JP2013003208A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、誤装着であることを認識しやすく、装置の大型化を抑制しつつ、装置本体やプロセスプロセスカートリッジが変形を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 装着部に装着されるカートリッジが適切でない場合は、装着部側識別部がカートリッジ側識別部と当接して、カートリッジを前記装着部へ装着する装着方向と反対方向へと付勢する識別付勢手段16、17、18と、識別付勢手段によって付勢されたカートリッジが、装置本体からの脱落を防止する脱落防止部155を有する画像形成装置。
【選択図】 図15

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、少なくとも画像形成に必要なプロセス手段を1つ以上有するプロセスカートリッジを複数個一列に並べたインライン型の電子写真画像形成装置がある。この種の電子写真画像形成装置に用いる複数のプロセスカートリッジは、それぞれ電子写真画像形成装置本体の所定の位置に装着される必要がある。そのため、このプロセスカートリッジは、それぞれ指定された装着位置以外には装着できない構造になっている。また、1つのプロセスカートリッジを用いる単色の電子写真画像形成装置においても、装置本体の仕様や型式に対応したプロセスカートリッジのみを装着可能とし、機能の異なるプロセスカートリッジを装着できない構成になっている。
そこで、従来からプロセスカートリッジを誤った位置に誤装着することを抑制する多くの構成が提案されている。例えば、プロセスカートリッジの電子写真画像形成装置への装着位置に装着キーなどの凹凸形状を設け、収容する現像剤の色毎に装着キーの位置を変えておく方法がある(特許文献1参照)。
特開2003−084534号公報
しかしながら、従来技術では、プロセスカートリッジが誤装着された場合でも、プロセスカートリッジ及び装置本体が変形や破損をしないように強度を確保する必要があり、プロセスカートリッジ及び装置本体の大型化を招く可能性がある。
そこで本発明は、誤装着であることを認識しやすく、カートリッジ及び装置の大型化を抑制しつつ、装置本体やカートリッジの変形や破損を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、固有の識別形状のカートリッジ側識別部をそれぞれに備えた複数のカートリッジを着脱可能な画像形成装置において、
前記複数のカートリッジを取り外し可能に装着する複数の装着部と、
前記複数の装着部にそれぞれに設けられた識別付勢手段であって、前記カートリッジ側識別部との対応によって、前記装着部に装着されるカートリッジが適切な場合は、前記カートリッジが前記装着部へ装着するのを許容し、前記装着部に装着されるカートリッジが適切でない場合は、前記カートリッジが前記装着部へ装着する装着方向と反対方向へと付勢する識別付勢手段と、
前記識別付勢手段によって前記反対方向へ付勢された前記カートリッジが、前記画像形成装置の装置本体からの脱落を防止する脱落防止部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明は、誤装着であることを認識しやすく、装置の大型化を抑制しつつ、装置本体やプロセスカートリッジの変形や破損を抑制できる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 第1実施形態に係るプロセスカートリッジの断面説明図である。 第1実施形態に係るプロセスカートリッジ装着の斜視説明図である。 第1実施形態に係るプロセスカートリッジ装着の斜視説明図である。 第1実施形態に係るプロセスカートリッジ装着の動作説明図である。 第1実施形態に係る誤装着防止の斜視説明図である。 第1実施形態に係る誤装着防止の斜視説明図である。 第2実施形態に係る誤装着時の動作説明図である。 第2実施形態に係るプロセスカートリッジおよび画像形成装置の構成説明用斜視図である。 第2実施形態に係る誤装着防止の斜視説明図である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジおよび画像形成装置の構成説明用斜視図である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジ装着の斜視説明図である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジの適切な装着時の動作説明図である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジの不適切な装着時の動作説明図である。 第1実施形態に係るプロセスカートリッジ装着の断面説明図である。
