JP2012524744A - 低泡性非ゲル化界面活性剤の調製方法及び組成物 - Google Patents

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Abstract

低泡性非ゲル化界面活性剤は、所定の非イオン性アルコールエトキシレート界面活性剤及びそれから形成されたアニオン性エーテルサルフェート界面活性剤、並びにそれを調製するための方法を含む。所定のアニオンエーテルサルフェート界面活性剤と組合せて農業用活性成分を含む農業用製剤も含まれる。

Description

本発明は、低泡性非ゲル化非イオン性アルコールエトキシレート界面活性剤及びそれから形成されたアニオン性エーテルサルフェート界面活性剤、並びに農業用製剤でのその使用に関する。
概して、非イオン性界面活性剤は多種多様の用途で使用される。たとえば農業用製剤で使用する場合、非イオン性界面活性剤は、ヒドロキシル化合物、たとえば脂肪アルコールのアルコキシル化から調製され得る。アルコキシル化は、実際にはアルキレンオキシドの重合であり、普通は強塩基、たとえばナトリウム又はカリウムヒドロキシドによって触媒又は開始される。
1つの従来の手法はヒドロキシド触媒エトキシル化を含み、これは鎖の成長(伝播)が連鎖移動(終止)よりもはるかに速い重合反応である。結果的に、(たとえば脂肪アルコールの、6モル以下のエチレンオキシド(EO)によるエトキシル化から調製された)低度から中程度のエトキシル化を有する従来のアルコールエトキシレートは、過剰に高い濃度の開始(未反応)アルコールを含有する。アルコールは界面活性剤でないため、得られたアルコールエトキシレート生成物中でのその存在は、アルコールエトキシレートの性能に有害であるたけでなく、危険な特性、たとえば皮膚及び眼の刺激もエトキシレート生成物に付与する。同様に、脂肪アルコールエトキシレートから作製したアルキルエーテルサルフェートは、所望のエーテルサルフェートに匹敵するような、より疎水性で刺激性もある、高濃度のアルキルサルフェートを含有する。
従来の脂肪アルコールベース非イオン性界面活性剤(脂肪アルコールエトキシレート)及びそのアニオン性アルキルエーテルサルフェート誘導体は、十分な界面活性を提供するが、ある用途でのその使用を望ましくないものにする欠点もある。例として、脂肪アルコールエトキシレート及びそのアルキルエーテルサルフェート誘導体はどちらも、水との接触時に望ましくなくゲル化する。それゆえこれらの種類の従来の界面活性剤は、溶解するのがより困難であり、すすぐのがより困難である。溶解度及びすすぎ性に関する問題に加えて、ゲル化も、アルキルエーテルサルフェートを高濃度で産生することを困難にする。加えて、従来の脂肪アルコールエトキシレート及びそのアルキルエーテルサルフェート誘導体は過剰に発泡する。このような高泡性は、このようなエーテルサルフェート誘導体を含有する高濃縮製剤品がその適正な利用用量まで希釈されるのを防止することがある。それゆえ、上述の問題を克服する改良された非イオン性界面活性剤及びそのエーテルサルフェート誘導体に対する要求がある。
第1の態様において、本発明は概して、非イオン性界面活性剤、とりわけ一般式(I)のアルコールエトキシレートの調製のための2工程方法に関する。
R−(OCHCH−OH (I)
第2の態様において、本発明は、上述の方法から作製された式(I)のアルコールエトキシレートに関し、上記アルコールエトキシレートは、狭い分布範囲、低い遊離アルコール含有率、及び低いエーテル/ジアセタール含有率を有する。
第3の態様において、本発明は、一般式(II)を有する低泡性非ゲル化アニオン性界面活性剤を調製する方法を提供することに関する。
R−(OCHCH−OSOM (II)
第4の態様において、本発明は、低泡性非ゲル化特性を有し、同時にその界面活性及び浸透力を保持する、式(II)のアルキルエーテルサルフェートに関する。
第5の態様において、本発明は、式(III)のアルキルエーテルサルフェートの、農業用活性製剤でのアジュバントとしての使用に関する。
本発明のこれら及びさらなる態様は、本発明の以下の詳細な説明でより詳細に説明される。
本発明が添付の特許請求の範囲の考えられるすべての組合せに関することに注目すべきである。
本発明は、添付図面に関連して読んだときに、以下の詳細な説明から最も良好に理解される。以下の図が図面に含まれる。
通常のKOH触媒方法及び本発明の2段階方法を使用した、2−エチルヘキサノール(2EH)の、4モルのエチレンオキシドによるエトキシル化から作製された非イオン性界面活性剤の分布を描くグラフである。 異なるエトキシル化方法によって作製した3つの試料についての、2−エチルヘキサノール(2EH)+4モルのエチレンオキシド(4EO)のエチレンオキシド分布を示すグラフである。 従来のエーテルサルフェートの透明度と比較した、本発明の実施形態によるエーテルサルフェートの透明度に対する低いイオン性の効果の図である。
(A)アルコールエトキシレートの調製のための2段階方法及びそれから形成された狭い範囲の生成物
第1の実施形態において、本発明は概して、低泡性非ゲル化非イオン性アルコールアルコキシレート界面活性剤、とりわけ一般式(I)のアルコールエトキシレートの調製のための2段階方法に関する。
R−(OCHCH−OH (I)
