JP2013017687A - 臥位放射線撮影装置 - Google Patents

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英一 金川
Hiroshi Mitsui
浩資 三井
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Abstract

【課題】手動で高さを調整可能な天板と、天板の高さに連動する放射線源とを備え、天板の高さが操作者の身長に応じた所定の高さになった場合に、その連動を解除することを特徴とする臥位放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】被写体に向けて放射線を照射する放射線源12と、手動で高さの調整が可能である天板14と、天板14の高さを検出する天板高さ検出部16と、天板高さに連動して放射線源12を移動させる線源移動機構13と、天板14に設置され、一体として移動する放射線検出器20と、撮影情報及び撮影指示を入力する操作入力部26と、放射線源12と放射線検出器20とを制御して放射線撮影を行う撮影制御部34と、放射線源12の連動を解除するか否かを判定し、連動解除の指示を出力する連動判定部38と、線源移動機構13を制御し、連動解除の指示に基づいて、放射線源の連動を解除する線源連動制御部40とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体を載せる天板の位置(天板高さ)を調整可能な臥位放射線撮影装置に関するものである。
従来、臥位放射線画像撮影において、撮影台である天板の位置と線源の位置とは、操作者である技師が、被写体の体厚や、撮影部位などに応じて、手動で調整を行っていた。
この場合、操作者は、天板及び線源の両方を移動させなければならず、これらの調整に非常に手間が掛かっていた。
以下に示す特許文献1には、被検者(被写体)の全身長尺撮影を可能とするために、放射線固体検出器(放射線検出器)と、放射線源と、天板との移動を、特に、天板及び放射線固体検出器については、水平方向の移動を、放射線源については、回動及び平行移動を可能としている。
また、以下に示す特許文献2には、X線源(放射線源)とX線検出器(放射線検出器)とがC型アームで接続され、X線撮影(放射線撮影)に応じて、X線源とX線検出器とが連動して移動するX線透視撮影装置の発明が記載されている。
特開2009−233158号公報 特開2001−190548号公報
特許文献1では、上述のとおり、天板及び放射線固体検出器の平面方向(前後左右方向)の移動は考慮されているが、操作者の操作のし易さについての課題は認識されておらず、放射線固体検出器、放射線源、及び天板の高さ方向(上下方向)の移動は考慮されていない。
また、例え天板と放射線源との高さ方向の移動が連動したとしても、操作者の体格(身長)によって、撮影しやすい天板高さは異なり、操作者の体格に応じた位置で被写体への指示・撮影ができなければ、天板と放射線源とが連動したとしても、操作者にとって不便に働く場合もある。
また、天板と線源とが常に連動していると、被写体を天板に乗せる場合などに不必要に線源位置が下がり、被写体が線源にぶつかり、線源が破損したり、被写体(例えば、患者)がケガをする可能性もある。
そして、特許文献2においても、操作者の体格(身長)に応じた天板高さと、天板及びX線源の連動・連動解除に関する記載は何ら開示も示唆もされていない。
本発明の目的は、手動で高さを調整可能な天板と、天板の高さに連動する放射線源とを備え、天板の高さが操作者の身長に応じた所定の高さになった場合に、その連動を解除することを特徴とする臥位放射線撮影装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、手動で高さの調整が可能であって、前記被写体を横たえるための天板と、前記天板の高さを検出する天板高さ検出部と、前記天板高さに連動して前記放射線源を移動させる線源移動機構と、前記天板と一体として移動する放射線検出器と、撮影情報及び撮影指示を入力する操作入力部と、前記撮影指示に基づいて、前記放射線源と前記放射線検出器とを制御して放射線撮影を行う撮影制御部と、前記放射線源の連動を解除するか否かを判定し、連動解除の指示を出力する連動判定部と、前記線源移動機構を制御し、前記連動解除の指示に基づいて、前記放射線源の連動を解除する線源連動制御部とを備え、前記連動判定部は、前記撮像情報と、前記天板高さとに基づいて前記連動解除の判定を行うことを特徴とする臥位放射線撮影装置を提供する。
