JP2013023423A - セメント製造設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩素濃度が低い仮焼炉排ガスの混入を防いで、塩素濃度が高いキルン排ガスの一部を抽気することにより、少量の排ガス抽気によって効率的にセメントキルン内の塩素濃度を低減させることができる塩素バイパス装置を備えたセメント製造設備を提供する。
【解決手段】セメントキルン1の窯尻部2から立ち上がる排ガス管9の導管傾斜部14に接続された仮焼炉の排気ダクト16の下面16aに、水平面に対して20〜60°の範囲の傾斜角度αで導管傾斜部14側へと突出する整流壁20を形成するとともに、整流壁の下端縁20aと導管傾斜部の対向壁面14aとの間隔を、両者間における排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガスの一部とともに系内の塩素分を抽気して除去する塩素バイパス装置を備えたセメン製造設備に関するものである。
図5および図6は、一般的な従来のセメント製造設備を示すものである。
このセメント製造設備は、セメント原料を焼成するためのセメントキルン1と、このセメントキルン1の窯尻部2に設けられた複数のサイクロン4a〜4dを備えたプレヒータ4と、このプレヒータ4の最下段のサイクロン4dからセメント原料をセメントキルン1の窯尻部2に供給するシュート5と、最上段のサイクロン4aに接続されて燃焼排ガスを排出する排気ファン6を有する排気ライン7と、窯前3に設けられてセメントキルン1の内部を加熱するための主バーナ8とを備え、さらに3段目のサイクロン4cと4段目のサイクロン4dとの間に、下端部にセメントキルン1の窯尻部2から排ガス管9を通じて高温の排ガスが導入されるとともに、内部に微粉炭の燃焼装置を有する仮焼炉10が設けられたものである。
そして、上記セメントクリンカの製造設備においては、最上段のサイクロン4aに供給された上記セメント原料が、順次下方のサイクロン4へと落下するにしたがって、下方から上昇するセメントキルン1からの高温の排ガスによって予熱された後に、サイクロン4cから抜き出されて仮焼炉10に送られ、この仮焼炉10において仮焼された後に、最下段のサイクロン4dからシュート5を介してセメントキルン1の窯尻部2に導入され、軸線廻りに回転駆動されるセメントキルン1内を、窯尻部2側から窯前3へと送られる過程において焼成されてセメントクリンカになる。
他方、セメントキルン1から排出された燃焼排ガスは、排ガス管9において仮焼炉10からの排ガスが混合された後に、最下段のサイクロン4dへと送られ、順次上方のサイクロン4へと送られて、上記セメント原料を予熱するとともに、最終的には最上段のサイクロン4aの上部から、排気ファン6によって排気ライン7を介して排気されて行くようになっている。
このようなセメント製造設備においては、セメント原料に含まれる塩素分や燃料の一部として投入したプラスチック等の廃棄物に含まれる塩素分が、セメントキルン1内における高温(約1400℃)雰囲気下において、主にKClやNaCl等のアルカリ塩化物として揮発して排ガス中に移行する。そして、この排気ガスは、セメントキルン1の窯尻部2からプレヒータ4側に排気されて順次下方から上方のサイクロン4d〜4aへと上昇する際に、セメント原料を予熱することにより冷却され、当該排ガス中に含まれる塩素分が再びセメント原料側に移行してしまう。
この結果、塩素分は上記セメントキルン1およびプレヒータ4からなる系内を循環するために、新たに上記燃料あるいはセメント原料から系内に持ち込まれる塩素分等によって、内部の塩素濃度が徐々に上昇し、ひいてはプレヒータ4のサイクロンを閉塞させ、運転に支障をきたす。
そこで近年、上記セメント製造設備には、系内の塩素分を除去するための塩素バイパス装置が設けられている。