(実施例1)
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、鉛直方向に並設された像担持体である感光体ドラム1(1a〜1d)を備えている。感光体ドラム1(1a〜1d)は、不図示の駆動手段によって回転駆動される。全ての感光体ドラム1に対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設されている。
図1、図2に示すように、感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、帯電ローラ2、スキャナユニット3(3a〜3d)、現像ユニット4、静電転写装置5、クリーニング装置6が配設される。感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像ユニット4、クリーニング装置6は、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a〜7d)を形成している。尚、プロセスカートリッジ7はカートリッジ7という。
図1、図2に示すように、カートリッジ7が、画像形成のタイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1(1a〜1d)が反時計回りに回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッジに対応するスキャナユニット3(3a〜3d)が順次駆動される。この駆動により、感光体ドラム1表面に対し、帯電ローラ2が一様な電荷を付与し、スキャナユニット3がレーザービーム30(30a〜30d)を照射して潜像形成を行い、現像ユニット4内の現像ローラ40がトナー像を形成(現像)する。
一方、トナー像の形成と同期して、給送カセット8にセットした記録媒体9が静電転写装置5へと搬送され、転写ローラ12(12a〜12d)に電圧を印加することによって、感光体ドラム1(1a〜1d)上のトナー像が順次記録媒体9に転写される。4色のトナー像の転写を受けた記録媒体9は、定着装置10へと搬送され、定着装置10によって熱および圧力を印加されて、転写されたトナー像が記録媒体9上に定着する。記録媒体9は、その後、画像形成装置100の上面に設けられる排出トレイ13へ排出される。
[カートリッジ7の装置本体への着脱]
図3に示すように、画像形成装置100は、着脱可能な複数のカートリッジ7を装着する装着部101(101a〜101d)を有している。カートリッジ7は、各画像プロセスに関連する部材(感光体ドラム1やトナーT、帯電ローラ2、現像ローラ40など)の寿命やトナーTの使用量等を考慮して、ある所定量の画像形成の後は新しいものと交換される。カートリッジ7の交換の際、画像形成装置100の前カバー14を開ける。そして、画像形成装置100の装着部101(101a〜101d)へ、感光体ドラム1を手前にして感光体ドラム1の軸線方向と直交する方向に抜脱(矢印E方向)および装着(矢印D方向)する。
画像形成装置100には、カートリッジ7(7a〜7d)を着脱するための開口102が設けられている。開口102の両側面にはカートリッジ7を正規の位置へ導くための左ガイド110(110a〜110d)および右ガイド120(120a〜120d)が、各カートリッジ7(7a〜7d)に設けられている。
