方式を実行する。判断部は、第1立体画像作成部が立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。第2立体画像作成部は、判断部が不適正であると判断した場合、複数の画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する。
第2の発明は、第1の発明において、複数の画像は、立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像である。左眼用画像の撮影位置と右眼用画像の撮影位置との距離間隔が、立体視の条件を満たしていない場合、又は、所定の回転操作或いは所定のあおり操作に起因して、左眼用画像の撮影位置と右眼用画像の撮影位置との位置関係が、立体視の条件を満たしていない場合、又は、左眼用画像と右眼用画像とを比較して被写体の明るさが所定値以上異なる場合、又は、左眼用画像と右眼用画像とを比較して被写体が所定距離以上移動している場合、判断部は、不適正であると判断する。
第3の発明に係る撮像装置は、複数の撮像部と、第1立体画像作成部と、判断部と、第2立体画像作成部とを備える。複数の撮像部は、被写体の像を撮像して画像を生成する。第1立体画像作成部は、複数の撮像部が各々生成した画像に基づいて、立体画像を作成する複眼方式を実行する。判断部は、第1立体画像作成部が立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。第2立体画像作成部は、判断部が不適正であると判断した場合、複数の画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する。
第4の発明は、第3の発明において、被写体距離が立体視を満たす距離よりも短い場合、判断部は、不適正であると判断する。
第5の発明は、第3の発明において、複数の画像は、立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像である。左眼用画像と右眼用画像とが、立体視が困難となる程度に異なる場合、判断部は、不適正であると判断する。
第6の発明は、第1から第5の何れか1の発明において、第2立体画像作成部は、他の方式として、1枚の画像から被写体の奥行きを示す奥行き情報を取得し、その奥行き情報が適正な場合に1枚の画像を両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像に変換して、立体画像を作成する第2方式と、1枚の画像とその画像を複製した複製画像とを左右方向に両眼視差分ずらすことにより、両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像として、立体画像を作成する第3方式との少なくとも一方を実行する。
第7の発明は、第6の発明において、第2立体画像作成部は、第2方式を第3方式よりも優先して実行する。判断部は、第2立体画像作成部が第2方式により立体画像を作成する過程で立体視が適正か否かを判断する。判断部が不適正であると判断した場合、第2立体画像作成部は、第3方式を実行する。
第8の発明は、第7の発明において、第2方式において奥行き情報が不足している場合、判断部は、不適正であると判断する。
本発明の撮像装置は、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成できる。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。第1実施形態では、本発明の一実施形態の電子カメラ1について説明する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。第1実施形態では、本発明の一実施形態の電子カメラ1について説明する。
図1は、電子カメラ1の構成例を示すブロック図である。ここで、電子カメラ1は、立体画像を撮影するための3D撮影モードを有している。この3D撮影モードでは、立体視するための立体画像の元になる左眼用画像と右眼用画像を撮影する。但し、撮影条件によっては、左眼用画像と右眼用画像とは両眼視差を有しているとは限らない。そこで、本実施形態では、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成できる手段を提供する。
電子カメラ1は、第1撮影光学系10aと、第1撮像素子11aと、信号処理部12と、RAM(Random Access Memory)13と、画像処理部14と、フラッシュメモリ15と、記録インターフェース部(以下「記録I/F部」という。)16と、表示モニタ17と、操作部18と、レリーズ釦19と、加速度センサ20と、CPU(Central Processing Unit)21と、バス22とを備える。
このうち、信号処理部12、RAM13、画像処理部14、フラッシュメモリ15、記録I/F部16、表示モニタ17及びCPU21は、バス22を介して互いに接続されている。
