JP2013027264A - 腕金支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】片持ち状の腕金が容易に回転しない腕金支持装置を提供する。
【解決手段】腕金支持装置10は、連結枠体1と一対のバンド部材20・21を備える。連結枠体1は、腕金1aを水平に片持ち状に支持する。バンド部材20・21は、連結枠体1に連結し、電柱Pbの外周を包囲するように締結する。一方のバンド部材20と電柱Pbの外周との間に配置される板ナット20nを更に備え、一方のバンド部材20を挟持するように、板ナット20nにボルト20vを締結し、ボルト20vのねじ部が電柱Pbに設けた腕金取り付け用の貫通穴4hに挿入することにより、電柱Pbに対して腕金支持装置10が回転することを防止できる。そして、腕金1aが回転しないように、電柱Pbに確実に支持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、腕金支持装置に関する。特に、電線・ケーブル類を架設する片持ち状の腕金が容易に回転しないように、電柱に支持する腕金支持装置の構造に関する。
一般に、電線・ケーブル類を架設する腕金は、電柱の外周を挟持する一対の円弧状のバンド部材により、電柱に支持されている。これらのバンド部材は、それらの一部を屈曲して、対向するように外方に突出した一対の挟持片を設けている。そして、これらの挟持片は、水平方向に配置された腕金を片持ち状に支持している。このような、水平方向に配置され、片持ち状に支持された腕金は、その支持された形態から、槍出しアームと呼ばれている。
ところで、この槍出しアームは、風などによる変動する荷重(繰り返し荷重)が作用し、槍出しアームの基端部を支持する一対の挟持片に応力が集中して、破損に至る心配がある。このため、集中応力が発生せず、容易に破損することのないように、一対の挟持片の屈曲部に補強用の打ち出しリブを設けた電柱用バンド部材が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、電柱は、一般に、上方に向かって縮径するテーパー形状に形成されている。このため、電柱の外周を挟持する一対の円弧状のバンド部材は、上方に移動すると、電柱への締め付け力が弱まり、槍出しアームが下り傾斜するように、傾く心配があった。そして、このような不具合を解決するため、電柱に既設された腕金支持装置に支持された槍出しアームの傾きを防止する補強器具が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2による補強器具は、槍出しアームを支持する一組の第1バンド部材の内、上方に配置された第1バンド部材の上部に隣接された上部バンド部材と、下方に配置された第1バンド部材の下部に隣接された下部バンド部材と、上部バンド部材と下部バンド部材との距離を一定に保つように連結した連結部材と、を備えて構成され、一組の第1バンド部材が上方に移動することが阻止され、これにより槍出しアームの傾きを防止できる、としている。
特開2002−152975号公報 特開2009−118565号公報
特許文献1による電柱用バンド部材は、一対の挟持片の屈曲部に補強用の打ち出しリブを設けたので、容易に破損しないとしている。しかし、風などで槍出しアームを突き上げるような力が作用すると、電柱はテーパー形状に形成されているので、電柱への締め付け力が弱まり、槍出しアームが電柱の周りを旋回するように回転するという心配がある。バンド部材の上下方向の移動を阻止でき、槍出しアームが容易に回転しない腕金支持装置が求められている。
又、特許文献2による補強器具は、一組の第1バンド部材が上方にスライドすることを阻止できるが、一組の第1バンド部材は、上部バンド部材及び下部バンド部材に連結しておらず、かつ、電柱を挟持しているだけなので、槍出しアームに横風が繰り返し作用すると、槍出しアームが電柱の周りを旋回するように回転するという心配がある。槍出しアームが容易に回転しない腕金支持装置が求められている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電線・ケーブル類を架設する片持ち状の腕金が容易に回転しないように、電柱に支持する腕金支持装置を提供することを目的とする。
本発明者は、腕金を水平に片持ち状に支持するC形チャンネル状の連結枠体と、電柱を挟持する一対の帯状のバンド部材と、で腕金支持装置を構成し、一方のバンド部材と電柱の外周との間に配置される板ナットを設け、一方のバンド部材を挟持するように、板ナットにボルトを締結し、このボルトのねじ部が電柱の高さ方向に規則的に開口した腕金取り付け用の貫通穴に挿入されることにより、片持ち状の腕金が容易に回転しないようにできると考え、これに基づいて、以下のような新たな腕金支持装置を発明するに至った。
