JP2013000575A - 消火器設置金具 - Google Patents

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隆博 谷脇
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Abstract

【課題】従来の消火器設置金具においては、締結バンドで固定されている物は、緩み防止のため、容易に外れにくく、その為に外した時の反動で消火器そのものが落下してしまう事があった。
【解決手段】本発明は消火器の落下防止のため、締結バンドの内部に支持金具を備えることによってこの課題を解決した。
【選択図】図5

Description

本発明は、消火器を所定の場所に固定する為の消火器用ブラケットに関する。
従来の消火器用ブラケットの構造は消火器の底をLの字曲げをした金具で支え前記消火器本体の中心よりやや上でブラケットのバンドにて前記消火器を固定するものである。また、別の構造では、消火器の底を支える方法として消火器の外周に沿ったリング状の金具をブラケットの下部に設けてそれを前記消火器の底受けとし、バンドは同様に前記消火器を固定するものである。
従来の消火器用ブラケットは消火器をブラケットから外すときに通常は片手で消火器の本体を押えてもう片方の手でブラケットのバンドの留め金を開放し消火器を抜き去っていた。
このときに消火器本体を手で押えずに前記ブラケットのバンドの留め金を開放すると、前記消火器が前記ブラケットから完全に外れて下に落ちてしまう可能性がある。従って、消火器本体の何処かを支えながら前記留め金を開放するしか方法が無い。
請求項1に記載の発明は、消火器の底部を支持するための支持金具がその下端部に形成されたL型金具と、前記L型金具の中央部付近に連結された前記消火器締結用の左右一対の締結バンドと、前記一対の締結バンドにおける前記L型金具との連結部とは逆側の端部を互いに連結し、あるいは、開放するための留め金具とを備え、前記留め金具により一対の締結バンドの端部を連結することで前記支持金具により底部を支持された消火器を起立状態で固定するとともに、一対の締結バンドの端部を開放することにより一対の締結バンドの端部間に開放領域を形成して前記消火器を取り外し可能とした消火器用ブラケットにおいて、前記消火器の外周のほぼ全域を取り囲む形状を有するとともに、前記一対の締結バンド間に形成される開放領域と対応する位置に開放領域が形成された可撓性の支持部材を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部材は前記L型金具に対して、前記一対の締結バンドと同じ高さ位置に配設されており、当該支持部材は、前記一対の締結バンドの幅よりも狭い幅を有する帯状の部材から構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記支持部材における前記解放領域付近の前記消火器との当接位置には、ゴムパッキンが配設される。
請求項1に記載の発明によれば、支持部材の作用により、留め金具を外した場合に、消火器が消火器用ブラケットから落下することを防止することが可能となる。このため、消火器を容易に消火器用ブラケットから取り外すことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、支持部材を一対の締結バンドの内側に配置することができる。このため、外観上の違和感もなく、操作者が消火器の取り外しを躊躇することもない。
請求項3に記載の発明によれば、消火器が滑って支持部材から落下することを防止することが可能となる。
従来の消火器用ブラケット全体図 図1のA−A断面矢視図 従来の消火器用ブラケットの断面図 図3でブラケットの留め金具を開放した時の断面図 本発明の実施形態を示すブラケットの断面図 図5でブラケットの留め金具を開放した時の断面図
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1はこの発明に係る支持部材7を省略した、従来の消火器用ブラケットの全体図である。消火器用ブラケット1は通常、消火器6の底部を支える支持金具5がその下端部に形成されたL型金具2と、前記L型金具2の中央部付近に連結された前記消火器6締結用の左右一対の締結バンド3と、前記一対の締結バンド3における前記L金具2との連結部とは逆側の端部を互いに連結し、あるいは、開放する為の留め金具4から構成される。
図2は図1のA−A断面矢視図である。支持金具5を見せるため消火器6は表示していない。
消火器6を取り付けた断面図は図3のようになる。斜線が消火器6の断面を表している。図3の状態から留め金具4を開放すると、開放領域10が形成される。図4では留め金具4が開放された状態のブラケット1の開放領域10を示しており、消火器6は表示していない。消火器6を装着するときは、前記開放領域10より消火器6を差し込んで支持金具5に消火器6の底部をのせてから締結バンド3に消火器の胴体を合わせて留め金具4で閉め込む。消火器を使用するときは留め金具を開放する。図4から分るように消火器は開放領域10から出て外に落ちようとする。
図5は消火器6の外周のほぼ全域を取り囲む形状を有するとともに、前記一対の締結バンド3間に形成される開放領域10と対応する位置に開放領域11が形成された可撓性の支持部材7を使用して構成された本発明の実施形態を示すブラケット9で前記消火器6を固定した時の断面図である。支持部材7には消火器6を保持し易くするためのゴムパッキン8を貼りつけてある。滑らないものであればゴムパッキン8以外でも代用できる。
本発明の支持部材7を使用したブラケット9を使って消火器6を装着するときは従来のブラケット1と同じように留め金具4が開放された状態のブラケット9に消火器6を開放領域10より差し込んでいく。このとき開放領域10と対応する位置に開放領域11があるのでそこから前記支持部材7の内側に前記消火器6を差し込んで支持金具5に前記消火器6の底部をのせてから前記支持部材7と締結バンド3を同時に前記消火器6の胴体に合わせて留め金4で閉め込む。
消火器6を使用するときは、まず留め金4を開放する。図6が本発明の実施形態を示すブラケット9を使用し、留め金4を開放した状態の断面図である。留め金4を開放すると締結バンド3が開放されてしまうが、支持部材7の可撓性によりが消火器6を左右から支えることになり、結果として消火器6が傾いた状態で静止するようになる。次の動作で前記消火器6を前記ブラケット9から抜き取ることは前記消火器6が前記ブラケット9に固定されていないので前記消火器6を引き抜くだけで容易に行われる。
上述したように、本発明によれば、消火器6を使用しようとして締結バンド3の留め金4を開放したときに前記消火器6が落下して、怪我をするもしくは消火活動に時間が掛り火事の被害が大きくなるなどの事を防止する効果が考えられる。特に現状の消火器6の中には締結バンド3がきつく締めつけられていて片手で留め金4を開放するとその反動で消火器6が落下してしまう危険があった。本発明はその対策部品である支持部材7も従来の締結バンド3の内側に仕舞い込んであるので見た目にも違和感が無く危険もない。
1 従来の消火器用ブラケット
2 L型金具
3 締結バンド
4 留め金具
5 支持金具
6 消火器
7 支持部材
8 ゴムパッキン
9 本発明の実施形態を示す消火器用ブラケット
10 締結バンドの端部を開放した時に形成される開放領域
11 支持部材の端部を開放した時に形成される開放領域

