JP2013016092A - 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動取引装置2は、書換手段2eが取引カード4の磁気記録媒体4aに対するカード処理手段3の読み出しが不可である場合に、ICチップ4bのカード情報に基づいて磁気記録媒体4aのカード情報をカード処理手段3に書き換えさせる。これにより、取引カード4の磁気記録媒体4aに磁気的な異常が発生してもユーザは取引カード4を金融機関の係員に提出する必要がなくなりユーザの手間が省け、再発行手続の必要もなくなり、煩雑な事務手続及びそのための動作の発生が抑制されてユーザの利便性が向上する。
【選択図】図1
Description
また、上記目的を達成するために、取引カードを使用して取引処理を実行する自動取引装置において、受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段と、前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報をホストコンピュータに送信して前記カード情報を前記磁気記録媒体に記録可能な情報に前記ホストコンピュータに編集させ、前記ホストコンピュータから前記編集された情報を受け付ける送信要求手段と、前記ホストコンピュータから受け付けた前記編集された情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる書換手段と、を有する自動取引装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、取引カードに記録されているカード情報を受信すると、受信した前記カード情報を磁気的に記録可能な情報に編集する情報編集手段を有するホストコンピュータと、受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段と、前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報をホストコンピュータに送信すると共に前記カード情報を前記磁気記録媒体に記録可能な情報に編集させ、前記ホストコンピュータから前記編集された情報を受け付ける送信要求手段と、前記ホストコンピュータから受け付けた前記編集された情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる書換手段と、を有する自動取引システムが提供される。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る自動取引システムの概略図である。
自動取引装置2は、取引カード4を受け付けて、ホストコンピュータ5と通信し、ユーザの口座の残高照会、ユーザの口座への入金、ユーザの口座からの出金等を行う。
情報取得手段2aは、カード処理手段3が取引カード4の磁気記録媒体4a並びにICチップ4bから読み出した情報を取得する。
認証手段2dは、情報取得手段2aが取得した取引カード4の第1の記録形式に基づいた情報を用いて、取引カード4の認証を行い、認証結果から取引カード4の取引の可否を判定する。
ホスト通信制御手段2hは、ホストコンピュータ5との情報の送受信を行う。ホスト通信制御手段2hは、送信要求手段2gからの要求に基づいて情報をホストコンピュータ5に送信する。また、ホストコンピュータ5から取引カード4の磁気記録媒体4aに記録可能に編集された情報を書換手段2eに通知する。
通信制御手段5aは自動取引装置2から情報並びに要求を受信して、認証手段5bに通知する。また、通信制御手段5aは認証手段5b及び情報編集手段5cからの要求に応じて情報を自動取引装置2に送信する。
また、ホストコンピュータ5は上記構成の他に自動取引装置2から通知された暗証番号を用いてユーザの本人確認を行う。
まず、自動取引装置2のみで復旧処理が実行される場合であって、さらに、使用対象として予めICチップ4bの第1の記録形式のカード情報が選択されている場合について説明する。
次に、使用対象として予めICチップ4bの第2の記録形式のカード情報が選択されている場合について説明する。
以上の通り、自動取引装置2は、取引カード4の磁気記録媒体4aに対するカード処理手段3の読み出しが不可である場合に、取引カード4のICチップ4bのカード情報に基づいて磁気記録媒体4aの記録情報をカード処理手段3に書き換えさせることで、磁気記録媒体4aの記録情報の復旧処理を行うようにした。これにより、取引カード4の磁気記録媒体4aに磁気的な異常が発生してもユーザは取引カード4を金融機関の係員に提出する必要がなくなりユーザの手間が省け、再発行手続の必要もなくなり、煩雑な事務手続及びそのための動作の発生が抑制されてユーザの利便性が向上する。また、金融機関側は再発行手続が不要になることでその手続に要する時間及び事務処理が削減されて、取引カード4が無効とならず、また、新たな取引カード4が再発行されないようになりコストを削減することができる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態に係る自動取引システムを説明するための図である。
ATM100は、ATM100で実行される処理の制御を行う制御ユニット10と、ユーザからの操作入力を受け付け、並びに、受付画面等を表示する表示ユニット20を有する。また、ICキャッシュカードをカード挿入/排出口30aから挿入・排出するカード処理ユニット30と、通帳を通帳挿入/排出口40aから挿入・排出する通帳処理ユニット40、硬貨を硬貨入出金口50aから入出金する硬貨処理ユニット50、紙幣を紙幣入出金口60aから入出金する紙幣処理ユニット60を有する。