この塩素バイパス装置は、窯尻部2からの排ガス管9に接続されて、排ガスの一部を抜き出すとともに冷却する抽気管11と、この抽気管11によって抜き取られた排ガスから、粒径の大きなセメント原料を分離して除去するサイクロン12と、このサイクロン12を経た排ガスに含まれる塩素分を捕集するバッグフィルター13とから概略構成されたものである。
上記塩素バイパス装置によれば、定期的に、抽気管11によってセメントキルン1から排ガス管9を介して排出される排ガスの一部を抜き取り、冷却することで塩素分をアルカリ塩化物として、後段のバッグフィルター13において回収することにより、系内の塩素濃度が上昇することを防止することができる。
ところで、一般に上記構成からなるセメント製造設備においては、図6に示すように、軸線を略水平としたセメントキルン1の窯尻部2から排出された排ガスを、加熱源として上方のプレヒータ4へと供給するために、セメントキルン1の窯尻部2に接続された排ガス管9が、当該窯尻部2からキルン排ガス(イ)の下流側に向けて漸次上方へ傾斜する導管傾斜部14と、この導管傾斜部14の上端部に接続されて排ガス(イ)をプレヒータ4へ導くライジングダクト(鉛直部)15とから形成されている。
そして、導管傾斜部14の上側面に、仮焼炉10の排気ダクト16が接続されるとともに、この排気ダクト16と窯尻部2との間の導管傾斜部14の上側面に、塩素バイパス装置の抽気管11が接続されている。ここで、仮焼炉10からの排気ダクト16は、通常、仮焼炉排ガス(ロ)に同伴した原料ダストと、セメントキルン1からの排ガス(イ)との熱交換が効率良く行われるように、極力窯尻部2側に近接するように設けられている。
この結果、図中一点鎖線で示すように、排気ダクト16から排出される仮焼炉排ガス(ロ)の一部が、窯尻部2側に向けて降下し、キルン排ガス(イ)の一部とともに、塩素バイパス装置の抽気管11から抜き出されるという現象が生じている(図7に示す解析結果を参照)。
ところが、塩素バイパス装置においては、極力塩化物ガス濃度が高いキルン排ガス(イ)を少量抽気することを前提として設計されているのに対して、上記仮焼炉排ガス(ロ)は、キルン排ガス(イ)と比較して、塩化物ガスの濃度が低いために、実際の操業においては、仮焼炉排ガス(ロ)によって塩化物ガス濃度が希釈された排ガスを抽気管11から抜き出していることになる。
この結果、設計仕様通りにセメントキルン1内の塩化物ガス濃度を低下させることが難しいという問題点があった。そこで、塩素バイパス装置における脱塩素量を増加させて、セメントキルン1内における所定の塩化物ガス濃度の低減効果を得るために、抽気管11において抽気する排ガスの量を増大させると、系内における熱ロスが過多になり、クリンカの製造コストが増加して生産性が悪化するという問題点があった。
なお、この種の仮焼炉および塩素バイパス装置を備えた従来のセメント製造設備としては、例えば下記特許文献1、2において開示されているものが知られている。
特許第3503402号公報 特許第4093168号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、塩素濃度が低い仮焼炉排ガスの混入を防いで、当該塩素濃度が高いキルン排ガスの一部を抽気することにより、少量の排ガス抽気によって効率的にセメントキルン内の塩素濃度を低減させることができる塩素バイパス装置を備えたセメント製造設備を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、プレヒータで予熱された上記セメント原料を仮焼する仮焼炉と、この仮焼炉で仮焼された上記セメント原料を焼成するセメントキルンと、このセメントキルンの窯尻部から排出された排ガスを上記プレヒータに供給する排ガス管と、この排ガス管に接続されて上記排ガスの一部を抜き出す塩素バイパス装置とを備え、上記排ガス管は、上記窯尻部から上記排ガスの下流側に向けて漸次上方へ傾斜する導管傾斜部と、この導管傾斜部の上端部に接続されて上記排ガスを上記プレヒータへ導くライジングダクトとを有し、上記導管傾斜部の上側面に上記仮焼炉の排気ダクトが接続されるとともに、当該排気ダクトと上記窯尻部との間の