JP2013032605A - Composition for coating paper for curtain coater - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、非接触方式のカーテンコーター用の紙塗工用組成物に関するものである。詳しくは、表面強度および印刷光沢に優れた塗工紙が得られ、かつ、塗工紙製造工程での塗工操業性に優れるカーテンコーター用の紙塗工用組成物に関するものである。 The present invention relates to a paper coating composition for a non-contact type curtain coater. Specifically, the present invention relates to a paper coating composition for a curtain coater that provides a coated paper excellent in surface strength and printing gloss and is excellent in coating operability in the coated paper manufacturing process.
近年、塗工紙は、その印刷効果が高い等の理由から、非常に数多くの印刷物に利用されている。季刊、月間紙等の定期刊行物の中にも、全ての頁に塗工紙が使用される場合もかなり増えている。特に、メールオーダービジネスにおけるダイレクトメールや商品カタログ等においては、そのほとんど全ての頁に塗工紙を使用している。
塗工紙は非塗工紙に比べ、白色度、光沢度、平滑度、印刷適性など多くの優れた点を有しているが、これらは主に原紙を抄造したあとに、顔料、バインダー、およびその他の添加剤から成る紙塗工用組成物をブレードコーターやロールコーターなどを用いて塗工する工程を経て生産されている。
ところが、近年はブレード塗工やロール塗工などで直接的に紙塗工用組成物を塗布する方式から非接触方式のカーテンコーターを用いて高速塗工を行う技術が注目を集めている。特に非接触方式の利点として、紙塗工用組成物の塗布において原紙に余計な負荷がかからないため紙切れがなく連続操業が可能である点など操業上のメリットが大きい。
In recent years, coated paper has been used in a large number of printed materials because of its high printing effect. Even in periodicals such as quarterly and monthly papers, the use of coated paper on all pages has increased considerably. In particular, in direct mail and product catalogs in the mail order business, coated paper is used for almost all pages.
Coated paper has many excellent points such as whiteness, glossiness, smoothness, and printability compared to non-coated paper, but these are mainly pigments, binders, And a paper coating composition comprising other additives are produced through a step of coating using a blade coater or a roll coater.
However, in recent years, a technique for performing high-speed coating using a non-contact type curtain coater from a method of directly applying a paper coating composition by blade coating or roll coating has attracted attention. In particular, as an advantage of the non-contact method, there is a large operational merit in that continuous operation is possible without running out of paper because an extra load is not applied to the base paper in the application of the paper coating composition.
一般に紙塗工用組成物は、クレーや炭酸カルシウムなどの白色顔料を水に分散した顔料分散液、顔料同士および顔料を原紙に接着固定するためのバインダー、およびその他の添加剤によって構成される水性塗料である。バインダーとしてはスチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスに代表されるような合成エマルションバインダーやデンプン、カゼインに代表されるような天然バインダーが使用される。 In general, a paper coating composition is a water dispersion composed of a pigment dispersion in which a white pigment such as clay or calcium carbonate is dispersed in water, a binder for adhering and fixing the pigments to each other and a base paper, and other additives. It is a paint. As the binder, a synthetic emulsion binder represented by styrene-butadiene copolymer latex and a natural binder represented by starch and casein are used.
ただし、カーテンコーター用紙塗工用組成物には一般的に用いられるデンプンやカゼインなどの天然バインダーは使用されないケースが多い。
これは、ブレードやロールと言った直接塗工方式であれば紙塗工用組成物中に発生した泡は紙塗工用組成物塗布時に泡がつぶされるため問題とならないものの、非接触方式であるカーテン塗工においては、紙塗工用組成物中に発生した泡がそのまま塗工紙上に残り被覆欠陥となるため最終的な塗工紙製品の品質に大きく影響する。
このため、カーテン塗工においては紙塗工用組成物中の泡を如何に抑制するかがポイントとなるが、デンプンなどを添加して紙塗工用組成物の粘度が高くなると脱泡装置での泡抜きにも時間がかかり、連続操業の継続に問題が生じる
However, in many cases, natural binders such as starch and casein, which are generally used, are not used in curtain coater paper coating compositions.
