JP2013049420A - 車両の電磁シールド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の電気ケーブルを確実に電磁シールドすることができる電磁シールド構造を提供する。
【解決手段】モータ13に第2の電気ケーブル42が設けられている。電気ケーブル41,42とコネクタ43とが電磁シールド部材60によって覆われている。電磁シールド部材60は、導電性を有する複数の素線61をチューブ状に編組してなる筒状部62を備えている。電磁シールド部材60の端部64が第2の押さえ金具100と第2の固定部材101によってモータ13のケーブル挿通部90に保持されている。第2の押さえ金具100は、第2の電気ケーブル42の一対のケーブル要素111,112の間に配置され、第2の押さえ金具100と第2の電気機器13との間に電磁シールド部材60の第2の広がり部66が挟まれる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば電気自動車やハイブリッド車のように、走行用モータ等の電気機器を有する車両の電磁シールド構造に関する。
電気自動車やハイブリッド車のように電気を動力源として用いる車両は、走行用のモータを搭載している。このようなモータを備えた車両では、走行用バッテリから供給される直流電力をインバータにより交流電力に変換している。またモータやインバータ等の電気機器から発生する電磁波を遮蔽するために、電磁シールド対策が講じられている。あるいは外部からの電磁波が制御用の電気ケーブルに及ぶことを防ぐために電磁シールド対策も必要である。例えばインバータとモータとを接続する制御用のケーブルを電磁シールドする手段として、ケーブルの導電体を覆う絶縁体中に網状のシールド部材を埋設してなるシールドケーブルが知られている。シールドケーブルを用いずにケーブルを電磁シールドする手段としては、金属製の保護パイプにケーブルを通すなどの手段が提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
特開2004−224156号公報
モータやインバータ等の電気機器どうしを接続するために、着脱可能なコネクタを備えたケーブルが使用される場合がある。例えば一方の電気機器に接続された第1の電気ケーブルと、他方の電気機器に接続された第2の電気ケーブルとが、コネクタによって接続されている。このようなコネクタ付のケーブルを用いれば、必要に応じて電気機器どうしを電気的に切離すことができる。例えばモータやインバータを車体に組付ける際や、保守点検などのためにモータやインバータを単独で扱う必要がある場合に、コネクタを切離すことにより、モータとインバータを独立させることができる。
しかしながら前記コネクタ付のケーブルにおいて、電磁シールド手段としてシールド部材が埋設された前記シールドケーブルを用いた場合には、ケーブル自体を電磁シールドすることができても、コネクタ部分を電磁シールドすることができず、その結果、コネクタ部分から電磁波が洩れてしまうという問題がある。
一方、前記特許文献1の電磁シールド手段では、専用の特殊な形状の金属製保護パイプ等にケーブルを収容しているため、汎用性に欠けるとともに、保護パイプと電気機器との接続部の構造が複雑になるなど、組付が難しくかつコストが高くなるという問題がある。
従って本発明の目的は、コネクタを備えた電気ケーブルを簡易な構造で十分に電磁シールドすることができる車両の電磁シールド構造を提供することにある。
本発明は、車両に搭載される第1の電気機器と、前記車両に搭載される第2の電気機器と、前記第1の電気機器に接続され、前記第1の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出された第1の電気ケーブルと、前記第2の電気機器に接続され、前記第2の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出され、着脱可能なコネクタを介して前記第1の電気ケーブルに接続された第2の電気ケーブルと、導電性を有する複数の素線を編組してなる筒状部を有し、前記第1および第2の電気ケーブルと前記コネクタを覆う電磁シールド部材と、前記電磁シールド部材の一方の端部を前記第1の電気機器との間で挟み付ける第1の押さえ金具と、前記第1の押さえ金具を前記第1の電気機器に着脱可能に固定する第1の固定部材と、前記電磁シールド部材の他方の端部を前記第2の電気機器との間で挟み付ける第2の押さえ金具と、前記第2の押さえ金具を前記第2の電気機器に着脱可能に固定する第2の固定部材とを備えている。
