JP2013052715A - 鉄道車両 - Google Patents

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節生 桑畑
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Abstract

【課題】車両機器の点検作業性の向上を図ることができる鉄道車両を提供する。
【解決手段】鉄道車両は、車体20と、車両機器1aと、昇降機構10とを備えている。車両機器1aは、車体20に支持された筐体2と、筐体2内に収容された内容物6とを有している。昇降機構10は、内容物6が筐体2内に収容される正規位置と、内容物6が筐体2の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持する。
【選択図】図5

Description

この発明の実施形態は、鉄道車両に関する。
鉄道車両は、車体と、車体に装着された複数の車両機器とを備えている。車両機器は、車体の床下の限られた場所に装着されている。車両機器としては、電力変換装置等の各種の機器が挙げられる。これらの車両機器は、一部を除いて日々のメンテナンスを要するものであり、点検スペースや点検蓋の開閉スペースを確保する必要もあることから、一般に、車体の床下の外周に装着されている。
近年、車両機器として、情報機器や保安機器等の機器の搭載が増えているが、これらの車両機器も、点検を要するため、車両の床下の外縁部に集中させる必要がある。車両の床下の中央部は、短期の点検が不要のエアタンク等が装着される以外、空きスペースとなっている。
また、車両機器は、複数の部品で形成されるが、機器単体としても、同様にメンテナンスを要する部品を機器の外縁側に配置することになる。車両機器の中央部は隙間が多くなるため、スペース効率の悪い機器となってしまう。
ところで、路面電車や地下鉄道を走る車両の車体は比較的短いため、車体の床下に絶対的なスペースが少なく、メンテナンスを要する車両機器を車体の床下の中央部に配置せざるを得ない場合もある。この場合、メンテナンスを要する車両機器の下側に設けられた点検蓋を取り、車両機器を下から見上げる姿勢で点検することとなる。
特開2001−260877号公報
しかしながら、車両機器を下から見上げる姿勢で日々点検することは、非常に負担が大きいことから、車体の床下に装着される車両機器の点検作業性の向上を図ることができる技術が求められている。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、車両機器の点検作業性の向上を図ることができる鉄道車両を提供することにある。
一実施形態に係る鉄道車両は、
車体と、
前記車体に支持された筐体と、前記筐体内に収容された内容物と、を有した車両機器と、
前記内容物が前記筐体内に収容される正規位置と、前記内容物が前記筐体の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に前記内容物を支持した昇降機構と、を備えていることを特徴としている。
第1の実施の形態に係る鉄道車両を示す側面図である。 図1の線A−Aに沿った鉄道車両を示す断面図である。 上記鉄道車両の電力変換装置を示す概略図である。 図2の内容物を収容した筐体を示す側面図である。 上記内容物、筐体、点検蓋、昇降機構を示す断面図であり、内容物が正規位置に位置している状態を示す図である。 上記内容物、筐体、点検蓋、昇降機構を示す断面図であり、内容物が点検位置に位置している状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る鉄道車両の床下を示す断面図であり、内容物が正規位置に位置し、点検扉が閉じている状態を示す図である。 上記第2の実施の形態に係る鉄道車両の床下を示す断面図であり、内容物が点検位置に位置し、点検扉が開いている状態を示す図である。 第3の実施の形態に係る鉄道車両の床下を示す断面図であり、内容物が正規位置に位置している状態を示す図である。 上記第3の実施の形態に係る鉄道車両の床下を示す断面図であり、内容物が点検位置に位置している状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら第1の実施の形態に係る鉄道車両及び鉄道車両の車両機器の内容物の点検方法について詳細に説明する。始めに、鉄道車両の構成を説明する。
図1に示すように、鉄道車両は、それぞれ車輪15が設けられた一対の台車フレーム16と、台車フレーム上に空気ばね17を介して支持された車体20と、を備えている。
図3に示すように、鉄道車両は、電力変換装置30を備えている。電力変換装置30は、高速度遮断機31と、開閉器32、33と、充電抵抗34と、フィルタリアクトル35と、フィルタコンデンサ36と、電力変換回路37と、冷却器と、を備えている。