図4に示すように、カートリッジ7の側面には、位置決め突起部71、ボス72が設けられている。突起部71は、感光体ドラム1と同軸上に設けられており、画像形成装置100との位置決めを行う。ボス72は、カートリッジ7の挿入方向の先端側に設けられており、画像形成装置100に対する姿勢を決める。装着部101へカートリッジ7を装着する際は、ボス72を左ガイド110の溝部111に入れて挿入していき、次いで突起部71を左ガイド110に設けられる突き当て面112に載せることで装着を行う。図4、図15(a)に示すように、溝部111の入り口には脱落防止突起155が設けてある。そして、カートリッジ7をD方向に挿入するとボス72が脱落防止突起155の挿入面155aに当接し、脱落防止突起155はボス72から退避する矢印S方向に弾性変形する(図15(b))。脱落防止部155の弾性変形により、ボス72は脱落防止突起155を乗り越え、溝部111に入る(図15(c))。そして、最終的には、装置本体に設けられるねじりコイルバネ(位置決め付勢手段)15により、突起部71を左ガイド110に設けられた突き当て面112、113に突き当てることによりカートリッジ7の装着完了位置が決められる。
図5(e)に示すように、ねじりコイルバネ15の固定端156は、左ガイド110の穴117に挿入されて固定されている。バネ15の中央のねじり部158は、左ガイド110に設けられたボス114を回転中心として支持されている。バネ15は、突き当て面112、113側へ付勢力が働くように(矢印P方向にモーメントがかかるように)設けられている。バネ15の支持端157は、開口102に設けられる溝部103によって支持され、矢印P方向への回動が制限されている。バネ15は、ねじり部158と支持端157との間でくの字状に折り曲げられており、屈曲点よりねじり部158側に位置決め付勢部151を有し、屈曲点より支持端157側に押上げ部152を有している。
カートリッジ7の装着時は、まず図5(a)に示すように、突起部71が押上げ部152に当接する。さらにカートリッジ7を挿入すると、図5(b)に示すように、突起部71がバネ15の付勢力に抗してバネ15を矢印R方向に押し上げる。そして、図5(c)に示すように、突起部71が屈曲点を超えて位置決め付勢部151に当接し、装着完了位置へと装着される。装着完了位置においては、図5(d)に示すように、突起部71が位置決め付勢部151によって突当て面112、113に突き当たる方向(矢印P方向)に付勢されることで、カートリッジ7が装着部101に対して位置決め固定される。支持端157および溝部103の形状は、図5(d)のように突起部71が装着完了位置にある状態で支持端157が溝部103から浮いた状態になるように設定されている。これにより、位置決め付勢部151が突起部71を突当て面112、113に突き当てた状態を維持でき、カートリッジ7が装着部101に対して位置決め固定される。
[カートリッジ7の誤装着防止手段]
図6に示すように、カートリッジ7(7a〜7d)は、識別切欠き(カートリッジ側識別部)73(73a〜73d)を有している。識別切欠き73は、装着方向(矢印D方向)の先端側の面に設けられており、各トナー色固有の識別形状となっている。本実施形態では、識別切欠き73(73a〜73d)の位置を感光体ドラム1の軸線方向に異なる位置(各トナー色固有の位置)とすることで、各トナー色固有の識別形状としている。
一方、装着部101(101a〜101d)は、各識別切欠き73(73a〜73d)に対応した各色固有の位置に、識別部(識別付勢手段、装着部側識別部)16(16a〜16d)を有している。識別部16は、圧縮バネ(識別付勢手段)17(17a〜17d)を介して画像形成装置100の支持部18(18a〜18d)に取り付けられている。圧縮バネ17は、カートリッジ7を装着方向と反対方向(矢印E方向)へ付勢する。
図6(a)に示すように、カートリッジ7bを適切な装着部101bに装着すると、識別部16bが識別切欠き73bにはまり込み、圧縮バネ17bは圧縮されない。これと同時に、ねじりコイルバネ15bが位置決め突起部71bを突当て面112b、113bに付勢してプロセスカートリッジの装着が完了される。