第1撮影光学系10aは、焦点距離を調整するズームレンズと、第1撮像素子11aの撮像面での結像位置を調整するフォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。レンズ駆動部(不図示)は、第1撮影光学系10a内でズームレンズやフォーカスレンズのレンズ位置をCPU21の指示に応じて光軸方向に調整する。なお、簡単のため、図1では、第1撮影光学系10aを1枚のレンズとして図示する。
第1撮像素子11aは、被写体の像を撮像して、画像(アナログの画像信号)を生成する。そして、第1撮像素子11aが出力するアナログの画像信号は、信号処理部12に入力される。なお、第1撮像素子11aの撮像面には、R(赤)、G(緑)B(青)の3種類のカラーフィルタが例えばベイヤー配列で配置されている。また、第1撮像素子11aの電荷蓄積時間及び画像信号の読み出しは、タイミングジェネレータ(不図示)によって制御される。第1撮像素子11aは、CCD(Charge Coupled Device)型又はCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型のカラーイメージセンサである。
ここで、通常の撮影モードで2次元の記録用画像(本画像)を撮影する場合、第1撮像素子11aは、レリーズ釦19の全押し操作に応答して本画像を撮像する。また、3D撮影モードでは、例えば、異なる撮影位置から撮影された右眼用画像及び左眼用画像に基づいて、立体画像を作成する(詳細は後述する)。
信号処理部12は、第1撮像素子11aが出力するアナログの画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換しバス22に出力する。
RAM13は、揮発性のメモリであり、信号処理部12が出力する画像データは、バス22を介して画像データとしてRAM13に一時記録される。画像処理部14は、RAM13に記録されている画像データを読み出し、各種の画像処理(階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス処理等)を施す。
フラッシュメモリ15は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ15には、電子カメラ1の制御を行なうプログラム等が予め記録されている。CPU21は、このプログラムに従い、一例として後述の図3、図4及び図6に示すフローチャートの処理(以下「フローの処理」という。)を実行する。
記録I/F部16には、着脱自在の記録媒体30を接続するためのコネクタ(不図示)が形成されている。そして、記録I/F部16は、そのコネクタに接続された記録媒体30にアクセスして本画像の記録処理等を行なう。この記録媒体30は、例えば、カード型の不揮発性のメモリカードである。図1では、コネクタに接続された後の記録媒体30を示している。
表示モニタ17は、例えば液晶表示媒体により構成される。そして、表示モニタ17は、構図確認用のスルー画像や本画像等の2次元の画像(2D画像)、立体画像(3D画像)、電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。操作部18は、撮影者の操作を受け付ける複数の釦を有しており、電子カメラ1を操作するための指示入力を受け付ける(詳細については、図2を用いて後述する)。レリーズ釦19は、半押し操作(撮影前におけるオートフォーカス(AF)や自動露出(AE)等の撮影準備の動作開始)と全押し操作(本画像を取得するための撮影の動作開始)との指示入力とを受け付ける。加速度センサ20は、3次元方向(相互に直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸方向)の加速度を計測するセンサである。
CPU21は、各種演算及び電子カメラ1の統括的な制御を行なうマイクロプロセッサである。CPU21は、上記のプログラムを実行することにより、電子カメラ1の各部の制御等を行なう。また、CPU21は、時間を計測する計時機能を有している。
また、CPU21は、第1立体画像作成部21aと、判断部21bと、第2立体画像作成部21cとしても機能する。第1立体画像作成部21aは、第1撮像素子11aが異なる撮影位置で生成した複数の画像から3次元の立体画像を作成する第1方式を実行する(詳細は後述する)。
判断部21bは、第1立体画像作成部21aが立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。具体的には、判断部21bは、左眼用画像の撮影位置と右眼用画像の撮影位置との距離間隔が、立体視の条件を満たしていない場合、不適正であると判断する。又は、判断部21bは、所定の回転操作或いは所定のあおり操作に起因して、左眼用画像の撮影位置と右眼用画像の撮影位置との位置関係が、立体視の条件を満たしていない場合、不適正であると判断する。又は、判断部21bは、左眼用画像と右眼用画像とを比較して被写体の明るさが所定値以上異なる場合、不適正であると判断する。又は、判断部21bは、左眼用画像と右眼用画像とを比較して被写体が所定距離以上移動している場合、不適正であると判断する。
