JP2013030437A - 燃料電池の劣化判定方法および燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池本体の劣化状態のより確実な判定を可能とする燃料電池の劣化判定方法および燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池の劣化判定方法は,燃料ガスと酸化剤ガスとの発電反応により電力を発生する,燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する燃料電池の劣化判定方法であって,前記燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させる工程と,前記停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定する工程と,前記測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定する工程と,を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は,燃料電池の劣化判定方法および燃料電池システムに関する。
燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により電力を発生する燃料電池が用いられている。
ここで,燃料電池は,発電時間の経過により徐々に劣化する。このため,燃料電池がどの程度劣化したかを判定する技術が開示されている(例えば,特許文献1,2参照)。特許文献1記載の技術では,安定した運転状態において,燃料電池の温度を基準温度と比較することで,劣化の度合いを判定する。特許文献2記載の技術では,外部負荷を切り離したときの電圧変化速度に基づいて内部抵抗を測定し,内部抵抗の変化傾向により劣化対応が必要な時期を算出する。
特開2010-238617号公報 特開2010-231973号公報
しかしながら,燃料電池の劣化の度合いを確実に判定することは必ずしも容易ではない。例えば,特許文献1では燃料電池の温度をパラメータとして測定することで,燃料電池の劣化の度合いを判定しているが,温度等のパラメータは燃料電池の状態に応じて変動しうるものであり,必ずしも燃料電池の劣化の度合いと直接的に対応するものではない。
上記に鑑み,本発明は,燃料電池本体の劣化状態のより確実な判定を可能とする燃料電池の劣化判定方法および燃料電池システムを提供することを目的とする。
A. 本発明の一態様に係る燃料電池の劣化判定方法は,燃料ガスと酸化剤ガスとの発電反応により電力を発生する,燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する燃料電池の劣化判定方法であって,前記燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させる工程と,前記停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定する工程と,前記測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定する工程と,を具備する。
この劣化判定方法では,燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスにおいて,「燃料電池本体の出力」および「燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量」が設定条件に対応するときに,燃料電池本体の電圧を測定し,前回の電圧と比較して,燃料電池本体の劣化状態を判定する。電圧の測定条件を揃えることで,測定された電圧と燃料電池本体の劣化状態との対応関係を確保でき,劣化状態の判定の確実性を向上できる。なお,「燃料電池本体の出力」として,出力電力,出力電流のいずれかを採用できる。
(1)ここで,電圧を測定する工程において,前記燃料電池本体の出力,温度,および燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定しても良い。
「燃料電池本体の出力,燃料電池本体の温度,および燃料ガスの流量」が設定条件に対応するときに,燃料電池本体の電圧を測定することで,測定された電圧と燃料電池本体の劣化状態との対応関係をより確実に確保できる。
(2)燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスが周期的に実行されても良い。
燃料電池本体の劣化状態が周期的に判定され,劣化状態の時間的変化を追跡可能となる。
(3)前記燃料電池本体の出力の設定条件が,前記燃料電池本体からの電力の一部を消費し,前記燃料電池本体の発電を補助する補助機構の消費電力に応じて設定しても良い。
