JP2013031026A - コンテンツ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像や音声などのコンテンツの再生について、ユーザの使い勝手を向上させる。
【解決手段】コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、コンテンツの再生位置を記録する再生位置記憶部と、所定の範囲の人の存否を判定するセンサと、前記センサの判定に基づいて前記所定の範囲に人がいない期間を計測するタイマとを備え、前記センサが所定の範囲に人がいないと判定した場合に、再生しているコンテンツの再生位置を前記再生位置記憶部において記録し、前記タイマで測定した期間に応じて、前記再生位置記憶部に記録された再生位置からのコンテンツの再生開始を促す表示の有無を制御するように構成する。
【選択図】図3
【解決手段】コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、コンテンツの再生位置を記録する再生位置記憶部と、所定の範囲の人の存否を判定するセンサと、前記センサの判定に基づいて前記所定の範囲に人がいない期間を計測するタイマとを備え、前記センサが所定の範囲に人がいないと判定した場合に、再生しているコンテンツの再生位置を前記再生位置記憶部において記録し、前記タイマで測定した期間に応じて、前記再生位置記憶部に記録された再生位置からのコンテンツの再生開始を促す表示の有無を制御するように構成する。
【選択図】図3
Description
技術分野は、映像信号や音声信号の再生に関する。
特許文献1には、「映像および/または音声を視聴している途中で使用者が一時的にその場を離れなければならない時にも、一時停止や停止の操作を使用者が行なう必要がなく、また、その場を一旦離れた後、その場に戻り再生を開始する場合にも、使用者は操作を行なう必要がなく、さらに、再生を再開するときにも、一時停止した時点の音声などを使用者が確実に認識することが可能な再生装置を提供すること」(特許文献1[0005]参照)を課題とし、その解決手段として「記録媒体に記録された音声信号を再生する再生手段と、再生手段により再生された音声信号に基づき音声を出力する音声出力手段と、音声出力手段により出力される音声の聴取エリアに使用者がいるか否かを検知する検知手段と、制御手段とを備え、制御手段は、前記聴取エリアに使用者がいないことが検知手段によって検知されたとき、再生手段による音声信号の再生を一時停止し、記録媒体の再生位置を第1の時間分だけ戻して再生手段を一時停止の状態で待機させ、前記聴取エリアに使用者がいることが検知手段によって検知されたとき、再生手段による音声信号の再生を再開する制御を行なうこと」(特許文献1[0006]参照)が記載されている。
また特許文献2には、「場所と時間とを選ばずに映像コンテンツの視聴を可能とし、しかも、場所や時間が変わっても、ひとまとまりの映像コンテンツについて視聴済である部分の再視聴を低減することで、映像コンテンツのみの視聴に消費する時間を低減できるようにした表示システムを提供すること」(特許文献2[0006]参照)を課題とし、その解決手段として「映像情報を含む映像コンテンツを複数記憶したコンテンツ記憶手段と、コンテンツ記憶手段に対して映像コンテンツの読出の開始・停止を指示するとともに読出開始の指示時に映像コンテンツ内での読出開始位置を指定する読出制御手段と、複数箇所に設けられコンテンツ記憶手段から読出制御手段が読み出した映像コンテンツを提示する表示手段と、表示手段に関係付けて設けられ表示手段を視聴する利用者の存否を検出する利用者検出手段とを備え、読出制御手段は、映像コンテンツの読出停止時において出力未完了の映像コンテンツがあるときに、利用者の存在を検出している利用者検出手段に関係付けられた表示手段に対して当該映像コンテンツのうち少なくとも出力未完了の部分をコンテンツ記憶手段から読み出して当該表示手段に提示すること」(特許文献2[0007]参照)が記載されている。
特許文献1では、ユーザが視聴エリアから離れてもコンテンツの再生を継続した場合に、そのユーザが見逃したシーンに関しては考慮されていない。また、特許文献2では、シーンの先頭位置を記録した後の処理や省電力、ユーザへの具体的な提示方法、ユーザ操作と人検知情報との組合せ制御などに関しては、考慮されていない。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、記録メディアが接続される記録メディア接続部と、コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、コンテンツのデコード処理を行うデコード部と、デコードされたコンテンツを出力する映像出力部と、コンテンツの再生位置を記憶する再生位置記憶部と、人の存否を判定するセンサと、センサの判定に基づいて所定の範囲に人が居ない時間を計測するタイマと、を備え、タイマで計測した時間に基づいてコンテンツ再生装置を節電状態に切り換え、記録メディア接続部に接続された記録メディアが取り出されると、コンテンツ再生装置の節電状態を解除することを特徴とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、記録メディアが接続される記録メディア接続部と、コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、コンテンツのデコード処理を行うデコード部と、デコードされたコンテンツを出力する映像出力部と、コンテンツの再生位置を記憶する再生位置記憶部と、人の存否を判定するセンサと、センサの判定に基づいて所定の範囲に人が居ない時間を計測するタイマと、を備え、タイマで計測した時間に基づいてコンテンツ再生装置を節電状態に切り換え、記録メディア接続部に接続された記録メディアが取り出されると、コンテンツ再生装置の節電状態を解除することを特徴とする。
上記手段によれば、映像や音声などのコンテンツの再生について、ユーザの使い勝手を向上する効果をもたらす。
以下、図面を用いて実施例を説明する。まずは、本実施例の概要について説明する。図1は、自動節電機能の動作の一例を示すものである。本発明では、例えば以下のようにコンテンツ再生装置が動作する機能を自動節電機能と呼ぶ。
図1(a)は、ユーザ1がコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れた(離席した)ときの様子を示す。自動節電機能によりコンテンツ再生装置300の状態が変わるのはユーザが離席した後であり、このときの画面状態は、映像や音声を通常通り出力する「通常モード」である。
図1(b)は、ユーザが離席してから、ある一定の時間Tmsgが経過したときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置300は、節電モード移行メッセージ101を表示する。節電モード移行メッセージ101の内容の例としては、「まもなく節電モードに移行します」などが挙げられる。
図1(c)は、ユーザが離席してから、ある一定の時間Tmute(≧Tmsg)が経過したときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置300の画面状態は「節電モード」に切り替わる。節電モードの例としては、映像の表示を中止して画面を黒い状態にする「消画」や、画面の表示輝度を落としつつ映像が見える状態を保つ「輝度低減」などが挙げられ、いずれの場合も通常モードより消費電力が低いことが特徴となる。
図1(d)は、ユーザ1がコンテンツ再生装置300の視聴エリアに戻った(帰席した)ときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置の画面状態は再び「通常モード」となる。このように自動節電機能では、ユーザがコンテンツ再生装置の視聴エリアを離れたときに消画や輝度低減を行い、コンテンツ再生装置の消費電力を低減する。
図2は、再生位置調整機能の動作例の一例を示すものである。本発明では、例えば以下のようにコンテンツ再生装置が動作する機能を再生位置調整機能と呼ぶ。
図2(a)は、ユーザ1がコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れた(離席した)ときの様子を示す。このときのコンテンツ再生位置をシーンAとする。
図2(b)は、ユーザ1がコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れている最中(離席中)の様子を示す。このとき、コンテンツの再生は継続中である。