一方、図6(b)に示すように、カートリッジ7bを適切でない装着部101aに装着すると、識別部16aがカートリッジ7bの識別切欠き73bと一致せずに、カートリッジ7bの先端面74bに当接する。さらに挿入すると、圧縮バネ17aの付勢力に抗して先端面74bが識別部16aを押し込みながら、ねじりコイルバネ15aが位置決め突起部71bを突当て面112a、113aに付勢して装着完了位置まで装着される。このとき、圧縮バネ17aのカートリッジ装着方向上流側(矢印E方向)への付勢力がバネ15aのカートリッジ装着方向下流側(矢印D方向)への付勢力を上回るように、圧縮バネが設定されている。この状態でユーザーが装着する力を解除すると、圧縮バネ17aの付勢力により、バネ15aの付勢力に抗してカートリッジ7bが矢印E方向へと押し戻される。図15(c)に示すように、押し戻されたカートリッジ7bは、ボス72が脱落防止突起155の抜け止め面に当接することにより、矢印E方向への移動が規制され、画像形成装置100の本体からの脱落が防止される。尚、この状態おいては、カートリッジ7bに圧縮バネ17bの矢印E方向への付勢力が作用していたとしても、脱落防止部155がS方向に変形しない設定なっている。この状態からカートリッジ7bを取り出すには、カートリッジ7bを更に矢印E方向へ移動させる。これによってボス72が抜け止め面155bと干渉し、脱落防止部155がボス72から退避する方向に弾性変形し(図15(b)矢印S方向)、ボス72は脱落防止部155を乗り越えて溝111から出ることができる(図15(a))。ここで、カートリッジ7bが画像形成装置100の本体から脱落するのを確実に防止するために、カートリッジ7bの取り外し性に問題のないレベルで、挿入面155aの傾斜角度よりも面155bの傾斜角度を大きくしても良い。
本実施形態によれば、図6(b)に示すようなカートリッジ7a〜7dを異なった装着部101a〜101dに装着した誤装着である場合にも、カートリッジ7を一度は完全な装着完了位置まで装着することを許容する。このため、ユーザーの強引な装着を招きにくい。また、圧縮バネ17a〜17dの付勢力によりカートリッジ7a〜7dが矢印E方へと押し戻されるため、誤装着であることを認識しやすい。そして、押し戻されたカートリッジは脱落防止突起155によって画像形成装置本体からの脱落が防止されるため、カートリッジが画像形成装置から脱落して破損することを防ぐことができる。さらに、誤装着を阻止する部材が弾性部材であるため、仮にユーザーの強引な装着が行われても、装置本体やカートリッジの破損を招きにくい。
なお、本実施形態では識別形状として矢印D方向の先端側に識別切欠き73を設けたが、図7に示すように、識別形状として識別突起(カートリッジ側識別部)731を設けても良い。この場合、圧縮バネ(識別付勢手段)171を介して画像形成装置100に取り付けられた板状の識別部161(161a〜161d)に、識別突起731(731a〜731d)と対応する位置に貫通孔162(162a〜162d)を設ける。これにより、適切なカートリッジ7を装着した場合には、識別突起731が貫通孔162に挿入され、圧縮バネ171は圧縮されない。これと同時に、ねじりコイルバネ15が位置決め突起部71を突当て面112、113に付勢してカートリッジの装着が完了される。一方、適切でないカートリッジ7を装着した場合、識別突起731と識別部161が当接して圧縮バネ171が圧縮される。そして、ユーザーが装着する力を解除すると、圧縮バネ171の付勢力により、バネ15の付勢力に抗してカートリッジ7が矢印E方向へと押し戻される。
なお、この誤装着防止手段は単色の電子写真画像形成装置やロータリー型のカラー電子写真画像形成装置など、本実施形態に示したインライン型のカラー画像形成装置以外にも、機種や仕様の異なるカートリッジを識別するために用いることもできる。そして、本実施形態のようなインライン型のカラー電子写真画像形成装置においては、次の特有な効果が顕れる。すなわち、複数のプロセスカートリッジが隣接して並ぶ構成においては、誤装着されたプロセスカートリッジは他の適切なプロセスカートリッジに比べて一段飛び出る。そのため、識別付勢手段による誤装着されたプロセスカートリッジの移動量が小さくても、誤装着であることを容易に認識できる。
また、本実施形態では誤装着防止手段を、感光体ドラムを有するプロセスカートリッジの誤装着防止に用いたが、現像装置や、現像剤補給容器など、装置本体に対してユーザーが着脱交換するものであれば、感光体ドラムを含むものに限定されない。
(実施例2)
次に本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図9(a)は本実施形態にかかるカートリッジ7の斜視図である。図9(b)は本実施形態にかかる左ガイド110の斜視図である。
