JP2013019620A - 遮断弁装置 - Google Patents

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善朗 小川
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Abstract

【課題】冷媒漏れ検出器が設置されていなくとも、空調機等への冷媒の充填や空調設備の試運転を行うことなどを可能とする遮断弁装置を提供する。
【解決手段】非通電時閉の遮断弁9、10と、冷媒漏れ検出器7に接続される入力端子と、遮断弁に接続される出力端子とを有する制御手段8とを備え、制御手段は、入力端子が第1の状態にあるときに遮断弁に通電して開弁し、入力端子が第2の状態にあるときに遮断弁を非通電状態として閉弁する遮断弁装置14において、制御手段は、入力端子が第2の状態である場合において強制開弁指令により強制的に遮断弁を開弁する。前記制御手段は、遮断弁が強制的な開弁状態にあるときに、開弁解除指令により遮断弁の強制的な開弁状態を解除することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調機、冷凍・冷蔵機器等に使用されている冷媒が漏れたときに、冷媒の流れを遮断して冷媒の漏れを防ぐ遮断弁装置に関する。
近年、地球温暖化防止の観点から、空調機や冷凍・冷蔵機器等からの冷媒漏れが問題になっている。そのため、冷媒漏れ検出器を設置し、その外部出力手段を遮断弁装置に接続し、冷媒の漏れを検出した場合には、冷媒漏れ検出器の外部出力手段から警報信号を出力し、これを受信した遮断弁装置が電磁弁等の遮断弁を閉弁して冷媒の流れを止め、冷媒の外部への漏洩を防ぐ対策が検討されている。このような遮断弁及び遮断弁装置の一例は、特許文献1に記載されている。
特公昭61−513号公報
上述のような冷媒漏れ検出器は、外部出力手段にリレーを使用する場合が多く、一般に冷媒が漏れていない冷媒漏れ監視時には、リレー接点を閉とし、冷媒漏れを検出して警報信号を出力するときには、リレー接点を開にする場合が多い。
これは、例えば、冷媒漏れ検出器が故障して電源が入らない場合や停電時等には、外部出力手段のリレー接点が開になるため、フェールセーフの観点から、冷媒漏れが発生したときの警報時においても、外部出力手段のリレー接点を故障時や停電時と同じ出力状態、すなわち開にする必要があるためである。
上述のように、遮断弁装置は、冷媒漏れ検出器の外部出力手段に接続された外部入力手段の状態が閉のときには、冷媒が漏れていないと判断して遮断弁を開弁して冷媒を流し、外部入力手段の状態が開のときには、冷媒が漏れていると判断して遮断弁を閉弁して冷媒の流れを止め、冷媒の外部への漏洩を防止する。
一般に、遮断弁装置は、ビルの空調設備等に使用される場合が多いが、ビル工事の場合には、大規模な工事となることが多いため、遮断弁装置と冷媒漏れ検出器を設置する工事会社が同じとは限らず、また、工事の工程順等の関係により、遮断弁装置より冷媒漏れ検出器が先に設置されるとは限らない。
このような場合、例えば遮断弁装置を含む空調設備の設置がすべて終わり、試運転を行うために空調機全体に冷媒を充填しようとした場合には、遮断弁を開弁する必要があるが、そのときに冷媒漏れ検出器が設置されていないと、遮断弁装置の外部入力手段に冷媒漏れ検出器の外部出力手段が接続されていないため、遮断弁装置の外部入力手段は開放状態となり、すなわち、冷媒漏れ検出時と同じ状態となるため、遮断弁装置は遮断弁を閉弁し、その状態を保持する。その結果、空調機全体に冷媒が流れず、試運転を行うことができない。すなわち、冷媒漏れ検出器が設置されるまで、空調機への冷媒の充填や空調設備の試運転ができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記従来の遮断弁装置における問題点に鑑みてなされたものであって、冷媒漏れ検出器が設置されていなくとも、空調機等への冷媒の充填や空調設備の試運転を行うことなどを可能とする遮断弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、非通電時閉の遮断弁と、冷媒漏れ検出器に接続される入力端子と、前記遮断弁に接続される出力端子とを有する制御手段とを備え、該制御手段は、前記入力端子が第1の状態にあるときに前記遮断弁に通電して開弁し、前記入力端子が第2の状態にあるときに前記遮断弁を非通電状態として閉弁する遮断弁装置において、前記制御手段は、前記入力端子が第2の状態である場合において強制開弁指令により強制的に前記遮断弁を開弁することを特徴とする。