補助機構の消費電力に応じて,燃料電池本体の出力を設定することで,燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスに対応する設定が容易となる。燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスでの燃料電池の消費電力は,補助機構の消費電力に対応するためである。
B. 本発明の一態様に係る燃料電池システムは,燃料ガスと酸化剤ガスとの発電反応により電力を発生する,燃料電池本体と,前記燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する判定部と,を有する燃料電池システムであって,前記判定部は,前記燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させる第1の制御部と,前記停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定させる第2の制御部と,前記測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定する判定実行部と,を具備する。
燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスにおいて,「燃料電池本体の出力」および「燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量」が設定条件に対応するときに,燃料電池本体の電圧を測定し,前回の電圧と比較して,燃料電池本体の劣化状態を判定する。電圧の測定条件を揃えることで,測定された電圧と燃料電池本体の劣化状態との対応関係を確保でき,劣化状態の判定の確実性を向上できる。なお,「燃料電池本体の出力」として,出力電力,出力電流のいずれかを採用できる。
(1)前記第2の制御部は,前記燃料電池本体の出力,温度,および燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定しても良い。
「燃料電池本体の出力,燃料電池本体の温度,および燃料ガスの流量」が設定条件に対応するときに,燃料電池本体の電圧を測定することで,測定された電圧と燃料電池本体の劣化状態との対応関係をより確実に確保できる。
(2)前記第1の制御部は,前記燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスを周期的に実行しても良い。
燃料電池本体の劣化状態が周期的に判定され,劣化状態の時間的変化を追跡可能となる。
(3)燃料電池システムが,前記燃料電池本体からの電力の一部を消費し,前記燃料電池本体の発電を補助する補助機構をさらに具備し,前記燃料電池本体の出力の設定条件が,前記補助機構の消費電力に応じて設定しても良い。
補助機構の消費電力に応じて,燃料電池本体の出力を設定することで,燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスに対応する設定が容易となる。燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスでの燃料電池の消費電力は,補助機構の消費電力に対応するためである。
本発明によれば,燃料電池本体の劣化状態のより確実な判定を可能とする燃料電池の劣化判定方法および燃料電池システムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムを表すブロック図である。 燃料電池システムの起動手順の一例を表すフロー図である。 燃料電池システムの停止手順の一例を表すフロー図である。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように,本実施形態に係る燃料電池システム10は,燃料電池本体11,補助機構12,起動バーナ13,制御装置14,入出力装置15を有する。
燃料電池本体11は,燃料ガス(水素,炭化水素ガス等)と酸化剤ガス(酸素等)の反応により発電する(電力(DC電圧)を発生する)。燃料電池本体11は,例えば,平板形状の燃料電池セルが複数段(例えば,19段)積層されて構成される燃料電池スタックである。燃料電池セルは,燃料ガス側の燃料電極,酸化剤ガス側の空気電極,燃料電極と空気電極に挟まれる電解質層(例えば,固体電解質層)を有する。燃料電池セルに,燃料ガス(水素,炭化水素ガス等)と酸化剤ガス(酸素等)を供給することで,電力が発生する。
燃料電池本体11は,温度センサ,電圧計,電流計を備える。温度センサは,例えば,熱電対であり,燃料電池本体11の温度を測定する。電圧計は,燃料電池本体11からの出力電圧を測定する。電流計は,燃料電池本体11からの出力電流を測定する。
補助機構12は,燃料電池本体11での発電を補助する。補助機構12は,例えば,燃料電池本体11に燃料ガス,酸化剤ガス,水をそれぞれ供給する供給機構(ポンプ)である。この供給機構は,燃料ガス,酸化剤ガス,水の流量(供給速度,L/min)をそれぞれ測定する流量計を備える。燃料ガス,酸化剤ガスは,燃料電池本体11での発電に用いられる。水は,燃料電池本体11からの排ガスを冷却し,加熱されて温水となる。
