JP2013052943A - エレベータの電力量積算装置および電力量積算方法 - Google Patents

エレベータの電力量積算装置および電力量積算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力量測定器を用いることなく、低コストおよび省スペースな構成により、巻上モータの消費電力量を積算することができるエレベータの電力量積算装置を得る。
【解決手段】エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算装置10であって、エレベータのかごを昇降させる巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定する積算条件設定部11と、エレベータの運転を制御する運転制御部20から入力される情報であって、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報21と、モータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を積算する電力量積算部12とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算装置および電力量積算方法に関する。
従来から、エレベータで消費される電力量を積算するために、インバータ制御される巻上モータへの電力供給ライン、かご内や乗場の照明への電力供給ラインおよびエレベータの運転を制御する運転制御部への電力供給ライン等に電力量測定器をそれぞれ設置していた。
すなわち、エレベータとは別に電力量測定器を設置しなければならず、また、巻上モータ、照明、運転制御部等の消費電力部それぞれに電力量測定器を設置しなければならないので、多大な作業時間を要するという問題があった。
また、電力量測定器の設置作業中は、エレベータを停止する必要があるので、エレベータの停止により利用者に不便を来すとともに、全ての消費電力部に電力量測定器を設置することは事実上不可能なので、エレベータの作動状況把握を多面的に行うことができないという問題もあった。
そこで、このような問題を解決するために、照明に係る標準消費電力と、運転制御部に係る標準消費電力とを設定する積算条件設定手段と、照明が点灯状態であるか消灯状態であるかの動作情報および運転制御部の動作情報を運転制御部から受信し、照明に係る標準消費電力にその動作時間を乗じて消費電力量として積算するとともに、運転制御部に係る標準消費電力にその動作時間を乗じて消費電力量として積算し、電流検出器から供給された巻上モータの実使用電力を消費電力量として積算する消費電力量積算手段とを備えたエレベータの電力量積算装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−220070号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来のエレベータの電力量積算装置では、巻上モータの消費電力量は、インバータ制御回路に設けられた電流検出器(電力量測定器)から供給される実使用電力に基づいて積算されている。
そのため、少なくとも1つの電力量測定器を設ける必要があるので、装置のコストが上昇するという問題がある。また、電力量測定器の設置スペースが必要になるが、例えば機械室のないエレベータにおいては、巻上モータへの電力供給ラインに電力量測定器を設置するスペースを確保することができないという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力量測定器を用いることなく、低コストおよび省スペースな構成により、巻上モータの消費電力量を積算することができるエレベータの電力量積算装置および電力量積算方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの電力量積算装置は、エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算装置であって、エレベータのかごを昇降させる巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定する積算条件設定部と、エレベータの運転を制御する運転制御部から入力される情報であって、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、モータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を積算する電力量積算部と、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベータの電力量積算方法は、エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算方法であって、エレベータのかごを昇降させる巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定する積算条件設定ステップと、エレベータの運転を制御する運転制御部から入力される情報であって、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、モータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を積算する電力量積算ステップと、を備えたものである。
