JP2013027808A - 磁化空気を用いた分解装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、通気管および通気管開口部には開閉機構が存在せず、通気管開口部は常時外気に開口し、1組の磁石による磁場の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある、廃棄物分解装置。
【選択図】 図1
Description
磁化空気を用いた廃棄物処理装置及びこれを用いた廃棄物処理方法として、例えば以下の特許文献1〜8が知られているが、いずれの装置、方法でも、実用に供することが困難であった。
特許文献2に開示された装置では、分解開始後に、空気取入口に設けられたバルブを絞ることによって、磁化空気導入量を調節することを特徴としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
特許文献3に開示された装置では、特殊なハウジング内に設置された磁石によって磁化空気を供給することを特徴としている。また、2,500〜3,000ガウスの磁束密度が採用されている。この装置の場合、1つの供給路から強力に磁化された空気を装置内に導入するため、装置内に均一に磁化空気を供給することが困難であった。しかも、磁化空気供給路には流量調整バルブが不可欠であった。
特許文献4に開示された装置では、装置内に様々な長さの、あるいは、分岐した磁気空気供給管を使用する。しかし、実際には、最適な磁気空気供給管の選択が困難であり、磁化空気管のバルブハンドルで磁化空気量を調節しつつ使用しなければならなかった。
特許文献5,6,7に開示された装置でも、磁気空気管に流量調整バルブを設け、磁化空気の流量を調節しながら使用することを前提としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
このように、特許文献1〜7に開示された磁化空気を用いた廃棄物処理装置及びこれを用いた廃棄物処理方法では、高効率で安定した廃棄物処理装置の実用化が不可能であった。また、磁化空気の流入調節手段を必須としているため、装置の構造が複雑であった。このため、設置場所やコストに応じた処理装置の小型化あるいは大型化も不可能であった。
また、特許文献8には、温水供給機能も兼ね備える装置が開示されているが、磁化空気供給管の構造の詳細は記載されていない。このためこの装置の実用化は困難であった。
さらに、特許文献1〜8に開示された装置では、排気の浄化機能が十分でなく、この点でも問題があった。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(1−1)〜(1−9)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(1−1)分解室の形状は三角柱以外の柱状である。
(1−2)分解室の底面は、全ての辺、軸、または直径の長さが30cm〜240cmの範囲にある形状を有する。
(1−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(1−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(1−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(1−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(1−7)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(1−8)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(1−9)1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(2−1)〜(2−9)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(2−1)分解室の形状は三角柱以外の多角形柱状である。
(2−2)分解室の底面は対角線の長さが30cm〜240cmの範囲にある多角形である。
(2−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(2−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(2−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(2−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(2−7)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(2−8)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(2−9)1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(3−1)〜(3−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(3−1)分解室の形状は直方体である。
(3−2)分解室の底面の隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形である。
(3−3)分解灰排出口が、側壁の1つから2つの面に設けられる。
(3−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(3−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(3−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(3−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(3−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(3−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(3−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(4−1)〜(4−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(4−1)分解室の形状は直方体あるいは立方体である。
(4−2)分解室の底面は1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形である。
(4−3)分解灰排出口が、側壁の1つから2つの面に設けられる。
(4−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(4−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(4−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(4−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(4−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(4−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(4−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(5−1)〜(5−10)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(5−1)分解室の形状は柱状である。