そして、本発明によれば、遮断弁を含む空調設備等の工事がすべて終了した時点で、冷媒漏れ検出器が設置されていないため、遮断弁装置の外部入力手段の状態が開放になっている場合でも、制御手段によって、強制的に遮断弁を開弁することができるため、冷媒漏れ検出器の設置を待つことなく、いつでも冷媒の充填、試運転による空調設備等の動作確認を行うことができる。
上記遮断弁装置に、強制開弁スイッチをさらに設け、前記強制開弁指令を、該強制開弁スイッチの操作により発せられるようにすることができる。
また、上記遮断弁装置において、前記制御手段は、前記遮断弁が強制的な開弁状態にあるときに、開弁解除指令により前記遮断弁の強制的な開弁状態を解除することができる。これにより、空調機等への冷媒の充填、試運転による動作確認等が終了した時点で、直ちに遮断弁の強制的な開弁状態を解除することができるため、外部入力手段の状態により遮断弁を開弁又は閉弁する状態に直ちに復帰することができる。
さらに、上記遮断弁装置において、開弁解除スイッチをさらに設け、前記開弁解除指令を、該開弁解除スイッチの操作により発せられるようにすることができる。
上記遮断弁装置において、前記開弁解除スイッチを、前記強制開弁スイッチと同一のスイッチとすることができる。
上記遮断弁装置において、前記制御手段は、前記遮断弁が強制的な開弁状態になってから所定時間経過後に、前記遮断弁の強制的な開弁状態を解除することができる。これにより、ビル空調設備等の冷媒充填、試運転による動作確認が終了した後で、作業者が遮断弁の強制的な開弁状態の解除を忘れたとしても、遮断弁が強制的な開弁状態になってから所定時間後、例えば48時間後に、自動的に遮断弁の強制的開弁状態を解除するため、外部入力手段の状態により遮断弁を開弁又は閉弁する状態に自動的に復帰することができ、その後、冷媒漏れ検出器が接続され、実際に冷媒が漏れて警報状態になった場合でも、外部入力手段の状態によって遮断弁を開弁から閉弁にすることができ、冷媒の流れを止め、冷媒の漏れを防止することができる。
上記遮断弁装置において、前記遮断弁を電磁弁とすることができる。
以上のように、本発明によれば、冷媒漏れ検出器が設置されなくとも、空調機等への冷媒の充填や空調設備の試運転を行うことなどが可能な遮断弁装置を提供することができる。
本発明にかかる遮断弁装置を用いた空調設備の一例を示す構成図である。 本発明にかかる遮断弁装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図2の遮断弁装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図2の遮断弁装置の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる遮断弁装置を用いた空調設備であって、複数の部屋を備えたビルなどに設置された空調設備の一例を示す。同図は、上記複数の部屋の冷房を行っている状態を示し、冷媒の流れる方向を矢印で示している。
この空調設備1は、圧縮機2と、凝縮器3と、室外ファン3aとを備えた室外機12と、この室外機12に並列に配管15によって接続され、膨張弁4(4A〜4C)と、蒸発器5(5A〜5C)と、室内ファン6(6A〜6C)とを備えた複数の室内機13(13A〜13C)と、各室内機13と室外機12との間で冷媒が流れる入口、出口配管に設置された入口側電磁弁(遮断弁)9(9A〜9C)及び出口側電磁弁(遮断弁)10(10A〜10C)と、遮断弁制御部8(8A〜8C)とを備えた各遮断弁装置14(14A〜14C)等で構成され、室内機13が取り付けられた各室内には、冷媒漏れ検出器7(7A〜7C)が設置され、その出力が各遮断弁装置14の遮断弁制御部8に入力される。