第2立体画像作成部21cは、判断部21bが不適正であると判断した場合、複数の画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する。具体的には、第2立体画像作成部21cは、他の方式として、第2方式又は第3方式を実行する。
第2方式を行なう場合、第2立体画像作成部21cは、1枚の画像から被写体の奥行きを示す奥行き情報を取得し、その奥行き情報が適正な場合に1枚の画像を両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像に変換して、立体画像を作成する。なお、奥行き情報には、被写体の輪郭の形状や輪郭の分布等の輪郭情報も含む。
第3方式を行なう場合、第2立体画像作成部21cは、1枚の画像と、その画像を複製した複製画像とを左右方向に両眼視差分ずらすことにより、両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像として、立体画像を作成する。
また、第2立体画像作成部21cは、第2方式を第3方式よりも優先して実行することが好ましい。この場合、判断部21bは、先ず、第2立体画像作成部21cが第2方式により立体画像を作成する過程で立体視が適正か否かを判断する。判断部21bが不適正であると判断した場合、第2立体画像作成部21cは、第3方式を実行する。なお、第2方式において奥行き情報が不足している場合、判断部21bは、第2方式による立体視が不適正と判断する。例えば、奥行きを推定するには被写体の輪郭の形状や輪郭の分布が複雑である場合、或いは、奥行きを推定するには輪郭情報が少ない場合、判断部21bは、不適正と判断する。
図2は、電子カメラ1の筐体の正面図及び背面図である。電子カメラ1の筐体の正面図(図2(a))において、その筐体の正面には、第1撮影光学系10aが設けられている。また、電子カメラ1の筐体の上面には、電子カメラ1の電源釦18aとレリーズ釦19とが設けられている。
また、電子カメラ1の筐体の背面図(図2(b))において、その筐体の背面には、表示モニタ17、モード選択釦18b、メニュー釦18c及び選択・決定釦18dが設けられている。なお、表示モニタ17上には、後述するガイド表示の一例を示している。
また、本実施形態の操作部18は、モード選択釦18bと、メニュー釦18cと、選択・決定釦18dと、電源釦18aとを含む。モード選択釦18bは、撮影モード若しくは再生モードに切り替える操作を受け付ける。メニュー釦18cは、メニュー画面を立ち上げるための操作を受け付ける。選択・決定釦18dは、電子カメラ1の操作メニューにおける設定条件等の項目選択又は項目決定を受け付ける。
ここで、選択・決定釦18dは、決定釦18eとダイヤル18fとを有する。ダイヤル18fの全体形状は、環状であって、ダイヤル18fの内周側には決定釦18eが配置されている。そして、ダイヤル18fは、メニュー画面等での項目選択の入力を受け付ける。また、決定釦18eは、メニュー画面等での項目決定の入力を受け付ける。例えば、3D撮影モードを開始する操作が決定釦18eに割り当てられている。
次に、電子カメラ1の3D撮影モード時における撮影動作の一例を説明する。
図3は、電子カメラ1の撮影動作の一例を示すフローチャートである。以下の動作例では、電源オンの後、操作部18の決定釦18eは、撮影モードとして3D撮影モードの指示入力を受け付けると、CPU21は、図3に示すフローの処理を開始する。表示モニタ17は、例えば、第1撮像素子11aが出力するスルー画像を表示する。
ステップS101:CPU21は、レリーズ釦19が半押し操作に続き、全押し操作の指示入力を受け付けることにより、立体画像の作成処理のサブルーチンを行なう(詳細は、後述する)。
ステップS102:CPU21の判断部21bは、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。具体的には、判断部21bは、立体画像の作成処理のサブルーチンの結果に基づいて、立体画像の作成処理の過程で立体画像の立体視が適正か否かを判断する。立体画像の立体視が適正である判断結果の場合(ステップS102:Yes)、CPU21は、ステップS104の処理に移行する。一方、立体画像の立体視が不適正である判断結果の場合(ステップS102:No)、CPU21は、ステップS103の処理に移行する。
ステップS103:CPU21は、他の方式で再処理を行なうためのサブルーチンを行なう(詳細は後述する)。
ステップS104:CPU21は、記録処理を行なう。具体的には、CPU21は、記録I/F部16を介して、立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像を記録媒体30に記録する。なお、CPU21は、一例として、複数の静止画を1つのファイルとして記録するマルチピクチャーファイル(MPO)形式で左眼用画像及び右眼用画像を記録する。そして、CPU21は、図3に示すフローの処理を終了させる。