起動バーナ13は,例えば,燃料ガスを燃焼させることで,燃料電池本体11を基準温度T1(例えば,500℃)まで加熱する加熱装置である。燃料電池本体11を加熱することで,燃料電池本体11での発電の開始が可能となる。
制御装置14は,燃料電池本体11,補助機構12,起動バーナ13を制御する制御装置である。制御装置14は,燃料電池本体11からの電力の出力を制御する。制御装置14は,補助機構12からの燃料ガス,酸化剤ガス,水の供給を制御する。制御装置14は,起動バーナ13の点火,発熱量を制御する。
制御装置14は,燃料電池システム10の状態をモニタできる。制御装置14は,燃料電池本体11に設置された温度センサ,電圧計,電流計により,燃料電池本体11の温度,出力電圧,出力電流をモニタできる。また,制御装置14は,測定された出力電圧,出力電流により,燃料電池本体11からの出力電力を算出できる。制御装置14は,補助機構12に設置された流量計により,燃料電池本体11に供給される燃料ガス,酸化剤ガス,水の流量をモニタできる。
制御装置14は,メモリ(システムメモリ),クロックを備える。メモリは,測定された出力電圧V,後述の積算運転時間tを記憶する。クロックは,積算運転時間tの算出に利用される。
制御装置14は,次の第1,第2の制御部,および判定実行部を有し,燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する判定部として機能する。
なお、第1の制御部は、燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させるものである。
また、第2の制御部は、停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定させるものである。
そして、判定実行部は、測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定するものである。
入出力装置15は,制御装置14への入力,制御装置14からの出力(例えば,画像(文字の画像含む)出力,音声出力)を行うものであり,例えば,ボタン(あるいはキーボード),表示装置の組み合わせから構成できる。入出力装置15は,燃料電池システム10を起動,停止するための起動ボタン,停止ボタンを有する。
(燃料電池システム10の動作)
以下,燃料電池システム10の動作(起動,停止の手順)を説明する。図2,図3はそれぞれ,燃料電池システム10の起動,停止の手順を表すフロー図である。
A.燃料電池システム10の起動手順
燃料電池システム10の起動手順を説明する。次に示す起動手続(起動プロセス)が燃料電池システム10の起動の度に繰り返される。
(1)起動手続開始(ステップS11,S12)
入出力装置15の起動ボタンが押されると(ステップS11),燃料電池システム10の起動手続が開始される(起動モード)。
(2)発電開始(ステップS12〜S14)
起動バーナ13が点火され(ステップS12),燃料電池本体11が起動バーナ13によって加熱される。燃料電池本体11の温度(スタック温度)Tが基準温度T1(例えば,500℃)に達したら(ステップS13),補助機構12から燃料電池本体11に所定の流量の燃料ガス,酸化剤ガスが供給される(ステップS14)。このときの燃料ガスの流量Fが基準流量F1と対応するものとする。
(3)測定(ステップS15,S16)
燃料電池本体11からの出力電力Pが基準電力P1となり,例えば,補助機構12に出力される(ステップS15)。基準電力P1は,補助機構12の消費電力に対応し,例えば,補助機構12での消費電力分,あるいはそれより低い電力,例えば,50Wである。このときの燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V1,積算運転時間t1が制御装置14内のメモリ(システムメモリー)に記録される(ステップS16)。
積算運転時間t1は,出力電圧(スタック電圧)V1測定時点での,燃料電池システム10の発電状態の時間(運転時間)を積算したものである。燃料電池システム10が繰り返し起動・発電されることで,積算運転時間t1が増加する。
制御装置14は,前回の停止時に,前回の発電終了時までの積算運転時間t0をメモリに記録しておく。そして,今回の発電開始時の出力電圧(スタック電圧)V1の測定時に,そのときの積算運転時間t0をt1として記憶する(t0=t1)。前回の発電停止から今回の発電開始の間は,燃料電池システム10が発電状態ではないとして,積算運転時間は増加させない。
「発電開始時」は,例えば,起動手続において,出力電圧(スタック電圧)V1を計測・記録した時点である。また,「発電終了時」は,例えば,停止手続において,出力電圧(スタック電圧)V2を計測・記録した時点である。
(4)劣化の判定(ステップS17〜S20)
制御装置14は,次の式(1)のように,前回,今回の起動時での出力電圧(スタック電圧)V10,V1,積算運転時間t10,t1に基づいて,燃料電池本体11の劣化率R1(単位:%/1000hour)を算出する(ステップS17)。
