JP2012524311A - 電力変換、制御および配送システム - Google Patents

電力変換、制御および配送システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の大容量電力レギュレータ(BPR)サブアセンブリと、大容量電力配送(BPD)サブアセンブリと、大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリとを含む電力変換、制御および配送システムを提供する。
【解決手段】BPRサブアセンブリは、各々、AC入力電力およびDC入力電力双方から安定化DC電力を供給するように構成される。BPDサブアセンブリは、該安定化DC電力を配送するように構成される。BPCHサブアセンブリは、BPRサブアセンブリおよびBPDサブアセンブリに連結される。BPCHサブアセンブリは、BPRサブアセンブリおよびBPDサブアセンブリをモニタし制御するように構成される。
【選択図】図1

Description

本開示は、一般に電力システムに関し、さらに具体的には、高パフォーマンス・コンピューティング・クラスタのノード(またはノード群)あるいは高可用性が必要な他のシステムに大容量電力を供給するための、電力変換、制御および配送システムに関する。
標準的な高可用性システム(例、サーバ)は、電源が故障した場合にシステムの機能停止を防止する目的で冗長な電源を用いている。
残念ながら、多くの場合、電源の冗長性だけではシステムに対する100%の可用性を実現するには不十分である。
本開示の一つの態様によれば、ある電力変換、制御および配送システムは、AC入力電力およびDC入力電力双方から安定化DC電力を供給するように各々が構成された複数の大容量電力レギュレータ(BPR:bulk power regulator)サブアセンブリと、該安定化DC電力を配送するように構成された大容量電力配送(BPD:bulk power distribution)サブアセンブリと、BPRサブアセンブリおよびBPDサブアセンブリに連結された大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH:bulk power controller and hub)サブアセンブリと、を含む電力変換、制御および配送システムを含み、BPCHサブアセンブリは、BPRサブアセンブリおよびBPDサブアセンブリをモニタし、制御するように構成されている。
本発明の別の態様によって、ある大容量電力アセンブリが提供され、該アセンブリは、DC大容量電力を配送するように構成されリレーおよび故障保護を備えた複数の静的回路ブレーカを包含する大容量電力配送(BPD)サブアセンブリと、BPDサブアセンブリに連結された大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリと、を含み、BPCHサブアセンブリは、BPDサブアセンブリをモニタ、制御するように構成されており、該BPCHサブアセンブリは、DC大容量電力を配送電するよう機能する複数の静的回路ブレーカを包含する大容量電力制御(BPC:bulk power control)マザーボードと、安全超低電圧(SELV:safety extra low voltage)ブロックに分離配置され、イーサネット(R)通信機能を備えるように構成されている大容量電力ハブ(BPH:bulk power hub)ドーターカードとを含む。
添付の図面を参照しながら、単なる例示として、本発明の実施形態を以降に説明する。
本開示の各種態様によって構成された大容量電力アセンブリ(BPA:bulk power assembly)の関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図1のBPA中に用いることが可能な例示大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図2のBPCHサブアセンブリ中に用いることが可能な例示大容量電力ハブ(BPH)ドーターカードの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図1のBPA中に用いることが可能な別の例示的BPCHサブアセンブリの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図1のBPA中に用いることが可能な例示大容量電力配送(BPD)サブアセンブリの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図1のBPA中に用いることが可能な別の例示BPDサブアセンブリの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図1のBPA中に用いることが可能な例示大容量電力レギュレータ(BPR)サブアセンブリの関連部分の略図である。 本開示の各種実施形態による、図7のBPR中に用いることが可能な例示整流部フロントエンドの関連部分の略図である。
当業者ならよく理解するであろうように、本発明のさまざまな部分は、方法、システム、デバイス、またはコンピュータ・プログラム製品として具現することができる。従って、本発明の態様は、全体がハードウエアの実施形態、全体がソフトウエアの実施形態(ファームウエア、常駐ソフトウエア、マイクロコードなどを含む)、あるいは、本明細書では、全て回路、モジュール、またはシステムと一般に呼ばれる、ソフトウエアおよびハードウエア態様を組み合わせた実施形態の形を取ることができる。本発明は、例えば、媒体中に具現された、一つ以上の設計ファイルの形などによる、コンピュータ可用プログラム・コードを有するコンピュータ可用記憶媒体上のコンピュータ・プログラム製品の形を取ることもできる。
任意の適切なコンピュータ可用またはコンピュータ可読記憶媒体を用いることができる。該コンピュータ可用またはコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、以下に限らないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外的、または半導体のシステム、装置、またはデバイスとすることができる。コンピュータ可読記憶媒体のさらに具体的な例(包括的リスト)には、携帯型コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)、読み取り専用メモリ(ROM:read−only memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:erasable programmable read−only memory)またはフラッシュ・メモリ、携帯型コンパクト読み取り専用メモリ(CD−ROM:compact disc read−only memory)、光記憶デバイス、もしくは磁気記憶デバイスが含まれる。本明細書で用いる「連結された(coupled)」という用語は、エレメントまたはブロックの間の直接的電気接続、および一つ以上の介在エレメントまたはブロックを使って達成される、エレメントまたはブロックの間の間接的電気接続を含む。
本明細書で用いる大容量電力エンクロージャ(BPE:bulk power enclosure)」という用語は、大容量電力アセンブリ(BPA)、または電力変換、制御および配送システム中に包含されるモジュラ・コンポーネントを保持するように設計されたシート金属筐体をいう。一つ以上の実施形態において、BPEは、次のモジュラ・サブアセンブリ、すなわち、各々が、AC入力電力かまたはDC入力電力から−350VDCを生成する、1〜6つのホットスワップ可能な大容量電力レギュレータ(BPR)サブアセンブリと、選定された制御/モニタリング機能を遂行し、電子式回路ブレーカを介して−350VDCを配送し、34−ポートRS−422マルチプレクサ(MUX)を介して電力制御を提供し、システム・サービスのため32−ポート・イーサネット・スイッチとして作動する、大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリと、電子式回路ブレーカを介して外部電力デバイスに−350VDCを配送するように構成された、大容量電力配送(BPD)サブアセンブリと、各種サブアセンブリ中に放散された熱負荷を除去するための、4つの大容量電力ファン(BPF:bulk power fan)と、を収容するように設計することができる。