(5−2)分解室の底面は短軸と長軸のいずれもが30cm〜240cmの楕円形である。
(5−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(5−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(5−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(5−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(5−7)通気管の少なくとも4本が、底面の中心に対して対称な2組を形成する。
(5−8)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(5−9)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(5−10)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(6−1)〜(6−10)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(6−1)分解室の形状は円柱状である。
(6−2)分解室の底面は直径が30cm〜240cmの円形である。
(6−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(6−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(6−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(6−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(6−7)通気管の少なくとも4本が、底面の中心に対して対称な2組を形成する。
(6−8)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(6−9)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(6−10)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
本発明の分解室の底面は、全ての辺、軸、または直径の長さが30cm〜240cmの範囲にある形状を有する。これは、例えば、対角線の長さが30cm〜240cmの範囲にある多角形、隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形、1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形、短軸と長軸のいずれもが30cm〜240cmの楕円形、直径が30cm〜240cmの円形などである。1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形が、設計が簡便であり、設置が容易であるため、好ましい。
分解室の底面の全ての辺、軸、または直径の長さが30cmより短い場合には、処理可能な廃棄物の量が少なく実用的でない。分解室の底面の全ての辺、軸、または直径の長さが240cmより長い場合には、廃棄物の処理効率が下がり、実用的でない。製造コストや処理容量からみて、底面の形状は、好ましくは各辺が50cm〜200cmの長方形または正方形であり、最も好ましくは1辺が50cm〜180cmの範囲の正方形である。
分解室の高さは、分解反応の安定性、設置の簡易性からみて、底面の辺、軸、または直径の長さの0.8倍〜1.5倍となることが好ましい。中でも分解室の形状が略立方体である場合が好ましい。
分解室が直方体の場合に、通気管が上記のような対称性を欠くと、分解反応の開始が遅れ、分解が安定して継続しない。
磁石は永久磁石として知られるものであれば制限は無いが、入手容易性の面でフェライト磁石が好ましい。
上記磁石による磁力の強さは、1000ガウス〜1800ガウス、好ましくは1100ガウス〜1500ガウスの範囲にある。磁力の強さが1000ガウスよりも小さいと、上述のサイズの本発明の分解室に十分な磁化空気を供給できず、分解が継続しない。磁力の強さが1800ガウスよりも大きいと、小型の分解室にとって過剰の磁化空気が供給される場合があり、分解装置を安定して運転できない。
本発明の廃棄物の処理方法を開始する場合、まず、本発明の分解装置の底部に、あらかじめ他の分解装置で分解処理が終わった分解灰を敷設する。次に、廃棄物を廃棄物投入口から分解室に投入する。投入する廃棄物は、生ごみ、廃木材、穀物かす、プラスチック、ゴムなどのいずれの廃棄物でもよく、これらの混合物でもよい。そして、分解灰排出口から短時間で熱源を接触して加熱する。加熱後は分解灰排出口を密閉する。分解室の底面付近には、常に最適量の磁化空気が最適な流路で供給されているから、加熱後直ちに分解反応が開始し、維持される。分解の進行にしたがって、廃棄物の体積は小さくなり、均一なセラミック粒子状の分解灰として、分解室下部に堆積する。最も底面にある分解灰を排出口から定期的に取り除くことで、新たな廃棄物を投入するための空間ができる。それと同時に、廃棄物と分解灰が磁化空気通気管付近に下降し、分解反応が未処理の廃棄物にも拡大、継続する。廃棄物の投入毎に加熱する必要は無い。処理中に外部から加熱する必要はない。分解室の攪拌も不要である。磁化空気の調節も必要としない。 そして、本発明の廃棄物の処理方法では、廃棄物の高効率分解が維持されるため、ダイオキシンがほとんど発生しない。取り出された分解灰は十分に分解が終了しているため、揮発性物質を含まない。このため、分解灰の運搬や保存が容易である。分解灰は、他の分解装置の運転開始時に利用できるほか、土木建築材料として再利用できる。
(実施例1)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例2)
30本の通気管のうちの15本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を15本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例3)
実施例1、実施例2で用いた分解装置の排気管を、図5で示す排気浄化装置に連結したところ、排気の色や臭いが除去された。
(比較例1)
30本の通気管のうちの20本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を10本にした。加熱後に、分解反応が起こらず、運転不可能であった。
(比較例2)
30本の通気管の開口部を全て解放し、磁化空気が流入する通気管を30本にした。加熱後、装置内部で火炎が生じたため、消火した。この装置では廃棄物の低温分解は起こらず、磁化空気による分解処理を行うことができなかった。