This is because the foam generated in the paper coating composition is not a problem because the foam is crushed when the paper coating composition is applied. In certain curtain coatings, the foam generated in the paper coating composition remains on the coated paper as it is and becomes a coating defect, which greatly affects the quality of the final coated paper product.
For this reason, in curtain coating, the key point is how to suppress foam in the paper coating composition, but when the viscosity of the paper coating composition is increased by adding starch or the like, It takes time to defoam and cause problems in continuous operation.
また、一般的にカーテンコーターでの塗工は他の直接的塗工方式に比べて原紙への紙塗工用組成物の押し込み圧が小さいため表面強度が劣ると言われる。さらにカーテンコーターでの塗工は輪郭塗工となるため原紙の凹凸に影響され、印刷光沢が出にくい事も知られている。例えば特開２００４−２０４３８９号公報（特許文献１）では、Ａ、Ｂの異なる組成からなり、−１００℃〜５０℃の範囲に２つ以上のガラス転移点を持つラテックスをカーテンコーター用の紙塗工用組成物に用いることによって印刷光沢に優れ、強度の低下を抑える技術が紹介されている。また、特開２００４−２２５２１９号公報（特許文献２）では、ゲルパーミエーションクロマトグラフ測定にて得られる分子量分布を規定することでカーテンコーター塗工紙の表面強度および印刷光沢を改善する技術が紹介されている。
しかし、これらの様々な改良技術は、カーテン塗工における生産性とカーテン塗工紙の印刷光沢や表面強度に関して十分に満足するレベルには至っておらず、更なる改良が強く求められていた。
In general, coating with a curtain coater is said to be inferior in surface strength because the indentation pressure of the paper coating composition onto the base paper is smaller than other direct coating methods. Furthermore, it is known that the coating with a curtain coater is a contour coating, so that it is affected by the unevenness of the base paper and the printing gloss is not easily produced. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-204389 (Patent Document 1), latex having two or more glass transition points in the range of −100 ° C. to 50 ° C. having different compositions of A and B is coated with paper for curtain coater. A technique has been introduced that is excellent in printing gloss and suppresses a decrease in strength when used in an industrial composition. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-225219 (Patent Document 2) introduces a technique for improving the surface strength and printing gloss of curtain coated paper by defining the molecular weight distribution obtained by gel permeation chromatography. Has been.
However, these various improvement techniques have not yet been sufficiently satisfied with respect to the productivity in curtain coating and the print gloss and surface strength of curtain coated paper, and further improvements have been strongly demanded.
本発明は、紙塗工用組成物の泡切れが良いことから、非接触方式のカーテンコーターで塗工される際の塗工操業性に優れ、かつ、表面強度、及び印刷光沢に優れた塗工紙が得られるカーテンコーター用の紙塗工用組成物を提供することを目的とするものである。 The present invention is excellent in coating operability when coated with a non-contact type curtain coater, and also excellent in surface strength and printing gloss because the foam for the paper coating composition is good. An object of the present invention is to provide a paper coating composition for a curtain coater from which a working paper can be obtained.
非接触方式であるカーテンコーターに於いて塗工される紙塗工用組成物であって、全顔料１００重量部（固形分)に対し、共重合体ラテックス（ａ）を１〜２０重量部（固形分)、冷水可溶型デンプン（ｂ）を０．１〜５重量部（固形分)含有することを特徴とするカーテンコーター用紙塗工用組成物を提供する。 A composition for paper coating applied in a non-contact curtain coater, wherein 1 to 20 parts by weight of copolymer latex (a) is used per 100 parts by weight (solid content) of the total pigment ( Solid composition), 0.1 to 5 parts by weight (solid content) of cold water soluble starch (b) is provided.
本発明の紙塗工用組成物は、非接触方式のカーテンコーターで塗工される際に、泡消えが良好で塗工作業性に優れる。また、本発明の紙塗工用組成物を塗工して得られる塗工紙は、表面強度および印刷光沢に優れる。 When the paper coating composition of the present invention is coated with a non-contact curtain coater, the foam disappears well and the coating workability is excellent. Moreover, the coated paper obtained by coating the composition for paper coating of this invention is excellent in surface strength and printing gloss.