RAM10bには、CPU10aに実行させるOS(Operating System)並びにプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM10bには、CPU10aによる処理に必要な各種データが格納される。
グラフィック処理部10dには、表示ユニット20が接続されている。グラフィック処理部10dは、CPU10aからの命令に従って所定の画面を表示ユニット20の表示部20aに表示させる。また、グラフィック処理部10dは、表示ユニット20の入力検知部20bで検知された表示部20aに表示した画面への操作入力に応じた情報を取得する。
表示ユニット20は、表示部20aと入力検知部20bとを備え、グラフィック処理部10dに接続されている。
入力検知部20bは、表示部20aが表示する画面に対するユーザのタッチを検知する。なお、入力検知部20bが検知した画面のタッチ位置に表示されている取引内容が制御ユニット10のCPU10aで実行される。
図4は、ICチップ付きキャッシュカードの構成例を示す図である。
なお、図4(A)はICキャッシュカード600の模式図、図4(B)は磁気ストライプ610に記録されている情報の模式図、図4(C)はICチップ630に記録されている情報の模式図をそれぞれ表している。
図5は、磁気ストライプ及びICチップの取引に基づく形式の例を示す図である。
取引には磁気ストライプ(MS)取引と、経過期間取引、基本形取引の3種類がある。ICキャッシュカード600では、磁気ストライプ610でMS取引が、ICチップ630で経過期間取引または基本形取引が行われる。
図6は、第2の実施の形態に係るカード処理ユニットの構成例を示す図である。
カード処理ユニット30は、キャッシュカードと、ICキャッシュカード600、クレジット機能一体型ICキャッシュカード等の取引カードを受け付けて、それぞれのカードに対して読み出し等の処理を行うことができる。
図7は、第2の実施の形態に係るホストコンピュータ及び監視センタのハードウェア構成例を示す図である。
図8は、第2の実施の形態に係るATMが備える機能を示すブロック図である。
情報判別部13は、カード処理ユニット30から情報取得部12が取得した情報に基づきカード処理ユニット30がICキャッシュカード600の磁気ストライプ610を正常に読み出したか否かを判別する。また、情報判別部13は、情報取得部12が取得した情報の内容、後述する入力受付部11aが受け付けた情報の内容等を判別する。
取引判別部15は、使用対象として予め選択されている記録形式(経過期間取引または基本形取引)を判定する。
取引許可判定部17は、取引判別部15の判定結果に応じて、ホストコンピュータ300から送信された本人確認結果と認証部16の(または、ホストコンピュータ300から送信された)認証結果とに基づきICキャッシュカード600での取引が許可されるか否かを判定する。また、取引許可判定部17は、読み出したICチップ630のデータに経過期間取引に対応した顧客情報の有無の判別も行う。
案内通知部11bは、情報判別部13の判別結果に応じて表示部20aに種々の案内を通知して表示させる。また、案内通知部11bは、情報判別部13の判別結果に応じて表示部20a以外にも、例えば、金融機関の店舗内の係員に対して呼び出し案内等の通知を行う。
図9は、第2の実施の形態に係るホストコンピュータが備える機能を示すブロック図である。
カード情報保持部310は、ICキャッシュカード600等の取引カードに対応する暗証番号、顧客情報等のカード情報を保持する。
認証部330は、情報取得部320が取得したICキャッシュカード600の基本形取引に対応する情報を用いて、ICキャッシュカード600の認証を行う。
送信要求部350は、本人確認部340の確認結果及び(または)認証部330の認証結果の送信要求を通信部300fからATM100に通知させる。
次に、このようなATM100で実行されるICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の復旧処理について説明する。
実施例2−1では、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の記録情報の復旧処理をATM100で行う場合について説明する。
まず、金融機関の店舗内にてユーザがATM100のカード処理ユニット30のカード挿入/排出口30aにカードを挿入する。カード処理ユニット30の磁気リーダライタ30cがカードの磁気ストライプの読み出しを実行して、読み出せずに読み出しエラーとなると以下の処理がATM100で実行される。
[ステップS302] ATM係員は、ATM100を操作して表示ユニット20の表示部20aにATM係員用の操作画面を表示させる。
[ステップS305] ATM係員は、目視の結果、当該カードが、処理対象であるICキャッシュカード600か否かを判断する。
次の処理は、情報判別部13がICチップ630のデータに全銀協キャッシュアプリが含まれていることを判別した場合にはステップS108に進められ、含まれていないことを判別した場合にはステップS125(図13)に進められる。
[ステップS109] 情報判別部13は、案内通知部11bから暗証番号の入力案内の表示要求を表示部20aに通知させる。表示ユニット20の表示部20aは暗証番号の入力案内を表示する。これにより、表示ユニット20の入力検知部20bはユーザからの暗証番号を受け付ける。