なお、上記空調設備1において、1台の室外機12に接続される室内機13の台数は任意であり、本実施の形態では3台設置しているが、1台でも、4台以上でもよい。また、1台の遮断弁装置14に接続される室内機13の台数も任意であり、本実施の形態では、1台の遮断弁装置14に1台の室内機13を接続しているが、1台の遮断弁装置14に対して並列に3台の室内機13を接続してもよい。
さらに、1台の室内機13に対する冷媒漏れ検出器7の台数、及び1台の冷媒漏れ検出器7に対する室内機13の台数も任意で、本実施の形態では、1台の室内機13に対して冷媒漏れ検出器7を1台設けているが、3台の室内機13に対して1台の冷媒漏れ検出器7を設けてもよく、1台の室内機13に対して冷媒漏れ検出器7を3台設置してもよい。
遮断弁装置14の遮断弁制御部8は、図2に示すように、図示しない電源回路、例えばスイッチング電源等を備え、この電源回路に、例えば商用電源であるAC200Vを入力し、制御回路で必要なDC12VやDC5Vなどの直流電源に変換する。
遮断弁制御部8のマイコン21は、プログラムを実行するCPU21aと、プログラムや定数を記憶するROM21bと、変数や各種フラグを記憶するRAM21cと、周辺回路との信号の入出力に必要なI/Oポート21dと、時間を計測するタイマ21eなどを備え、これらの構成要素は互いに内部バスで接続されている。
外部入力回路22は、フォトカプラなどで構成された無電圧接点入力回路であり、通常、冷媒漏れ検出器7の外部出力手段であるリレー接点が接続される。冷媒漏れ検出器7は、冷媒漏れを監視しているとき、すなわち、冷媒漏れを検出していないときには外部出力手段のリレー接点を短絡し、冷媒漏れを検出すると開放する。遮断弁装置14の外部入力は、この冷媒漏れ検出器7の外部出力手段の開閉状態を外部入力回路22で検出する。
図1に示すように、入口側電磁弁9は、室内機13の入口配管に取り付けられ、室内機13に流れ込む冷媒の流れを開放、遮断する。また、出口側電磁弁10は、室内機13の出口配管に取り付けられ、室内機13から流れ出る冷媒の流れを開放、遮断する。両電磁弁9、10は、通電時に開弁して冷媒を流し、電源切断時には閉弁して冷媒の流れを遮断する。
図2に示すリレー1(R1)は、入口側電磁弁9及び出口側電磁弁10を駆動し、その接点を短絡すると、例えばAC200Vの電源を電磁弁9、10に通電して電磁弁9、10を開弁し、その接点を開放するとAC200Vの電源が切断されて電磁弁9、10が閉弁する。
リレー1(R1)の駆動回路RD1は、トランジスタなどで構成され、マイコン21からの信号を増幅してリレー1(R1)を駆動する。
リレー2(R2)は、外部出力手段であり、電磁弁9、10の開弁時には接点を開放し、電磁弁9、10の閉弁時には接点を短絡させ、電磁弁9、10の開閉状態を外部に出力する。この外部出力手段は、一般にビルの集中監視装置等に接続され、警報信号として使用される。
リレー2(R2)の駆動回路RD2は、トランジスタなどで構成され、マイコン21からの信号を増幅してリレー2(R2)を駆動する。
LED1(緑)L1は、電源ランプであって、電源通電中に点灯する。このLED1(緑)の駆動回路LD1は、トランジスタなどで構成され、マイコン21からの信号を増幅してLED1(緑)L1を点灯させる。
LED2(橙)L2は、開弁ランプであって、外部入力が短絡し、電磁弁9、10が開弁しているときに点灯する。このLED2(橙)の駆動回路LD2は、トランジスタなどで構成され、マイコン21からの信号を増幅してLED2(橙)L2を点灯させる。
LED3(赤)L3は、警報ランプであって、外部入力が開放し、電磁弁9、10が閉弁しているときに点灯する。このLED3(赤)の駆動回路LD3は、トランジスタなどで構成され、マイコン21からの信号を増幅してLED3(赤)L3を点灯させる。