この発明に係るエレベータの電力量積算装置および電力量積算方法によれば、積算条件設定部(ステップ)は、巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定し、電力量積算部(ステップ)は、運転制御部から入力され、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、モータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を積算する。
そのため、電力量測定器を用いることなく、低コストおよび省スペースな構成により、巻上モータの消費電力量を積算することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの電力量積算装置を、運転制御部とともに示すブロック構成図である。 図1に示した電流値マトリクス記憶部に記憶される複数の消費電流テーブルのうち、かごが上昇方向に定格速度で走行している場合の消費電流テーブルを示すマトリクス図である。 図1に示した運転制御部の運転状況情報を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの電力量積算装置の電力量積算処理を例示するフローチャートである。
以下、この発明に係る、エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの電力量積算装置10(以下、「電力量積算装置10」と略称する)を、エレベータ(図示せず)の運転を制御する運転制御部20とともに示すブロック構成図である。図1において、電力量積算装置10は、積算条件設定部11、電力量積算部12および表示部13を備えている。
積算条件設定部11は、電流値マトリクス記憶部111、待機電力記憶部112、待機電力補正係数記憶部113、かご内照明点灯時消費電力記憶部114および回生電力補正係数記憶部115を有している。
積算条件設定部11は、エレベータのかご(図示せず)を昇降させる巻上モータ(図示せず)の駆動時における消費電力情報を、モータ用積算条件として、電流値マトリクス記憶部111に設定する。以下、図2を参照しながら、電流値マトリクス記憶部111について説明する。
図2は、電流値マトリクス記憶部111に記憶される複数の消費電流テーブルのうち、かごが上昇方向に定格速度で走行している場合、すなわち、巻上モータが、かごを定格速度で上昇させる方向に駆動している場合の消費電流テーブルを示すマトリクス図である。
なお、電流値マトリクス記憶部111には、このほかに、かごが上昇方向に加速走行している場合、かごが上昇方向に減速走行している場合、かごが下降方向に加速走行している場合、かごが下降方向に定格速度で走行している場合およびかごが下降方向に減速走行している場合の、合わせて6つの消費電流テーブルが記憶されている。
図2において、横列はエレベータの負荷率を示し、縦行はかごの定格速度を示している。ここで、負荷率は、かご内人数およびかごの最大負荷によって決定され、定格速度は、エレベータの機種等によって決定される。図2より、例えば、運転制御部20からの運転状況情報21に基づいて、負荷率が50〜59%であり、定格速度が105m/minである場合、消費電流は2.8(A)となる。なお、電圧は一定なので、消費電力を算出することができる。
また、積算条件設定部11は、巻上モータの停止時における待機電力(消費電力情報)を、モータ用積算条件として、待機電力記憶部112に設定し、巻上モータの停止時において、巻上モータが方向の情報を有している場合に、巻上モータの消費電力量を補正する待機電力補正係数を、モータ用積算条件として、待機電力補正係数記憶部113に設定する。
さらに、積算条件設定部11は、エレベータのかご内照明の点灯時の消費電力(消費電力情報)を、照明用積算条件として、かご内照明点灯時消費電力記憶部114に設定する。なお、積算条件設定部11は、エレベータのかご内照明だけでなく、エレベータの乗場照明の消費電力情報を、併せて照明用積算条件として設定してもよいし、エレベータの乗場照明の消費電力情報のみを、照明用積算条件として設定してもよい。
また、積算条件設定部11は、エレベータが回生電力を発生する場合、すなわち、エレベータが回生コンバータを有する機種である場合に、巻上モータの駆動時の消費電力量を補正するための回生電力補正係数を、補正用積算条件として、回生電力補正係数記憶部115に設定する。ここで、回生コンバータは、エレベータの運転時に生じる余分なエネルギーを、電力として再利用するために回収するものである。
なお、積算条件設定部11は、運転制御部20の消費電力情報を、制御部用積算条件として設定してもよいし、表示部13の消費電力情報を、表示部用積算条件として設定してもよい。なお、制御部用積算条件は、例えば、運転制御部20を種々の条件により、所定時間動作させて求めた消費電力とする。
また、積算条件設定部11は、積算条件として、上記の消費電力情報および補正係数の他に、エレベータの機種、かごの最大負荷、定格速度走行時の電流値、上昇方向走行時の電流値、下降方向走行時の電流値、測定開始日時、測定終了日時、測定周期として、分、日、週、月毎等を、測定目的に応じてあらかじめ設定することができる。なお、積算条件設定部は、パソコン等からなる入力装置により、外部から通信により積算条件を設定してもよい。