図2(c)は、ユーザ1がコンテンツ再生装置300の視聴エリアに戻った(帰席した)ときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置300は、再生位置選択メッセージ201を表示する。再生位置選択メッセージ201の内容の例としては、「離席した再生位置に戻って再生しますか」などが挙げられ、メッセージに対する回答をユーザ1がリモコンなどを使って選択できる。このときの再生位置をシーンBとする。
図2(d)は、再生位置選択メッセージ201に対して、ユーザ1が再生位置を戻すことを選択したときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置300はユーザが離席した時点の再生位置であったシーンAに戻って再生する。
図2(e)は、再生位置選択メッセージ201に対して、ユーザ1が再生位置を戻さないことを選択したときの様子を示す。このとき、コンテンツ再生装置300はシーンBを継続して再生する。
このように再生位置調整機能では、ユーザが帰席したときに、離席した時点の再生位置に戻って再生することをサポートし、ユーザの使い勝手を向上させる。
次に、本実施例におけるコンテンツ再生装置の構成について説明する。図3は、本実施例におけるコンテンツ再生装置の構成の一例を示すものである。図3において、300はコンテンツ再生装置であり、301はコンテンツ記録部、302はチューナ、303はネットワークインタフェース部、304はコンテンツ信号入力部、305は映像・音声デコード部、306は制御部、307は映像出力部、308は音声出力部、309はユーザインタフェース部、321はセンサ、323はタイマ、324は再生位置記憶部である。
なお、図3では301〜309、321〜324の各部は独立しているが、必要に応じて1または複数の構成要件で構成しても良い。例えば、304、305、306は1または複数の中央処理装置(CPU)でその処理を行うように構成しても良い。また、図3では301〜309、321〜324の各部を全てコンテンツ再生装置300の内部に構成しているが、例えば図4(a)〜(c)に示すように1あるいは複数の構成要件をコンテンツ再生装置300の外部に構成し、ネットワーク接続やユニバーサルシリアルバス(USB)接続によってコンテンツ再生装置300に結合しても良い。このような構成では、例えば、コンテンツ再生装置300とは別に用意したカメラをセンサ321として使用することができる。
コンテンツ記録部301は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などの半導体素子でできたメモリなどで構成され、ディレクトリ構成を持ち、ファイル単位でコンテンツを記録できる。また、要求に応じて指定した位置からコンテンツを読み出せる仕組みを持つ。
チューナ302は、ラジオ、テレビ、ケーブルテレビ(CATV)などの映像や音声、電子番組ガイド(EPG)などのデータをアンテナ350から受信するための入力装置である。
ネットワークインタフェース部303は、インターネット網、電話回線、ローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワーク360からのコンテンツを受信するための入力装置である。
コンテンツ信号入力部304は、コンテンツ記録部301、チューナ302、ネットワークインタフェース部303、記録メディア接続部310などから映像や音声、文字などのコンテンツの信号を入力できるインタフェースである。
映像・音声デコード部305は、コンテンツ信号のデコード処理や、制御部306の要求に従った映像や音声の変換処理などを行い、処理の結果得られた映像データ、音声データをそれぞれ映像出力部307、音声出力部308に伝送する。また、ユーザインタフェース部309からのユーザ操作や後述するリジュームポイント情報などに基づいて、再生、一時停止、停止、再生位置ジャンプなどコンテンツの再生動作を制御する。さらに、コンテンツをエンコードしてコンテンツ記録装置301に記録する制御を行う。コンテンツ再生位置(チャプタ位置や再生フレーム数、コンテンツ頭からの再生経過時間など)も管理する。
制御部306は、ユーザインタフェース部309からの入力やセンサ321からの情報に基づいて、コンテンツ記録部301、チューナ302、ネットワークインタフェース部303、コンテンツ入力部304、映像・音声デコード部305、映像出力部307、音声出力部308、センサ321、タイマ323、再生位置記憶部324を制御する。また、映像出力部307や音声出力部308で出力するデータの信号を生成し、映像・音声デコード部305に対して入力する。
映像出力部307は、液晶や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)、プラズマ、発光ダイオード(LED)などの表示装置や、外部の表示デバイスに映像信号を出力するインタフェースであり、映像・音声デコード部305からの入力に従って、映像や文字などの情報を出力する。
音声出力部308は、スピーカなどの音声装置に音声信号を出力するインタフェースであり、映像・音声デコード部305からの入力に従って、音声などの情報を出力する。
ユーザインタフェース部309は、リモコン370からの信号を受信する受光部や操作パネルなどで構成され、ユーザからの入力を受け付けることができるインタフェースである。
記録メディア接続部310は、光ディスクやカセット型HDD、メモリカード、さらにはUSB接続型のHDDなどの記録メディアの挿入や接続が可能で、これらの記録メディアからコンテンツの映像や音声に係る信号を読み取るための入力装置である。
センサ321は、人感センサやカメラセンサ、マイクセンサなどで構成され、検知エリア内の人物の在不在や視聴状況、視聴者数、視聴者識別などを検知する。センサの種類に関してはこれらに限定されず、人物の存在を検知できるセンサであれば他のセンサでもよい。
タイマ323は、時刻情報を管理し、任意のタイミングからの時間を計測できる機能を持ち、センサ出力値の時刻情報や人物の不在時間計測、コンテンツ再生時間制御などに利用する。
再生位置記憶部324は、センサ321にて認識した検知エリア(センサが人の存否を検知するエリア)内の人物の視聴状況に応じて、コンテンツのリジュームポイントを記憶する。本実施例では、コンテンツの再生位置として、リジュームポイントと記載しているが、タイムコードやチャプタなどコンテンツの再生位置を記録する仕組みを利用しても良い。
なお、図1で述べた「節電モード」は、制御部306からの制御要求によって映像出力部307における映像出力輝度を低減する、音声出力部308における音声出力レベルを低減する、映像・音声デコード部305におけるコンテンツ信号のデコードを中止する、あるいはこれらの組み合わせによって実現する。
また、映像出力部307や音声出力部308を外部の出力デバイスとして構成した場合は、制御部306からの制御要求によって外部出力デバイスの電源を切る、外部出力デバイスにおける映像出力輝度を低減する、外部出力デバイスにおけるにおける音声出力レベルを低減する、あるいはこれらの組み合わせによって「節電モード」を実現する。
次に、図5〜図8を用いて本実施例をより具体的に説明する。本実施例では、コンテンツ再生中における自動節電機能と再生位置調整機能の同時動作について述べる。
図5は、本実施例における処理の一例を示すものである。図5における処理は、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れる(離席する)ことにより開始する。まず、S501では、センサ321にてユーザが離席したことを確認すると、再生位置記憶部324にて再生中のコンテンツにリジュームポイントを作成する。このリジュームポイントとは、ユーザが離席した時点あるいはその前後の所定の時間(例えば数秒、数分。以下、ユーザが離席した時点あるいはその前後の所定の時間を総称して単に「ユーザが離席した時点)と呼ぶ)の再生位置を記憶するポイントである。なお、リジュームポイントの作成と共に、ユーザが離席した時点に再生していたコンテンツを記憶してもよい。
リジュームポイントの作成により、後でユーザが視聴エリアに戻ってきた(帰席した)際、離席した時点の再生位置からコンテンツの再生を再開できる。また、リジュームポイントを作成すると共に、ユーザが離席した時点に再生していたコンテンツやコンテンツを再生しているメディアの種類を再生位置記憶部306に記憶しても良い。リジュームポイントと併せて再生していたコンテンツやメディアの種類を記憶すると、コンテンツ再生装置300が複数種類のメディアを再生可能な場合においても、ユーザが離席した時点の再生メディアと再生位置を特定して再生を再開できる。