図1に示す遮断弁装置14は、閉弁の自己保持機能を備え、冷媒漏れ検出器7が冷媒漏れを検出し、外部出力手段のリレー接点を開放すると、これに接続された遮断弁装置14の外部入力回路22が開放状態となるため、遮断弁装置14は、電磁弁9、10を閉弁し、リレー2(R2)を短絡状態にしてLED2(橙)L2を消灯し、警報ランプであるLED3(赤)L3を点灯させ、この状態を保持する。その後、冷媒の遮断と換気等により室内の冷媒漏れ量が低下すると、冷媒漏れ検出器7が外部出力手段のリレー接点を短絡に戻すが、遮断弁装置14は一度閉弁するとその状態を自己保持するため、電磁弁9、10は開弁しない。
この電磁弁9、10の閉弁の自己保持を解除するのが復帰スイッチ23であり、復帰スイッチ23を例えば3秒以上長押しすると、遮断弁装置14の閉弁の自己保持が解除され、電磁弁9、10が開弁され、リレー2(R2)を開放状態にして警報ランプであるLED3(赤)L3を消灯し、開弁ランプであるLED2(橙)L2を点灯させる。
復帰スイッチ23の押下状態は、抵抗やコンデサで構成された復帰スイッチ入力回路24を介してマイコン21に入力される。
また、強制スイッチ25を例えば3秒以上長押しすることによって、外部入力の状態に関わらず電磁弁9、10が開弁状態になる。例えば、遮断弁装置14の外部入力回路22に冷媒漏れ検出器7が接続されていない状態、すなわち、外部入力が開放状態であって、電磁弁9、10が閉弁している状態であっても、強制スイッチ25を3秒以上長押しすることによって、電磁弁9、10を強制開弁状態にすることができる。
強制スイッチ25の押下状態は、抵抗やコンデンサで構成された強制スイッチ入力回路26を介してマイコン21に入力される。
また、上記強制開弁中に、例えば再び強制スイッチ25を3秒以上長押しすると、強制開弁状態が解除されると共に、もし上記操作を行わなかったとしても、強制開弁状態になってから所定時間後、例えば48時間経過した後には、強制開弁状態が自動的に解除される。
なお、外部出力手段であるリレー2(R2)には、例えば換気扇や警報装置を接続してもよく、ビルの集中監視装置に限定されない。また、本実施の形態では、閉弁状態を自己保持としたが、これに限るものではなく、例えば自動復帰でもよく、その場合、復帰スイッチ23は不要になる。
さらに、上記LEDの数量も任意であり、3個に限るものではなく、1個や2個、4個以上でもよい。例えば、警報ランプを備えるだけでもよく、電源ランプを設けなくともよい。また、外部入力の開閉状態を点灯/消灯で表す外部入力ランプなどを追加してもよい。
さらにまた、上記スイッチの数量も任意であり、3個や1個でもよく、例えば強制スイッチ25を備えるだけでもよく、点検に使用する点検スイッチを追加してもよい。
なお、スイッチの操作方法や押下時間も任意で、本実施の形態では、強制開弁状態にするための操作方法として強制スイッチ25を3秒以上長押しとしたが、これに限らず、例えば、復帰スイッチ23を5秒以上長押しとしてもよい。また、本実施の形態では、強制開弁状態から復帰するための操作方法として強制スイッチ25を3秒以上長押しとしたが、これに限らず、例えば復帰スイッチ23と強制スイッチ25を同時に2秒以上長押しとしてもよい。
また、外部入力の数量も任意で、本実施の形態では、一つとしたがこれに限らず、冷媒漏れ検出器を複数接続できるように2つ以上の外部入力を設けてもよい。
なお、遮断する冷媒は、例えばR12、R22、R134a、R404A、R410A、R407C、R32、R1234yfなど様々な冷媒を対象とすることができ、対象とする冷媒は、任意に選択することができ、これらに限るものではない。
次に、図3及び図4を参照しながら遮断弁装置14の動作について説明する。なお、図3及び図4のフローチャートは、マイコン21のROM21bに格納されているプログラムの一部を説明するためのものであり、上記フローチャートで示された動作は、ループ状に繰り返し実行される。