本発明のカーテンコーター用紙塗工用組成物は、以下の（１）〜（５）から構成される。
（１）顔料
顔料としてカオリンクレー、炭酸カルシウムを主として使用するものであるが、その他の顔料として、例えば、タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、サチンホワイトなどの無機顔料、あるいはポリスチレンラテックスのような有機顔料をそれぞれ単独または混合して使用することもできる。
（２）共重合体ラテックス（ａ）
本発明の紙塗工用組成物に使用する共重合体ラテックスは、一般的なスチレン-ブタジエン共重合体ラテックスを指すが、さらに、ポリ酢酸ビニルラテックス、アクリル系ラテックスなどのスチレン-ブタジエン共重合体ラテックス以外の合成ラテックスと併用してもよい。
本発明の紙塗工用組成物中の共重合体ラテックスの含有量は、顔料１００重量部（固形分）に対して１〜２０重量部（固形分）を使用する。共重合体ラテックスの含有量が１重量部以下では顔料を充分に接着できず、２０重量部を超えると不透明度や白紙光沢が低下する。
また、共重合体ラテックス（ａ）は、脂肪族共役ジエン系単量体２０〜６５重量％、エチレン系不飽和カルボン酸単量体０．５〜１０重量％、およびこれらと共重合可能な他の単量体２５〜７９．５重量％（単量体合計１００重量％）を重合して得られる共重合体ラテックスにおいて、重合時に使用される乳化剤の総量が、単量体合計１００重量部に対して０．７〜１．６重量部であり、かつ、ラテックスの単位表面積あたりの乳化剤量が０．０００１〜０．０００３ｇ／ｍ２であることが好ましい。
乳化剤の総使用量が１．６重量部を超えるとラテックスの泡立ち性が悪化する傾向があり、０．７重量部未満ではラテックスの単分散性が不安定になりやすく紙塗工用組成物の粘度安定性が劣る傾向があり好ましくない。さらに好ましくは、０．７５〜１．５重量部である。
また、ラテックスの単位表面積あたりの乳化剤量は、乳化剤の総使用量と得られた共重合体ラテックスの表面積から計算する。０．０００１ｇ／ｍ２未満ではラテックスの安定性が不足する傾向があり、０．０００３ｇ／ｍ２を超えると表面張力が低くなり泡立ち性が悪化する傾向があるので好ましくない。
（３）冷水可溶型デンプン（ｂ）
本発明の紙塗工用組成物を得るには冷水可溶型デンプンが必要である。
通常紙塗工用組成物に使用される一般的なデンプンが９５℃以上に加熱しなければ完全に糊化しないのに比べ、冷水可溶型デンプンは冷水に簡単に溶解して糊化することが特徴である。一般的なデンプンに比べて分子量が低く、紙塗工用組成物に添加した際の増粘効果も小さいため、脱泡装置による泡抜き作業を阻害することなく、結果として泡立ちが少なく塗工作業性を改善することが可能である。また、水溶性のデンプンを用いることで紙塗工用組成物中の水分の原紙方向への脱水を妨げ、ラテックス粒子の移動を最小限に抑える事で塗工紙の表面強度を維持する。さらに、インキ中のビヒクルに対する耐性の高い水溶性デンプンが塗工層に存在することによって、優れた印刷光沢発現性を示す塗工紙が得られる。このように、紙塗工用組成物の粘度を大きく上げる事無く、デンプンの特性である保水性、耐インキビヒクル性を付与することが可能な冷水可溶型デンプンを用いるのが最適である。冷水可溶型デンプンは、市販されているものを使用することができ、例えば王子コーンスターチ株式会社製「アミレッツ７０９９」、「コンレッツ１００」、三和澱粉工業株式会社製の「ハイコースターＰＣ１１」として入手可能である。
本発明の紙塗工用組成物中の冷水可溶型デンプンの含有量は顔料１００重量部（固形分）に対して０．１〜５重量部（固形分）を使用する。冷水可溶型デンプンの含有量が０．１重量部以下ではその効果を発揮せず、５重量部を超えると紙塗工用組成物の粘度が高くなりすぎるため消泡特性が低下し、塗工作業性が悪化する。
（４）その他のバインダー
上記共重合体ラテックス（ａ）、冷水可溶デンプン（ｂ）以外に、本発明の紙塗工用組成物のバインダーとして、必要に応じてポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性合成バインダーなどを使用しても差し支えない。しかし、紙塗工用組成物の粘度が高くなりすぎると脱泡装置による泡抜きが困難になるため、使用量は最小限に抑える必要がある。
一方、一般的な澱粉である例えば酸化澱粉やエステル化澱粉等の変性澱粉、大豆蛋白、カゼインなどの天然バインダーは、少量の添加でも紙塗工用組成物の粘度が著しく上昇し、泡抜きが困難になるため使用しないことが好ましい。
（５）助剤
本発明の紙塗工用組成物を調整する際には、さらにその他の助剤、例えば界面活性剤（スルホン酸系界面活性剤、硫酸エステル系界面活性剤、カルボン酸系界面活性剤などのアニオン性界面活性剤）、分散剤（ピロリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど）、増粘剤（ポリアクリル酸ナトリウムなど）、レベリング剤（ロート油、ジシアンジアミド、尿素など）、防腐剤、離型剤（ステアリン酸カルシウム、パラフィンエマルジョンなど）、蛍光染料、カラー保水性向上剤（アルギン酸ナトリウムなど）を必要に応じて添加しても良い。
ただし、消泡剤（ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、シリコーンオイルなど）の過剰な添加は膜切れの原因となりやすいため、出来る限り使用しない方が好ましい。
The composition for curtain coater paper coating of the present invention comprises the following (1) to (5).