上記導管傾斜部に、上記塩素バイパス装置の抽気管が接続されたセメント製造設備において、上記仮焼炉の排気ダクトの下面に、水平面に対して20〜60°の範囲の傾斜角度で上記導管傾斜部側へと突出する整流壁を形成するとともに、上記整流壁の下端縁と上記導管傾斜部の対向壁面との間隔を、当該下端縁と対向面との間における排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の本願発明に係るセメント製造設備によれば、仮焼炉の排気ダクトの下面に、水平面に対して20〜60°の範囲の傾斜角度で導管傾斜部側へと突出する整流壁を形成し、かつこの整流壁の下端縁と導管傾斜部の対向壁面との間隔を、両者間の排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定している。
このため、後述する実験結果から明らかなように、排気ダクトからの仮焼炉排ガスがセメントキルンの窯尻部側へと降下することを防止して、もっぱら塩素濃度が高いキルン排ガスを抽気管から塩素バイパス装置へと送ることができ、よって少量の排ガス抽気によって効率的にセメントキルン内の塩素濃度を低減させることができる。
なお、仮焼炉の排気ダクトに形成する上記整流壁の水平面に対する傾斜角度を20〜60°とした理由は、当該傾斜角度が60°を超えると、排気ダクトからの仮焼炉排ガスが窯尻部側に降下して塩素バイパス装置の抽気管から抜き出される可能性が高くとともに、上記仮焼炉排ガスの流れがセメントキルンの窯尻部側からのキルン排ガスの流れを妨げて、当該排ガス流に圧力損失を与えるからであり、他方20°に満たないと、当該整流壁に仮焼炉排ガス中の原料ダストが堆積して操業に支障を生じるおそれがあるからである。
また、整流壁の下端縁と導管傾斜部の対向壁面との間隔を、両者間の排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定したのは、上記排ガス平均流速が15m/sに満たないと、仮焼炉排ガスの流れが勝って窯尻部側へと降下するおそれがあり、逆に35m/sを超えるように上記間隔を設定すると、当該間隔が狭くなり過ぎて導管傾斜部における圧力損失が増大し、同様に操業に支障を来すおそれが生じるからである。
本発明の一実施形態を示す要部の縦断面図である。 図1の実施形態を用いた実施例の解析結果である排ガスの流線を示す図である。 上記実施例において傾斜角度および排ガス平均流速を変化させた場合の解析結果を示す図表である。 図3の結果をプロットしたグラフである。 一般的なセメント製造設備を示す概略構成図である。 図5の要部を排ガスの流れとともに示す拡大図である。 上記実施例において従来のセメント製造設備を用いた解析結果である排ガスの流線を示す図である。
図1は、本発明に係るセメント製造設備の一実施形態の要部を示すもので、他の構成部分については図5に示したものと同様であるために、以下同一符号を用いて説明を簡略化する。
図1に示すように、このセメント設備においては、仮焼炉10の排気ダクト16の下面16aの下部(導管傾斜部14との接続部)に、当該下面16aよりも水平面に対する傾斜角度が緩やかな整流壁20が形成されている。ちなみに、この整流壁20は、水平面に対してα=20〜60°の範囲の傾斜角度の平坦面であり、導管傾斜部14側へと突出するように形成されている。
さらに、この整流壁20の下端縁20aと、導管傾斜部14の下側面の内壁となる対向壁面14aとの間隔は、これら下端縁20aおよび対向面14a間を通過する排ガスの平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定されている。
本発明者等は、図1に示す整流壁20の傾斜角度およびその下端縁20aと導管傾斜部14の対向面14aとの間を通過する排ガスの平均流速を変化させた場合の実施例1〜11および比較例1〜6について、セメントキルン1から導管傾斜部14に至る排ガス流における圧力損失の変化等について解析を行った。
