JP2013048749A - 心電データ伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】心電データ伝送システム1は、心電計10と、心電データ10Aをその計測時間と対応させて記憶する記憶装置12と、コンピュータ・ネットワーク11経由で受信した心電データ10Aを表示する表示端末13、14とを備える。記憶装置12は、その入力手段に入力される入力操作に応じて、前もって設定された所定の時間範囲に対応した心電データ10Aに心電計10の識別情報を付加して送信データ11Aとし、コンピュータ・ネットワーク11上に前もって設定された送信先に宛てて送信する。表示端末13、14は、送信先として設定可能とされて、受信した送信データ11Aから心電データ10Aをその計測時刻および心電計10の識別情報と対応させて抽出して表示する。
【選択図】図1
Description
しかし、上記従来技術には、12誘導の心電図モニタのための心電データ伝送システムに適用するに当たって、以下のような問題があった。すなわち、被験者側の操作者はセンサユニットを起動させることができず、被験者の心電データの取得および伝送の開始をセンタ装置側に依頼しなければならなかった。そのため、心疾患を発症した被験者の心電データを伝送する際に手間がかかり、迅速な診断および早期治療が難しくなるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものである。すなわち、本発明が解決しようとする課題は、被験者側からの操作により被験者の心電データを簡単にかつ迅速に専門医に伝送できる心電データ伝送システムを実現することである。
まず、第1の発明は、被験者の12誘導の心電データをコンピュータ・ネットワーク経由で伝送する心電データ伝送システムである。この心電データ伝送システムは、被験者に取り付けられてこの被験者の12誘導の心電データを計測する心電計と、コンピュータ・ネットワークに接続され、心電計が計測した心電データをその計測時間と対応させて記憶する記憶装置と、コンピュータ・ネットワークに接続されて、このコンピュータ・ネットワーク経由で受信した心電データを表示する表示端末と、を備えている。記憶装置は、この記憶装置に設けられた入力手段に入力される入力操作に応じて、前もって設定された所定の時間範囲に対応した心電データにこの心電データを計測した心電計の識別情報を付加して送信データとし、さらに、この送信データをコンピュータ・ネットワーク上に前もって設定された送信先に宛てて送信する。表示端末は、送信先として設定可能とされて、受信した送信データから心電データをその計測時刻および心電計の識別情報と対応させて抽出して表示する。
この第1の発明によれば、記憶装置の入力手段に1回入力操作を行うだけで、被験者の12誘導の心電データが送信先に送信される。これにより、記憶装置を被験者の近くに置くことで、心電データの伝送を被験者側の操作者が簡単に行えるようになり、被験者の心電データを迅速に専門医に伝送することができる。そして、被験者の心電データの取得および伝送のタイミングを被験者側の操作者が決定できるようになることで、専門医に診断を依頼する心電データをより適切に選択することができる。
さらに、表示端末は心電データをその計測時刻および心電計の識別情報とを対応させて表示するので、専門医は伝送された心電データを取り違えることなく被験者の診断をすることができる。
12誘導の心電データは、そのデータ量が膨大であるため、伝送の際にはデータを圧縮する必要がある。データの圧縮技術としては、低圧縮率となる代わりに原データを損なわない可逆圧縮法と、原データからの誤差を前提に高圧縮率を実現する不可逆圧縮法と、が知られている。
ここで、上記第2の発明によれば、送信データは送信先となる各表示端末の処理能力に応じて異なるデータ形式で送信される。このため、例えばメモリ量が多い大型の表示端末には原データが損なわれることなく可逆圧縮法により送られ、メモリ量が少ない携帯型の表示端末には不可逆圧縮法による高圧縮率のデータが送られる。これにより、専門医はどこにいても携帯型の表示端末により被験者の心電データを受信して診断をすることができる。また、専門医の近くに大型の表示端末がある場合は、心電データの原データを基にしてより正確な診断をすることができる。