R1=((V10−V1)/V10)*100*(1000/(t1−t10))
…… 式(1)
V10: 前回の起動時での燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)
V1: 今回の起動時での燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)
t10: 前回の出力電圧(スタック電圧)の測定時点での積算運転時間
t1(=t0): 今回の出力電圧(スタック電圧)の測定時点での積算運転時間
式(2)に示されるように,劣化率R1は,基本的には,前回と今回の出力電圧V10,V1の時間的変化率[%/hour]に対応する。出力電圧の変化率「(V10−V1)/V10)*100」を積算運転時間の差「t1−t10」で除算することで,出力電圧の時間的変化率が算出される。時間積算運転時間を1000時間で規格化するために,式(2)で要素「1000」が乗算される。このため,劣化率R1の単位は,[%/1000hour]である。
劣化率R1が閾値Rthより小さければ,通常運転に移行する(ステップS18,S19)。一方,劣化率R1が閾値Rth以上であれば,入出力装置15に警告表示がなされる(ステップS18,S20)。この警告は,画像,音声のいずれか一方または双方を利用できる。なお,警告表示に替えて,燃料電池システム10を停止させても良い。
閾値Rthは,劣化率R1の許容限界を表す。劣化率R1が閾値Rth以上だと,燃料電池本体11の寿命が到来したか,寿命が近いと判断される。閾値Rthの一例として,2[%/1000hour]が挙げられる。
以上のように,起動時において,燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V1が測定され,前回の起動時での出力電圧(スタック電圧)V10と比較することで,燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)が判定される。
本実施形態では,次の条件(I)〜(III)を満たすときに,燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V1が測定されるとして,出力電圧(スタック電圧)V1の測定条件が揃えられている。この結果,起動時での出力電圧(スタック電圧)V1の比較による燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)の判定が可能となる。
(I)燃料電池本体11からの出力電力Pが基準電力P1に対応する。
(II)燃料電池本体11の温度(スタック温度)Tが基準温度T1に対応する。
(III)燃料電池本体11での燃料ガスの流量Fが基準流量F1に対応する。
なお,必ずしも条件(I)〜(III)の全てが満たされなければならない訳では無い。条件(I),(II)のみ,条件(I),(III)のみが満たされる場合でも,起動時での出力電圧(スタック電圧)V1の比較による燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)の判定が可能である。
温度(スタック温度)Tまたは燃料ガスの流量Fのいずれかが,出力電圧(スタック電圧)V1に与える影響が小さい条件範囲であれば,条件(II),(III)のいずれかを満たさなくとも差し支えない。
なお,このとき,燃料ガスの利用率は必ずしも一定で無くて良い。燃料ガスの利用率が出力電圧に与える影響が大きくない条件下であれば,燃料ガスの利用率が異なる条件下で測定された出力電圧V1の比較が許容される。
ここで,出力電圧V1測定時の基準電力P1,基準温度T1,基準流量F1には,多少の誤差(例えば,5%程度,温度では5℃程度)が許容される。誤差範囲内であれば,異なる基準電力P1,基準温度T1,基準流量F1において測定された出力電圧V1間の比較が可能である。
B.燃料電池システム10の停止手順
燃料電池システム10の停止手順を説明する。次に示す停止手続(停止プロセス)が燃料電池システム10の停止の度に繰り返される。
(1)停止手続開始(ステップS31,S32)
燃料電池システム10が運転状態のときに((ステップS31),入出力装置15の停止ボタンが押されると(ステップS32),燃料電池システム10の停止手続が開始される(停止モード)。
(2)燃料電池本体11の温度の低減(ステップS33,S34)
補助機構12から燃料電池本体11への燃料ガス,酸化剤ガス,水の流量が通常運転時から移行し,燃料電池本体11が,例えば,数十時間かけて冷却されてゆく。補助機構12から燃料電池本体11への燃料ガスの流量Fが基準流量F2まで低減され(ステップS33),燃料電池本体11からの出力電力Pを基準電力P2とする。基準電力P1は,補助機構12の消費電力に対応し,例えば,補助機構12での消費電力分,あるいはそれより低い電力,例えば,50Wである。このように,流量Fが基準流量F2,出力電力Pを基準電力P2とした状態で,燃料電池本体11の温度が低減され,燃料電池本体11の発電能力が低減されてゆく。