これらサブアセンブリをサポートするため、BPEには、システム用水の注入口および排出口接続を受け入れ、BPE中に包含されるこれらサブアセンブリに必要な水を配流するように設計されたウォータ・マニホールドと、BPAのライン伝導ノイズが要求事項に適合するのを確実にするための、各電力入力に対する電磁妨害(EMI:electromagnetic interference)フィルタと、取り外し可能コネクタを介して入力ライン・コードに取り付ける電力入力端子の対と、信号を相互接続し、サブアセンブリに電力を供給するバックプレーンと、全サブアセンブリをBPE中に(およびBPEをシステム・アプリケーション中のフレームに)結合させるガイドおよび留め具と、BPRサブアセンブリがホットスワップされる時間の間、エア・リークを防止するための機構と、を組み込むことができる。
図1を参照すると、BPE102内にいくつかのモジュラ・サブアセンブリを包含する、例示BPA100が示されている。BPA100は、例えば、単一ラック中に、250KWまでの電力を供給するように構成することができる。この実施形態において、BPCHサブアセンブリ104とBPDサブアセンブリ106との間、およびBPCHサブアセンブリ104とBPRサブアセンブリ110との間の電気接続はBPE102のバックプレーンを介して行われる。BPFサブアセンブリ108への電気接続は、BPCHサブアセンブリ104からBPE102のバックプレーンに行われ、次いでバックプレーンから、ケーブル・アセンブリを介してBPFサブアセンブリ108の各々に行われる。一つの実施形態において、入力電力コネクタの各対(図1に示さず)は、入力電力を3つのBPRサブアセンブリ110に供給する。なお、BPE102からの全ての出力電力および信号は、BPCHサブアセンブリ104(信号および一部の電力)またはBPDサブアセンブリ106(ほとんどの電力)のいずれかのテールストックから行われる。
ある開示実施形態において、BPA100への公称AC入力電圧には、200V、208V、220V、240V、380V、400V、415V、または480V実効圧(RMS:root−mean square)を含めることができる。定常状態AC入力電圧は176Vから508Vの範囲とすることができる。各種の実施形態において、BPA100は、三相4線平衡システムAC入力用に構成されている。BPA100は、ワイ結線(すなわち、使用しない中性線を接地)およびデルタ結線(すなわち、接地されたコーナまたはセンター・タップ相)電力源に接続するように構成される。定常状態DC入力電圧は、231VDCから600VDCの範囲とすることができる。BPRサブアセンブリ110へのDC入力は、2つの電位(+および−)ラインに加えて接地電位である。各種の実施形態において、DC入力の+ラインが接地電位に対して基準付けされる。2つ電位のDC入力コンダクタを三相AC入力に接続するために、DC電位の一つが2つの相入力に連結される。この場合、該入力電圧の極性は任意である(すなわち、+および−を任意の相入力に連結することができる)。フル実装のBPE102が、適用されるライン伝導ノイズ制限に適合することを確実にするために、BPA100中の2つの電力コードの各々に対しライン・フィルタを実装することができる。
BPRサブアセンブリのホスト・マイクロコントローラが、BPRサブアセンブリ110がBPE102のどのスロットにプラグインされているかを識別できるようにするため、BPRサブアセンブリ位置ピンを設けることができる。これらいずれのピンも、BPRサブアセンブリのホスト・マイクロコントローラの接地基準電位(すなわち、BPRサブアセンブリ出力のプラス・レール)に接続することによってそのピンのいずれかの「0」がアサートされる。該ピンをオープンのままにすることによってそのピンに「1」がアサートされる。2つの電力入力コネクタの各々には、BPRサブアセンブリ110を始動可能にするのに十分な入力電圧が利用可能であることを示す、一個の関連LEDを備えることができる。一つの実施形態において、該一個のLEDは、ライン間入力電圧のいずれか一つが180VACまたは231VDCを上回った(すなわち、この例におけるBPRサブアセンブリの定常状態動作入力限度)場合に発光する。一つの実施形態において、該一個のLEDは、ライン間入力電圧の全てが150VACまたは185VDCを下回った(この例におけるBPRサブアセンブリの低圧ライン異常限度)場合に消光するように構成される。
BPEに包含されるサブアセンブリ中に放散される熱の大部分は、水に消散させることができるが、残りの熱を除去するために強制エアが必要となり得る。一つの実施形態において、BPE内に配置された4つのBPFサブアセンブリ(速度可制御のファン・モジュール)によって強制エアを供給することができる。各ファン・モジュールには、2つの二重反転式ファンを含めることができる。一般に、BPFサブアセンブリは、異常なしのどの動作状態下でも、全サブアセンブリを冷却するのに十分なエア・フローを供給するように構成される。実装されるファンは、ファンの一つが故障した状態の下で、それらの定格出力の最大75%まで、全てのBPRサブアセンブリを冷却するのに十分な容量を有するべきである。一般に、これらファンの電気的および機械的設計は、BPA100が作動中に故障したファンの取り替えが可能なようになっている。各種の実施形態において、BPE102の設計は、BPFサブアセンブリ108の一つが故障したあるいはBPE102から除去された状態の下で、エア漏出を防止し再循環を可能にする、適切なハードウエアを含む。BPFサブアセンブリ108の各々は、それぞれのBPFサブアセンブリのファン速度を制御しそれらの健全度をモニタするために用いることが可能なシリアル・インタフェースを有する、マイクロコントローラを含む。
例えば、BPFマイクロコントローラには以下の接続端、Tach、TachSel、PWMSpeed、Vfan、FanGood#、ID#、Xmit、およびRcv、を含めることができる。この場合のTachはファン出力タコメータからのパルス列を提供する。該パルス列には、異常なしの動作状態で、40〜60%の間の動作周期を持たせることができる。ファン速度は、毎回の秒あたり立ち上がりエッジに対し、例えば15RPMとして計算することができる。ファンの動作速度は、例えば、0〜14,000RPMの範囲とすることができる。TachSelは、2つのファン・タコメータのどちらをタコメータ入力に接続するかの選定に用いられる。PWMSpeed(これは28.8KHzのパルス幅変調(PWM:pulse width modulated)波形とすることができる)は、両方の取り付けファンの速度を制御するために用いられる。例えば、「0」のPWM動作周期では、ファン速度はゼロであり、100%の動作周期においてファン速度は最大となる。Vfanは、4.00±2%で分割されたファン電圧に対応させることができる。Vfan信号は、例えば、600Hzの単極ローパス・フィルタを通すことができる。FanGood#が低いとき、LEDを点灯させてBPFサブアセンブリが作動可能であることを表示することができる。ID#が低い場合、別のLEDを発光させてBPE中のBPFサブアセンブリが動作可能なときを表示することができる。XmitおよびRcvピンを実装し、大容量電力制御(BPC)マザーボード118への全二重UARTインタフェース接続を形成することができる。該インタフェースは、例えば、BPCHサブアセンブリ104への接続のためRS−422プロトコルへの変換を行うことができる。
各BPFサブアセンブリは、ファンが完備していること示すプラグ検出信号を送信することができる。該プラグ検出信号は、ファンの接地基準電位に連結し、BPCマザーボード118への別個の信号として送信することができる。少なくとも一つの実施形態において、BPFサブアセンブリがプラグインされていない場合、BPCマザーボード118は、プラグ検出信号を高い(すなわち、プラグインなし)状態に引き上げる。BPAは、0〜10,000フィート(3,048メートル)の高度、BPAへ流入する取り入れ温度が15℃から40℃の下で、最大負荷で動作するように設計することができる。少なくとも一つの実施形態において、相対湿度20〜80%の範囲で非凝結である。