式中、Rは6〜11個の炭素原子を含有するアルキル基であり、nは、非イオン性界面活性剤構造の親水性基に含有されるエチレンオキシドユニットの数を表し、3〜6の整数である。本方法は、第1のステージにおいて、(i)開始脂肪アルコールのエトキシル化が好適なルイス酸、たとえばボロントリフルオリド(BF)によって触媒されてアルコールエトキシレート前駆体を形成し、続いて(ii)得られたアルコールエトキシレート前駆体のさらなるエトキシル化が強塩基、たとえばカリウムヒドロキシドによって触媒される、2段階方法である。上の方法の段階(i)の温度は通例、90〜130℃の範囲である。上の方法の段階(ii)の温度は通例、100〜130℃の範囲である。
従来技術は概して、たとえば、ルイス酸(たとえばBF)、強アルカリ性(たとえばバリウムヒドロキシド)、又はAl−Mgヒドロキシド複合体(たとえばヒドロタルサイト)によって触媒される単一の工程である。しかしこれらの方法が所望の非イオン性界面活性剤の調製に好ましくないのは、たとえば触媒としてのBFによる高度のエトキシル化が、危険な副生成物であるジオキサンの大規模な形成を生じるためである。さらにバリウムヒドロキシドの毒性は、得られた非イオン性生成物を危険なものとし、それゆえ大半の用途に不適切にする。最後に、ヒドロタルサイト型触媒の微粒子サイズは、所望の非イオン性生成物からのその除去をきわめて困難にする。
クレームされた発明は、2段階アルコキシル化方法を用いる非イオン性界面活性剤の調製方法を提供することによって、従来技術の欠陥の多くを克服する。第1の段階において、エトキシル化反応で第1の量のエチレンオキシドを脂肪アルコールと好適なルイス酸エトキシル化触媒、たとえばBF又はその複合体の存在下で反応させて、アルコールエトキシレート前駆体を形成する。第1の段階は、生成物に狭い分布ベースを提供して、同時に望ましくない副生成物の形成を最小限に抑える。少ない用量のBF、たとえば最終生成物(式(I)のアルコールエトキシレート)の約0.05%〜約0.07重量%が触媒として使用される。BFとジエチルエーテル(BF3:OEt)との複合体であるBFエーテラートも、エトキシル化に有効な触媒であり、ガス状BFよりも危険でなく、扱いやすいため、ガス状BFよりも好ましい。通例、BFエーテラートは少ない用量である、最終生成物の約0.10〜0.17重量%でも使用される。BFと酸素含有供与体との他の複合体、たとえばジブチルエーテル(BF:OBu)、テトラヒドロフラン(BF:THF)、メタノール(BF:MeOH)、リン酸(BF:HPO)、酢酸(BF:AcOH)などとの複合体も、最終生成物の約0.10〜0.25重量%の濃度で使用されることができる。ボロントリクロライド(BCl)及び他の第III族元素のハライド、たとえばアルミニウムトリクロライド(AlCl)は、この段階におけるアルコキシル化の触媒として使用されることができる。しかし一般に、これらはより弱いルイス酸であり、触媒の有効性においてBFに匹敵するためにはより多い用量を必要とする。本工程で使用されるエチレンオキシドの量は、最終生成物の調製に使用される全エチレンオキシドの25%〜75%で変動する。複数の副生成物が本段階で形成され、このすべてが望ましくないわけではないことに注目することが重要である。たとえば最も普通の副生成物であるジオキサン及びアセタールはその危険な特性のために望ましくないが、ジアルキルポリ(オキシエチル)エーテル(III)は、危険ではなく、本発明の非イオン性生成物及びそのエーテルサルフェート誘導体の界面活性を上昇させる「界面活性ブースタ」として作用することができるため好ましい。
R’−x(OCHCH)−O−(CHCHO)y−R’ (III)
それゆえ本段階で使用されるエチレンオキシドの量は、最終非イオン性生成物における、設計された用途でのその最適性能を獲得するために必要とされる「界面活性ブースタ」の濃度を制御するために調節される。たとえば、ある実施形態において、本段階では、脂肪アルコール(R−OH)1モル当り2モルまでのEOが使用されることができる。好ましい実施形態において、本発明の方法から得られる非イオン性界面活性剤は、8%未満の、及びなおさらに好ましくは5%未満の未反応の開始アルコールを含む。
第2の段階は、第1の段階から確立された狭い分布を維持しながらアルコキシル化度を所望のレベルに到達させて、及び副生成物のさらなる形成を防止する。本第2の段階では、強塩基、たとえばナトリウムヒドロキシド又はカリウムヒドロキシドは、かなりの用量、たとえば最終生成物の0.5%〜0.7重量%の用量にて触媒として用いられる。本実施形態によるアルコールエトキシレートの調製では、第2の段階は、エトキシル化反応において最終生成物を作製するために必要なエチレンオキシドの残りの量を、塩基触媒の存在下で脂肪アルコール前駆体と反応させることを包含する。
本発明の他の実施形態において、最終非イオン性界面活性剤生成物の調製は混合オキシドの使用を包含する。このような実施形態において、本方法は、エチレンオキシドの脂肪アルコール前駆体によるエトキシル化、及び次にエトキシル化生成物を別のアルキレンオキシド、たとえばプロピレンオキシドと反応させることを包含する。本発明のなおさらなる実施形態において、本方法の2つの段階は入れ替えることも可能であり、第2の段階の塩基触媒アルコキシル化が触媒エトキシル化に先行する。