また、前記撮像情報は、放射線源と放射線検出器との間の距離(SID)を含み、前記線源移動機構は、前記SIDを保つように前記放射線源を連動させることが好ましい。
また、前記撮影情報は、操作者の身長を含み、前記連動判定部は、操作者の身長と連動解除高さとの関係を記載した連動解除高さテーブルを備え、前記連動判定部は、入力された前記操作者の身長と、前記連動解除高さテーブルとから前記連動解除高さを算出し、前記天板高さが前記連動解除高さより低くなった場合に、前記連動解除の指示を出力することが好ましい。
また、前記撮像情報は撮影回数を含み、前記連動判定部は、前記放射線源の照射回数をカウントし、前記照射回数が前記撮影回数と同じになった場合に、前記連動解除の指示を出力することが好ましい。
また、前記連動解除の指示を受け、前記線源連動制御部は、前記線源移動機構を制御して、前記放射線源を初期位置まで移動させることが好ましい。
また、前記初期位置とは、前記放射線源が、前記天板に重ならない位置であることが好ましい。
さらに、前記撮影情報を予め記憶した情報サーバに接続され、また、前記撮像情報を記憶する記憶部を備え、前記操作入力部は、被写体識別情報及び操作者識別情報に基づいて、前記情報サーバに記憶された前記撮影情報を取得し、前記記憶部は、取得された前記撮影情報を記憶し、必要に応じて出力することが好ましい。
また、前記撮影情報は、被写体情報を含み、前記被写体情報は、被写体の体厚、性別、年齢、診察履歴の少なくとも1つを含むことが好ましい。
また、前記撮影情報は、撮影メニューを含み、前記撮影メニューは、撮影部位、SID、撮影回数の少なくとも1つを含むことが好ましい。
また、前記撮影情報は、操作者情報を含み、前記操作者情報は、操作者の身長を含むことが好ましい。
また、前記診察履歴とは、過去の撮影情報を含むことが好ましい。
本発明によれば、天板に連動して放射線源が移動するため、操作者が、天板の高さと放射線源の位置との両方を調整する必要がなく、また、天板の高さに対する放射線源の連動・非連動が操作者の身長に対応した所定高さに基づいて決まるため、操作者は被写体に姿勢等の指示を出しやすく、また、被写体が天板へ乗降する際、誤って放射線源を破損したり、被写体がケガをするのを防ぐことができる。
本発明に係る臥位放射線撮影装置の一実施形態を概念的に示す線図的模式図である。 本発明に係る臥位放射線撮影装置において、天板を所定位置まで下げて被写体を乗せる場合の説明図である。 本発明に係る臥位放射線撮影装置において、天板を移動し撮影位置を調整する場合の説明図である。 本発明に係る臥位放射線撮影装置において、天板を所定位置まで下げて被写体を降ろす場合の説明図である。
本発明に係る臥位放射線撮影装置を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
<臥位放射線撮影装置の構成>
図1は、本発明の臥位放射線撮影装置の構成を表す一実施形態の線図的模式図である。図1に示すとおり、本発明の臥位放射線撮影装置(以下、撮影装置という)10は、被検者である被写体Pの放射線画像(診断画像)を撮影するため、放射線源(X線源)12と、放射線源12を移動させる線源移動機構13と、被写体Pが載置され、手動で上下(鉛直方向、図1に示すz方向)に移動可能な天板14と、天板高さ(天板位置)Hを検出する天板高さ検出部16と、天板14の下に設置された放射線検出器(例えば、FPD(Flat Panel Detector))20と、操作者(例えば、技師)により手動で天板高さHの調整が可能なように設けられた天板移動機構22と、各種放射線撮影の制御及び撮影された放射線画像の各種処理を行うコンソール24と、操作者の操作指示を入力する操作入力部26と、撮影され所定の画像処理が施された放射線画像を表示・出力する表示部(モニタ)30及び出力部(プリンタ)32とを備え、また、必要に応じて、後述する撮影情報(被写体情報46、撮影メニュー48、及び操作者情報50等)を取得するため、RIS(Radiology Information System:放射線科情報システム)28などの情報ネットワークシステムに接続される。