本実施例では、コンテンツの再生位置を記憶するためにリジュームポイントを利用しているが、チャプタやタイムコードなどの仕組みを利用しても良い。例えば、ユーザが離席した時点の再生コンテンツのチャプタを記録しておき、ユーザが帰席した際に当該チャプタから再生可能な構成としてもよい。
S502では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間に基づいて、ユーザ離席中の処理(処理L1)を行う。処理L1の詳細は図6の説明と合わせて後述する。S502の処理が終わると、S503に進む。
S503では、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアに戻った(帰席した)か否かを判定する。センサ321にてユーザが帰席したことが確認されればS504に進み、ユーザが帰席したことが確認されなければ(ユーザの離席状態が続いていれば)S502に戻る。
S504では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間および、帰席時の画面状態に基づいてユーザ帰席時の処理(処理R1)を行う。処理R1の詳細は図6の説明と合わせて後述する。S504の処理が終わると、図5に示す一連の処理が完了となる。
図6は、実施例1におけるユーザ離席中および帰席時の処理の一例を示すものである。図6(a)はユーザ離席中の処理(処理L1)内容を示した表であり、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間tuに基づいて、画面状態を決定する。制御部306では、ここで決定した画面状態に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理L1における処理内容は、以下の3通りに分類される。tuが0≦tu<Tmsgを満たす場合、画面状態は通常モードとなる。なお、通常モードとは、コンテンツ再生装置においてユーザがコンテンツを視聴可能な状態を示す。コンテンツ再生装置がコンテンツの再生に用いる複数のモード(映画コンテンツの視聴に適したシネマモードや、視聴環境に応じて画質を調整するモード等)がある場合は、これらを総称して通常モードともいう。
tuがTmsg≦tu<Tmuteを満たす場合、コンテンツ再生装置の画面状態は節電モードに移行する旨をユーザに伝えるメッセージ(以下、「節電モード移行メッセージ」ともいう。)を表示している状態となる。なお、節電モードとは、通常モードに比べてコンテンツ再生装置の消費電力を抑えた状態を示す。節電モードの例としては、ディスプレイのバックライトを消灯して画面を黒い状態にする「消画」や、画面の表示輝度を落としつつ映像が見える状態を保つ「輝度低減」などが挙げられ、いずれの場合も通常モードより消費電力が低い。通常、輝度低減は消画の状態より消費電力は高くなるが、輝度低減の状態では映像が流れていることを確認できるので、ユーザが故障と誤解する可能性を低減することができる。
tuがTmute≦tuを満たす場合、コンテンツ再生装置は節電モードとなる。ここで、Tmsgは節電モード移行メッセージの表示を開始するまでのある一定の時間、Tmuteは節電モードに移行するまでのある一定の時間であり、両者の関係はTmsg≦Tmuteである。Tmsg=Tmuteの場合は、節電モード移行メッセージを表示している期間がゼロとなり、通常モードから直接節電モードに遷移する。
図6(b)はユーザ帰席時の処理(処理R1)であり、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間tuおよび、帰席時の画面状態に基づいて、処理内容を決定する。制御部306では、ここで決定した処理内容に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理R1における処理内容は、以下の6通りに分類される。ユーザの離席期間がTplay以下の場合は、画面状態に依らず、コンテンツの再生位置を選択するメッセージ(以下、「再生位置選択メッセージ」ともいう。)を表示しない。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が通常モードの場合、何も処理を行わない。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が通常モードの場合、再生位置選択メッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了した上で、再生位置選択メッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行した上で再生位置選択メッセージを表示する。このようにTplayに関する条件を設けることでユーザが離席後すぐに帰席した場合などに、再生位置を選択する処理を省くことで、例えばユーザが短い時間の離席(例えば、放送コンテンツの視聴におけるCM時間の離席)ごとにいちいちコンテンツの再生位置を指定するというユーザにとって煩わしいと考えられる処理を省くことが可能となる。
なお、再生位置選択メッセージの表示があった場合には、ユーザの選択に基づいて、映像・音声デコード部306にて再生位置の制御を行う。再生位置選択メッセージに対して、ユーザがユーザインタフェース部309を通じて再生位置を「戻す」選択をした場合は、図5のS501で作成したリジュームポイントに再生位置を戻す。再生位置を「戻さない」選択をした場合は、リジュームポイントに戻らずに再生を継続する。ユーザがいずれかの選択を行った時点で、再生位置選択メッセージの表示を終了する。
再生位置選択メッセージはユーザがいずれかを選択するまで表示し続けても良いし、ユーザがいずれも選択することなく一定時間を経過した場合には、自動的に再生位置選択メッセージの表示を終了させても良い。このように自動的に再生位置選択メッセージの表示を終了させた後の再生位置に関する処理は、リジュームポイントに再生位置を戻すようにしても良いし、リジュームポイントに戻らずに再生を継続するようにしても良い。
図5のS501において作成したリジュームポイントは、ユーザが再生位置の選択をしたタイミングで消去してもよい。あるいは、ユーザが再生位置の選択をしないまま再生位置選択メッセージの表示を終了したタイミングで消去してもよい。あるいは、ユーザが再び離席して新しいリジュームポイントを作成する際に上書きしてもよい。
図7は、本実施例におけるコンテンツ再生装置の動作の一例を説明する図面である。ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tplay=3分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=1分で離席、t=3分で帰席、t=6分で離席、t=14分で帰席したと想定している。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、ユーザが離席してからTmsgが経過したt=9分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、ユーザが離席してからTmuteが経過したt=10分の時点で節電モードに移行する。さらに、ユーザが帰席したt=14分の時点で通常モードに移行する。
ユーザが一度目に帰席したt=3分のときは、離席時間がTplayに満たないため、再生位置選択メッセージは表示しない。一方、ユーザが二度目に帰席したt=14分のときは、離席時間がTplay以上であるため、再生位置選択メッセージを表示する。
図8は、実施例1においてコンテンツ再生装置が図7に示すように動作した際の画面表示例である。t=8分のときは通常モードであり、図8(a)に示すような画面表示となる。t=9分のとき、通常モードから節電モード移行メッセージ101を表示する状態に移行し、図8(b)に示すような画面表示となる。t=10分のとき、節電モード移行メッセージ101を表示する状態から節電モードに移行し、図8(c)に示すような画面表示となる。t=14分のとき、節電モードから通常モードに移行すると同時に再生位置選択メッセージ201を表示し、図8(d)に示すような画面表示となる。
本実施例のように自動消画機能と再生位置調整機能が同時に動作する場合、TmuteとTplayの値が異なると、ユーザが離席してから節電モードに移行するまでの時間と、再生位置調整機能が作動し始めるまでの時間が異なる。このような状態を解消するために、Tmute≠TplayのときはTmuteとTplayのいずれか、あるいは両方を自動的に調整し、両者が同じ値になるように制御しても良い。