前記電磁シールド部材は、前記一方の端部において前記第1の固定部材によって前記第1の電気機器に着脱可能に固定される第1の広がり部と、前記他方の端部において前記第2の固定部材によって前記第2の電気機器に着脱可能に固定される第2の広がり部とを有する。
前記第2の電気ケーブルが一対のケーブル要素を含み、これらケーブル要素が前記第2の電気機器のケーブル挿通部付近において2方に分岐し、この分岐した一対のケーブル要素間に前記第2の押さえ金具が配置され、前記第2の押さえ金具と前記第2の電気機器との間に前記電磁シールド部材の前記第2の広がり部が挟まれる。
第1の電気機器の一例はインバータである。第2の電気機器の一例は、前記インバータよりも低い位置に配置された走行用のモータである。そして前記第2の押さえ金具が、前記モータの上下方向に沿う縦壁に前記第2の固定部材によって固定されている。
本発明によれば、第1および第2の電気ケーブルを含むコネクタ付きのケーブルの全長の外側を、電気ケーブルとは別体に構成された電磁シールド部材によって覆うことができる。この電磁シールド部材の一方の端部に形成された第1の広がり部と他方の端部に形成された第2の広がり部がそれぞれ簡易な構造の第1の押さえ金具と第2の押さえ金具によって各電気機器との間に挟まれて固定される。このため着脱可能なコネクタ付きケーブルを、簡単な構造の前記電磁シールド部材と押さえ金具を用いて十分に電磁シールドすることができる。
以下に本発明の一実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
図1は、車両1の一例である電気自動車を示している。車両1は、車体10と、バッテリ11と、第1の電気機器の一例であるインバータ12と、第2の電気機器の一例である走行用のモータ13を有している。バッテリ11とインバータ12とは、図示しない電源ケーブルによって互いに接続されている。インバータ12はバッテリ11より供給される直流の電力を交流の電力に変換する。
図2に示すようにインバータ12とモータ13は、電力ケーブル14と制御用ケーブル15とによって互いに電気的に接続されている。モータ13は、インバータ12より電力ケーブル14を介して供給される周波数制御された交流電力により駆動する。電力ケーブル14には、電磁シールド手段として、金属導体(図示せず)が埋め込まれている。すなわち電力ケーブル14は電磁シールドされたシールドケーブルによって構成されている。これに対し制御用ケーブル15は、電磁シールド部材60によって覆われている。電磁シールド部材60については、後に詳しく説明する。
インバータ12は、アルミニウム合金等の金属からなる筐体20を有している。図2と図3に示すように筐体20は、一対の側面21,22と、端面23と、上面24と、底面25とを含み、密閉された水密構造をなしている。端面23と底面25とが交わる角部 26付近にケーブル挿通部30が設けられている。ケーブル挿通部30は、第1の電気ケーブル41が通るケーブル挿通孔31(図3に示す)と、ケーブル挿通孔31の周り部分(筐体20の一部)を含んでいる。筐体20の底面25には、第1の固定部材71が挿入される孔32(図3に示す)が形成されている。
図4は、電磁シールド部材60を制御ケーブル15に被せる前の状態を示している。制御用ケーブル15は、インバータ12に接続された第1の電気ケーブル41と、モータ13に接続された第2の電気ケーブル42と、これら電気ケーブル41,42どうしを接続するコネクタ43とを含んでいる。コネクタ43は、互いに着脱可能なプラグ51及びレセプタクル52によって構成されている。
