JP2013029264A - 膨張式台所換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の換気装置は臭気など肝心な空気は吸わないで部屋の空気、燃焼空気など余計な空気を吸っていて、肝心な空気は部屋に籠もってしまい、それを改善するのに換気扇能力、レンジフードを大きくするしかなく、装置が大がかりで、エネルギーのロス、高価格を招いた。
【解決手段】熱せられて膨張して膨張力=通風力を持った肝心な臭気源をダクト付き蓋で覆い、そのダクトの先端を外部に出し膨張力で又は一部換気扇又は煙突効果の通風力を借りて外部に臭気を排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、台所で焼き魚等の調理をした時の臭気の、消失、排出に関する。
従来はガスコンロなどの上部に離して電動式の換気扇、換気ダクト口を付けて調理時に出る臭気を外部に排出しているのが一般的である。また清掃と近所迷惑の軽減で換気扇の前面に不完全な油煙濾過グリースフィルターを設置している。しかし換気扇を回しても臭気が残る場合は不快な思いをして、より大きい換気能力に替えなければならないがエネルギーと経費の無駄の発生を招く、その原因を考察すると、天井、換気フード近くの気流、ガスコンロなどの熱源で非効率に加熱された鍋、フライパン等の調理具、調理器外部の無駄な気流そして調理具内部の熱源で加熱された臭気を伴った本命、目的の気流である。熱せられた空気は室温のそれと比較して場合により数十倍も膨張し、並の換気扇能力では足りない。換気扇、ダクトに吸い込まれる、この3つの気流の混合割合を見ると天井近くの気流と調理具外部の気流が圧倒的に多く、肝心の調理具の臭気を伴った気流は少ない。特に調理具と換気扇が離れる程顕著である。これでは室内に臭気が籠もるのは当然である。
特許公開2008−5955機構が複雑で取り扱いが面倒で高価である。
また実用新案公開平5−25210のように臭気を高温で臭いの無い物に化学変化、消臭させ室内に排出するがあるが、反応させるのに電気ヒーターを使用し、構造が複雑で電気、薬品の取り扱いが煩わしく、感電の恐れがある

簡単、安価な構成で確実に排気、消臭出来ない点である。
排出目的物の臭気等の具材発生物の発生源である具材のある調理具内を蓋のような容器で密接、密着するように覆い、その蓋に貫通穴を開けて両端が貫通穴で繋がっている排気ダクトの一端を繋げ、他端を屋外、外部に直接出す又は換気扇の換気口、入り口又は外部に繋がっている又は煙突効果を持つダクト等の換気口に直に接続又はレンジフード内になるように又は換気口と間隙が出来るようにして排気ダクトの他の排気も吸えるような位置に配置し、調理具を熱すれば蓋内の圧力は高まり、膨張力=通風力を持って、それで臭気のような排出目的物、具材発生物を外に追い出す。換気口との間隙が小さくなる程排気ダクト吸い込み通気量は大きく、他は小さくなる、間隙が大きくなる程排気ダクト通気量は小さく、他は大きくなるので適宜離す。排気ダクトの端を蓋の形状に広げて蓋とダクトを一体化してもよい。料理等を点検する為に蓋を開けると臭気が漏れるので、その漏れやガスコンロの場合の燃焼ガスや部屋の空気の一部も吸引出来るので、間隙が出来る位置、近辺、レンジフード内に配置、設置が望ましい。こうすれば臭気を伴った気流が他の2つの気流に比べて格段に多くなり、室内に臭気が残らない。より大きい換気能力に替えなくてエネルギーと経費の無駄な発生が無い。また部屋の換気量が減るのでエアコン等の空調費、換気扇の騒音が減る。蓋は内部が見えるように全部又は一部を耐熱ガラスのように透明にしてもよい。換気能力が足らないか無い場合は排気ダクト内にダクト用換気扇を付けてもよい。ダクト用換気扇を排気ダクトの出口付近に付けた場合のように排気ダクト内が負圧なら排気ダクトは大気圧で変形しにくいもので、ダクト用換気扇を排気ダクトの入り口付近に付けた又は調理具内圧が高くて排気ダクト内が正圧になるような場合は圧力で破れない軽く薄く安価なビリール製のようなものでもよい。ダクト用換気扇の取り付け位置は排気ダクトの入り口から出口の間ならどこでもよい。また蓋側のダクト取り付け穴でもよい。蓋、排気ダクトの材質はプラスチック、金属等何でもよいが、耐熱、難燃性が望ましい。ダクト用換気扇、フィルターなど付属ものも耐熱、難燃性が望ましい。また排気ダクトの断面形状は円形、四角、三角形状などどういう形でもよいが蓋のダクト取り付け穴は密着出来るようにそれに合わせるのが望ましい。排気ダクトの断面積の大きさは気流を十分に流せるものとする。大きい程よいが取り扱い難くなる。直径18Cmぐらいでもよいがこれより小さくても大きくてもよい。蓋内圧力を高める為に意図的に細くしてもよい。調理具材への加圧を加減出来る。長さ、直径、断面積は使用状況、場所により適宜決める。