(1)本発明による腕金支持装置は、腕金を片持ち状に支持するC形チャンネル状の連結枠体と、この連結枠体に連結し、電柱の外周を包囲するように締結する一対の帯状のバンド部材と、一方の前記バンド部材と前記電柱の外周との間に配置される板ナットと、この板ナットに締結するボルトと、備え、一方の前記バンド部材は、その長手方向に沿って、前記ボルトのねじ部が挿入可能な長穴を幅方向の中央部に有し、前記板ナットは、中央部に設けられ、前記ボルトのねじ部が螺合可能な雌ねじ部と、一方の前記バンド部材の幅方向の両端縁に嵌合すると共に、一方の面の両翼に突出する一対の段差と、を有し、一方の前記バンド部材を挟持するように、前記板ナットに前記ボルトを締結した状態では、前記ボルトのねじ部は、前記板ナットの他方の面から突出して、前記電柱の高さ方向に開口した腕金取り付け用の貫通穴に挿入されている。
(2)本発明による腕金支持装置は、前記板ナット及び前記ボルトをそれぞれ二つ有し、前記電柱の軸中心を間に対向するように、一対の前記板ナットを配置し、一方の前記バンド部材を挟持するように、前記板ナットに前記ボルトを締結した状態では、前記ボルトのねじ部は、前記板ナットの他方の面から突出して、前記貫通穴の両端部側から挿入されてもよい。
(3)前記ボルトの頭部の座面の直径は、一方の前記バンド部材の幅と略同じになっていることが好ましい。
(4)前記ボルトの頭部の座面が接触する、一方の前記バンド部材の一方の面は、摩擦係数の大きい粗面加工が施されていることが好ましい。
(5)一方の前記バンド部材は、前記電柱の半周面を囲うように中央部が円弧状に湾曲した締付バンドと、この締付バンドの両端部側に形成され、相反する向きに屈曲した第1把持片にねじ部材とナットで締結される一対の連結バンドと、を有し、この連結バンドは、一端部側に形成され、前記第1把持片に締結される第2把持片と、他端部側に環状に形成され、前記連結枠体と軸ピンで連結するループ片と、を設けていることが好ましい。
本発明による腕金支持装置は、腕金を水平に片持ち状に支持するC形チャンネル状の連結枠体と、電柱を挟持する一対の帯状のバンド部材と、で構成し、一方のバンド部材と電柱の外周との間に配置される板ナットを設け、一方のバンド部材を挟持するように、板ナットにボルトを締結し、このボルトのねじ部が電柱に設けた腕金取り付け用の貫通穴に挿入されることにより、電柱に対して腕金が回転することを防止できる。
又、本発明による腕金支持装置は、一方のバンド部材がその長手方向に沿って、ボルトのねじ部が挿入可能な長穴を幅方向の中央部に有するので、腕金取り付け用の貫通穴の方向に制約されないという利点がある。
本発明の一実施形態による腕金支持装置の構成を示す正面図である。 前記実施形態による腕金支持装置に備わる連結枠体を電柱の取り付け面側から観た斜視図である。 前記実施形態による腕金支持装置の構成を示す平面図であり、一本のボルトが任意の角度で電柱の貫通穴に挿入されている状態図である。 前記実施形態による腕金支持装置に備わる他方のバンド部材の構成を示す平面図である。 前記実施形態による腕金支持装置に備わる一方のバンド部材の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による腕金支持装置に備わる一方のバンド部材の要部を拡大した縦断面図である。 前記実施形態による腕金支持装置の構成を示す平面図であり、二本のボルトが任意の角度で電柱の貫通穴の両端部側から挿入されている状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[腕金支持装置の構成]
最初に、本発明の一実施形態による腕金支持装置の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による腕金支持装置の構成を示す正面図である。図2は、前記実施形態による腕金支持装置に備わる連結枠体を電柱の取り付け面側から観た斜視図である。図3は、前記実施形態による腕金支持装置の構成を示す平面図であり、一本のボルトが任意の角度で電柱の貫通穴に挿入されている状態図である。図4は、前記実施形態による腕金支持装置に備わる他方のバンド部材の構成を示す平面図である。