第1の電気ケーブル41は、インバータ12のケーブル挿通部30から外部に引出されている。第2の電気ケーブル42は、モータ13のケーブル挿通部90から外部に引出されている。プラグ51とレセプタクル52とが互いに嵌合した状態において、第1の電気ケーブル41と第2の電気ケーブル42が電気的に導通する。プラグ51とレセプタクル52のそれぞれの太さ(外形寸法)は、第1の電気ケーブル41及び第2の電気ケーブル42の外径よりも大きい。第1の電気ケーブル41と第2の電気ケーブル42とコネクタ43とが、電磁シールド部材60によって覆われている。
電磁シールド部材60は、導電材料からなる複数の素線61をチューブ状に編組してなる筒状部62と、電磁シールド部材60の長手方向の両端部63,64に形成された第1の広がり部65と第2の広がり部66とを有している。電磁シールド部材60は可撓性を有し、折曲げることができ、かつ、長手方向に圧縮したり引き伸ばしたりすることも可能である。また電磁シールド部材60をある程度広げることも可能である。筒状部62の内径は、プラグ51およびレセプタクル52の太さ(外形寸法)よりも大である。
第1の広がり部65は、電磁シールド部材60の一方の端部63を筒状部62よりも幅が大きくなるように広げることによって形成されている。第2の広がり部66は、電磁シールド部材60の他方の端部64を筒状部62よりも幅が大きくなるように広げることによって形成されている。
電磁シールド部材60の第1の広がり部65が、第1の押さえ金具70と第1の固定部材71によって、インバータ12のケーブル挿通部30に固定されている。第1の押さえ金具70は、基部72と、一対の押圧片73,74とを有している。基部72は、第1の固定部材71によって、インバータ12の底面25に下側から固定される。第1の固定部材71の一例はボルトであるが、ボルト以外の固定部材が使用されてもよい。一対の押圧片73,74は、基部72に対して角度θをなす方向に折曲され、かつ、互いに平行に延びている。押圧片73,74間の距離W1(図6に示す)は、第1の電気ケーブル41の径より大きい。
図6に示すように、前記基部72に一対の孔75が形成されている。孔75間の距離は、インバータ12の底面25に設けられた孔32間の距離と同じである。この孔75に、第1の固定部材71が挿入される。
第1の押さえ金具70は、ばね性を有する金属板からなり、図6に示すようにインバータ12に固定される前の自由状態において、基部72と押圧片73,74とのなす角度θが90度以下となるように折曲げられている。インバータ12の端面23と底面25とのなす角度はほぼ直角(90度)である。このため、基部72が第1の固定部材71によってインバータ12の底面25に固定された状態において、押圧片73,74自身のばね性により、押圧片73,74が図5に2点鎖線で示す初期位置Nから90度近くまで弾性変形する。この押圧片73,74の反発荷重により、押圧片73,74がインバータ12の端面23に向けて付勢された状態となる。
図3はインバータ12を下側から見た斜視図である。図5はインバータ12と電磁シールド部材60の一部を拡大して示す側面図である。第1の押さえ金具70とインバータ12との間に、電磁シールド部材60の第1の広がり部65が挟まれている。第1の広がり部65は、第1の押さえ金具70によってケーブル挿通部30の形状に応じて扁平に潰されている。そして第1の押さえ金具70の基部72が第1の固定部材71によってインバータ12の底面25に着脱可能に固定されている。
すなわち電磁シールド部材60の第1の広がり部65が、インバータ12の底面25と端面23との角部26の形状に応じて変形するとともに、第1の押さえ金具70によって潰された状態となっている。そして第1の広がり部65が第1の固定部材71によってインバータ12の筐体20に固定されるとともに、この第1の広がり部65のほぼ全周がインバータ12の筐体20に接している。
モータ13は、アルミニウム合金などの金属からなるハウジング80を備えている。モータ13の出力軸81は、図示しない動力伝達機構に結合される。ハウジング80の上下方向に沿う縦壁82の下部に、ケーブル挿通部90が設けられている。ケーブル挿通部90は、第2の電気ケーブル42が通るケーブル挿通孔91と、ケーブル挿通孔91の周りの部分(ハウジング80の一部)を含んでいる。縦壁82には、第2の固定部材101をねじ込むための孔92が形成されている。