Claims (3)

  1. 消火器の底部を支持するための支持金具がその下端部に形成されたL型金具と、
    前記L型金具の中央部付近に連結された前記消火器締結用の左右一対の締結バンドと、
    前記一対の締結バンドにおける前記L型金具との連結部とは逆側の端部を互いに連結し、あるいは、開放するための留め金具とを備え、
    前記留め金具により一対の締結バンドの端部を連結することで前記支持金具により底部を支持された消火器を起立状態で固定するとともに、一対の締結バンドの端部を開放することにより一対の締結バンドの端部間に開放領域を形成して前記消火器を取り外し可能とした消火器用ブラケットにおいて、
    前記消火器の外周のほぼ全域を取り囲む形状を有するとともに、前記一対の締結バンド間に形成される開放領域と対応する位置に開放領域が形成された可撓性の支持部材を備えたことを特徴とする消火器用ブラケット。
  2. 請求項1に記載の消火器用ブラケットにおいて、
    前記支持部材は前記L型金具に対して、前記一対の締結バンドと同じ高さ位置に配設されており、当該支持部材は、前記一対の締結バンドの幅よりも狭い幅を有する帯状の部材から構成される消火器用ブラケット。
  3. 請求項2に記載の消火器用ブラケットにおいて、
    前記支持部材における前記解放領域付近の前記消火器との当接位置には、ゴムパッキンが配設される消火器用ブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017516521A (ja) * 2014-04-29 2017-06-22 カン,スン−ウ 消火器スタンド
KR20180041456A (ko) * 2016-10-14 2018-04-24 백창선 소화액 저장용기 고정장치

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