まず、図3のブロック1では、閉弁自己保持からの復帰設定を行う。ステップS1で、警報フラグfaがセット(1)されているか否かを判断し、警報フラグfaがセット(1)されている場合には、警報状態、すなわち閉弁状態であることを表し、警報フラグfaがクリア(0)のときには開弁状態を表す。警報フラグfaがクリア(0)の場合には、何もしないでブロック2へ進み、警報フラグfaがセット(1)されている場合には、警報状態で閉弁を自己保持しているため、ステップS2において、復帰スイッチ23が3秒以上長押しされているか否かを判断する。
ステップS2において、復帰スイッチ23が3秒以上長押しされていなければ(ステップS2;No)、警報状態の閉弁自己保持を継続するため、何もしないでブロック2へ進み、復帰スイッチ23が3秒以上長押しされている場合には(ステップS2;Yes)、警報状態の閉弁自己保持を解除するため、ステップS3において、警報フラグfaをクリア(0)する。
次に、図3のブロック2で強制開弁状態の開始、停止設定(手動)を行う。ステップS4において、強制スイッチ25が3秒以上長押しされているか否かを判断し、強制スイッチ25が3秒以上長押しされていない場合には(ステップS4;No)、何もしないでブロック3へ進む。一方、強制スイッチ25が3秒以上長押しされている場合には(ステップS4;Yes)、ステップS5において、強制開弁フラグfcがクリア(0)か否かを判断する。強制開弁フラグfcがセット(1)のときには(ステップS5;No)、強制的に電磁弁9、10が開弁されている状態を表し、強制開弁フラグfcがクリア(0)のときには(ステップS5;Yes)、電磁弁9、10が強制的に開弁されていないことを表している。
強制開弁フラグfcがクリア(0)である場合には(ステップS5;Yes)、強制開弁状態ではないので、ステップS6において、強制開弁状態にするために強制開弁フラグをセット(1)し、ステップS7において、タイマT48の計測をスタートさせる。一方、強制開弁フラグfcがセット(1)である場合には(ステップS5;No)、強制開弁状態であるため、ステップS8において、これを解除するために強制開弁フラグをクリア(0)し、ステップS9において、タイマT48の計測をストップする。
次に、図3のブロック3で強制開弁状態からの自動復帰設定を行う。ブロック3では、ブロック2で計測スタートしたタイマT48がタイムアップしたか、すなわち、強制開弁状態になってから48時間経過したか否かを判断し(ステップS10)、タイムアップしていなければ(ステップS10;No)、すなわち、強制開弁状態になってから48時間が経過していない場合には、何もしないで処理を終了し、タイムアップしていれば(ステップS10;Yes)、すなわち、強制開弁状態になってから48時間が経過した場合には、強制開弁フラグfcをクリア(0)にしで強制開弁状態を自動的に解除する設定を行い処理を終える。
次に、図4を参照しながら、遮断弁装置14の全動作について説明する。
[動作1]
まず、ステップS21において、外部入力が開放であるか否かを判断する。外部入力が開放であった場合(ステップS21;Yes)、すなわち、冷媒漏れ検出器7が冷媒漏れを検出し、外部出力手段のリレーの接点を開放にした場合には、警報状態であるため、ステップS22において、警報フラグfaをセット(1)し、ステップS23において、強制開弁フラグfcがセット(1)されているかを判断する。
ここで、強制開弁フラグfcがクリア(0)である場合には(ステップS23;No)、強制開弁状態ではないので、ステップS24において、冷媒の流れを遮断するために電磁弁9、10を閉弁し、ステップS25において、外部出力手段であるリレー2(R2)の接点を短絡して閉弁状態であることを出力し、ステップS26において、開弁ランプであるLED2(橙)を消灯し、ステップS27において、警報ランプであるLED3(赤)を点灯させ、閉弁表示、警報表示状態として処理を終える。
[動作2]