モータ13は、制御用ケーブル15を介して供給される制御信号により制御される。モータ13は、インバータ12よりも低い位置に配置されている。そして電磁シールド部材60の他方の端部64が、第2の押さえ金具100と第2の固定部材101によって、モータ13のケーブル挿通部90に保持されている。第2の固定部材101の一例はボルトであるが、ボルト以外の固定部材が使用されてもよい。
図7は、モータ13を上方から見た斜視図である。モータ13のケーブル挿通部90から第2の電気ケーブル42が引出されている。第2の電気ケーブル42は前述の電磁シールド部材60によって覆われている。第2の電気ケーブル42は、一対のケーブル要素111,112を含んでいる。これらケーブル要素111,112は、ケーブル挿通部90付近において二方に分岐している。この分岐した一対のケーブル要素111,112間に、第2の押さえ金具100が配置されている。
この第2の押さえ金具100とモータ13の上下方向に沿う縦壁82との間に、電磁シールド部材60の第2の広がり部66が挟まれている。この第2の広がり部66は、モータ13のケーブル挿通部90の形状に応じて変形し、扁平に潰れた状態となっている。第2の押さえ金具100は第2の固定部材101によってモータ13の上下方向に沿う縦壁82に固定されている。
図8は第2の押さえ金具100を示している。第2の押さえ金具100は、金属板を略三角形に形成したものである。角部102の角度αは、モータ13のケーブル挿通部90におけるケーブル要素111,112のなす角度と同程度である。この第2の押さえ金具100を、分岐した一対のケーブル要素111,112間に配置し、第2の固定部材101によってモータ13の上下方向に沿う縦壁82に着脱可能に固定されている。
第2の押さえ金具100は、電磁シールド部材60に接する押さえ面を有している。この押さえ面は滑らかな平面でもよいが、例えば電磁シールド部材60の第2の広がり部66を滑りにくくするために、凹凸を有する粗面とするか突起を形成することにより、電磁シールド部材60の第2の広がり部66が確実に止まるようにするとよい。
以下に、前記電磁シールド部材60と第1の押さえ金具70と第2の押さえ金具100とを備えた電磁シールド構造の作用及び効果について説明する。
図4に示すようにコネクタ43のプラグ51とレセプタクル52が切離された状態において、第1の電気ケーブル41と第2の電気ケーブル42のうち長い方、例えば第1の電気ケーブル41を電磁シールド部材60に挿入する。この場合、電磁シールド部材60を長手方向に縮めながら、第1の電気ケーブル41を挿入する。そして電磁シールド部材60の他方の端部64からコネクタ43のプラグ51を露出させる。このプラグ51をレセプタクル52に連結したのち、電磁シールド部材60の他方の端部64側をモータ13に向って移動させる。
このようにして、第1の電気ケーブル41と第2の電気ケーブル42とコネクタ43とを電磁シールド部材60で覆うことができる。そして電磁シールド部材60の第1の広がり部65を前記第1の押さえ金具70と第1の固定部材71によって、インバータ12のケーブル挿通部30に固定する。また電磁シールド部材60の第2の広がり部66を前記第2の押さえ金具100と第2の固定部材101によって、モータ13のケーブル挿通部90に固定する。
保守点検や補修のためにインバータ12とモータ13を切離す必要が生じたときには、前記とは逆に、モータ13のケーブル挿通部90から第2の固定部材101と第2の押さえ金具100を取外し、電磁シールド部材60の他方の端部64をインバータ12に向って移動させることにより、コネクタ43を露出させ、プラグ51とレセプタクル52を切離す。このように電磁シールド部材60を長手方向に移動させることにより、コネクタ43の着脱を行なうことができる。