本発明は、従来のKOH触媒エトキシル化方法によって作製された従来のアルコールエトキシレートに勝る利点も提供する。たとえば適正な開始アルコール及び適正なエトキシル化度が用いられるときでも、普通のKOH触媒エトキシル化方法によって作製された、得られたアルコールエトキシレートは、界面活性剤として適正に機能しない。この方法によって作製された材料は、広分布を有する。図1は、通常のKOH触媒方法及び本発明の2段階方法によって2−エチルヘキサノール(2EH)の、4モルのエチレンオキシド(4EO)によるエトキシル化から作製された、例示的な非イオン性界面活性剤の分布を示す。
図1に示すように、通常の方法によって作製された最終アルコールエトキシレートは開始2EHを20%まで含有するが、2EHは界面活性を有していない。最終アルコールエトキシレートは、ポリエチレンオキシド(PEO)鎖上に8ユニット超を有するアルコールエトキシレートホモログを20%まで含有するが、これは親水性が大きすぎて望ましくない。結果的に、生成物混合物の60%のみが所望のエトキシル化度、すなわちPOE鎖内に1〜8のEOユニットを、それゆえ所望の界面活性及び親水性を有する。比較して、本発明の最終アルコールエトキシレートは、はるかに少ない開始(未反応)アルコール(6重量%)、ポリエチレンオキシド(PEO)鎖上に8ユニット超を有する、より少ないアルコールエトキシレートホモログ、及び生成物混合物の86%までが所望のエトキシル化度、すなわちPOE鎖中に1〜8のEOユニットを有する、はるかに狭い分布を有する。
本発明は、上述の方法から作製された式(I)のアルコールエトキシレートにも関し、上記アルコールエトキシレートは狭い分布範囲、低い遊離アルコール含有率、及び低いエーテル/ジアセタール含有率を有する。
R−(OCHCH−OH (I)
式中、Rは6〜11個の炭素原子を含有する、直鎖、分枝又は環式飽和又は不飽和アルキル基であり、nは、非イオン性界面活性剤構造の親水性基に含有されるエチレンオキシドユニットの数を表し、3〜6の整数である。別の実施形態において、Rは、6〜9個の炭素原子の分枝アルキル基である。大半の用途において最適の性能を提供するために、より低いエトキシル化度を有する(すなわち6モル未満のEOによって作製された)アルコールエトキシレートは、より少ない遊離(未反応)アルコール及びより少ない副生成物を含有するものであり、並びに5つの最も豊富なPEOホモログの濃度の和がアルコールエトキシレートの重量の60%超であるピーク分布を有するものである。通例、KOH触媒エトキシル化によって4モルのEOを用いて作製された従来のアルコールエトキシレートは、わずかな量(2%未満)の副生成物を含有する。しかし、その分布は平坦であり(最も豊富な5つのホモログの濃度の和は、アルコールエトキシレートの重量の45%未満である)、その遊離アルコール含有率は比較的高い(20%まで)。対照的に、ルイス酸触媒エトキシル化によって同じモル数のEOを用いて作製された従来のアルコールエトキシレートは、狭(ピーク)分布を有し、及び非常に低いレベルの遊離アルコールを含有する(約3%未満)。しかし、その副生成物含有率は高い(約15%まで)。同じモル数のEOから作製された本発明のアルコールエトキシレートは、両方の種類の従来のアルコールエトキシレートの所望の特性を供する。通常のKOH触媒方法によって作製された従来のアルコールエトキシレートと比較して、本発明のアルコールエトキシレートは、狭い分布範囲及び低い遊離アルコール含有率を有する。ルイス酸、たとえばBFによって触媒された1段階エトキシル化によって作製された従来のアルコールエトキシレートと比較して、本発明のアルコールエトキシレートは、匹敵する狭い分布範囲及び低い遊離アルコール含有率を有するが、同時に低い含有率の副生成物を有する。通例、4〜5モルのEOを用いて作製された本発明のアルコールエトキシレートは、60%を超える5つの最も豊富なホモログの濃度の和によるピーク分布を有し、並びに8%未満の遊離アルコール及び4%未満の全副生成物を含有する。
本発明の実施形態は、その界面活性を維持しながら低泡性非ゲル化特性を有するために、少なくとも約80%の、非イオン性界面活性剤のアルコールエトキシレートホモログを含み、その親水性基中に1〜2n個のエチレンオキシドユニットを好ましくは有する。さらに本発明の実施形態は、約15%未満の、非イオン性界面活性剤のアルコールエトキシレートホモログを含み、その親水性基中に2n個を超えるエチレンオキシドユニットを有する非イオン性界面活性剤も含む。
本発明の非イオン性界面活性剤の所望の低泡性非ゲル化特徴を獲得するために、開始アルコールの鎖長は11個以下の炭素であるべきである。しかし界面活性は、アルコール鎖長を減少させることによって低下される。好ましくは、アルコールの鎖長は、6〜10個の炭素原子の、さらに好ましくは7〜9個の炭素原子の範囲にある。直鎖アルコールが使用され得るが、これらはその分枝対応物よりも多くの泡及びゲルを発生する傾向がある。低泡性非ゲル化非イオン性界面活性剤の調製のための好適な開始アルコールは、これに限定されるわけではないが、2−エチルヘキサノール(2EH、8個の炭素を有する分枝アルコール、CHCHCHCHCH(CHCH)CHOH)、を含み、及び2−プロピルヘプタノール(2PH、10個の炭素を有する分枝アルコール、CHCHCHCHCHCH(CH2CHCH)CHOH)が好ましい。他の好適な開始アルコールは、1−ヘキサノール(CHCHCHCHCHCHOH)、2−ヘキサノール(CHCHCHCHCHCH(OH)CH)、1−ヘプタノール(CHCHCHCHCHCHCHOH)、2−ヘプタノール(CHCHCHCHCHCH(OH)CH)、1−オクタノール(CHCHCHCHCHCHCHCHOH)、シクロヘキサノール((CHCHOH)、2−メチルシクロヘキサノール((CHCH(CH)CHOH)、4−tert−ブチルシクロヘキサノール(CHCH(C(CH)(CHCHOH)、4−メトキシシクロヘキサノール((CHCH(OCH)(CHCHOH)並びにその組合せ及び混合物を含む。