(1) Pigment Kaolin clay and calcium carbonate are mainly used as the pigment, but as other pigments, for example, inorganic pigments such as talc, barium sulfate, titanium oxide, aluminum hydroxide, zinc oxide, and satin white, or Organic pigments such as polystyrene latex can be used alone or in combination.
(2) Copolymer latex (a)
The copolymer latex used in the paper coating composition of the present invention refers to a general styrene-butadiene copolymer latex, and further includes a styrene-butadiene copolymer such as polyvinyl acetate latex and acrylic latex. You may use together with synthetic latex other than latex.
The content of the copolymer latex in the paper coating composition of the present invention is 1 to 20 parts by weight (solid content) with respect to 100 parts by weight (solid content) of the pigment. When the content of the copolymer latex is 1 part by weight or less, the pigment cannot be sufficiently adhered, and when it exceeds 20 parts by weight, the opacity and white paper gloss are lowered.
The copolymer latex (a) is an aliphatic conjugated diene monomer of 20 to 65% by weight, an ethylenically unsaturated carboxylic acid monomer of 0.5 to 10% by weight, and others copolymerizable therewith. In the copolymer latex obtained by polymerizing 25 to 79.5% by weight of the monomer (total monomer 100% by weight), the total amount of the emulsifier used during the polymerization is 100 parts by weight of the total monomer. The amount of the emulsifier per unit surface area of the latex is preferably 0.0001 to 0.0003 g / m 2 with respect to 0.7 to 1.6 parts by weight.
When the total amount of the emulsifier exceeds 1.6 parts by weight, the foaming property of the latex tends to deteriorate, and when it is less than 0.7 parts by weight, the monodispersity of the latex tends to become unstable, and the paper coating composition Viscosity stability tends to be inferior, which is not preferable. More preferably, it is 0.75 to 1.5 parts by weight.
The amount of emulsifier per unit surface area of the latex is calculated from the total amount of emulsifier used and the surface area of the obtained copolymer latex. If it is less than 0.0001 g / m 2 , the stability of the latex tends to be insufficient, and if it exceeds 0.0003 g / m 2 , the surface tension tends to be low and the foaming property tends to deteriorate, such being undesirable.
(3) Cold water soluble starch (b)
In order to obtain the paper coating composition of the present invention, cold water soluble starch is required.