一つ以上の実施形態において、元々のBPE102中に包含されるコンポーネントはどれも水冷されない。しかしながら、本実施形態では、BPRサブアセンブリ110およびBPDサブアセンブリ106は水冷される。BPE102は、ウォータ・マニホルドと、BPRおよびBPDサブアセンブリへの接続部とを含む。冷却水の温度は、約13℃から24℃の範囲とすることができる。一つの実施形態において、完全構成された(例えば、6つのBPRサブアセンブリ110および1つのBPDサブアセンブリ106を含む)BPEに配流される水流量は、10ポンド/平方インチ(PSI:pounds per square inch)(約689.5ミリバール)の圧力降下で、分あたり約3.5ガロンである。一つ以上の実施形態において、重量で1000パーツ・パー・ミリオン(PPM:parts per million)のベンゾトリアゾールを含む脱イオン冷却水が使われる。各種の実施形態において、システム制御は、実際の湿度状態に基づいて水温が非凝結温度となるように設計されている。
上記のように、BPCHサブアセンブリ104は、BPA100の一部である。図2を参照すると、BPCHサブアセンブリ104のBPCマザーボード118は静的回路ブレーカ(SCB:static circuit breaker)212を含み、これらブレーカはDC電力を制御、配送するのに用いられる。例えば、SCB212には5つのSCBを実装することができる。BPCHサブアセンブリ104に印加される大容量DC電力(−350V)は、SCB212によっていろいろな出力につながれ、該SCBはリレーおよび故障保護機能を備えている。BPCHサブアセンブリ104は、BPA100内で必要な各種電圧を供給する電源210を含む。ある開示実施形態において、BPCHサブアセンブリ104は、4つのBPFサブアセンブリを制御、モニタする。また、BPCHサブアセンブリ104は、関連出力ポートへの通信経路を提供する。また、BPCHサブアセンブリ104は、システム・レベルの処理およびイーサネット通信機能を提供するフレキシブル・サポート・プロセッサ(FSP:flexible support processor)ドーターカード120を含む。大容量電力ハブ(BPH)ドーターカード116はイーサネット・ハブ機能を提供する。BPCHサブアセンブリ104は、BPFサブアセンブリに電力および制御を提供する回路系に単一故障点を持たない。また、一つ以上の実施形態において、BPCHサブアセンブリ104は、6Vの電力を要するUEPO発光ダイオード(LED)、センサ、および接続部を備え、この6V電力はBPCHサブアセンブリ104の作動には必要はない。
SCB212は、回路ブレーカ、固体リレー、および突入電流制御回路の機能を遂行する。SCB212は、出力電流が所定の閾値を越えたとき固体スイッチを作動解除することによって過負荷を制限するように設計される。バックアップ保護のためSCB212の各々にヒューズを取り付けることができる。バックアップ・ヒューズがオープンになるようなシナリオは異常である。というのは、そのためにはBPCHサブアセンブリ104の出力への過負荷と、過負荷への電流制限をするSCB212の一個の故障との両方が必要だからである。一つ以上の実施形態において、SCB212の各々に対するヒューズは、BPCHサブアセンブリ104中に恒久的に取り付けられ、非交換方式である。SCB212のアナログ回路系に対する12VのバイアスはBPCHサブアセンブリ104で生成され、−350VDCを基準に設定される。該12Vを供給するバスは、SCBのバイアス入力端の可融抵抗器によって保護することができる。SCB212の一つが作動不能のときに出力電圧が低下する割合は、負荷インピーダンスの如何による。一つ以上の実施形態において、SCB212は、BPCHサブアセンブリのマイクロコントローラ204からの論理「低」(−NBL)信号を使ってオンされる。BPCHサブアセンブリのマイクロコントローラ204がリセットされると、全部のSCB(−NBL)信号が「高」となり、SCB群は作動解除される。SCB212の一つがラッチ・オフした場合、再度SCBを作動可能にするには(−NBL)ラインを一旦トグル・オフしてからオンしなければならない。各SCBの出力電圧(−DCVP)の状態は、BPCHサブアセンブリのマイクロコントローラ204に報告される。SCB出力電圧は、出力電圧が存在する場合「低」である。+12Vのバイアスがなければ、SCB出力電圧ラインは「高」である。過電流に起因してSCBがラッチオフした場合、その(+OC)信号は「高」である。該信号は、BPCHサブアセンブリのマイクロコントローラ204に報告される。+12Vのバイアスがなければ、(+OC)ラインは「高」である。
一つの実施形態において、BPHドーターカード116は、32の10/100MB/秒のイーサネット・インタフェースおよび2GB/秒のイーサネット・インタフェースを備えている。また、BPHドーターカード116は、32のRS−422/RS−485 UARTインタフェースも備えている。各10/100MB/秒のRJ−45コネクタは、両方の型のインタフェースを含む(2GB/秒のインタフェースは、RS−422/RS−485 UARTを含まない)。図3を参照すると、一つの実施形態において、BPHドーターカード116は、3つのマイクロコントローラ302、304、および306を含む(すなわち、2つはUART通信および多重化用であり、1つはイーサネット・スイッチ・モジュール308および310の設定、管理用である)。少なくとも一つの実施形態において、BPHドーターカード116は、仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN:virtual local area network)構成になっている。
BPHドーターカードのマイクロコントローラ302(BPH0)は、イーサネット・スイッチ・モジュール308および310の同期シリアル・インタフェースを介することによって、該モジュール308および310を設定する。BPCHサブアセンブリ104への通信は、TD1上のFSP202からのシリアル・インタフェースで、汎用非同期受信/送信(UART:universal asynchronous receive/transmit)プロトコルを使って行われる。一つ以上の実施形態において、該インタフェースのレベルはTTL互換性である。また、BPCHサブアセンブリ104は、T4上にRS−232シリアル・インタフェースを有し、該インタフェースは、UEPO通信およびBPCHサブアセンブリ104のテストに用いられる。該インタフェースは、正規に構成されたパソコンのCOM(シリアル)ポートと両立性がある。TTLインタフェースとRS−232インタフェースとに対するプロトコルは同じである。ある実施形態において、FSPドーターカード120から4つのUARTが配線されている。これらのインタフェースにはTTL/CMOS(3.3V)レベルが使われる。
BPCHサブアセンブリ104は、FSP202のUARTの一つによるUART通信のためのハードウエア・マルチプレクサ208を備えている。マルチプレクサ208は、FSP202が通信のためのポートを選択することを可能にする。FSPのインタフェースは、TTL/CMOS(3.3V)互換性であるが、BPCHサブアセンブリ104は、他の全てのポートにはRS−422/RS−485(差動、2地点間)ドライバ/レシーバを備えている。マルチプレクサ208は、FSP202に制御される4つのアドレス・ビットを有する。RS−422/RS−485 UARTインタフェースを多重化するために、BPHドーターカードのマイクロコントローラ304および306(それぞれ「BPH1」および「BPH2」と標記されている)が用いられる。BPHドーターカードのマイクロコントローラ304および306は、各々16のRS−422/RS−485 UARTインタフェースを備え、これらを半二重インタフェースとすることができる。BPHドーターカードのマイクロコントローラ304および306は、RS−422/RS−485ドライバに対する方向制御を提供する。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、(UARTマルチプレクサ206を介して)多重化されたRS−422/RS−485 UARTインタフェースを使って、BPFサブアセンブリ108を制御、モニタする。