電磁シールド部材60によって、インバータ12のケーブル挿通部30から、モータ13のケーブル挿通部90にわたる制御用ケーブル15の全長とコネクタ43を完全に電磁シールドすることができる。また電磁シールド部材60の両端部63,64に形成された広がり部65,66は変形可能であり、インバータ12のケーブル挿通部30及びモータ13のケーブル挿通部90の形状に合わせて変形させることができる。これにより、インバータ12のケーブル挿通部30において電磁シールドに漏れが生じることを回避できる。またモータ13のケーブル挿通部90において電磁シールドに漏れが生じることを回避できる。
また電磁シールド部材60の一方の端部63と他方の端部64にそれぞれ広がり部65,66が形成されているため、それぞれの広がり部65,66がインバータ12及びモータ13に対して広い面積で接触する。このため、電磁シールド部材60のそれぞれの端部63,64が安定して電磁シールドすることができる。
そして第1の広がり部65が、第1の押さえ金具70と第1の固定部材71によって、インバータ12のケーブル挿通部30に固定されている。このため、電磁シールド部材60の一方の端部63を確実にインバータ12の筐体20に取付けることができる。また第2の広がり部66が、第2の押さえ金具100と第2の固定部材101によって、モータ13のケーブル挿通部90に固定されている。第2の固定部材101は、第2の広がり部66の一部を厚み方向に貫通した状態でケーブル挿通部90に固定されているため、第2の広がり部66がケーブル挿通部90に対して移動することを第2の固定部材101によって阻止することができる。このため、電磁シールド部材60の他方の端部64を確実にモータ13に取付けることができる。
なお本発明を実施するに当たって、制御ケーブル、電磁シールド部材、第1の押さえ金具及び第2の押さえ金具をはじめとして、発明の構成要素の構造及び配置を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。また本発明に係る電磁シールド構造をインバータやモータ以外の電気機器に接続される電気ケーブルに適用されてもよい。
以下に、もとの特許出願の出願当初の特許請求の範囲の内容を付記する。
[1]車両に搭載される第1の電気機器と、
前記車両に搭載される第2の電気機器と、
前記第1の電気機器に接続され、前記第1の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出された第1の電気ケーブルと、
前記第2の電気機器に接続され、前記第2の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出され、着脱可能なコネクタを介して前記第1の電気ケーブルに接続された第2の電気ケーブルと、
導電性を有する複数の素線を編組してなる筒状部を有し、前記第1および第2の電気ケーブルと前記コネクタを覆う電磁シールド部材と、
前記電磁シールド部材の一方の端部を前記第1の電気機器との間で挟み付ける第1の押さえ金具と、
前記第1の押さえ金具を前記第1の電気機器に着脱可能に固定する第1の固定部材と、
前記電磁シールド部材の他方の端部を前記第2の電気機器との間で挟み付ける第2の押さえ金具と、
前記第2の押さえ金具を前記第2の電気機器に着脱可能に固定する第2の固定部材と、
を備えたことを特徴とする車両の電磁シールド構造。
[2]前記電磁シールド部材は、前記一方の端部において前記第1の固定部材によって前記第1の電気機器に着脱可能に固定される第1の広がり部と、前記他方の端部において前記第2の固定部材によって前記第2の電気機器に着脱可能に固定される第2の広がり部とを有することを特徴とする[1]に記載の車両の電磁シールド構造。
[3]前記第1の押さえ金具は、前記第1の固定部材によって前記第1の電気機器に固定される基部と、前記基部に対して角度をなす方向に折曲されかつ互いに平行に延びる一対の押圧片とを具備し、これら押圧片と前記電気機器との間に前記電磁シールド部材の前記第1の広がり部を挟んだ状態で、前記基部が前記第1の固定部材によって前記電気機器に固定されたことを特徴とする[2]に記載の車両の電磁シールド構造。
[4]前記第1の押さえ金具がばね性を有する金属板からなり、前記第1の押さえ金具が前記第1の電気機器に固定される前の状態において、前記基部と前記押圧片とのなす角度が90度よりも小さく、前記第1の押さえ金具が前記第1の電気機器に固定された状態において、前記一対の押圧片と前記第1の電気機器との間に前記電磁シールド部材の前記第1の広がり部が挟まれたことを特徴とする[3]に記載の車両の電磁シールド構造。