(3)測定(ステップS35,S36)
燃料電池本体11の温度(スタック温度)Tが基準温度T2(例えば,500℃)まで下がった時点での(ステップS35),燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V2,積算運転時間t2が制御装置14内のメモリ(システムメモリー)に記録される(ステップS36)。
既述のように,制御装置14は,前回の停止時に,前回の発電終了時までの積算運転時間t0をメモリに記録しておく。そして,次の式(2)のように,この積算運転時間t0に,今回の発電開始時から出力電圧(スタック電圧)V2測定時までに経過した時間Δt2を加算することで,積算運転時間t2を算出する。
t2=t0+Δt2 …… 式(2)
(4)劣化の判定(ステップS37〜S40)
制御装置14は,次の式(3)のように,前回,今回の停止時での出力電圧(スタック電圧)V20,V2,積算運転時間t20(=t0),t2に基づいて,燃料電池本体11の劣化率R2(単位:%/1000hour)を算出する(ステップS37)。
R2=((V20−V2)/V20)*100*(1000/(t2−t20))
…… 式(3)
V20: 前回の停止時での燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)
V2: 今回の停止時での燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)
t20(=t0): 前回の出力電圧(スタック電圧)の測定時点での積算運転時間
t2: 今回の出力電圧(スタック電圧)の測定時点での積算運転時間
式(3)は式(1)と対応する。式(3)に示されるように,劣化率R2は,基本的には,前回と今回の出力電圧V20,V2の時間的変化率[%/hour]に対応する。
劣化率R2が閾値Rthより小さければ,燃料電池システム10は停止する(ステップS38,S39)。一方,劣化率R2が閾値Rth以上であれば,入出力装置15に警告表示がなされる(ステップS38,S40)。この警告は,画像,音声のいずれか一方または双方を利用できる。なお,警告表示に替えて,燃料電池システム10を停止させても良い。
既述のように,閾値Rthは,劣化率R2の許容限界を表す。劣化率R2が閾値Rth以上だと,燃料電池本体11の寿命が到来したか,寿命が近いと判断される。閾値Rthの一例として,2[%/1000hour]が挙げられる。
以上のように,停止時において,燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V2が測定され,前回の停止時での出力電圧(スタック電圧)V20と比較することで,燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)が判定される。
本実施形態では,次の条件(IV)〜(VI)を満たすときに,燃料電池本体11からの出力電圧(スタック電圧)V2が測定されるとして,出力電圧(スタック電圧)V2の測定条件が揃えられている。この結果,停止時での出力電圧(スタック電圧)V2の比較による燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)の判定が可能となる。
(IV)燃料電池本体11からの出力電力Pが基準電力P2に対応する。
(V)燃料電池本体11の温度(スタック温度)Tが基準温度T2に対応する。
(VI)燃料電池本体11での燃料ガスの流量Fが基準流量F2に対応する。
なお,起動時と同様に,必ずしも条件(IV)〜(VI)の全てが満たされなければならない訳では無い。例えば,条件(IV),(V)のみ,または条件(IV),(VI)のみが満たされる場合でも,停止時での出力電圧(スタック電圧)V2の比較による燃料電池本体11の劣化の度合い(劣化率)の判定が可能である。
ここで,出力電圧V2測定時の基準電力P2,基準温度T2,基準流量F2には,多少の誤差(例えば,5%程度,温度では5℃程度)が許容される。誤差範囲内であれば,異なる基準電力P2,基準温度T2,基準流量F2において測定された出力電圧V2間の比較が可能である。
起動手続時,停止手続時での基準電力P1,P2,基準温度T1,T2,基準流量F1,F2はそれぞれ,同一でも良いし,異なっても良い。
なお,起動手続,停止手続それぞれでの出力電圧(スタック電圧)V1,V2は,別個に取り扱われ,両者の比較等による劣化率の判定は行われない。基準電力P1,P2,基準温度T1,T2,基準流量F1,F2がそれぞれ等しかったとしても,起動時,停止時での燃料電池本体11の状態は必ずしも対応しない。例えば,燃料電池本体11内でのガスや温度の分布に相違があり,測定の条件が一致しないと考えられる。
以上のように,本実施形態では,起動手続時,停止手続時において,条件(I)〜(III)の全部または2つ,条件(IV)〜(VI)の全部または2つが満たされる条件下で,燃料電池本体11からの出力電圧Vを測定し,この出力電圧Vに基づいて,燃料電池本体11の劣化の度合いを判定できる。