[ステップS115] 取引許可判定部17は当該本人確認結果からICキャッシュカード600を用いた取引を許可するか否かを判別する。
[ステップS118] 確認要求部18は、残高照会要求と共に本人確認要求をホスト通信制御部10fに通知する。また、この際、確認要求部18はICチップ630の基本形取引に対応するデータのうち顧客情報とステップS109で入力された暗証番号とについてもホスト通信制御部10fに通知する。ホスト通信制御部10fはこれらの要求及び情報をホストコンピュータ300に通知する。
[ステップS120] 取引許可判定部17は当該本人確認結果及び検証結果からICキャッシュカード600を利用した取引を許可するか否かを判別する。
次の処理は、取引許可判定部17が経過期間取引に対応した顧客情報が有ると判別した場合にはステップS122に進められ、無いと判別した場合にはステップS123に進められる。
[ステップS125] カード処理制御部14はカード処理ユニット30からICキャッシュカード600を排出させる。ICキャッシュカード600はカード処理ユニット30から排出されて、ユーザに返却される。
図14は、実施例2−1に係るATMで実行されるICチップのデータ読み取り処理を示すフローチャートである。
次の処理は、取引判別部15が経過期間取引が選択されていることを判別した場合にはステップS108bに進められ、基本形取引が選択されていることを判別した場合(経過期間取引が選択されていない場合)にはステップS108dに進められる。
ICチップ630の経過期間取引に対応するアプリケーションの起動により、ICチップ630から経過期間取引に対応するデータの読み出し要求をカード処理ユニット30に通知する。
[ステップS108e] 情報取得部12は、起動したアプリケーションに応じた情報をカード処理ユニット30から取得し、情報判別部13は当該情報に基づき、当該アプリケーションが正常に起動したか否かを判別する。
ICチップ630の基本形取引に対応するアプリケーションの起動により、ICチップ630から基本形取引に対応するデータの読み出し要求をカード処理ユニット30に通知する。
以上の通り、ATM100は、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610に対するカード処理ユニット30の読み出しがエラーである場合にICキャッシュカード600のICチップ630のデータに基づいて磁気ストライプ610のデータを書き換えて、復旧処理を行うようにした。磁気ストライプ610のデータの書き換えには、特に、経過期間取引が選択されている場合にはICチップ630の経過期間取引に対応するデータを利用し、基本形取引が選択されている場合にはICチップ630の基本形取引に対応するデータのうち「銀行コード」及び「支店コード」を利用して、磁気ストライプ610の復旧処理を行うようにした。これにより、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610に磁気的な異常が発生してもユーザはICキャッシュカード600を金融機関の係員に提出することなく、再発行手続の必要もなくなり、煩雑な事務手続及びそのための動作の発生が抑制されてユーザの利便性が向上する。また、金融機関側は再発行手続が不要になることでその手続に要する時間及び事務処理が削減されて、無効とするICキャッシュカード600と共に再発行するICキャッシュカード600の発生が抑制される。
実施例2−2では、実施例2−1においてICチップ630のデータ652において任意領域652bのMS情報退避領域652b1(図4)に経過期間取引に対応する顧客情報を格納する場合を例に挙げて説明する。
なお、図15は、図13のステップS123の処理に代わり、ステップS123aの処理が新たに行われるものである。
このような方法を用いても、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の顧客情報が書き換えられることで復旧し、実施例2−1と同様の効果が得られる。
第3の実施の形態では、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の記録情報の復旧処理にてATM並びにホストコンピュータも用いる場合について説明する。
図16は、第3の実施の形態に係るホストコンピュータが備える機能を示すブロック図である。
情報編集部370は、取引許可判定部360の判定結果に応じて、ATM100から通知されたICチップ630の経過期間形取引または基本形取引に対応する顧客情報を磁気ストライプ610に対応した状態に編集する。また、情報編集部370により編集された情報は送信要求部350、通信部300fを介してATM100に送信される。
図17及び図18は、第3の実施の形態に係るATM及びホストコンピュータで実行される復旧処理を示すフローチャートである。
[ステップS211] ホストコンピュータ1300の通信部300fはATM100から残高照会要求、ICチップ630の経過期間取引に対応する顧客情報及び暗証番号と共に本人確認要求を受信する。情報取得部320は、これらの顧客情報及び暗証番号を取得する。
次の処理は、取引許可判定部360がICキャッシュカード600による取引を許可することを判別した場合にはステップS214に進められ、取引を許可しないことを判別した場合にはステップS215に進められる。
