JP2013053595A - 動力発生装置 - Google Patents

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圭亮 岡田
Kazuki Okada
一希 岡田
Koji Okada
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Abstract

【課題】円形プレートを連続的に回転させる動力発生装置を提供すること。
【解決手段】円形プレート4に支持され、機枠2に設けたカム2aによって回動される第1の作動レバー12と、扇形プレート5の揺動軸4aより出力軸3側に配置された揺動軸4bによって円形プレートに支持され、前記第1の作動レバーの先端に係合され、第1のばね13cによって基端方向に付勢されたコロ13bを備えた第2の作動レバー13と、扇形プレートの揺動軸に支持された揺動プレート14と、該揺動プレートに前記第2の作動レバーの揺動軸に対して同心円上に移動可能に支持され、前記第2の作動レバーのコロを係合させた前記第2の作動レバーの揺動軸を中心とした同心円に倣って形成されたガイド面15cを備えたガイドプレート片15と、前記揺動プレートと前記扇形プレートとの間に介在された歯車列16とによって構成された扇形プレート作動手段10を備えたものとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、動力発生装置に関するもので、詳しくは、テコの原理を利用して出力軸を回転させる動力発生装置に関するものである。
同一重量の重りを両端に付けた棒を片寄った位置で回転可能に支持した場合、テコの原理により長腕側の重りが重力降下し、棒は垂直状態となって停止する。ここで、回転中心から重りまでの距離が、例えば、右側において左側よりも常に長い距離のものとすることができれば、棒は重力によって右回転を続けることができる。
即ち、図1に示したように、上部において重り101は常に立ち上がり、その立ち上がり状態が右側においては維持され、下部において重り101は常に折り畳まれ、その折り畳み状態が左側においては維持された場合、左右の重量のアンバランスは連続的に続くこととなり、該重り101を周縁に配設した円形プレート102は、連続的に右回転を続けることとなる。
本発明は、上記のような円形プレートの右側と左側の重量を常にアンバランスにすることによって、円形プレートを連続的に回転させる動力発生装置に関するもので、該動力発生装置における円形プレートの回転力を、確実に得ることができる構成を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1の本発明に係る動力発生装置は、軸芯が水平に位置され、回転可能に支持された出力軸と、前記出力軸の半径方向外方に延設された円形プレートと、前記円形プレートの周縁部に周方向等間隔に揺動可能に設置された複数の扇形プレートと、前記扇形プレートが前記円形プレートの最上位置付近に達したとき、その扇形プレートを立ち上げる方向へ揺動させると共に、前記扇形プレートが最上位置付近から最下位置付近に達するまで、前記扇形プレートを立ち上げた状態に維持させ、前記扇形プレートが最下位置付近に達したときに、その扇形プレートを畳み込む方向へ揺動させると共に、前記扇形プレートが最下位置付近から最上位置付近に達するまで、前記扇形プレートを畳み込んだ状態に維持させる扇形プレート作動手段とを備え、前記扇形プレート作動手段は、前記円形プレートに揺動自在に支持され、機枠に設置したカムによって回動される第1の作動レバーと、前記扇形プレートの揺動軸より前記出力軸側に配置された揺動軸によって前記円形プレートに揺動自在に支持され、前記第1の作動レバーの先端に係合され、基端方向へ移動可能に配設されると共に、第1のばねによって基端方向に付勢されたコロを備えた第2の作動レバーと、前記扇形プレートの揺動軸に揺動可能に支持された揺動プレートと、該揺動プレートに前記第2の作動レバーの揺動軸に対して同心円上に移動可能に支持され、前記第2の作動レバーのコロを係合させた前記第2の作動レバーの揺動軸を中心とした同心円に倣って形成されたガイド面を備えたガイドプレート片と、前記揺動プレートと前記扇形プレートとの間に介在された歯車列とによって構成され、前記扇形プレートが前記円形プレートの最上位置付近に達したとき、前記カムによって前記第1の作動レバーを一方に作動させ、該第1の作動レバーによって前記第2の作動レバーを一方に作動させ、該第2の作動レバーによって前記ガイドプレート片を一方に移動させ、それによって前記揺動プレートを一方に揺動させ、該揺動プレートの揺動を前記歯車列によって前記扇形プレートに伝達して該扇形プレートを立ち上げ、前記扇形プレートが最下位置付近に達したときに、前記カムによって前記第1の作動レバーを他方に作動させ、該第1の作動レバーによって前記第2の作動レバーを他方に作動させ、該第2の作動レバーによって前記ガイドプレート片を他方に移動させ、それによって前記揺動プレートを他方に揺動させ、該揺動プレートの揺動を前記歯車列によって前記扇形プレートに伝達して該扇形プレートを畳み込むようにしたことを特徴とする動力発生装置とした。
また、請求項2の本発明に係る動力発生装置は、前記請求項1の発明において、前記扇形プレート作動手段は、前記扇形プレートが畳み込まれた状態から所定量立ち上げられた状態までの間付勢し、前記扇形プレートが畳み込まれるときに蓄圧される第2のばねと、前記扇形プレートが立ち上げられた状態から所定量畳み込まれるまでの間付勢し、前記扇形プレートが立ち上げられるときに蓄圧される第3のばねとによって構成されたばねアッセンブリをさらに備え、前記第2のばねの蓄圧された付勢力と前記第3のばねの蓄圧された付勢力によって、前記扇形プレートの作動初期において前記扇形プレートの作動を補助することを特徴とする。
また、請求項3の本発明に係る動力発生装置は、前記請求項1の発明において、前記扇形プレート作動手段は、前記扇形プレートが最下位置付近から最上位置付近に達するまで、該扇形プレートを畳み込んだ状態に維持させると共に、扇形プレートが最上位置付近に達した際に、該扇形プレートを解放する位置保持手段をさらに備えることを特徴とする。
上記した請求項1の本発明に係る動力発生装置によれば、円形プレートの最上位置付近及び最下位置付近において、扇形プレートが、扇形プレート作動手段によって中心となる出力軸に近づけられたり遠ざけられたりするため、円形プレートの左右のアンバランスによって、円形プレートは連続的に回転を続けることができる。
また、上記した請求項2の本発明に係る動力発生装置によれば、扇形プレートの作動初期状態で、ばねアッセンブリの蓄圧されているばね付勢力によって補助的に作動されるので、扇形プレートの作動がスムースに行なわれる。
更に、上記した請求項3の本発明に係る動力発生装置によれば、扇形プレートを、最下位置付近から最上位置付近に達するまで確実に畳み込んだ状態に維持できるので、円形プレートの左右のアンバランスが確実に形成され、円形プレートはより確実に回転を続けることができる。
本発明に係る動力発生装置の原理を説明する模式図であり、(a)正面図、(b)は側面図である。 本発明に係る動力発生装置の一実施の形態を示した正面図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の扇形プレート作動手段を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置のカム及び第1作動レバー、第2作動レバーを示したであり、(a)は正面図、(b)は側断面図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の揺動プレート、該揺動プレートに支持されたガイドプレート片、揺動プレートと扇形プレートとの間に介在された歯車列を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図、(c)は揺動プレート間に配置されたガイドプレート片等を示した正面図である。 図5に示した揺動プレート、ガイドプレート片、歯車列等の取付け構造を示した図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の揺動プレートの作動を示した模式図で、(a)は揺動プレートが反時計方向に傾動した状態を示し、(b)は揺動プレートの移動の中間状態を示し、(c)は揺動プレートが時計方向に傾動した状態をそれぞれ示している。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の歯車列の一部を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図、(c)は歯車列の一部を示した正面図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の歯車列の一部を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図、(c)は歯車列の一部を示した正面図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置のばねアッセンブリを示した図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図である。