高速度遮断機31は、鉄道車両のパンタグラフを介して鉄道架線に電気的に接続されている。開閉器32、33は、高速度遮断機31に接続されている。充電抵抗34は開閉器32に直列に接続されている。開閉器32及び充電抵抗34は、開閉器33に並列に接続されている。フィルタリアクトル35は、開閉器33及び充電抵抗34に接続されている。フィルタコンデンサ36の一方はフィルタリアクトル35に接続され、他方は接地されている。
電力変換回路37は、インバータ回路37a及びコンバータ回路37bを有している。コンバータ回路37bは、フィルタコンデンサ36及びインバータ回路37a間に接続されている。インバータ回路37aは、インバータ回路37a及び電動器40間に接続されている。
インバータ回路37aは、複数の半導体素子等で形成されている。インバータ回路37aは、入力される直流電力を交流電力に変換し、交流電力を電動器40に供給するものである。
コンバータ回路37bは、複数の半導体素子等で形成されている。コンバータ回路37bは、入力される交流電力を直流電力に変換し、直流電力をインバータ回路37aに供給するものである。または、コンバータ回路37bは、入力される直流電力を、直流電力のままインバータ回路37aに供給するものである。なお、コンバータ回路37bには、放電抵抗(ブレーキ抵抗)50が接続されている。
図示しないが、インバータ回路37a及びコンバータ回路37bは、それぞれ1つ又は複数の冷却器に取付けられている。冷却器は、インバータ回路37a及びコンバータ回路37bが発する熱を外部に放出することにより、インバータ回路37a及びコンバータ回路37bを冷却するものである。冷却器は、特に複数の半導体素子が発する熱を外部に放出するものである。
冷却器は、例えば、上記半導体素子が取付けられ、熱を伝導するアルミブロックと、アルミブロックに取付けられた複数のヒートパイプと、ヒートパイプに取付けられた複数の放熱フィンとを有している。上記冷却器は、少なくともヒートパイプ方式により放熱するものであるが、さらに空冷式により放熱することも可能である。
図1及び図2に示すように、鉄道車両は、車体20の内部及び車体20の床下に装着される複数の車両機器を備えている。車体20の床下には、少なくとも車両機器1a、車両機器1b及び車両機器1cが装着されている。車両機器1a、1b、1cは車体20の幅方向dに並んでいる。
車両機器1bは、筐体8aと、筐体8a内に収容されている内容物11aとを有している。筐体8aは、支持部材19により車体20の床下に支持されている。筐体8aの一部に点検扉が形成され、内容物11aの点検を可能としている。
この実施の形態において、内容物11aはインバータ回路37aである。ここでは、インバータ回路37aが発する熱を外部に放出するため、筐体8aには、上記冷却器が取付けられている。インバータ回路37a、筐体8a及び冷却器は、インバータユニットを形成し、車体20の床下の一方の周縁部に位置している。
車両機器1cは、筐体8bと、筐体8b内に収容されている内容物11bとを有している。筐体8bは、支持部材19により車体20の床下に支持されている。筐体8bの一部に点検扉が形成され、内容物11bの点検を可能としている。
この実施の形態において、内容物11bはコンバータ回路37bである。ここでは、コンバータ回路37bが発する熱を外部に放出するため、筐体8bには、上記他の冷却器が取付けられている。コンバータ回路37b、筐体8b及び他の冷却器は、コンバータユニットを形成し、車体20の床下の他方の周縁部に位置している。
図2、図4、図5及び図6に示すように、車両機器1aは、筐体2と、筐体2内に収容された内容物6とを有している。筐体2は、箱状に形成されている。筐体2は、車体20の床下に対向した天井壁2aと、地面に対向した底壁2bとを有している。筐体2は、底壁2bに形成され、地面と対向する開口2dを有している。筐体2は、支持部材19により車体20の床下に支持されている。この実施の形態において、内容物6はフィルタコンデンサ36である。
筐体2の開口2dは、点検蓋3で塞がれている。点検蓋3は、筐体2とともに内容物6を覆っている。点検蓋3は、筐体2に取付けられた固定具4により、着脱自在に固定されている。固定具4は、例えば留め具で形成されている。内容物6は、保持部材9により保持され、後述するように、筐体2内に収容される正規位置と、開口2dを通して筐体2の下方に移動し外部に露出する点検位置との間を昇降可能に支持されている。
保持部材9の天井壁2a側の上端部及び底壁2b間にダンパ7が取付けられている。ダンパ7は、内容物6を支持し、内容物6の降下速度を減衰させるものである。保持部材9及びダンパ7は、昇降機構10を形成している。
昇降機構10は、上記正規位置と、点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持するものである。内容物6は、正規位置にて、筐体2内に収容され、さらに、幅方向dの両側方が、車両機器1b、1cで覆われている状態となる。内容物6は、点検位置にて、筐体2の外に下降し、幅方向dに車両機器1b、1cから外れ、幅方向dからの点検を可能とする状態となる。
底壁2bの地面側の面に、突出部5aが取付けられている。突出部5aには、ボルト孔が形成されている。ボルト5bは、突出部5aのボルト孔を貫通して設けられ、ボルト孔からの抜け止め構造を有している。このため、ボルト5bの脱落を防止することができる。地面側の保持部材9の下端部にも、ボルト孔が形成されている。ボルト5bで固定する際、突出部5aのボルト孔と、保持部材9のボルト孔とを対向させ、ボルト5bを締めればよい。
突出部5a、ボルト5b及び保持部材9は、内容物6を正規位置に固定する固定部5を形成している。
上記のように鉄道車両が構成されている。
次に、内容物6を点検する場合の点検方法について説明する。
まず、固定具4による点検蓋3の固定状態を解除し、点検蓋3を取外す。次に、ボルト5bを緩める。これにより、内容物6は自重にて下降し、開口2dを通って筐体2の下方に移動する。内容物6の位置は、正規位置から点検位置に切替えられる。この際、ダンパ7によって重力による作用を減衰することにより、内容物6をゆっくりと下降させることができる。そのため、昇降機構10に加わり得る衝撃を低減し、昇降機構10の破損や、内容物6の脱落を防止することができ、内容物6を安全に点検位置まで下降させることができる。
続いて、幅方向dから内容物6を点検する。点検位置において、内容物6は筐体2の外に露出しているとともに内容物6の両側方は車両機器1b、1cで覆われていないため、幅方向dからの内容物6の点検が可能となるものであり、内容物6を地面側から見上げる姿勢で点検する場合に比べ、内容物6の点検作業性を向上させることができる。
内容物6を点検した後、内容物6を点検位置から正規位置まで押し上げ、固定部5により、内容物6を正規位置に固定する。次いで、固定具4により、点検蓋3を筐体2に固定することにより、被点検物6の点検作業が終了する。
上記のように構成された鉄道車両及び鉄道車両の被点検物6の点検方法によれば、鉄道車両は、車体20と、車体20の床下に装着される複数の車両機器1a、1b、1cと、昇降機構10と、を備えている。昇降機構10は、内容物6が筐体2内に収容される正規位置と、内容物6が筐体2の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持している。
点検位置にて、幅方向dから内容物6を点検することができるため、内容物を地面側から見上げる姿勢で点検する場合に比べ、内容物6の点検作業性を向上させることができる。また、内容物6を、他の車両機器1b、1cに挟まれた車体20の床下の中央部に艤装することができる。車両機器1aを含む複数の車両機器を車体20の床下に分散して装着できるため、車体20の床下の中央部が空きスペースであった従来に比べ、車体20の床下のスペース効率を向上させることができる。
車体20の床下の中央部に内容物6等を装着することができ、車体20の床下の中央部を有効に利用できるため、車両機器全体のバランスの偏りを抑制することができ、また、苦心すること無しに複数の車両機器を全体のバランスをとるように配置することができる。
上記したことから、車体20の床下のスペース効率の向上及び車体20の床下に装着される内容物6の点検作業性の向上を図ることができる鉄道車両を得ることができる。
次に、第2の実施の形態に係る鉄道車両及び鉄道車両の内容物の点検方法について詳細に説明する。この実施の形態において、以下に説明する構成以外の他の構成は上述した第1の実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。始めに、鉄道車両の構成を説明する。
図7及び図8に示すように、鉄道車両は、車体20の内部及び車体20の床下に装着される複数の車両機器を備えている。車体20の床下には、少なくとも車両機器1が装着されている。車両機器1は、筐体12と、筐体12内に収容されている内容物6、11a、11bとを有している。
筐体12は、支持部材19により車体20の床下に支持されている。内容物6、11a、11bは、幅方向dに並んでいる。内容物11a、11bは、内容物6を挟んで幅方向dに間隔をおいて並んでいる。この実施の形態において、内容物11aはインバータ回路37aであり、内容物11bはコンバータ回路37bであり、内容物6はフィルタコンデンサ36である。
筐体12は矩形箱状に形成されている。この実施の形態において、筐体12は車両限界一杯のサイズに形成されている。筐体12は、車体20の床下に対向した天井壁12aと、地面に対向した底壁12bと、鉄道車両の進行方向に対向した図示しない一対の側壁と、幅方向dに対向した一対の点検扉12cとを有している。天井壁12a及び一対の側壁は互いに接合されている。底壁12b及び一対の側壁は互いに接合されている。天井壁12a、底壁12b及び一対の側壁は、一体に形成されている。