一方、外部入力が短絡状態であった場合(ステップS21;No)、すなわち、冷媒漏れ検出器7が冷媒漏れを検出していない監視状態であり、外部出力のリレーの接点が短絡している場合には、警報状態ではないため、ステップS28において、警報フラグfaがセット(1)されているかを判断する。警報フラグfaがセット(1)されていない場合には、警報自己保持状態ではないため、ステップS29において、電磁弁9、10を開弁して冷媒を流し、ステップS30において、外部出力手段のリレー2(R2)の接点を開放して開弁状態であることを出力する。次に、ステップS31において、強制開弁フラグfcがクリア(0)であるか否かを判断し、強制開弁フラグfcがクリア(0)である場合には(ステップS31;Yes)、強制開弁状態ではないため、ステップS32において、開弁ランプであるLED2(橙)を点灯し、ステップS34において、警報ランプであるLED3(赤)を消灯させ、警報状態ではない開弁表示として処理を終える。
[動作3]
ここで、例えば冷媒漏れ検出器7の設置工事が後工程であり、該工事が完了しておらず、冷媒漏れ検出器7の外部出力手段が遮断弁装置14の外部入力手段に接続されていないときには、外部入力が開放となり、動作1と同じ処理となるため、電磁弁9、10が閉弁状態となり、冷媒が流れないため、冷媒の注入や試験運転を行うことができない。このとき、強制スイッチ25を3秒以上長押しすることにより、図3に示すフローチャートのブロック2の処理が行われ、強制開弁フラグfcがクリア(0)であることから(ステップS5;Yes)、ステップS6において、強制開弁フラグfcがセット(1)され、ステップS7において、タイマT48による48時間計測がスタートするため、図4のステップS23でYesとなり、ステップS29において、電磁弁9、10を開弁して冷媒を流し、ステップS30において、外部出力手段のリレー2(R2)の接点を開放して開弁状態であることを出力し、強制開弁フラグfcがセット(1)であるため、ステップS33において、開弁ランプであるLED2(橙)を点滅させて強制開弁状態であることを表示し、ステップS34において、警報ランプであるLED3(赤)を消灯させて処理を終える。これにより、冷媒漏れ検出器7が設置されておらず、遮断弁装置14の外部入力手段が開放状態でも、電磁弁9、10を閉弁から強制的に開弁状態にすることができるため、冷媒注入作業や試運転を実施することができる。
[動作4]
また、上記動作3の状態で、冷媒の注入や試運転などが終了した場合、再び強制スイッチ25を3秒以上長押しすることにより、図3に示すフローチャートのブロック2の処理が行われ、強制開弁フラグfcがセット(1)されていることから(ステップS5;No)、図3のステップS8で、強制開弁フラグfcがクリア(0)され、ステップS9で、48時間を計測するタイマT48がストップするため、図4のステップS23でNoとなり、ステップS24で、再び電磁弁9、10を閉弁する一連の処理が実行され、強制開弁状態が解除される。
[動作5]
また、上記動作3の状態で、冷媒の注入や試運転などが終了した後、作業者が強制スイッチ25を3秒以上長押しして強制開弁状態を解除するのを忘れた場合にも、図3のフローチャートのブロック2において、強制開弁状態になったときにタイマT48をスタートさせて48時間の計測を開始しているため、ブロック3においてタイマT48がタイムアップした場合、すなわち、強制開弁状態になってから48時間経過後した場合、図3のステップS11において、強制開弁フラグfcをクリア(0)するため、図4のステップS23でNoとなり、再び電磁弁9、10を閉弁する一連の処理が実行され、自動的に強制開弁状態を解除することができる。なお、強制開弁状態になってから48時間以内に強制スイッチ25が3秒以上長押しされた場合には、図3のフローチャートのブロック2により、ステップS9において、タイマT48の計測をストップする。
[動作6]