(c)はばねアッセンブリの作動を示した模式図である。 図2に示した本発明に係る動力発生装置の位置保持手段を示した図であり、(a)は位置保持手段が扇形プレートを解放する直前の状態を示した正面図及び側断面図、(b)は位置保持手段が扇形プレートを解放した直後の状態を示した正面図及び側断面図等である。
以下、本発明に係る動力発生装置の実施の形態を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図2〜図11は、本発明に係る動力発生装置の一実施の形態を示したものである。
この実施の形態に係る動力発生装置1は、図2に示すように、機枠2に水平に出力軸3が回転自在に設置され、その出力軸3に円形プレート4の中心が固着されている。円形プレート4の周縁には、周方向に等間隔に6個の軸4aが植設されている。そして、それらの軸4aには、扇形プレート5(5A〜5F)がそれぞれ揺動可能に設置されており、それらの扇形プレート5の周縁には、弧状の重り6がそれぞれ添設されている。
なお、円形プレート4の裏面側にも扇形プレート5を配置しても良く、その場合には、相隣り合う扇形プレート5が互いに干渉しないように表裏に互い違いに配置し、計12枚の扇形プレート5を配置することとすることが好ましい。
この動力発生装置1では、円形プレート4の右側に位置する扇形プレート5A〜5Cが外方に張り出した状態(出力軸3から遠ざけられた状態)に保持され、左側に位置する扇形プレート5D〜5Fが内方に畳まれた状態(出力軸3に近づけられた状態)に保持され、そのアンバランスによって、円形プレート4が図2における時計方向(右方向)に回転され、それに伴って出力軸3が時計方向に回転される。
この動力発生装置1では、扇形プレート5が円形プレート4の最上位置付近(図2の状態では、5Fから5Aまでの間)に達したとき、その扇形プレート5を立ち上げる方向へ揺動させると共に、その扇形プレート5を最下位置付近に達するまで、扇形プレート5を立ち上げた状態に維持させ、且つ、扇形プレート5が円形プレート4の最下位置付近(図2の状態では、5Cから5Dまでの間)に達したときに、その扇形プレート5を畳み込む方向へ揺動させると共に、その扇形プレート5を最上位置付近に達するまで畳み込んだ状態に維持させる、扇形プレート作動手段10を備えている。
上記扇形プレート作動手段10は、図3に示すように、ブラケット11を介して円形プレート4に揺動自在に支持された第1の作動レバー12と、上記扇形プレート5の揺動軸である軸4aより出力軸3側に配置された軸4bを介して前記円形プレート4に揺動自在に支持された第2の作動レバー13と、前記扇形プレート5の軸4aに揺動可能に支持された揺動プレート14と、該揺動プレート14に前記第2の作動レバー13の揺動軸である軸4bに対して同心円上に移動可能に支持されたガイドプレート片15と、前記揺動プレート14と扇形プレート5との間に配設された歯車列16と、円形プレート4に対して扇形プレート5を付勢するばねアッセンブリ17と、扇形プレート5を所定状態に保持する位置保持手段18とを備えている。
第1の作動レバー12は、図4に示すように、下端部が、軸4b及び新たな軸4cとによって円形プレート4に支持されたブラケット11Aと、周縁に張り出した6個の舌片部においてやはり軸4b及び軸4cによって円形プレート4に支持され、中央に出力軸3が挿通された円環状ブラケット11Bとの両ブラケット11A,11B間に立設された軸11aに揺動可能に支持されている。そして、該第1の作動レバー12の先端面にはギヤ12aが形成され、一方の側端部にはローラ12bが配設され、中央部には軸4cとの干渉を避けるための切り欠き孔12cが形成されている。一方、機枠2には、溝カム2aが配設されており、この溝カム2aに上記ローラ12bが係合されている。