図1から図4を参照すると、本発明の実施形態による腕金支持装置10は、C形チャンネル状の連結枠体1と一対の帯状のバンド部材20・21を備えている。連結枠体1は、角パイプからなる腕金1aを水平に片持ち状に支持している。又、連結枠体1は、一対のバンド部材20・21に連結している。一方のバンド部材20は、電柱Pbの外周を包囲するように締結している。同様に、他方のバンド部材21は、電柱Pbの外周を包囲するように締結している。
図1から図4を参照すると、連結枠体1は、中央部片12aと一対の対向する側部片12b・12bを設けている。中央部片12aは、電柱Pbの軸方向と略平行に延びている。又、中央部片12aは、その外面が湾曲しており、電柱Pbの外周に部分的に当接できる。
図1又は図3及び図4を参照すると、一対の側部片12b・12bは、中央部片12aの両翼が略直角に折り曲げられて、略平行に延びている。そして、一対の側部片12b・12bは、一対のコッターピン3・3が挿入される第1係合穴(図示せず)を上部に開口している。
一方、図1又は図3及び図4を参照すると、腕金1aは、一対のコッターピン3・3が挿入される第2係合穴(図示せず)を基端部に開口している。そして、第1係合穴と第2係合穴とを一致させて、一対のコッターピン3・3を挿入することにより、腕金1aを連結枠体1に片持ち状に支持している。なお、コッターピン3の先端部には、抜け止め用のピン3pを圧入している。
図1又は図4を参照すると、他方のバンド部材21は、一対の分割された締付バンド片21a・21aで構成している。これらの締付バンド片21a・21aは、電柱Pbの外周をその両側から囲うように、中央部が円弧状に湾曲している。なお、一方のバンド部材20の構成は、後述する。
図1又は図4を参照すると、一対の締付バンド片21a・21aは、それらの一端部側に挟持片21b・21bを形成している。これらの挟持片21b・21bは、ボルト部材21vとナット21nとで締結している。又、一対の締付バンド片21a・21aは、それらの他端部側に環状に形成されたループ片21c・21cを有している。これらのループ片21c・21cは、軸ピン21pが貫通されて、連結枠体1に連結している。
図1から図4を参照すると、連結枠体1は、一対のC形チャンネル状の電柱取り付け脚13・13を更に備えている。電柱取り付け脚13は、中央部片12aの幅方向を横断するように配置されている。実施形態では、電柱取り付け脚13は、連結枠体1に溶接で結合している。そして、電柱取り付け脚13は、その両端部が中央部片12aの幅方向に突出している。
又、図2を参照すると、電柱取り付け脚13は、湾曲した端縁13aと軸ピン21pが嵌合する嵌合穴13hを有している。端縁13aは、電柱Pbの外周に部分的に当接できる。嵌合穴13hは、電柱取り付け脚13の両端部に形成されている。嵌合穴13hとループ片21cの穴を一致させて、軸ピン21pを挿通すると、一対の締付バンド片21a・21aと電柱取り付け脚13を連結できる(図1又は図4参照)。
引き続き、実施形態による腕金支持装置10の構成を説明する。図5は、前記実施形態による腕金支持装置に備わる一方のバンド部材の構成を示す斜視分解組立図である。図6は、前記実施形態による腕金支持装置に備わる一方のバンド部材の要部を拡大した縦断面図である。図7は、前記実施形態による腕金支持装置の構成を示す平面図であり、二本のボルトが任意の角度で電柱の貫通穴の両端部側から挿入されている状態図である。
図3又は図5を参照すると、一方のバンド部材20は、締付バンド201と一対の連結バンド202・202で構成している。締付バンド201は、電柱Pbの半周面を囲うように、中央部が円弧状に湾曲している。又、締付バンド201は、その両端部側に形成され、相反する向きに屈曲した一対の第1把持片211・211を有している。
又、図5を参照すると、連結バンド202は、一端部側に形成された第2把持片212と、他端部側に環状に形成されたループ片222を有している。第2把持片212は、第1把持片211に近接するように、皿ねじ20sとナット(図示せず)で挟持されている。ループ片222は、連結枠体1と軸ピン21pで連結することができる(図1参照)。
図1又は図3及び図5又は図6を参照すると、腕金支持装置10は、板ナット20nとボルト20vを更に備えている。板ナット20nは、一方のバンド部材20と電柱Pbの外周との間に配置されている。板ナット20nは、ボルト20vのねじ部が螺合可能な雌ねじ部2fsを中央部に設けている(図5参照)。そして、ボルト20vは、板ナット20nに締結することができる(図6参照)。
図3及び図5を参照すると、第2把持片212が第1把持片211に近接するように、皿ねじ20sとナット(図示せず)で挟持すると、締付バンド201の略平行に延びる両端部が湾曲するように変形して、電柱Pbの外周を半周以上密着できる。