Compared to the usual starch used in paper coating compositions, which does not fully gelatinize unless heated to 95 ° C or higher, cold water soluble starch is easily dissolved and gelatinized in cold water. Is a feature. Low molecular weight compared to ordinary starch, and less thickening effect when added to paper coating composition, so that the defoaming device does not hinder the defoaming operation, resulting in less foaming. It is possible to improve the sex. In addition, the use of water-soluble starch prevents water in the paper coating composition from dehydrating in the direction of the base paper, and maintains the surface strength of the coated paper by minimizing the movement of latex particles. Further, the presence of water-soluble starch having high resistance to the vehicle in the ink in the coating layer provides a coated paper exhibiting excellent printing gloss. As described above, it is optimal to use a cold water-soluble starch capable of imparting water retention and ink vehicle resistance, which are the characteristics of starch, without greatly increasing the viscosity of the paper coating composition. Commercially available cold water-soluble starch can be used, for example, “Amirets 7099”, “Conletts 100” manufactured by Oji Cornstarch Co., Ltd., and “High Coaster PC11” manufactured by Sanwa Starch Co., Ltd. Is possible.
The content of the cold water-soluble starch in the paper coating composition of the present invention is 0.1 to 5 parts by weight (solid content) with respect to 100 parts by weight (solid content) of the pigment. If the content of the cold water soluble starch is 0.1 parts by weight or less, the effect cannot be exhibited. Workability deteriorates.
(4) Other binders In addition to the copolymer latex (a) and the cold water-soluble starch (b), as a binder for the paper coating composition of the present invention, water-soluble polyvinyl alcohol, carboxymethyl cellulose, and the like as necessary. A synthetic binder may be used. However, if the viscosity of the paper coating composition becomes too high, it is difficult to remove bubbles with a defoaming device, so the amount used must be minimized.
On the other hand, natural starches such as modified starches such as oxidized starches and esterified starches, and natural binders such as soybean protein and casein increase the viscosity of the paper coating composition remarkably even when added in small amounts. Since it becomes difficult, it is preferable not to use it.
(5) Auxiliary agent When preparing the paper coating composition of the present invention, other auxiliary agents such as surfactants (sulfonic acid surfactants, sulfate ester surfactants, carboxylic acid interfaces) Anionic surfactants such as activators), dispersants (sodium pyrophosphate, sodium polyacrylate, sodium hexametaphosphate, etc.), thickeners (sodium polyacrylate, etc.), leveling agents (funnel oil, dicyandiamide, urea, etc.) ), Preservatives, mold release agents (calcium stearate, paraffin emulsion, etc.), fluorescent dyes, color water retention agents (sodium alginate, etc.) may be added as necessary.
However, excessive addition of an antifoaming agent (polyglycol, fatty acid ester, phosphate ester, silicone oil, etc.) is likely to cause film breakage, so it is preferable not to use it as much as possible.
本発明の紙塗工用組成物を塗工用原紙へ塗布する方法としてはカーテンコーターを用いるが、カーテンコーター以外の公知の手段、例えばエアナイフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、バーコーターなどの塗工機と併用して多層塗工としても差し支えない。また、塗工後、表面を乾燥し、カレンダーリングなどにより仕上げて塗工紙を得る。 As a method for applying the paper coating composition of the present invention to the base paper for coating, a curtain coater is used, but a known means other than the curtain coater, such as an air knife coater, blade coater, roll coater, bar coater, etc. It can be used as a multilayer coating in combination with a machine. Further, after coating, the surface is dried and finished by calendering or the like to obtain coated paper.
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例に限定されるものではない。なお実施例中、割合を示す部および％は特に断りのない限り重量基準によるものである。また実施例における諸物性の評価は次の方法に拠った。 EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated further more concretely, this invention is not limited to these Examples, unless the summary is exceeded. In the examples, parts and percentages indicating percentages are based on weight unless otherwise specified. In addition, various physical properties in the examples were evaluated by the following methods.