第2の作動レバー13は、同じく図4に示すように、基部が軸4bに揺動自在に支持されている。この作動レバー13の先端部には、ブロック13aが作動レバー13の長手方向に移動自在に配設されている。このブロック13aの上端にはコロ13bが配設されている。そして、ブロック13aの下端は、引張りコイルばね(第1のばね)13cによって軸4b方向へ付勢されている。また、第2の作動レバー13の基端面にはギヤ13dが形成されており、該ギヤ13dは、上記第1の作動レバー12のギヤ12aに噛合している。
揺動プレート14は、図5及び図6に示すように、軸4aに揺動自在に支持された表側と裏側の2枚のプレート14A,14Bから成る。この2枚プレートから成る揺動プレート14は、図5(c)に示すように、その中間の両側部及び下方の両側部に設けられた計4個の軸14a,14b,14c,14dによって所定の間隔を隔てて一体的に結合されている。そして、この2枚プレートから成る揺動プレート14間には、下端部が軸4a及び軸4bに支持された固定プレート19が配設され、この固定プレート19の上端にはギヤ19aが形成されている。また、固定プレート19の上方には、略T字形状の補助プレート20が揺動プレート14間に回転可能に支持された軸14eに固設され、該補助プレート20の下端に形成されたギヤ20aが上記固定プレート19の上端に形成されたギヤ19aに噛合している。また、補助プレート20の上方中央部にはローラ20bが回転自在に配設され、上端面にはガイド面20cが形成されている。
ガイドプレート片15は、上記揺動プレート14と補助プレート20とによって支持されている。即ち、ガイドプレート片15は、表側の揺動プレート14Aと補助プレート20との間に配置され、該ガイドプレート片15の両側の表裏板面に設けられたローラ15aが表裏の揺動プレート14A,14Bにそれぞれ設けられた長孔14fに係合され、ガイドプレート片15の中央部に形成された長孔15bに補助プレート20の上端に配設されたローラ20bが係合されている。そして、ガイドプレート片15は、これらのローラ15a,20bと長孔14f,15bとの係合によって、前記第2の作動レバー13の揺動軸である軸4bに対して同心円上に移動可能に支持されている。このガイドプレート片15の上端面には、ガイド面15cが形成されている。このガイド面15cは、軸4bを中心とした同心円(半径R)に倣って形成されており、ガイド面15cの両端部には、突起15d,15eがそれぞれ形成されている。また、表側の揺動プレート14Aの上方中央部には、補助プレート20の上端に配設されたローラ20bとの干渉を避けるための切り欠き孔14gが形成されている。また、表裏の揺動プレート14A,14Bの適所には、軽量化のための肉盗み孔14hが形成されている。
そして、第2の作動レバー13のコロ13bが、ガイドプレート片15のガイド面15cと補助プレート20のガイド面20cに当接されている。その結果、第2の作動レバー13が作動されると、図7(a)に示すように、突起15dに当接していたコロ13bが、図7(b)の状態を経て、ガイドプレート片15のガイド面15c及び補助プレート20のガイド面20cに沿って図7(c)に示すように反対方向に移動し、突起15eに当接する。それに伴って揺動プレート14が、図7(c)に示すように、第2の作動レバー13の引張りコイルばね(第1のばね)13cの付勢力によって軸4aを中心にして時計方向へ揺動される。そして、揺動プレート14は、再度第2の作動レバー13が反対方向へ作動されるまで、その位置に保持される。
歯車列16は、図6、図8及び図9に示すように、上記補助プレート20が固設された揺動プレート14に回転可能に支持された上記軸14eの端部に固設されたギヤ16aと、同じく揺動プレート14に回転可能に支持された新たな軸14iの端部に固設されたギヤ16b,16cと、円形プレート4の上記軸4aに回転自在に配設された一体のギヤ16d、16eと、揺動プレート14間を所定の間隔を隔てて一体的に結合する上記軸14aの端部に回転自在に配設された一体のギヤ16f、16gと、扇形プレート5に一体に形成されたギヤ16hとによって構成されている。そして、図8に示すように、補助プレート20の回動に伴って回転するギヤ16aはギヤ16bと、ギヤ16bと一体的に回転するギヤ16cはギヤ16dと、図9に示すように、ギヤ16dと一体的に回転するギヤ16eはギヤ16fと、ギヤ16fと一体的に回転するギヤ16gはギヤ16hとそれぞれ噛合されている。
そして、揺動プレート14及び補助プレート20が回動されると、ギヤ16aが回転し、ギヤ16bが回転される。ギヤ16bが回転されると、軸14iを介してギヤ16cが回動され、それによってギヤ16d,16eが回転される。ギヤ16eが回転されると、それによってギヤ16f,16gが回転される。ギヤ16gが回転されると、該ギヤ16gは、ギヤ16hを介して扇形プレート5を回動させる。