上述したように、本実施例では自動節電機能と再生位置調整機能を同時に動作させる。これにより、ユーザが離席した際に消画や輝度低減を行い、コンテンツ再生装置の消費電力を低減する効果が得られる。また、ユーザが帰席した際に再生位置を選択する機会を提供し、使い勝手を向上させる効果が得られる。ユーザの離席中に再生していたコンテンツが終端に達し、コンテンツの再生が自動的に停止した場合も、図6(b)においてユーザが再生位置を「戻さない」選択をした際の処理を、リジュームポイントに戻らずに停止を維持するように変更すれば、同様の効果が得られる。
次に、図18〜図22を用いて実施例2を説明する。実施例2では、ユーザがコンテンツ再生中に一時停止操作を行った際の、自動節電機能と再生位置調整機能について説明する。なお、コンテンツ再生装置の構成等、実施例1で図1〜4を用いて説明した事項は本実施例においても同様である。
図18は、本実施例におけるコンテンツ再生装置の処理の一例を示すものである。図18における処理は、ユーザがユーザインタフェース部309を通じて、一時停止の操作を行うことにより開始する。まず、S1801では、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れた(離席した)か否かを判定する。センサ321にてユーザが離席したことが確認されればS1805に進み、ユーザが離席したことが確認されなければ(ユーザの在席状態が続いていれば)S1802に進む。
S1802では、ユーザが一時停止を解除する操作を行ったか否かを判定する。映像・音声デコード部およびユーザインタフェース部309にて、一時停止の解除が確認されなければ(一時停止の状態が続いていれば)S1803に進み、一時停止の解除が確認されれば図7における一連の処理を終了する。
S1803では、一時停止かつ非節電モードの状態がある一定期間Tpause以上継続中か否かを判定する。ここで、非節電モードとは、節電モード以外の状態、すなわち通常モードあるいは節電移行メッセージ表示状態を指す。また、Tpauseは一時停止を解除する時間である。Tpause以上継続して一時停止画面が出力されることがないように画面状態を制御すると、画面に映像が焼き付くことを防止できる。映像・音声デコード部305およびタイマ323にて、Tpause以上継続していることが確認されればS1804に進み、Tpause以上継続していないことが確認されればS1801に戻る。
S1804では、映像・音声デコード部305にて一時停止を解除し、図18における一連の処理を終了する。一時停止を解除する動作の例としては、コンテンツの再生を再開することや、コンテンツを停止することなどが挙げられる。
S1805では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間に基づいて、ユーザ離席中の処理(処理L2)を行う。処理L2の詳細は図19の説明と合わせて後述する。S1805の処理が終わると、S1806に進む。
S1806では、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアに戻った(帰席した)か否かを判定する。センサ321にてユーザが帰席したことが確認されればS1807に進み、ユーザが帰席したことが確認されなければ(ユーザの離席状態が続いていれば)S1805に戻る。
S1807では、ユーザ帰席時のコンテンツ再生状態および、帰席時の画面状態に基づいてユーザ帰席時の処理(処理R2)を行う。処理R2の詳細は図19の説明と合わせて後述する。S1807の処理が終わると、S1808に進む。
S1808では、処理R2を行った結果のコンテンツの再生状態が一時停止であるか否かを判定する。映像・音声デコード部305にて、一時停止中であることが確認されればS1801に戻り、一時停止中でないことが確認されれば図18における一連の処理を終了する。
図19は、本実施例におけるユーザ離席中および帰席時の処理の一例を示すものである。図19(a)はユーザ離席中の処理(処理L2)であり、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間tuに基づいて、画面状態を決定する。制御部306では、ここで決定した画面状態に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理L2における処理内容は、以下の3通りに分類される。tuが0≦tu<Tmsgを満たす場合、画面状態は通常モードとなる。tuがTmsg≦tu<Tmuteを満たす場合、画面状態は節電モード移行メッセージを表示している状態となる。tuがTmute≦tuを満たす場合、画面状態は節電モードとなる。
ここで、Tmsgは節電モード移行メッセージの表示を開始するまでのある一定の時間、Tmuteは節電モードに移行するまでのある一定の時間であり、両者の関係はTmsg≦Tmuteである。Tmsg=Tmuteの場合は、節電モード移行メッセージを表示している期間がゼロとなり、通常モードから直接節電モードに遷移する。
これらに加え、処理L2では、映像・音声デコード部305およびタイマ323にて、Tpause以上一時停止かつ非節電モードの状態が確認されれば、映像・音声デコード部305にて一時停止を解除する処理を行う。
図19(b)はユーザ帰席時の処理(処理R2)であり、帰席時の一時停止状態および、帰席時の画面状態に基づいて、処理内容を決定する。制御部306では、ここで決定した処理内容に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理R2における処理内容は、以下の6通りに分類される。コンテンツ再生状態が一時停止であり、画面状態が通常モードのときは何も処理を行わない。コンテンツ再生状態が一時停止解除済みであり、画面状態が通常モードのときは再生位置選択メッセージを表示する。
コンテンツ再生状態が一時停止であり、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了する。コンテンツ再生状態が一時停止解除済みであり、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了した上で、再生位置選択メッセージを表示する。
コンテンツ再生状態が一時停止中であり、画面状態が節電モードの場合、一時停止画面のまま通常モードに移行する。コンテンツ再生状態が一時停止解除済みであり、画面状態が節電モードの場合は、一時停止解除後画面のまま通常モードに移行した上で、再生位置選択メセージを表示する。
なお、再生位置選択メッセージの表示があった場合には、ユーザの選択に基づいて、映像・音声デコード部305にて再生位置の制御を行う。再生位置選択メッセージに対して、ユーザがユーザインタフェース部309を通じて再生位置を「戻す」選択をした場合は、一時停止していた位置から再生を行う。
再生位置を「戻さない」選択をした場合は、一時停止していた位置に戻らない。ユーザがいずれかの選択を行った時点で、再生位置選択メッセージの表示を終了する。このときの再生位置選択メッセージの内容は、「一時停止していた位置に戻って再生しますか」などとし、一時停止せずに離席した場合とは異なるようにしても良い。
再生位置選択メッセージはユーザがいずれかを選択するまで表示し続けても良いし、ユーザがいずれも選択することなく一定時間を経過した場合には、自動的に再生位置選択メッセージの表示を終了させても良い。このように自動的に再生位置選択メッセージの表示を終了させた後の再生位置に関する処理は、一時停止していた位置に再生位置を戻すようにしても良いし、一時停止していた位置に戻らないようにしても良い。
図20は、本実施例におけるコンテンツ再生装置の動作の一例を示すものである。
ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tpause=5分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=1分で離席、t=14分で帰席し、またt=0分でユ−ザが一時停止の操作を行ったと想定している。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、ユーザが離席してからTmsgが経過したt=4分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、ユーザが離席してからTmuteが経過したt=5分の時点で節電モードに移行する。さらに、ユーザが帰席したt=14分の時点で通常モードに移行する。