この第3の発明によれば、記憶装置をコンピュータ・ネットワークに常時接続させることで、心電データの伝送の際にコンピュータ・ネットワークへの接続にかかる時間を省いて、心電データをより迅速に伝送することができる。さらに、記憶装置を被験者に取り付ける必要をなくして、被験者にかかる負担を減少させることができる。
この第4の発明によれば、送信データはサーバーによりコンピュータ・ネットワーク内に保存され、表示端末で後から参照できる状態となる。これにより、被験者の心電データの伝送時に専門医が送信データに対応できない状態であっても、専門医は後から被験者の診断をすることができる。
〈第1の実施形態〉
始めに、第1の実施形態に係る心電データ伝送システム1の構成について、図1ないし図4を用いて説明する。この心電データ伝送システム1は、図1に示すように、病院外現場にいる被験者Pの12誘導の心電信号P1をデータ化し、インターネット等のコンピュータ・ネットワーク11を介して遠隔地にいる専門医Dの下に伝送するためのものである。ここで、「病院外現場」とは、例えば救急医療、災害医療、在宅医療、または、訪問看護等の、専門医Dを確保することができない医療の現場のことをいう。
心電データ伝送システム1は、心電計10、記憶装置12、表示端末13、14、15、16、および、サーバー17を備えている。ここで、表示端末13、14、15、16、および、サーバー17は、上述したコンピュータ・ネットワーク11に常時接続されている。
上記記憶装置12は、心電計10に有線接続されて、近くにいる操作者Mが入力操作M1を行うことができるように構成されている。ここで、操作者Mは記憶装置12の近くにいる人間であればよく、被験者P自身が操作者Mとして入力操作M1を行うこともできる。
記憶装置12は、図2に示すように、第1の記憶手段12Aと、第2の記憶手段12Bと、入力手段12Cと、時刻計測手段12Dと、抽出手段12Eと、表示手段12Fと、送信データ出力手段12Gと、を備えている。
上記アドレスは、被験者Pの識別符号に対応して記憶され、この被験者Pの心電データ10Aを送信するべき送信先として前もって設定される。ただし、アドレスの中に心電データ10Aの送信先として前もって設定されていないものがあってもよい。また、第1の記憶手段12Aが被験者Pの識別符号を複数記憶している場合、被験者Pの識別符号の中に心電データ10Aの送信先が設定されていないものがあってもよい。
ここで、記憶装置12は、心電データ10Aに欠測がある場合、その欠測データに対応させて、時刻の関数として算出される矩形波のデータ(図3参照)を第2の記憶手段12Bに記憶させるようになっている。これにより、心電データ10Aの中から欠測データを判別することが容易になる。
また、記憶装置12は、第2の記憶手段12Bに記憶された心電データ10Aのうち、時刻T2よりも前に計測された心電データ10Aを心電データ10Aの更新時に削除するように設定することができる。この場合、第2の記憶手段12Bに必要とされるメモリ量を減らして、記憶装置12を小型化することができる。
すなわち、タッチパネル12aは、その画面上に数値表示欄12bおよび波形表示欄12cを備えて、上述した心電データ10Aの数値および波形を表示するように構成されている。また、タッチパネル12aは、その画面上に識別符号表示欄12fおよび現在時刻表示欄12gを備えて、被験者Pの識別符号および現在時刻Tを表示するように構成されている。
また、心電データ10Aの抽出範囲は、後述する入力手段12Cからの制御信号M2により、タッチパネル12aの抽出開始ボタン12d(図3参照)が押されてから所定の時間(本実施形態では2分間)が経過するまでの間(以下、この時間範囲を「抽出範囲B」ともいう。)に切り替えることもできる。この場合、心電データ10Aの抽出は上記抽出開始ボタン12dが押された直後から実時間で実行される。
抽出完了ボタン12eは、押すことにより抽出手段12Eによる抽出データ12Hの抽出を即座に完了させ、この抽出データ12Hに対して後述する送信データ出力手段12Gを機能させるようになっている。なお、抽出完了ボタン12eが抽出データ12Hの抽出を完了させると、抽出時間表示欄12lはタッチパネル12aから消え、抽出完了ボタン12eは抽出開始ボタン12dに切り替わるようになっている。
上記各構成により、記憶装置12の操作者Mは、心電データ10Aの抽出時間を容易に確認して、心電データ10Aの抽出範囲を適宜短くすることができる。