図9(a)に示すように、本実施形態は、上記第1実施形態の識別切欠き73に変えて識別突起(カートリッジ側識別部)75を設け、ねじりコイルバネ15に変えてねじりコイルバネ19を設けたものである。
各識別突起75は、カートリッジ7の矢印D方向と感光体ドラム1の軸線方向の両方に略直交する矢印F方向において異なる位置(各トナー色固有の位置)とすることで、各トナー色固有の識別形状としている。
図9(b)に示すように、ねじりコイルバネ19は、第1実施形態のねじりコイルバネ15と同様に、位置決め付勢部191、押上げ部192および固定端196、支持端197を有している。本実施形態では、ねじりコイルバネ19は、さらに各トナー色固有の識別部(識別付勢手段、装着部側識別部)193を有している。識別部193は、押上げ部192と支持端197の間に形成されており、カートリッジ7の誤装着を防止する。識別部193は、当接部194、曲げ部(通過部)195を有している。曲げ部195は、適切なカートリッジの識別突起75のみを通過させるため、各トナー色固有の位置で、識別突起75と干渉しないように曲げられている。当接部194は、適切でないカートリッジ7の識別突起75と当接し、適切でないカートリッジ7の装着を阻止する。
図10(a)に示すように、カートリッジ7aを適切な装着部101aに装着すると、識別突起75aが当接部194aに引っかかることなく、曲げ部195aを通過する。次いで、第1実施形態と同様に、位置決め突起部71aがねじりコイルバネ19aの押上げ部192aを押し上げて、装着完了位置まで装着される。
一方、図10(b)、図8(a)に示すように、カートリッジ7aを適切でない装着部101bに装着しようとすると、位置決め突起部71aが押し上げ部192bに当接する前に、識別突起75aが当接部194bと当接する。さらに、カートリッジ7aを挿入していくと、図8(b)に示すように、ねじりコイルバネ19bの回動では当接部194bと識別突起75aの干渉が解消されない。このため、ねじりコイルバネ19bは当接部194bと押し上げ部192bの連結部198bを中心として支持端197bが押し込まれるように矢印Q方向に弾性的に曲げられる。さらに挿入していくと、矢印Q方向の曲げ量が増すと同時に、識別突起75aと当接部194bの当接により、当接部194bも矢印S方向に押し込まれる。これにより、図8(c)に示すように、ねじりコイルバネ19bは押上げ部192bが突起部71aを突き当て面112bに付勢する方向(矢印P方向)に回動する。そして、位置決め突起部71aが押し上げ部192bと当接する。この時点で、ねじりコイルバネ19bがそれ以上変形および回動ができなくなり、カートリッジ7aの装着が阻止される。このときに装着力を解除すると、ねじりコイルバネ19bの矢印Q方向への弾性的な曲げ変形により、当接部194bが識別突起75aを装着方向入口方向(矢印E方向)へと押し戻す力が発生し、カートリッジ7aは矢印E方向へと移動する。
なお、識別部193と突起部71の形状や位置を各トナー色固有のものにすることで、カートリッジ7a〜7dが、それぞれ適切な装着部101a〜101dのみに装着可能となり、全ての誤装着パターンにおいて上述と同じ動作を得ることができる。
本実施形態においては、ねじりコイルバネ19は適切なカートリッジ7を位置決めする位置決め付勢手段の役割と、適切でないカートリッジ7を装着入口側へ付勢する識別付勢手段の役割とを兼ねている。
本実施形態によれば、誤装着である場合にもカートリッジ7を一度は装着完了位置付近まで装着することができるため、ユーザーの強引な装着を招きにくい。また、第1実施形態においては、誤装着時に、位置決め付勢手段(ねじりコイルバネ15)よりも強い付勢力を有する識別付勢手段(圧縮バネ17)に抗して装着する必要があった。これに対し本実施形態では、誤装着時にカートリッジ7を押し戻す際に、識別付勢手段が位置決め付勢手段に抗する必要がない。従って、識別付勢手段の付勢力を第1実施形態に比べて低く設定することができるため、誤装着時にユーザーが装着する装着力や識別付勢手段の周辺の部品への負荷を低減することができる。さらに、位置決め付勢手段と識別付勢手段を同一部品としているため、部品点数を削減することができる。