開始アルコールの鎖長に加えて、エトキシル化度も非イオン性界面活性剤の低泡性非ゲル化特徴の程度に影響する。特に、複数のエチレンオキシドユニットの鎖をアルコールに付着させることは、親水性を提供し、及びそれゆえ非イオン性界面活性剤の構造を満たす。ポリエチレンオキシド(PEO)構成要素の鎖長は、エトキシル化度によって制御され、得られたアルコールエトキシレートの界面活性に強く影響する。概して高いエトキシル化度は過度に親水性な生成物を生じる。同様に、低いエトキシル化度は過度に疎水性な基を生じる。好ましくは、本発明の実施形態では、非イオン性界面活性剤の構造において、開始アルコールは、少なくとも3モルのエチレンオキシド及び/又は5モルまでの(5モルを含む)エチレンオキシドによってエトキシル化される。
本発明の別の実施形態において、非イオン性界面活性剤は「界面活性ブースタ」をさらに含み得る。界面活性ブースタは、非イオン性界面活性剤の界面活性剤特性、たとえば表面張力低下又は濡れ能力を増強する。好適な界面活性ブースタは、アニオン性及び非イオン性界面活性剤の両方を含み得る。しかし、このような界面活性ブースタの添加は、後者の発泡及び/又はゲル化の望ましくない上昇を生じ得る。本発明で使用するための好ましい界面活性ブースタは、ジアルキルポリ(オキシエチル)エーテル、たとえば以下の一般構造(III)を有するものなどである。
R’−x(OCHCH)−O−(CHCHO)y−R’ (III)
式中、R’は4〜12個の炭素原子を含有するアルキル基であり、xは1〜10であり、及びyは0〜10である。これらの材料は本発明の非イオン性界面活性剤の縮合から調製することができるか、又はこれらはエトキシル化方法の間にインサイチュで形成され得る。好ましくは、界面活性ブースタは、約1%〜約3重量%の非イオン性界面活性剤の量で添加される。
B)エーテルサルフェートを作製する方法
エーテルサルフェートは、一般構造(II)を有する材料である。
R−(OCHCH−OSOM (II)
通例、エーテルサルフェートは、下の式に示すように、アルコールアルコキシレート又はアルキルフェノールアルコキシレート(より普通には、アルコールエトキシレート)の硫酸化から調製される。
R−(OCHCH)n−OH+SO→R−(OCHCH−OSO
次に硫酸化の後に、下に示すような、得られたエステル酸の選択された塩基、たとえばナトリウムヒドロキシド又はアンモニウムヒドロキシドによる中和を行う。
R−(OCHCH−OSOH+NaOH→R−(OCHCH−OSONa
最も普通のエーテルサルフェートは、10〜14個の炭素原子を有するミッドカット(mid-cut)合成又は天然アルコールの1〜3モルのエチレンオキシドによるエトキシル化から次に調製されるアルコールエトキシレートをベースとするものである。これらのエーテルサルフェートは、大半のクリーニング及び介護用途で主に洗剤/洗浄剤として使用される。これらは、除草剤の生物有効性を、標的植物中へのその吸着を改善することを介して改善する浸透剤として機能する、グルホシネート除草剤のアジュバントとしても使用される。
本発明は、一般式(II)を有する低泡性非ゲル化アニオン性界面活性剤、特にエーテルサルフェートを調製する方法を提供し、
R−(OCHCH−OSOM (II)
式中、Rは6〜11個の炭素原子を含有するアルキル基であり、nは3〜6の整数であり、上記方法は、(i)第1の量のエチレンオキシドを脂肪アルコールと、ルイス酸触媒の存在下で反応させて、アルコールエトキシレート前駆体を形成すること、(ii)第2の量のエチレンオキシドを上記アルコールエトキシレート前駆体と、塩基触媒の存在下で反応させて、それにより式(I):
R−(OCHCH−OH (I)
(式中、Rは6〜11個の炭素原子を含有するアルキル基であり、nは3〜6の整数である)によって表される一般構造を有するアルコールエトキシレート界面活性剤を形成すること、(iii)上記アルコールエトキシレート界面活性剤を三酸化硫黄と反応させてエステル酸を形成すること、及び(iv)上記エステル酸を塩基によって中和することを含む。
本状況において、本発明の別々の態様としてそれぞれ上で言及した、上述の発明方法によって調製されたアルコールエトキシレート又は上述のアルコールエトキシレートは、ここで式(II)のエーテルサルフェートの形成のための中間体として作用する。
本発明のエーテルサルフェートは低泡性及び非ゲル化であり、ゲル化又は発泡せずにただちに希釈可能及び/又はすすぎ可能である。これらのエーテルサルフェートは、特殊な装置又は取扱い方法を必要とせずにより高い活性(80%まで)で調製され得て、並びにこれらは室温においても安定して流動性のままである。