次の処理は、取引許可判定部17に通知された取引可否結果がICキャッシュカード600による取引を許可する場合にはステップS117に進められ、取引を許可しない場合にはステップS125(図13)に進められる。
また、ステップS110で取引判別部15により基本形取引が選択されていることが判別されると、次の処理が実行される。
次の処理は、取引許可判定部360がICキャッシュカード600による取引を許可することを判別した場合にはステップS220に進められ、取引を許可しないことを判別した場合にはステップS221に進められる。
次の処理は、取引許可判定部17に通知された取引可否結果がICキャッシュカード600による取引を許可する場合にはステップS124に進められ、取引を許可しない場合にはステップS125に進められる。
第4の実施の形態では、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の読み出しエラーの際に、自動でATM係員を呼び出す場合を例に挙げて説明する。
なお、図19は、第2の実施の形態の図10に対応するものであり、図10と同じ処理には同じステップ番号を付している。
[ステップS102a] 情報判別部13は、ユーザにその場で待ってもらうように待機案内の表示要求を案内通知部11bに通知して、表示部20aには待機案内が表示される。これにより、ユーザをATM100前に待機させる。
以後、ステップS301〜S306の動作が実行されて、カードが処理対象のICキャッシュカード600であれば、ステップS104,S105の処理が実行されて、図11〜図13の処理が行われる。
第5の実施の形態では、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の読み出しエラーの際に、監視センタ500を利用してATM係員を呼び出す場合を例に挙げて説明する。
監視センタ500は、情報取得部510と、表示要求部520、入力受付部530、情報判別部540、送信要求部550を備える。
表示要求部520は、情報取得部510が取得した情報をモニタ500iに表示させる。
情報判別部540は、入力受付部530が受け付けた情報を判別する。
次に、このような監視センタ500を利用して、ATM100で実行されるICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の復旧処理について説明する。
図21は、実施例5−1に係るATM及び監視センタで実行される復旧処理を示すフローチャートである。
第2の実施の形態と同様に、カード処理ユニット30に挿入されたカードの磁気ストライプに対する磁気リーダライタ30cの読み出しがエラーである場合にATM100では、以下の処理が実行される。
なお、カード処理ユニット30はカードを受け付けた際には、イメージリーダ30dにより当該カードの主面のイメージデータを読み取る。情報取得部12は、当該イメージデータも取得して当該イメージデータは情報保持部11に保持される。
[ステップS401] 監視センタ500の通信部500fは、カードのイメージデータを受信する。情報取得部510は、受信したイメージデータを取得して、表示要求部520がモニタ500iに当該イメージと、カードの種類の選択ボタンとを表示させる。
[ステップS502] 監視係員はキーボード500j及びマウス500kを利用してカードの種類に対応する選択ボタンを指定する。
[ステップS403] 情報判別部540は、指定されたカードの種類が処理対象であるICキャッシュカード600か否かを判断する。
このようにATM100は、カードの磁気ストライプの読み出しエラー時に、カードのイメージデータを監視センタ500に送信して、監視センタ500でカードのイメージデータからカードの種類を判別するようにした。これにより、ユーザは操作を行わずして、自動で磁気ストライプの復旧処理を実行することができる。これにより、ユーザはATM係員を呼び出す必要がなくなりユーザの手間が省けて利便性が向上する。
実施例5−2では、実施例5−1とは異なる監視センタ500を利用した方法について説明する。
これまでと同様に、カード処理ユニット30に挿入されたカードの磁気ストライプに対する磁気リーダライタ30cの読み出しがエラーである場合にATM100では、以下の処理が実行される。
[ステップS103a] 監視要求部11cは、挿入されたカードの主面のイメージデータと共に当該イメージデータの監視要求を監視センタ500に通知する。
[ステップS502a] 監視係員は、目視の結果、当該カードが、処理対象であるICキャッシュカード600か否かを判断する。なお、当該カードが処理対象外(単なるキャッシュカード、一体型ICキャッシュカード、または取引カードとは別の種類のカード)である場合には、監視係員は、キーボード500j及びマウス500kを用いてカードの返却指示の操作入力を行う(ステップS402へ)。当該カードが処理対象である場合には、監視係員は、ステップS503aの動作を行う。
[ステップS503a] 監視係員は、当該カードがICキャッシュカード600である場合には、ICキャッシュカード600の磁気ストライプ610の復旧処理を実行するために、インタフォンによりユーザにICキャッシュカード600をカード処理ユニット30のカード挿入/排出口30aに再び挿入するように指示する。
以降の処理は、図11〜図13のフローに沿って磁気ストライプの復旧処理が実行される。