次に、第1方式での立体画像の作成処理について説明する。
図4は、第1方式での立体画像の作成処理の一例を示すサブルーチンのフローチャートである。図5は、第1方式での立体画像の作成処理を説明する図である。
ステップS201:CPU21は、1枚目の画像として第1画像(例えば左眼用画像)の撮影処理を行なう。具体的には、CPU21は、半押し操作により設定した撮影条件に基づいて、第1撮像素子11aを駆動する。信号処理部12は、第1撮像素子11aが生成した画像信号のゲイン調整やA/D変換等を行なう。この信号処理部12が出力する画像信号は、RAM13に画像データとして一旦記録される。図5(a)は、ステップS201の処理により、左眼用画像が撮影されたことを表している。
ステップS202:CPU21は、撮影のためのガイド表示を行なう。具体的には、CPU21は、2枚目の画像として第2画像(例えば右眼用画像)の撮影位置をガイドする表示を表示モニタ17上で行なう。表示モニタ17は、例えば、撮影のための移動方向を示す矢印を表示する(図2(b))。これにより、撮影者は、ガイド表示に合わせて電子カメラ1を図中左から右方向に平行移動させる。
ステップS203:CPU21は、電子カメラ1の移動量の検出を開始する。具体的には、CPU21は、電子カメラ1の移動操作に伴う加速度センサ20の検出結果と移動時間とに基づいて、移動量(移動距離)を算出する。なお、CPU21は、加速度センサ20の検出結果に基づいて、撮影者による電子カメラ1への回転操作やあおり操作を推定する。
ステップS204:CPU21は、移動量が所定の値に達したか否かを判定する。ここで、所定の値とは、両眼視差(瞳孔間距離)に相当する距離であって、例えば、人間の両眼視差の平均値(6.5cm)である。移動量が所定の値に達した場合(ステップS204:Yes)、CPU21は、ステップS205の処理に移行する。一方、移動量が所定の値に達していない場合(ステップS204:No)、CPU21は、移動量が所定の値に達するまで、ステップS204の処理を繰り返す。なお、撮影者による電子カメラ1の移動操作が平行移動であっても、その撮影者が電子カメラ1を予め設定した速度よりも高速に移動させた場合、加速度センサ20の検出が追随できなくなることがある。この場合の対応策は、ステップS206の処理で説明する。
ステップS205:CPU21は、2枚目の画像の撮影処理を行なう。具体的には、移動量が所定の値に達すると、CPU21は、第1撮像素子11aを駆動する。信号処理部12は、第1撮像素子11aが生成した画像信号のゲイン調整やA/D変換等を行なう。この信号処理部12が出力する画像信号は、RAM13に画像データとして一旦記録される。図5(b)は、ステップS205の処理により、右眼用画像が撮影されたことを表している。
ステップS206:CPU21の第1立体画像作成部21aは、第1方式に基づいて、立体画像の作成処理を行なう。具体的には、第1立体画像作成部21aは、図5(c)に示す通り、左眼用画像と右眼用画像とからなる立体画像を作成する。CPU21は、表示モニタ17に図5(c)に示す立体画像を表示させる。
なお、第1立体画像作成部21aは、左眼用画像と右眼用画像との位置ずれが発生していた場合、その位置ずれを補正する補正処理を行なう。また、第1立体画像作成部21aは、撮影者の移動動作の結果、左眼用画像と右眼用画像との間で、あおり(変形)等が発生していた場合、そのあおりを補正する補正処理を行なう。また、第1立体画像作成部21aは、左眼用画像と右眼用画像との間で被写体の倍率が異なる場合、一方の画像の倍率を補正する補正処理を行なう。
すなわち、第1立体画像作成部21aは、左眼用画像と右眼用画像とを比較して、立体視が困難とならない範囲であれば、両眼視差が生じるようにするため、位置ずれ、倍率ずれ、変形等の位置合わせの補正処理を行なう。つまり、第1立体画像作成部21aは、立体視が困難とならない範囲であれば、左眼用画像と右眼用画像とを撮影する間のタイムラグに生じる変化を補正する補正処理を行なう。
但し、例えば加速度センサ20の検出が追随できず、左眼用画像と右眼用画像とが予め設定した閾値(例えば両眼視差)より結果的に離れて撮影された場合、又は、あおり等の影響により、左眼用画像と右眼用画像との構図が変化している場合、又は、撮影者の手ブレにより、左眼用画像と右眼用画像との少なくとも一方がブレている場合、又は、左眼用画像と右眼用画像とを比較して、明るさ等の差が予め設定した値(所定値)以上の場合、又は、左眼用画像と右眼用画像とを比較して被写体が所定距離以上移動している場合には、第1立体画像作成部21aは、上述したタイムラグに生じる変化を補正する補正処理を行なうことが困難となる。そのため、左眼用画像と右眼用画像とは、立体視を行なう画像の組として成立しない。この場合、第1立体画像作成部21aは、補正処理を行なわず、図6に示すフローの処理に従って、第2立体画像作成部21cが第2方式又は3方式を行なう。