それゆえ本発明によるアニオン性界面活性剤は、上で議論したように、非イオン性界面活性剤アルコールエトキシレート前駆体をベースとしている。したがって、アニオン性界面活性剤エーテルサルフェートの調製は、上で述べたように入れ替え得る、2段階アルコキシル化方法を含む。第1の段階は、生成物に狭い分布ベースを提供して、同時に望ましくない副生成物、たとえばジオキサン、PEG、アセタール及びエーテルの形成を最小限に抑える。第2の段階は、第1の工程から確立された狭い分布を維持しながらエトキシル化度を所望のレベルに到達させて、及び副生成物のさらなる形成を防止する。加えて、本方法は、高活性エーテルサルフェート誘導体の粘度のかなりの低下を生じ、及びそれゆえ入手可能な中和装置を使用してその産生をより実際的にする。
本発明の実施形態による低泡性非ゲル化アニオン性界面活性剤を調製する方法は、アルコールエトキシレート界面活性剤を三酸化硫黄と反応させてエステル酸を形成する工程及び上記エステル酸を塩基によって中和する工程をさらに含む。概して、これらの工程は、当業者に公知の低活性エーテルサルフェートを作製する従来の装置及び方法を含み得る。このような方法の例は、フォーリング・フィルム・リアクタ(falling film reactor)での、アルコールエトキシレート前駆体の空気(空気−SO)によって希釈された三酸化硫黄による連続硫酸化を含む。硫酸化には、選択された溶媒、たとえば水中での、得られたエステル酸の選択された塩基による連続中和が続く。軽アルコール、たとえばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、グリコール、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリコールエーテル、たとえばジプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテルを含む他の物質は、溶媒として、又は水と組合せた共溶媒として使用されて、最終エーテルサルフェートの物理的特性を修飾又は調整することができる。
別の実施形態において、本発明は、式(II)のアルキルエーテルサルフェートに関し、
R−(OCHCH−OSOM (II)
式中、Rは、6〜11個の炭素原子を含有する直鎖、分枝又は環式鎖、飽和又は不飽和アルキル基であり、及びnは3〜6個の整数である。別の実施形態において、Rは分枝アルキル基である。
本発明のエーテルサルフェートは好ましくは、少なくとも約75%の固体及び約25%までの(約25%を含む)水を含む。本発明によるエーテルサルフェートの実施形態は、その界面活性及び浸透力を保持しながら低泡性非ゲル化特性を有するために、好ましくは、その固体に基づいて、少なくとも約80%の及びさらに好ましくは少なくとも約85%の、その親水性基中に1〜2n個のエチレンオキシドユニットを有するアルキルエーテルサルフェートホモログを含む。さらに本発明の実施形態は、約15%未満の、及びさらに好ましくは約10%未満の、その親水性基中に2n個を超えるエチレンオキシドユニットを有するアルキルエーテルサルフェートホモログを含むエーテルサルフェートを含む、アニオン性界面活性剤も含む。本発明のエーテルサルフェートは、好ましくは約8%未満の、及び好ましくは約5%未満の非エトキシレートアルキルサルフェートも含む。
本発明の所望のエーテルサルフェートの所望の低泡性非ゲル化特徴を獲得するために、開始アルコールの鎖長は10個以下の炭素であるべきである。しかし、最終エーテルサルフェートの界面活性はアルコール鎖長を減少させることによって低下されるため、アルコールの鎖長は好ましくは、6〜10個の炭素原子、及びさらに好ましくは7〜9個の炭素原子の範囲にある。直鎖アルコールが使用され得るが、これらは分枝対応物よりも多くの発泡及びゲル化する傾向がある。本発明によるエーテルサルフェートの調製に好適な開始アルコールの中で、2−エチルヘキサノール(2EH、8個の炭素を有する分枝アルコール)及び2−プロピルヘプタノール(2PH、10個の炭素を有する分枝アルコール)が好ましい。
開始アルコールの鎖長に加えて、エトキシル化度も最終エーテルサルフェートの界面活性に影響する。特に、複数のエチレンオキシドユニットの鎖を前駆体アルコールエトキシレートに付着させることは、アルコールエトキシレートへの親水性及びそれゆえエーテルサルフェート誘導体を提供する。ポリエチレンオキシド(PEO)の鎖長は、エトキシル化度によって制御され、最終エーテルサルフェートの界面活性に強く影響する。概して、高いエトキシル化度は、改善された溶解度を生じるが、より低い界面活性を生じない。同様に、低いエトキシル化度は界面活性を向上させるが、溶解度は向上させない。好ましくは、本発明の実施形態では、アニオン性界面活性剤のエーテルサルフェートの構造において、2EH又は2PHの開始アルコールは、少なくとも3モルのエチレンオキシド及び/又は5モルまでの(5モルを含む)エチレンオキシドによってエトキシル化される。
たとえば従来のKOH触媒エトキシル化によって調製された従来のエーテルサルフェートと比較して、本発明のエーテルサルフェートは、はるかに高いエトキシル化度を提供する。たとえば2EHの4EOによるKOH触媒エトキシル化は、わずか60%の、所望のエトキシル化度(POE鎖中の1〜8個のEOユニット)を有するアルコールエトキシレート前駆体を生じ、最終エーテルサルフェート種のわずか60%が所望のエトキシル化度も有する。所望の界面活性及び浸透力を獲得するために、エーテルサルフェート中のこれらの種の濃度は、エーテルサルフェート固体の85%以上でなければならない。