蓋内の圧力を高める為に高温の鉄板などに水分を落とし加えて水蒸気爆発のようにさせてもよい。
1 蓋に排気ダクトを付けるだけの極めてシンプルな構造、構成で機械的運動動作がなく静音で故障しにくい。また故障しても直ぐに誰にも分かり直せる。従来のくどくどした余計な物は一切要らない。
2 本装置は加熱による発生圧力で通風抵抗力を持った排気ダクト又は臭気、油煙などを濾すフィルターを取り付けても強制的に臭気、油煙を通過、除去出来て、モーターなどの駆動源で回すファンがいらない。
3 蓋と排気ダクトは分離出来るので清掃しやすいし、使用しない時は排気ダクトだけを邪魔にならないように隅に移動させれる。排気ダクト内に付けるフィルターが再生ものなら何回でも洗って使え安価である。
4 排気ダクトの流通面積又は蓋の自重、蓋に乗せる重し、火力を調整して発生圧力を調整出来る。
5 換気口、換気扇に直に又はその近辺に排気ダクトを設置するので他の2つの余計な空気を吸わないか少なくなるので換気口、換気扇排気能力を軽減出来る。換気扇の力で排気ダクトを通して蓋内の臭気気流を吸うことも出来る。蓋を僅かに離しても調理具内から臭気が外に漏れないなら調理具内に空気を流入させたまま使用してもよい。
6 既存の換気設備そのままで、排気ダクト付き蓋の本装置を利用出来る。
7 IHヒーターなら調理具外部の気流が減り、その分他の気流、特に蓋内の臭気気流を増やせる、また換気能力を減らせる。
8 排気ダクト内にダクト用換気扇を付ければいつでも、どこでも強制的に確実に排気出来る。電気設備がないならバッテリーを使う
9 圧縮、折り畳むなどしてこの装置を減容積して収納に便利である
10 水蒸気爆発で容易に蓋内圧力を高められる
安価、汎用な部品、最少な部品点数、簡易な構造で容易な設置、操作を実現した。
図1は本装置を設置した複数の例である
排気ダクト1の一端を調理用具の蓋2に接続し、ダクト1の他端を換気扇3近くで又はレンジフード4内で開放したものである。またダクト1を窓を開けて直に屋外にだしてもよい。蓋2を調理用具から着脱するのに手でダクト1か蓋2を持ってすればよい。この図1では蓋2は椀型だがどういう形でもよい。ダクト1は不変形管の他、伸縮、曲げられるようにしてもよい。一例として例えば洗濯機用排水ホース、ふとん乾燥機の送風ホース、ダクトの類などである。使用場所によってダクト1の先端位置を移動調整出来る。最もシンプルな構成である、収納に便利なようにダクト又は蓋を変形出来るようにしてもよい。例えば上記の洗濯機ホースの例の他、硬質のパイプ類をロッドアンテナのように入れ子式にして押したり、引っ張ったりして又は物差しの折尺のように折れるようにして長さを変える、押しつぶせば変形して容積を減じ又はそれをさらに折り畳んで、力を緩める又は引っ張れば元に戻るような合成樹脂製、全体を部分に分解出来るようにして、使用時組立、復元するなどである。一例としてダクト1の直径10cm、長さは100cm、蓋の直径は22cm、蓋の高さは10cmぐらいでよいが使用勝手、状況により適宜増減すればよい・・・丸数字1
排気ダクト1の一部を硬性にしバンド9で壁に固定して、硬性パイプ5,6,7、8を互いに挿入移動出来るようにして蓋2を上下、前後に移動、左右に振れるようにしたものである・・・丸数字2
ダクト1を手で容易に曲げられるように蛇腹のような可とう製としたものである、ダクト1は力を抜いても形をそのまま保持するのがよい。ダクト1の中間を壁に固定している・・・丸数字3
換気能力、通風力が無いか不足している場合、ダクト1の他端にダクト用換気扇10を付けて換気口に繋げてもよい。ダクト用換気扇10の通風力で、蓋を僅か又は適宜に持ち上げて蓋内に空気を吸い込みながらでも確実に排気出来る。換気扇、煙突効果などによる通風力がある場合、加熱した時、具材発生物が調理具と蓋の間から漏れない程度に調理具と蓋を離せる、この場合蓋は調理具に密着、密接しなくてもよい。この場合と密着、密接を合わせて概密接と表す。換気扇10はダクト1内ならどこでもよいが、一端の蓋との取り付け付近又は蓋側なら重心が低くて安定するし、曲がりやすいダクト1なら曲がり変形しにくい。ダクト内蔵型換気扇10ならコンパクトで露見せず見た目に美しい。分配用ダクト11を換気扇10に付ければ複数の蓋を一つの換気扇10で共用出来る。流量停止又は調整用ダンパ12をダクト1内に設置する。13は熱源コンロである。通風力の無い換気口でも排気ダクトの先端を細くするなどして流速を高め、霧吹き効果を得るように換気口と隙間を持つようにダクトを挿入すれば室内空気も一緒に排気出来る。当然ここで説明したダクト用換気扇10の設置例は図1の丸数字1の例にも、その他にも適用出来る・・・丸数字4