(比較例3)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。次に開口する20本の通気管の開口部板を取り外し、直径30mmの通気管の端部にキングストンバルブを取り付け、通気管を開閉自在にした。あらかじめすべてのバルブを適当に絞り、加熱した。加熱後にバルブを調節して分解を維持しようとしたが、数時間たっても分解が始まらなかった。数日間、調節を試みたが、分解処理は進行しなかった。
このような特長を活かして、本発明は、災害時の移動可能な簡易型の廃棄物処理手段として利用できる。また本発明は、廃棄物の分別回収や大規模処理施設が未だ普及していない新興国において、簡便な設備で安定かつ安全に廃棄物処理を行う手段として有望である。
2:分解室
3:分解室の側壁
4:分解室の底面
5:廃棄物投入口
6:分解灰排出口
7:通気管
8:開口部
9:磁石
10:排気管
11:排気浄化装置
12:排気冷却部
13:排気の通路
14:シャワー洗浄部
15:シャワー水用フィルター
磁化空気を用いた廃棄物処理装置及びこれを用いた廃棄物処理方法として、例えば以下の特許文献1〜8が知られているが、いずれの装置、方法でも、実用に供することが困難であった。
特許文献2に開示された装置では、分解開始後に、空気取入口に設けられたバルブを絞ることによって、磁化空気導入量を調節することを特徴としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
特許文献3に開示された装置では、特殊なハウジング内に設置された磁石によって磁化空気を供給することを特徴としている。また、2,500〜3,000ガウスの磁束密度が採用されている。この装置の場合、1つの供給路から強力に磁化された空気を装置内に導入するため、装置内に均一に磁化空気を供給することが困難であった。しかも、磁化空気供給路には流量調整バルブが不可欠であった。
特許文献4に開示された装置では、装置内に様々な長さの、あるいは、分岐した磁気空気供給管を使用する。しかし、実際には、最適な磁気空気供給管の選択が困難であり、磁化空気管のバルブハンドルで磁化空気量を調節しつつ使用しなければならなかった。
特許文献5,6,7に開示された装置でも、磁気空気管に流量調整バルブを設け、磁化空気の流量を調節しながら使用することを前提としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
このように、特許文献1〜7に開示された磁化空気を用いた廃棄物処理装置及びこれを用いた廃棄物処理方法では、高効率で安定した廃棄物処理装置の実用化が不可能であった。また、磁化空気の流入調節手段を必須としているため、装置の構造が複雑であった。このため、設置場所やコストに応じた処理装置の小型化あるいは大型化も不可能であった。
また、特許文献8には、温水供給機能も兼ね備える装置が開示されているが、磁化空気供給管の構造の詳細は記載されていない。このためこの装置の実用化は困難であった。
さらに、特許文献1〜8に開示された装置では、排気の浄化機能が十分でなく、この点でも問題があった。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(3−1)〜(3−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(3−1)分解室の形状は直方体である。
(3−2)分解室の底面の隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形である。
(3−3)分解灰排出口が、側壁の1面に設けられる。
(3−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(3−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(3−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(3−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(3−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(3−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(3−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(4−1)〜(4−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(4−1)分解室の形状は直方体あるいは立方体である。
(4−2)分解室の底面は1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形である。
(4−3)分解灰排出口が、側壁の1面に設けられる。
(4−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(4−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(4−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(4−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(4−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(4−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(4−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
本発明の分解室の底面は、全ての辺の長さが30cm〜240cmの範囲にある形状を有する。これは、例えば、隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形、1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形などである。1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形が、設計が簡便であり、設置が容易であるため、好ましい。
分解室の底面の全ての辺、軸、または直径の長さが30cmより短い場合には、処理可能な廃棄物の量が少なく実用的でない。分解室の底面の全ての辺の長さが240cmより長い場合には、廃棄物の処理効率が下がり、実用的でない。製造コストや処理容量からみて、底面の形状は、好ましくは各辺が50cm〜200cmの長方形または正方形であり、最も好ましくは1辺が50cm〜180cmの範囲の正方形である。
分解室の高さは、分解反応の安定性、設置の簡易性からみて、底面の辺の長さの0.8倍〜1.5倍となることが好ましい。中でも分解室の形状が略立方体である場合が好ましい。
分解室が直方体の場合に、通気管が上記のような対称性を欠くと、分解反応の開始が遅れ、分解が安定して継続しない。
磁石は永久磁石として知られるものであれば制限は無いが、入手容易性の面でフェライト磁石が好ましい。