本発明の実施形態において、エーテルサルフェートは、エーテルサルフェートを水性媒体中で安定させる塩として調製される。本発明で使用するための好適な塩の中で、ナトリウム塩及びアンモニウム塩が好ましい。他の好適な塩は、カリウム塩、アルカノールアミン塩、たとえばトリエタノールアミン(TEA)、及び軽アミン塩(light amine salts)、たとえばイソプロピルアミンを含む。このような塩によって、本発明のエーテルサルフェートを安定及び流動性のままで、約80%までの(約80%を含む)活性で産生させる。他の好適な塩はナトリウム又はカリウムを含むが、これらの塩はあまり好ましくない。エーテルサルフェートのこれらの塩形は、特殊な装置又は特殊な取扱いを必要とせずに、約70%までの活性で調製され得る。
本発明のさらなる実施形態において、アニオン性界面活性剤は「界面活性ブースタ」をさらに含み得る。界面活性ブースタは、最終エーテルサルフェートの界面活性剤特性、たとえば表面張力低下又は濡れ能力を向上させる。好適な界面活性ブースタは、アニオン性及び非イオン性界面活性剤の両方を含み得る。しかし、このような界面活性ブースタの添加は、後者の発泡及び/又はゲル化の望ましくない上昇を生じ得る。本発明で使用するための好ましい界面活性ブースタは、ジアルキルポリ(オキシエチル)エーテル、たとえば上で示したような一般構造(III)を有するものなどである。これらの材料は本発明のエーテルサルフェートの前駆体アルコールエトキシレートの縮合から調製することができるか、又はこれらは前駆体アルコールエトキシレートが調製されるエトキシル化方法の間にインサイチュで形成され得る。好ましくは、界面活性ブースタは、アニオン性界面活性剤の約1%〜約3重量%の量で添加される。界面活性ブースタの量が約4%を超える場合、エーテルサルフェートの分離及び望ましくない高濃度が生じ得る。
本発明のエーテルサルフェートは、多種多様の用途で使用され得る。1つの好適な用途は、エーテルサルフェートがある農業活性成分と混合される農業用製剤においてである。たとえばエーテルサルフェートは、水溶性農業活性成分、たとえばグルホシネート(塩)、グリホサート(塩)、パラコート、ジコートなど、及び特にグルホシネート−アンモニウムと混合され得る。好適な活性成分は、水性スプレー液の調製の間に、水相に完全に又は部分的に溶解される、概してスプレー液中の活性成分の重量に基づいて1〜100重量パーセント、好ましくは5〜100重量パーセント、さらに好ましくは10〜100重量パーセント、特に20〜100重量パーセント、非常に特に好ましくは30〜100重量パーセントで、好ましくは当分野で慣習的な活性成分濃度で溶解されるものを含むことができる。このような活性成分の例は、上述の活性作物保護成分に加えて、除草剤、殺真菌薬、殺虫剤、ダニ駆除薬、駆虫薬及び他の活性成分、たとえば植物成長調節剤及び毒性緩和剤(safener)、好ましくは活性成分、たとえばヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、イミダクロプリド、チアクロプリド、プロチオコナゾール及びトリアジメノールの中から選択されるものである。
例示的な活性成分は異なる溶解度の活性成分を通常含む物質のクラスからの不溶性成分も含んでいてもよく、例えばシクロヘキサンジオン誘導体、イミダゾリノン、ピリミジルオキシピリジンカルボン酸誘導体、ピリミジルオキシ安息香酸誘導体、スルホニル尿素、トリアゾロピリミジンスルホンアミド誘導体、及びS−(N−アリール−N−アルキルカルバモイルメチル)ジチオリン酸エステルの群からの活性成分が挙げられる。
さらなる好適な農業用活性成分は、部分水溶性肥料、好ましくはたとえば尿素などの葉面肥料(植物の葉によって吸収される肥料)、又はキレートを含む葉面多量若しくは微量元素肥料を含む。活性作物保護剤成分、たとえば除草剤、殺虫剤、殺真菌薬、植物成長調節剤及び、所望により、農業用活性成分として肥料との組合せも好適である。本発明の例示的な実施形態において、エーテルサルフェートは、たとえばラウリルエーテルサルフェートなどの濃縮グルホシネート除草剤製剤中にアジュバントとして含まれている従来のエーテルサルフェートに代えて用いられる。
本発明のエーテルサルフェートと組合せて使用するのに好適であるこのような農業用活性成分は、参照により本明細書に組み入れられている、2008年2月21日に米国特許公開番号第2008/0045415号として公開された、米国特許出願第11/765,039号にさらに記載されている。
所望のハイブリッドアルコールエトキシレート前駆体及びハイブリッドアルコールエトキシレート前駆体をベースとする高活性エーテルサルフェートの調製の例を以下に示す。
A.アルコールエトキシレートの調製
第1の段階において、2−エチルヘキサノール(EH)の試料1003gを1ガロンのアルコキシル化リアクタに入れ、115〜120℃にてわずかに窒素パージして水分含有率が0.05%未満になるまで脱水した。脱水アルコールが約90℃まで冷却された後、触媒として含まれるボロントリフルオリド−エーテラート3gをリアクタに入れた。次にアルコール−触媒混合物を10分間混合して、次に窒素で5回パージして空気を除去し、105℃まで加熱した。次いで、エチレンオキシド(EO)684gをリアクタに添加した。発熱反応がただちに発生して、EO添加の間に冷却を加えて反応温度を105〜110℃の範囲で維持した。EO添加後に、反応混合物を115℃にて1時間消化して、次に窒素で5回パージし、90℃に冷却した。