BPCHサブアセンブリ104は、4つのBPFサブアセンブリ108の各々に対するRS−422/RS−485 UARTシリアル制御インタフェースを含む。これらのインタフェースはファン速度の制御および感知を可能にする。また、BPFサブアセンブリ108の各々は、保護された12V電力を電源210から供給される。BPCHサブアセンブリ104は、各電力出力を作動可能/作動解除にし、感知することができる。BPCHサブアセンブリ104は、350VDC入力から、以下の+3.3V、+12V(SCB)、+12V(BPF)の電圧を生成する電源を含む。4つのBPFサブアセンブリ108の各々は、+12V(BPF)電圧に対する電流制限および突入電流制御を備えている。他のBPFサブアセンブリ108への+12V(BPF)電圧を妨げることなく、任意のBPFサブアセンブリ108をホット挿抜することができる。どの一つのBPFサブアセンブリ108に短絡が生じても、他のBPFサブアセンブリ108またはBPCHサブアセンブリ104への影響はない。
電源210は、以下の保護機能、すなわち、交差電力で供給される350V入力と、システム可用性向上のため冗長回路系を使って生成される+12V(BPF)の冗長性と、各冗長供給レベルがBPCマザーボードのマイクロコントローラ204によって感知されることと、どのBPCHサブアセンブリのバイアス電源の短絡も−350VDCバスを妨げないようにする入力電流制限と、BPCHサブアセンブリのバイアス電源が効率的で冷却必要度を最小化するよう設計されていることと、BPCHサブアセンブリの電源が、入力電圧が設定電圧を超えるまでは始動されないことと、過電圧が存続する間は過剰電圧によって電源のスイッチが解除されていることと、BPCHサブアセンブリ・ボードの過剰な温度が電源をラッチ・オフさせることと、の保護機能を有する。
BPRサブアセンブリ110からの6VのUEPO電力(UEPOループおよびパネルに使用される)は、BPCHサブアセンブリ・バイアス電源からは独立して利用可能である。UEPOのパワーアップが完了したならば、BPRサブアセンブリ110は、350VDCを自動的に作動可能にし、BPCHサブアセンブリの電源が始動することを確実にする。全ての350VDC電力が作動解除された場合、FSP制御ロジックがオフになるので、再始動のためシステムはマニュアル介入を必要とする。BPRサブアセンブリ110からの6VのUEPO電圧はT4に連結されたUEPOスイッチに送電される。BPCHサブアセンブリ104およびFSP202は6VのUEPO電圧から電力供給を受けていないので、BPCHサブアセンブリ104の出力は過電流保護はされていない。BPCHサブアセンブリ104は、UEPOパネルに対するRS−232 UARTシリアル・インタフェースを備えている。また、このインタフェースは、BPCHサブアセンブリ104への命令を送信する試験の過程でも使用される。
UEPOパネルは、以下の感知情報、すなわち、周辺温度、湿度、大気圧、利用可能な+UEPO電力、+ルームEPO完了/迂回、および+UEPO完了の情報をBPCHサブアセンブリ104に提供する。また、BPCHサブアセンブリ104は、以下のパネル機能、すなわち、A/B側面感知、FSP間のハンドシェイク信号、およびフレーム・サービスLEDに直接対応している。BPCHサブアセンブリ104は、UEPOパネルまたはケーブルあるいはその両方の同時メンテナンスを可能にするためのUEPOバイパス・スイッチを備えている。該スイッチが「バイパス」にセットされると、BPCマザーボード118への6VのUEPOループが内部完結する。これにより、BPRサブアセンブリ110からの350VDC出力に影響を与えることなく、メンテナンスを実施することができる。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、BPR1〜6およびBPF1〜4がプラグインされたときと、UEPO(6V)電力が利用可能でUEPOが準備完了したときと、UEPOパネルがT4に連結されたときとに、各SCBからの−NBL、−DCVPおよび+OC信号、各BPF電力出力からの−NBL、−DCVP、および−OC信号を、感知/制御し、UEPOパネル/ケーブルを同時にメンテナンスするためのバイパス・スイッチ、およびT5交差電力コネクタからの350V入力を感知/制御する。
BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、UEPOパネルと通信し、受信したセンサ情報をバッファ格納する。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、BPFサブアセンブリ108をモニタし、FSP202からの命令を受けてファンの速度を変化させる。また、BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、FSP202からの命令を受けて、SCBのステータスを提供し、SCBを作動可能/作動解除にし、BPF/BPRプラグ検出ステータスを提供し、バイアス感知を提供する。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、UEPOパネルおよびBPFサブアセンブリ108に対するコード・イメージを格納する。電力オン自己テスト合格の後、BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、BPCHサブアセンブリ104の「正常」LEDをオンにする。次いで、最初の電力オンを受けて全SCBが作動解除される(ハードウエアのリセット)。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204は、通常、BPFサブアセンブリ108のファン速度を初期化しない。BPCマザーボードのマイクロコントローラ204の全出力のステータスは、コード・ダウンロードの間とその直後まで維持されている。BPHドーターカードのマイクロコントローラ302は、機器構成レジスタを読み取ってその値を、該マイクロコントローラに関連するフラッシュ中に格納されたテーブルと対比することによって、スイッチ・モジュール310および312のVLAN構成の妥当性を連続的に確認している。これは、ネットワークのセキュリティを確実にし、スイッチ・モジュールのリセット状態を確認し、該モジュールはリセットが行われた場合はそれらのレジスタをクリアすることになる。
ポート・リンクのステータスは継続的に確認される。リンクの出現または消失が発見されると、ネットワーク・マネージャが受け取れるように、「リンク・ステータス変化」フラグおよび対応するマスクが設定される。適切なFSP命令の受信を受けて、BPHドーターカードのマイクロコントローラ302は、どのポートに対するLEDステータスをも変えることができる。BPHドーターカードのマイクロコントローラ302は、レギュレータ312に対するバイアス感知を提供する。一つの実施形態において、起動時に、BPHドーターカードのマイクロコントローラ302は、最初に、スイッチ・モジュール308および310がリセット状態に保持され、ハブが決して「オープン・ネットワーク」構成にならないないことが確実になっているのを確認する。フラッシュに格納されているデフォルトVLAN構成が、スイッチ・モジュール308および310中にロードされる。次いで、全ての利用可能なポートに対し、ポート・フォワーディングが有効にされる。次に、BPHドーターカードのマイクロコントローラ302が、ポート・リンク・モニタ機能に対する制御フラグを作動可能にする。
図4を参照すると、略図400には、BPCHサブアセンブリ104が、BPHドーターカード116およびFSPドーターカード120を包含するSELVブロック402を含んでいるのが示されている。SELVブロック402は、トランスおよびオプトカプラ406を使って350V回路系404に連結されている。