[5]前記第2の電気ケーブルが一対のケーブル要素を含み、これらケーブル要素が前記第2の電気機器のケーブル挿通部付近において2方に分岐し、この分岐した一対のケーブル要素間に前記第2の押さえ金具が配置され、前記第2の押さえ金具と前記第2の電気機器との間に前記電磁シールド部材の前記第2の広がり部が挟まれたことを特徴とする[4]に記載の車両の電磁シールド構造。
[6]前記第1の電気機器がインバータであり、前記第2の電気機器が前記インバータよりも低い位置に配置された走行用のモータであり、前記第1の押さえ金具の前記基部が、前記インバータの底面に前記第1の固定部材によって前記インバータの下側から固定され、前記第2の押さえ金具が、前記モータの上下方向に沿う縦壁に前記第2の固定部材によって固定されたことを特徴とする[5]に記載の車両の電磁シールド構造。
本発明の一実施形態を示す電磁シールド部材を備えた車両の斜視図。 図1に示された車両に使用されるインバータ及びモータ等の斜視図。 前記インバータと電気ケーブルの一部を示す斜視図。 前記電気ケーブルに電磁シールド部材を取付ける前の状態を示す斜視図。 前記インバータと電気ケーブルの一部の側面図。 第1の押さえ金具の斜視図。 前記モータと電気ケーブルの一部の斜視図。 第2の押さえ金具の斜視図。
12…インバータ(第1の電気機器)
13…モータ(第2の電気機器)
30…ケーブル挿通部
41…第1の電気ケーブル
42…第2の電気ケーブル
43…コネクタ
60…電磁シールド部材
65…第1の広がり部
66…第2の広がり部
70…第1の押さえ金具
71…第1の固定部材
90…ケーブル挿通部
100…第2の押さえ金具
101…第2の固定部材

Claims (2)

  1. 車両に搭載される第1の電気機器と、
    前記車両に搭載される第2の電気機器と、
    前記第1の電気機器に接続され、前記第1の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出された第1の電気ケーブルと、
    前記第2の電気機器に接続され、前記第2の電気機器のケーブル挿通孔から外部に引出され、着脱可能なコネクタを介して前記第1の電気ケーブルに接続された第2の電気ケーブルと、
    導電性を有する複数の素線を編組してなる筒状部を有し、前記第1および第2の電気ケーブルと前記コネクタを覆う電磁シールド部材と、
    前記電磁シールド部材の一方の端部を前記第1の電気機器との間で挟み付ける第1の押さえ金具と、
    前記第1の押さえ金具を前記第1の電気機器に着脱可能に固定する第1の固定部材と、
    前記電磁シールド部材の他方の端部を前記第2の電気機器との間で挟み付ける第2の押さえ金具と、
    前記第2の押さえ金具を前記第2の電気機器に着脱可能に固定する第2の固定部材と、
    を備え、
    前記電磁シールド部材は、前記一方の端部において前記第1の固定部材によって前記第1の電気機器に着脱可能に固定される第1の広がり部と、前記他方の端部において前記第2の固定部材によって前記第2の電気機器に着脱可能に固定される第2の広がり部とを有し、
    前記第2の電気ケーブルが一対のケーブル要素を含み、これらケーブル要素が前記第2の電気機器のケーブル挿通部付近において2方に分岐し、この分岐した一対のケーブル要素間に前記第2の押さえ金具が配置され、前記第2の押さえ金具と前記第2の電気機器との間に前記電磁シールド部材の前記第2の広がり部が挟まれたことを特徴とする車両の電磁シールド構造。
  2. 前記第1の電気機器がインバータであり、前記第2の電気機器が前記インバータよりも低い位置に配置された走行用のモータであり、前記第2の押さえ金具が、前記モータの上下方向に沿う縦壁に前記第2の固定部材によって固定されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の電磁シールド構造。
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