これに対して,条件(I)〜(III)のいずれかのみ,または条件(IV)〜(VI)のいずれかのみが満たされる場合には,燃料電池本体11からの出力電圧Vに基づく,燃料電池本体11の劣化の度合いの判定が困難となる。条件(I)〜(III)の2つ以上,または条件(IV)〜(VI)の2つ以上が変動すると,出力電圧Vも変動する。この場合,燃料電池本体11が劣化したために出力電圧Vが低下したのか,条件(I)〜(III),または条件(IV)〜(VI)が変動したことで(例えば,出力電力Pが大きい(外部負荷が大きい)ため,燃料ガスの流量Fが少ないため)出力電圧Vが低下したのかが不明となる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)例えば,上記実施形態では,起動ボタン,停止ボタンが押されることで,燃料電池システム10の起動手順,停止手順が開始されている。これに対して,起動手順,停止手順が周期的(例えば,1ヶ月(または30日)周期)に繰り返されるように,制御装置14が燃料電池システム10を自動的に制御しても良い。
(2)上記実施形態では,「燃料電池本体11からの出力電力Pが基準電力P1,P2に対応する」ことを条件としている(条件(1))。これに替えて,「燃料電池本体11からの出力電流Iが基準電流I1,I2に対応する」ことを条件としても良い。
10 燃料電池システム
11 燃料電池本体
12 補助機構
13 起動バーナ
14 制御装置
15 入出力装置

Claims (8)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの発電反応により電力を発生する,燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する燃料電池の劣化判定方法であって,
    前記燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させる工程と,
    前記停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定する工程と,
    前記測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定する工程と,
    を具備することを特徴とする燃料電池の劣化判定方法。
  2. 前記電圧を測定する工程において,前記燃料電池本体の出力,温度,および燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池の劣化判定方法。
  3. 前記燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスが周期的に実行される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池の劣化判定方法。
  4. 前記燃料電池本体の出力の設定条件が,前記燃料電池本体からの電力の一部を消費し,前記燃料電池本体の発電を補助する補助機構の消費電力に応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池の劣化判定方法。
  5. 燃料ガスと酸化剤ガスとの発電反応により電力を発生する,燃料電池本体と,
    前記燃料電池本体の電圧を監視し,電圧の経時変化に基づき燃料電池本体の劣化状態を判定する判定部と,を有する燃料電池システムであって,
    前記判定部は,
    前記燃料電池本体の停止プロセスまたは起動プロセスを開始させる第1の制御部と,
    前記停止プロセスまたは起動プロセスでの,前記燃料電池本体の出力,および前記燃料電池本体の温度または燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定させる第2の制御部と,
    前記測定された電圧を前回の電圧と比較して,前記燃料電池本体の劣化状態を判定する判定実行部と,
    を具備することを特徴とする燃料電池システム。
  6. 前記第2の制御部は,前記燃料電池本体の出力,温度,および燃料ガスの流量が設定条件に対応するときに,前記燃料電池本体の電圧を測定する
    ことを特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。
  7. 前記第1の制御部は,前記燃料電池本体の停止プロセスおよび起動プロセスを周期的に実行する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記燃料電池本体からの電力の一部を消費し,前記燃料電池本体の発電を補助する補助機構をさらに具備し,
    前記燃料電池本体の出力の設定条件が,前記補助機構の消費電力に応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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