なお、送信データ出力手段12Gは、被験者Pとなる対象の識別符号に対応した送信先が複数設定されている場合、設定された送信先のそれぞれに送信データ11Aを送信するようになっている。また、送信データ出力手段12Gは、被験者Pとなる対象の識別符号に対応した送信先が設定されていない場合、入力手段12Cから送信先情報M3が入力されるまで送信データ11Aの送信を中断するようになっている。ここで、送信先情報M3は、第1の記憶手段12Aに記憶されたアドレスを選択することにより入力される。
(あ)時刻設定ボタン12hを操作して、時刻計測手段12Dが出力する時刻T1を、現在時刻Tの5秒前、10秒前、20秒前のいずれかに切り替えることができる。すなわち、時刻設定ボタン12hを押すと、時刻T1が現在時刻Tの5秒前、現在時刻Tの10秒前、現在時刻Tの20秒前の順で切り替わるようになっている。
(い)時刻設定ボタン12hを操作して、心電データ10Aの抽出範囲を、抽出範囲Aまたは抽出範囲Bのいずれかに切り替えることができる。すなわち、心電データ10Aの抽出範囲が抽出範囲Aに設定されているときに、時刻T1を現在時刻Tの20秒前に設定してから時刻設定ボタン12hを押すと、心電データ10Aの抽出範囲の設定が抽出範囲Bに切り替えられるようになっている。また、心電データ10Aの抽出範囲が抽出範囲Bに設定されているときに時刻設定ボタン12hを押すと、時刻T1が現在時刻Tの5秒前に設定されて、心電データ10Aの抽出範囲の設定が抽出範囲Aに切り替えられるようになっている。
(う)表示設定ボタン12iを操作して、波形表示欄12cに表示される心電データ10Aの波形の振幅および波形を表示する時間範囲を調節することができる。また、記憶装置12にプリンター(図示省略)が接続されている場合は、表示設定ボタン12iの操作により心電データ10Aを印刷して出力することができる。
(え)編集ボタン12jを操作して、第1の記憶手段12Aに記憶された各データおよび各設定を編集することができる。
(お)抽出開始ボタン12dを押すことで、抽出手段12Eを起動させることができる。これにより、抽出開始ボタン12dを1回押すだけで被験者Pの心電データ10Aを送信先に送信することができる。
(か)救急ボタン12kを押すことで、第1の記憶手段12Aに被験者Pの識別符号を新規に作成して抽出手段12Eを起動させることができる。この場合、新規に作成された識別符号には対応した送信先が設定されていないので、送信データ11Aの送信を完了させるために送信データ出力手段12Gに送信先情報M3を入力する必要がある。これにより、記憶装置12に送信命令を与えて送信先を指定するだけで被験者Pの心電データ10Aを送信先に送信することができる。
表示端末13、14、15、16は、送信データ11Aが添付された電子メールを受信すると、この送信データ11Aから心電データ10Aと、この心電データ10Aの計測時刻と、心電計10および被験者Pの識別情報とを抽出して表示するように構成されている。なお、表示端末13、14、15、16は、心電データ10Aをその計測時刻と、心電計10および被験者Pの識別情報とを対応させて表示する(図示省略)ことで、心電データ10Aの取り違えを防止するようになっている。
すなわち、記憶装置12が被験者Pの近くに置かれることで、心電データ10Aの伝送を被験者P側の操作者Mが簡単に行えるようになり、被験者Pの心電データ10Aを迅速に専門医Dに伝送することができる。そして、被験者Pの心電データ10Aの取得および伝送のタイミングを被験者P側の操作者Mが決定できるようになることで、専門医Dに診断を依頼する心電データ10Aをより適切に選択することができる。
ここで、「管理」には、例えばサーバー17外の端末からのアクセスに対してその認証を行い、適正なアクセスに対してのみサーバー17内に保存されているファイルの情報を開示してその編集を可能とする機能が該当する。
サーバー17は、上記参照アクセス15A、16Aに応じて、表示端末15、16に参照アクセスのあった送信データ11Aを電子メールにより送信するようになっている。すなわち、送信データ11Aはサーバー17によりコンピュータ・ネットワーク11内に保存され、表示端末15、16で後から参照できる状態となる。これにより、被験者Pの心電データ10Aの伝送時に専門医Dが送信データ11Aに対応できない状態であっても、専門医Dは後から被験者Pの診断をすることができる。