コンテンツ再生状態は一時停止、一時停止解除のいずれかであり、上記の場合では一時停止かつ非節電モードの状態がTpause以上継続することはないので、一時停止の状態が自動的に解除されることはない。ユーザが帰席したt=14分の時点で一時停止は継続中であり、このとき再生位置選択メッセージは表示されない。
図21は、本実施例においてコンテンツ再生装置が図20に示すように動作した際の画面表示例である。t=3分のときは通常モードかつ一時停止の状態であり、図21(a)に示すような画面表示となる。t=4分のとき、一時停止したまま節電モード移行メッセージ101を表示する状態に移行し、図21(b)に示すような画面表示となる。t=5分のとき、一時停止したまま節電モードに移行し、図21(c)に示すような画面表示となる。t=14分のとき、一時停止したまま通常モードに移行し、図21(d)に示すような画面表示となる。
図22は、本実施例におけるコンテンツ再生装置の動作の一例を示すものである。
ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tpause=2分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=1分で離席、t=14分で帰席し、またt=0分でユ−ザが一時停止の操作を行ったと想定しており、このユーザの動きは図20の場合と同様である。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、ユーザが離席してからTmsgが経過したt=4分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、ユーザが離席してからTmuteが経過したt=5分の時点で節電モードに移行する。さらに、ユーザが帰席したt=14分の時点で通常モードに移行する。
コンテンツ再生状態は一時停止、一時停止解除のいずれかであり、上記の場合ではt=2分の時点で一時停止かつ非節電モードの状態がTpauseに達するので、一時停止が自動的に解除となる。ユーザが帰席したt=14分の時点で一時停止は解除さてれおり、このとき再生位置選択メッセージが表示される。
図23は、本実施例においてコンテンツ再生装置が図22に示すように動作した際の画面表示例である。t=1分のときは通常モードかつ一時停止の状態であり、図23(a)に示すような画面表示となる。t=2分のとき、一時停止は自動的に解除となり、図23(b)に示すような画面表示となる。t=5分のとき、一時停止が解除された状態で節電モードに移行し、図23(c)に示すような画面表示となる。t=14分のとき、一時停止が解除された状態で通常モードに移行すると同時に再生位置選択メッセージを表示201し、図23(d)に示すような画面表示となる。
上述したように、本実施例ではユーザが一時停止の操作を行った際に、自動節電機能と再生位置調整機能を同時に動作させる。これにより、ユーザが離席した際に消画や輝度低減を行い、コンテンツ再生装置の消費電力を低減する効果が得られる。それと同時に、ユーザが帰席した際に再生位置を選択する機会を提供し、使い勝手を向上させる効果が得られる。
本実施例では、節電モードが消画に設定してある場合には、一時停止中の映像がTpause以上継続して出力されることはなく、画面に映像が焼き付くことを防止できる。しかし、節電モードが輝度低減に設定してある場合には、輝度を低減した状態で一時停止中の映像がTpause以上継続して出力されることもあり、画面に映像が焼き付く可能性がある。節電モードが輝度低減に設定してある場合にも画面に映像が焼き付くことを防止する方法については、実施例3で述べる。
次に、図24〜図26を用いて実施例3を説明する。実施例3では、ユーザがコンテンツ再生中に一時停止操作を行った際の、自動節電機能と再生位置調整機能について述べる。実施例2との違いは、節電モードが輝度低減に設定してある場合にも画面に映像が焼き付くことを防止する点である。なお、コンテンツ再生装置の構成等、実施例1で図1〜4を用いて説明した事項は本実施例においても同様である。
図24は、実施例3におけるコンテンツ再生装置の処理の一例を示すものである。図24における処理は、ユーザがユーザインタフェース部309を通じて、一時停止の操作を行うことにより開始する。
まず、S2401では、ユーザが一時停止を解除する操作を行ったか否かを判定する。映像・音声デコード部305にて、一時停止の解除が確認されなければ(一時停止の状態が続いていれば)S2402に進み、一時停止の解除が確認されれば図24における一連の処理を終了する。
S2402では、一時停止の状態がある一定期間Tpause以上継続中か否かを判定する。映像・音声デコード部305およびタイマ323にて、Tpause以上継続していることが確認されればS2403に進み、Tpause以上継続していないことが確認されればS2401に戻る。
S2403では、映像・音声デコード部305にて一時停止を解除し、図11における一連の処理を終了する。一時停止を解除する動作の例としては、コンテンツの再生を再開することや、コンテンツを停止することなどが挙げられる。
S2404では、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアを離れた(離席した)か否かを判定する。センサ321にてユーザが離席したことが確認されればS2405に進み、ユーザが離席したことが確認されなければ(ユーザの在席状態が続いていれば)図24における一連の処理を終了する。
S2405では、タイマ323で計測する一時停止解除後のユーザが離席経過時間に基づいて、ユーザ離席中の処理(処理L3)を行う。処理L3の詳細は図25の説明と合わせて後述する。S2405の処理が終わると、S2406に進む。
S2406では、ユーザがコンテンツ再生装置300の視聴エリアに戻った(帰席した)か否かを判定する。センサ321にてユーザが帰席したことが確認されればS2407に進み、ユーザが帰席したことが確認されなければ(ユーザの離席状態が続いていれば)S2404に戻る。
S2407では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間および、帰席時の画面状態に基づいてユーザ帰席時の処理(処理R3)を行う。処理R3の詳細は図25の説明と合わせて後述する。S2407の処理が終わると、図24における一連の処理を終了する。
図25は、本実施例におけるユーザ離席中および帰席時の処理の一例を示すものである。
図25(a)はユーザ離席中の処理(処理L3)であり、タイマ323で計測する一時停止解除後のユーザ離席経過時間taに基づいて、画面状態を決定する。制御部306では、ここで決定した画面状態に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理L3における処理内容は、以下の3通りに分類される。taが0≦ta<Tmsgを満たす場合、画面状態は通常モードとなる。taがTmsg≦ta<Tmuteを満たす場合、画面状態は節電モード移行メッセージを表示している状態となる。taがTmute≦taを満たす場合、画面状態は節電モードとなる。
図25(b)はユーザ帰席時の処理(処理R3)であり、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間tuおよび、帰席時の画面状態に基づいて、処理内容を決定する。制御部306では、ここで決定した処理内容に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理R3における処理内容は、以下の6通りに分類される。tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が通常モードの場合は何も処理を行わない。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が通常モードの場合は再生位置選択メッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了した上で再生位置選択メッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モードの場合は、通常モードに移行した上で再生位置選択メッセージを表示する。
再生位置選択メッセージの表示があった後の処理は、実施例2における図20(b)の場合と同様なので、説明を省略する。