図5を参照すると、締付バンド201は、その長手方向に沿って、ボルト20vのねじ部が挿入可能な長穴20hを幅方向の中央部に有している。又、図5及び図6を参照すると、板ナット20nは、一方の面の両翼に突出する一対の段差20d・20dを有している。そして、図6に示されるように、これらの段差20d・20dの間に、一方のバンド部材20の幅方向の両端縁を嵌合できる。
図5又は図6を参照すると、ボルト20vの頭部の座面の直径は、一方のバンド部材20(締付バンド201)の幅と略同じになっていることが好ましい。又、ボルト20vの頭部の座面が接触する、締付バンド201の一方の面は、摩擦係数の大きい粗面加工が施されていることが好ましい。これにより、振動などによるボルト20vの緩みを防止できる。
図6を参照すると、一方のバンド部材20を挟持するように、板ナット20nにボルト20vを締結している。図6に示された状態では、ボルト20vのねじ部は、板ナット20nの他方の面から突出して、電柱Pbの先端部側に設けた腕金取り付け用の貫通穴4hに挿入している。
図3又は図5を参照して、電柱Pbの高さ方向に規則的に開口した腕金取り付け用の貫通穴4hと、板ナット20nに設けた雌ねじ部2fsとを一致させて、締付バンド201を挟持するためにボルト20vを板ナット20nに締結し、更にボルト20vのねじ部を貫通穴4hに挿入することにより、電柱Pbに対して腕金が回転することを防止できる。なお、図3又は図5を参照すると、腕金支持装置10は、電柱Pbの最上部に開口した貫通穴4hを利用した実施例を示している。
図7を参照して、腕金支持装置10は、板ナット20n及びボルト20vをそれぞれ二つ有している。図7を参照すると、電柱Pbの軸中心を間に対向するように、一対の板ナット20n・20nを配置している。
図7に示すように、貫通穴4hと板ナット20nに設けた雌ねじ部2fsとを一致させて(図5参照)、締付バンド201を挟持するためにボルト20vを板ナット20nに締結し、更にボルト20vのねじ部を貫通穴4hの両端部側から挿入することにより、電柱Pbに対して腕金が回転することをより確実に防止できる。
[腕金支持装置の作用]
次に、実施形態による腕金支持装置10の組立手順の一例を説明しながら、腕金支持装置10の構成を補足すると共に、腕金支持装置10の作用及び効果を説明する。
図1又は図4を参照して、最初に、連結枠体1を組み立てる。腕金1aの基端部を一対の側部片12b・12bの間に挿入し、一対の側部片12b・12bに設けた第1係合穴と腕金1aに設けた第2係合穴を一致させて、一対のコッターピン3・3を挿入する。次に、コッターピン3の先端部に抜け止め用のピン3pを圧入して、腕金1aを連結枠体1に支持できる。
次に、図1から図4を参照して、他方のバンド部材21を組み立てる。一対の締付バンド片21a・21aが開いた状態で、ループ片21cに設けた貫通穴と電柱取り付け脚13の端部に設けた嵌合穴13hを一致させて、軸ピン21pを挿入する。次に、軸ピン21pの先端部に抜け止め用のピンを圧入して、一対の締付バンド片21a・21aを連結枠体1に連結できる。
次に、図1又は図3を参照して、電柱Pbの外周を囲うように、一対の締付バンド片21a・21aを閉じて、互いの挟持片21b・21bを対向させる。次に、これらの挟持片21b・21bが互いに近づくように、ボルト部材21vとナット21nで締結する。この場合、これらの挟持片21b・21bを緩やかに締結しておくことが好ましく、腕金支持装置10を電柱Pbに仮固定する。
次に、一方のバンド部材20を組み立てる。図3又は図5を参照して、一対の連結バンド202・202が開いた状態で、ループ片222に設けた貫通穴と電柱取り付け脚13の端部に設けた嵌合穴13hを一致させて、軸ピン21pを挿入する。次に、軸ピン21pの先端部に抜け止め用のピンを圧入して、一対の連結バンド202・202を連結枠体1に連結できる。
次に、図3又は図5を参照して、電柱Pbの外周を囲うように、一対の連結バンド202・202を閉じると共に、一対の連結バンド202・202と締付バンド201を対向させる。次に、第1把持片211と第2把持片212が互いに近づくように、皿ねじ20sとナットで締結する。この場合、貫通穴4hと板ナット20nに設けた雌ねじ部2fsとを一致させて、板ナット20nを締付バンド201と電柱Pbの外周との間に配置しておくことが好ましい。
次に、図3又は図5に示すように、締付バンド201を挟持するためにボルト20vを板ナット20nに締結し、更にボルト20vのねじ部を貫通穴4hに挿入することにより、電柱Pbに対して腕金支持装置10が回転することを防止できる。そして、一連の組立作業を終了する。なお、上述した組立手順は、一例を示したものであって、これに限定されない。適宜な組立手順を選択できる。