上記磁石による磁力の強さは、1000ガウス〜1800ガウス、好ましくは1100ガウス〜1500ガウスの範囲にある。磁力の強さが1000ガウスよりも小さいと、上述のサイズの本発明の分解室に十分な磁化空気を供給できず、分解が継続しない。磁力の強さが1800ガウスよりも大きいと、小型の分解室にとって過剰の磁化空気が供給される場合があり、分解装置を安定して運転できない。
本発明の廃棄物の処理方法を開始する場合、まず、本発明の分解装置の底部に、あらかじめ他の分解装置で分解処理が終わった分解灰を敷設する。次に、廃棄物を廃棄物投入口から分解室に投入する。投入する廃棄物は、生ごみ、廃木材、穀物かす、プラスチック、ゴムなどのいずれの廃棄物でもよく、これらの混合物でもよい。そして、分解灰排出口から短時間で熱源を接触して加熱する。加熱後は分解灰排出口を密閉する。分解室の底面付近には、常に最適量の磁化空気が最適な流路で供給されているから、加熱後直ちに分解反応が開始し、維持される。分解の進行にしたがって、廃棄物の体積は小さくなり、均一なセラミック粒子状の分解灰として、分解室下部に堆積する。最も底面にある分解灰を排出口から定期的に取り除くことで、新たな廃棄物を投入するための空間ができる。それと同時に、廃棄物と分解灰が磁化空気通気管付近に下降し、分解反応が未処理の廃棄物にも拡大、継続する。廃棄物の投入毎に加熱する必要は無い。処理中に外部から加熱する必要はない。分解室の攪拌も不要である。磁化空気の調節も必要としない。
そして、本発明の廃棄物の処理方法では、廃棄物の高効率分解が維持されるため、ダイオキシンがほとんど発生しない。取り出された分解灰は十分に分解が終了しているため、揮発性物質を含まない。このため、分解灰の運搬や保存が容易である。分解灰は、他の分解装置の運転開始時に利用できるほか、土木建築材料として再利用できる。
(実施例1)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例2)
30本の通気管のうちの15本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を15本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例3)
実施例1、実施例2で用いた分解装置の排気管を、図5で示す排気浄化装置に連結したところ、排気の色や臭いが除去された。
(比較例1)
30本の通気管のうちの20本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を10本にした。加熱後に、分解反応が起こらず、運転不可能であった。
(比較例2)
30本の通気管の開口部を全て解放し、磁化空気が流入する通気管を30本にした。加熱後、装置内部で火炎が生じたため、消火した。この装置では廃棄物の低温分解は起こらず、磁化空気による分解処理を行うことができなかった。
(比較例3)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。次に開口する20本の通気管の開口部板を取り外し、直径30mmの通気管の端部にキングストンバルブを取り付け、通気管を開閉自在にした。あらかじめすべてのバルブを適当に絞り、加熱した。加熱後にバルブを調節して分解を維持しようとしたが、数時間たっても分解が始まらなかった。数日間、調節を試みたが、分解処理は進行しなかった。
このような特長を活かして、本発明は、災害時の移動可能な簡易型の廃棄物処理手段として利用できる。また本発明は、廃棄物の分別回収や大規模処理施設が未だ普及していない新興国において、簡便な設備で安定かつ安全に廃棄物処理を行う手段として有望である。
2:分解室
3:分解室の側壁
4:分解室の底面
5:廃棄物投入口
6:分解灰排出口
7:通気管
8:開口部
9:磁石
10:排気管
11:排気浄化装置
12:排気冷却部
13:排気の通路
14:シャワー洗浄部
15:シャワー水用フィルター
特許文献2に開示された装置では、分解開始後に、空気取入口に設けられたバルブを絞ることによって、磁化空気導入量を調節することを特徴としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
特許文献3に開示された装置では、特殊なハウジング内に設置された磁石によって磁化空気を供給することを特徴としている。また、2,500〜3,000ガウスの磁束密度が採用されている。この装置の場合、1つの供給路から強力に磁化された空気を装置内に導入するため、装置内に均一に磁化空気を供給することが困難であった。しかも、磁化空気供給路には流量調整バルブが不可欠であった。
特許文献4に開示された装置では、装置内に様々な長さの、あるいは、分岐した磁気空気供給管を使用する。しかし、実際には、最適な磁気空気供給管の選択が困難であり、磁化空気管のバルブハンドルで磁化空気量を調節しつつ使用しなければならなかった。
特許文献5,6,7に開示された装置でも、磁気空気管に流量調整バルブを設け、磁化空気の流量を調節しながら使用することを前提としている。しかし、実際には全てのバルブを短時間で最適状態に調節することは困難であった。
このように、特許文献1〜7に開示された磁化空気を用いた廃棄物処理装置及びこれを用いた廃棄物処理方法では、高効率で安定した廃棄物処理装置の実用化が不可能であった。また、磁化空気の流入調節手段を必須としているため、装置の構造が複雑であった。このため、設置場所やコストに応じた処理装置の小型化あるいは大型化も不可能であった。
また、特許文献8には、温水供給機能も兼ね備える装置が開示されているが、磁化空気供給管の構造の詳細は記載されていない。このためこの装置の実用化は困難であった。
さらに、特許文献1〜8に開示された装置では、排気の浄化機能が十分でなく、この点でも問題があった。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(3−1)〜(3−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(3−1)分解室の形状は直方体である。
(3−2)分解室の底面の隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形である。
(3−3)分解灰排出口が、側壁の1面に設けられる。
(3−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(3−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(3−6)分解室底面の周辺100cm長に接する側壁当たり、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(3−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(3−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(3−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(3−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(4−1)〜(4−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(4−1)分解室の形状は直方体あるいは立方体である。
(4−2)分解室の底面は1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形である。