放射線源12は、放射線撮影の際に、後述する撮影制御部34からの指示に基づいて、放射線を曝射するものであり、線源移動機構13は、放射線源12を支えるアーム13aとアーム13aが設置されたレール13bとからなり、アーム13aによる放射線源12の上下方向(鉛直方向、図1におけるz方向)の移動はもちろん、レール13bを利用して放射線源12を前後左右(水平方向、図1におけるx、y方向)に移動させることができる。また、図示してはいないが、放射線源12は、線源移動機構13により、その曝射方向(曝射角度)を変更することもできる。
線源移動機構13は、後述する線源連動制御部40により、原則として、天板高さ(実際は、天板14の下に設置されたFPD20の高さ)に連動して、後述する撮像情報(被写体情報46及び撮影メニュー48)に基づいた放射線管焦点・受像面間距離(以下、SIDという)を維持するように制御される。
天板14は、その上に被検者Pを臥位で載せることができる板状の部材であって、その下に天板移動機構22を備え、手動で上下方向(鉛直方向、図1に示すz方向)に移動可能である。なお、天板14は、上下方向の移動に加え、前後左右(水平方向、図1に示すx、y方向)に移動可能であってもよい。
また、天板移動機構22は、例えば、油圧ジャッキ及び空気ジャッキなどで構成されており、天板14上に載置されている被検者Pの体重に関わらず、操作者により手動で天板14の上下の移動が簡単に行えるものである。
天板高さ検出部16は、前述の天板14の上下の移動に応じて、床からの天板高さ(天板位置)Hを検出する。天板高さ検出部16は、例えば、ポテンショメータなどで構成されてもよく、また、音波センサやレーザ等を利用する光学センサで構成されてもよい。検出された天板高さHは、コンソール24の後述する連動判定部38へ出力される。
なお、天板高さ検出部16は、天板14の下面、実際は天板14の下に設置されたFPD20の上面の高さを検出するものである。放射線源12とFPD20との間の距離であるSIDを維持することが、天板高さH検出の目的だからである。
FPD20は、アモルファスセレン等の光導電膜とTFT(Thin Film Transistor)等を用い、放射線の入射によって光導電膜が発した電子−正孔対(e−hペア)を収集してTFTによって電荷信号として読み出す、いわゆる直接方式のFPD、及び、「CsI:Tl」などの放射線の入射によって発光(蛍光)する蛍光体で形成されたシンチレータ層とフォトダイオードとTFT等を用い、放射線の入射によるシンチレータ層の発光をフォトダイオードで光電変換して、TFTによって電気信号として読み出す、いわゆる間接方式のFPDの、いずれでもよい。
FPD20は、被検者Pの体を透過した放射線を受け、この放射線を電気信号に変換することにより、被検者Pの放射線画像の画像データ(放射線データ)を得る。得られた放射線データは、撮影制御部34からの指示により、コンソール24のデータ処理部42へ出力される。
また、FPD20は、図示しない水平移動手段を備え、放射線源12の向きに応じて、水平方向(前後左右方向、つまり、図1に示すx、y方向)に平行移動してもよい。
なお、FPD20からの放射線データの出力、FPD20の水平方向の移動は、後述する撮影制御部34を通じた操作入力部26からの指示により行われる。
なお、本発明の放射線検出器として、上述のとおり、FPD20を例として説明しているが、本発明の放射線検出器はFPDに限定される必要はなく、CR(Computed Radiography:コンピュータ放射線撮影)のIP(Imaging Plate:イメージングプレート)や、放射線フィルムカセッテ等、他の放射線検出器を用いてよいのは当然である。
<コンソールの構成>