なお、被写体が所定距離以上移動している場合とは、例えば、左眼用画像と右眼用画像との間で、立体視が困難となる程度に注目する被写体が移動していることをいう。また、明るさ等の差が予め設定した値(所定値)以上の場合とは、例えば、左眼用画像ではフラッシュ撮影を行なわず、右眼用画像ではフラッシュ撮影を行なった場合をいう。
第1立体画像作成部21aが第1方式に基づいて、立体画像の作成処理を行なった後、CPU21は、サブルーチンを終了して、図3に示すステップS102の処理に戻る。
但し、上述したタイムラグに生じる変化を補正する補正処理を行なうことが困難な場合、第1立体画像作成部21aは、その補正処理を行なわず、立体画像の作成処理を中断し、CPU21は、サブルーチンを終了して、図3に示すステップS102の処理に戻る。この場合には、ステップS102において、判断部21bは、不適正の判断をすることになる。
そして、CPU21は、上述した通り、ステップS102〜ステップS104の処理を経た後、左眼用画像及び右眼用画像を記録媒体30に記録する。
ここで、立体画像の再生処理の一例について説明する。例えば、本実施形態では、簡単のため、3Dメガネ(赤青メガネ)により、赤と青のフィルタを通して見ることで、立体写真として鑑賞可能なアナグリフ方式の再生処理を行なうことができる。
例えば、撮影者は、表示モニタ17上で、アナグリフ方式の再生モードを選択することができる。操作部18がアナグリフ方式の再生モードの指示入力を受け付けた場合、CPU21は、記録媒体30から左眼用画像及び右眼用画像をRAM13に読み出す。第1立体画像作成部21aは、左眼用画像及び右眼用画像に基づいて、立体画像を作成する。なお、CPU21は、左眼用画像に赤色を着色し、右眼用画像に青色を着色し、重ね合わせて合成する。そして、CPU21は、立体画像を表示モニタ17に出力させる。表示モニタ17には、図5(c)に示す立体画像が表示される。
合成して表示される2枚の画像には両眼視差があるので、図5(c)では、二重になって見える。しかしながら、撮影者が3Dメガネ50(図5(d))を掛けて表示モニタ17に表示されている立体画像(図5(c))を見ると、1枚の立体画像(図5(e))が見える。
簡単に説明すると、3Dメガネ50の左目に青色フィルタを設け、右目に赤色フィルタを設けることによって、撮影者の左目には、右眼用画像は青色でフィルタリングされて見えず、逆に右目には左眼用画像は赤色でフィルタリングされて見えない。そのため、撮影者の左目には左眼用画像が見え、右目には右眼用画像がそれぞれ見えることになる。その結果、撮影者の脳の中では、立体画像として認識することができる。
次に、他の方式での立体画像の作成処理について説明する。図6は、他の方式での立体画像の作成処理の一例を示すサブルーチンのフローチャートである。図7は、第2方式での立体画像の作成処理を説明する図である。図7では、説明の便宜上、家40の前方に注目する被写体として人物Pが立っている構図を撮影する場合を例示している。
ステップS301:CPU21の第2立体画像作成部21cは、第2方式を行なう。すなわち、第2立体画像作成部21cは、第1画像と第2画像との内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する第2方式に切り替えて実行する。一例として、第2立体画像作成部21cは、先に撮影した第1画像を選択する。
図7(a)、(b)において、例えば第1画像と第2画像とを重ね合わせた場合、第1立体画像作成部21aが位置ずれを補正処理しても、立体視を行なう画像の組として成立しない場合、第2立体画像作成部21cは、第2方式を行なう。
具体的には、第2立体画像作成部21cは、第1画像を用いて、いわゆる2D画像から3D画像(立体画像)へ擬似的に変換する処理(以下「2D/3D変換」という。)を行なう。すなわち、第2立体画像作成部21cは、構図、撮影シーン、被写体形状等により、奥行きを推定することにより、2D/3D変換を行なう。2D/3D変換は、一枚の2次元画像(第1画像)から、デプスマップ(奥行き情報を画像の濃淡で表現したもの)を用いて、立体画像を作成する技術である。
図7に示す通り、第2立体画像作成部21cは、デプスマップから得られた距離情報に基づいて、奥行き情報が適正な場合、第1画像を両眼視差を有する左眼用画像(図7(c))及び右眼用画像(図7(d))に変換する。そして、第2立体画像作成部21cは、左眼用画像(図7(c))及び右眼用画像(図7(d))とを合成することにより、立体画像(図7(e))を作成する(2D/3D変換)。CPU21は、表示モニタ17に図7(e)に示す立体画像を表示させる。
但し、第2立体画像作成部21cは、奥行き情報が不足する等して不適正の場合、立体画像の作成処理を中断し、CPU21は、ステップS302の処理に移行する。この場合には、ステップS302において、判断部21bは、不適正の判断をすることになる。