換気扇、煙突効果などによって、通風力を持つダクトなら調理が終わってそのまま放置する場合など調理具が熱せられていなくとも蓋を持ち上げるなどして空気を調理具内に流入させて発生し続ける臭気などを排気ダクトから排気できる。
ダクトは寸胴でも先が太くても、細くてもよい。どういうものでもよい。
図2は従来の加熱方式と換気装置である。
換気扇3を回せばダクト、フード4近辺の気流14が多く吸い込まれる。調理具鉄板15の上に臭気源の魚などの具材16を乗せ、熱源17で加熱する。同時に空気も加熱、膨張され気流18を作る。しばらくして具材16に火が通り、油分を含んだ臭い膨張した気流19が発生、ダクト目がけて昇って行くがダクトと離れているので思った程換気扇3に吸い込まれ無くて部屋に滞留してしまう。
図3は本願の特徴を最もよく表した構造断面図である。臭気源の調理具の鉄板15に被せた蓋2の上面に貫通穴を開け、その周囲に鍔20を付けてダクト1を立てて挿入固定するものである。調理具を加熱すれば圧力が発生し、臭気などの具材発生物が出てくる。ダクト1の他端は気流が換気扇に吸い込まれる位置に置く。蓋2の側面21に貫通穴を開け、ダクト1を接続してもよい。蓋2のどの部分にダクト1を接続してもよい。蓋2の平面、側面、断面の形状は四角形、三角形、半円状などどういうものでもよいが密閉させる為に蓋2の平面と鉄板15の平面の接する形はどちらかに合わせたほうがよい。より気密を得るようにダクトと鍔、蓋と鉄板の間に耐熱性パッキン22を挟んでもよい。ダクトは伸縮、曲げ性を有して調整出来るのが望ましい。不使用時臭いが漏れないように蓋2を分離したならダクト1の両端を又は蓋2の鍔部と下方の開放部をキャップ1−1で、分離しないならダクト1の他端と蓋2の下方の開放部を被せて又は蓋2の下方の開放部を平らな部分に置いて閉塞したほうがよい。
図4は臭気源に鍋のような調理具23を使用して蓋2で覆ったものである。鍋の蓋2の他、鍋容器23の側面上部24にダクト1を接続してもよい。底の浅い鍋のようでもダクトが取り付けられるようにダクトの取り付け口を熊手のように末広がりの平べたい口にしてもよい。鍋の側はそれに合わせた貫通穴を開ける。蓋にダクトが載っていないので楽に蓋を着脱出来る。この場合は蓋2には穴はあいていない。調理具を加熱すれば圧力が発生し、臭気などの具材発生物が出てくる。蓋2、鍋容器23の平面、側面、断面の形状は四角形、三角形、半円状などどういうものでもよいが密閉させる為に蓋2の平面と鍋容器23の平面形はどちらかに合わせたほうがよい。より綺麗な排気を得るためグリースフィルター25をダクト1の任意の内部位置に設置してもよい。油分の他、具材発生物を濾すフィルターでもよい。また蓋側のダクト取り付け穴でもよい。フィルター25をダクト1の入り口付近に付ければ清掃などの為に出し入れし易く、以降のダクト1内は汚れ難い。フィルター25は不織布、編み目などどういうものでもよいが通風抵抗の小さいのが望ましい。蓋2を手で移動し易いように取っ手26をダクト、蓋に設置してもよいし、ダクト内風量を調整するためにダンパー27を、またダクト内の風量、詰まりを監視するために正圧か負圧メータ28をダクト内に設置してもよい。
換気扇側のダクト1の他端は蓋を動かす毎に位置がずれないようにフード4とダクト1をステー29で接続固定したり、また位置がずれても力を抜けば元の位置に戻るようにバネ、ゴムのような伸縮物30の一端をダクト1に又は紐31の一端をダクト1に、30の他端をフード4に又は紐31の他端をフード4に保持した滑車を経由して重しに接続してもよい