ばねアッセンブリ17は、図10に示すように、2つの捩じりコイルばね(第2、第3のばね)21,22によって構成されている。
一方の捩じりコイルばね21は、扇形プレート5の揺動軸である上記軸4aに巻回され、両端部21a,21bが円形プレート4に立設されたピン4d,4eにそれぞれ係合され、他方の捩じりコイルばね22は、やはり軸4aに巻回され、両端部22a,22bが円形プレート4に立設されたピン4f,4gにそれぞれ係合されている。そして、それぞれの捩じりコイルばね21,22の一端部21b,22bは、ピン4e,4gを越えて延設されている。また、扇形プレート5には、ピン5aが立設されている。
そして、図10(c)に示すように、図示は省略したが扇形プレートが時計方向に回動されるとそれに伴いピン5aが時計方向に回動し、ピン5aが捩じりコイルばね21の端部21bに当接し、さらに捩じりコイルばね21の付勢力に抗して回動される。それにより、捩じりコイルばね21は蓄圧される。また、扇形プレートが反時計方向に回動されるとそれに伴いピン5aが反時計方向に回動し、ピン5aが捩じりコイルばね22の端部22bに当接し、さらに捩じりコイルばね22の付勢力に抗して回動される。それにより、捩じりコイルばね22は蓄圧される。
位置保持手段18は、図11に示すように、扇形プレート5の周縁に配設された固定爪23と、ブラケット24を介して円形プレート4に支持された回動爪25と、機枠2に支持された解除ローラ26とによって構成されている。
回動爪25は、周縁に張り出した6個の舌片部において上記軸4cによって円形プレート4に支持され、中央に出力軸3及び後記する解除ローラの支持ステー28が挿通された円環状ブラケット24に立設された軸24aに回動自在に支持されている。回動爪25には長孔25aが形成され、該長孔25aに円環状ブラケット24に立設された軸24bが挿入され、回動爪25の回動が規制されている。一方、円環状ブラケット24に立設された軸24cには捩じりコイルばね27が巻回され、該捩じりコイルばね27の一端が円環状ブラケット24に立設されたばね受け軸24dに係合され、他端が回動爪25の後端部に立設されたばね受け軸25bに当接され、回動爪25を係合方向に付勢している。
解除ローラ26は、支持ステー28を介して機枠2の所定位置に支持されている。そして、該位置保持手段18は、図11(a)に示すように、扇形プレート5に配設された固定爪23と円形プレート4に支持された回動爪25とが係合し、扇形プレート5が最下位置付近から最上位置付近に達するまで、該扇形プレート5を畳み込んだ状態に維持させ、扇形プレート5が最上位置付近に達した際に、図11(b)に示すように、機枠2に支持された解除ローラ26に回動爪25の後端が当接し、回動爪25が反時計方向に回動することにより固定爪25との係合が解除され、扇形プレート5を解放する。
このように構成された本発明の実施の形態に係る動力発生装置1は、以下のように作動される。
先ず、扇形プレート5が円形プレート4の左側に位置する間は、第1の作動レバー12のローラ12bが溝カム2aの谷に位置し、図7(a)に示すように、第2の作動レバー13のコロ13bがガイドプレート片15の突起15dに当接した状態にある。この状態における揺動プレート14は、反時計方向に傾動した状態にあり、扇形プレート5は畳み込まれた状態(出力軸3に近づけられた状態)にある。そして、扇形プレート5は、第2の作動レバー13の引張りコイルばね13cの付勢力、及び扇形プレート5の固定爪23と円形プレート4に支持された回動爪25との係合によって、その畳み込まれた状態が確実に維持される。また、この状態においては、ばねアッセンブリ17のばね22が撓められた蓄圧状態にある。