コンソール24は、図1に示すように、FPD20によって検出された放射線データをデータ処理するデータ処理部42と、データ処理された画像データに画像補正などのデジタル画像処理をする画像処理部44と、放射線源12からの放射線の照射とFPD20における放射線画像データの読み出しとを制御する撮影制御部34と、放射線画像データを記憶し、また、操作入力部26に入力された被写体識別情報(被写体ID)及び操作者識別情報(操作者ID、操作者ID)に基づいて、RIS28から取得した被写体情報46、撮影メニュー48、及び操作者情報50等の撮像情報を記憶するメモリ36と、放射線源12と天板14との連動の解除を判定する連動判定部38と、天板高さHに応じて線源位置を制御する線源連動制御部40とを備える。
なお、コンソール24は、具体的には、CPU(中央処理装置)、RAM(主記憶装置)、ハードディスク等で構成されるコンピュータによって構成され、実際には、上述のCPU(中央処理装置)、RAM(主記憶装置)、ハードディスク等が連動して、コンソール24内の上述の撮影制御部34、メモリ36、連動判定部38、線源制御部40、データ処理部42、及び画像処理部44の各部を構成する。
データ処理部42は、FPD20の出力信号(放射線画像の放射線データ)に、A/D変換やlog変換等の処理を施して、いわゆる放射線画像の画像データに変換するものであり、画像処理部44は、表示部30における画像表示、出力部32によるプリント(ハードコピー)出力、及びメモリ36への出力や図示しない画像サーバ(PACS等)や記憶媒体への出力に対応する放射線画像データを出力するためのものである。
撮影制御部34は、操作入力部26からの指示により、放射線源12への放射線の曝射指示と、放射線曝射後のFPD20からの放射線データの読み取り指示を行うものである。
また、撮影制御部34は、撮影メニューに基づく撮影部位や、被写体情報に基づく被写体の体厚等に基づいて、放射線源12からの放射線の曝射時間及び曝射範囲を調整することで、放射線の曝射量を調整する。
メモリ36は、操作入力部26からの指示に基づいてRIS28に記憶された、被写体情報(例えば、被写体の体厚、性別、年齢、診察履歴等)46、撮影メニュー(例えば、撮影部位、SID、撮影回数等)48、及び操作者情報(例えば、身長等)50等の撮影情報を取得し、また、操作入力部26から直接入力された撮影情報を取得し、それら撮像情報を記憶して、必要に応じて、詳細を後述する連動判定部38及び線源連動制御部40へ、これら撮影情報を出力する。
また、メモリ36は、画像処理部44から出力された放射線画像データを記憶し、操作入力部26からの指示により必要に応じて、表示部30、出力部32、及び図示しない画像サーバ等へ出力する。
連動判定部38は、連動解除高さテーブル39を備え、メモリ36に記憶された操作者の身長の情報に基づいて、連動解除高さHを算出する。連動解除高さテーブル39は、例えば、操作者の身長が175〜185cmである場合には、連動解除高さHを70cm、操作者の身長が165〜175cmである場合には、連動解除高さHを60cm、操作者の身長が155〜165cmである場合には、連動解除高さHを50cmとする等のテーブルでもよく、また、単純に、(操作者の身長)−110(cm)を連動解除高さHとするものでもよく、また、(操作者の身長)×30%を連動解除高さHとするものでもよい。
そして、連動判定部38は、天板高さ検出部16によって検出された天板高さHを取得し、上述のとおり算出された連動解除高さHと比較することで、放射線源12と天板14との連動を解除するか否かを判定する。連動を解除すると判定した場合、連動解除の指示を後述する線源連動制御部40へ出力する。
線源連動制御部40は、前述の連動判定部38により連動解除の指示が出力されていない場合には、メモリ36に記憶されたSIDを取得して、天板14の天板高さ(実際は、FPD20の高さ)に対して、原則として前述のSIDを保つように線源移動機構13を制御して、放射線源12の位置を制御する。