図26は、実施例3におけるコンテンツ再生装置の動作の一例を示すものである。ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tpause=5分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=1分で離席、t=14分で帰席し、またt=0分でユ−ザが一時停止の操作を行ったと想定している。コンテンツ再生状態は一時停止、一時停止解除のいずれかであり、ユーザが一時停止の操作を行ってからTpauseが経過したt=5分の時点で一時停止が自動的に解除となる。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、一時停止が解除されてからTmsgが経過したt=8分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、一時停止が解除されてからTmuteが経過したt=9分の時点で節電モードに移行する。さらに、ユーザが帰席したt=14分の時点で通常モードに移行する。
上述したように、実施例3ではユーザが一時停止の操作を行った際に、自動節電機能と再生位置調整機能を同時に動作させる。これにより、ユーザが離席した際に消画や輝度低減を行い、コンテンツ再生装置の消費電力を低減する効果が得られる。それと同時に、ユーザが帰席した際に再生位置を選択する機会を提供し、使い勝手を向上させる効果が得られる。
実施例3では、電モードが輝度低減に設定してある場合でも、一時停止中の映像がTpause以上継続して出力されることはなく、画面に映像が焼き付くことを防止できる。
次に、図9〜図11を用いて実施例4を説明する。実施例4では、コンテンツ再生装置からの取り出しや切り離しが可能な記録メディア(以下、リムーバブルメディアと記す)に記録されているコンテンツの再生中における、自動節電機能と再生位置調整機能について述べる。なお、コンテンツ再生装置の構成等、実施例1で図1〜4を用いて説明した事項は本実施例においても同様である。
リムーバブルメディアとは、たとえば光ディスクやカセット型HDD、メモリカード、さらにはUSB接続型のHDDなどがある。これらのリムーバブルメディアは、自動節電機能や再生位置調整機能が作動している最中に取り出しや切り離し(以下、リムーブと記す)が行われる可能性がある。
図9は、実施例4におけるユーザ離席中および帰席時、さらにはリムーブ時の処理の一例を示すものである。図9における処理は、コンテンツ再生装置300においてリムーバブルメディアのコンテンツ再生中に、ユーザが離席することにより開始する。S501は図5に示す処理と同じであり、これが終わるとS901に進む。
S901では、コンテンツ再生中の記録メディアがコンテンツ再生装置からリムーブされたか(取り外されたか)否かを判定する。記録メディア接続部310にてリムーブが確認されればS902に進み、リムーブが確認されなければS502に進む。
S902では、画面状態に基づいて、リムーブ時の処理(処理M1)を行う。処理M1の詳細は図10の説明と併せて後述する。S902が終わると、図9に示す一連の処理を終了する。なお、S902の処理が行われるのはユーザ離席後、センサ321にてユーザの帰席を確認する前に記録メディアがリムーブされた場合である。例えば一旦離席したユーザがセンサ321の検知エリア外からコンテンツ再生装置300に接近して記録メディアをリムーブした場合や、センサ321の検知エリア外からリモコン操作などにより記録メディアをリムーブした場合がこのようなケースに該当する。
S502は図5に示す処理と同じであり、これが終わるとS503に進む。S503は図5に示す処理と同じであり、センサ321にてユーザが帰席したことが確認されればS504に進み、ユーザが帰席したことが確認されなければS901に戻る。S504は図5に示す処理と同じであり、これが終わると図9に示す一連の処理を終了する。
図10は、実施例4におけるリムーブ時の処理(処理M1)の一例を示すものである。処理M1では、記録メディアがリムーブされたときの画面状態に基づいて、処理内容を決定する。制御部306では、ここで決定した処理内容に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理M1における処理内容は、以下の3通りに分類される。リムーブ時の画面状態が通常モードの場合、何も処理を行わない。画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了する。画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行する。なお、再生中の記録メディアがリムーブされると、再生していたコンテンツに関して再生位置調整を行えなくなるため、処理M1ではいずれの場合も再生位置選択メッセージは表示しない。
図11は、実施例4におけるコンテンツ再生装置の動作および画面表示の一例を示すものである。ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tplay=3分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=6分で離席、t=14分で帰席したと想定している。また、t=12分で再生中の記録メディアがリムーブされたと想定しており、このとき、ユーザがセンサ321の検知エリア外からコンテンツ再生装置300に接近してリムーブした、あるいはセンサ321の検知エリア外からリモコン操作によりリムーブしたなどの理由により、センサ321ではユーザが帰席したとは判定していない。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、ユーザが離席してからTmsgが経過したt=9分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、ユーザが離席してからTmuteが経過したt=10分の時点で節電モードに移行する。さらに、記録メディアがリムーブされたt=12分の時点で通常モードに移行する。この間、再生位置選択メッセージは表示しない。
このようにコンテンツ再生装置が動作した場合、t=8分のときは通常モードであり、図11(a)に示すように映像や音声を通常通り出力している状態となる。t=9分のとき、通常モードから節電モード移行メッセージ101を表示する状態に移行し、図11(b)に示すような画面表示となる。t=10分のとき、節電モード移行メッセージ101を表示する状態から節電モードに移行し、図11(c)に示すように消画あるいは輝度低減した画面状態となる。t=12分のとき、節電モードから通常モードに移行し、図11(d)に示すように映像や音声を通常通り出力している状態となる。
上述したように、実施例4ではコンテンツ再生中の記録メディアがリムーブされた場合、再生位置選択メッセージを表示せずに、必要に応じて画面状態を通常モードに戻す処理を行う。このことにより、コンテンツ再生中の記録メディアがリムーブされるエラーケースを考慮した自動節電機能と再生位置調整機能を実現することができる。
次に、図12〜16を用いて実施例5を説明する。コンテンツによっては、映画の予告編やユーザに対する警告画面等、任意位置からの再生や任意位置へのスキップが行えない、すなわち再生位置調整を行えないものがある。そこで実施例5では、再生位置調整が行えない部分を含むコンテンツの再生中における、自動節電機能と再生位置調整機能について述べる。なお、コンテンツ再生装置の構成等、実施例1で図1〜4を用いて説明した事項は本実施例においても同様である。
図12は、実施例5における再生開始時の処理の一例を示すものである。図12における処理は、コンテンツ再生装置300においてリムーバブルメディアのコンテンツが再生されることにより開始する。リムーバブルメディアに記録されているコンテンツでは、映画の予告編やユーザに対する警告画面などを含む場合、任意位置からの再生や任意位置へのスキップが行えない、すなわち再生位置調整を行えないことがある。
まず、S1201では、再生が開始されたコンテンツの再生位置調整が可能か否かを判定し、再生位置の調整ができない場合はS1202に進み、再生位置の調整ができる場合は図12に示す一連の処理を終了する。S1202では、再生位置調整NGメッセージ1301を表示する。再生位置調整NGメッセージ1301は、ユーザに対して再生位置調整できない旨を伝えるものであり、例えば図13に示すように「このコンテンツでは再生位置調整機能をご利用できません」などの文言を映像出力部307にて表示を行う。このように再生開始直後のタイミングでメッセージを表示することで、再生位置調整ができないことを知らないままユーザが離席してしまう可能性を低減できる。
図14は、実施例5におけるユーザ離席中および帰席時、さらにはリムーブ時の処理の一例を示すものである。図14における処理は、コンテンツ再生装置300において再生位置調整が行えないコンテンツ再生中に、ユーザが離席することにより開始する。S501は図5に示す処理と同じであり、これが終わるとS901に進む。