図5を参照すると、BPDサブアセンブリ106は、DC電力を制御、配送するのに用いられるSCB502および504を含む。ある開示実施形態において、BPDサブアセンブリ106に印加される大容量DC電力(350V)は、SCB502および504によって26の異なる出力端(T1〜T26)に切り替えられ、これらSCBはリレーおよび故障保護機能を備えている。この実施形態において、BPDサブアセンブリ106は、BPCマザーボード118から発出された命令を実行し、独立的制御機能は一切遂行しない。例えば、BPDサブアセンブリ106に与えられる命令には、SCB502および504を作動可能/作動解除にすること、およびSCB502および504のステータスをクエリすることが含まれる。該開示実施形態において、BPDサブアセンブリ106は、各々がSCB502および504の半分ずつを感知する2つの独立したマイクロコントローラ506および508を有する。このやり方ならば、どんなマイクロコントローラ故障もBPDサブアセンブリ106の全部を作動不能にすることはない。BPDサブアセンブリ106は、2つの独立した3.3V/12Vバイアス電源510および512を有する。バイアス電源510および512の各々は、マイクロコントローラ506および508の一つと、SCB502および504の一つとに電力を供給する。このやり方ならば、どんなバイアス電源故障もBPDサブアセンブリ106全体を作動不能にすることはない。3.3Vバイアス、5Vバイアス、12Vバイアス、SCB制御、およびマイクロコントローラ回路系は、全て350V(−)を基準にして設定される。BPCマザーボード118へのRS−422インタフェースは、該インタフェースをBPDサブアセンブリ106から光学的に絶縁する、安全超低電圧(SELV)インタフェースとして設計される。
BPDサブアセンブリ106中のSCB502および504は、回路ブレーカ、固体リレー、および突入電流制御回路として機能する。SCB502および504は、出力電流が所定の閾値を超えた場合、固体スイッチを作動解除することによって過負荷を制限するように設計される。SCBの各々には、バックアップ保護のための関連ヒューズを備えることができる。バックアップ・ヒューズがオープンになるようなシナリオは異常である。というのは、そのためにはBPDサブアセンブリ106の出力への過負荷と、過負荷への電流制限をするSCBの故障との両方が必要だからである。少なくとも一つの実施形態において、該ヒューズは、BPDサブアセンブリ106中に恒久的に取り付けられ、非交換方式である。SCBが作動不能になったとき、出力電圧が低下する割合は負荷インピーダンスの如何による。
SCB502および504は、マイクロコントローラ506および508の関連する一つからの論理「低」(−NBL)信号を使ってオンされる。マイクロコントローラ506および508の一つがリセットされると、全部の関連−NBL信号が「高」となり、関連するSCB群は作動解除される。あるSCBがラッチ・オフした場合、該SCBを再度作動可能にするため−NBLラインは一旦トグル・オフされてからオンにされる。各SCBの出力電圧(−DCVP)の状態は、マイクロコントローラ506および508の関連する一つに報告される。SCB出力電圧は、出力電圧が存在する場合「低」である。+12Vのバイアスがなければ、SCB出力電圧ラインは「高」である。過電流に起因してSCBがラッチオフした場合、その(+OC)信号は「高」である。これらの信号は、マイクロコントローラ506および508の適当な一つに報告される。+12Vのバイアスがなければ、(+OC)ラインは「高」である。
BPDサブアセンブリ106への通信は、T0A/T0B上のBPCマザーボード118からのシリアル・インタフェースで行われる。一つ以上の実施形態において、該インタフェースにおけるプロトコルはUARTプロトコルであり、インタフェース・レベルはRS−422互換性である。該インタフェース上のビット伝送速度は、例えば115.2Kボーとすることができる。一つの実施形態において、BPDサブアセンブリ106は、該BPDサブアセンブリ106が正常状態であるときを示す一個のLEDを有する。該一個のLEDは、BPDサブアセンブリ106を交換するときを識別するために使われる。また、マイクロコントローラ506および508の各々は、BPDサブアセンブリ106に対し熱保護を提供する。一つ以上の実施形態において、SCB502および504は、関連する冷却板の温度が高すぎると作動解除される。一般に、バイアス電源510および512は、不十分なエアフローから自体を保護するように構成されている。電力オン自己テストに合格した後、マイクロコントローラ506はBPD正常LEDを作動可能にする。最初の電力オン時には全SCB502および504が作動解除される(ハードウエア・リセット)。マイクロコントローラ506と508とは、同一のものととすることも異なったものとすることもできる。図6を参照すると、略図600は、BPDサブアセンブリ106が、トランスおよびオプトカプラ606を使って350V回路系604に連結されたSELVブロック602を包含しているのが示されている。
本開示の各種の態様によれば、BPRサブアセンブリ110は、BPCHサブアセンブリ104およびBPDサブアセンブリ106に対し安定化−350VDCの分離出力を供給し;低調波低ノイズ力率修正済み入力電力を得;BPCHサブアセンブリ104およびシステム非常電源切断(EPO:emergency power off)ループに対し6Vのライン安定化予備電圧を供給し;内部リレーを介してEPOメカニズムを提供し;マイクロコントローラを使っていくつかの内部信号をモニタして自体の健全度にアクセスし、シリアル・リンクを介してこの情報を提供する、ように構成される。BPRサブアセンブリ110の高電力レベルは、より小さな電力コンバータ・ステージのモジュール配置を介して実現される。
図7を参照すると、BPRサブアセンブリ110の各々は、文字R、S、およびTで標記された、3つの電気的に同一な電力コンバータ・セクションを含む。これらセクションの各々は、整流部フロントエンド702と、一緒にまとめられて出力電力バスを形成するDC/DCコンバータのグループ704とを含む。該セクションの各々には、他の2つのセクションに対する依存性はない。すなわち、一つのセクションが故障しても、他の2つのセクションの動作の妨げにはならない。予備ハウスキーピング電源(「予備ハウスキーパ」と標示)706は、BPRサブアセンブリ110の入力端に電力が印加されているとき、整流部RおよびDC/DCコンバータ・グループRに対する制御回路に電力を供給する。整流部Rが始動されたならば、予備ハウスキーピング電源706は、その、整流部Rの出力端への入力電圧供給を起動する。次いで、予備ハウスキーピング電源706から電力供給を受けているホスト・マイクロコントローラ708が、主ハウスキーピング電源(「主ハウスキーパ」と標示)710を始動することができる。
主ハウスキーピング電源710は、整流部Rの出力端からの入力電圧を受電し、BPRサブアセンブリ110の残りの部分に対する制御系に電力供給する。リレーを使い、DC/DCコンバータ制御回路系に対し必要な動作バイアスを供給することによって、−350V出力の作動が可能にされる。また、該リレーは、UEPOループ機能の役割をする。リレーが活性化されていないときは、全てのDC/DCコンバータ制御系は、そのバイアスが機械的に除去される。これは、安全な電力除去が必要な場合に、DC/DCコンバータの出力が活性になることを防止する。バイアスが活性化され出力が作動可能になると、BPRサブアセンブリ110の「BPR正常」信号がオンにされる。
機械的インタロックを有するオン/オフ・スライド・スイッチを備えて、BPRサブアセンブリを構成し、作動不能状態においてBPRサブアセンブリが必ず停止または解除されるのを確実にすることができる。3つの整流部および3つのDC/DCコンバータ・グループの間の入力および出力コネクタでの電流共有を向上させるために、電力コンバータ・ステージの各々に対する三相入力接続部およびDC出力接続部には、自己専用のピンのセットを備えることができる。BPRサブアセンブリ110は、ホスト・マイクロコントローラおよび6つの補助マイクロコントローラ(各整流部およびDC/DCコンバータ・グループに一つずつ)を含む。