(4−3)分解灰排出口が、側壁の1面に設けられる。
(4−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(4−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(4−6)分解室底面の周辺100cm長に接する側壁当たり、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(4−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(4−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置
は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(4−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(4−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
本発明の分解室の底面は、全ての辺の長さが30cm〜240cmの範囲にある形状を有する。これは、例えば、隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある
長方形、1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形などである。1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形が、設計が簡便であり、設置が容易であるため、好ましい。
分解室の底面の全ての辺、軸、または直径の長さが30cmより短い場合には、処理可能な廃棄物の量が少なく実用的でない。分解室の底面の全ての辺の長さが240cmより長い場合には、廃棄物の処理効率が下がり、実用的でない。製造コストや処理容量からみて、底面の形状は、好ましくは各辺が50cm〜200cmの長方形または正方形であり、最も好ましくは1辺が50cm〜180cmの範囲の正方形である。
分解室の高さは、分解反応の安定性、設置の簡易性からみて、底面の辺の長さの0.8倍〜1.5倍となることが好ましい。中でも分解室の形状が略立方体である場合が好ましい。
て対称な位置にある。
分解室が直方体の場合に、通気管が上記のような対称性を欠くと、分解反応の開始が遅れ、分解が安定して継続しない。
磁石は永久磁石として知られるものであれば制限は無いが、入手容易性の面でフェライト磁石が好ましい。
上記磁石による磁力の強さは、1000ガウス〜1800ガウス、好ましくは1100ガウス〜1500ガウスの範囲にある。磁力の強さが1000ガウスよりも小さいと、上述のサイズの本発明の分解室に十分な磁化空気を供給できず、分解が継続しない。磁力の強さが1800ガウスよりも大きいと、小型の分解室にとって過剰の磁化空気が供給される場合があり、分解装置を安定して運転できない。
(実施例1)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例2)
30本の通気管のうちの15本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を15本にした。加熱後すぐに分解反応が開始し、その後も安定した分解が進んだ。排気ガスの成分を分析したところ、ダイオキシン含有量は基準値以下であった。
(実施例3)
実施例1、実施例2で用いた分解装置の排気管を、図5で示す排気浄化装置に連結したところ、排気の色や臭いが除去された。
(比較例1)
30本の通気管のうちの20本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を10本にした。加熱後に、分解反応が起こらず、運転不可能であった。
(比較例2)
30本の通気管の開口部を全て解放し、磁化空気が流入する通気管を30本にした。加熱後、装置内部で火炎が生じたため、消火した。この装置では廃棄物の低温分解は起こらず、磁化空気による分解処理を行うことができなかった。
(比較例3)
30本の通気管のうちの10本の通気管の開口部をステンレス鋼板で覆い、磁化空気が流入する通気管を20本にした。次に開口する20本の通気管の開口部板を取り外し、直径30mmの通気管の端部にキングストンバルブを取り付け、通気管を開閉自在にした。あらかじめすべてのバルブを適当に絞り、加熱した。加熱後にバルブを調節して分解を維持しようとしたが、数時間たっても分解が始まらなかった。数日間、調節を試みたが、分解処理は進行しなかった。
このような特長を活かして、本発明は、災害時の移動可能な簡易型の廃棄物処理手段として利用できる。また本発明は、廃棄物の分別回収や大規模処理施設が未だ普及していない新興国において、簡便な設備で安定かつ安全に廃棄物処理を行う手段として有望である。
2:分解室
3:分解室の側壁
4:分解室の底面
5:廃棄物投入口
6:分解灰排出口
7:通気管
8:開口部
9:磁石
10:排気管
11:排気浄化装置
12:排気冷却部
13:排気の通路
14:シャワー洗浄部
15:シャワー水用フィルター
Claims (10)
- 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(1−1)〜(1−9)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(1−1)分解室の形状は三角柱以外の柱状である。
(1−2)分解室の底面は、全ての辺、軸、または直径の長さが30cm〜240cmの範囲にある形状を有する。
(1−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(1−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(1−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(1−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(1−7)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(1−8)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(1−9)1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
- 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、しかも、以下の条件(2−1)〜(2−9)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(2−1)分解室の形状は三角柱以外の多角形柱状である。
(2−2)分解室の底面は対角線の長さが30cm〜240cmの範囲にある多角形である。