第5の実施の形態においても第2の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、第5の実施の形態では、ATM100は、カードの磁気ストライプの読み出しエラー時に、カードのイメージデータを監視センタ500に送信して、監視センタ500でカードの種類を確認するようにした。これにより、ATM係員を呼び出す必要が無く、ATM係員のコストを削減することができる。
2 自動取引装置
2a 情報取得手段
2b 情報判別手段
2c 記録形式判別手段
2d,5b 認証手段
2e 書換手段
2f カード処理制御手段
2g 送信要求手段
2h ホスト通信制御手段
3 カード処理手段
4 取引カード
4a 磁気記録媒体
4b,630 ICチップ
5,300,1300 ホストコンピュータ
5a 通信制御手段
5c 情報編集手段
10 制御ユニット
10a,300a,500a CPU
10b,300b,500b RAM
10c,300c,500c HDD
10d,500d グラフィック処理部
10e,500e 入出力インタフェース
10f ホスト通信制御部
10g 監視センタ通信制御部
10h,300h,500h バス
11 情報保持部
11a,530 入力受付部
11b 案内通知部
11c 監視要求部
12,320,510 情報取得部
13 情報判別部
14 カード処理制御部
15 取引判別部
16,330 認証部
17,360 取引許可判定部
18 確認要求部
19 書換部
20 表示ユニット
20a 表示部
20b 入力検知部
30 カード処理ユニット
30a カード挿入/排出口
30b 搬送路
30c 磁気リーダライタ
30d イメージリーダ
30e ICリーダライタ
40 通帳処理ユニット
40a 通帳挿入/排出口
50 硬貨処理ユニット
50a 硬貨入出金口
60 紙幣処理ユニット
60a 紙幣入出金口
100 ATM
200 金融系ネットワーク
300f,500f 通信部
310 カード情報保持部
340 本人確認部
350,550 送信要求部
370 情報編集部
400 監視系ネットワーク
500 監視センタ
500i モニタ
500j キーボード
500k マウス
520 表示要求部
540 情報判別部
600 ICキャッシュカード
610,620 磁気ストライプ
640 OS
650 全銀協キャッシュアプリケーション
651 プログラム
652 データ
652a 全銀協仕様領域
652a1 鍵情報
652a2 認証関連データ
652a3 顧客情報
652b 任意領域
652b1 MS情報退避領域
660 その他のアプリケーション
Claims (16)
- 取引カードを使用して取引処理を実行する自動取引装置において、
受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段と、
前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる書換手段と、
を有することを特徴とする自動取引装置。 - 前記取引カードでは、
前記磁気記録媒体は第1の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する要素情報を記録し、
前記ICチップは前記第1の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する前記要素情報と、第2の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する要素情報とをそれぞれ記録する、
ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記ICチップの前記第1の記録形式の前記カード情報が使用対象として予め選択されている場合には、
前記書換手段は、
前記ICチップの前記第1の記録形式で記録された前記要素情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記要素情報を前記カード処理手段に書き換えさせる、
ことを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。 - 前記ICチップの前記第2の記録形式の前記カード情報が使用対象として予め選択されている場合には、
前記書換手段は、
前記磁気記録媒体の前記第1の記録形式で記録された前記要素情報のうち、前記ICチップの前記第2の記録形式で記録された前記要素情報の桁の少なくとも一部と一致するものを、前記ICチップの前記桁の少なくとも一部が一致する前記要素情報に基づいて前記カード処理手段に書き換えさせる、
ことを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。 - 前記第1の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する前記要素情報は、銀行コード、支店コード、口座番号、有効性コード、識別マーク、認証コードであって、
前記第2の記録形式に基づいて前記カード情報を別に構成する前記要素情報は、銀行コード、支店コード、科目、口座番号であって、
前記磁気記録媒体と前記ICチップとの前記桁の少なくとも一部と一致する前記要素情報は銀行コード、支店コードである、
ことを特徴とする請求項4記載の自動取引装置。 - 前記書換手段は、
前記磁気記録媒体の前記カード情報の有効性コード、識別マーク、認証コードを固定値で前記カード処理手段に書き換えさせる、
ことを特徴とする請求項5記載の自動取引装置。 - 前記書換手段は、
前記磁気記録媒体の前記カード情報の銀行コード、支店コード、口座番号、有効性コード、識別マーク、認証コード以外の要素情報を0で前記カード処理手段に書き換えさせる、