第2の段階において、第2の触媒として含まれる45%カリウムヒドロキシド31gをリアクタに入れた。次に混合物を10分間混合して、次に110℃にて窒素パージ下で脱水した。混合物の水分含有率が0.1%未満であるとき(脱水の約120分後)、次にEO 665gをリアクタに添加した。ここで再度、発熱反応が発生して、EO添加の間、冷却を加えて反応温度を120〜130℃の範囲で維持した。EO添加の後、エトキシル化反応混合物を125℃〜130℃にて1時間消化して、次に窒素で5回パージし、65℃に冷却した。次いで酢酸16gを添加して、次に生成混合物を15分間混合し、次に放出させた。アルコールエトキシレート約2270gが収集された。
得られた2EH+4EOアルコールエトキシレート(試料3)を分析して、従来のカリウムヒドロキシド(KOH)触媒エトキシル化方法によって(試料1)及び従来のボロントリフルオリド触媒エトキシル化方法によって(試料2)作製されたその類似体と比較した。OH値を介してエトキシル化度を決定するために、湿潤分析を使用した。ガスクロマトグラフィ(GC)を使用してEO分布を決定し、液体クロマトグラフィ−質量分析法(LC/MS)及び核磁気共鳴(NMR)を望ましくない副生成物の決定に使用した。これらの分析の結果を表1にまとめる。
表1に示された結果は、副生成物の形成に対する本発明の方法の所望の効果を確認する。ルイス酸触媒エトキシル化段階においてEOの全量の50%のみを使用すること及びそれゆえEO/アルコールのモル比を4:1(狭範囲法)から2:1(2段階方法)に切り下げることによって、最終エトキシレート生成物中の副生成物(たとえばジアセタール及びエーテル)の含有率は、90%超えて低下する。
加えて、図2は表1で報告された3つの試料のEO分布を示す。図2に示すように、本発明の実施形態による方法によって作製されたアルコールエトキシレートの試料、すなわち試料3は、通常のKOH触媒方法によって作製されるものと類似の試料1と比較して、はるかに少ない遊離アルコールを含有している。BF触媒狭範囲法によって作製されたアルコールエトキシレート、すなわち試料2と比較して、試料3は本質的に同じ狭範囲分布を有する。
B.エーテルサルフェートの調製
以下は、本発明の実施形態による最終エーテルサルフェートの調製の例を記載する。
i.エステル酸中間体の調製
エステル酸中間体は、バッチ硫酸化方法によって、機械式スターラ、ガススパージャ、冷水浴、及びスクラバを装備した2リットル多口フラスコを用いて作製した。
エステル酸中間体の調製にあたって、実施例Aに記載された2段階方法によって調製されたアルコールエトキシレート850g(850g)をフラスコに入れ、撹拌した。次いで、風乾で約3.5%の三酸化硫黄を含有する空気−SOガス流を商用ガスプラントから引いて、液体下でガススパージャを介して導入した。硫酸化は非常に発熱性であるため、冷水浴を反応の間にわたって使用して、反応混合物の温度を38〜45℃の範囲に維持した。反応混合物の酸価が所望の範囲内、すなわち140〜150mgKOH/gであるときに、空気−SOの添加を停止した。次に窒素パージを表面下に15〜20分間印加して、酸生成物中に捕捉された三酸化硫黄(SO)を除去した。エステル酸約1050gが産生された。分析の結果は以下を示した。酸価=147.6mgKOH/g、活性=2.497me/g、遊離硫酸=0.65%。
ii.エステル酸中間体の中和
70%のエーテルサルフェートを生じるエステル酸の中和は、pHメータ及び水浴(water batch)を装備した2リットル多口フラスコで行った。中和材料の混合は、250〜約500rpmで変動する速度を有する高トルク機械式スターラによって提供された。
エステル酸中間体の中和にあたって、50%のナトリウムヒドロキシド溶液160g、水160g及び50%のクエン酸溶液1gをフラスコに入れ撹拌した。次に合計754gの保存されたエステル酸前駆体を、中和装置にゆっくり確実に入れた。中和は非常に発熱性であり、それゆえ酸の最初の半分の添加の間にわたって氷水浴を使用して温度を55℃未満に維持した。中和混合物のpH(5%水溶液にてpH=9.5)が9.0〜10.5の所望の範囲内であるときに、エステル酸の添加を停止した。次にバッチを30分間混合して、ゲル化しているエステル酸(存在する場合)を溶解及び中和させた。最終的に、最終エーテルサルフェート約1030gを放出した。
C.最終エーテルサルフェートの特性
本発明の実施形態に従ってアルコールエトキシレートから作製された、ES1で示される最終エーテルサルフェートの特性を下の表2にまとめる。比較の目的で、ES2と示される、従来の狭範囲エトキシル化方法によって作製されたアルコールエトキシレートをベースとする高活性類似エーテルサルフェートの特性も表2に示す。
上に示すように、2つの試料材料は同様の特性を有する。しかし、試料ES1は、はるかに低い遊離非イオン性を有している。理論に束縛されることを望むものではないが、試料ES2と比較して、試料ES1のより低い遊離非イオン性含有率の効果は、得られたより低い粘度及び関連するわずかな濁りによって明示されうる。粘度に対する遊離非イオン性の効果は、追加の主要な装置、たとえば中和のための高トルクミキサーが必要とされないという点で有益である。最終エーテルサルフェートの透明性に対する非イオン性の効果も顕著である。図3に示すように、試料ES2の7.5%の活性溶液は静置のわずか15分後に濁ったが、試料ES1の7.5%の活性溶液は静置の数日後でも透明なままであった。