ステップS302:CPU21の判断部21bは、第2立体画像作成部21cが第2方式により立体画像を作成する過程で立体視が適正か否かを判断する。具体的には、奥行き情報が不足している場合、立体視が困難になるため、判断部21bは、立体画像の立体視が不適正である判断をすることができる。つまり、第2立体画像作成部21cは、第2方式で立体視が困難となる立体画像を作成せずに済むと共に、第3方式で立体視が容易な立体画像を作成できる。したがって、立体画像の立体視が不適正である判断結果の場合(ステップS302:No)、CPU21は、ステップS303の処理に移行する。一方、立体画像の立体視が適正である判断結果の場合(ステップS302:Yes)、CPU21は、図6に示すサブルーチンを終了し、図3に示すステップS104の処理に戻る。
ステップS303:第2立体画像作成部21cは、第3方式を行なう。すなわち、第2立体画像作成部21cは、第1画像と第2画像との内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する第3方式に切り替えて実行する。
図8は、第3方式での立体画像の作成処理を説明する図である。図8では、説明の便宜上、山41(風景)を撮影した場合を例示している。ここで、図8(a)と図8(b)とを比較した場合、第1画像と第2画像とでは、山41が撮影画面上で上下方向にずれているため、判断部21bは、第1方式、第2方式でも、立体画像の立体視が不適正であると判断する。そこで、第2立体画像作成部21cは、第3方式を実行する。具体的には、第2立体画像作成部21cは、先に撮影した第1画像を選択する。
次に、第2立体画像作成部21cは、第1画像と、その第1画像を複製した複製画像とを左右方向に両眼視差(瞳孔間距離)分ずらすことにより、両眼視差を有する左眼用画像(図8(c))及び右眼用画像(図8(d))として、立体画像(図8(e))を作成する。そして、CPU21は、図6に示すサブルーチンを終了して、図3に示すステップS104の処理に戻る。
なお、CPU21は、表示モニタ17に第3方式による立体画像を表示させる際、表示モニタ17の表示サイズに適合するように立体画像を適宜切り出して表示させる。
以上、第1方式、第2方式及び第3方式について説明したが、本実施形態では、判断部21bが第1方式の立体画像の立体視が適正と判断した場合、2枚の画像から立体視が容易となる立体画像を作成することができる。一方、判断部21bが第1方式の立体画像の立体視が不適正と判断した場合、第2立体画像作成部21cは、第2方式に切り替えて、第1画像(左眼用画像)又は第2画像(右眼用画像)から立体画像を作成する。第2方式の立体視の効果は、2枚の画像から立体視画像を作成する第1方式より劣る。しかしながら、第2方式では、2枚の画像を必要としないため、第1方式の撮影に失敗した場合のリカバリーに使うことができる。
また、第1方式の撮影の際、第1画像の撮影後に電源のバッテリ切れが発生して、第2画像が撮影出来ない場合、第2立体画像作成部21cは、電源のバッテリ充電後に、第2方式に切り替えて、第1画像から立体画像を作成しても良い。
なお、判断部21bが第2方式の立体画像の立体視が不適正と判断した場合、第2立体画像作成部21cは、第3方式に切り替えて、第1画像又は第2画像から立体画像を作成する。第3方式の立体視の効果は、第2方式よりさらに劣るものの、奥行き推定や2D/3D変換といった複雑な処理を必要としないという利点を有する。
以上より、第1実施形態の電子カメラ1は、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と第2実施形態とでは、図1に示す同じ構成要素については同じ符号を付し、ここでは、相違点について主に説明する。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と第2実施形態とでは、図1に示す同じ構成要素については同じ符号を付し、ここでは、相違点について主に説明する。
図9は、第2実施形態における電子カメラ2の構成例を示すブロック図である。図10は、電子カメラ2の筐体の正面図である。
電子カメラ2の構成は、複眼式の電子カメラであって、電子カメラ1と比較して、新たに、第2撮影光学系10bと第2撮像素子11bとを備える。第1撮影光学系10aと第2撮影光学系10bとは、同じ構成である。また、第1撮像素子11aと第2撮像素子11bとは、同じ構成であり、第1撮像素子11aと第2撮像素子11bとの出力は、信号処理部12に入力される。
図10に示す通り、第1撮影光学系10aの光軸OA(Optical Axis)1と第2撮影光学系10bの光軸OA2とは、両眼視差に相当する距離だけ離れている。この配置により、立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像を1度の撮影で取得することができる。
通常の撮影モードの場合、CPU21は、第1撮像素子11a又は第2撮像素子11bを駆動する。一方、3D撮影モードの場合、CPU21は、第1撮像素子11a及び第2撮像素子11bを駆動する。