S901は図9に示す処理と同じであり、記録メディア接続部310にてリムーブが確認されればS902に進み、リムーブが確認されなければS502に進む。S902は図9に示す処理と同じであり、これが終わると図12に示す一連の処理を終了する。S502は図5に示す処理と同じであり、これが終わるとS503に進む。S503は図5に示す処理と同じであり、センサ321にてユーザが帰席したことが確認されればS1401に進み、ユーザが帰席したことが確認されなければS901に戻る。
S1401では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間および、帰席時の画面状態に基づいてユーザ帰席時の処理(処理R4)を行う。処理R4の詳細は図15の説明と合わせて後述する。S1401の処理が終わると、図14に示す一連の処理が完了となる。
図15は、実施例5におけるユーザ帰席時の処理(処理R4)の一例を示すものである。処理R4では、タイマ323で計測するユーザが離席してからの経過時間tuおよび、帰席時の画面状態に基づいて、処理内容を決定する。制御部306では、ここで決定した処理内容に従って出力を制御し、その制御によって映像出力部307で表示を行う。
処理R4における処理内容は、以下の6通りに分類される。tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が通常モードの場合、何も処理を行わない。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が通常モードの場合、再生位置調整NGメッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モード移行メッセージを表示している状態の場合、節電モード移行メッセージの表示を終了した上で、再生位置調整NGメッセージを表示する。
tuがtu<Tplayを満たし、画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行する。tuがTplay≦tuを満たし、画面状態が節電モードの場合、通常モードに移行した上で再生位置調整NGメッセージを表示する。
図16は、実施例5におけるコンテンツ再生装置の動作および画面表示の一例を示すものである。ここでは、Tmsg=3分、Tmute=4分、Tplay=3分であると想定している。ユーザの状態は離席中、在席中のいずれかであり、t=6分で離席、t=14分で帰席したと想定している。
画面状態は通常モード、節電モード移行メッセージ表示、節電モードのいずれかであり、上記想定の場合、ユーザが離席してからTmsgが経過したt=9分の時点で節電モード移行メッセージを表示する。また、ユーザが離席してからTmuteが経過したt=10分の時点で節電モードに移行する。さらに、ユーザが帰席したt=14分の時点で通常モードに移行する。
このようにコンテンツ再生装置が動作した場合、t=8分のときは通常モードであり、図16(a)に示すような画面表示となる。t=9分のとき、通常モードから節電モード移行メッセージ101を表示する状態に移行し、図16(b)に示すような画面表示となる。t=10分のとき、節電モード移行メッセージ101を表示する状態から節電モードに移行し、図16(c)に示すような画面表示となる。t=14分のとき、節電モードから通常モードに移行した上で再生位置調整NGメッセージ1301を表示し、図16(d)に示すような画面表示となる。
上述したように、実施例5では再生位置調整が行えないコンテンツを再生中にユーザが離席し、その後帰席した場合には再生位置選択メッセージを表示せずに、必要に応じて画面状態を通常モードに戻す処理や、再生位置調整NGメッセージを表示する処理を行う。再生位置選択メッセージを表示する代わりに再生位置調整NGメッセージを表示することにより、再生位置調整機能が作動しないのは故障ではなく、コンテンツに依るものであることをユーザに伝える効果が得られる。
なお、実施例5では再生位置を調整できないコンテンツがリムーバブルメディアに記録されている場合について述べたが、このようなコンテンツがインターネットからストリーム配信されている場合や、内蔵HDDなどリムーブできないメディアに記録されている場合においても、図12〜16に示した制御方法を適用することで、同様の効果が得られる。
次に、図17を用いて実施例6を説明する。実施例5では、再生位置調整が行えないコンテンツ再生中の動作について述べ、このときコンテンツの先頭から末尾まで再生位置調整が行えないことを前提としていた。しかし映画の予告編やユーザに対する警告画面など、コンテンツのある特定部分のみで再生位置調整が行えないことがある。そこで実施例6では、ある特定部分のみ再生位置調整が行えないコンテンツ再生中における、自動節電機能と再生位置調整機能について述べる。なお、コンテンツ再生装置の構成等、実施例1で図1〜4を用いて説明した事項は本実施例においても同様である。
図17は、実施例6におけるユーザ帰席時の処理の一例を示すものである。以下の説明では、コンテンツにおける再生位置の調整が行えない部分を再生位置調整NGゾーンと呼ぶ。再生位置の調整が行えないことをパターン化すると、再生位置調整NGゾーンからのスキップの可否、再生位置調整NGゾーンへのスキップの可否、再生位置調整NGゾーンを通り越すスキップの可否の組合せよって図17(a)〜(f)に示す8種類に分類できる。
例えば、図17(a)は再生位置調整NGゾーンからのスキップが可能かつ、再生位置調整NGゾーンへのスキップが可能かつ、再生位置調整NGゾーンを通り越すスキップが可能なパターンである。また、図17(b)は生位置調整NGゾーンからのスキップが可能かつ、再生位置調整NGゾーンへのスキップが可能かつ、再生位置調整NGゾーンを通り越すスキップが不可なパターンである。
一方、再生位置調整NGゾーンと、ユーザの離席および帰席のタイミングの関係は図17(1)〜(5)に示す5種類に分類できる。例えば、図17(1)では、コンテンツの再生位置が再生位置調整NGゾーンに到達する前にユーザが離席し、再生位置調整NGゾーンの再生が終わった後にユーザが帰席している。また、図17(2)では、コンテンツの再生位置が再生位置調整NGゾーンに到達する前にユーザが離席し、再生位置調整NGゾーンを再生している最中にユーザが帰席している。
再生位置調整制限のパターンと、ユーザの離席および帰席のタイミングの組み合わせにより、実施例6におけるユーザ帰席時の処理は図17(a1)〜図17(h5)の40通りに分類できる。
図17(a1)〜図17(h5)のうち、帰席時の処理として「処理R1」と記載してある箇所については、図9と同様のフローを適用し、ユーザ帰席時には図6(b)に示す処理R1を行う。すなわち、離席からの経過時間tuがTplay≦tuを満たす場合は、再生位置選択メッセージ201を表示し、ユーザに対して再生位置調整の機会を提供する。
図17(a1)〜図17(h5)のうち、帰席時の処理として「処理R4」と記載してある箇所については、図9における処理R1を処理R4におきかえたフローを適用し、ユーザ帰席時には図15に示す処理R2を行う。すなわち、離席からの経過時間tuがTplay≦tuを満たす場合は、再生位置調整NGメッセージ1301を表示し、ユーザに対して再生位置調整の機会を提供しない。
上述したように、実施例6では再生位置調整NGの種類と、ユーザの離席および帰席のタイミングに応じて帰席時の処理を決定する。このことにより、ある特定部分のみ再生位置調整が行えないコンテンツ再生中についても、再生位置調整が可能な状況下ではユーザに対して再生位置調整の機会を提供し、使い勝手を向上させる効果が得られる。
なお、上述した本実施形態は本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を実施形態にのみ限定する趣旨ではない。
Claims (9)
- コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
記録メディアが接続される記録メディア接続部と、
コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、
コンテンツのデコード処理を行うデコード部と、
デコードされたコンテンツを出力する映像出力部と、
コンテンツの再生位置を記憶する再生位置記憶部と、
人の存否を判定するセンサと、
前記センサの判定に基づいて前記所定の範囲に人が居ない時間を計測するタイマと、を備え、
前記タイマで計測した時間に基づいて前記コンテンツ再生装置を節電状態に切り換え、