共重合体ラテックスの光子相関法による平均粒子径の測定
共重合体ラテックスの光子相関法による平均粒子径を動的光散乱法により測定した。尚、測定に際しては、ＦＰＡＲ−１０００（大塚電子製）を使用した。（ＪＩＳ Ｚ８８２６）
Measurement of average particle size of copolymer latex by photon correlation method The average particle size of copolymer latex by photon correlation method was measured by dynamic light scattering method. In the measurement, FPAR-1000 (manufactured by Otsuka Electronics) was used. (JIS Z8826)
共重合体ラテックスの作製
耐圧性の重合反応機に、重合水１５０部、過硫酸カリウムおよび炭酸ナトリウム０．２部、表１に示す乳化剤を仕込み、十分攪拌した後、表１に示す各単量体および他の化合物を加えて７０℃にて重合を開始し、重合転化率が９５％を越えた時点で重合を終了した。次いで、得られた共重合体ラテックスにつき水酸化ナトリウム水溶液でｐＨを７に調整して、共重合体ラテックスＡ〜Ｄを得た。
Preparation of copolymer latex In a pressure resistant polymerization reactor, 150 parts of polymerization water, 0.2 part of potassium persulfate and sodium carbonate, and emulsifiers shown in Table 1 were charged and stirred sufficiently. Polymers and other compounds were added and polymerization was started at 70 ° C., and the polymerization was terminated when the polymerization conversion rate exceeded 95%. Subsequently, pH of the obtained copolymer latex was adjusted to 7 with an aqueous sodium hydroxide solution to obtain copolymer latexes A to D.
紙塗工用組成物の作製と評価
表２及び表３に示した配合処方に従って、実施例１〜６、比較例１〜４に相当する紙塗工用組成物を作製した。
Preparation and Evaluation of Paper Coating Composition According to the formulation shown in Tables 2 and 3, paper coating compositions corresponding to Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4 were prepared.
紙塗工用組成物の消泡特性の評価
固形分濃度を５０％に調整した紙塗工用組成物２００ｍｌを、家庭用の泡立て攪拌機（ホ−ムミキサー：Ｋｉｔｃｈｅｎ
Ａｉｄ社製ＭｕｌｔｉＦｕｎｃｔｉｏｎ ＵＬＴＲＡ Ｐｏｗｅｒ Ｍｉｘｅｒ ＫＳＭ−１５０）を用いて、攪拌速度６にて２分間攪拌した。攪拌後の紙塗工用組成物５０ｇを採取しメスシリンダーに入れ、３０分間静置した後の紙塗工用組成物の容積を測定し、比重を算出した。得られた比重について、下記のように４段階で、消泡特性を判定した。
◎・・・０．８以上 （非常に良い）
○・・・０．８０未満〜０．３０以上 （良い）
△・・・０．３０未満〜０．１０以上 （少し悪い）
×・・・０．１０未満 （悪い）
Evaluation of defoaming characteristics of paper coating composition 200 ml of a paper coating composition with a solid content adjusted to 50% was mixed with a home foaming stirrer (home mixer: Kitchen).
The mixture was stirred for 2 minutes at a stirring speed of 6 using an Aid MultiFunction ULTRA Power Mixer KSM-150). 50 g of the paper coating composition after stirring was sampled, placed in a graduated cylinder, and the volume of the paper coating composition after standing for 30 minutes was measured, and the specific gravity was calculated. About the obtained specific gravity, the antifoaming characteristic was determined in four steps as follows.
◎ ・ ・ ・ 0.8 or more (very good)
○ ... less than 0.80 to 0.30 or more (good)
Δ: Less than 0.30 to 0.10 or more (slightly bad)
× ・ ・ ・ less than 0.10 (bad)
塗工紙の作製と評価
ラボカーテンコーターを用いて、塗工原紙（坪量５５ｇ／ｍ２）に各紙塗工用組成物を片面あたりの塗工量が１０ｇ／ｍ２となるよう塗工し、１５０℃の乾燥炉内で、温度２１０℃、風速３３ｍ／秒の熱風により５秒間乾燥し塗工紙を作製した。
得られた各塗工紙を、相対湿度６５％、温度２０℃の条件下で一昼夜調湿した後、線圧６０ｋｇ／ｃｍ、温度５０℃、通紙速度７ｍ／分、表裏２回ずつ合計４回の通紙条件でスーパーカレンダーで処理し、塗工紙の評価に供した。
Preparation and evaluation of coated paper Using a lab curtain coater, each paper coating composition was applied to a coated base paper (basis weight 55 g / m 2 ) so that the coating amount per side was 10 g / m 2. In a drying furnace at 150 ° C., the coated paper was prepared by drying for 5 seconds with hot air at a temperature of 210 ° C. and a wind speed of 33 m / sec.