なお、本実施形態ではねじりコイルバネ15を装着口の左側面に設けたが、両側面に設けても良い。この場合、カートリッジ7を装置に平行に押し戻すことができる。また、両側面のねじりコイルバネ15をそれぞれ別の形状にしても良い。この場合には、カートリッジ7の識別種類を更に増やすことができる。
また、実施例2においても、実施例1と同様に図9に示すように、脱落防止突起155が設けられている。これによって、誤装着である場合に押し戻されたカートリッジが、画像形成装置100の本体から脱落するのを防止している。
(実施例3)
次に本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について図を用いて説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図11(a)は本実施形態にかかるカートリッジ7の斜視図である。図11(b)は本実施形態にかかる左ガイド110の斜視図である。
図11(a)、図11(b)に示すように、本実施形態は、上記第1実施形態の識別切欠き73に変えて識別突起(カートリッジ側識別部)76を設け、ねじりコイルバネ15に変えてロック部材20、引っ張りバネ(識別付勢手段)21を設けたものである。
識別突起76は、カートリッジ7の側面の位置決め突起部71よりも矢印D方向の下流側に設けられている。各カートリッジ7の識別突起76は、感光体ドラム1の回転軸と、カートリッジ7の矢印D方向の両方に略直交する矢印F方向において異なる位置(各トナー色固有の位置)に形成された識別形状となっている。
一方、図11(b)に示すように、左ガイド110には、ロック部材20が支持軸116を中心に回動可能に支持されている。引っ張りバネ21は、画像形成装置100に設けられるバネかけ部104とロック部材20の一端との間に設けられている。ロック部材20の他端側には、位置決め付勢部201、押上げ部202が設けられている。ロック部材20の一端は、引っ張りバネ21により引っ張られており、装着完了位置においてロック部材20の位置決め付勢部201が突起部71を突き当て面112、113へ(矢印P方向へ)付勢するようになっている。押上げ部202は、装着時に位置決め突起部71と当接して、引っ張りバネ21の付勢力に抗して矢印R方向に回動する。
ロック部材20の一端と支持軸116との間には、識別部203が設けられている。識別部203は、当接部204、切欠き部(通過部)205を有している。切欠き部205は、適切なカートリッジの識別突起76のみを通過させるため、各トナー色固有の位置に設けられている。当接部204は、適切でないカートリッジ7の識別突起76と当接し、適切でないカートリッジ7の装着を阻止する。
図12および図13(a)に示すように、カートリッジ7aを適切な装着部101aに装着すると、位置決め突起部71aがロック部材20aの押上げ部202aに当接する。次いで、引っ張りバネ21aの付勢力に抗してロック部材20aを矢印R方向へ回動させ、図13(b)に示すように、ロック部材20aを乗り越える境界点210aまで到達する。このとき、識別突起76aと切欠き205aの位置が一致するため、図13(c)、図13(d)に示すように、識別突起76aは識別部203aを通過して、ロック部材20aが矢印P方向に回動すると共に、位置決め突起部71aが装着完了位置まで装着される。
一方、カートリッジ7aを適切でない装着部101bに装着しようとすると、図14(a)、図14(b)に示すように、位置決め突起部71aがロック部材20bを乗り越える境界点210bまで到達する。このとき、識別突起76aが識別部203bの切欠き205bと一致しないため、カートリッジ7aをさらに装着すると、図14(c)に示すように、識別突起76aがロック部材20bを矢印R方向にさらに回動させる。そして、図14(d)に示すように、遂には位置決め突起部71aが突き当て面113bに当接し、カートリッジ7aが一度、装着完了位置まで装着される。ここで装着力を解除すると、引っ張りバネ21の付勢力によりロック部材20bが矢印P方向に回動し、識別突起76aを介してカートリッジ7aが矢印E方向へと押し戻される。このとき、位置決め突起部71aがロック部材20bを乗り越える境界点210bまでは、識別突起76aと当接部204bが当接し続けるため、ロック部材20bは位置決め突起部71aの矢印E方向への移動を阻害しない。従って、カートリッジ7の誤装着である場合は、少なくとも図14(a)の状態までカートリッジ7aを押し戻すことができる。