また、線源連動制御部40は、前述の連動判定部38より連動解除の指示を受けた場合には、天板14と放射線源12との連動を解除し、放射線源12を初期位置Oまで移動させる。なお、初期位置Oとは、被写体Pが天板14へ昇る際、又は天板14から降りる際に、放射線源12が邪魔にならない、放射線源12と天板14とが重ならない位置である。
以上が、図1に示すコンソール24の構成である。
操作入力部26は、前述のとおり、コンソール24に対して各種操作入力を行い、コンソール24を通じて、前述の放射線源12の曝射指示、FPD20の読み取り指示、後述するRIS28からの情報の取得指示、表示部30及び出力部32等へ各種指示を行う。
また、操作入力部26は、具体的には、キーボード及びマウスなどの入力装置や、ICカードリーダやバーコードリーダ等の読み取り装置を備えてもよい。
操作者が、操作入力部26を通じて操作者自身のIDや、被写体PのIDを入力すると、操作入力部26は、これら操作者自身のIDや被写体PのIDに基づいて、後述するRIS28に記憶された、被写体情報(例えば、被写体の体厚、性別、年齢、診察履歴等)46、撮影メニュー(例えば、撮影部位、SID、撮影回数等)48、操作者情報(例えば、身長等)50等の撮影情報を取得し、コンソール24のメモリ36へ記憶させる。
また、操作入力部26は、コンソール24の画像処理部44によって処理された放射線画像の画像データを表示部30に表示し、出力部32で出力し、また、メモリ36に記憶させ、必要に応じて、撮影情報及び診断情報と共に、RIS28や、図示しない画像サーバ等へ出力する。
RIS28は、放射線科で用いられる情報ネットワークシステムであり、放射線撮影など予約から検査結果の管理までを行うことのでき、上述の被写体情報46や、撮影メニュー48、操作者情報50などの撮影情報及び診断情報を保存し、必要に応じて出力する情報データベースシステムである。
上述のとおり、RIS28は、操作入力部26からの指示により、上述の撮影情報を出力する。
表示部30は、FPD20で取得された放射線画像を表示する放射線画像表示用の液晶モニタ等であり、また出力部32は、放射線画像を紙に印刷し、また、放射線画像線用のフィルムに印刷するプリンタである。操作入力部26からの指示により、必要に応じて放射線画像を表示・出力する。
以上が、本発明に係る臥位放射線画像撮影装置10の一実施形態の構成である。上述の構成は一例であり、各構成は上述の例に限定されず他の種々の公知の技術を用いることができる。
<臥位放射線撮影装置の動作>
次に、本発明の臥位放射線撮影装置10において、放射線撮影を行う場合の動作について説明する。
まず始めに、操作者は、操作入力部26に、操作者自身のID及び被検者たる被写体PのIDを入力する。
操作入力部26は、操作者のIDと被写体PのIDとに基づいて、RIS28に問い合わせを行う。RIS28は、これらIDに基づいて、操作者情報(例えば、操作者の身長等)、被写体情報(例えば、被写体Pの体厚、年齢、性別、診断履歴等)、及び撮影メニュー(例えば、撮影部位、SID、撮影回数等)を撮影情報としてコンソール24に出力する。コンソール24は、メモリ36においてこれら撮影情報を記憶する。
なお、出力され、記憶された撮影情報は、操作者の確認のために、表示部30に表示される。操作者は、表示された撮影情報を被写体Pに確認してもよい。誤診を防ぐためである。
メモリ36に記憶された、撮影情報のうち、上述のSIDは線源連動制御部40へ出力され、また、操作者の身長及び撮影回数は、連動判定部38へ出力される。
連動判定部38においては、取得した操作者の身長と連動解除高さテーブル39とから連動解除高さHが算出されて上述の撮影回数と共に記憶され、また、線源連動制御部40では、上述のSIDが記憶される。
次に、放射線撮影に際して、被写体Pを天板14上に乗せるため、図2に示すように、操作者は、被写体Pが天板14の上に乗りやすいように、天板14の天板高さHを可能な限り手動で下げる。
天板14の天板高さHの情報は、天板高さ検出部16により、常に連動判定部38へ出力されているため、天板高さHが、操作者の身長に応じて算出された連動解除高さHより低くなると、連動判定部38は、それに基づいて、放射線源12と天板14との連動を解除するように、その旨の指示を線源連動制御部40へ出力する。