上記の状態で、扇形プレート5が、図2における円形プレート4の最上位置付近(図2の状態では、5Fから5Aまでの間)に達すると、解除ローラ26に回動爪25の後端が当接し、回動爪25が反時計方向に回動することにより固定爪25との係合が解除され、扇形プレート5が解放される。また、第1の作動レバー12のローラ12bが溝カム2aの山に達し、該第1の作動レバー12は、軸11aを中心に反時計方向に回動される。すると、第2の作動レバー13は、第1の作動レバー12のギヤ12a,第2の作動レバー13のギヤ13dを介して軸4bを中心に時計方向に回動され、第2の作動レバー13のコロ13bが、図7(c)に示したように、ガイドプレート片15の突起15e方向に移動される。この際、ガイドプレート片15は、第2の作動レバー13の揺動軸である軸4bに対して同心円上に移動可能に揺動プレート14及び補助プレート20に支持されていると共に、ガイドプレート片15のガイド面15cは前記軸4bを中心とした同心円(半径R)に倣って形成されているため、コロ13bはガイド面15cに沿ってスムースに図7(a)の状態から図7(c)の状態に移動する。このコロ13bの移動に伴って、引張りコイルばね13cの揺動プレート14に対する付勢方向が反転し、該引張りコイルばね13cの付勢力によって揺動プレート14を軸4aを中心に時計方向に回動させ、歯車列16を介して扇形プレート5が軸4aを中心に時計方向、即ち、立ち上げられる方向に回動される。その際、扇形プレート5は、ばねアッセンブリ17の捩じりコイルばね22の付勢力によってその回動が増大される。
そして、第2の作動レバー13のコロ13bが、図7(c)に示すように、ガイドプレート片15の突起15eに当接し、扇形プレート5が立ち上げられた状態(出力軸3から遠ざけられた状態)になってその回動が止められる。その間、捩じりコイルばね21は、扇形プレート5の慣性力によって撓められ、蓄圧状態となる。
そして、扇形プレート5は立ち上げられた状態で、図2における最下位置付近(図2の状態では、5Cから5Dまでの間)に達すると、第1の作動レバー12のローラ12bが溝カム2aの谷に達する。したがって、第1の作動レバー12は、軸11aを中心に時計方向に回動される。すると、第2の作動レバー13は、第1の作動レバー12のギヤ12a,第2の作動レバー13のギヤ13dを介して軸4bを中心に反時計方向に回動され、第2の作動レバー13のコロ13bが、図7(a)に示したように、ガイドプレート片15の突起15d方向に移動される。このコロ13bの移動も上記と同様の理由によりスムースに行われ、このコロ13bの移動に伴って、引張りコイルばね13cの揺動プレート14に対する付勢方向が反転し、該引張りコイルばね13cの付勢力によって揺動プレート14を軸4aを中心に反時計方向に回動させ、歯車列16を介して扇形プレート5が軸4aを中心に反時計方向、即ち、畳み込まれる方向に回動される。その際、扇形プレート5は、ばねアッセンブリ17の捩じりコイルばね21の付勢力によってその回動が増大される。
そして、第2の作動レバー13のコロ13bが、図7(a)に示すように、ガイドプレート片15の突起15dに当接し、扇形プレート5が畳み込まれた状態(出力軸3に近づけられた状態)になってその回動が止められる。その間、捩じりコイルばね22は、扇形プレート5の慣性力によって撓められ、蓄圧状態となる。また、扇形プレート5の固定爪23と円形プレート4に支持された回動爪25とが係合し、扇形プレート5が位置保持手段18により畳み込まれた状態に維持される。
そして、扇形プレート5は、この畳み込まれた状態が、図2における円形プレート4の最上位置付近まで維持される。
このようにして、本発明の実施の形態に係る動力発生装置1では、右側に位置する扇形プレート5が円形プレート4から外方に立ち上げられた状態(出力軸3から遠ざけられた状態)に常に維持され、一方、左側に位置する扇形プレート5が円形プレート4内に畳み込まれた状態(出力軸3に近づけられた状態)に維持されるため、円形プレート4は連続的に時計方向に回転され、該円形プレート4と一体の出力軸3が時計方向に回転される。
以上、本発明に係る動力発生装置の好適な実施の形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
以上に説明した本発明に係る動力発生装置によれば、円形プレートの左右の重量のアンバランスは連続的に続くこととなり、円形プレートは回転を続けることができる。そのため、円形プレートの中心の出力軸に発電機を接続することにより、発電装置としての利用が可能である。
1 動力発生装置
2 機枠
2a カム溝
3 出力軸
4 円形プレート
4a,4b,4c 軸
4d,4e,4f,4g ピン
5(5A〜5F) 扇形プレート
5a ピン
6 重り
10 扇形プレート作動手段
11(11A,11B) ブラケット
11a 軸
12 第1の作動レバー
12a ギヤ
12b ローラ
12c 長孔
13 第2の作動レバー
13a ブロック
13b コロ
13c 引張りコイルばね(第1のばね)
13d ギヤ
14(14A,14B) 揺動プレート