点検扉12cは、天井壁12aに懸垂支持されている。点検扉12cは、筐体12の幅方向dの開口を閉塞する閉状態と、筐体12の幅方向dの開口を開放する開状態と、に切替えることができるよう、開閉自在に設けられている。筐体12が車両限界一杯のサイズである場合、内容物11a、11bは、点検扉12c付近の底壁12b上に載置される。このため、筐体12が車両限界一杯のサイズに形成されていても、点検扉12cを開状態に切替えることにより、幅方向dから内容物11a、11bを点検することが可能である。
筐体12は、底壁12bに形成され、地面と対向する開口12dを有している。筐体12の開口12dは、点検蓋3で覆われている。点検蓋3は、底壁12bの地面側の面上をスライドするように筐体12に取付けられている。内容物6は、保持部材9により保持されている。天井壁12a側の保持部材9の上端部及び底壁12b間にダンパ7が取付けられている。保持部材9及びダンパ7は、昇降機構10を形成している。
昇降機構10は、上記正規位置と、点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持するものである。内容物6は、正規位置にて、筐体12内に収容され、さらに、幅方向dの両側方が、内容物11a、11bで覆われている状態となる。内容物6は、点検位置にて、筐体12の外に下降し、幅方向dに内容物11a、11bから外れ、幅方向dからの点検を可能とする状態となる。
突出部5a、ボルト5b及び保持部材9は、内容物6を正規位置に固定する固定部5を形成している。
上記のように鉄道車両が構成されている。なお、鉄道車両の内容物6を点検する際は、点検蓋3をスライドさせる以外、上述した第1の実施の形態と同様に行えばよい。
上記のように構成された鉄道車両及び鉄道車両の被点検物6の点検方法によれば、鉄道車両は、車体20と、車体20の床下に装着される車両機器1と、昇降機構10と、を備えている。内容物6、11a、11bは、同一の筐体12内に収容されている。昇降機構10は、内容物6が筐体12内に収容される正規位置と、内容物6が筐体12の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持している。
点検位置にて、幅方向dから内容物6を点検することができるため、内容物を地面側から見上げる姿勢で点検する場合に比べ、内容物6の点検作業性を向上させることができる。また、内容物6を、筐体12内の中央部に載置することができる。内容物6を含む複数の内容物を筐体12内部に分散して載置できるため、筐体12内の中央部が空きスペースであった従来に比べ、筐体12内部のスペース効率を向上させることができ、ひいては、車体20の床下のスペース効率を向上させることができる。
筐体12内の中央部に内容物6等を載置することができ、筐体12内の中央部を有効に利用できるため、内容物全体のバランスの偏りを抑制することができ、また、苦心すること無しに、複数の内容物を全体のバランスをとるように配置することができる。
上記したことから、車体20の床下のスペース効率の向上及び車体20の床下に装着される被点検物6の点検作業性の向上を図ることができる鉄道車両を得ることができる。
次に、第3の実施の形態に係る鉄道車両及び鉄道車両の内容物の点検方法について詳細に説明する。この実施の形態において、以下に説明する構成以外の他の構成は上述した第1及び第2の実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。始めに、鉄道車両の構成を説明する。
図9及び図10に示すように、鉄道車両は、車体20の内部及び車体20の床下に装着される複数の車両機器を備えている。車体20の床下には、少なくとも車両機器1dが装着されている。車体20の内部には、少なくとも車両機器1aが装着されている。
車両機器1dは、筐体12と、筐体12内に収容されている内容物11とを有している。筐体12は、車体20の床下に支持されている。ここでは、筐体12は底壁に開口を有していない。内容物6は、筐体2内に収容されている。筐体2は座席21の下に取付けられている。筐体2の下部は、車体20の床下の開口20aに位置している。車体20の床下の開口20aは、筐体2に固定される点検蓋3で概ね塞がれている。
車両機器1a及び車両機器1dは、鉛直方向及び幅方向dに沿った同一平面上に位置している。筐体12及び筐体2は、鉛直方向に対向しておらず、幅方向dに互いにずれて位置している。
内容物6は、保持部材9により保持されている。天井壁2a側の保持部材9の上端部及び底壁2b間にダンパ7が取付けられている。保持部材9及びダンパ7は、昇降機構10を形成している。昇降機構10は、正規位置と、点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持するものである。