上述の連動解除の指示に基づいて、線源連動制御部40は、線源位置移動機構13を制御し、放射線源12を、被写体Pが天板14に乗ったとしてもぶつかる危険の少ない初期位置Oまで移動させる。
次に、操作者は、上述のとおり天板14を下げた状態で被写体Pを天板14上に乗せ、例えば、仰向けに寝かせる。図3に示すように、操作者はこの状態で天板14を手動で上げて、天板高さHを連動解除高さHより高くする。
天板高さHが、操作者の身長に応じて算出された連動解除高さHより高くなると、連動判定部38は、それに基づいて、放射線源12と天板14とが連動するように、その旨の指示を線源連動制御部40へ出力する。
上述の指示に基づいて、線源連動制御部40は、上述のSIDを維持するように、天板高さ検出部16によって検出される天板高さHに基づいて、線源位置調整機構13を制御し、放射線源12の位置を移動させる。よって、放射線源12は、図3に示すように、SIDを保つにように、天板14に連動して動くようになる。
操作者は、被写体Pに最も姿勢の指示を出しやすい高さまで天板14を上げ、被写体Pに各種姿勢指示を出し、また、場合によっては、放射線撮影し易いように、被写体Pの姿勢を整える。なお、被写体Pの姿勢維持には、何らかの治具を用いても良い。
これにより、操作者は、放射線源12の位置(つまり、SID)を気にすることなく、被写体Pの姿勢を最も調整し易い高さで指示を出し、また、放射線撮影することができる。
操作者は、操作入力26により、撮影制御部34を通じて放射線撮影の指示を行う。FPD20によって取得された放射線データは、コンソール24のデータ処理部42に出力され、放射線画像の画像データに変換されて、画像処理部44へ出力される。
画像処理部44では、所定の画像処理を行い、モニタ等で表示可能となった画像データを表示部30に表示し、出力部32で出力し、また、必要に応じてメモリ36で記憶する。なお、予めメモリ36に記憶された撮像情報と関連付けられ記憶され、図示しない画像サーバ等に記憶されてもよい。
全ての放射線撮影が終わると、操作者は、被写体Pが天板14から降りやすいように、天板14を手動で移動させ、天板高さHを可能な限り低くする。
この天板14の移動により、天板高さHが、連動解除高さHよりも低くなると、連動判定部38は、前述と同様、線源連動制御部40へ連動解除の指示を出し、線源連動制御部40は、線源移動機構13を制御することで、放射線源12と天板14との連動を解除し、放射線源12を初期位置Oへ移動する。
これにより、被写体Pは、起き上がって天板14から降りる際に、放射線源12とぶつかる心配がなく、放射線源12の破損の怖れも低くなる。
以上が、本発明の臥位放射線撮影装置10の動作である。
なお、上述の放射線源12と天板14との連動は、操作者が天板14の天板高さHを連動解除高さHより低くしなくとも、予め決定された撮影回数に応じてその連動を解除してもよい。
例えば、撮影メニュー及び撮影部位などによって、予め撮影枚数が決まっている場合には、連動判定部38は、メモリ36に記憶された、予定された撮影回数を取得し、また、操作入力部26を通じて操作者による実際の放射線曝射の回数を取得する。
連動判定部38は、放射線曝射の回数が、予定された撮影回数だけ行われたことを判定し、線源連動制御部40へ連動解除の指示を出す。前述と同様、放射線源12と天板14との連動が解除され、放射線源12が初期位置Oへ移動される。
以上、本発明の臥位放射線撮影装置について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
10 臥位放射線撮影装置
12 放射線源
13 線源移動機構
14 天板
16 天板高さ検出部
20 放射線検出器(FPD)
22 天板移動機構
24 コンソール
26 操作入力部
28 放射線科情報システム(RIS)
30 表示部(モニタ)
32 出力部(プリンタ)
34 撮影制御部
36 メモリ
38 連動判定部
39 連動解除高さテーブル
40 線源連動制御部
42 データ処理部
44 画像処理部
46 被写体情報
48 撮影メニュー
50 操作者情報

Claims (11)