具体的には、メモリ量が少ない携帯型の情報端末である表示端末13には、送信データ11AはPDFやJPEG等の不可逆圧縮された画像のデータ形式で送信される。一方、大型でメモリ量の多いコンピュータである表示端末14およびサーバー17には、送信データ11Aは原データをそのまま可逆圧縮したデータ形式、または、DICOMやMFER等の医療データの伝送に適した規格のデータ形式で送信される。
上記構成によれば、携帯型の表示端末13に送信されるデータ量を減らして、携帯型の表示端末13に被験者Pの心電データ10Aを表示させることができる。すなわち、専門医Dはどこにいても携帯型の表示端末13に送信された送信データ11Aにより被験者Pの診断をすることができる。また、専門医Dの近くにある大型の表示端末14に送信データ11Aが送信された場合は、専門医Dは心電データ10Aの原データまたは心疾患の診断に適したデータを基にしてより正確な診断をすることができる。
具体的には、メモリ量が少ない携帯型の情報端末である表示端末15には、送信データ11AはPDFやJPEG等の不可逆圧縮された画像のデータ形式で送信される。一方、大型でメモリ量の多いコンピュータである表示端末16には、送信データ11Aは原データをそのまま可逆圧縮したデータ形式、または、DICOMやMFER等の医療データの伝送に適した規格のデータ形式で送信される。
上記構成によれば、携帯型の表示端末15に送信されるデータ量を減らして、携帯型の表示端末15に被験者Pの心電データ10Aを表示させることができる。すなわち、専門医Dはどこにいても携帯型の表示端末15により被験者Pの診断をすることができる。また、専門医Dの近くに大型の表示端末16がある場合は、専門医Dは心電データ10Aの原データまたは心疾患の診断に適したデータを基にしてより正確な診断をすることができる。
続いて、第2の実施形態に係る心電データ伝送システム2の構成について、図5を用いて説明する。第2の実施形態に係る心電データ伝送システム2は、第1の実施形態に係る心電データ伝送システム1を変形した実施形態である。したがって、上記第1の実施形態に係る心電データ伝送システム1の各構成と共通する構成については、第1の実施形態に係る心電データ伝送システム1の各構成に付した符号から、その十の位の数字を「2」に置き換えた符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
第2の実施形態の心電データ伝送システム2は、図5に示すように、第1の実施形態において一体に形成された心電計10および記憶装置12の代わりに、別体に形成された心電計20および記憶装置22を用いたものである。
記憶装置22は、心電計20から無線送信された心電データ20Aを受信するためのアンテナ(図示省略)を備え、受信した上記心電データ20Aを記憶して表示するように構成されている。そして、記憶装置22は、操作者Mの入力操作M1に応じて心電データ20Aを抽出して送信データ21Aを作成し、この送信データ21Aを前もって設定された送信先に電子メールで送信するようになっている。
上記構成によれば、記憶装置22をコンピュータ・ネットワーク21に常時接続させることで、心電データ20Aを送信する際にコンピュータ・ネットワーク21への接続にかかる時間を省いて、心電データ20Aをより迅速に伝送することができる。さらに、記憶装置22を被験者Pに取り付ける必要をなくして、被験者Pにかかる負担を減少させることができる。
また、上記心電データ20Aは、心電計20から原データのまま(すなわち、データ形式を変えることなく)記憶装置22に送信され、この記憶装置22でそのデータ形式が変換されるようになっている。これにより、被験者Pに取り付ける心電計20から計測データのデータ形式を変換する構成を省略して、被験者Pにかかる負担をさらに減少させることができる。
(イ)同一の表示端末に、サーバーに参照アクセスを行う機能と記憶装置から直接送信データを受信する機能の両方の機能を持たせることができる。
(ロ)記憶装置がサーバーを送信先として電子メールを送信する構成は必須ではなく、例えば上記電子メールの送信時に経由する経由サーバーに送信データを記憶させる構成を用いることができる。この場合、表示端末は、送信された電子メールのヘッダー情報から上記経由サーバーの情報を抽出し、この経由サーバーに参照アクセスを行うことで、送信データを後から参照することができる。