なお、識別部203と識別突起76の形状や位置を各トナー色固有のものにすることで、カートリッジ7a〜7dが、それぞれ適切な装着部101a〜101dのみに装着可能となり、全ての誤装着パターンにおいて上述と同じ動作を得ることができる。
本実施形態においては、引っ張りバネ21は適切なカートリッジを位置決めする位置決め付勢手段の役割と、適切でないカートリッジを装着入口側へ付勢する識別付勢手段の役割とを兼ねている。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に誤装着時に完全な装着位置まで装着させることと、第2実施形態と同様に識別付勢手段の付勢力を低減することが同時に達成される。従って、より強引な装着を招きにくく、かつユーザーの負荷の小さい誤装着防止手段を備えた画像形成装置を提供できる。
また、実施例3においても、実施例1と同様に図11に示すように、脱落防止突起155が設けられている。これによって、誤装着である場合に押し戻されたカートリッジが、画像形成装置100の本体から脱落するのを防止している。
T トナー
1 感光体ドラム
7 プロセスカートリッジ
15 ねじりコイルバネ
16 識別部(識別付勢手段、装着部側識別部)
17 圧縮バネ(識別付勢手段)
18 支持部
19 ねじりコイルバネ(識別付勢手段、位置決め付勢手段)
20 ロック部材(識別付勢手段、装着部側識別部、位置決め付勢手段)
21 引っ張りバネ(識別付勢手段、位置決め付勢手段)
71 突起部
72、114 ボス
73 識別切欠き(カートリッジ側識別部)
731、75、76 識別突起(カートリッジ側識別部)
74 先端面
100 画像形成装置
101 装着部
102 開口
103、111 溝部
110 左ガイド
112、113 突き当て面
120 右ガイド
156 固定端
116 支持軸
117 穴
151 位置決め付勢部
155 脱落防止突起
157、197 支持端
158 ねじり部
161 識別部(識別付勢手段、装着部側識別部)
162 貫通孔(装着部側識別部)
171 圧縮バネ(識別付勢手段)
192、202 押上げ部
193 識別部(識別付勢手段、装着部側識別部)
194、204 当接部
195 曲げ部
205 切欠き部
210 境界点

Claims (3)

  1. 固有の識別形状のカートリッジ側識別部をそれぞれに備えた複数のカートリッジを着脱可能な画像形成装置において、
    前記複数のカートリッジを取り外し可能に装着する複数の装着部と、
    前記複数の装着部にそれぞれに設けられた識別付勢手段であって、前記カートリッジ側識別部との対応によって、前記装着部に装着されるカートリッジが適切な場合は、前記カートリッジが前記装着部へ装着するのを許容し、前記装着部に装着されるカートリッジが適切でない場合は、前記カートリッジを前記装着部へ装着する装着方向と反対方向へと付勢する識別付勢手段と、
    前記識別付勢手段によって前記反対方向へ付勢された前記カートリッジが、前記画像形成装置の装置本体からの脱落を防止する脱落防止部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記識別付勢手段は、前記カートリッジ側識別部に対応した固有の装着部側識別部を有し、前記カートリッジが装着する際に、前記装着部に装着されるカートリッジが適切な場合は、前記装着部側識別部は前記カートリッジ側識別部と干渉せず、前記装着部に装着されるカートリッジが適切でない場合は、前記装着部側識別部が前記カートリッジ側識別部と当接して、前記カートリッジが前記装着部へ装着する装着方向と反対方向へと付勢することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記脱落防止部によって規制された前記カートリッジを前記装置本体から取り外す際は、前記カートリッジに対して前記反対方向に力を加えることによって前記脱落防止部が弾性変形して前記カートリッジが前記装置本体から取り外し可能になることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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