  1. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    手動で高さの調整が可能であって、前記被写体を横たえるための天板と、
    前記天板の高さを検出する天板高さ検出部と、
    前記天板高さに連動して前記放射線源を移動させる線源移動機構と、
    前記天板と一体として移動する放射線検出器と、
    撮影情報及び撮影指示を入力する操作入力部と、
    前記撮影指示に基づいて、前記放射線源と前記放射線検出器とを制御して放射線撮影を行う撮影制御部と、
    前記放射線源の連動を解除するか否かを判定し、連動解除の指示を出力する連動判定部と、
    前記線源移動機構を制御し、前記連動解除の指示に基づいて、前記放射線源の連動を解除する線源連動制御部と
    を備え、
    前記連動判定部は、前記撮像情報と、前記天板高さとに基づいて前記連動解除の判定を行うことを特徴とする臥位放射線撮影装置。
  2. 前記撮像情報は、放射線源と放射線検出器との間の距離(SID)を含み、
    前記線源移動機構は、前記SIDを保つように前記放射線源を連動させることを特徴とする請求項1に記載の臥位放射線撮影装置。
  3. 前記撮影情報は、操作者の身長を含み、
    前記連動判定部は、操作者の身長と連動解除高さとの関係を記載した連動解除高さテーブルを備え、
    前記連動判定部は、入力された前記操作者の身長と、前記連動解除高さテーブルとから前記連動解除高さを算出し、前記天板高さが前記連動解除高さより低くなった場合に、前記連動解除の指示を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の臥位放射線撮影装置。
  4. 前記撮像情報は撮影回数を含み、
    前記連動判定部は、前記放射線源の照射回数をカウントし、前記照射回数が前記撮影回数と同じになった場合に、前記連動解除の指示を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の臥位放射線撮影装置。
  5. 前記連動解除の指示を受け、前記線源連動制御部は、前記線源移動機構を制御して、前記放射線源を初期位置まで移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の臥位放射線撮影装置。
  6. 前記初期位置とは、前記放射線源が、前記天板に重ならない位置であることを特徴とする請求項5に記載の臥位放射線撮影装置。
  7. さらに、前記撮影情報を予め記憶した情報サーバに接続され、
    また、前記撮像情報を記憶する記憶部を備え、
    前記操作入力部は、被写体識別情報及び操作者識別情報に基づいて、前記情報サーバに記憶された前記撮影情報を取得し、
    前記記憶部は、取得された前記撮影情報を記憶し、必要に応じて出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の臥位放射線撮影装置。
  8. 前記撮影情報は、被写体情報を含み、
    前記被写体情報は、被写体の体厚、性別、年齢、診察履歴の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の臥位放射線撮影装置。
  9. 前記撮影情報は、撮影メニューを含み、
    前記撮影メニューは、撮影部位、SID、撮影回数の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の臥位放射線撮影装置。
  10. 前記撮影情報は、操作者情報を含み、
    前記操作者情報は、操作者の身長を含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の臥位放射線撮影装置。
  11. 前記診察履歴とは、過去の撮影情報を含むことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の臥位放射線撮影装置。
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