ここで、第1立体画像作成部21aは、第1撮像素子11aと第2撮像素子11bが各々生成した画像から3次元の立体画像を作成する複眼方式(第4方式)を実行する。判断部21bは、第1立体画像作成部21aが立体画像を作成する過程で、複数の画像に基づいて、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。第2立体画像作成部21cは、判断部21bが不適正であると判断した場合、第1実施形態の処理と同様にして他の方式に切り替えて実行する。
次に、電子カメラ2の3D撮影モード時における撮影動作の一例を説明する。ここでは、図3、図4及び図6のフローの処理を参照して、説明する。
ステップS101:CPU21は、レリーズ釦19が半押し操作に続き、全押し操作の指示入力を受け付けることにより、図4に示す立体画像の作成処理のサブルーチンを行なう。ここで、電子カメラ2では、複眼方式により撮影位置をずらして撮影する必要がないため、CPU21は、ステップS201からステップ205での処理に代えて、同時に左眼用画像と右眼用画像とを取得する。そして、ステップS206の処理において、第1立体画像作成部21aは、複眼方式に基づいて、立体画像の作成処理を行なう。
なお、図4のステップS206では、「第1方式に基づいて、立体画像の作成処理」と記載されているが、第2実施形態では、「複眼方式に基づいて、立体画像の作成処理」の記載に置き換えることする。CPU21は、図4に示す立体画像の作成処理のサブルーチンを終了すると、図3に示すステップS102の処理に戻る。
ステップS102:CPU21の判断部21bは、立体画像の立体視が適正か否かを判断する。立体画像の立体視が適正である判断結果の場合(ステップS102:Yes)、CPU21は、ステップS104の処理に移行する。一方、立体画像の立体視が不適正である判断結果の場合(ステップS102:No)、CPU21は、ステップS103の処理に移行する。
ここで、複眼方式では、レンズの基線長が固定されるため、近距離撮影に向かない。そのため、被写体距離が立体視を満たす距離(例えば、50cm)よりも短い場合、判断部21bは、不適正と判断する。これにより、本実施形態では、被写体距離が立体視を満たす距離よりも短いために、立体視が困難となる立体画像を作成せずに済むと共に、他の方式で立体視が容易な立体画像を作成できる。
或いは、左眼用画像と右眼用画像とが、立体視が困難となる程度に異なる場合、判断部21bは、不適正と判断する。例えば、撮影時において、撮影者が指(不図示)で第1撮影光学系10a又は第2撮影光学系10bへの被写体光を一部遮る場合、判断部21bは、不適正と判断する。また、強い光によって光が滲んだりするフレアが、左眼用画像と右眼用画像との一方に発生した場合、判断部21bは、不適正と判断する。つまり、本実施形態では、立体視が困難となる程度に異なる左眼用画像及び右眼用画像に基づいて、立体画像を作成せずに済むと共に、他の方式で立体視が容易な立体画像を作成できる。
ステップS103:CPU21は、他の方式で再処理を行なうため、図6に示すサブルーチンを行なう。なお、図6に示すフローの処理は、第1実施形態の電子カメラ1と同様であるので、説明を省略する。
ステップS104:CPU21は、記録処理を行なう。具体的には、CPU21は、記録I/F部16を介して、右眼用画像及び左眼用画像を記録媒体30に記録する。
以上より、第2実施形態の電子カメラ2は、電子カメラ1と同様、撮影すると立体視が困難になるおそれがある場合であっても、可能な限り、立体視が容易となる立体画像を作成できる。
(実施形態の補足事項)
(1)上述した実施形態では、簡単のため、アナグラフ方式の再生処理を説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。上述した実施形態では、例えばパララックスバリア方式、レンチキュラ方式等の裸眼で立体視が可能な再生処理の方式を採用しても良い。
(1)上述した実施形態では、簡単のため、アナグラフ方式の再生処理を説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。上述した実施形態では、例えばパララックスバリア方式、レンチキュラ方式等の裸眼で立体視が可能な再生処理の方式を採用しても良い。
(2)上述した実施形態の電子カメラ1では、第1方式、第2方式及び第3方式を搭載している場合について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、仮に第1方式と第3方式を搭載して第2方式を搭載していない場合、電子カメラ1は、第1方式から第3方式に切り替えることにより、簡単に第1画像から立体画像を作成することができる。
(3)上述した実施形態では、第1方式において、異なる撮影位置で2枚の画像を撮影した場合について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。上述した実施形態では、例えば、電子カメラ1の装置本体の移動方向に応じて連写された複数の画像から、左眼用画像と右眼用画像とを抽出するようにしても良い。