前記記録メディア接続部に接続された記録メディアが取り出されると、前記コンテンツ再生装置の節電状態を解除するコンテンツ再生装置。 - 請求項1のコンテンツ再生装置であって、
前記センサが所定の範囲に人が居ないと判定した場合に、再生中のコンテンツの再生位置を前記再生位置記憶部にて記憶し、
前記センサが所定の範囲に人が居ると判定した場合に、前記記録メディア接続部に接続された記録メディアの有無に応じて、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージを出力するコンテンツ再生装置。 - 請求項1のコンテンツ再生装置であって、
前記タイマで計測した時間が所定の閾値よりも長く、前記センサが所定の範囲に人が居ないと判定してから人が居ると判定するまでの間に前記記録メディア接続部に接続されたメディアの取り出しが無かった場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージを出力し、
前記タイマで計測した時間が所定の閾値よりも長く、前記センサが所定の範囲に人が居ないと判定してから人が居ると判定するまでの間に前記記録メディア接続部に接続されたメディアが取り出された場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージを出力しないコンテンツ再生装置。 - コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、
前記コンテンツをデコードするデコード部と、
前記デコード部でデコードしたコンテンツを出力する映像出力部と、
コンテンツの再生位置を記憶する再生位置記憶部と、
人の存否を判定するセンサと、
前記センサの判定に基づいて前記所定の範囲に人が居ない期間を計測するタイマと、を備え、
前記センサで所定の範囲に人が居ないと判定した場合に、前記タイマで測定した時間に応じて、前記コンテンツ再生装置を節電状態に切り換え、
前記センサにおいて、所定の範囲に人が居ないと判定した場合に、再生しているコンテンツの再生位置を前記再生位置記憶部において記憶し、
前記センサにおいて、所定の範囲に人が居る判定した場合に、前記再生しているコンテンツが再生位置を調整することが可能なコンテンツであるか否かに応じて、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージまたは前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うことができない旨をユーザに通知するメッセージを出力するコンテンツ再生装置。 - 請求項4のコンテンツ再生装置であって、
前記センサで所定の範囲に人が居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも長く、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生が可能な場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージを出力し、
前記センサで所定の範囲に人が居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも長く、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生ができない場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うことができない旨をユーザに通知するメッセージを出力し、
前記センサで所定の範囲に人が居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも短い場合には、いずれのメッセージも表示しないコンテンツ再生装置。 - 請求項4のコンテンツ再生装置であって、
再生する位置の調整を行えないコンテンツの再生が開始された場合に、再生する位置の調整を行えない旨を示すメッセージを出力するコンテンツ再生装置。 - コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
コンテンツが入力されるコンテンツ入力部と、
前記コンテンツをデコードするデコード部と、
前記デコード部でデコードされたコンテンツを出力する映像出力部と、
コンテンツの再生位置を記憶する再生位置記憶部と、
人の存否を判定するセンサと、
前記センサの判定に基づいて前記所定の範囲に人がいない時間を計測するタイマと、を備え、
前記センサが所定の範囲に人が居ないと判定した場合に、前記タイマで測定した期間に応じて、前記コンテンツ再生装置を節電状態に切り換え、
前記センサが所定の範囲に人が居ないと判定した場合に、再生中のコンテンツの再生位置を前記再生位置記憶部において記憶し、
前記センサが所定の範囲に人が居ると判定した場合に、前記コンテンツの再生制御の制限に応じて、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージ及び前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うことができない旨をユーザに通知するメッセージのいずれかを出力するコンテンツ再生装置。 - 請求項7のコンテンツ再生装置であって、
前記再生制御の制限は、コンテンツの第1の再生位置から第2の再生位置までで構成される再生制御禁止区域から再生位置を移動させる制御が行えない制限、前記再生制御禁止区域へ再生位置を移動させる制御が行えない制限、前記再生制御禁止区域をまたいで再生位置を移動させる制御が行えない制限、の組み合わせであるコンテンツ再生装置。 - 請求項8のコンテンツ再生装置であって、
前記センサにおいて、所定の範囲に人居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも長く、前記再生制御の制限に反することなく前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生制御が可能な場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うか否かをユーザに問い合わせるメッセージを出力し、
前記センサにおいて、所定の範囲に人居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも長く、前記再生制御の制限に反することなく前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生制御ができない場合には、前記再生位置記憶部で記憶された再生位置からの再生を行うことができない旨をユーザに通知するメッセージを出力し、
前記センサにおいて、所定の範囲に人居ると判定した場合に、前記タイマで測定した時間が所定の閾値よりも短い場合には、いずれのメッセージも表示しないコンテンツ再生装置。
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JP2011166190A JP2013031026A (ja) | 2011-07-29 | 2011-07-29 | コンテンツ再生装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015531564A (ja) * | 2012-09-28 | 2015-11-02 | ソニー コンピュータ エンタテインメント アメリカ リミテッド ライアビリテイ カンパニー | メディアタイトルを視聴するグループにおける再生同期化 |
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2011
- 2011-07-29 JP JP2011166190A patent/JP2013031026A/ja not_active Withdrawn
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JP2015531564A (ja) * | 2012-09-28 | 2015-11-02 | ソニー コンピュータ エンタテインメント アメリカ リミテッド ライアビリテイ カンパニー | メディアタイトルを視聴するグループにおける再生同期化 |
US11051059B2 (en) | 2012-09-28 | 2021-06-29 | Sony Interactive Entertainment LLC | Playback synchronization in a group viewing a media title |
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