図5は、蓋2を持ち上げて中を点検、調理してもよいが重たく、煩わしいので蓋の一部に開閉扉32を付けて開閉するものである。換気扇や煙突効果などでダクト内に強制的に通風させる場合で加熱中でも蓋内が負圧の場合は開けられる。加熱中蓋内が正圧の場合は加熱を止め、冷め、減圧してから開ける。開閉扉を蓋から分離出来るようにしてもよいが置く場所に困る場合もあるので、蝶番33で繋げたままにしてもよい。開閉扉は図のように蓋の上面と側面部分が一体の他、上面のみ又は側面のみでもよいし、開閉は蝶番の他、はめ込み又はスライド式でもよい。つまみ34で開閉すれば熱くなくて楽である。
また水蒸気爆発のような現象で蓋内圧力を高める為に水又は水のような液体を貯めるタンク35と蓋2の貫通穴をパイプ36で繋ぎ、そのパイプの中間に流量を停止、調整するバルブ37を付け、水を加熱された調理具の鉄板上などに滴下、落下させる。パイプ36の取り付け位置は蓋上ならどこでもよい。加熱された調理具の鉄板のように水を受ける部分は具材と混ざらないように隔壁で囲む、表面積を大きくするように又は水が散らばないように鉄板に窪みをつけるなどして単独の仕切り38としてもよい。またこれは具材への水分補給にもなる。水タンクの上面は水が流出し易いように一部又は全部を開放する。
本装置は不快な臭気、汚れた気体、油煙などの液体の飛び散りによる不健康と部屋の汚染を防ぐ、
本装置を設置した複数の例である 従来の加熱方式と換気装置である。 本願の特徴を最もよく表した構造断面図である。 鍋23を使用した例のものである。 開閉扇付き蓋と水補給
1 排気ダクト
2 蓋
3 換気扇
4 レンジフード
5 硬性パイプ
6 硬性パイプ
7 L型硬性パイプ
8 硬性パイプ
9 固定バンド
10 ダクト用換気扇面
11 気流分配器面
12 流量調整ダンパー
13 コンロ
14 気流
15 調理具
16 具材
17 熱源
18 気流
19 気流
20 鍔
21 鍔
22 気密用パッキン
23 鍋容器
24 鍔
25 フィルター
26 取っ手
27 流量調整ダンパー
28 真空又は正圧計
29 ステー
30 ゴム、バネ類
31 紐
32 開閉扇
33 蝶番
34 つまみ
35 タンク
36 パイプ
37 バルブ
38 仕切り

Claims (7)

  1. 具材を入れた調理具に貫通穴で外部と繋がっている排気ダクト付きの蓋のような下方が開放している容器を概密接するように被せ又は具材を入れた調理具にその排気ダクトを付け、蓋のような下方が開放している容器を概密接するように被せ、調理具を熱して内部に膨張力=通風力を発生させて、その排気ダクトの先端を外部、屋外に又は換気口と接続又は換気口と離して又はレンジフード内になるように配置して臭気のような具材発生物を排出するようにした換気装置
  2. 排気ダクトに通風力を得るダクト用換気扇を設置した請求項1の換気装置
  3. 排気ダクトに具材発生物を濾過できるフィルターを設置した請求項1又は請求項2の換気装置
  4. 排気ダクト内に通風量を加減できるダンパーを設置した請求項1又は請求項2又は請求項3の換気装置
  5. 排気ダクト又は蓋のような容器を入れ子式、折尺式、折り畳み式、分解式、変形合成樹脂製にするようにして収納に場所をとらないようにした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4の換気装置
  6. 蓋を置いたまま中を点検、調理出来るように蓋に開閉扉を付けた請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5の換気装置
  7. 水蒸気爆発のようにして蓋内圧力を高める為に調理具内に水のような液体を滴下、加える請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6の換気装置
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014223136A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 日本調理機株式会社 回転釜
KR101494069B1 (ko) 2013-02-08 2015-02-16 홍순월 착탈식 연기 배출용 조리기구
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KR102591116B1 (ko) * 2023-04-12 2023-10-17 김병도 후드 형상에 따른 스커트를 구비한 조리흄 캐처 및 그 작동 방법

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