また、第2立体画像作成部21cは、第2方式、第3方式において、1枚の画像を選択する場合、最も適正な状態の画像を選択することが好ましい。例えば、第1画像と第2画像とを比較して、第2画像が手ブレ等による影響を受けている場合、第2立体画像作成部21cは、第1画像を選択すれば良い。これにより、第2立体画像作成部21cは、撮影した画像のうちで不適正な画像があっても、立体視が容易となる立体画像を作成することができる。
1、2・・・電子カメラ、11a・・・第1撮像素子、11b・・・第2撮像素子、21a・・・第1立体画像作成部、21b・・・判断部、21c・・・第2立体画像作成部
Claims (8)
- 被写体の像を撮像して画像を生成する撮像部と、
前記撮像部が異なる撮影位置で各々生成した前記画像に基づいて、立体画像を作成する第1方式を実行する第1立体画像作成部と、
前記第1立体画像作成部が前記立体画像を作成する過程で、複数の前記画像に基づいて、前記立体画像の立体視が適正か否かを判断する判断部と、
前記判断部が不適正であると判断した場合、複数の前記画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する第2立体画像作成部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
複数の前記画像は、前記立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像であって、
前記左眼用画像の撮影位置と前記右眼用画像の撮影位置との距離間隔が、前記立体視の条件を満たしていない場合、又は、所定の回転操作或いは所定のあおり操作に起因して、前記左眼用画像の撮影位置と前記右眼用画像の撮影位置との位置関係が、前記立体視の条件を満たしていない場合、又は、前記左眼用画像と前記右眼用画像とを比較して前記被写体の明るさが所定値以上異なる場合、又は、前記左眼用画像と前記右眼用画像とを比較して前記被写体が所定距離以上移動している場合、前記判断部は、不適正であると判断することを特徴とする撮像装置。 - 被写体の像を撮像して画像を生成する複数の撮像部と、
複数の前記撮像部が各々生成した前記画像に基づいて、立体画像を作成する複眼方式を実行する第1立体画像作成部と、
前記第1立体画像作成部が前記立体画像を作成する過程で、複数の前記画像に基づいて、前記立体画像の立体視が適正か否かを判断する判断部と、
前記判断部が不適正であると判断した場合、複数の前記画像の内から選択した1枚の画像を用いて立体画像を作成する他の方式に切り替えて実行する第2立体画像作成部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
被写体距離が前記立体視を満たす距離よりも短い場合、前記判断部は、不適正であると判断することを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
複数の前記画像は、前記立体画像の元になる左眼用画像及び右眼用画像であって、
前記左眼用画像と前記右眼用画像とが、前記立体視が困難となる程度に異なる場合、前記判断部は、不適正であると判断することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の撮像装置において、
前記第2立体画像作成部は、前記他の方式として、前記1枚の画像から前記被写体の奥行きを示す奥行き情報を取得し、該奥行き情報が適正な場合に前記1枚の画像を両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像に変換して、前記立体画像を作成する第2方式と、
前記1枚の画像と、該画像を複製した複製画像とを左右方向に両眼視差分ずらすことにより、両眼視差を有する左眼用画像及び右眼用画像として、前記立体画像を作成する第3方式との少なくとも一方を実行することを特徴とする撮像装置。 - 請求項6に記載の撮像装置において、
前記第2立体画像作成部は、前記第2方式を前記第3方式よりも優先して実行し、
前記判断部は、前記第2立体画像作成部が前記第2方式により前記立体画像を作成する過程で、前記立体視が適正か否かを判断し、
前記判断部が不適正であると判断した場合、第2立体画像作成部は、前記第3方式を実行することを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置において、
前記第2方式において前記奥行き情報が不足している場合、前記判断部は、不適正であると判断することを特徴とする撮像装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011192945A JP2013054233A (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | 撮像装置 |
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2011
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