運転制御部20は、運転状況情報21を電力量積算部12にリアルタイムに出力する。以下、図3を参照しながら、運転制御部20が出力する運転状況情報21について説明する。図3は、運転制御部20の運転状況情報21を示す機能ブロック図である。
図3において、運転状況情報21には、かご内負荷率211、巻上モータの停止状態を示すかごの停止状態(方向あり)212および停止状態(方向なし)213、巻上モータの駆動状態を示すかごの加速状態214、定格速度走行状態215および減速状態216、かごの上昇方向走行状態217および下降方向走行状態218、並びにかご内照明の点灯状態219が含まれている。
なお、積算条件設定部11が乗場照明に係る照明用積算条件を設定した場合、運転制御部20に係る制御部用積算条件を設定した場合または表示部13に係る表示部用積算条件を設定した場合に、運転制御部20は、乗場照明の点灯状態、運転制御部20の動作状態または表示部13の動作状態を運転状況情報21として出力してもよい。
電力量積算部12は、算出部121および表示前記憶部122を有している。算出部121は、運転制御部20からの、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報21と、積算条件設定部11に設定されたモータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を算出して表示前記憶部122に記憶する。また、算出部121は、表示前記憶部122に記憶された巻上モータの消費電力量を積算して、表示部13に出力する。
表示部13は、積算された消費電力量を表示する。表示部13は、例えば1秒毎にデータを更新するが、変更ログのあるデータが算出部121から出力されてこない場合には、前回の消費電力量をそのまま表示する。
なお、算出部121は、エレベータが回生電力を発生する場合、すなわち、エレベータが回生コンバータを有する機種である場合に、算出された巻上モータの駆動時の消費電力量に、積算条件設定部11に設定された回生電力補正係数を乗算して、巻上モータの駆動時の消費電力量を補正する。
また、算出部121は、運転制御部20からの、かご内や乗場の照明の点灯状態を含む運転状況情報21(例えば、かご内照明点灯状態219)と、積算条件設定部11に設定された照明用積算条件とに基づいて、照明の消費電力量を算出して表示前記憶部122に記憶する。また、算出部121は、表示前記憶部122に記憶された照明の消費電力量を積算して、表示部13に出力する。
また、算出部121は、運転制御部20からの、運転制御部20の動作状態または表示部13の動作状態を含む運転状況情報21と、積算条件設定部11に設定された制御部用積算条件または表示部用積算条件とに基づいて、運転制御部20または表示部13の消費電力量を算出して表示前記憶部122に記憶する。また、算出部121は、表示前記憶部122に記憶された運転制御部20または表示部13の消費電力量を積算して、表示部13に出力する。
なお、算出部121は、照明の消費電力量、運転制御部20の消費電力量または表示部13の消費電力量については、毎秒毎の消費電力量を積算せず、単位時間あたりの消費電力量を表示部13に表示させてもよい。
また、算出部121は、照明の消費電力量、運転制御部20の消費電力量または表示部13の消費電力量の単位時間あたりの消費電力量のみを表示部13に表示させてもよいし、積算された消費電力量を表示部13に表示させてもよい。
以下、巻上モータの消費電力量の具体的な算出方法について説明する。
運転制御部20から、かごの停止状態(方向なし)213の運転状況情報21を受けると、算出部121は、待機電力記憶部112に設定された巻上モータの停止時における待機電力に、経過時刻を乗算し、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの停止状態(方向あり)212の運転状況情報21を受けると、算出部121は、待機電力記憶部112に設定された巻上モータの停止時における待機電力に、待機電力補正係数記憶部113に設定された待機電力補正係数および経過時刻を乗算し、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの加速状態214および上昇方向走行状態217の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの定格速度走行状態215および上昇方向走行状態217の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの減速状態216および上昇方向走行状態217の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの加速状態214および下降方向走行状態218の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの定格速度走行状態215および下降方向走行状態218の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
また、運転制御部20から、かごの減速状態216および下降方向走行状態218の運転状況情報21を受けると、算出部121は、かご内負荷率211、並びにエレベータの機種およびかごの最大負荷に基づいて、電流値マトリクス記憶部111から消費電流を取得し、電圧および経過時刻を乗算して、巻上モータの消費電力量を算出する。