Claims (15)

  1. 式:
    R−(OCHCH−OH (I)
    (式中、Rは6〜11個の炭素原子を含有するアルキル基であり、nは3〜6の整数である)のアルコールアルコキシレートを調製する方法であって、
    前記方法が、
    第1の量のエチレンオキシドを式R−OHの脂肪アルコールとルイス酸触媒の存在下で反応させて、アルコールエトキシレート前駆体を形成する工程、および
    第2の量のエチレンオキシドを前記アルコールエトキシレート前駆体と塩基触媒の存在下で反応させる工程
    を含む方法。
  2. 前記Rが6〜9個の炭素原子の分枝アルキル基である、請求項1に記載の方法。
  3. ルイス酸触媒段階で使用されるエチレンオキシドの脂肪アルコールに対するモル比が最大2:1である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ルイス酸触媒がボロントリフルオリド又はその複合体である、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 反応工程(ii)の間に界面活性ブースタを添加することをさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記界面活性ブースタが式(III):
    R’−x(OCHCH)−O−(CHCHO)y−R’ (III)
    (式中、R’はC4−C12であり、xは1〜10であり、及びyは0〜10である)によって表される一般構造を有するジアルキルポリ(オキシエチル)エーテルを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 工程(1)で前記第1の量のエチレンオキシドが脂肪アルコールと約90〜130℃の温度で反応し、及び工程(2)で前記第2の量のエチレンオキシドがアルコールエトキシレート前駆体と約100〜130℃の温度にて反応する、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の量のエチレンオキシドが上記方法で使用された総エチレンオキシドの約25%〜約75%であり、及び前記第2の量のエチレンオキシドが上記方法で使用された総エチレンオキシドの残量である、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 式(I):
    R−(OCHCH−OH (I)
    (式中、Rは、6〜11個の炭素原子を有する直鎖、分枝又は環式鎖飽和又は不飽和アルキル基であり、nは3〜6の整数である)の少なくとも1つのアルコールエトキシレートを含む組成物であって、前記アルコールエトキシレートが60%を超える5つの最も豊富なホモログの濃度の和によるピーク分布を有し、8重量%未満の式R−OHのアルコール、及び5重量%未満の総副生成物を含有する、組成物。
  10. Rが分枝アルキル基、たとえば2−エチルヘキシル又は2−プロピルヘプチルである、請求項9に記載の組成物。
  11. 少なくとも約80重量%、たとえば少なくとも約85%の前記アルコールエトキシレートホモログがその親水性基中に1〜2n個のエチレンオキシドユニットを有する、請求項9又は10に記載の組成物。
  12. 式(II):
    R−(OCHCH−OSOM (II)
    (式中、Rは、6〜11個の炭素原子を有する直鎖、分枝又は環式鎖飽和又は不飽和アルキル基であり、及びnは3〜6の整数である)のアルキルエーテルサルフェートを調製する方法であって、前記方法が、請求項1〜8のいずれかの方法を行って式(I)のアルコールエトキシレート
    R−(OCHCH−OH (I)
    を提供する工程、
    又は
    式(I)のアルコールエトキシレートを含む、請求項9〜11のいずれかに記載の組成物を提供する工程、
    前記アルコールエトキシレートを三酸化硫黄と反応させてエステル酸を形成する工程、及び、
    前記エステル酸を塩基によって中和する工程
    を含む方法。
  13. 前記塩基がアンモニウム塩、アルカノールアミン塩、軽アミン塩、ナトリウム塩及びカリウム塩からなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
  14. 式(II):
    R−(OCHCH−OSOM (II)
    (式中、Rは6〜11個の炭素原子を有するアルキル基であり、nは3〜6の整数である)の少なくとも1つのアルキルエーテルサルフェートを含む組成物であって、アルキルエーテルサルフェートホモログの少なくとも約80%がその親水性基中に1〜2n個のエチレンオキシドを有する、組成物。
  15. 少なくとも1つの農業活性成分をさらに含む農業用製剤における、請求項14に記載の又は請求項12若しくは13のいずれかの方法から得られるアルキルエーテルサルフェートのアジュバントとしての使用。
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