14a,14b,14c,14d,14e,14i 軸
14f 長孔
14g 切り欠き孔
14h 肉盗み孔
15 ガイドプレート片
15a ローラ
15b 長孔
15c ガイド面
15d,15e 突起
16 歯車列
16a,16b,16c,16d,16h,16i ギヤ
17 ばねアッセンブリ
18 位置保持手段
19 固定プレート
19a ギヤ
20 補助プレート
20a ギヤ
20b ローラ
20c ガイド面
21 捩じりコイルばね(第2のばね)
21a,21b 端部
22 捩じりコイルばね(第3のばね)
22a,22b 端部
23 固定爪
24 ブラケット
24a,24b,24c 軸
24d ばね受け軸
25 回動爪
25a 長孔
25b ばね受け軸
26 解除ローラ
27 捩じりコイルばね
28 支持ステー

Claims (3)

  1. 軸芯が水平に位置され、回転可能に支持された出力軸と、前記出力軸の半径方向外方に延設された円形プレートと、前記円形プレートの周縁部に周方向等間隔に揺動可能に設置された複数の扇形プレートと、前記扇形プレートが前記円形プレートの最上位置付近に達したとき、その扇形プレートを立ち上げる方向へ揺動させると共に、前記扇形プレートが最上位置付近から最下位置付近に達するまで、前記扇形プレートを立ち上げた状態に維持させ、前記扇形プレートが最下位置付近に達したときに、その扇形プレートを畳み込む方向へ揺動させると共に、前記扇形プレートが最下位置付近から最上位置付近に達するまで、前記扇形プレートを畳み込んだ状態に維持させる扇形プレート作動手段とを備え、前記扇形プレート作動手段は、前記円形プレートに揺動自在に支持され、機枠に設置したカムによって回動される第1の作動レバーと、前記扇形プレートの揺動軸より前記出力軸側に配置された揺動軸によって前記円形プレートに揺動自在に支持され、前記第1の作動レバーの先端に係合され、基端方向へ移動可能に配設されると共に、第1のばねによって基端方向に付勢されたコロを備えた第2の作動レバーと、前記扇形プレートの揺動軸に揺動可能に支持された揺動プレートと、該揺動プレートに前記第2の作動レバーの揺動軸に対して同心円上に移動可能に支持され、前記第2の作動レバーのコロを係合させた前記第2の作動レバーの揺動軸を中心とした同心円に倣って形成されたガイド面を備えたガイドプレート片と、前記揺動プレートと前記扇形プレートとの間に介在された歯車列とによって構成され、前記扇形プレートが前記円形プレートの最上位置付近に達したとき、前記カムによって前記第1の作動レバーを一方に作動させ、該第1の作動レバーによって前記第2の作動レバーを一方に作動させ、該第2の作動レバーによって前記ガイドプレート片を一方に移動させ、それによって前記揺動プレートを一方に揺動させ、該揺動プレートの揺動を前記歯車列によって前記扇形プレートに伝達して該扇形プレートを立ち上げ、前記扇形プレートが最下位置付近に達したときに、前記カムによって前記第1の作動レバーを他方に作動させ、該第1の作動レバーによって前記第2の作動レバーを他方に作動させ、該第2の作動レバーによって前記ガイドプレート片を他方に移動させ、それによって前記揺動プレートを他方に揺動させ、該揺動プレートの揺動を前記歯車列によって前記扇形プレートに伝達して該扇形プレートを畳み込むようにしたことを特徴とする動力発生装置。
  2. 前記扇形プレート作動手段は、前記扇形プレートが畳み込まれた状態から所定量立ち上げられた状態までの間付勢し、前記扇形プレートが畳み込まれるときに蓄圧される第2のばねと、前記扇形プレートが立ち上げられた状態から所定量畳み込まれるまでの間付勢し、前記扇形プレートが立ち上げられるときに蓄圧される第3のばねとによって構成されたばねアッセンブリをさらに備え、前記第2のばねの蓄圧された付勢力と前記第3のばねの蓄圧された付勢力によって、前記扇形プレートの作動初期において前記扇形プレートの作動を補助することを特徴とする、請求項1に記載の動力発生装置。
  3. 前記扇形プレート作動手段は、前記扇形プレートが最下位置付近から最上位置付近に達するまで、該扇形プレートを畳み込んだ状態に維持させると共に、扇形プレートが最上位置付近に達した際に、該扇形プレートを解放する位置保持手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の動力発生装置。
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