なお、算出部121は、エレベータが回生コンバータを有する機種である場合に、運転制御部20からの運転状況情報21のうち、加速状態214、定格速度走行状態215および減速状態216をエレベータ走行の1サイクルとして、積算された消費電力量に回生電力補正係数を乗算して、巻上モータの駆動時の消費電力量を補正してもよい。
続いて、図4のフローチャートを参照しながら、電力量積算部12が巻上モータの駆動時の消費電力量を積算する処理について説明する。図4は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの電力量積算装置10の電力量積算処理を例示するフローチャートである。
まず、算出部121は、運転制御部20から運転状況情報21を取得し(ステップS1)、取得した運転状況情報21が、かごの加速状態214であるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、かごが加速状態214であると判定された場合には、算出部121は、運転制御部20からのかごの走行方向に係る運転状況情報21に基づいて、電流値マトリクス記憶部111の加速時消費電流テーブルから消費電流を取得する(ステップS3)。
また、このとき、算出部121は、取得した消費電流を表示前記憶部122に記憶するとともに(ステップS4)、現時点での時刻を表示前記憶部122に記憶する(ステップS5)。
一方、ステップS2において、かごが停止していると判定された場合には、後述するステップS18に移行し、かごが加速状態214でもなく、停止してもいない場合には、ステップS1に移行して、再度運転制御部20から運転状況情報21を取得する。
続いて、算出部121は、運転制御部20から運転状況情報21を取得し(ステップS6)、取得した運転状況情報21が、かごの定格速度走行状態215であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、かごが定格速度走行状態215であると判定された場合には、算出部121は、運転制御部20からのかごの走行方向に係る運転状況情報21に基づいて、電流値マトリクス記憶部111の定格速度走行時消費電流テーブルから消費電流を取得する(ステップS8)。
また、このとき、算出部121は、取得した消費電流を表示前記憶部122に記憶するとともに(ステップS9)、現時点での時刻を表示前記憶部122に記憶する(ステップS10)。
一方、ステップS7において、かごが停止していると判定された場合には、後述するステップS18に移行し、かごが定格速度走行状態215でもなく、停止してもいない場合には、ステップS6に移行して、再度運転制御部20から運転状況情報21を取得する。
次に、算出部121は、運転制御部20から運転状況情報21を取得し(ステップS11)、取得した運転状況情報21が、かごの減速状態216であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、かごが減速状態216であると判定された場合には、算出部121は、運転制御部20からのかごの走行方向に係る運転状況情報21に基づいて、電流値マトリクス記憶部111の減速時消費電流テーブルから消費電流を取得する(ステップS13)。
また、このとき、算出部121は、取得した消費電流を表示前記憶部122に記憶するとともに(ステップS14)、現時点での時刻を表示前記憶部122に記憶する(ステップS15)。
一方、ステップS12において、かごが停止していると判定された場合には、後述するステップS18に移行し、かごが減速状態216でもなく、停止してもいない場合には、ステップS11に移行して、再度運転制御部20から運転状況情報21を取得する。
続いて、算出部121は、運転制御部20から運転状況情報21を取得し(ステップS6)、取得した運転状況情報21が、かごの停止状態(方向あり)212または停止状態(方向なし)213であるか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17において、かごが停止状態でないと判定された場合には、ステップS16に移行して、再度運転制御部20から運転状況情報21を取得する。
一方、ステップS17において、かごが停止状態であると判定された場合には、算出部121は、表示前記憶部122に記憶された各走行状態の消費電流に、表示前記憶部122に記憶された時刻から得られる経過時刻および電圧を乗算して、巻上モータの消費電力量を積算する(ステップS18)。また、算出部121は、積算された消費電力量を、表示部13に出力して(ステップS19)、図4の処理を終了する。
なお、算出部121は、各走行状態の消費電流を取得するステップ(ステップS3、S8およびS13)において、消費電流に電圧を乗算して消費電力を算出し、消費電力を表示前記憶部122に記憶してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、積算条件設定部は、巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定し、電力量積算部は、運転制御部から入力され、巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、モータ用積算条件とに基づいて、巻上モータの消費電力量を積算する。