図8を参照すると、各整流部702は、単相AC/DCコンバータを含み、その制御回路がAC入力に対し抵抗エミュレーション(すなわち、正弦波高力率入力電流)を遂行する。整流部のスイッチング電力ステージは、セクションW、X、Y、およびZとして標示されている4つのインターリーブ・セクションを有する昇降圧コンバータである。該単相整流部の各々はAC入力ラインの第三相に連結され、電力ラインの外乱に対し向上された電磁波耐性を備える。正常な動作の下で、接続Cには電流は流れない。必要な場合、接続AおよびBに連結された単相入力ダイオード・ブリッジは、(接続C上のSCRの対を始動させて)接続Cを含む三相ダイオード・ブリッジになる。該3つの整流部セクションは、三相入力ラインに交互に接続され、公称平衡三相デルタ入力を供給し、1つの整流部が、AC入力のいずれか1つのライン間電圧の間で作動している。3つの整流部の各々は、ライン電圧の異なった対で公称作動するので、各整流部の(−)出力はコモンではない。
BPRサブアセンブリ110への入力電圧は、BPE102のバックプレーンから供給される。例えば、相ごとに1つのやや長めの入力ピンを実装し、BPRサブアセンブリ110がバックプレーンにプラグインされたとき、該ピンをAC第一ソケットに係合させることができる。この場合、次いで、BPRサブアセンブリ110が完全に装着されたとき、該ピンは、該相の残りのピンと並列化される。典型的なインプリメンテーションにおいて、最初に接触するピン/ソケットは、一切のアーク損傷に対処するように構成される。
整流部の各々の出力端には、安定化出力電圧を生成し、また入力ラインからのガルバニック絶縁性も備えたDC/DCコンバータのグループ(該グループには、例えば4つのDC/DCコンバータを含めることができる)が連結されている。本明細書において、所与のグループ中の4つのDC/DCコンバータはW、X、Y、およびZと呼称される。DC/DCコンバータの各出力部はOリング・ダイオードが含み、該ダイオードは、一つの出力セクションの故障が並列のコンバータを停止させるのを防止する。一つの実施形態において、同一グループ中のDC/DCコンバータは、共通電圧のエラー信号を共用し、該信号は、コンバータの全てが同一の出力電流で作動するよう強制する。
ACの最初の印加時の、BPRサブアセンブリの各相における最悪ケースの最大突入電流も、入力コンデンサの充電電流に起因する。各種のインプリメンテーションにおいて、該充電電流は、200μ秒のパルス幅で100Aピークを超えることはなく、入力源のインピーダンス如何により決まる。BPRサブアセンブリがオンされて出力電圧を生成するとき、入力ソフト始動電流は、AC入力に対しては50/60Hz正弦電流、DC入力の場合は傾斜電圧となろう。ほとんどの入力異常状態では、電流がBPR内部の入力保護ヒューズをオープンさせる。ほとんどの出力負荷異常に対しては、(最初のAC印加突入電流の後での)該電流が最大定常状態の値を超えることはないであろう。この状態は、BPRが出力電流限界で作動しているときにおいてである。最大負荷における−350Vおよび6V用の最大入力電流は、通常、428ボルトの平衡AC入力電圧で38A RMS平衡三相以下である。これらの条件下において、各整流部への入力電流は、22A RMS単相よりも小さいはずである。入力電流は、一般にBPRサブアセンブリによって最大58A RMSに制限されることになる(整流部ごとに33.5A RMS)。
DC入力の場合には、最大負荷における−350Vおよび6V用の最大入力電流は、437VDCにおいて66A以下になるはずである。これらの条件下において、3つの整流部の各々への入力電流は、22Aよりも小さいはずである。一般に、システム使用条件によって、入力電流が入力最大電流を超えることを防止することになる。少なくとも一つの実施形態において、各整流部は、AC入力相の各々にある30A、600Vの高速作動半導体ヒューズによって保護される。
各整流部は、常時活性相の一つが失われた場合、常時不活性相からの処理電力に切り替えるように構成されている。また、いずれかの相の喪失は、その整流部中の位相異常表示を作動することになる。常時不活性相の電圧喪失は、他の活性の相が生きているならば、入力電力処理に影響しない。各整流部は、ライン電圧が定常状態動作要件内にあるという条件で、単相状態の下で始動するように設計されている。一つ以上の実施形態において、ソフトウエアを用いて接続Cの作動制御が行われる。BPRサブアセンブリ110は、DC入力で動作している場合、バッテリ放電状態の間、エラー・フリーで作動するように構成される。
BPRサブアセンブリ中で放散される熱は、主として水冷の冷却板を通る。一般に、異常なしの状態下で、エアへの熱負荷は250Wを超えないはずである。BPRサブアセンブリ群のモジュラー設計によって、一部の電力ステージだけの電力オンで、より少ない負荷に対応させることができる。通常、低電力モードでは、主ハウスキーピング電源710はオフに維持され、3つの整流部の2つおよびそれらの関連DC/DCコンバータの制御用に必要な電力を除去することになる。単一のDC/DCコンバータがオンにされ1.5Aまでの出力電流で作動されれば、BPRサブアセンブリ110は、通常、水冷却なしに恒久的に動作可能なはずである。
各種の実施形態において、BPRサブアセンブリ110の出力は、高電圧入力および制御系から磁気的に絶縁され、接地線に対しては浮遊している。+6V出力は、AC入力から磁気的に絶縁され、SELV出力とされる。DC/DCコンバータの各々は、出力コネクタの手前のその電力経路内にダイオードを有し、内部出力異常が、並列のN+1の残りのアプリケーションに対する共通バスに影響を与えるのを防止している。最高12までの並列のBPRサブアセンブリ間の出力共有は、インピーダンス整合によって実現することができる。これは、出力電流の増加に応じ下降する傾斜特性を有する出力電圧をもたらす。少なくとも一つの実施形態において、ソフトウエア調整を用いた電圧安定化により、並行して作動するBPRサブアセンブリ群は、作動している全てのレギュレータが約±7.5アンペアの平均電流範囲を共有することが確実になる。
同じグループ内のDC/DCコンバータは、共通の調節電圧基準と、各電力ステージに対する電流モード・ループを用いる電圧エラー信号とを共用する。その結果、同じグループ中のDC/DCコンバータは、通常、該グループの平均電流の約±0.63アンペア内までの電流を共有する。3つのDC/DCグループの出力電圧の各々は、ソフトウエアを介し個別に調整可能に構成することができる。例えば、BPRサブアセンブリ110は、以下の状態、すなわち、定常状態動作範囲内の静的入力電圧の変化、エラー・フリー電力ラインへの外乱、過渡的負荷変化(段差)、およびコンバータの動作環境内の変動、のどの組合せに対しても、350ボルト±15Vの出力電圧を維持するように構成することができる(電圧調節はBPRサブアセンブリ110の出力端で測定される)。
「予備能力」は、製品の一部が故障した場合に、部分的機能の提供を継続する該製品の能力をいう。BPRサブアセンブリ110の場合、システム・アプリケーションは、モジュラー電力トレーンを利用して予備能力を遂行する。少なくとも一つの実施形態において、BPRサブアセンブリ110は、一つ以上の整流部フロントエンドまたはDC/DCコンバータに不具合が生じた場合に低減された電力レベルでの作動を可能にする。こういった状態で作動している間、出力アプリケーション電流は低減されることになる(例えば、非作動用のDC/DCコンバータごとに6.3A減)。該開示実施形態においては、一つの故障整流部が、4つのDC/DCコンバータのグループを非作動状態にさせることをよく理解すべきである。一般に、このモードで作動している間、入力電圧に応じたディレーティング電流を低減された容量に印加することができる。