(2−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(2−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(2−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(2−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(2−7)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(2−8)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(2−9)1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。 - 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、以下の条件(3−1)〜(3−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(3−1)分解室の形状は直方体である。
(3−2)分解室の底面の隣り合う2辺のいずれもが30cm〜240cmの範囲にある長方形である。
(3−3)分解灰排出口が、側壁の1つから2つの面に設けられる。
(3−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(3−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(3−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(3−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(3−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(3−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(3−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(3−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。
- 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、以下の条件(4−1)〜(4−12)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(4−1)分解室の形状は直方体あるいは立方体である。
(4−2)分解室の底面は1辺が30cm〜240cmの範囲にある正方形である。
(4−3)分解灰排出口が、側壁の1つから2つの面に設けられる。
(4−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(4−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(4−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(4−7)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の数は同じである。
(4−8)対向する1組の分解灰排出口の設けられていない側壁において、通気管の位置は、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−9)分解灰排出口の設けられた側壁にある通気管の少なくとも2本が、該側壁と対向する側壁に設けられた通気管と、底面の対角線の交点に対して対称な位置にある。
(4−10)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(4−11)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(4−12)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。 - 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、以下の条件(5−1)〜(5−10)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(5−1)分解室の形状は柱状である。
(5−2)分解室の底面は短軸と長軸のいずれもが30cm〜240cmの楕円形である。
(5−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(5−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(5−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(5−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(5−7)通気管の少なくとも4本が、底面の中心に対して対称な2組を形成する。
(5−8)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(5−9)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(5−10)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。 - 分解室、分解室の上部に設けられた廃棄物投入口、分解室の下部に設けられた分解灰排出口、分解室の側壁を貫通し分解室外の空気を分解室内部に導入する通気管、分解室外にある通気管の端部に設けられた開口部、開口部の外側に設置された対向する1組の磁石、分解室で発生する排気ガスを放出する排気管を備え、以下の条件(6−1)〜(6−10)の条件を満たすことを特徴とする、廃棄物分解装置。
(6−1)分解室の形状は円柱状である。
(6−2)分解室の底面は直径が30cm〜240cmの円形である。
(6−3)分解灰排出口が、側壁に1つから2つ設けられる。
(6−4)通気管は、分解室の側壁高さの半分以下に位置する。
(6−5)分解灰排出口の中心を通り且つ分解室の底面に垂直な面で、分解室を左右に二等分した場合、通気管の数は左右で同じである。
(6−6)分解室の底面の周囲100cmに接する側壁に、通気管が3〜6本の範囲で設けられる。
(6−7)通気管の少なくとも4本が、底面の中心に対して対称な2組を形成する。
(6−8)通気管開口部が、直径が2mm〜15mmの円形である。
(6−9)通気管および上記通気管開口部には開閉機構が存在せず、上記通気管開口部は常時外気に開口する。
(6−10)上記1組の磁石によるそれぞれの磁力の強さは1000ガウス〜1800ガウスの範囲にある。 - さらに、排気浄化装置を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の廃棄物分解装置。
- 排気浄化装置が、排ガスフィルターを備えることを特徴とする、請求項7に記載の廃棄物分解装置。
- 排気浄化装置が、排気冷却部、シャワー洗浄部、シャワー水用フィルターを備えることを特徴とする、請求項7に記載の廃棄物分解装置。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の廃棄物分解装置を用いることを特徴とする廃棄物処理方法。
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