(ハ)サーバーを省略し、各表示端末に送信データを分散させて管理可能に保存する構成を用いることができる。
(ニ)送信データの送信方法は電子メールに添付する方法に限定されず、例えばFTPやSCP等の電子メールによらない通信プロトコルを用いた送信方法、または、ピア・ツー・ピア等の端末間で直接データの伝送を行う通信形式による送信方法を用いることができる。
10 心電計
10A 心電データ
11 コンピュータ・ネットワーク
11A 送信データ
12 記憶装置
12A 第1の記憶手段
12B 第2の記憶手段
12C 入力手段
12D 時刻計測手段
12E 抽出手段
12F 表示手段
12G 送信データ出力手段
12H 抽出データ
12I 付加データ
12a タッチパネル
12b 数値表示欄
12c 波形表示欄
12d 抽出開始ボタン
12e 抽出完了ボタン
12f 識別符号表示欄
12g 現在時刻表示欄
12h 時刻設定ボタン
12i 表示設定ボタン
12j 編集ボタン
12k 救急ボタン
12l 抽出時間表示欄
13 表示端末
14 表示端末
15 表示端末
15A 参照アクセス
16 表示端末
16A 参照アクセス
17 サーバー
2 心電データ伝送システム
20 心電計
20A 心電データ
21 コンピュータ・ネットワーク
21A 送信データ
22 記憶装置
23 表示端末
24 表示端末
25 表示端末
25A 参照アクセス
26 表示端末
26A 参照アクセス
27 サーバー
D 専門医
M 操作者
M1 入力操作
M2 制御信号
M3 送信先情報
P 被験者
P1 心電信号
T 現在時刻
T1 時刻
T2 時刻
Claims (4)
- 被験者の12誘導の心電データをコンピュータ・ネットワーク経由で伝送する心電データ伝送システムであって、
前記被験者に取り付けられて当該被験者の12誘導の前記心電データを計測する心電計と、
前記コンピュータ・ネットワークに接続され、前記心電計が計測した前記心電データをその計測時間と対応させて記憶する記憶装置と、
前記コンピュータ・ネットワークに接続されて、当該コンピュータ・ネットワーク経由で受信した心電データを表示する表示端末と、を備え、
前記記憶装置は、当該記憶装置に設けられた入力手段に入力される入力操作に応じて、前もって設定された所定の時間範囲に対応した前記心電データに当該心電データを計測した前記心電計の識別情報を付加して送信データとし、さらに、当該送信データを前記コンピュータ・ネットワーク上に前もって設定された送信先に宛てて送信し、
前記表示端末は、前記送信先として設定可能とされて、受信した前記送信データから前記心電データをその計測時刻および前記心電計の前記識別情報と対応させて抽出して表示することを特徴とする心電データ伝送システム。 - 請求項1に記載の心電データ伝送システムであって、
前記表示端末を複数備え、前記記憶装置は、前記送信データを複数の前記送信先に送信し、かつ、当該送信の際に前記送信データのデータ形式を複数の前記送信先のそれぞれに対応させて切り替えて送信することを特徴とする心電データ伝送システム。 - 請求項1または請求項2に記載の心電データ伝送システムであって、
前記記憶装置は、前記コンピュータ・ネットワークに常時接続され、前記心電計は、前記記憶装置とは別体に形成されて、前記心電データを前記記憶装置に前記コンピュータ・ネットワークを介さずに無線送信することを特徴とする心電データ伝送システム。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の心電データ伝送システムであって、
前記送信データを前記コンピュータ・ネットワーク内に保存して管理するためのサーバーを備え、前記記憶装置は、その前記送信データの前記送信先のうち少なくとも1つを前記サーバーに設定し、前記表示端末のうち少なくとも1つは、前記コンピュータ・ネットワークを介して前記サーバー内に保存された前記送信データに対して参照アクセスを行うことができる構成とされ、前記サーバーは、前記コンピュータ・ネットワークを介した前記表示端末からの前記参照アクセスに応じて、この前記表示端末に前記参照アクセスのあった前記送信データを送信することを特徴とする心電データ伝送システム。
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