Each coated paper obtained was conditioned overnight under conditions of a relative humidity of 65% and a temperature of 20 ° C., and then a linear pressure of 60 kg / cm, a temperature of 50 ° C., a paper passing speed of 7 m / min, and a total of 4 times for each of the front and back surfaces. The paper was processed with a super calender under the conditions of passing paper, and used for evaluation of coated paper.
塗工紙の表面強度の評価
ＲＩ印刷機を用い、各塗工紙試料を同時に印刷した際のピッキングの程度を肉眼で判定し、◎（優）＞○＞△＞×＞××（劣）まで相対的に評価した。
Evaluation of surface strength of coated paper Using a RI printer, the degree of picking when each coated paper sample was printed at the same time was judged with the naked eye, and ◎ (excellent)>○>Δ>×> XX (poor) Until relative evaluation.
塗工紙の印刷光沢の評価
ＲＩ印刷機を用い、各塗工紙試料に市販のオフセット用インクを同時に印刷した後、１２時間以上室温にて乾燥させた後、塗工紙の印刷光沢を目視にて判定して、◎（優）＞○＞△＞×＞××（劣）まで相対的に評価した。
Evaluation of printing gloss of coated paper Using an RI printer, after printing commercially available offset ink on each coated paper sample at the same time, and drying at room temperature for 12 hours or more, visually check the printed gloss of the coated paper. And evaluated relatively until ◎ (excellent)>○>Δ>×> XX (poor).
表２に示すとおり、本発明による紙塗工用組成物（実施例１〜６）は、いずれも紙塗工用組成物の消泡特性に優れ、得られた塗工紙の表面強度、印刷光沢が優れている。 As shown in Table 2, the paper coating compositions according to the present invention (Examples 1 to 6) are all excellent in the defoaming properties of the paper coating composition, and the surface strength and printing of the obtained coated paper. Excellent gloss.
表２及び表３の結果から、比較例１は、冷水可溶型デンプン（ｂ）の量が多く、紙塗工用組成物の粘度が上がりすぎて消泡特性が劣る。
比較例２は、冷水可溶型デンプン（ｂ）の替わりに一般的なデンプンを使用したため、紙塗工用組成物の粘度が上がりすぎて消泡特性が劣る。
比較例３は、（ｂ）冷水可溶型デンプンも一般的なデンプンも未使用であるため、紙塗工用組成物の保水性が低く表面強度が劣り、ビヒクル耐性が低く印刷光沢が劣る。
比較例４は、比較例３の共重合体ラテックスをＢに替えたが、同様に表面強度、印刷光沢が劣る。
From the results of Tables 2 and 3, Comparative Example 1 has a large amount of cold water soluble starch (b), and the viscosity of the paper coating composition is too high, resulting in poor defoaming properties.
In Comparative Example 2, since general starch was used instead of the cold water soluble starch (b), the viscosity of the paper coating composition was too high and the defoaming property was poor.
In Comparative Example 3, since neither (b) cold water soluble starch nor general starch is used, the water-retaining property of the paper coating composition is low, the surface strength is poor, the vehicle resistance is low, and the printing gloss is poor.
In Comparative Example 4, the copolymer latex of Comparative Example 3 was replaced with B, but the surface strength and printing gloss were similarly inferior.
上記のとおり、本発明のカーテンコーター用の紙塗工用組成物は、消泡特性に優れることから、塗工紙製造工程での塗工操業性に優れ、得られた塗工紙の表面強度および印刷光沢に優れる。このことから、カーテンコーターによる塗工作業性と得られる塗工紙品質を両立しており有用である。 As described above, the paper coating composition for the curtain coater of the present invention is excellent in defoaming characteristics, and thus has excellent coating operability in the coated paper manufacturing process, and the surface strength of the obtained coated paper. Excellent print gloss. Therefore, the coating workability by the curtain coater is compatible with the obtained coated paper quality, which is useful.
Claims (3)
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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