ことを特徴とする請求項5記載の自動取引装置。 - 前記ICチップは、
使用対象として予め選択されている記録形式に関わらず記録された情報が読み出し可能な退避領域が設けられていることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。 - 前記退避領域に前記第1の記録形式に基づく前記カード情報が記録されており、
前記ICチップの前記第2の記録形式の前記カード情報が使用対象として予め選択されている場合には、
前記書換手段は、
前記ICチップの前記退避領域に記録されている前記第1の記録形式の前記カード情報の前記要素情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記要素情報を前記カード処理手段に書き換えさせる、
ことを特徴とする請求項8記載の自動取引装置。 - 取引カードを使用して取引処理を実行する自動取引装置において、
受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段と、
前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報をホストコンピュータに送信して前記カード情報を前記磁気記録媒体に記録可能な情報に前記ホストコンピュータに編集させ、前記ホストコンピュータから前記編集された情報を受け付ける送信要求手段と、
前記ホストコンピュータから受け付けた前記編集された情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる書換手段と、
を有することを特徴とする自動取引装置。 - 前記取引カードでは、
前記磁気記録媒体は第1の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する要素情報を記録し、
前記ICチップは前記第1の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する前記要素情報と、第2の記録形式に基づいて前記カード情報を構成する要素情報とをそれぞれ記録する、
ことを特徴とする請求項10記載の自動取引装置。 - 前記ICチップの前記第1の記録形式の前記カード情報が使用対象として予め選択されている場合には、
前記送信要求手段は、前記ICチップの前記第1の記録形式で記録された前記カード情報を前記ホストコンピュータに送信して、前記第1の記録形式で記録された前記カード情報を前記ホストコンピュータに編集させる、
ことを特徴とする請求項11記載の自動取引装置。 - 前記ICチップの前記第2の記録形式の前記カード情報が使用対象として予め選択されている場合には、
前記送信要求手段は、前記ICチップの前記第2の記録形式で記録された前記カード情報を前記ホストコンピュータに送信して、前記第2の記録形式で記録された前記カード情報を前記ホストコンピュータに編集させる、
ことを特徴とする請求項11記載の自動取引装置。 - 取引カードに記録されているカード情報を受信すると、受信した前記カード情報を磁気的に記録可能な情報に編集する情報編集手段を有するホストコンピュータと、
受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段と、前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報をホストコンピュータに送信すると共に前記カード情報を前記磁気記録媒体に記録可能な情報に編集させ、前記ホストコンピュータから前記編集された情報を受け付ける送信要求手段と、前記ホストコンピュータから受け付けた前記編集された情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる書換手段と、
を有することを特徴とする自動取引システム。 - 取引カードを使用して取引処理を実行する自動取引プログラムにおいて、
受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段が接続されたコンピュータに、
前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる、
処理を実行させることを特徴とする自動取引プログラム。 - 取引カードを使用して取引処理を実行する自動取引プログラムにおいて、
受け付けた前記取引カードが備える磁気的にカード情報を記録する磁気記録媒体及びカード情報を記録するICチップに対して情報の読み出し処理を行うカード処理手段に接続されたコンピュータに、
前記取引カードの前記磁気記録媒体に対する前記カード処理手段の読み出しが不可である場合に、前記ICチップの前記カード情報をホストコンピュータに送信して前記カード情報を前記磁気記録媒体に記録可能な情報に前記ホストコンピュータに編集させ、前記ホストコンピュータから前記編集された情報を受け付けさせ、
前記ホストコンピュータから受け付けた前記編集された情報に基づいて前記磁気記録媒体の前記カード情報を前記カード処理手段に書き換えさせる、
処理を実行させることを特徴とする自動取引プログラム。
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- 2011-07-06 JP JP2011149655A patent/JP5771082B2/ja active Active
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