そのため、電力量測定器を用いることなく、低コストおよび省スペースな構成により、巻上モータの消費電力量を積算することができる。
なお、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成することができる。例えば、電力量積算装置10は、監視盤内に構成されてもよいし、乗場ボタン、乗場通話機箱、乗場インジケータ、ホールランタン、呼び戻しスイッチ、解除ボタン、かご操作盤、かご室内の何れかに構成されてもよい。
10 電力量積算装置、11 積算条件設定部、12 電力量積算部、13 表示部、20 運転制御部、21 運転状況情報、111 電流値マトリクス記憶部、112 待機電力記憶部、113 待機電力補正係数記憶部、114 かご内照明点灯時消費電力記憶部、115 回生電力補正係数記憶部、121 算出部、122 表示前記憶部、211 かご内負荷率、212 停止状態(方向あり)、213 停止状態(方向なし)、214 加速状態、215 定格速度走行状態、216 減速状態、217 上昇方向走行状態、218 下降方向走行状態、219 かご内照明点灯状態。

Claims (8)

  1. エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算装置であって、
    前記エレベータのかごを昇降させる巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定する積算条件設定部と、
    前記エレベータの運転を制御する運転制御部から入力される情報であって、前記巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、前記モータ用積算条件とに基づいて、前記巻上モータの消費電力量を積算する電力量積算部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの電力量積算装置。
  2. 前記積算条件設定部は、前記巻上モータの停止時において、前記巻上モータが方向の情報を有している場合に、前記巻上モータの消費電力量を補正する待機電力補正係数を、前記モータ用積算条件として設定し、
    前記運転状況情報は、前記巻上モータの停止状態における方向の情報の有無を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの電力量積算装置。
  3. 前記積算条件設定部は、前記エレベータのかご内および乗場の少なくとも一方の照明の消費電力情報を、照明用積算条件として設定し、
    前記電力量積算部は、前記運転制御部から入力される情報であって、前記照明の点灯状態を含む運転状況情報と、前記照明用積算条件とに基づいて、前記照明の消費電力量を積算する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの電力量積算装置。
  4. 前記積算条件設定部は、前記運転制御部の消費電力情報を、制御部用積算条件として設定し、
    前記電力量積算部は、前記運転制御部から入力される情報であって、前記運転制御部の動作状態を含む運転状況情報と、前記制御部用積算条件とに基づいて、前記運転制御部の消費電力量を積算する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のエレベータの電力量積算装置。
  5. 前記積算条件設定部は、前記エレベータが回生電力を発生する場合に、前記巻上モータの駆動時の消費電力量を補正するための回生電力補正係数を、補正用積算条件として設定し、
    前記電力量積算部は、前記補正用積算条件に基づいて、前記巻上モータの駆動時の消費電力量を補正する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のエレベータの電力量積算装置。
  6. 積算された消費電力量を表示する表示部をさらに備え、
    前記積算条件設定部は、前記表示部の消費電力情報を、表示部用積算条件として設定し、
    前記電力量積算部は、前記表示部用積算条件に基づいて、前記表示部の消費電力量を積算する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のエレベータの電力量積算装置。
  7. 前記積算条件設定部は、積算条件を外部から通信により設定することを特徴とする請求項1から請求項6までの何れか1項に記載のエレベータの電力量積算装置。
  8. エレベータで消費される電力量を積算するエレベータの電力量積算方法であって、
    前記エレベータのかごを昇降させる巻上モータの駆動時および停止時における消費電力情報を、モータ用積算条件として設定する積算条件設定ステップと、
    前記エレベータの運転を制御する運転制御部から入力される情報であって、前記巻上モータの駆動状態および停止状態を含む運転状況情報と、前記モータ用積算条件とに基づいて、前記巻上モータの消費電力量を積算する電力量積算ステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベータの電力量積算方法。
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