また、冷媒漏れ検出器7が冷媒漏れを検出して警報状態となり、遮断弁装置14が冷媒の流れを遮断する上記動作1の後、冷媒の遮断や換気等により室内の冷媒濃度が低下して、冷媒漏れ検出器7の外部出力手段のリレーの接点が短絡に復帰した場合でも、遮断弁装置14は閉弁状態、すなわち、警報状態を自己保持する。図4において、動作1の処理中に外部入力が短絡すると、ステップS28において、警報フラグfaがセット(1)か否かを判断する。このとき、警報フラグfaはセット(1)であり(ステップS28;Yes)、強制開弁フラグfcはクリア(0)であるため(ステップS23;No)、電磁弁9、10を閉弁する一連の警報状態の処理を実行する。このように、外部入力が開放となり、一度警報状態になると、その後外部入力が短絡に復帰しても閉弁状態、すなわち、警報状態を自己保持する。
[動作7]
動作6のように閉弁状態、すなわち、警報状態を自己保持している場合、すなわち、警報フラグfaがセット(1)の場合には、図3のフローチャートのブロック1の処理により、復帰スイッチ23を3秒以上長押しすると、警報フラグfaがセット(1)からクリア(0)になるため、図4のステップS28でNoとなり、閉弁状態、すなわち、警報状態が解除され、動作2の処理に復帰する。
なお、上記実施の形態においては、遮断弁装置14の遮断弁として電磁弁9、10を用いたが、電磁弁以外にも電動弁等他の弁を遮断弁として用いることもできる。
1 空調設備
2 圧縮機
3 凝縮器
3a 室外ファン
4(4A〜4C) 膨張弁
5(5A〜5C) 蒸発器
6(6A〜6C) 室内ファン
7(7A〜7C) 冷媒漏れ検出器
8(8A〜8C) 遮断弁制御部
9(9A〜9C) 入口側電磁弁
10(10A〜10C) 出口側電磁弁
13(13A〜13C) 室内機
14(14A〜14C) 遮断弁装置
15 配管
21 マイコン
21a CPU
21b ROM
21c RAM
21d I/Oポート
21e タイマ
22 外部入力回路
23 復帰スイッチ
24 復帰スイッチ入力回路
25 強制スイッチ
26 強制スイッチ入力回路
L1 LED1(緑)
L2 LED2(橙)
L3 LED3(赤)
LD1 LED1(緑)駆動回路
LD2 LED2(橙)駆動回路
LD3 LED3(赤)駆動回路
R1 リレー1
R2 リレー2
RD1 リレー1駆動回路
RD2 リレー2駆動回路

Claims (7)

  1. 非通電時閉の遮断弁と、
    冷媒漏れ検出器に接続される入力端子と、前記遮断弁に接続される出力端子とを有する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記入力端子が第1の状態にあるときに前記遮断弁に通電して開弁し、前記入力端子が第2の状態にあるときに前記遮断弁を非通電状態として閉弁する遮断弁装置において、
    前記制御手段は、前記入力端子が第2の状態である場合において強制開弁指令により強制的に前記遮断弁を開弁することを特徴とする遮断弁装置。
  2. 強制開弁スイッチをさらに備え、
    前記強制開弁指令は、該強制開弁スイッチの操作により発せられることを特徴とする請求項1に記載の遮断弁装置。
  3. 前記制御手段は、前記遮断弁が強制的な開弁状態にあるときに、開弁解除指令により前記遮断弁の強制的な開弁状態を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の遮断弁装置。
  4. 開弁解除スイッチをさらに備え、
    前記開弁解除指令は、該開弁解除スイッチの操作により発せられることを特徴とする請求項3に記載の遮断弁装置。
  5. 前記開弁解除スイッチは、前記強制開弁スイッチと同一のスイッチであることを特徴とする請求項4に記載の遮断弁装置。
  6. 前記制御手段は、前記遮断弁が強制的な開弁状態になってから所定時間経過後に、前記遮断弁の強制的な開弁状態を解除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遮断弁装置。
  7. 前記遮断弁は、電磁弁であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遮断弁装置。
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