図1から図4を参照すると、実施形態による腕金支持装置10は、腕金1aを水平に片持ち状に支持するC形チャンネル状の連結枠体1と、連結枠体1と連結する一対の帯状のバンド部材20・21で構成している。
図1から図7を参照すると、実施形態による腕金支持装置10は、一方のバンド部材20と電柱Pbの外周との間に配置される板ナット20nを設け、一方のバンド部材20を挟持するように、板ナット20nにボルト20vを締結し、ボルト20vのねじ部が電柱Pbに設けた腕金取り付け用の貫通穴4hに挿入されることにより、腕金支持装置10が電柱Pbの回りを回転することを防止できる。
このように、実施形態による腕金支持装置10は、電柱Pbに対して腕金1aが回転することを防止できる。図3及び図5を参照すると、実施形態による腕金支持装置10は、一方のバンド部材20がその長手方向に沿って、ボルト20vのねじ部が挿入可能な長穴20hを幅方向の中央部に有するので、腕金取り付け用の貫通穴4hの方向に制約されないという利点がある。つまり、電柱Pbへの施工が容易になるといる利点がある。
本発明の実施形態による腕金支持装置を用いて、工事を実施すれば、片持ち状に支持された腕金、いわゆる、槍出しアームを電柱に確実に支持できるので、槍出しアームが強風や振動などで容易に回転できないようにでき、信頼性及び安全性が向上する。
又、本発明の実施形態による腕金支持装置を用いることによって、既存の腕金支持金物より軽量化でき、組立作業が効率化することを期待できる。
本発明は、テーパーを有するコンクリート柱に好適な腕金支持装置を開示したが、実施形態による腕金支持装置は、テーパーを有する鋼管柱にも適用できる。又、このコンクリート柱は、送電、配電、通信及び信号などを用途としてもよく、鉄道又は軌道における電線路を用途としてもよい。
1 連結枠体
1a 腕金
2fs 雌ねじ部
4h 貫通穴(腕金取り付け用の貫通穴)
10 腕金支持装置
20 バンド部材(一方のバンド部材)
20d・20d 一対の段差
20h 長穴
20n 板ナット
20v ボルト
21 バンド部材(他方のバンド部材)
Pb 電柱

Claims (3)

  1. 腕金を片持ち状に支持するC形チャンネル状の連結枠体と、
    この連結枠体に連結し、電柱の外周を包囲するように締結する一対の帯状のバンド部材と、
    一方の前記バンド部材と前記電柱の外周との間に配置される板ナットと、
    この板ナットに締結するボルトと、備え、
    一方の前記バンド部材は、その長手方向に沿って、前記ボルトのねじ部が挿入可能な長穴を幅方向の中央部に有し、
    前記板ナットは、
    中央部に設けられ、前記ボルトのねじ部が螺合可能な雌ねじ部と、
    一方の前記バンド部材の幅方向の両端縁に嵌合すると共に、一方の面の両翼に突出する一対の段差と、を有し、
    一方の前記バンド部材を挟持するように、前記板ナットに前記ボルトを締結した状態では、前記ボルトのねじ部は、前記板ナットの他方の面から突出して、前記電柱の高さ方向に開口した腕金取り付け用の貫通穴に挿入されている腕金支持装置。
  2. 前記板ナット及び前記ボルトをそれぞれ二つ有し、
    前記電柱の軸中心を間に対向するように、一対の前記板ナットを配置し、
    一方の前記バンド部材を挟持するように、前記板ナットに前記ボルトを締結した状態では、前記ボルトのねじ部は、前記板ナットの他方の面から突出して、前記貫通穴の両端部側から挿入されている請求項1記載の腕金支持装置。
  3. 一方の前記バンド部材は、
    前記電柱の半周面を囲うように中央部が円弧状に湾曲した締付バンドと、
    この締付バンドの両端部側に形成され、相反する向きに屈曲した第1把持片にねじ部材とナットで締結される一対の連結バンドと、を有し、
    この連結バンドは、
    一端部側に形成され、前記第1把持片に締結される第2把持片と、
    他端部側に環状に形成され、前記連結枠体と軸ピンで連結するループ片と、を設けている請求項1又は2記載の腕金支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046998A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 中国電力株式会社 腕金支持金具の補強金具及び腕金支持装置

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