少なくとも一つの実施形態において、入力電圧がBPRサブアセンブリ110に印加された後3秒以下以内で、浮遊レベル+6V(これはEPOコイル(群)のピック電圧に使われる)が発生するはずである。典型的設計において、該+6Vレベルは、異常なしの状態下で、0〜0.5AのDC負荷電流範囲に対し5.9V〜7.8Vの電圧変動を維持することになる。該+6V上の基本波電圧リップルは、一般に60mVピーク・トゥ・ピークを超えないはずである。+BPR NBLは、DC/DC制御回路系に内部バイアスを機械的に印加するリレーに電圧を加える。このバイアス電圧がなければ、350V出力は作動可能にできず、この機能は、UEPO安全要求事項に応じ、BPRサブアセンブリが出力電圧を機械的に作動解除することを可能にする。ピック電圧を印加されたならば350V出力をオンにすることができる。ピック電圧を除去すると、BPR出力電圧は10m秒内にオフになり、その後減衰し始める。減衰の速度は負荷の如何による。
BPRサブアセンブリ110には、BPAに挿入されたとき容易に視認可能な「識別確認」と標識された黄色のLEDおよび「BPR正常」と標識された緑色のLEDを含めることができる。これらLEDは、ホスト・マイクロコントローラ708に管理させることができる。一つ以上実施形態において、BPRサブアセンブリ110は、BPCマザーボード118からの制御およびモニタリングを可能にしホスト・マイクロコントローラ708に連結する、全二重RS−422インタフェースを含む。各整流部は、一次制御ボード712を含む。該一次制御ボード712は、整流部電力トレーンを作動するための(整流部マイクロコントローラを包含する)回路系を含み、ホスト・マイクロコントローラ708に報告を行う補助マイクロコントローラを含む。一次制御ボード712の各々は、入力電圧メインの異なる電圧を基準に設定されている。
少なくとも一つの実施形態において、整流部マイクロコントローラは、以下の信号接続、すなわち、PrimeVoltsAと、PrimeVoltsPと、ACAmpsと、Bulk Vと、IBBW、IBBX、IBBY、およびIBBZと、TPと、TempDiodeと、TempB+Bと、Bulk Adjと、Line Faultと、AMUX0、AMUX1、AMUX2と、T/OnW#、T/OnX#、T/OnY#、T/OnZ#と、SCRNblと、Crowbarと、Xmitと、Rcvと、HOVとを含む。
PrimeVoltsAは、三相全波ダイオード・ブリッジに連結された三相入力接続の電圧に対応している。PrimeVoltsPは、三相全波ダイオード・ブリッジに連結された三相入力のピーク電圧に対応している。ACAmpsは、整流部中への調整ライン電流である。Bulk Vは、整流部の出力端における調整電圧である。IBBW、IBBX、IBBY、およびIBBZは、昇降圧インダクタの各々を通る相対電流を示す。TPは、二次制御ボード714に電力供給するハウスキーピング電源の調整最高出力電圧である。TempDiodeは、サーミスタで測定された、入力ダイオード・ブリッジに対する冷却ブロックの温度である。TempB+Bは、サーミスタで測定された、昇降圧スイッチに対する冷却ブロックのより高い温度である。Bulk Adj(これは2KHzのPWM信号とすることができる)は、整流部出力電圧の調節点を調整するために使われる。
Line Faultは、ライン異常(例えば、全波三相ブリッジへの入力の瞬間的電圧が212ボルト±5%を上回る)が発生しているかどうかを表示するために使われ、SCR802および804を始動させるかどうかを判定するために使われる。AMUX0、AMUX1、およびAMUX2は、AMUX0を最下位ビットとして用いる、アナログ・マルチプレクサに対する標準的バイナリ・フォームのアドレスを形成する。T/OnW#、T/OnX#、T/OnY#、およびT/OnZ#は、入力整流部の関連位相がオンされているかどうかを表示する。SCRNblは、入力ダイオード・ブリッジ上のSCRが活性化されているかどうかを制御する。高のとき、Crowbarは、入力電流保護によって整流部入力から電力が除去されるまで、整流部中の昇圧スイッチをオンにすべきことを示す。XmitおよびRcvは、ホスト・マイクロコントローラ708への全二重UART接続を形成するために使われる。HOVは、出力大容量電圧上にハードウエア過電圧が検出されたかどうかを示す。
該開示の実施形態において、DC/DCコンバータ・グループ704の各々は、コンバータ704のDC/DC電力トレーンを作動するための(例えば、DC/DCグループのマイクロコントローラなどの)回路系を包含する、二次制御カード714を含む。カード714は、ホスト・マイクロコントローラ704に報告をする1つの補助マイクロコントローラを含む。二次制御ボード714は、DC/DCコンバータ出力電力バスの共通正圧レールを基準に設定される。少なくとも一つの実施形態において、DC/DCグループのマイクロコントローラは、以下の信号接続、すなわち、TempDCW、TempDCX、TempDCY、およびTempDCZと、T/OnW、T/OnX、T/OnY、およびT/OnZと、VoAdjと、IsnsAdjと、IlimAdjと、TempDCAと、ISW、ISX、ISY、およびISZと、HOVと、AMUX0、AMUX1、およびAMUX2と、Xmitと、Rcvとを含む。
TempDCW、TempDCX、TempDCY、およびTempDCZは、それぞれのDC/DCコンバータの出力ダイオード・ブリッジに対する冷却ブロックの、サーミスタで測定された温度に対応している。T/OnW、T/OnX、T/OnY、およびT/OnZは、全DC/DCコンバータをオンするかどうかを規定するマスタ・ターン・オン・ビットによって制御される。VoAdj(これは57KHzのPWM信号とすることができる)は、全DC/DCコンバータの調節点を調整するために使われる。IsnsAdj(これは57KHzのPWM信号とすることができる)は、Iout信号のオフセットをゼロにするため使われる。IlimAdj(これは57KHzのPWM信号とすることができる)は、全DC/DCコンバータの電流制限点を調整するために使われる。
TempDCAは、AVCCから電力供給される温度センサへの接続を介して、二次制御カード714の局所エア温度を測定する。ISW、ISX、ISY、およびISZは、値がそれぞれのDC/DCコンバータの平均一次電流に比例する信号である。HOVは、出力バスにハードウエア(すなわち、固定的な)過電圧が検出されているかどうかを表示する。AMUX0、AMUX1、およびAMUX2は、AMUX0をLSBとして使った、アナログ・マルチプレクサに対する標準的バイナリフォームのアドレスを形成する。XmitおよびRcvは、ホスト・マイクロコントローラ708への全二重UART接続を形成する。ホスト・マイクロコントローラ708は、6つの補助マイクロコントローラ(すなわち、整流部のマイクロコントローラおよびDC/DCグループのマイクロコントローラ)からの情報を収合しこれに従って処理をする。
以上、高パフォーマンス・コンピューティング(HPC:high performance computing)クラスタまたはクラスタ群に対する、電力変換、制御および配送システムのインプリメンテーションを容易に進める数々の技法を本明細書に開示してきた。
図中のフローチャートおよびブロック図は、本発明の各種実施形態による、システム、方法、およびコンピュータ・プログラム製品の可能なインプリメンテーションのアーキテクチャ、機能性、およびオペレーションを示す。これに関し、フローチャートまたはブロック図中の各ブロックは、規定された論理機能(群)を遂行するための一つ以上の実行可能命令を含む、コードのモジュール、セグメント、または部分を表し得る。また、いくつかの代替のインプリメンテーションにおいては、ブロック中で言及された機能が図に記載された順序と違って行われ得ることに留意すべきである。例えば、連続して示された2つのブロックが、実際は、実質的に同時に実行されたり、または、これらブロック群が、関与する機能如何によってはときとして逆の順序で実行されたりすることがある。また、ブロック図またはフローチャート説明図あるいはその両方の各ブロック、および、ブロック図またはフローチャート説明図あるいはその両方の中のブロックの組み合わせは、指定された機能または処理を遂行する特殊用途ハードウエア・ベースのシステム、あるいは、特殊用途ハードウエアとコンピュータ命令との組み合わせによって実行できることにも留意すべきである。