内容物6は、正規位置にて、筐体2内に収容され、さらに、幅方向dの側方が車体20で覆われている状態となる。ここでは、正規位置は車体20内部の座席21の下である。内容物6は、点検位置にて、筐体2の外に下降し、車体20の床下に露出し、幅方向dからの点検を可能とする状態となる。
上記のように鉄道車両が構成されている。なお、鉄道車両の被点検物6を点検する際は、上述した第1の実施の形態と同様に行えばよい。
上記のように構成された鉄道車両及び鉄道車両の内容物6の点検方法によれば、鉄道車両は、車体20と、車体20の床下に装着される車両機器1dと、車体20内部に装着される車両機器1aと、昇降機構10と、を備えている。昇降機構10は、内容物6が筐体2内に収容される正規位置と、内容物6が筐体2の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持している。
点検位置にて、幅方向dから内容物6を点検することができるため、内容物を地面側から見上げる姿勢で点検する場合に比べ、内容物6の点検作業性を向上させることができる。
また、内容物6を有した車両機器1aが車両限界の領域R内に収まらない場合、車両機器1aを座席21下等、車体20内部に設けることができる。内容物6の点検作業時に内容物6を車体20の床下に露出させて行うため、車体20の床下のスペースを有効に利用することができる。その他、内容物6下方の床下のスペースを、筐体12の点検扉12cを開状態に切替えるスペースとして利用することができる。
車両機器1aの分、車体20の床下に余裕ができ、車体20の床下を有効に利用できるため、車両機器をスペース効率よく装着することができる。また、複数の車両機器全体のバランスの偏りを抑制することができ、また、苦心すること無しに、複数の装着物を全体のバランスをとるように配置することができる。
上記したことから、車両機器をスペース効率よく装着することができ、内容物6の点検作業性の向上を図ることができる鉄道車両を得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、この発明の鉄道車両は、上述した第1乃至第3の実施の形態に係る鉄道車両に限定されるものではなく、種々変形可能であり、
車体と、車体に支持された筐体と、筐体内に収容された内容物と、を有した車両機器と、内容物が筐体内に収容される正規位置と、内容物が筐体の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に内容物を支持した昇降機構と、を備えている各種の鉄道車両に適用することができる。
第1の実施の形態において、筐体2に収容された内容物6は、フィルタコンデンサ36であるが、これに限定されるものではなく、種々変形可能である。
第2の実施の形態において、筐体12に収容され、筐体12内の中央部に位置した内容物6は、フィルタコンデンサ36であるが、これに限定されるものではなく、種々変形可能である。
昇降機構10を形成する部材は、種々変形可能であり、昇降機構10は、正規位置と、点検位置と、の間を昇降可能に内容物6を支持するように形成されていればよい。
1,1a,1b,1c,1d…車両機器、2,8a,8b,12…筐体、2a,12a…天井壁、2b,12b…底壁、2d,12d,20a…開口、3…点検蓋、5b…ボルト、5…固定部、6,11,11a,11b…内容物、7…ダンパ、9…保持部材、10…昇降機構、12c…点検扉、20…車体、21…座席、30…電力変換装置、36…フィルタコンデンサ、d…幅方向。

Claims (4)

  1. 車体と、
    前記車体に支持された筐体と、前記筐体内に収容された内容物と、を有した車両機器と、
    前記内容物が前記筐体内に収容される正規位置と、前記内容物が前記筐体の外部に露出される点検位置と、の間を昇降可能に前記内容物を支持した昇降機構と、を備えていることを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記車体の床下に支持され、前記車体の幅方向に間隔をおいて並んだ他の車両機器をさらに備え、
    前記車両機器は、前記他の車両機器の間で前記車体の床下に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
  3. 前記車両機器は、前記筐体内に収容され、前記内容物を挟んで前記車体の幅方向に並んだ他の内容物をさらに有し、
    前記筐体は、前記車体の床下に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
  4. 前記筐体は、前記車体内部の座席の下に設けられ、
    前記車体は、床下に前記車両機器と対向した開口を有していることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
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