図3は、その諸元および結果を示すものであり、図4は、上記結果を、横軸を下端縁20aと導管傾斜部14の対向面14aとの間を通過する排ガスの平均流速(m/s)とし、縦軸をセメントキルン1から導管傾斜部14に至る排ガス流における圧力損失(mmAq)としてプロットして示したものである。
さらに、図2に示すセメント製造設備および図7に示す従来のセメント製造設備において、排気ダクト16から排出される仮焼炉排ガスの流れを解析した。
これら図2、図3、図4および図7に示す解析結果から、実施例1〜11においては、上記整流壁20の水平面に対する傾斜角度を20〜60°の範囲とし、かつこの整流壁20の下端縁20aと導管傾斜部14の対向壁面14aとの間隔を、両者間の排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定している結果、排ガスの流れに大きな圧力損失を与えることがなく、しかも排気ダクト16からの仮焼炉排ガスがセメントキルン1の窯尻部2側へと降下して抽気管11から抜き出されることを防止して、もっぱら塩素濃度が高いセメントキルン1からの排ガスを抽気管11から塩素バイパス装置へと送ることができ、よって少量の排ガス抽気によって効率的にセメントキルン1内の塩素濃度を低減させることができることが判る。
これに対して、比較例1、2のように上記排ガス平均流速が35m/sを超えると、上記圧力損失が急激に上昇して、上記下端縁20aと対向壁面14aとの間隔が狭くなり過ぎて導管傾斜部14における圧力損失が増大し、操業に支障を来すおそれが生じることが判る。
また、比較例3〜6のように、上記排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲内であっても、上記傾斜角度が60°を超えると、仮焼炉排ガスの流れが、導管傾斜部14からライジングダクト15へ向かうキルン排ガスの流れを妨げて、同様に導管傾斜部14における圧力損失の増大を招くことが判る。
なお、上記実施形態においては、導管傾斜部14の上側面に塩素バイパス装置の抽気管11が接続されている場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記導管傾斜部14の上側面と下側面との間の側面に塩素バイパス装置の抽気管が接続されている場合においても同様に適用することが可能である。
1 セメントキルン
2 窯尻部
4 プレヒータ
9 排ガス管
10 仮焼炉
11 塩素バイパス装置の抽気管
12 同、サイクロン
13 同、バッグフィルター
14 導管傾斜部
14a 対向壁面
15 ライジングダクト
16 仮焼炉からの排気ダクト
16a 下面
20 整流壁
20a 下端縁
α 整流壁20の傾斜角度

Claims (1)

  1. プレヒータで予熱された上記セメント原料を仮焼する仮焼炉と、この仮焼炉で仮焼された上記セメント原料を焼成するセメントキルンと、このセメントキルンの窯尻部から排出された排ガスを上記プレヒータに供給する排ガス管と、この排ガス管に接続されて上記排ガスの一部を抜き出す塩素バイパス装置とを備え、上記排ガス管は、上記窯尻部から上記排ガスの下流側に向けて漸次上方へ傾斜する導管傾斜部と、この導管傾斜部の上端部に接続されて上記排ガスを上記プレヒータへ導くライジングダクトとを有し、上記導管傾斜部の上側面に上記仮焼炉の排気ダクトが接続されるとともに、当該排気ダクトと上記窯尻部との間の上記導管傾斜部に、上記塩素バイパス装置の抽気管が接続されたセメント製造設備において、
    上記仮焼炉の排気ダクトの下面に、水平面に対して20〜60°の範囲の傾斜角度で上記導管傾斜部側へと突出する整流壁を形成するとともに、上記整流壁の下端縁と上記導管傾斜部の対向壁面との間隔を、当該下端縁と対向面との間における排ガス平均流速が15〜35m/sの範囲になるように設定したことを特徴とするセメント製造設備。
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