本明細書で使われた用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、本発明を限定することは意図されていない。本明細書で用いられた、単数形の「ある(a、an)および「前記、該(the)」は、文脈上明らかに他の意味を示している場合を除き、複数形も同様に包含することが意図されている。さらに当然のことながら、用語「含む(comprise)」または「含んでいる(comprising)」あるいはその両方、(並びに、包含する(include)、包含している(including)、有する(has)、有している(having)など類似の用語)は、本明細書で使用された場合オープン・エンドであり、言及された特質、整数、ステップ、オペレーション、エレメント、またはコンポーネントあるいはその組合せを規定しているが、一つ以上の他の特質、整数、ステップ、オペレーション、エレメント、コンポーネント、またはこれらのグループ、あるいはその組合せの存在または追加を除外するものではない。
添付の請求項中の全ての手段またはステップさらに機能エレメントの対応する構造、材料、処理、および同等のものがある場合、これらは、具体的に請求された他の請求エレメントと組み合わせて、該機能を遂行するための一切の構造、材料、または処理を包含するものと意図されている。本発明の記述は、例示および説明の目的で提示されたものであって、網羅的であることおよび本発明を開示した形態に限定することは意図されていない。当業者には、本発明の範囲および精神から逸脱することのない、多くの変更および変形が明らかであろう。該実施形態は、本発明の原理および実用的応用を最善に説明し、他の当業者が、意図する特定の用途に適したさまざまな変更を含むさまざまな実施形態について、本発明を理解できるように選択され記載された。
好適な実施形態を参照しながら、本出願の発明を詳細に説明してきたが、添付の請求項に明確にされた本発明の範囲を逸脱することなく変更および変形が可能なのは自明であろう。

Claims (18)

  1. 電力変換、制御および配送システムであって、
    AC入力電力およびDC入力電力双方から安定化DC大容量電力を供給するように各々が構成された、複数の大容量電力レギュレータ(BPR)サブアセンブリと、
    前記安定化DC大容量電力を配送するように構成された大容量電力配送(BPD)サブアセンブリと、
    前記複数のBPRサブアセンブリおよび前記BPDサブアセンブリに連結された大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリと、
    を含み、
    前記BPCHサブアセンブリは、前記BPRサブアセンブリおよび前記BPDサブアセンブリをモニタし、制御するように構成される、
    前記電力変換、制御および配送システム。
  2. 前記BPRサブアセンブリおよび前記BPDサブアセンブリによって放散されたエアから熱負荷を除去するように構成された複数の大容量電力ファン(BPF)サブアセンブリ、
    をさらに含む、請求項1に記載の電力変換、制御および配送システム。
  3. 前記BPCHサブアセンブリを前記BPRサブアセンブリおよび前記BPDサブアセンブリに連結するように構成されたバックプレーンを包含する大容量電力エンクロージャ(BPE)、
    をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の電力変換、制御および配送システム。
  4. 前記BPRサブアセンブリの各々は、複数の電気的に同一な電力コンバータ・セクションを含む、先行するいずれかの請求項に記載の電力変換、制御および配送システム。
  5. 前記複数の電気的に同一な電力コンバータ・セクションの各々は、整流部フロントエンドとDC/DCコンバータのグループとを含む、請求項4に記載の電力変換、制御および配送システム。
  6. 前記DC/DCコンバータのグループのそれぞれの出力は、電気的に結合されて出力電力バスを形成する、請求項5に記載の電力変換、制御および配送システム。
  7. 前記BPRサブアセンブリの各々は、前記DC/DCコンバータのグループを作動解除するように制御されるリレーを含む、請求項5に記載の電力変換、制御および配送システム。
  8. 前記整流部フロントエンドは、AC電力入力に対し抵抗エミュレーションを遂行する単相AC/DCコンバータを含む、請求項5に記載の電力変換、制御および配送システム。
  9. 前記DC/DCコンバータのグループは、4つのインターリーブ・セクションを有する昇降圧コンバータとして機能する、請求項5に記載の電力変換、制御および配送システム。
  10. 前記DC/DCコンバータのグループは、入力電力ラインからのガルバニック絶縁性を備えるように構成された4つのDC/DCコンバータを含む、請求項5に記載の電力変換、制御および配送システム。
  11. 前記4つのDC/DCコンバータの各出力部は、前記4つのDC/DCコンバータの一つ以上での故障が前記4つのDC/DCコンバータの残存コンバータを作動不能にするのを防止するOリング・ダイオードを含む、請求項10に記載の電力変換、制御および配送システム。
  12. 前記BPCHサブアセンブリは、前記DC大容量電力を配送電するよう機能する複数の静的回路ブレーカを包含する大容量電力制御(BPC)マザーボードと、安全超低電圧(SELV)ブロックに分離配置され、イーサネット通信機能を備えるように構成されている大容量電力ハブ(BPH)ドーターカードとを含む、先行するいずれかの請求項に記載の電力変換、制御および配送システム。
  13. 先行するいずれかの請求項に記載の電力変換、制御および配送システムを含む高パフォーマンス・コンピューティング・クラスタであって、
    前記BPDサブアセンブリに連結され、前記安定化DC大容量電力に由来する動作電力を受電するように構成されている一つ以上のプロセシング・ノードをさらに含む、前記コンピューティング・クラスタ。
  14. 高パフォーマンスコンピューティング・クラスタに動作電力を供給する方法であって、
    複数の大容量電力レギュレータ(BPR)サブアセンブリを使って、AC入力電力かまたはDC入力電力から、安定化DC大容量電力を生成するステップと、
    大容量電力配送(BPD)サブアセンブリを使って、前記安定化DC大容量電力を高パフォーマンス・コンピューティング・クラスタの一つ以上のプロセシング・ノードに配送するステップと、
    大容量電力コントローラ/ハブ(BPCH)サブアセンブリを使って、前記BPDサブアセンブリおよび前記複数のBPRサブアセンブリをモニタし、制御するステップと、
    大容量電力エンクロージャ(BPE)のバックプレーンを使って、前記BPCHサブアセンブリを前記複数のBPRサブアセンブリおよび前記BPDサブアセンブリに連結するステップであって、前記一つ以上のプロセシング・ノードは前記安定化DC大容量電力に由来する動作電力を受電するように構成されている、前記連結するステップと、
    を含む前記方法。
  15. 前記BPRサブアセンブリの各々は、複数の電気的に同一な電力コンバータ・セクションを含み、前記複数の電気的に同一な電力コンバータ・セクションの各々は整流部フロントラインとDC/DCコンバータのグループとを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記DC/DCコンバータのグループのそれぞれの出力は電気的に結合され出力電力バスを形成し、前記BPRサブアセンブリの各々は、前記DC/DCコンバータのグループを作動解除するように制御されるリレーを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記DC/DCコンバータのグループは4つのインターリーブ・セクションを有する昇降圧コンバータとして機能する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記DC/DCコンバータのグループは、入力電力ラインからのガルバニック絶縁性を備えるように構成された4つのDC/DCコンバータを含み、前記4つのDC/DCコンバータの各出力部は、前記4つのDC/DCコンバータの一つ以上の故障が前記4つのDC/DCコンバータの残存コンバータを作動不能にするのを防止するOリング・ダイオードを含む、請求項17に記載の方法。
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